留学支援システム
【課題】 留学に必要となる事前準備や手続きを全て一貫して提供し、留学希望者が複数の業者等を利用することなくスムーズに留学することができる。
【解決手段】 留学支援システム1は、ユーザにより操作される端末11と、端末11からアクセスされて語学学習が行われる自学自習用サーバ12と、端末11アクセスされてユーザに留学関連情報を提供する留学関連情報提供サーバ15と、端末11からアクセスされてユーザに疑似留学体験をさせるコミュニケーションシステムサーバ17とをLAN2上に備えている。
【解決手段】 留学支援システム1は、ユーザにより操作される端末11と、端末11からアクセスされて語学学習が行われる自学自習用サーバ12と、端末11アクセスされてユーザに留学関連情報を提供する留学関連情報提供サーバ15と、端末11からアクセスされてユーザに疑似留学体験をさせるコミュニケーションシステムサーバ17とをLAN2上に備えている。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、留学に関連する情報の提供、留学に必要となる外国語の事前学習、留学中の学生の留学体験情報等を留学希望者に提供する留学支援システム及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】学生が海外の大学へ留学をする際、留学を志してから実際に留学を開始するまでの自国にいる間、様々な事前準備や手続きを学生はしなければならない。例えば、希望する海外大学の情報収集、希望大学への資料請求、留学大学の選択、専攻分野の選択、外国語の事前学習、留学体験者からの留学体験情報の収集、希望大学への出願手続き、入学手続きや住居の手配等々を行わなければならない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、これまで留学希望者は、このような留学関係情報の収集、外国語の事前学習等の留学の準備を進めるにあたり必要となる各種手続きや情報収集を、それぞれ異なる複数の業者や関係者を利用して行わなければならなかった。
【0004】例えば、留学希望者は、留学手続きの代行業者に登録したり、留学情報紙を購入したり、各国の大使館や教育文化機関等に出向いたりして、留学関係の情報を得なければならなかった。また、留学希望者は、留学の事前学習用の授業を行う外国語学校へ入学をして、外国語の事前学習をしなければならなかった。また、留学希望者は、留学経験のある友人や知人を自分の交友関係から捜して、彼らから直接留学体験を聞かなければならなかった。
【0005】しかしながら、留学準備をするにあたり、このように留学希望者が自分自身で手続きや情報収集を行った場合、必要な情報を得るためにそれぞれ異なる業者や関係者を利用することとなり、それぞれの場面でお金及び時間を費やしてしまったり、また、準備がスムーズに進まなくなってしまう可能性がある。
【0006】本発明は、このような実情を鑑みてなされたものであり、留学に必要となる事前準備や手続きを全て一貫して提供し、留学希望者が複数の業者等を利用することなくスムーズに留学することができる留学支援システム及び方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる留学システムは、ユーザにより操作される端末と、上記端末からネットワークを介してアクセスされ、上記端末を介して語学学習を行う語学学習サブシステムと、上記端末からネットワークを介してアクセスされ、上記端末を介して上記ユーザに留学関連情報を提供する留学関連情報提供サブシステムと、上記端末からネットワークを介してアクセスされ、上記端末を介して疑似留学体験を行う疑似留学体験サブシステムとを備えることを特徴とする。
【0008】この留学支援システムでは、語学学習教材と、留学関連情報と、疑似留学体験とをネットワークを介して一元的なシステム構成でユーザに提供する。
【0009】本発明にかかる留学支援方法は、語学学習教材と、留学関連情報と、疑似留学体験とをネットワークを介して一元的なシステム構成でユーザに提供することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態として、本発明を適用した留学支援システムについて説明する。
【0011】図1に、本発明の実施の形態の留学支援システムのシステム構成図を示す。
【0012】この留学支援システム1では、留学の為の事前準備として必要とする外国語の語学学習を行う語学学習システムと、留学関連情報の提供及び留学に必要となる各種手続きの代行を行う情報提供/手続代行システムと、留学経験者の体験談の提供や留学者とのコミュニケーションを図るための疑似留学体験システムと、会議議事録の自動作成システムとを、例えば大学等のネットワーク上に構成し、留学希望学生等に一元的に提供している。
【0013】留学支援システム1では、以上の機能を実現するため、図1に示すように、複数のクライアント端末11−1〜11−nと、自学自習用サーバ12と、共通データベース13と、オーディオライブラリシステム14と、留学関連情報提供サーバ15と、留学手続きシステムサーバ16と、コミュニケーションシステムサーバ17と、議事録自動作成システム18とが、LAN2上に設けられたシステム構成となっている。また、この留学支援システム1には、LAN2の外部から、ゲートウェイ3を介して外部パーソナルコンピュータ(外部PC)4の接続が可能となっている。また、この留学支援システム1では、ファイアウォール5を介して外部ネットワーク6と接続が可能となっている。
【0014】以下、この留学支援システム1で提供するそれぞれの機能についてさらに詳細に説明をする。
【0015】語学学習システムこの留学支援システム1では、留学希望者が留学の為の事前準備として必要とする外国語の語学学習を行うシステムとして、WWWブラウザベースでの自学自習を行う自学学習機能と、音声による語学教材を用いた学習を行う音声学習機能との2つの機能をネットワークを介して提供している。
【0016】(自学学習機能)自学学習機能は、LAN2上に設けられている自学自習用サーバ12によって、留学希望者に提供される。留学希望者は、LAN2上のクライアント端末11−1〜11−n又は外部PC4を用いて自学自習用サーバ12にアクセスし、留学の事前学習に必要となる外国の学習を行う。自学自習用サーバ12には、学習用教材コンテンツが例えばHTML形式でアップロードされている。留学希望者は、その学習用教材コンテンツをブラウザを用いて閲覧し、また、その学習用教材コンテンツに対してブラウザを用いて回答を入力していくことによって、自学学習を行うことができる。
【0017】また、学習用教材コンテンツは、図2に示すように、例えば、外国語教師や教材作成業者によって作成され、自学自習用サーバ12にアップロードされる。また、留学希望者は、自学学習で生じた質問や疑問を例えばEメール等を用いて講師や管理者に伝える。講師や管理者は、留学希望者からの質問に対して、回答やアドバイスを例えばEメール等を用いて返答をする。
【0018】図3〜図5に学習用教材コンテンツの一例を示す。
【0019】学習用教材コンテンツは、例えば、図3に示すようなメインページから学習が開始される。留学希望者は、学習の進捗状態やカリキュラムに応じて、このメインページから自分が学習を行うページへジャンプする。学習用教材コンテンツは、例えば、図4に示すようなリーディングの教材や、図5に示すような選択問題等があり、これらがHTML形式で表示される。留学希望者は、これらの学習用教材を順次解き進みながら、外国語学習を進めていく。
【0020】また、この留学支援システム1では、各留学希望者毎にアクセスログの管理やテストの自動採点及び管理を行って管理データを作成し、彼らの学習の進捗状況の管理や学習結果等のデータベース化を行っている。管理データは、LAN2上に設けられている共通データベース13内に一元的に蓄積される。共通データベース13内の管理データは、例えばAICC規格(学習データ等のデータ管理の国際規格)に基づいて管理がされる。
【0021】この管理データは、例えば、図6に示すように、所定のログイン名と、姓、名、パスワード、ID番号などの留学希望者の情報を登録することでアクセスが可能となる。また、例えば、この留学支援システム1が大学内のLANに構築され、その大学の学生が使用するのであれば、これらの情報に加えて、例えば、学部名、学科名、学年等も登録してアクセスを可能としてもよい。そして、アクセスが可能とされた留学希望者の情報は、例えば、図7に示すように、管理者用の画面で名簿として管理される。
【0022】この管理データによって、例えば、図8に示すように、各留学希望者が選択しているカリキュラムを管理しており、これを例えば管理者用の画面にレポートとして表示することができる。また、この管理データでは、例えば、図9に示すように、各留学希望者毎に、カリキュラムの進捗状況、取得得点、アクセス回数、最終アクセス日等を表示することができる。
【0023】(音声学習機能)音声学習機能は、LAN2上に設けられているオーディオライブラリシステム14によって、留学希望者に提供される。留学希望者は、このオーディオライブラリシステム14が設置されている教室等で、留学の事前学習に必要となる外国語の学習を行ったり、或いは、LAN2上のクライアント端末11−1〜11−n又は外部PC4を用いてオーディオライブラリシステム14にアクセスし、留学の事前学習に必要となる外国語の学習を行う。
【0024】オーディオライブラリシステム14は、図1010に示すように、本体部21と、複数の学習者用ユニット22とを備えて構成される。本体部21には、内部に大容量のハードディスクが備えられており、このハードディスク内にデジタル化された各外国語の各種音声教材(例えば、音楽テープ、ビデオテープ、CD、MD等に記録されている音声教材)が格納されている。学習者用ユニット22は、文字や数字の入力用のキーボード23と、ヘッドフォン24と、マイク25とを備えて構成されている。このオーディオライブラリシステム14を利用する留学希望者は、この学習者用ユニット22を用いて、本体21のハードディスクに格納されている外国語教材を読み出し、ヘッドフォン24から音声を聞きながら、外国語のヒアリングや発音練習等を行う。このようにオーディオライブラリシステム14では、外国語教材となる音声情報がデジタル化されハードディスクに格納されているため、留学希望者は、音声教材をランダムに再生することができ、そのため、例えば、センテンス単位で文章を再生したり、それぞれの単元の開始位置へのスキップや、リピート再生などができて、非常に効率良く学習をすることができる。
【0025】また、このオーディオライブラリシステム14では、例えば、ヒアリングテスト等のテストの結果を集計して、その集計データを共通データベース13に一元的に格納する。そのため、上述した自学自習用サーバ12による自学学習の結果と、このオーディオライブラリシステム14による音声学習の結果とをそれぞれ管理することができる。また、このオーディオライブラリシステム14での学習結果を、共通データベース13内で自学学習の学習結果とリンクさせて管理をすることができる。
【0026】なお、LAN2上のクライアント端末11−1〜11n又は外部PC4からこのオーディオライブラリシステム14に対してアクセスをする場合には、それぞれの端末が学習者用ユニット22として機能する。
【0027】以上のように留学支援システム1では、自学自習機能や音声学習機能といった語学学習システムをネットワークによって提供しているため、例えば留学希望者が時間や場所を特定されずに、自由に外国語の学習をすることができる。また、この留学支援システム1では、共通データベース13が自学自習でのテスト結果や進捗状況、並びに、オーディオライブラリシステムによる学習結果を一元的に管理しているため、留学希望者は外国語能力を自己評価することができ、また、システム管理者や講師は各受講者の外国語能力を把握して適切な外国語の指導や留学進路先のアドバイス等を行うことができる。
【0028】情報提供/手続き代行システムこの留学支援システム1では、留学希望者が必要とする留学関連情報の提供及び留学に必要となる各種手続きの代行を行う情報提供/手続代行システムとして、留学希望者が留学に必要となる海外大学のパンフレットに記載されている情報等の提供をする海外大学パンフレット情報提供機能と、海外大学から提供される映像情報を提供する映像情報提供機能と、各種留学手続きの代行を行う代行機能と、各留学希望者の外国語成績データ等の個人情報の管理を行う個人情報管理機能とを提供している。
【0029】(海外大学パンフレット情報提供機能)海外大学パンフレット情報提供機能は、LAN2上に設けられている留学関連情報提供サーバ15によって留学希望者に提供される。留学希望者は、LAN2上のクライアント端末11−1〜11−n又は外部PC4を用いて留学関連情報提供サーバ15にアクセスし、留学に必要となる海外大学の情報を取得する。
【0030】この留学関連情報提供サーバ15は、海外大学のパンフレットに記載されている情報やその他の情報をデジタル化し、それらのデジタル情報が例えば海外大学毎に整理された状態で例えばPDF形式でアップロードされている。留学関連情報提供サーバ15は、元となるコンテンツが海外大学からデジタルデータで提供されていれば、そのデジタルデータをPDFデータに変換してアップロードを行う。また、元となるコンテンツがパンフレットなどの印刷物等で提供されていれば、そのパンフレット等をイメージスキャナ等で取り込みデジタルデータに変換した後、それをPDFデータに変換してアップロードを行う。さらに、そのパンフレット等に文字が含まれている場合には、その文字が記載されている部分に対してOCR(Optical Character Reader)を用いた文字認識処理等を行い、テキストデータに変換したのち、PDFデータに変換してアップロードを行う。
【0031】文字情報が含まれているパンフレットをPDFデータにする場合には、例えば、図11に示すような、パンフレット読み込みシステム30によって行われる。このパンフレット読み込みシステム30では、海外大学から頒布されたパンフレット等をイメージスキャナ31等によってデジタル化された画像データに変換し、その画像データをコンテンツ作成用PC32に格納する(処理1)。続いて、コンテンツ作成用PC32によって、その取り込んだ画像データの文字部分に対してOCRによる文字認識処理を行い、OCRテキストデータを作成する(処理2)。続いて、このOCRテキストデータと写真部分等の画像データとを合体させてOCRテキストデータ付きのPDFデータを作成する(処理3)。そして、以上のように作成したOCRテキストデータ付きのPDFデータを、留学関連情報提供サーバ15にアップロードする(処理4)。
【0032】この海外大学パンフレット情報提供機能によれば、このように海外大学から頒布されたパンフレット等をデジタル化して留学希望者に提供することによって、ネットワークを介して各種の留学関連情報を留学希望者に提供することができる。また、この海外大学パンフレット情報提供情報によれば、そのパンフレットに含まれている文字情報をテキストデータに変換して留学希望者に提供するため、留学希望者は例えばテキスト検索エンジン等を用いてパンフレット上のテキストデータを検索することができる。そのため、留学希望者は、非常に容易に海外大学の情報を取得することができるようになる。
【0033】また、留学関連情報提供サーバ15は、例えばその海外大学がインターネット上にホームページを有していれば、このような海外大学の情報として、そのホームページのアドレス(URL)もアップロードし、当該ネットワークからリンクを張るようにしてもよい。海外大学のホームページのアドレスがアップロードされている場合、留学希望者は、当該留学関連情報提供サーバ15にアクセスしている状態から、インターネット等を介してすぐに海外大学のホームページにアクセスすることが可能となり、必要な情報を早急に入手することとができる。
【0034】また、留学関連情報提供サーバ15は、海外大学のパンフレット等で提供されている情報のみならず、その大学に付属した外国語学校、その大学がある都市の紹介パンフレット、住居やホームステイ先の情報等々、各種留学に関連する情報も例えばPDFデータとしてアップロードしてもよい。また、同様に、海外大学のホームページのみならず、その大学に付属した外国語学校、その大学がある都市等々のホームページのアドレスをアップロードしていてもよい。
【0035】(海外大学映像情報提供機能)海外大学映像情報提供機能は、LAN2上に設けられている留学関連情報提供サーバ15によって留学希望者に提供される。留学希望者は、LAN2上のクライアント端末11−1〜11−n又は外部PC4を用いて留学関連情報提供サーバ15にアクセスし、留学に必要となる海外大学の映像情報を取得する。
【0036】この留学関連情報提供サーバ15は、海外大学から提供されているビデオ映像や音声情報等を、例えばMPEG2方式等でデジタル符号化し、ハードディスク等に格納している。留学関連情報提供サーバ15に格納されているこの映像情報等は、以下に説明をするバーコード検索システムによって簡易に検索及び視聴が可能である。
【0037】バーコード検索システムは、例えば、図12R>2に示すように、サーバ41と、視聴端末42とにより構成される。ここで、バーコード検索システムのサーバ41は、留学関連情報提供サーバ15に適用され、視聴端末42はクライアント端末11に適用される。
【0038】バーコード検索システムのサーバ41には、デジタル化された映像及び音声データとともに、各映像データ等のID情報が管理テーブルとして格納されている。また、視聴端末42には、バーコードリーダ43が設けられている。さらに、視聴端末42には、各海外大学が紹介されたパンフレット44が添付されている。このパンフレット44には、各海外大学の名称や紹介文とともに、バーコード45が印刷されている。このバーコード45には、上記映像データ等のIDが情報として含まれている。
【0039】このバーコード検索システムを用いて各海外大学の紹介映像等を参照する場合、留学希望者は、まず、添付されているパンフレット44から参照したい海外大学の紹介ページを探し出す。各海外大学の紹介ページには、紹介文や写真とともにバーコード45が記載されており、そのバーコード45をバーコードリーダ44にかざして読みとり処理を行う。読みとられたバーコード情報は、視聴端末42にからサーバ41に転送される。サーバ41は、転送されてきたバーコード情報からID情報を抽出して、管理テーブルから映像データのリンクを検索する。そして、そのリンクに基づき映像情報等を再生して、視聴端末42に転送する。視聴端末42では、転送された映像情報や音声情報をモニタやヘッドフォン等から出力する。
【0040】このようなバーコード検索システムでは、パンフレットに印刷されているバーコードを視聴端末42にかざすだけの非常に簡易な操作で映像や音声を再生することができる。また、このバーコード検索システムでは、各映像データ等がハードディスク内にデジタル化されて格納されているので、複数の視聴端末42からアクセスが可能となる。
【0041】(手続代行機能)手続代行機能は、LAN2上に設けられている留学手続きシステムサーバ16によって留学希望者に提供される。留学希望者は、LAN2上のクライアント端末11−1〜11−n又は外部PC4を用いて留学手続きシステムサーバ16にアクセスし、留学に必要となる各種手続きを行う。
【0042】この留学手続きシステムサーバ16により手続きが行われる代表的なものについて列挙を行う。
【0043】・留学カウンセリング/アドバイス・留学説明会、留学フェア、留学講座、語学研修、語学テスト(TOFEL,SAT等)の告知、申し込み、開催・海外大学への願書の申し込み・ホームステイ、住居の手配・入学許可証の受け取り、銀行口座の開設、パスポート&ビザの手配、渡航手続きの代行・各種費用の払い込みの代行(渡航費、ホームステイ費、生活費、学費、保険等々)
留学手続きシステムサーバでは、以上のような手続きを代行する。
【0044】また、この留学手続きシステムサーバ16では、このような各種手続き代行の他に、例えば、各海外大学の学費、生活費、渡航費用等を予めデータベースで蓄積しておき、留学者の希望に応じて、留学に必要となる費用をシュミレーションして算出する。
【0045】(個人情報管理機能)個人情報管理機能は、LAN2上に設けられている留学手続きシステムサーバ16によって留学希望者に提供される。この留学手続きシステムサーバ16では、TOFELやSAT等の語学テストの申し込みとともに、これらのテストの結果等を留学希望者毎のデータベースにして、共通データベースに格納する。そして、管理者は、必要に応じて、留学手続きシステムサーバ16を介して各留学希望者の学力データを検出する。このように各留学希望者の学力を管理しておくことにより、適切な留学先等のアドバイスを行うことができることとなる。
【0046】疑似留学体験システムこの留学支援システム1では、留学希望者が留学の為の事前準備として必要とする留学経験者とのコミュニケーションを行う留学体験システムとして、3次元バーチャル空間でのリアルタイムコミュニケーションを行うチャット機能と、留学体験談の書き込みがされる電子掲示板を提供するBBS機能とをネットワークを介して提供している。
【0047】(チャット機能)チャット機能は、LAN2上に設けられているコミュニケーションシステムサーバ17によって留学希望者に提供される。留学希望者は、LAN2上のクライアント端末11や外部PC4から、専用のチャットアプリケーションソフトウェアを用いてコミュニケーションシステムサーバ17にアクセスをし、このチャット機能を利用する。また、このコミュニケーションシステムサーバ17には、海外に留学中の留学生もアクセスを行い、このチャット機能を利用する。ここで、チャットとは、異なる場所にいる利用者がコンピュータを用いて同時にアクセスを行うことによって、同一の仮想空間内で文字や音声による対話を図るネットワーク上のコミュニケーションツールである。このコミュニケーションシステムサーバ17により提供されるチャット機能は、いわゆる3次元共同仮想空間を実現したチャットで、例えば、ソニー株式会社から提供されている「Community Place」が利用される。
【0048】このチャットでは、図13に示すように、3次元のバーチャル空間が表示されるメイン画面51と、チャットログが表示されるチャットログ画面52と、利用者に必要事項を伝達するための掲示画面53とが、クライアント端末11や外部PC4のモニタに表示される。
【0049】メイン画面51上には、当該チャットを利用している利用者に対応する複数のオブジェクト54a,54bが、3D画面で表示される。各オブジェクト54a,54bは、例えば、3次元の人物画像等で表されており、バーチャル空間でのコミュニケーションを擬似的に体験することができる。また、このメイン画面51では、背景画像として、例えば、海外の町並み(例えば、ニューヨークやロンドン等の町並み)を構築して表現をする。このことにより、留学希望者は、海外留学の疑似体験をすることができる。
【0050】チャットログ画面52には、利用者が書き込んだ情報が、その利用者の名前とともに時系列で表示される。なお、文字入力でチャットを行うのみならず、音声を用いたチャットを行っても良い。
【0051】掲示画面53には、当該チャット機能で提供されている各種イベントの時間及びアクセス場所等の管理者から利用者に伝達する情報が記載される。
【0052】このように留学希望者が海外留学生とリアルタイムでコミュニケーションを行うことができるチャット空間を提供することによって、留学体験者や留学者の体験談等を、例えば留学経験のある友人や知人を捜して彼らから直接情報を得ることなく、容易に得ることができる。また、3次元のバーチャル空間で海外留学の疑似体験をすることができる。
【0053】また、このチャット機能を提供するコミュニケーションシステムサーバ17では、各利用者のアクセスログを解析し、例えば、出席回数、発言回数、成績評価等をデータベース化して管理をしてもよい。この管理データは、例えば、共通データベース13に格納され、上述した語学学習機能での管理データと連携が取られて管理がされる。
【0054】(BBS機能)BBS機能は、LAN2上に設けられているコミュニケーションシステムサーバ17によって留学希望者に提供される。留学希望者は、LAN2上のクライアント端末11や外部PC4から、例えばブラウザを用いてコミュニケーションシステムサーバ17にアクセスをし、このBBS機能を利用する。
【0055】このコミュニケーションシステムサーバ17には、例えば図14に示すように、留学経験者の具体的な留学体験談やコメント等がテキスト形式の電子掲示板に記載されている。留学希望者は、例えば、その体験談を読むことによって留学経験者から情報を得ることができる。また、この掲示板には、例えば、その留学経験者のメールアドレスを記載されている。このため、留学希望者は、疑問や不安等を直接その留学経験者に質問をすることができる。
【0056】また、テキスト形式の電子掲示板のみならず、例えば、図15に示すように、動画像で留学体験を提供するようにしてもよい。
【0057】議事録自動作成システム議事録自動作成システム18は、プロジェクタでプレゼンテーションをした映像内容、プレゼンテーションをするときに参照した資料やメモ、プレゼンテータの映像や音声等をそれぞれ時間情報とともに記録した議事録を作成するシステムである。この議事録自動作成システムによれば、過去に行われたプレゼンテーションを、他の場所で再現する場合、プレゼンテータの再生映像や音声に同期して、そのときに使用したプロジェクタ映像内容、資料やメモを再生することができ、受講者が非常に簡単に内容を理解することができる。また、さらに、この議事録自動作成システムでは、プロジェクタの映像内容、プレゼンテータの映像、資料やメモを、同一の画面上に表示する。そのため、受講者は、再現したプレゼンテーションの内容を効率的に把握をすることができる。
【0058】以下、この議事録自動作成システム18について説明をする。
【0059】図16及び図17に議事録作成システム18のシステム構成図を示す。
【0060】この議事録作成システム18では、例えば、第1の会議室110と、第2の会議室130とから構成され、第1の会議室110と第2の会議室130とが通信ネットワーク100を介して接続されてなる。この議事録作成システム18では、例えば有線のLANプロトコル(例えばイーサネット(登録商標))に従って通信回線を介してデータや各種情報の伝送をする通信ネットワーク100により第1の会議室110と第2の会議室130とが接続されている。
【0061】また、この議事録作成システム18では、会議の出席者が操作する複数のクライアントPCを備え、いずれかのクライアントPCにチェアマン(議長)、プレゼンテータ(発表者)の権限が与えられ、他のクライアントPCにアテンダント(参加者)の権限が与られることで、チェアマン、プレゼンテータ、アテンダントからなる会議を実現する。なお、以下の説明では、アテンダントの権限を有するクライアントPCをアテンダント端末と呼び、プレゼンテータの権限を有するクライアントPCをプレゼンテータ端末と呼び、チェアマンの権限を有するクライアントPCをチェアマン端末と呼ぶ。
【0062】第1の会議室110は、通信ネットワーク100を介して第2の会議室130と接続する会議サーバ111、会議サーバ111と第1の会議室110内の各種機器とを接続するハブ112、第1の会議室110内で無線ネットワークを形成する無線通信装置113を備える。
【0063】会議サーバ111は、第1の会議室110と第2の会議室130とに含まれる各機器間で映像や音声、文字などを送受信する通信機能、会議の内容を記録した議事録を作成する議事録作成機能、第1の会議室110及び第2の会議室130に含まれる各種機器を認識、制御する機器管理機能を有する。
【0064】この会議サーバ111は、第1の会議室110内に含まれる各種機器とハブ112を介して接続することで、第1の会議室110に含まれる各機器間で情報を送受信するとともに、通信ネットワーク100を介して第2の会議室130に含まれる各機器間で情報を送受信する。
【0065】ハブ112は、第1の会議室110内に含まれるプロジェクタ装置15、GUI(Graphical User Interface)表示装置116、ホワイトボード117a、プリンタ装置118等の出力機器、3D画像入力装置117、スキャナ装置119等の入力機器と接続されるとともに、無線通信装置113と接続されている。
【0066】無線通信装置113は、ハブ112と接続されるとともに、議事録作成システム18を利用して会議に参加する第1の会議室110内のユーザに操作されるクライアントPC114と無線ネットワークを介して接続されている。無線通信装置113は、例えばIEEE(The Institute of Electrical and ElectronicsEngineers)802.11b等の無線通信プロトコルに従って、各クライアントPC114と情報の送受信をする。
【0067】第1の会議室110は、無線通信装置113と無線ネットワークを介して接続され、議事録作成システム18の出席者により操作されるクライアントPC(パーソナルコンピュータ)114a〜114f(以下、総称する場合には、単に「クライアントPC114」と呼ぶ。)を更に備える。
【0068】クライアントPC114は、会議の出席者により操作される、例えば情報携帯端末や、パーソナルコンピュータからなる。クライアントPC114は、ユーザが操作するキーボード、マウス等のポインティングデバイス、プレゼンテーション内容等を表示するための表示機構を備える。
【0069】クライアントPC114は、無線通信装置113と無線ネットワークにより接続され、無線通信装置113を介して第1の会議室110内の各種機器と接続されている。このクライアントPC114は、無線通信装置113を介して、他のクライアントPC114や、第2の会議室130内のクライアントP33C、第1の会議室110及び第2の会議室130内の各種機器と接続されている。
【0070】第1の会議室110は、上記出力機器として、プロジェクタ装置115、データ表示装置116、プリンタ装置118を更に備える。
【0071】プロジェクタ装置115は、内部に光学系等を備え、内部の光源から出射した光を表示スクリーン115a上に投影する。プロジェクタ装置115は、ハブ112とケーブル等により接続され、ハブ112を介して会議サーバ111と接続される。このプロジェクタ装置115は、プレゼンテータ端末からのプレゼンテーションデータが会議サーバ111及びハブ112を介して入力されて、プレゼンテーション内容を表示スクリーン115a上に投影する動作をする。
【0072】データ表示装置116は、例えばPDP(Plasma Display Panel)等からなり、各種内容を第1の会議室110内に居る会議の出席者に提示する。データ表示装置116は、ハブ112とケーブル等により接続され、ハブ112を介して会議サーバ111と接続され、チェアマン端末の表示画面、各種内容を表示する。
【0073】プリンタ装置118は、印刷用紙等の印刷媒体に印刷をする印刷機構を有し、ハブ112とケーブルにより接続され、ハブ112を介して第1の会議室110内の各種機器と接続される。プリンタ装置118は、例えば会議サーバ111からの印刷すべき資料データに従って印刷処理をして、印刷した印刷媒体を出力する。
【0074】第1の会議室110は、上記入力機器として、3D画像入力装置117、ホワイトボード117a、スキャナ装置119を更に備える。スキャナ装置119は、例えば光学式読み取り機構を備え、ハブ112とケーブルにより接続される。このスキャナ装置119は、会議の出席者により操作されて、読みとった静止画像データをハブ112を介して会議サーバ111に出力する。
【0075】3D画像入力装置117は、無線通信装置113と無線ネットワークを介して接続し、無線通信装置113を介して第1の会議室110内の各種機器と接続する。この3D画像入力装置117は、IEEE1394インターフェースを有したカメラ機構、台座を有し、カメラ機構で撮像した静止画像データを会議サーバ111に伝送する機能を有する。
【0076】ホワイトボード117aは、出席者により各種内容が書き込まれ、当該内容をスキャンしてデータとしてケーブルを介して会議サーバ111に出力する機能を有する。
【0077】第1の会議室110は、カメラ装置120、TV会議用モニタ装置121、カメラコントロールユニット122、オーディオコントローラ123、複数のマイク装置124a〜124f(以下、総称するときには単に「マイク装置124」と呼ぶ。)からなるTV会議システムを更に備える。このTV会議システムでは、第1の会議室110内の音声や、映像を得ることで、第1の会議室110内の状況を第2の会議室130側に知らせる。また、TV会議システムで得た映像データは、会議サーバ111によりキャプチャリングされる。
【0078】カメラ装置120は、例えばテレビ会議等に使用されるものであり、第1の会議室110内で発表をするプレゼンテータや、第1の会議室110内の景色を撮像して映像データを生成する。カメラ装置120は、ケーブルを介して通信ネットワーク100と接続され、第2の会議室130のTV会議システム35及び会議サーバ111に映像データを出力する。
【0079】カメラコントロールユニット122は、カメラ装置120の撮像方向や、ズーム等の調整を制御するコントローラからなる。このカメラコントロールユニット122は、第1の会議室110内のクライアントPC114や、通信ネットワーク100を介して第2の会議室130内のクライアントPC133からのコマンドに従って、カメラ装置120を制御する。
【0080】TV会議モニタ装置121は、表示デバイスからなり、カメラ装置120と接続し、第2の会議室130内のカメラ装置135aで撮像した映像を表示する。
【0081】各マイク装置124は、クライアントPC114a〜クライアントPC114fに対応したマイク装置124a〜マイク装置124bからなる。このマイク装置124は、マイクロフォン装置からなり、各出席者からの音声を検出して音声データを生成し、オーディオコントローラ123に供給する。
【0082】オーディオコントローラ123は、マイク装置124からの音声データを調整する機能を有する。このオーディオコントローラ123は、例えばプレゼンテータからの音声のみを検出する設定や、プレゼンテータのみならず他の出席者からの音声をも検出する設定とされる。
【0083】第2の会議室130は、無線通信装置131、携帯型プロジェクタ装置132、クライアントPC133a〜133c(以下、総称するときには単に「PC133」と呼ぶ。)、カメラ装置135a及びTV会議用モニタ135bからなるTV会議システム135を備える。
【0084】無線通信装置131は、通信ネットワーク100と接続されるとともに、議事録作成システム18を利用して会議に参加する第2の会議室130内のユーザに操作されるクライアントPC133と無線ネットワークを介して接続されている。無線通信装置113は、例えばIEEE(The Institute of Electrical andElectronics Engineers)802.11b等の無線通信プロトコルに従って、各クライアントPC133と情報の送受信をする。
【0085】携帯型プロジェクタ装置132は、内部に光学系等を備え、内部の光源から出射した光を表示スクリーン132a上に投影する。携帯型プロジェクタ装置132は、無線通信装置131と無線ネットワークを介して接続され、無線通信装置131を介して第1の会議室110及び第2の会議室130内の各種機器と接続される。この携帯型プロジェクタ装置132は、プレゼンテータ端末からのプレゼンテーションデータが通信ネットワーク100、無線通信装置131を介して入力されて、プレゼンテーション内容を表示スクリーン132a上に投影する動作をする。
【0086】クライアントPC133a〜133c(以下、総称する場合には、単に「クライアントPC133」と呼ぶ。)は、無線通信装置131と無線ネットワークを介して接続され、第2の会議室130内の出席者により操作される。
【0087】クライアントPC133は、例えば情報携帯端末や、パーソナルコンピュータからなり、会議の出席者により操作される。クライアントPC133は、ユーザが操作するキーボード、マウス等のポインティングデバイス、プレゼンテーション内容等を表示するための表示機構を備える。
【0088】TV会議システム35は、カメラ装置135aにより第2の会議室130の状況を撮像して映像データを第1の会議室110に送信するとともに、TV会議用モニタ135bにより第1の会議室110のカメラ装置120からの映像データに基づく映像を表示する。
【0089】第1の会議室110及び第2の会議室130に備えられるクライアントPC114及びクライアントPC133(以下、総称するときには単に「クライアントPC」と呼ぶ)は、図18に示すようなソフトウェア環境を有している。
【0090】図18によれば、各クライアントPCは、基本ソフト、例えばIEEE802.11b等の無線通信プロトコル、通信ネットワーク100を介して情報を送受信するためのネットワークプロトコル、議事録作成システム18に参加するための会議プログラム、会議に参加して各種内容を表示するためのGUIプログラムを格納している。
【0091】上記会議プログラムとしては、会議のプレゼンテータが使用可能なプログラムとして、プレゼンテーションを行うためのプレゼンテーションプログラムがある。
【0092】また、会議プログラムとしては、プレゼンテータ端末、アテンダント端末又はチェアマン端末が使用可能なプログラムとして、クライアントPC間において実時間でメッセージの送受信をするためのチャットプログラム、クライアントPC間においてファイルの転送を行うためのファイル転送プログラムがある。
【0093】更に、会議プログラムとしては、チェアマン端末のみが使用可能なプログラムとして、TV会議システムを用いたTV会議を行うためのTV会議制御プログラム、会議サーバ111を制御して議事録ファイル作成を制御するための議事録制御プログラム、議事録作成システム18を利用したクライアントPCや各種機器を管理するためのユーザ認証/機器管理プログラムがある。
【0094】GUIプログラムは、クライアントPCが使用しているプログラムに応じて、各種内容をクライアントPCの表示機構で表示する。すなわち、GUIプログラムは、クライアントPCがプレゼンテータとしての権限を有し、プレゼンテーションプログラムを使用しているときにはプレゼンテーションを実行するためのGUI画面を表示する。また、GUIプログラムは、クライアントPCがチェアマンとしての権限を有しているときには、TV会議制御プログラム、議事録制御プログラム、ユーザ認証/機器管理プログラムに応じたGUI画面を表示する。
【0095】チェアマン端末は、ユーザ認証/機器管理プログラムを実行することにより、図19に示すように、他のクライアントPCを操作する出席者をアイコンで表示する出席者アイコン表示161を表示する。
【0096】図19によれば、ユーザ認証された会議の出席者を図19(a)に示すように、第1の会議室110、第2の会議室130ごとに出席者アイコン表示画面161a、161bを表示する。ここで、チェアマン端末は、出席者の画像、名前を表示することで会議の出席者をチェアマンに視認可能とし、各参加者の映像が選択されることに応じて図19(b)に示すように選択された出席者の情報を表示する。
【0097】また、チェアマン端末は、ユーザ認証がされていないが、議事録作成システム18に含まれるクライアントPCについてのアイコン表示を網掛け表示161cとし、ユーザ認証されているクライアントPCについてのアイコン表示を網掛けがされていない通常表示161dとする。
【0098】更に、チェアマン端末は、ユーザ認証をするか否かを決定するための参加ボタン(Join)162を表示する。チェアマン端末は、ユーザにより出席者アイコン表示が選択されて、参加ボタン162が選択されたときには、出席者アイコン表示に対応するクライアントPCに参加許可を与える。
【0099】更に、チェアマン端末は、ユーザ認証/機器管理プログラムを実行することにより、図20に示すように、議事録作成システム18を構成する各種機器を示す使用可能機器表示163を表示する。このチェアマン端末は、第1の会議室110、第2の会議室130ごとに機器アイコン表示画面163a、163bを表示する。ここで、チェアマン端末は、各機器を表す画像をアイコンとして表示する。
【0100】図20によれば、クライアントPCは、入力機器表示(IN)164としてホワイトボード117a、3D画像入力装置117及びスキャナ装置119に対応するアイコンを表示し、出力機器(OUT)表示165としてプロジェクタ装置115、データ表示装置116及びプリンタ装置118に対応するアイコンを表示する。更に、クライアントPCは、第1の会議室110内に存在するTV会議システム、会議サーバ111及び自身のPCをアイコンで表示する。
【0101】更に、クライアントPCは、第2の会議室130に存在して通信ネットワーク100と接続する携帯型プロジェクタ装置132、プリンタ装置118等の機器をアイコンとして表示する。
【0102】会議サーバ111は、図21に示すようなソフトウェア環境を有している。図21によれば、会議サーバ111は、例えばインターネット等の通信ネットワーク100外のネットワークと接続するためのネットワークインターフェースプログラム、ビデオキャプチャインターフェースプログラム、基本ソフト、議事録作成プログラム、機器認識プログラム、資料送受信プログラム、議事録制御プログラム、クライアントコントロールプログラムを格納している。
【0103】会議サーバ111は、上記ネットワークインターフェースプログラムを実行することにより、例えばインターネット等の外部のネットワークとの通信を行う。
【0104】会議サーバ111は、上記ビデオキャプチャインターフェースプログラムを実行することにより、例えば、TV会議システムにより生成されて第1の会議室110と第2の会議室130との間で送受信される映像データ等のキャプチャリングをし、議事録を作成するのに使用される静止画像データを作成する。また、会議サーバ111は、TV会議システムで撮像した映像や音声を、議事録ファイルとして保持する。
【0105】会議サーバ111は、上記機器認識プログラムを実行することにより、議事録作成システム18に存在する各種機器を認識し、内部の機器リストファイルに登録する。
【0106】会議サーバ111は、上記議事録作成プログラムを実行することにより、プレゼンテーション内容に係る静止画像データや、チェアマン端末が作成したメモデータ、TV会議システムで得てキャプチャリングした静止画像データ又は動画像データを用いて、時間軸に沿った議事録データを作成、編集等をする。
【0107】会議サーバ111は、上記資料送受信プログラムを実行することにより、議事録作成システム18に存在する各種機器からの静止画像データを受信して保存する。また、この会議サーバ111は、資料送受信プログラムを実行することで、プロジェクタ装置115やプリンタ装置118、スキャナ装置119、ホワイトボード117a、データ表示装置116との間で定義されているプロトコル(JetSend)により、各種データをプリンタ装置118、データ表示装置116に出力して表示させる処理をする。
【0108】会議サーバ111は、上記クライアントコントロールプログラムを実行することにより、議事録作成システム18に含まれるクライアントPCの制御、クライアントPCとの間のチャット、ファイル転送等を含む通信を制御する。
【0109】このような機能を有する会議サーバ111は、図22に示すような構成を有している。ここで、会議サーバ111は基本ソフトとしてサーバ用基本ソフトに基づいて各機能を実行し、クライアントPCは個人ユーザ用基本ソフトに基づいて各機能を実行する。更にホワイトボード117aは、出席者により書き込まれた内容をデータ伝送プロトコル(例えばJetSendプロトコル)に従って会議サーバ111に送信する機能を有する。
【0110】クライアントPCは、上述したようなプレゼンテーションプログラム、チャットプログラム、ファイル転送プログラム、議事録制御プログラム、ユーザ認証/機器管理プログラム、TV会議制御プログラムを備えている。
【0111】会議サーバ111は、各種プログラムを備えたクライアントPCと通信をクライアントコントロール部141、参加者情報記憶部142、共有ファイル記憶部143、上記議事録制御プログラムを実行する議事録制御部144、データ記憶部145、上記資料送受信プログラムを実行する資料送受信部146、上記機器認識プログラムを実行する機器管理部147、情報ファイル記憶部148、上記議事録作成プログラムを実行する議事録作成部149、議事録データ記憶部150を備える。
【0112】クライアントコントロール部141は、第1の会議室110内の複数のクライアントPC114と接続し、ユーザ認証、チャット、ファイル転送、TV会議制御に際して、各種情報、要求や各種データ等の管理をする。また、クライアントコントロール部141は、ユーザ認証、チャット、ファイル転送、TV会議制御以外の処理については、各種情報や、データ等の中継をして、会議サーバ111を構成する各部との間で入出力処理をする。
【0113】クライアントコントロール部141は、プレゼンテーションを行っているときにおいて、プレゼンテータ端末からプレゼンテーションデータを受信し、データ記憶部145に記録する。また、クライアントコントロール部141は、会議を行っている最中においてチェアマン端末からのメモデータをデータ記憶部145に記憶する処理をする。
【0114】また、クライアントコントロール部141は、チェアマン端末でユーザ認証を行うに際して、チェアマン端末からの会議参加許可に関する情報を他のクライアントPCに転送し、参加者情報ファイルを作成して参加者情報記憶部142に格納する。クライアントコントロール部141は、各クライアントPCを操作する出席者の氏名、メールアドレス、IPアドレス等を示す個人情報を受信し、複数の個人情報からなる参加者情報ファイルを作成して、参加者情報記憶部142に格納する処理をする。
【0115】更にクライアントコントロール部141は、チャットを行うに際して、クライアントPCから送信されたチャットデータを他のクライアントPCに転送する。
【0116】更にまた、クライアントコントロール部141は、ファイル転送を行うに際して、ファイル送信元のクライアントPCからのファイルを受信して、共有ファイル記憶部143に記憶する処理をし、ファイル転送先のクライアントPCにファイル転送が発生した旨の通知をする。クライアントコントロール部141は、ファイル送信先からのファイル転送要求に応じて、共有ファイル記憶部143に記憶したファイルを読み出して、ファイル送信先に送信する処理をする。
【0117】議事録制御部144は、クライアントコントロール部141からの各種情報を用いて、図23に示すような議事ログファイルを作成する。この議事録制御部144は、所定の時間ごとに議事ログファイルを作成し、プレゼンテーション内容に係るデータ、プレゼンテーション時に使用したデータ、メモデータ、キャプチャしたデータ、各種情報を同期させる。
【0118】議事録制御部144は、会議ごとの管理をするための会議管理情報、会議に参加した出席者を管理するための出席者管理情報、プレゼンテーションに使用したプレゼンテーションデータを管理するためのプレゼンテーションデータ管理情報、使用した資料を管理するための資料管理情報、チェアマン端末により作成されたメモデータを管理するためのメモデータ管理情報等が格納される。また、議事録制御部144は、プレゼンテーションデータ管理情報、資料管理情報及びメモデータ管理情報と、時刻情報とを対応させて、議事ログファイルを作成する。
【0119】議事録制御部144は、上記会議管理情報として、例えば議題、会議を行った日付、会議室名を示す情報を使用する。
【0120】また、議事録制御部144は、出席者管理情報として、例えばチェアマン端末を操作するユーザの氏名、プレゼンテータ端末を操作するユーザの氏名、アテンダント端末を操作するユーザの氏名を使用する。
【0121】更に、議事録制御部144は、上記資料管理情報として、例えば上記TV会議システムでキャプチャした静止画像データのファイル名や、各種情報を上記出力機器へ出力した資料データのファイル名、上記入力機器から入力した資料データのファイル名、例えば第2の会議室130から入力した資料データのファイル名を使用する。議事録制御部144は、各種ファイル名と、出席者やクライアントPCに提示又は入力した時刻を示す時刻情報とを、対応付けた議事ログファイルを作成する。
【0122】更にまた、議事録制御部144は、上記プレゼンテーションデータ管理情報として、例えばプロジェクタ装置115から出力したプレゼンテーションデータのファイル名を使用する。議事録制御部144は、プレゼンテーションデータのファイル名と、プレゼンテーションデータに係る内容をプロジェクタ装置115に提示したときの時刻を示す時刻情報とを、対応付けた議事ログファイルを作成する。
【0123】更にまた、議事録制御部144は、メモデータ管理情報として、チェアマン端末が生成したメモデータの内容を使用する。議事録制御部144は、メモの内容と、チェアマン端末からクライアントコントロール部141にメモデータが送信されたときの時刻を示す時刻情報とを、対応付けた議事ログファイルを作成する。
【0124】議事録制御部144は、議事ログファイルを作成するに際して、上記会議管理情報、出席者管理情報、プレゼンテーションデータ管理情報、資料管理情報、メモデータ管理情報を、タイプ別に区別する。
【0125】資料送受信部146は、プロジェクタ装置115及びホワイトボード117aとハブ112を介して接続され、プロジェクタ装置115及びホワイトボード117aを制御する。この資料送受信部146は、プロジェクタ装置115及びホワイトボード117aと同じデータ伝送プロトコル(例えばJetSendプロトコル)に従ってプレゼンテーションデータや資料データのデータ伝送をする。
【0126】資料送受信部146は、プロジェクタ装置115で表示スクリーン115aにプレゼンテーション内容を表示させるときには、データ記憶部145に格納されたプレゼンテーションデータを読み出してプロジェクタ装置115に出力する。
【0127】また、資料送受信部146は、データ表示装置116、プリンタ装置118で資料を表示、印刷するときには、データ記憶部145から資料データを読み出して出力する。
【0128】また、資料送受信部146は、ユーザによりホワイトボード117aに書き込まれた内容を例えば所定の時間間隔ごとに読み取り処理をするようにホワイトボード117aを制御して、ホワイトボード117aに書き込まれた内容を受信してデータ記憶部145に記憶する。
【0129】機器管理部147は、議事録作成システム18に含まれるクライアントPC、各種機器を認識し、各機器に関する機器情報をファイル化した機器情報ファイルを作成し、機器情報ファイル記憶部148に格納する。機器管理部147は、各機器に関する機器情報として、例えば機器名、機種、IPアドレス等を得て、機器情報ファイルを作成する。この機器情報ファイルは、クライアントコントロール部141により参照されて、各クライアントPCに転送される。これにより、各クライアントPCが議事録作成システム18に含まれる各機器を認識する。
【0130】データ記憶部145には、議事録制御部144により作成された会議ごとの議事ログデータを含む議事ログファイルが格納され、議事録データ作成時に議事録作成部149により読み出される。
【0131】また、データ記憶部145には、プレゼンテーションデータを含むプレゼンテーションファイルが格納され、プレゼンテータ端末からのプレゼンテーションデータがクライアントコントロール部141を介して入力されて、プレゼンテーションファイルに追加する処理をする。このデータ記憶部145は、プレゼンテーションを行うときや、議事録データ作成時に議事録作成部149により読み出される。
【0132】更に、データ記憶部145には、スキャナ装置119やホワイトボード117aで得た資料データを含む資料ファイルが格納され、静止画像データが資料送受信部146を介して入力されて、資料ファイルに追加する処理をする。このデータ記憶部145は、議事録データ作成時や、資料提示時に読み出される。
【0133】更にまた、データ記憶部145には、TV会議システムで得てキャプチャされた静止画像データ又は動画像データを含む議事映像ファイルが格納され、キャプチャして得た映像データ及び音声データが資料送受信部146を介して入力されて議事映像ファイルに格納に追加する処理をする。このデータ記憶部145は、資料提示時や、議事録データ作成時に読み出される。
【0134】議事録作成部149は、議事録制御部144で作成した議事ログファイルを解析し、プレゼンテーションデータ、資料データ、静止画像データ又は動画像データ、音声データ、メモデータを時間軸に沿った形態で編集した議事録データを作成して、議事録データ記憶部50に格納する。
【0135】このとき、議事録作成部149は、図24に示すように、データ記憶部145から、議事ログファイル171、プレゼンテーションファイル(PPTファイル)172、スキャナ装置119やホワイトボード117aで表示した資料を格納した資料ファイル173、TV会議システムで撮像した議事映像ファイル174を読み出し、議事ログファイル171の内容に基づいて各データの関連を認識して、同じ時間軸に表示する。この議事録作成部149は、議事ログファイルごとに、時間軸に従って各種データを同期させた議事録データを作成する。
【0136】議事録作成部149は、他の機器で閲覧させるに際して表示形態が異なる形式の議事録データを作成する。議事録作成部149は、図25に示すように、会議名、プレゼンテータ名、プレゼンテーションデータ表示領域181、プレゼンテータの映像表示領域182、ホワイトボード117aの表示領域183、データ表示装置116で表示した内容を表示する表示領域184、メモデータ表示領域185等を1画面内で分割表示して会議の内容を時間軸に沿った形態で表示させる議事録データ(議事録Webファイル)を作成する。
【0137】また、議事録作成部149は、プレゼンテーション内容、プレゼンテータの映像、ホワイトボード117aの表示内容、メモデータ等を静止画像ファイルにして、各静止画像ファイルをサムネイル表示して、会議の全体の概要を閲覧者に視認させるように表示させる形態の議事録データ(Index.html)を作成する。
【0138】つぎに、議事録作成システム18において、会議を行っているときに議事録を作成するための議事録制御を行うときのチェアマン端末、クライアントコントロール部141及び資料送受信部146の処理手順について図26を参照して説明する。
【0139】図26によれば、先ず、チェアマン端末は、図27(C7−1)内の矢印で示すように、議事録制御開始ボタン(Rec)119がチェアマンにより選択される操作がされることに応じて、プレゼンテーションファイル及びプレゼンテーションを行っているときに使用された資料データ、プレゼンテーション中の映像や音声を記録した議事録を作成する議事録制御モードを開始する議事録制御開始要求をクライアントコントロール部141に送信する(ステップST271)。
【0140】次に、クライアントコントロール部141は、議事録制御開始要求を受け付けることで議事録制御モードとなり(ステップST281)、TV会議システムで得た第1の会議室110内の映像データ及び音声データのキャプチャを開始する(ステップST282)。また、クライアントコントロール部141は、議事録制御開始通知を資料送受信部146に出力する。
【0141】次に、資料送受信部146は、クライアントコントロール部141から議事録制御開始通知を受信すると、議事録制御モードとなり(ステップST291)、データ記憶部145から読み出してプロジェクタ装置115に送信しているプレゼンテーションデータの名称と、プレゼンテーションデータの提示時刻をデータ記憶部145の議事ログファイルに登録する処理に移行する(ステップST292)。
【0142】プレゼンテーションを行っているときにおいて、チェアマン端末は、図27(C7−2)内の矢印で示すチェアマンメモ表示画面118にメモを書き込む操作がされると、メモデータをクライアントコントロール部141に送信する(ステップST272)。
【0143】クライアントコントロール部141は、メモデータを受信すると、メモデータをデータ記憶部145に格納する処理をするとともに、メモデータを受信した時刻を議事ログファイルとして登録するように議事録制御部144を制御する(ステップST283)。
【0144】また、チェアマン端末は、プレゼンテーションを行っているときにおいて、図27(C7−3)内の矢印で示す議事録終了ボタン(Stop)120を選択する操作がされると、議事録終了要求をクライアントコントロール部141に送信する(ステップST273)。
【0145】クライアントコントロール部141は、議事録終了要求を受信すると(ステップST284)、議事録制御モードを解除し、TV会議システムで得ている映像データや音声データの取り込みを終了する処理をし(ステップST285)、議事録終了通知を資料送受信部146に送信する。
【0146】資料送受信部146では、議事録終了通知を受信すると(ステップST293)、プレゼンテーションデータのデータ記憶部145への書き込みを終了する処理をする。
【0147】このような処理を行う議事録作成システム18では、プレゼンテーションで提示した内容やその名称、TV会議システムで得た映像や音声、メモデータを議事録ファイルとしてデータ記憶部145に格納するとともに、プレゼンテーションで資料を提示した時刻、メモデータを受信した時刻を議事ログファイルとしてデータ記憶部145に格納することができる。これにより、議事録制御部144は、図23に示したよな議事ログファイルを作成することができる。
【0148】また、この議事録作成システム18では、会議の途中でスキャナ装置119により読み込んだ内容、データ表示装置116や3D画像入力装置117で取り込んだ内容を議事録ファイルに含めても良く、会議の途中でスキャナ装置119により読み込んだ内容、データ表示装置116や3D画像入力装置117で取り込んだ内容を提示した時刻を議事ログファイルに含めても良いのは勿論である。
【0149】つぎに、議事ログファイル、議事録ファイルを作成して議事録作成を開始するときのチェアマン端末、クライアントコントロール部141、プレゼンテータ端末の処理について図28を参照して説明する。
【0150】図28によれば、先ず、チェアマン端末及びクライアントコントロール部141は、図29(P7−1)に示すように、プレゼンテーションファイルをドラックしてプロジェクタ装置115においてドロップすることで、プレゼンテーションを行い(ステップST321)、プレゼンテーション上述のステップST271〜ステップST285で説明した処理と同様の処理(ステップST301〜ステップST315)を行って、議事録制御を終了する。このとき、プレゼンテータ端末は、図29(P7−2)内で矢印で示すように、ユーザの操作により、アテンダントのタブが選択されてアテンダント端末に遷移した場合、又はビューア表示を閉じてプレゼンテーションを行うためのアプリケーションを終了した場合にアテンダント端末となる。プレゼンテータ端末は、自身がアテンダント端末となったことを示す情報をクライアントコントロール部141に送信する(ステップST322)。
【0151】ステップST316において、クライアントコントロール部141は、データ記憶部145に格納された議事録ファイルに含まれるプレゼンテーションデータ、映像データ、音声データ、及びメモデータを用いて、議事ログファイルを参照して議事録データを作成する処理をする。
【0152】このような議事録作成システム18では、プレゼンテータ端末がプレゼンテーションを終了した場合に、プレゼンテーション内容、キャプチャした映像データ、音声データ、メモデータ、各種機器で提示した内容を用いて議事録データを作成することができる。
【0153】留学支援システムの処理の流れつぎに、学生等が留学を希望してから実際に留学するまでの手続きの流れに従った、この留学支援システム1の処理の流れについて、図30のフローチャートを参照しながら説明をする。
【0154】まず、学生等が留学したいと考え留学の準備を始める際には、留学支援システム1内の留学関連情報提供サーバ15にアクセスを行い、各種の情報を得ることとなる(ステップS1)。この留学関連情報提供サーバ15には、留学説明会の開催の告知や留学フェアの告知、留学に関する各種情報がアップロードされており、留学希望者はこれらをブラウザで参照する(ステップS2)。
【0155】続いて、留学希望者が本留学支援システム1を利用して留学準備を行うかどうか迷っており、仮体験を行いたいと思った場合、本留学支援システム1の利用のための仮申し込みを行う(ステップS3)。仮申し込みは、例えば、留学関連情報提供サーバ15に設けられた仮申し込み画面等を利用して行う。本留学支援システム1は、仮申し込みを行った段階で、本システム内の語学学習システム、情報提供/手続代行システム、疑似留学体験システム、議事録自動作成システムの一部の機能を利用可能となる。例えば、仮申し込みは、その費用として、1000円から3000円程度とし、その有効期限を3,6,12ヶ月といったように区切っておく。そして、この仮申し込みを行った段階で、留学関連情報提供サーバ15を用いた手続き代行機能において提供されている留学カウンセリングを行い、今後の学習や進路の方針を決定する。
【0156】続いて、留学希望者は、自学自習用サーバ12やオーディオライブラリシステム14により提供される語学学習機能を利用して、外国語授業の仮受講を行ったり、コミュニケーションシステムサーバ17により提供されるチャット機能やBBS機能を利用して疑似留学の仮体験を行う(ステップS4)。そして、これらの機能を体験してみて、留学希望者が本留学支援システム1を利用して留学準備を行うと決定した場合、本留学支援システム1の利用のための正式申し込みを行う(ステップS5)。正式申し込みは、例えば、留学関連情報提供サーバ15に設けられた正式申し込み画面等を利用して行う。本留学支援システム1は、正式申し込みを行った段階で、本システム内の語学学習システム、情報提供/手続代行システム、疑似留学体験システム、議事録自動作成システムの全ての機能を利用可能となる。
【0157】続いて、留学希望者は、自学自習用サーバ12やオーディオライブラリシステム14により提供される語学学習機能を利用して、外国語授業の受講を行い、留学に必要となる外国語の事前学習を行い、それと並行して、コミュニケーションシステムサーバ17により提供されるチャット機能やBBS機能を利用して疑似留学体験を行う(ステップS6)。
【0158】続いて、留学希望者は、ある程度の外国語能力が身に付いた段階で、留学関連情報提供サーバ15を利用して各海外大学の情報を取得したり、或いは、留学手続きサーバ16を利用して各海外大学の資料の取り寄せを行ったりし、進路の選択と決定を行う(ステップS7)。この段階で、必要な外国語学力と、留学費用とを確保しておく。
【0159】続いて、留学希望者は、留学手続きシステムサーバ16を利用して、希望大学の願書の取り寄せ、語学テストの受講と成績証明書の発行等を行った後、その希望大学へ願書を提出する(ステップS8)。
【0160】続いて、願書提出後、2,3ヶ月後に、合格/不合格通知がある(ステップS9)。合格通知があった場合には、留学手続きシステムサーバ16を利用して、入学の申し込みを行う(ステップS10)。
【0161】続いて、留学希望者は、留学手続きシステムサーバ16を利用して、留学先の住居や寮の申し着込み、パスポートやビザ(F1ビザ)の取得手続き、留学生保険の手続き、身分証明書の発行手続き、銀行口座の開設、飛行機のチケットの手配等の各種手続きを行う(ステップS11)。
【0162】そして、留学時期となって、現地入りをする(ステップS12)。
【0163】
【発明の効果】以上のように本発明にかかる留学支援システム及び方法では、ネットワークを介して語学学習を行う語学学習サブシステムと、ネットワークを介してユーザに留学関連情報を提供する留学関連情報提供サブシステムと、ネットワークを介して疑似留学体験を行う疑似留学体験サブシステムとを提供している。そのため、本発明では、留学に必要となる事前準備や手続きを全て一貫して提供することができ、留学希望者が複数の業者等を利用することなくスムーズに留学することができることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の留学支援システムのシステム構成図である。
【図2】自学学習機能のシステム構成図である。
【図3】自学学習機能の学習用教材コンテンツのメインページを説明するための図である。
【図4】上記学習用コンテンツのリーディングのページを説明するための図である。
【図5】上記学習用コンテンツの選択問題のページを説明するための図である。
【図6】上記学習用コンテンツの管理データのアクセス画面を説明するための図である。
【図7】上記学習用コンテンツの利用者の名簿画面を説明するための図である。
【図8】上記学習用コンテンツのカリキュラムの選択状態を表説明するためのる画面を説明するための図である。
【図9】上記学習用コンテンツの進捗状況の表示画面を説明するための図である。
【図10】オーディオライブラリシステムのシステム構成図である。
【図11】パンフレット読み込みシステムのシステム構成図である。
【図12】バーコード検索システムのシステム構成図である。
【図13】チャット機能での3次元のバーチャル空間が表示されるメイン画面を説明するための図である。
【図14】留学体験談やコメント等が記載されたテキスト形式の電子掲示板を説明するための図である。
【図15】留学体験談やコメント等が記載されたビデオ形式の電子掲示板を説明するための図である。
【図16】本発明を適用した議事録作成システム18の概略図である。
【図17】本発明を適用した議事録作成システム18の構成図である。
【図18】クライアントPCのソフトウェア環境について説明するための図である。
【図19】出席者アイコン表示画面を説明するための図である。
【図20】使用可能機器表示画面について説明するための図である。
【図21】議事録作成システムにおいて、会議サーバのソフトウェア環境について説明するための図である。
【図22】議事録作成システムにおいて、第1の会議室内の会議サーバの構成を示すブロック図である。
【図23】議事録作成システムにおいて、議事録制御部で作成する議事ログファイルの構成を説明するための図である。
【図24】議事録作成システムにおいて、議事録作成部で議事録データを作成する処理を説明するための図である。
【図25】議事録作成システムにおいて、議事録データを表示するときの表示画面の一例を示す図である。
【図26】議事録作成システムにおいて、議事録制御をするときのチェアマン端末、クライアントコントロール部及び資料送受信部の処理手順を示すフローチャートである。
【図27】議事録作成システムにおいて、議事録制御、議事録作成をするときのチェアマン端末の表示画面を示す図である。
【図28】議事録作成システムにおいて、議事録を作成開始するときのチェアマン端末、クライアントコントロール部及びプレゼンテータ端末の処理手順を示すフローチャートである。
【図29】議事録作成システムにおいて、議事録制御、議事録作成をするときのプレゼンテータ端末の表示画面を示す図である。
【図30】留学支援システムの処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 留学支援システム、2 LAN、3 ゲートウェイ、4 外部PC、5ファイアウォール、6 外部ネットワーク、11 クライアント端末、12 自学自習用サーバ、13 共通データベース、14 オーディオライブラリシステム、15 留学関連情報提供サーバ、16 留学手続きシステムサーバ、17コミュニケーションシステムサーバ
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、留学に関連する情報の提供、留学に必要となる外国語の事前学習、留学中の学生の留学体験情報等を留学希望者に提供する留学支援システム及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】学生が海外の大学へ留学をする際、留学を志してから実際に留学を開始するまでの自国にいる間、様々な事前準備や手続きを学生はしなければならない。例えば、希望する海外大学の情報収集、希望大学への資料請求、留学大学の選択、専攻分野の選択、外国語の事前学習、留学体験者からの留学体験情報の収集、希望大学への出願手続き、入学手続きや住居の手配等々を行わなければならない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、これまで留学希望者は、このような留学関係情報の収集、外国語の事前学習等の留学の準備を進めるにあたり必要となる各種手続きや情報収集を、それぞれ異なる複数の業者や関係者を利用して行わなければならなかった。
【0004】例えば、留学希望者は、留学手続きの代行業者に登録したり、留学情報紙を購入したり、各国の大使館や教育文化機関等に出向いたりして、留学関係の情報を得なければならなかった。また、留学希望者は、留学の事前学習用の授業を行う外国語学校へ入学をして、外国語の事前学習をしなければならなかった。また、留学希望者は、留学経験のある友人や知人を自分の交友関係から捜して、彼らから直接留学体験を聞かなければならなかった。
【0005】しかしながら、留学準備をするにあたり、このように留学希望者が自分自身で手続きや情報収集を行った場合、必要な情報を得るためにそれぞれ異なる業者や関係者を利用することとなり、それぞれの場面でお金及び時間を費やしてしまったり、また、準備がスムーズに進まなくなってしまう可能性がある。
【0006】本発明は、このような実情を鑑みてなされたものであり、留学に必要となる事前準備や手続きを全て一貫して提供し、留学希望者が複数の業者等を利用することなくスムーズに留学することができる留学支援システム及び方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる留学システムは、ユーザにより操作される端末と、上記端末からネットワークを介してアクセスされ、上記端末を介して語学学習を行う語学学習サブシステムと、上記端末からネットワークを介してアクセスされ、上記端末を介して上記ユーザに留学関連情報を提供する留学関連情報提供サブシステムと、上記端末からネットワークを介してアクセスされ、上記端末を介して疑似留学体験を行う疑似留学体験サブシステムとを備えることを特徴とする。
【0008】この留学支援システムでは、語学学習教材と、留学関連情報と、疑似留学体験とをネットワークを介して一元的なシステム構成でユーザに提供する。
【0009】本発明にかかる留学支援方法は、語学学習教材と、留学関連情報と、疑似留学体験とをネットワークを介して一元的なシステム構成でユーザに提供することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態として、本発明を適用した留学支援システムについて説明する。
【0011】図1に、本発明の実施の形態の留学支援システムのシステム構成図を示す。
【0012】この留学支援システム1では、留学の為の事前準備として必要とする外国語の語学学習を行う語学学習システムと、留学関連情報の提供及び留学に必要となる各種手続きの代行を行う情報提供/手続代行システムと、留学経験者の体験談の提供や留学者とのコミュニケーションを図るための疑似留学体験システムと、会議議事録の自動作成システムとを、例えば大学等のネットワーク上に構成し、留学希望学生等に一元的に提供している。
【0013】留学支援システム1では、以上の機能を実現するため、図1に示すように、複数のクライアント端末11−1〜11−nと、自学自習用サーバ12と、共通データベース13と、オーディオライブラリシステム14と、留学関連情報提供サーバ15と、留学手続きシステムサーバ16と、コミュニケーションシステムサーバ17と、議事録自動作成システム18とが、LAN2上に設けられたシステム構成となっている。また、この留学支援システム1には、LAN2の外部から、ゲートウェイ3を介して外部パーソナルコンピュータ(外部PC)4の接続が可能となっている。また、この留学支援システム1では、ファイアウォール5を介して外部ネットワーク6と接続が可能となっている。
【0014】以下、この留学支援システム1で提供するそれぞれの機能についてさらに詳細に説明をする。
【0015】語学学習システムこの留学支援システム1では、留学希望者が留学の為の事前準備として必要とする外国語の語学学習を行うシステムとして、WWWブラウザベースでの自学自習を行う自学学習機能と、音声による語学教材を用いた学習を行う音声学習機能との2つの機能をネットワークを介して提供している。
【0016】(自学学習機能)自学学習機能は、LAN2上に設けられている自学自習用サーバ12によって、留学希望者に提供される。留学希望者は、LAN2上のクライアント端末11−1〜11−n又は外部PC4を用いて自学自習用サーバ12にアクセスし、留学の事前学習に必要となる外国の学習を行う。自学自習用サーバ12には、学習用教材コンテンツが例えばHTML形式でアップロードされている。留学希望者は、その学習用教材コンテンツをブラウザを用いて閲覧し、また、その学習用教材コンテンツに対してブラウザを用いて回答を入力していくことによって、自学学習を行うことができる。
【0017】また、学習用教材コンテンツは、図2に示すように、例えば、外国語教師や教材作成業者によって作成され、自学自習用サーバ12にアップロードされる。また、留学希望者は、自学学習で生じた質問や疑問を例えばEメール等を用いて講師や管理者に伝える。講師や管理者は、留学希望者からの質問に対して、回答やアドバイスを例えばEメール等を用いて返答をする。
【0018】図3〜図5に学習用教材コンテンツの一例を示す。
【0019】学習用教材コンテンツは、例えば、図3に示すようなメインページから学習が開始される。留学希望者は、学習の進捗状態やカリキュラムに応じて、このメインページから自分が学習を行うページへジャンプする。学習用教材コンテンツは、例えば、図4に示すようなリーディングの教材や、図5に示すような選択問題等があり、これらがHTML形式で表示される。留学希望者は、これらの学習用教材を順次解き進みながら、外国語学習を進めていく。
【0020】また、この留学支援システム1では、各留学希望者毎にアクセスログの管理やテストの自動採点及び管理を行って管理データを作成し、彼らの学習の進捗状況の管理や学習結果等のデータベース化を行っている。管理データは、LAN2上に設けられている共通データベース13内に一元的に蓄積される。共通データベース13内の管理データは、例えばAICC規格(学習データ等のデータ管理の国際規格)に基づいて管理がされる。
【0021】この管理データは、例えば、図6に示すように、所定のログイン名と、姓、名、パスワード、ID番号などの留学希望者の情報を登録することでアクセスが可能となる。また、例えば、この留学支援システム1が大学内のLANに構築され、その大学の学生が使用するのであれば、これらの情報に加えて、例えば、学部名、学科名、学年等も登録してアクセスを可能としてもよい。そして、アクセスが可能とされた留学希望者の情報は、例えば、図7に示すように、管理者用の画面で名簿として管理される。
【0022】この管理データによって、例えば、図8に示すように、各留学希望者が選択しているカリキュラムを管理しており、これを例えば管理者用の画面にレポートとして表示することができる。また、この管理データでは、例えば、図9に示すように、各留学希望者毎に、カリキュラムの進捗状況、取得得点、アクセス回数、最終アクセス日等を表示することができる。
【0023】(音声学習機能)音声学習機能は、LAN2上に設けられているオーディオライブラリシステム14によって、留学希望者に提供される。留学希望者は、このオーディオライブラリシステム14が設置されている教室等で、留学の事前学習に必要となる外国語の学習を行ったり、或いは、LAN2上のクライアント端末11−1〜11−n又は外部PC4を用いてオーディオライブラリシステム14にアクセスし、留学の事前学習に必要となる外国語の学習を行う。
【0024】オーディオライブラリシステム14は、図1010に示すように、本体部21と、複数の学習者用ユニット22とを備えて構成される。本体部21には、内部に大容量のハードディスクが備えられており、このハードディスク内にデジタル化された各外国語の各種音声教材(例えば、音楽テープ、ビデオテープ、CD、MD等に記録されている音声教材)が格納されている。学習者用ユニット22は、文字や数字の入力用のキーボード23と、ヘッドフォン24と、マイク25とを備えて構成されている。このオーディオライブラリシステム14を利用する留学希望者は、この学習者用ユニット22を用いて、本体21のハードディスクに格納されている外国語教材を読み出し、ヘッドフォン24から音声を聞きながら、外国語のヒアリングや発音練習等を行う。このようにオーディオライブラリシステム14では、外国語教材となる音声情報がデジタル化されハードディスクに格納されているため、留学希望者は、音声教材をランダムに再生することができ、そのため、例えば、センテンス単位で文章を再生したり、それぞれの単元の開始位置へのスキップや、リピート再生などができて、非常に効率良く学習をすることができる。
【0025】また、このオーディオライブラリシステム14では、例えば、ヒアリングテスト等のテストの結果を集計して、その集計データを共通データベース13に一元的に格納する。そのため、上述した自学自習用サーバ12による自学学習の結果と、このオーディオライブラリシステム14による音声学習の結果とをそれぞれ管理することができる。また、このオーディオライブラリシステム14での学習結果を、共通データベース13内で自学学習の学習結果とリンクさせて管理をすることができる。
【0026】なお、LAN2上のクライアント端末11−1〜11n又は外部PC4からこのオーディオライブラリシステム14に対してアクセスをする場合には、それぞれの端末が学習者用ユニット22として機能する。
【0027】以上のように留学支援システム1では、自学自習機能や音声学習機能といった語学学習システムをネットワークによって提供しているため、例えば留学希望者が時間や場所を特定されずに、自由に外国語の学習をすることができる。また、この留学支援システム1では、共通データベース13が自学自習でのテスト結果や進捗状況、並びに、オーディオライブラリシステムによる学習結果を一元的に管理しているため、留学希望者は外国語能力を自己評価することができ、また、システム管理者や講師は各受講者の外国語能力を把握して適切な外国語の指導や留学進路先のアドバイス等を行うことができる。
【0028】情報提供/手続き代行システムこの留学支援システム1では、留学希望者が必要とする留学関連情報の提供及び留学に必要となる各種手続きの代行を行う情報提供/手続代行システムとして、留学希望者が留学に必要となる海外大学のパンフレットに記載されている情報等の提供をする海外大学パンフレット情報提供機能と、海外大学から提供される映像情報を提供する映像情報提供機能と、各種留学手続きの代行を行う代行機能と、各留学希望者の外国語成績データ等の個人情報の管理を行う個人情報管理機能とを提供している。
【0029】(海外大学パンフレット情報提供機能)海外大学パンフレット情報提供機能は、LAN2上に設けられている留学関連情報提供サーバ15によって留学希望者に提供される。留学希望者は、LAN2上のクライアント端末11−1〜11−n又は外部PC4を用いて留学関連情報提供サーバ15にアクセスし、留学に必要となる海外大学の情報を取得する。
【0030】この留学関連情報提供サーバ15は、海外大学のパンフレットに記載されている情報やその他の情報をデジタル化し、それらのデジタル情報が例えば海外大学毎に整理された状態で例えばPDF形式でアップロードされている。留学関連情報提供サーバ15は、元となるコンテンツが海外大学からデジタルデータで提供されていれば、そのデジタルデータをPDFデータに変換してアップロードを行う。また、元となるコンテンツがパンフレットなどの印刷物等で提供されていれば、そのパンフレット等をイメージスキャナ等で取り込みデジタルデータに変換した後、それをPDFデータに変換してアップロードを行う。さらに、そのパンフレット等に文字が含まれている場合には、その文字が記載されている部分に対してOCR(Optical Character Reader)を用いた文字認識処理等を行い、テキストデータに変換したのち、PDFデータに変換してアップロードを行う。
【0031】文字情報が含まれているパンフレットをPDFデータにする場合には、例えば、図11に示すような、パンフレット読み込みシステム30によって行われる。このパンフレット読み込みシステム30では、海外大学から頒布されたパンフレット等をイメージスキャナ31等によってデジタル化された画像データに変換し、その画像データをコンテンツ作成用PC32に格納する(処理1)。続いて、コンテンツ作成用PC32によって、その取り込んだ画像データの文字部分に対してOCRによる文字認識処理を行い、OCRテキストデータを作成する(処理2)。続いて、このOCRテキストデータと写真部分等の画像データとを合体させてOCRテキストデータ付きのPDFデータを作成する(処理3)。そして、以上のように作成したOCRテキストデータ付きのPDFデータを、留学関連情報提供サーバ15にアップロードする(処理4)。
【0032】この海外大学パンフレット情報提供機能によれば、このように海外大学から頒布されたパンフレット等をデジタル化して留学希望者に提供することによって、ネットワークを介して各種の留学関連情報を留学希望者に提供することができる。また、この海外大学パンフレット情報提供情報によれば、そのパンフレットに含まれている文字情報をテキストデータに変換して留学希望者に提供するため、留学希望者は例えばテキスト検索エンジン等を用いてパンフレット上のテキストデータを検索することができる。そのため、留学希望者は、非常に容易に海外大学の情報を取得することができるようになる。
【0033】また、留学関連情報提供サーバ15は、例えばその海外大学がインターネット上にホームページを有していれば、このような海外大学の情報として、そのホームページのアドレス(URL)もアップロードし、当該ネットワークからリンクを張るようにしてもよい。海外大学のホームページのアドレスがアップロードされている場合、留学希望者は、当該留学関連情報提供サーバ15にアクセスしている状態から、インターネット等を介してすぐに海外大学のホームページにアクセスすることが可能となり、必要な情報を早急に入手することとができる。
【0034】また、留学関連情報提供サーバ15は、海外大学のパンフレット等で提供されている情報のみならず、その大学に付属した外国語学校、その大学がある都市の紹介パンフレット、住居やホームステイ先の情報等々、各種留学に関連する情報も例えばPDFデータとしてアップロードしてもよい。また、同様に、海外大学のホームページのみならず、その大学に付属した外国語学校、その大学がある都市等々のホームページのアドレスをアップロードしていてもよい。
【0035】(海外大学映像情報提供機能)海外大学映像情報提供機能は、LAN2上に設けられている留学関連情報提供サーバ15によって留学希望者に提供される。留学希望者は、LAN2上のクライアント端末11−1〜11−n又は外部PC4を用いて留学関連情報提供サーバ15にアクセスし、留学に必要となる海外大学の映像情報を取得する。
【0036】この留学関連情報提供サーバ15は、海外大学から提供されているビデオ映像や音声情報等を、例えばMPEG2方式等でデジタル符号化し、ハードディスク等に格納している。留学関連情報提供サーバ15に格納されているこの映像情報等は、以下に説明をするバーコード検索システムによって簡易に検索及び視聴が可能である。
【0037】バーコード検索システムは、例えば、図12R>2に示すように、サーバ41と、視聴端末42とにより構成される。ここで、バーコード検索システムのサーバ41は、留学関連情報提供サーバ15に適用され、視聴端末42はクライアント端末11に適用される。
【0038】バーコード検索システムのサーバ41には、デジタル化された映像及び音声データとともに、各映像データ等のID情報が管理テーブルとして格納されている。また、視聴端末42には、バーコードリーダ43が設けられている。さらに、視聴端末42には、各海外大学が紹介されたパンフレット44が添付されている。このパンフレット44には、各海外大学の名称や紹介文とともに、バーコード45が印刷されている。このバーコード45には、上記映像データ等のIDが情報として含まれている。
【0039】このバーコード検索システムを用いて各海外大学の紹介映像等を参照する場合、留学希望者は、まず、添付されているパンフレット44から参照したい海外大学の紹介ページを探し出す。各海外大学の紹介ページには、紹介文や写真とともにバーコード45が記載されており、そのバーコード45をバーコードリーダ44にかざして読みとり処理を行う。読みとられたバーコード情報は、視聴端末42にからサーバ41に転送される。サーバ41は、転送されてきたバーコード情報からID情報を抽出して、管理テーブルから映像データのリンクを検索する。そして、そのリンクに基づき映像情報等を再生して、視聴端末42に転送する。視聴端末42では、転送された映像情報や音声情報をモニタやヘッドフォン等から出力する。
【0040】このようなバーコード検索システムでは、パンフレットに印刷されているバーコードを視聴端末42にかざすだけの非常に簡易な操作で映像や音声を再生することができる。また、このバーコード検索システムでは、各映像データ等がハードディスク内にデジタル化されて格納されているので、複数の視聴端末42からアクセスが可能となる。
【0041】(手続代行機能)手続代行機能は、LAN2上に設けられている留学手続きシステムサーバ16によって留学希望者に提供される。留学希望者は、LAN2上のクライアント端末11−1〜11−n又は外部PC4を用いて留学手続きシステムサーバ16にアクセスし、留学に必要となる各種手続きを行う。
【0042】この留学手続きシステムサーバ16により手続きが行われる代表的なものについて列挙を行う。
【0043】・留学カウンセリング/アドバイス・留学説明会、留学フェア、留学講座、語学研修、語学テスト(TOFEL,SAT等)の告知、申し込み、開催・海外大学への願書の申し込み・ホームステイ、住居の手配・入学許可証の受け取り、銀行口座の開設、パスポート&ビザの手配、渡航手続きの代行・各種費用の払い込みの代行(渡航費、ホームステイ費、生活費、学費、保険等々)
留学手続きシステムサーバでは、以上のような手続きを代行する。
【0044】また、この留学手続きシステムサーバ16では、このような各種手続き代行の他に、例えば、各海外大学の学費、生活費、渡航費用等を予めデータベースで蓄積しておき、留学者の希望に応じて、留学に必要となる費用をシュミレーションして算出する。
【0045】(個人情報管理機能)個人情報管理機能は、LAN2上に設けられている留学手続きシステムサーバ16によって留学希望者に提供される。この留学手続きシステムサーバ16では、TOFELやSAT等の語学テストの申し込みとともに、これらのテストの結果等を留学希望者毎のデータベースにして、共通データベースに格納する。そして、管理者は、必要に応じて、留学手続きシステムサーバ16を介して各留学希望者の学力データを検出する。このように各留学希望者の学力を管理しておくことにより、適切な留学先等のアドバイスを行うことができることとなる。
【0046】疑似留学体験システムこの留学支援システム1では、留学希望者が留学の為の事前準備として必要とする留学経験者とのコミュニケーションを行う留学体験システムとして、3次元バーチャル空間でのリアルタイムコミュニケーションを行うチャット機能と、留学体験談の書き込みがされる電子掲示板を提供するBBS機能とをネットワークを介して提供している。
【0047】(チャット機能)チャット機能は、LAN2上に設けられているコミュニケーションシステムサーバ17によって留学希望者に提供される。留学希望者は、LAN2上のクライアント端末11や外部PC4から、専用のチャットアプリケーションソフトウェアを用いてコミュニケーションシステムサーバ17にアクセスをし、このチャット機能を利用する。また、このコミュニケーションシステムサーバ17には、海外に留学中の留学生もアクセスを行い、このチャット機能を利用する。ここで、チャットとは、異なる場所にいる利用者がコンピュータを用いて同時にアクセスを行うことによって、同一の仮想空間内で文字や音声による対話を図るネットワーク上のコミュニケーションツールである。このコミュニケーションシステムサーバ17により提供されるチャット機能は、いわゆる3次元共同仮想空間を実現したチャットで、例えば、ソニー株式会社から提供されている「Community Place」が利用される。
【0048】このチャットでは、図13に示すように、3次元のバーチャル空間が表示されるメイン画面51と、チャットログが表示されるチャットログ画面52と、利用者に必要事項を伝達するための掲示画面53とが、クライアント端末11や外部PC4のモニタに表示される。
【0049】メイン画面51上には、当該チャットを利用している利用者に対応する複数のオブジェクト54a,54bが、3D画面で表示される。各オブジェクト54a,54bは、例えば、3次元の人物画像等で表されており、バーチャル空間でのコミュニケーションを擬似的に体験することができる。また、このメイン画面51では、背景画像として、例えば、海外の町並み(例えば、ニューヨークやロンドン等の町並み)を構築して表現をする。このことにより、留学希望者は、海外留学の疑似体験をすることができる。
【0050】チャットログ画面52には、利用者が書き込んだ情報が、その利用者の名前とともに時系列で表示される。なお、文字入力でチャットを行うのみならず、音声を用いたチャットを行っても良い。
【0051】掲示画面53には、当該チャット機能で提供されている各種イベントの時間及びアクセス場所等の管理者から利用者に伝達する情報が記載される。
【0052】このように留学希望者が海外留学生とリアルタイムでコミュニケーションを行うことができるチャット空間を提供することによって、留学体験者や留学者の体験談等を、例えば留学経験のある友人や知人を捜して彼らから直接情報を得ることなく、容易に得ることができる。また、3次元のバーチャル空間で海外留学の疑似体験をすることができる。
【0053】また、このチャット機能を提供するコミュニケーションシステムサーバ17では、各利用者のアクセスログを解析し、例えば、出席回数、発言回数、成績評価等をデータベース化して管理をしてもよい。この管理データは、例えば、共通データベース13に格納され、上述した語学学習機能での管理データと連携が取られて管理がされる。
【0054】(BBS機能)BBS機能は、LAN2上に設けられているコミュニケーションシステムサーバ17によって留学希望者に提供される。留学希望者は、LAN2上のクライアント端末11や外部PC4から、例えばブラウザを用いてコミュニケーションシステムサーバ17にアクセスをし、このBBS機能を利用する。
【0055】このコミュニケーションシステムサーバ17には、例えば図14に示すように、留学経験者の具体的な留学体験談やコメント等がテキスト形式の電子掲示板に記載されている。留学希望者は、例えば、その体験談を読むことによって留学経験者から情報を得ることができる。また、この掲示板には、例えば、その留学経験者のメールアドレスを記載されている。このため、留学希望者は、疑問や不安等を直接その留学経験者に質問をすることができる。
【0056】また、テキスト形式の電子掲示板のみならず、例えば、図15に示すように、動画像で留学体験を提供するようにしてもよい。
【0057】議事録自動作成システム議事録自動作成システム18は、プロジェクタでプレゼンテーションをした映像内容、プレゼンテーションをするときに参照した資料やメモ、プレゼンテータの映像や音声等をそれぞれ時間情報とともに記録した議事録を作成するシステムである。この議事録自動作成システムによれば、過去に行われたプレゼンテーションを、他の場所で再現する場合、プレゼンテータの再生映像や音声に同期して、そのときに使用したプロジェクタ映像内容、資料やメモを再生することができ、受講者が非常に簡単に内容を理解することができる。また、さらに、この議事録自動作成システムでは、プロジェクタの映像内容、プレゼンテータの映像、資料やメモを、同一の画面上に表示する。そのため、受講者は、再現したプレゼンテーションの内容を効率的に把握をすることができる。
【0058】以下、この議事録自動作成システム18について説明をする。
【0059】図16及び図17に議事録作成システム18のシステム構成図を示す。
【0060】この議事録作成システム18では、例えば、第1の会議室110と、第2の会議室130とから構成され、第1の会議室110と第2の会議室130とが通信ネットワーク100を介して接続されてなる。この議事録作成システム18では、例えば有線のLANプロトコル(例えばイーサネット(登録商標))に従って通信回線を介してデータや各種情報の伝送をする通信ネットワーク100により第1の会議室110と第2の会議室130とが接続されている。
【0061】また、この議事録作成システム18では、会議の出席者が操作する複数のクライアントPCを備え、いずれかのクライアントPCにチェアマン(議長)、プレゼンテータ(発表者)の権限が与えられ、他のクライアントPCにアテンダント(参加者)の権限が与られることで、チェアマン、プレゼンテータ、アテンダントからなる会議を実現する。なお、以下の説明では、アテンダントの権限を有するクライアントPCをアテンダント端末と呼び、プレゼンテータの権限を有するクライアントPCをプレゼンテータ端末と呼び、チェアマンの権限を有するクライアントPCをチェアマン端末と呼ぶ。
【0062】第1の会議室110は、通信ネットワーク100を介して第2の会議室130と接続する会議サーバ111、会議サーバ111と第1の会議室110内の各種機器とを接続するハブ112、第1の会議室110内で無線ネットワークを形成する無線通信装置113を備える。
【0063】会議サーバ111は、第1の会議室110と第2の会議室130とに含まれる各機器間で映像や音声、文字などを送受信する通信機能、会議の内容を記録した議事録を作成する議事録作成機能、第1の会議室110及び第2の会議室130に含まれる各種機器を認識、制御する機器管理機能を有する。
【0064】この会議サーバ111は、第1の会議室110内に含まれる各種機器とハブ112を介して接続することで、第1の会議室110に含まれる各機器間で情報を送受信するとともに、通信ネットワーク100を介して第2の会議室130に含まれる各機器間で情報を送受信する。
【0065】ハブ112は、第1の会議室110内に含まれるプロジェクタ装置15、GUI(Graphical User Interface)表示装置116、ホワイトボード117a、プリンタ装置118等の出力機器、3D画像入力装置117、スキャナ装置119等の入力機器と接続されるとともに、無線通信装置113と接続されている。
【0066】無線通信装置113は、ハブ112と接続されるとともに、議事録作成システム18を利用して会議に参加する第1の会議室110内のユーザに操作されるクライアントPC114と無線ネットワークを介して接続されている。無線通信装置113は、例えばIEEE(The Institute of Electrical and ElectronicsEngineers)802.11b等の無線通信プロトコルに従って、各クライアントPC114と情報の送受信をする。
【0067】第1の会議室110は、無線通信装置113と無線ネットワークを介して接続され、議事録作成システム18の出席者により操作されるクライアントPC(パーソナルコンピュータ)114a〜114f(以下、総称する場合には、単に「クライアントPC114」と呼ぶ。)を更に備える。
【0068】クライアントPC114は、会議の出席者により操作される、例えば情報携帯端末や、パーソナルコンピュータからなる。クライアントPC114は、ユーザが操作するキーボード、マウス等のポインティングデバイス、プレゼンテーション内容等を表示するための表示機構を備える。
【0069】クライアントPC114は、無線通信装置113と無線ネットワークにより接続され、無線通信装置113を介して第1の会議室110内の各種機器と接続されている。このクライアントPC114は、無線通信装置113を介して、他のクライアントPC114や、第2の会議室130内のクライアントP33C、第1の会議室110及び第2の会議室130内の各種機器と接続されている。
【0070】第1の会議室110は、上記出力機器として、プロジェクタ装置115、データ表示装置116、プリンタ装置118を更に備える。
【0071】プロジェクタ装置115は、内部に光学系等を備え、内部の光源から出射した光を表示スクリーン115a上に投影する。プロジェクタ装置115は、ハブ112とケーブル等により接続され、ハブ112を介して会議サーバ111と接続される。このプロジェクタ装置115は、プレゼンテータ端末からのプレゼンテーションデータが会議サーバ111及びハブ112を介して入力されて、プレゼンテーション内容を表示スクリーン115a上に投影する動作をする。
【0072】データ表示装置116は、例えばPDP(Plasma Display Panel)等からなり、各種内容を第1の会議室110内に居る会議の出席者に提示する。データ表示装置116は、ハブ112とケーブル等により接続され、ハブ112を介して会議サーバ111と接続され、チェアマン端末の表示画面、各種内容を表示する。
【0073】プリンタ装置118は、印刷用紙等の印刷媒体に印刷をする印刷機構を有し、ハブ112とケーブルにより接続され、ハブ112を介して第1の会議室110内の各種機器と接続される。プリンタ装置118は、例えば会議サーバ111からの印刷すべき資料データに従って印刷処理をして、印刷した印刷媒体を出力する。
【0074】第1の会議室110は、上記入力機器として、3D画像入力装置117、ホワイトボード117a、スキャナ装置119を更に備える。スキャナ装置119は、例えば光学式読み取り機構を備え、ハブ112とケーブルにより接続される。このスキャナ装置119は、会議の出席者により操作されて、読みとった静止画像データをハブ112を介して会議サーバ111に出力する。
【0075】3D画像入力装置117は、無線通信装置113と無線ネットワークを介して接続し、無線通信装置113を介して第1の会議室110内の各種機器と接続する。この3D画像入力装置117は、IEEE1394インターフェースを有したカメラ機構、台座を有し、カメラ機構で撮像した静止画像データを会議サーバ111に伝送する機能を有する。
【0076】ホワイトボード117aは、出席者により各種内容が書き込まれ、当該内容をスキャンしてデータとしてケーブルを介して会議サーバ111に出力する機能を有する。
【0077】第1の会議室110は、カメラ装置120、TV会議用モニタ装置121、カメラコントロールユニット122、オーディオコントローラ123、複数のマイク装置124a〜124f(以下、総称するときには単に「マイク装置124」と呼ぶ。)からなるTV会議システムを更に備える。このTV会議システムでは、第1の会議室110内の音声や、映像を得ることで、第1の会議室110内の状況を第2の会議室130側に知らせる。また、TV会議システムで得た映像データは、会議サーバ111によりキャプチャリングされる。
【0078】カメラ装置120は、例えばテレビ会議等に使用されるものであり、第1の会議室110内で発表をするプレゼンテータや、第1の会議室110内の景色を撮像して映像データを生成する。カメラ装置120は、ケーブルを介して通信ネットワーク100と接続され、第2の会議室130のTV会議システム35及び会議サーバ111に映像データを出力する。
【0079】カメラコントロールユニット122は、カメラ装置120の撮像方向や、ズーム等の調整を制御するコントローラからなる。このカメラコントロールユニット122は、第1の会議室110内のクライアントPC114や、通信ネットワーク100を介して第2の会議室130内のクライアントPC133からのコマンドに従って、カメラ装置120を制御する。
【0080】TV会議モニタ装置121は、表示デバイスからなり、カメラ装置120と接続し、第2の会議室130内のカメラ装置135aで撮像した映像を表示する。
【0081】各マイク装置124は、クライアントPC114a〜クライアントPC114fに対応したマイク装置124a〜マイク装置124bからなる。このマイク装置124は、マイクロフォン装置からなり、各出席者からの音声を検出して音声データを生成し、オーディオコントローラ123に供給する。
【0082】オーディオコントローラ123は、マイク装置124からの音声データを調整する機能を有する。このオーディオコントローラ123は、例えばプレゼンテータからの音声のみを検出する設定や、プレゼンテータのみならず他の出席者からの音声をも検出する設定とされる。
【0083】第2の会議室130は、無線通信装置131、携帯型プロジェクタ装置132、クライアントPC133a〜133c(以下、総称するときには単に「PC133」と呼ぶ。)、カメラ装置135a及びTV会議用モニタ135bからなるTV会議システム135を備える。
【0084】無線通信装置131は、通信ネットワーク100と接続されるとともに、議事録作成システム18を利用して会議に参加する第2の会議室130内のユーザに操作されるクライアントPC133と無線ネットワークを介して接続されている。無線通信装置113は、例えばIEEE(The Institute of Electrical andElectronics Engineers)802.11b等の無線通信プロトコルに従って、各クライアントPC133と情報の送受信をする。
【0085】携帯型プロジェクタ装置132は、内部に光学系等を備え、内部の光源から出射した光を表示スクリーン132a上に投影する。携帯型プロジェクタ装置132は、無線通信装置131と無線ネットワークを介して接続され、無線通信装置131を介して第1の会議室110及び第2の会議室130内の各種機器と接続される。この携帯型プロジェクタ装置132は、プレゼンテータ端末からのプレゼンテーションデータが通信ネットワーク100、無線通信装置131を介して入力されて、プレゼンテーション内容を表示スクリーン132a上に投影する動作をする。
【0086】クライアントPC133a〜133c(以下、総称する場合には、単に「クライアントPC133」と呼ぶ。)は、無線通信装置131と無線ネットワークを介して接続され、第2の会議室130内の出席者により操作される。
【0087】クライアントPC133は、例えば情報携帯端末や、パーソナルコンピュータからなり、会議の出席者により操作される。クライアントPC133は、ユーザが操作するキーボード、マウス等のポインティングデバイス、プレゼンテーション内容等を表示するための表示機構を備える。
【0088】TV会議システム35は、カメラ装置135aにより第2の会議室130の状況を撮像して映像データを第1の会議室110に送信するとともに、TV会議用モニタ135bにより第1の会議室110のカメラ装置120からの映像データに基づく映像を表示する。
【0089】第1の会議室110及び第2の会議室130に備えられるクライアントPC114及びクライアントPC133(以下、総称するときには単に「クライアントPC」と呼ぶ)は、図18に示すようなソフトウェア環境を有している。
【0090】図18によれば、各クライアントPCは、基本ソフト、例えばIEEE802.11b等の無線通信プロトコル、通信ネットワーク100を介して情報を送受信するためのネットワークプロトコル、議事録作成システム18に参加するための会議プログラム、会議に参加して各種内容を表示するためのGUIプログラムを格納している。
【0091】上記会議プログラムとしては、会議のプレゼンテータが使用可能なプログラムとして、プレゼンテーションを行うためのプレゼンテーションプログラムがある。
【0092】また、会議プログラムとしては、プレゼンテータ端末、アテンダント端末又はチェアマン端末が使用可能なプログラムとして、クライアントPC間において実時間でメッセージの送受信をするためのチャットプログラム、クライアントPC間においてファイルの転送を行うためのファイル転送プログラムがある。
【0093】更に、会議プログラムとしては、チェアマン端末のみが使用可能なプログラムとして、TV会議システムを用いたTV会議を行うためのTV会議制御プログラム、会議サーバ111を制御して議事録ファイル作成を制御するための議事録制御プログラム、議事録作成システム18を利用したクライアントPCや各種機器を管理するためのユーザ認証/機器管理プログラムがある。
【0094】GUIプログラムは、クライアントPCが使用しているプログラムに応じて、各種内容をクライアントPCの表示機構で表示する。すなわち、GUIプログラムは、クライアントPCがプレゼンテータとしての権限を有し、プレゼンテーションプログラムを使用しているときにはプレゼンテーションを実行するためのGUI画面を表示する。また、GUIプログラムは、クライアントPCがチェアマンとしての権限を有しているときには、TV会議制御プログラム、議事録制御プログラム、ユーザ認証/機器管理プログラムに応じたGUI画面を表示する。
【0095】チェアマン端末は、ユーザ認証/機器管理プログラムを実行することにより、図19に示すように、他のクライアントPCを操作する出席者をアイコンで表示する出席者アイコン表示161を表示する。
【0096】図19によれば、ユーザ認証された会議の出席者を図19(a)に示すように、第1の会議室110、第2の会議室130ごとに出席者アイコン表示画面161a、161bを表示する。ここで、チェアマン端末は、出席者の画像、名前を表示することで会議の出席者をチェアマンに視認可能とし、各参加者の映像が選択されることに応じて図19(b)に示すように選択された出席者の情報を表示する。
【0097】また、チェアマン端末は、ユーザ認証がされていないが、議事録作成システム18に含まれるクライアントPCについてのアイコン表示を網掛け表示161cとし、ユーザ認証されているクライアントPCについてのアイコン表示を網掛けがされていない通常表示161dとする。
【0098】更に、チェアマン端末は、ユーザ認証をするか否かを決定するための参加ボタン(Join)162を表示する。チェアマン端末は、ユーザにより出席者アイコン表示が選択されて、参加ボタン162が選択されたときには、出席者アイコン表示に対応するクライアントPCに参加許可を与える。
【0099】更に、チェアマン端末は、ユーザ認証/機器管理プログラムを実行することにより、図20に示すように、議事録作成システム18を構成する各種機器を示す使用可能機器表示163を表示する。このチェアマン端末は、第1の会議室110、第2の会議室130ごとに機器アイコン表示画面163a、163bを表示する。ここで、チェアマン端末は、各機器を表す画像をアイコンとして表示する。
【0100】図20によれば、クライアントPCは、入力機器表示(IN)164としてホワイトボード117a、3D画像入力装置117及びスキャナ装置119に対応するアイコンを表示し、出力機器(OUT)表示165としてプロジェクタ装置115、データ表示装置116及びプリンタ装置118に対応するアイコンを表示する。更に、クライアントPCは、第1の会議室110内に存在するTV会議システム、会議サーバ111及び自身のPCをアイコンで表示する。
【0101】更に、クライアントPCは、第2の会議室130に存在して通信ネットワーク100と接続する携帯型プロジェクタ装置132、プリンタ装置118等の機器をアイコンとして表示する。
【0102】会議サーバ111は、図21に示すようなソフトウェア環境を有している。図21によれば、会議サーバ111は、例えばインターネット等の通信ネットワーク100外のネットワークと接続するためのネットワークインターフェースプログラム、ビデオキャプチャインターフェースプログラム、基本ソフト、議事録作成プログラム、機器認識プログラム、資料送受信プログラム、議事録制御プログラム、クライアントコントロールプログラムを格納している。
【0103】会議サーバ111は、上記ネットワークインターフェースプログラムを実行することにより、例えばインターネット等の外部のネットワークとの通信を行う。
【0104】会議サーバ111は、上記ビデオキャプチャインターフェースプログラムを実行することにより、例えば、TV会議システムにより生成されて第1の会議室110と第2の会議室130との間で送受信される映像データ等のキャプチャリングをし、議事録を作成するのに使用される静止画像データを作成する。また、会議サーバ111は、TV会議システムで撮像した映像や音声を、議事録ファイルとして保持する。
【0105】会議サーバ111は、上記機器認識プログラムを実行することにより、議事録作成システム18に存在する各種機器を認識し、内部の機器リストファイルに登録する。
【0106】会議サーバ111は、上記議事録作成プログラムを実行することにより、プレゼンテーション内容に係る静止画像データや、チェアマン端末が作成したメモデータ、TV会議システムで得てキャプチャリングした静止画像データ又は動画像データを用いて、時間軸に沿った議事録データを作成、編集等をする。
【0107】会議サーバ111は、上記資料送受信プログラムを実行することにより、議事録作成システム18に存在する各種機器からの静止画像データを受信して保存する。また、この会議サーバ111は、資料送受信プログラムを実行することで、プロジェクタ装置115やプリンタ装置118、スキャナ装置119、ホワイトボード117a、データ表示装置116との間で定義されているプロトコル(JetSend)により、各種データをプリンタ装置118、データ表示装置116に出力して表示させる処理をする。
【0108】会議サーバ111は、上記クライアントコントロールプログラムを実行することにより、議事録作成システム18に含まれるクライアントPCの制御、クライアントPCとの間のチャット、ファイル転送等を含む通信を制御する。
【0109】このような機能を有する会議サーバ111は、図22に示すような構成を有している。ここで、会議サーバ111は基本ソフトとしてサーバ用基本ソフトに基づいて各機能を実行し、クライアントPCは個人ユーザ用基本ソフトに基づいて各機能を実行する。更にホワイトボード117aは、出席者により書き込まれた内容をデータ伝送プロトコル(例えばJetSendプロトコル)に従って会議サーバ111に送信する機能を有する。
【0110】クライアントPCは、上述したようなプレゼンテーションプログラム、チャットプログラム、ファイル転送プログラム、議事録制御プログラム、ユーザ認証/機器管理プログラム、TV会議制御プログラムを備えている。
【0111】会議サーバ111は、各種プログラムを備えたクライアントPCと通信をクライアントコントロール部141、参加者情報記憶部142、共有ファイル記憶部143、上記議事録制御プログラムを実行する議事録制御部144、データ記憶部145、上記資料送受信プログラムを実行する資料送受信部146、上記機器認識プログラムを実行する機器管理部147、情報ファイル記憶部148、上記議事録作成プログラムを実行する議事録作成部149、議事録データ記憶部150を備える。
【0112】クライアントコントロール部141は、第1の会議室110内の複数のクライアントPC114と接続し、ユーザ認証、チャット、ファイル転送、TV会議制御に際して、各種情報、要求や各種データ等の管理をする。また、クライアントコントロール部141は、ユーザ認証、チャット、ファイル転送、TV会議制御以外の処理については、各種情報や、データ等の中継をして、会議サーバ111を構成する各部との間で入出力処理をする。
【0113】クライアントコントロール部141は、プレゼンテーションを行っているときにおいて、プレゼンテータ端末からプレゼンテーションデータを受信し、データ記憶部145に記録する。また、クライアントコントロール部141は、会議を行っている最中においてチェアマン端末からのメモデータをデータ記憶部145に記憶する処理をする。
【0114】また、クライアントコントロール部141は、チェアマン端末でユーザ認証を行うに際して、チェアマン端末からの会議参加許可に関する情報を他のクライアントPCに転送し、参加者情報ファイルを作成して参加者情報記憶部142に格納する。クライアントコントロール部141は、各クライアントPCを操作する出席者の氏名、メールアドレス、IPアドレス等を示す個人情報を受信し、複数の個人情報からなる参加者情報ファイルを作成して、参加者情報記憶部142に格納する処理をする。
【0115】更にクライアントコントロール部141は、チャットを行うに際して、クライアントPCから送信されたチャットデータを他のクライアントPCに転送する。
【0116】更にまた、クライアントコントロール部141は、ファイル転送を行うに際して、ファイル送信元のクライアントPCからのファイルを受信して、共有ファイル記憶部143に記憶する処理をし、ファイル転送先のクライアントPCにファイル転送が発生した旨の通知をする。クライアントコントロール部141は、ファイル送信先からのファイル転送要求に応じて、共有ファイル記憶部143に記憶したファイルを読み出して、ファイル送信先に送信する処理をする。
【0117】議事録制御部144は、クライアントコントロール部141からの各種情報を用いて、図23に示すような議事ログファイルを作成する。この議事録制御部144は、所定の時間ごとに議事ログファイルを作成し、プレゼンテーション内容に係るデータ、プレゼンテーション時に使用したデータ、メモデータ、キャプチャしたデータ、各種情報を同期させる。
【0118】議事録制御部144は、会議ごとの管理をするための会議管理情報、会議に参加した出席者を管理するための出席者管理情報、プレゼンテーションに使用したプレゼンテーションデータを管理するためのプレゼンテーションデータ管理情報、使用した資料を管理するための資料管理情報、チェアマン端末により作成されたメモデータを管理するためのメモデータ管理情報等が格納される。また、議事録制御部144は、プレゼンテーションデータ管理情報、資料管理情報及びメモデータ管理情報と、時刻情報とを対応させて、議事ログファイルを作成する。
【0119】議事録制御部144は、上記会議管理情報として、例えば議題、会議を行った日付、会議室名を示す情報を使用する。
【0120】また、議事録制御部144は、出席者管理情報として、例えばチェアマン端末を操作するユーザの氏名、プレゼンテータ端末を操作するユーザの氏名、アテンダント端末を操作するユーザの氏名を使用する。
【0121】更に、議事録制御部144は、上記資料管理情報として、例えば上記TV会議システムでキャプチャした静止画像データのファイル名や、各種情報を上記出力機器へ出力した資料データのファイル名、上記入力機器から入力した資料データのファイル名、例えば第2の会議室130から入力した資料データのファイル名を使用する。議事録制御部144は、各種ファイル名と、出席者やクライアントPCに提示又は入力した時刻を示す時刻情報とを、対応付けた議事ログファイルを作成する。
【0122】更にまた、議事録制御部144は、上記プレゼンテーションデータ管理情報として、例えばプロジェクタ装置115から出力したプレゼンテーションデータのファイル名を使用する。議事録制御部144は、プレゼンテーションデータのファイル名と、プレゼンテーションデータに係る内容をプロジェクタ装置115に提示したときの時刻を示す時刻情報とを、対応付けた議事ログファイルを作成する。
【0123】更にまた、議事録制御部144は、メモデータ管理情報として、チェアマン端末が生成したメモデータの内容を使用する。議事録制御部144は、メモの内容と、チェアマン端末からクライアントコントロール部141にメモデータが送信されたときの時刻を示す時刻情報とを、対応付けた議事ログファイルを作成する。
【0124】議事録制御部144は、議事ログファイルを作成するに際して、上記会議管理情報、出席者管理情報、プレゼンテーションデータ管理情報、資料管理情報、メモデータ管理情報を、タイプ別に区別する。
【0125】資料送受信部146は、プロジェクタ装置115及びホワイトボード117aとハブ112を介して接続され、プロジェクタ装置115及びホワイトボード117aを制御する。この資料送受信部146は、プロジェクタ装置115及びホワイトボード117aと同じデータ伝送プロトコル(例えばJetSendプロトコル)に従ってプレゼンテーションデータや資料データのデータ伝送をする。
【0126】資料送受信部146は、プロジェクタ装置115で表示スクリーン115aにプレゼンテーション内容を表示させるときには、データ記憶部145に格納されたプレゼンテーションデータを読み出してプロジェクタ装置115に出力する。
【0127】また、資料送受信部146は、データ表示装置116、プリンタ装置118で資料を表示、印刷するときには、データ記憶部145から資料データを読み出して出力する。
【0128】また、資料送受信部146は、ユーザによりホワイトボード117aに書き込まれた内容を例えば所定の時間間隔ごとに読み取り処理をするようにホワイトボード117aを制御して、ホワイトボード117aに書き込まれた内容を受信してデータ記憶部145に記憶する。
【0129】機器管理部147は、議事録作成システム18に含まれるクライアントPC、各種機器を認識し、各機器に関する機器情報をファイル化した機器情報ファイルを作成し、機器情報ファイル記憶部148に格納する。機器管理部147は、各機器に関する機器情報として、例えば機器名、機種、IPアドレス等を得て、機器情報ファイルを作成する。この機器情報ファイルは、クライアントコントロール部141により参照されて、各クライアントPCに転送される。これにより、各クライアントPCが議事録作成システム18に含まれる各機器を認識する。
【0130】データ記憶部145には、議事録制御部144により作成された会議ごとの議事ログデータを含む議事ログファイルが格納され、議事録データ作成時に議事録作成部149により読み出される。
【0131】また、データ記憶部145には、プレゼンテーションデータを含むプレゼンテーションファイルが格納され、プレゼンテータ端末からのプレゼンテーションデータがクライアントコントロール部141を介して入力されて、プレゼンテーションファイルに追加する処理をする。このデータ記憶部145は、プレゼンテーションを行うときや、議事録データ作成時に議事録作成部149により読み出される。
【0132】更に、データ記憶部145には、スキャナ装置119やホワイトボード117aで得た資料データを含む資料ファイルが格納され、静止画像データが資料送受信部146を介して入力されて、資料ファイルに追加する処理をする。このデータ記憶部145は、議事録データ作成時や、資料提示時に読み出される。
【0133】更にまた、データ記憶部145には、TV会議システムで得てキャプチャされた静止画像データ又は動画像データを含む議事映像ファイルが格納され、キャプチャして得た映像データ及び音声データが資料送受信部146を介して入力されて議事映像ファイルに格納に追加する処理をする。このデータ記憶部145は、資料提示時や、議事録データ作成時に読み出される。
【0134】議事録作成部149は、議事録制御部144で作成した議事ログファイルを解析し、プレゼンテーションデータ、資料データ、静止画像データ又は動画像データ、音声データ、メモデータを時間軸に沿った形態で編集した議事録データを作成して、議事録データ記憶部50に格納する。
【0135】このとき、議事録作成部149は、図24に示すように、データ記憶部145から、議事ログファイル171、プレゼンテーションファイル(PPTファイル)172、スキャナ装置119やホワイトボード117aで表示した資料を格納した資料ファイル173、TV会議システムで撮像した議事映像ファイル174を読み出し、議事ログファイル171の内容に基づいて各データの関連を認識して、同じ時間軸に表示する。この議事録作成部149は、議事ログファイルごとに、時間軸に従って各種データを同期させた議事録データを作成する。
【0136】議事録作成部149は、他の機器で閲覧させるに際して表示形態が異なる形式の議事録データを作成する。議事録作成部149は、図25に示すように、会議名、プレゼンテータ名、プレゼンテーションデータ表示領域181、プレゼンテータの映像表示領域182、ホワイトボード117aの表示領域183、データ表示装置116で表示した内容を表示する表示領域184、メモデータ表示領域185等を1画面内で分割表示して会議の内容を時間軸に沿った形態で表示させる議事録データ(議事録Webファイル)を作成する。
【0137】また、議事録作成部149は、プレゼンテーション内容、プレゼンテータの映像、ホワイトボード117aの表示内容、メモデータ等を静止画像ファイルにして、各静止画像ファイルをサムネイル表示して、会議の全体の概要を閲覧者に視認させるように表示させる形態の議事録データ(Index.html)を作成する。
【0138】つぎに、議事録作成システム18において、会議を行っているときに議事録を作成するための議事録制御を行うときのチェアマン端末、クライアントコントロール部141及び資料送受信部146の処理手順について図26を参照して説明する。
【0139】図26によれば、先ず、チェアマン端末は、図27(C7−1)内の矢印で示すように、議事録制御開始ボタン(Rec)119がチェアマンにより選択される操作がされることに応じて、プレゼンテーションファイル及びプレゼンテーションを行っているときに使用された資料データ、プレゼンテーション中の映像や音声を記録した議事録を作成する議事録制御モードを開始する議事録制御開始要求をクライアントコントロール部141に送信する(ステップST271)。
【0140】次に、クライアントコントロール部141は、議事録制御開始要求を受け付けることで議事録制御モードとなり(ステップST281)、TV会議システムで得た第1の会議室110内の映像データ及び音声データのキャプチャを開始する(ステップST282)。また、クライアントコントロール部141は、議事録制御開始通知を資料送受信部146に出力する。
【0141】次に、資料送受信部146は、クライアントコントロール部141から議事録制御開始通知を受信すると、議事録制御モードとなり(ステップST291)、データ記憶部145から読み出してプロジェクタ装置115に送信しているプレゼンテーションデータの名称と、プレゼンテーションデータの提示時刻をデータ記憶部145の議事ログファイルに登録する処理に移行する(ステップST292)。
【0142】プレゼンテーションを行っているときにおいて、チェアマン端末は、図27(C7−2)内の矢印で示すチェアマンメモ表示画面118にメモを書き込む操作がされると、メモデータをクライアントコントロール部141に送信する(ステップST272)。
【0143】クライアントコントロール部141は、メモデータを受信すると、メモデータをデータ記憶部145に格納する処理をするとともに、メモデータを受信した時刻を議事ログファイルとして登録するように議事録制御部144を制御する(ステップST283)。
【0144】また、チェアマン端末は、プレゼンテーションを行っているときにおいて、図27(C7−3)内の矢印で示す議事録終了ボタン(Stop)120を選択する操作がされると、議事録終了要求をクライアントコントロール部141に送信する(ステップST273)。
【0145】クライアントコントロール部141は、議事録終了要求を受信すると(ステップST284)、議事録制御モードを解除し、TV会議システムで得ている映像データや音声データの取り込みを終了する処理をし(ステップST285)、議事録終了通知を資料送受信部146に送信する。
【0146】資料送受信部146では、議事録終了通知を受信すると(ステップST293)、プレゼンテーションデータのデータ記憶部145への書き込みを終了する処理をする。
【0147】このような処理を行う議事録作成システム18では、プレゼンテーションで提示した内容やその名称、TV会議システムで得た映像や音声、メモデータを議事録ファイルとしてデータ記憶部145に格納するとともに、プレゼンテーションで資料を提示した時刻、メモデータを受信した時刻を議事ログファイルとしてデータ記憶部145に格納することができる。これにより、議事録制御部144は、図23に示したよな議事ログファイルを作成することができる。
【0148】また、この議事録作成システム18では、会議の途中でスキャナ装置119により読み込んだ内容、データ表示装置116や3D画像入力装置117で取り込んだ内容を議事録ファイルに含めても良く、会議の途中でスキャナ装置119により読み込んだ内容、データ表示装置116や3D画像入力装置117で取り込んだ内容を提示した時刻を議事ログファイルに含めても良いのは勿論である。
【0149】つぎに、議事ログファイル、議事録ファイルを作成して議事録作成を開始するときのチェアマン端末、クライアントコントロール部141、プレゼンテータ端末の処理について図28を参照して説明する。
【0150】図28によれば、先ず、チェアマン端末及びクライアントコントロール部141は、図29(P7−1)に示すように、プレゼンテーションファイルをドラックしてプロジェクタ装置115においてドロップすることで、プレゼンテーションを行い(ステップST321)、プレゼンテーション上述のステップST271〜ステップST285で説明した処理と同様の処理(ステップST301〜ステップST315)を行って、議事録制御を終了する。このとき、プレゼンテータ端末は、図29(P7−2)内で矢印で示すように、ユーザの操作により、アテンダントのタブが選択されてアテンダント端末に遷移した場合、又はビューア表示を閉じてプレゼンテーションを行うためのアプリケーションを終了した場合にアテンダント端末となる。プレゼンテータ端末は、自身がアテンダント端末となったことを示す情報をクライアントコントロール部141に送信する(ステップST322)。
【0151】ステップST316において、クライアントコントロール部141は、データ記憶部145に格納された議事録ファイルに含まれるプレゼンテーションデータ、映像データ、音声データ、及びメモデータを用いて、議事ログファイルを参照して議事録データを作成する処理をする。
【0152】このような議事録作成システム18では、プレゼンテータ端末がプレゼンテーションを終了した場合に、プレゼンテーション内容、キャプチャした映像データ、音声データ、メモデータ、各種機器で提示した内容を用いて議事録データを作成することができる。
【0153】留学支援システムの処理の流れつぎに、学生等が留学を希望してから実際に留学するまでの手続きの流れに従った、この留学支援システム1の処理の流れについて、図30のフローチャートを参照しながら説明をする。
【0154】まず、学生等が留学したいと考え留学の準備を始める際には、留学支援システム1内の留学関連情報提供サーバ15にアクセスを行い、各種の情報を得ることとなる(ステップS1)。この留学関連情報提供サーバ15には、留学説明会の開催の告知や留学フェアの告知、留学に関する各種情報がアップロードされており、留学希望者はこれらをブラウザで参照する(ステップS2)。
【0155】続いて、留学希望者が本留学支援システム1を利用して留学準備を行うかどうか迷っており、仮体験を行いたいと思った場合、本留学支援システム1の利用のための仮申し込みを行う(ステップS3)。仮申し込みは、例えば、留学関連情報提供サーバ15に設けられた仮申し込み画面等を利用して行う。本留学支援システム1は、仮申し込みを行った段階で、本システム内の語学学習システム、情報提供/手続代行システム、疑似留学体験システム、議事録自動作成システムの一部の機能を利用可能となる。例えば、仮申し込みは、その費用として、1000円から3000円程度とし、その有効期限を3,6,12ヶ月といったように区切っておく。そして、この仮申し込みを行った段階で、留学関連情報提供サーバ15を用いた手続き代行機能において提供されている留学カウンセリングを行い、今後の学習や進路の方針を決定する。
【0156】続いて、留学希望者は、自学自習用サーバ12やオーディオライブラリシステム14により提供される語学学習機能を利用して、外国語授業の仮受講を行ったり、コミュニケーションシステムサーバ17により提供されるチャット機能やBBS機能を利用して疑似留学の仮体験を行う(ステップS4)。そして、これらの機能を体験してみて、留学希望者が本留学支援システム1を利用して留学準備を行うと決定した場合、本留学支援システム1の利用のための正式申し込みを行う(ステップS5)。正式申し込みは、例えば、留学関連情報提供サーバ15に設けられた正式申し込み画面等を利用して行う。本留学支援システム1は、正式申し込みを行った段階で、本システム内の語学学習システム、情報提供/手続代行システム、疑似留学体験システム、議事録自動作成システムの全ての機能を利用可能となる。
【0157】続いて、留学希望者は、自学自習用サーバ12やオーディオライブラリシステム14により提供される語学学習機能を利用して、外国語授業の受講を行い、留学に必要となる外国語の事前学習を行い、それと並行して、コミュニケーションシステムサーバ17により提供されるチャット機能やBBS機能を利用して疑似留学体験を行う(ステップS6)。
【0158】続いて、留学希望者は、ある程度の外国語能力が身に付いた段階で、留学関連情報提供サーバ15を利用して各海外大学の情報を取得したり、或いは、留学手続きサーバ16を利用して各海外大学の資料の取り寄せを行ったりし、進路の選択と決定を行う(ステップS7)。この段階で、必要な外国語学力と、留学費用とを確保しておく。
【0159】続いて、留学希望者は、留学手続きシステムサーバ16を利用して、希望大学の願書の取り寄せ、語学テストの受講と成績証明書の発行等を行った後、その希望大学へ願書を提出する(ステップS8)。
【0160】続いて、願書提出後、2,3ヶ月後に、合格/不合格通知がある(ステップS9)。合格通知があった場合には、留学手続きシステムサーバ16を利用して、入学の申し込みを行う(ステップS10)。
【0161】続いて、留学希望者は、留学手続きシステムサーバ16を利用して、留学先の住居や寮の申し着込み、パスポートやビザ(F1ビザ)の取得手続き、留学生保険の手続き、身分証明書の発行手続き、銀行口座の開設、飛行機のチケットの手配等の各種手続きを行う(ステップS11)。
【0162】そして、留学時期となって、現地入りをする(ステップS12)。
【0163】
【発明の効果】以上のように本発明にかかる留学支援システム及び方法では、ネットワークを介して語学学習を行う語学学習サブシステムと、ネットワークを介してユーザに留学関連情報を提供する留学関連情報提供サブシステムと、ネットワークを介して疑似留学体験を行う疑似留学体験サブシステムとを提供している。そのため、本発明では、留学に必要となる事前準備や手続きを全て一貫して提供することができ、留学希望者が複数の業者等を利用することなくスムーズに留学することができることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の留学支援システムのシステム構成図である。
【図2】自学学習機能のシステム構成図である。
【図3】自学学習機能の学習用教材コンテンツのメインページを説明するための図である。
【図4】上記学習用コンテンツのリーディングのページを説明するための図である。
【図5】上記学習用コンテンツの選択問題のページを説明するための図である。
【図6】上記学習用コンテンツの管理データのアクセス画面を説明するための図である。
【図7】上記学習用コンテンツの利用者の名簿画面を説明するための図である。
【図8】上記学習用コンテンツのカリキュラムの選択状態を表説明するためのる画面を説明するための図である。
【図9】上記学習用コンテンツの進捗状況の表示画面を説明するための図である。
【図10】オーディオライブラリシステムのシステム構成図である。
【図11】パンフレット読み込みシステムのシステム構成図である。
【図12】バーコード検索システムのシステム構成図である。
【図13】チャット機能での3次元のバーチャル空間が表示されるメイン画面を説明するための図である。
【図14】留学体験談やコメント等が記載されたテキスト形式の電子掲示板を説明するための図である。
【図15】留学体験談やコメント等が記載されたビデオ形式の電子掲示板を説明するための図である。
【図16】本発明を適用した議事録作成システム18の概略図である。
【図17】本発明を適用した議事録作成システム18の構成図である。
【図18】クライアントPCのソフトウェア環境について説明するための図である。
【図19】出席者アイコン表示画面を説明するための図である。
【図20】使用可能機器表示画面について説明するための図である。
【図21】議事録作成システムにおいて、会議サーバのソフトウェア環境について説明するための図である。
【図22】議事録作成システムにおいて、第1の会議室内の会議サーバの構成を示すブロック図である。
【図23】議事録作成システムにおいて、議事録制御部で作成する議事ログファイルの構成を説明するための図である。
【図24】議事録作成システムにおいて、議事録作成部で議事録データを作成する処理を説明するための図である。
【図25】議事録作成システムにおいて、議事録データを表示するときの表示画面の一例を示す図である。
【図26】議事録作成システムにおいて、議事録制御をするときのチェアマン端末、クライアントコントロール部及び資料送受信部の処理手順を示すフローチャートである。
【図27】議事録作成システムにおいて、議事録制御、議事録作成をするときのチェアマン端末の表示画面を示す図である。
【図28】議事録作成システムにおいて、議事録を作成開始するときのチェアマン端末、クライアントコントロール部及びプレゼンテータ端末の処理手順を示すフローチャートである。
【図29】議事録作成システムにおいて、議事録制御、議事録作成をするときのプレゼンテータ端末の表示画面を示す図である。
【図30】留学支援システムの処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 留学支援システム、2 LAN、3 ゲートウェイ、4 外部PC、5ファイアウォール、6 外部ネットワーク、11 クライアント端末、12 自学自習用サーバ、13 共通データベース、14 オーディオライブラリシステム、15 留学関連情報提供サーバ、16 留学手続きシステムサーバ、17コミュニケーションシステムサーバ
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ユーザにより操作される端末と、上記端末からネットワークを介してアクセスされ、上記端末を介して語学学習を行う語学学習サブシステムと、上記端末からネットワークを介してアクセスされ、上記端末を介して上記ユーザに留学関連情報を提供する留学関連情報提供サブシステムと、上記端末からネットワークを介してアクセスされ、上記端末を介して疑似留学体験を行う疑似留学体験サブシステムとを備える留学支援システム。
【請求項2】 上記語学学習サブシステムは、自学学習用の語学教材を上記端末を介して提供することを特徴とする請求項1記載の留学支援システム。
【請求項3】 上記語学学習サブシステムは、語学学習用の音声教材がデジタル化して蓄積されたオーディオライブラリ装置を有することを特徴とする請求項1記載の留学支援システム。
【請求項4】 上記留学関連情報提供サブシステムは、海外大学のパンフレットをデジタル化して提供することを特徴とする請求項1記載の留学支援システム。
【請求項5】 上記留学関連情報提供サブシステムは、海外大学から提供される映像情報をデジタル化して格納しておき、バーコード情報と一致した映像情報を端末に転送することを特徴とする請求項1記載の留学支援システム。
【請求項6】 上記留学関連情報提供サブシステムは、留学手続きの代行を行うことを特徴とする請求項1記載の留学支援システム。
【請求項7】 上記留学関連情報提供サブシステムは、各ユーザの外国語成績データの管理を行うことを特徴とする請求項1記載の留学支援システム。
【請求項8】 上記留学関連情報提供サブシステムは、海外大学のホームページへのリンクデータを提供することを特徴とする請求項1記載の留学支援システム。
【請求項9】 上記疑似留学体験サブシステムは、ユーザが、留学経験者とチャットを行うチャット空間を提供することを特徴とする請求項1記載の留学支援システム。
【請求項10】 上記疑似留学体験サブシステムは、留学生が留学体験の書き込みを行う電子掲示板を提供することを特徴とする請求項1記載の留学支援システム。
【請求項11】 プレゼンテーションをした際の複数の情報をそれぞれ時間情報とともに記録した議事録を作成する議事録自動作成システムを備えることを特徴とする請求項1記載の留学支援システム。
【請求項12】 ユーザの個人情報データ、外国語成績情報を一元的に管理する共通データベースをネットワーク上に備えることを特徴とする請求項1記載の留学支援システム。
【請求項13】 上記共通データベースは、上記語学学習サブシステムでの語学学習結果を管理することを特徴とする請求項9記載の留学支援システム。
【請求項14】 上記共通データベースは、上記留学関連情報提供サブシステムで管理される外国語成績データを管理することを特徴とする請求項9記載の留学支援システム。
【請求項15】 上記共通データベースは、上記疑似留学体験サブシステムへの利用履歴を管理することを特徴とする請求項9記載の留学支援システム。
【請求項16】 上記各サブシステムの利用をするにあたり、ユーザが仮申し込みを行った場合には、当該ユーザに対して一部の機能を利用可能とし、ユーザが正式申し込みを行った場合には、当該ユーザに対して全ての機能を利用可能とすることを特徴とする請求項1記載の留学支援システム。
【請求項17】 語学学習教材と、留学関連情報と、疑似留学体験とをネットワークを介して一元的なシステム構成でユーザに提供することを特徴とする留学支援方法。
【請求項18】 上記語学学習教材として、自学学習用の語学教材を提供することを特徴とする請求項17記載の留学支援方法。
【請求項19】 上記語学学習教材として、語学学習用の音声教材がデジタル化して蓄積されたオーディオライブラリ装置により語学教材を提供することを特徴とする請求項17記載の留学支援方法。
【請求項20】 上記留学関連情報として、海外大学のパンフレットをデジタル化して提供することを特徴とする請求項17記載の留学支援方法。
【請求項21】 上記留学関連情報として、海外大学から提供される映像情報をデジタル化して格納しておき、バーコード情報と一致した映像情報を提供することを特徴とする請求項17記載の留学支援方法。
【請求項22】 上記留学関連情報として、留学手続きの代行の提供を行うことを特徴とする請求項17記載の留学支援方法。
【請求項23】 上記留学関連情報として、各ユーザの外国語成績データの管理の提供を行うことを特徴とする請求項17記載の留学支援方法。
【請求項24】 上記留学関連情報として、海外大学のホームページへのリンクデータを提供することを特徴とする請求項17記載の留学支援方法。
【請求項25】 上記疑似留学体験として、ユーザが留学経験者とチャットを行うチャット空間を提供することを特徴とする請求項17記載の留学支援方法。
【請求項26】 上記疑似留学体験として、留学生が留学体験の書き込みを行う電子掲示板を提供することを特徴とする請求項17記載の留学支援方法。
【請求項27】 プレゼンテーションをした際の複数の情報をそれぞれ時間情報とともに記録した議事録を作成する議事録自動作成システムをネットワークを介して提供することを特徴とする請求項17記載の留学支援方法。
【請求項28】 共通データベースをネットワーク上に備えて、ユーザの個人情報データ、外国語成績情報を一元的に管理することを特徴とする請求項17記載の留学支援方法。
【請求項29】 上記共通データベースは、上記語学学習サブシステムでの語学学習結果を管理することを特徴とする請求項25記載の留学支援方法。
【請求項30】 上記共通データベースは、上記留学関連情報提供サブシステムで管理される外国語成績データを管理することを特徴とする請求項25記載の留学支援方法。
【請求項31】 上記共通データベースは、上記疑似留学体験サブシステムへの利用履歴を管理することを特徴とする請求項25記載の留学支援方法。
【請求項32】 上記各サブシステムの利用をするにあたり、ユーザが仮申し込みを行った場合には、当該ユーザに対して一部の機能を利用可能とし、ユーザが正式申し込みを行った場合には、当該ユーザに対して全ての機能を利用可能とすることを特徴とする請求項17記載の留学支援方法。
【請求項1】 ユーザにより操作される端末と、上記端末からネットワークを介してアクセスされ、上記端末を介して語学学習を行う語学学習サブシステムと、上記端末からネットワークを介してアクセスされ、上記端末を介して上記ユーザに留学関連情報を提供する留学関連情報提供サブシステムと、上記端末からネットワークを介してアクセスされ、上記端末を介して疑似留学体験を行う疑似留学体験サブシステムとを備える留学支援システム。
【請求項2】 上記語学学習サブシステムは、自学学習用の語学教材を上記端末を介して提供することを特徴とする請求項1記載の留学支援システム。
【請求項3】 上記語学学習サブシステムは、語学学習用の音声教材がデジタル化して蓄積されたオーディオライブラリ装置を有することを特徴とする請求項1記載の留学支援システム。
【請求項4】 上記留学関連情報提供サブシステムは、海外大学のパンフレットをデジタル化して提供することを特徴とする請求項1記載の留学支援システム。
【請求項5】 上記留学関連情報提供サブシステムは、海外大学から提供される映像情報をデジタル化して格納しておき、バーコード情報と一致した映像情報を端末に転送することを特徴とする請求項1記載の留学支援システム。
【請求項6】 上記留学関連情報提供サブシステムは、留学手続きの代行を行うことを特徴とする請求項1記載の留学支援システム。
【請求項7】 上記留学関連情報提供サブシステムは、各ユーザの外国語成績データの管理を行うことを特徴とする請求項1記載の留学支援システム。
【請求項8】 上記留学関連情報提供サブシステムは、海外大学のホームページへのリンクデータを提供することを特徴とする請求項1記載の留学支援システム。
【請求項9】 上記疑似留学体験サブシステムは、ユーザが、留学経験者とチャットを行うチャット空間を提供することを特徴とする請求項1記載の留学支援システム。
【請求項10】 上記疑似留学体験サブシステムは、留学生が留学体験の書き込みを行う電子掲示板を提供することを特徴とする請求項1記載の留学支援システム。
【請求項11】 プレゼンテーションをした際の複数の情報をそれぞれ時間情報とともに記録した議事録を作成する議事録自動作成システムを備えることを特徴とする請求項1記載の留学支援システム。
【請求項12】 ユーザの個人情報データ、外国語成績情報を一元的に管理する共通データベースをネットワーク上に備えることを特徴とする請求項1記載の留学支援システム。
【請求項13】 上記共通データベースは、上記語学学習サブシステムでの語学学習結果を管理することを特徴とする請求項9記載の留学支援システム。
【請求項14】 上記共通データベースは、上記留学関連情報提供サブシステムで管理される外国語成績データを管理することを特徴とする請求項9記載の留学支援システム。
【請求項15】 上記共通データベースは、上記疑似留学体験サブシステムへの利用履歴を管理することを特徴とする請求項9記載の留学支援システム。
【請求項16】 上記各サブシステムの利用をするにあたり、ユーザが仮申し込みを行った場合には、当該ユーザに対して一部の機能を利用可能とし、ユーザが正式申し込みを行った場合には、当該ユーザに対して全ての機能を利用可能とすることを特徴とする請求項1記載の留学支援システム。
【請求項17】 語学学習教材と、留学関連情報と、疑似留学体験とをネットワークを介して一元的なシステム構成でユーザに提供することを特徴とする留学支援方法。
【請求項18】 上記語学学習教材として、自学学習用の語学教材を提供することを特徴とする請求項17記載の留学支援方法。
【請求項19】 上記語学学習教材として、語学学習用の音声教材がデジタル化して蓄積されたオーディオライブラリ装置により語学教材を提供することを特徴とする請求項17記載の留学支援方法。
【請求項20】 上記留学関連情報として、海外大学のパンフレットをデジタル化して提供することを特徴とする請求項17記載の留学支援方法。
【請求項21】 上記留学関連情報として、海外大学から提供される映像情報をデジタル化して格納しておき、バーコード情報と一致した映像情報を提供することを特徴とする請求項17記載の留学支援方法。
【請求項22】 上記留学関連情報として、留学手続きの代行の提供を行うことを特徴とする請求項17記載の留学支援方法。
【請求項23】 上記留学関連情報として、各ユーザの外国語成績データの管理の提供を行うことを特徴とする請求項17記載の留学支援方法。
【請求項24】 上記留学関連情報として、海外大学のホームページへのリンクデータを提供することを特徴とする請求項17記載の留学支援方法。
【請求項25】 上記疑似留学体験として、ユーザが留学経験者とチャットを行うチャット空間を提供することを特徴とする請求項17記載の留学支援方法。
【請求項26】 上記疑似留学体験として、留学生が留学体験の書き込みを行う電子掲示板を提供することを特徴とする請求項17記載の留学支援方法。
【請求項27】 プレゼンテーションをした際の複数の情報をそれぞれ時間情報とともに記録した議事録を作成する議事録自動作成システムをネットワークを介して提供することを特徴とする請求項17記載の留学支援方法。
【請求項28】 共通データベースをネットワーク上に備えて、ユーザの個人情報データ、外国語成績情報を一元的に管理することを特徴とする請求項17記載の留学支援方法。
【請求項29】 上記共通データベースは、上記語学学習サブシステムでの語学学習結果を管理することを特徴とする請求項25記載の留学支援方法。
【請求項30】 上記共通データベースは、上記留学関連情報提供サブシステムで管理される外国語成績データを管理することを特徴とする請求項25記載の留学支援方法。
【請求項31】 上記共通データベースは、上記疑似留学体験サブシステムへの利用履歴を管理することを特徴とする請求項25記載の留学支援方法。
【請求項32】 上記各サブシステムの利用をするにあたり、ユーザが仮申し込みを行った場合には、当該ユーザに対して一部の機能を利用可能とし、ユーザが正式申し込みを行った場合には、当該ユーザに対して全ての機能を利用可能とすることを特徴とする請求項17記載の留学支援方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図19】
【図20】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図13】
【図29】
【図10】
【図11】
【図21】
【図25】
【図12】
【図14】
【図15】
【図16】
【図30】
【図17】
【図18】
【図22】
【図23】
【図24】
【図26】
【図27】
【図28】
【図2】
【図3】
【図19】
【図20】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図13】
【図29】
【図10】
【図11】
【図21】
【図25】
【図12】
【図14】
【図15】
【図16】
【図30】
【図17】
【図18】
【図22】
【図23】
【図24】
【図26】
【図27】
【図28】
【公開番号】特開2002−269223(P2002−269223A)
【公開日】平成14年9月20日(2002.9.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2001−72886(P2001−72886)
【出願日】平成13年3月14日(2001.3.14)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成14年9月20日(2002.9.20)
【国際特許分類】
【出願日】平成13年3月14日(2001.3.14)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】
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