説明

画像記録装置

【課題】記録シートの収納効率が高く、かつ安定した排紙が可能な画像記録装置を提供する。
【解決手段】記録ヘッドと、排出部10と、排出部10よりも排出方向の前方に位置し、排出部10から排出された記録シートを受け取る帯状の受け部材3であって、記録シートの一部を排出方向の前方側に折り曲げた状態または記録シートがロール状に丸まった状態で記録シートを受け取る第1の姿勢と、ロール状に丸まった状態の記録シートの許容収納量が第1の姿勢よりも大きくなる第2の姿勢とに変化可能な受け部材3と、受け部材3に溜まった記録シートが許容収納量に達したことを検知する検知部5a、5bと、受け部材3を保持する支持部材12であって、受け部材3を第1の姿勢に保持しているときに記録シートの一部を支持し、検知部5a、5bの検知に基づいて受け部材3を第1の姿勢から第2の姿勢に変化させるように移動する支持部材12と、を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、記録シートに画像を記録し、画像が記録された記録シートを排出し、排出された記録シートを収納する画像記録装置に関する。
【背景技術】
【0002】
画像記録装置には、画像データに基づいて記録シートに画像を記録する記録ヘッドと、画像が記録された記録シートをページ毎に切断するカッターと、カッターに切断された記録シートを収納する収納部と、を有するタイプがある。近年、このような画像記録装置には、A2サイズ、A1サイズ、さらにはA1サイズよりも大きなサイズの記録シートを扱える機種が増えてきている。
【0003】
図9は、大サイズの記録シートを収納可能な従来の画像記録装置の側面図である。図9に示す画像記録装置には、排紙口から一定の距離をおいて支持部材19が設置されている。支持部材19によって仕切られた排紙空間内に記録シート23aが収納される。排紙口から排出された記録シートは、自重で落下し、収納される。切断される前の記録シートが予めロール状に巻かれている場合には、カール癖等によって、記録シート23aはロール状に丸まった状態で排紙空間内に収納されることが多い。
【0004】
図9に示す画像記録装置とは異なる形態で記録シートを収納可能な画像記録装置が、特許文献1に開示されている。図10は、特許文献1に記載の画像記録装置の側面図である。この画像記録装置は、記録シートを受け取る紙受け20と、紙受け20の姿勢を変形させる可動ロッド25と、可動ロッド25を保持するロッド保持台21と、記録シート23aの先端が付き当たるガイド部材22とを有する。この画像記録装置は、可動ロッド25の変位によって2つの収納形態を有する。一方は、図9に示す収納形態と同様に、記録シート23aを自然な状態で収納する形態である(図10(a)参照)。他方は、図10(b)に示すように、記録シート23bの一部(後ろ部分)を可動ロッド25で排出方向Aの前方側に折り曲げた状態で記録シート23bを収納する形態である。以下、図10(b)に示すように記録シートを収納する形態を反転積載収納と呼ぶ。
【0005】
特許文献1に記載の画像記録装置では、記録シートの種類に応じてユーザーが可動ロッド25の位置を手動で切り替えることによって記録シートの収納形態が決まる。図10(b)に示す反転積載収納が選択されると、図10(a)に示す収納形態に比べて収納効率が上がる。さらに、反転積載収納では、記録シートが整列した状態で保持されているため、ユーザーが記録シートを取り出し易くなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2008−184309号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
近年のネットワーク化の普及により画像記録装置には、複数のユーザーから複数の端末を通じて記録命令が入力される場合がある。この場合、各記録命令に示された記録シートのサイズが互いに異なっていることが想定される。特許文献1に記載のような画像記録装置では、排出から収納までの記録シートの挙動が、使用環境、サイズ、記録画像などによって大きく変動する。そのため、反転積載収納を行える条件は限られる。この条件が揃わないと、反転積載収納が選択されていても、記録シートが常に安定して折れ曲がる(反転する)とは限らず、記録シートが紙受け20とガイド部材22との間に滑り込む可能性がある。記録シートが一枚でも滑り込んでしまうと後続の記録シートの挙動が変わる可能性がある。そのため、本来は反転積載収納可能な記録シートが、丸まった状態で紙受け20とガイド部材22との間に溜まっていくおそれがある。反転積載収納の場合、収納を円滑に行うため、紙受け20とガイド部材22との間隔は、図10(a)に示す収納形態よりも狭くなっている。そのため、紙受け20とガイド部材22との間に記録シートが溜まっていくと、すぐに収納の限界に達し、記録シートが溢れる可能性がある。紙受け20とガイド部材22との間から記録シートが溢れると、溢れた記録シートが画像記録装置の排紙口を塞ぐことによって、後続の記録シートが正常に排出されなくなり、画像記録装置内で紙詰まりを引き起こすおそれがある。
【0008】
本発明は、記録シートの収納効率が高く、かつ安定した排紙が可能な画像記録装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するため本発明の画像記録装置は、記録シートに画像を記録する記録動作を行う記録ヘッドと、前記画像が記録された前記記録シートが排出される排出部と、前記排出部よりも前記記録シートの排出方向の前方に位置し、前記排出部から排出された前記記録シートを受け取る帯状の受け部材であって、前記記録シートの一部を前記排出方向の前方側に折り曲げた状態または前記記録シートがロール状に丸まった状態で前記記録シートを受け取る第1の姿勢と、前記ロール状に丸まった状態の前記記録シートの許容収納量が前記第1の姿勢よりも大きくなる第2の姿勢とに変化可能な受け部材と、前記受け部材に溜まった前記記録シートが前記許容収納量に達したことを検知する検知部と、前記受け部材を保持する支持部材であって、前記受け部材を前記第1の姿勢に保持しているときに前記記録シートの前記一部を支持し、前記検知部の検知に基づいて前記受け部材を前記第1の姿勢から前記第2の姿勢に変化させるように移動する支持部材と、を有する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、記録シートの収納効率が高く、かつ安定した排紙が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の実施形態1の画像記録装置の斜視図である。
【図2】図1に示す画像記録装置の要部の構成を示す側面図である。
【図3】図1に示す画像記録装置の電気的な制御構成を示すブロック図である。
【図4】図4に示す画像記録装置の要部の上面図である。
【図5】図2に示す画像記録装置の収納部の状態を示す側面図である。
【図6】図1に示す画像記録装置の動作手順を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施形態2の画像記録装置の電気的な制御構成を示すブロック図である。
【図8】図7に示す画像記録装置の収納部の状態を示す側面図である
【図9】大サイズの記録シートを収納可能な従来の画像記録装置の側面図である。
【図10】特許文献1に記載の画像記録装置の側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1の画像記録装置の斜視図である。図2は、図1に示す画像記録装置の要部の構成を示す側面図である。本実施形態の画像記録装置1では、搬送ローラ18が所定の記録開始位置まで記録シート6を搬送すると、記録ヘッド16が記録シート6に画像を記録する記録動作を行う。記録動作が終了すると、搬送ローラ18が排出部10上にある所定の切断位置まで記録シート6を搬送する。その後、カッター17が記録シート6を切断する。切断された記録シート6は、排出部10から排出され、排出部10よりも排出方向Aの前方に設置された記録シート収納部11(図2参照)に収納される。
【0013】
以下、記録シート収納部11の構成について説明する。排出部10の下方にはガイド部材2が設けられている。ガイド部材2に対向する位置には、排出部10から排出された記録シート6を受け取る帯状の受け部材3が設けられている。受け部材3は、例えば布のように剛度の低い材料で製造されている。受け部材3の一端(下端)は、受け部材3を巻き取るための巻き取り装置7を介してガイド部材2と接続している。受け部材3の他端(上端)は、排紙方向Aに交差する方向に延びた回転軸13に取り付けられている。回転軸13は、巻き取り装置7よりも高い位置でスタンド4に支持されている。巻き取り装置7は受け部材3を方向D4(図2参照)に引っ張っている。スタンド4は、スタンド固定部材9に固定されている。回転軸13には支持部材12の一端が取り付けられている。支持部材12の他端には、回転軸13よりも短い支軸8が設けられている。支軸8には受け部材3が取り付けられている。
【0014】
回転軸13の一端にはモータ15が取り付けられている。モータ15は、方向D1および方向D2(図2参照)のいずれにも回転可能である。モータ15が回転軸13を回転させることによって支持部材12が回転軸13を中心に回転する。その結果、支持部材12は、第1の位置P1と、第1の位置P1よりも排出部10から離れた第2の位置P2と、第2の位置P2よりも排出部10から離れた第3の位置P3とに移動する。
【0015】
第1の位置P1において支持部材12は、受け部材3を第1の姿勢に保持する。第1の姿勢において受け部材3は、記録シート6の一部(後ろ部分)が排出方向Aの前方側に折り曲げられた状態または記録シート6がロール状に丸まった状態で記録シート6を受け取る。第2の位置P2において支持部材12は、受け部材3を第2の姿勢に保持する。受け部材3が第2の姿勢に保持されると、ロール状に丸まった記録シート6の許容収納量が上述した第1の姿勢よりも大きくなる。第3の位置P3において支持部材12は、受け部材3を第3の姿勢に保持する。受け部材3が第3の姿勢に保持されると、記録シート6の許容収納量が上述した第2の姿勢よりも大きくなる。
【0016】
次に、本実施形態の画像記録装置の電気的な制御構成について説明する。図3は、図1に示す画像記録装置の電気的な制御構成を示すブロック図である。図3に示すように、画像記録装置1は、制御部30を有する。制御部30は、予め設定されたプログラムに従って記録ヘッド16、カッター17、およびモータ15を制御する。制御部30には、受け部材3に受け取られた記録シート6が許容収納量に達したことを検知する検知部5が電気的に接続されている。
【0017】
本実施形態において検知部5は、光信号を発する発光部5aと、その光信号を受信する受光部5bとで構成された光センサである。発光部5aは、回転軸13の他端(モータ15が取り付けられていない端部)に設置されている。受光部5bは、ガイド部材2に設置されている。図4は、図2に示す画像記録装置1の要部の上面図である。図4に示すように、発光部5aおよび受光部5bは、幅W1から幅W2までの記録シートの検知を可能にするため、位置合わせの基準S1側に設置される。さらに、発光部5aから受光部5bまでの光信号の光路Bは排出方向Aと平行ではない。これは、光路Bが反転積載収納領域F1を避け、JAM危険領域F2を跨ぐことによって検知部5が上述した許容収納量に達したことを検知するためである。反転積載収納領域F1は、記録シート6が反転積載収納される領域である。JAM危険領域F2は、反転積載収納領域F1よりも排紙部10に近く、記録シート6が溜まって正常な排紙動作が行われなくなる(紙詰まりが発生する)おそれのある領域である。受け部材3とガイド部材2との間に溜まった記録シート6の高さが光路Bの高さに達すると、光信号の伝送が妨げられ、その結果、受光部5bは光信号を受信できなくなる。これにより、検知部5は受け部材3に受け取られた記録シート6が許容収納量に達したことを検知する。
【0018】
次に、本実施形態の画像記録装置1の動作について説明する。図5は、画像記録装置1の収納部11の状態を示す側面図である。図6は、画像記録装置1の収納部11の動作手順を示すフローチャートである。なお、本実施形態では、支持部材12が第2の位置P2に位置している状態を収納部11の初期状態とする。
【0019】
まず、制御部30が、反転積載収納機能が有効か否か判断する(ステップS11)。ステップS11では、ユーザーが、画像記録装置1または画像記録装置1に接続された端末を操作して反転積載収納機能を指定するか否か入力する。入力されたデータは、画像データとともに制御部30に入力される。制御部30は、そのデータに基づいて反転積載収納機能が有効か否か判断する。
【0020】
反転積載収納機能が有効である場合、制御部30がモータ15を方向D2に回転させる。モータ15の回転に伴い回転軸13が回転し、支持部材12が第2の位置P2から第1の位置P1に移動する(ステップS12)。支持部材12の移動に伴い受け部材3は第2の姿勢から第1の姿勢に変化する(図5(a)参照)。次に、記録ヘッド16が、制御部30の制御に従って記録動作を開始する(ステップS13)。記録動作が開始すると、制御部30は、検知部5が記録シート6を検知したか否か判断する(ステップS14)。
【0021】
検知部5が記録シート6を検知しない場合、すなわち反転積載収納が正常に行われて受け部材3に収容された記録シート6が許容収納量を下回っている場合、記録ヘッド16は、そのまま記録動作を終える。検知部5が記録シート6を検知した場合、すなわち何らかの理由で反転積載収納が正常に行われず、受け部材3に溜まった記録シート6の高さが光路Bよりも高くなった場合(図5(b)参照)、制御部30はモータ15を方向D1に回転させる。モータ15の回転に伴い回転軸13が回転し、支持部材12は第1の位置P1から第2の位置P2に移動する(ステップS15)。支持部材12の移動に伴い受け部材3は第1の姿勢から第2の姿勢に変化する(図5(c)参照)。受け部材3が第1の姿勢から第2の姿勢に変化すると、受け部材3とガイド部材2との間に形成された空間が広がる。その結果、受け部材3に溜まった記録シート6の高さが、光路Bよりも低い位置に下がる。そのため、紙詰まりを回避できるので、記録動作および排出動作を続けることが可能となる。支持部材12によって受け部材3が第2の姿勢に保持されると、後続の記録シート6は反転積載収納ではなく、自然に落下し収納される。
【0022】
ステップS15の後、記録動作が終了するまで制御部30は、検知部5が記録シート6を検知したか否か判断する(ステップS16)。検知部5が記録シート6を検知しなければ、記録ヘッド16はそのまま記録動作を終える。検知部5が記録シート6を検知した場合(図5(d)参照)、制御部30はモータ15を方向D1に回転させる。モータ15の回転に伴い回転軸13が回転し、支持部材12は第2の位置P2から第3の位置P3に移動する(ステップS17)。支持部材12の移動に伴い受け部材3は第2の姿勢から第3の姿勢に変化する(図5(e)参照)。
【0023】
ステップS17の後、記録動作が終了するまで制御部30は、検知部5が記録シート6を検知したか否か判断する(ステップS18)。検知部5が記録シート6を検知しなければ、記録ヘッド16はそのまま記録動作を終える。検知部5が記録シート6を検知した場合、制御部30は、記録ヘッド16の記録動作を停止させる(ステップS19)。
【0024】
ステップS11において、反転積載収納機能が有効でない場合、制御部30は、初期状態を保持する。すなわち、制御部30は支持部材12を第2の位置P2に保持する(ステップS20)。次に、記録ヘッド16が、制御部30の制御に従って記録動作を開始する(ステップS21)。ステップS21以降の後は、ステップS16以降の動作に移る。
【0025】
上述した一連の動作により、収納効率が高く、記録シートを取り易い反転積載収納を維持することが可能となる。反転積載収納が正常に行われず記録シート6が受け部材3に溜まったとしても、支持部材12が、記録シート6の収納量を増やすように受け部材3の姿勢を変化させることによって、紙詰まりの発生を抑えることが可能となる。さらに、受け部材3に溜まった記録シート6が最大許容量に達したときに記録ヘッド16が停止することで紙詰まりの発生を防止することが可能となる。
【0026】
(実施形態2)
本発明の実施形態2の画像記録装置について説明する。実施形態1で説明した構成要素と同様の構成要素については同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
【0027】
図7は、本発明の第2の実施形態の画像記録装置の電気的な制御構成を示すブロック図である。図8は、本実施形態の画像記録装置の収納部11の状態を示す側面図である。図7に示すように、本実施形態の画像記録装置は、受け部材3に溜まった記録シート6が上記第2の姿勢(図5(c)参照)に対応する許容収納量を下回ったことを検知する検知部14(他の検知部)を有する。本実施形態では、検知部14は、検知部5と同様、光信号を発する発光部14aと、その光信号を受信する受光部5bとで構成された光センサである。発光部14aは、図8に示すように、支軸8の記録基準S1側に近い方の端部に設置されている。受光部5bは、ガイド部材2における受光部5bよりも低い位置に設置されている。
【0028】
以下、図8を参照しながら本実施形態の画像記録装置の動作について説明する。支持部材12が第2の位置P2から第3の位置P3に移動し、記録ヘッド16が記録動作を停止した後、制御部30は、検知部14を起動させる。図8(a)に示すように、受け部材3に溜まった記録シート3の高さが検知部14の光路cの高さに達している場合には、支持部材12は、第3の位置P3に保持される。ユーザーが記録シート6を取り除き、受け部材3に溜まった記録シート3の高さが検知部14の光路cの高さよりも低くなると、受光部14bは、発光部14aから発せされた光信号を受信する。これにより、制御部30は、モータ15を方向D2に回転させる。モータ15の回転に伴い、支持部材12は第3の位置P3から第2の位置P2に移動する。支持部材12の移動に伴い受け部材3は、第3の姿勢から第2の姿勢に変化する。そのため、ガイド部材2と、受け部材3との間隔が狭まる。このとき、受け部材3に溜まった記録シート6の高さは、検知部5の光路Bの高さに達しない。
【0029】
本実施形態では、受け部材3に溜まった記録シート6の量に応じて受け部材3を適切な姿勢に変形させることができるので、設置スペースを効率的に節約することが可能となる。
【符号の説明】
【0030】
1 画像記録装置
3 受け部材
5 検知部
6 記録シート
10 排紙部
12 支持部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
記録シートに画像を記録する記録動作を行う記録ヘッドと、
前記画像が記録された前記記録シートが排出される排出部と、
前記排出部よりも前記記録シートの排出方向の前方に位置し、前記排出部から排出された前記記録シートを受け取る帯状の受け部材であって、前記記録シートの一部を前記排出方向の前方側に折り曲げた状態または前記記録シートがロール状に丸まった状態で前記記録シートを受け取る第1の姿勢と、前記ロール状に丸まった状態の前記記録シートの許容収納量が前記第1の姿勢よりも大きくなる第2の姿勢とに変化可能な受け部材と、
前記受け部材に溜まった前記記録シートが前記許容収納量に達したことを検知する検知部と、
前記受け部材を保持する支持部材であって、前記受け部材を前記第1の姿勢に保持しているときに前記記録シートの前記一部を支持し、前記検知部の検知に基づいて前記受け部材を前記第1の姿勢から前記第2の姿勢に変化させるように移動する支持部材と、を有する画像記録装置。
【請求項2】
前記支持部材は、前記受け部材を前記第2の姿勢に保持しているときの前記検知部の検知に基づいて、前記受け部材を、前記第2の姿勢から前記第2の姿勢よりも前記許容収納量が大きい第3の姿勢に変化させるように移動する、請求項1に記載の画像記録装置。
【請求項3】
前記記録ヘッドは、前記受け部材が前記第3の姿勢に保持されているときの前記検知部の検知に基づいて前記記録動作を停止する、請求項2に記載の画像記録装置。
【請求項4】
前記記録動作の前記停止に伴い起動し、前記受け部材に溜まった前記記録シートが前記第2の姿勢に対応する前記許容収納量を下回ったことを検知する他の検知部をさらに有し、
前記支持部材は、前記他の検知部の検知に基づいて前記受け部材を前記第3の姿勢から前記第2の姿勢に変化させるように移動する、請求項3に記載の画像記録装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2013−112496(P2013−112496A)
【公開日】平成25年6月10日(2013.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−261973(P2011−261973)
【出願日】平成23年11月30日(2011.11.30)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】