説明

番組表情報提供システム、番組表情報提供方法、およびコンピュータプログラム

【課題】ユーザの利用したカラオケの利用履歴に基づいて、ユーザ嗜好に合ったテレビ番組を案内するための番組表情報を生成可能にする。
【解決手段】サービスサーバ10は、EPG情報を記憶すると共に、カラオケ曲データベース装置20およびユーザデータベース装置30と接続されており、ユーザデータベース装置30に記憶されるカラオケ履歴データベースから、ユーザIDに対応付けられたカラオケ履歴情報に含まれるアーティスト名を抽出する。そしてサービスサーバ10は、抽出したアーティスト名に合致する出演者名をEPG情報から検索し、検索された出演者名を含むテレビ番組の情報(番組名、放送日時、放送CH)を配置した番組表情報を生成して、ユーザ端末へ送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザがカラオケを利用したときの履歴の情報を利用して、ユーザの嗜好に応じたテレビ番組を含む番組表情報をユーザに提供するようにした番組表情報提供システム、番組表情報提供方法、およびコンピュータプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、電子番組表情報(EPG情報)をユーザのテレビ番組視聴装置(テレビジョン装置、携帯型テレビジョン装置、テレビ番組の視聴機能を具備した装置等)で取得することにより、電子番組表(EPG)を表示し、表示した電子番組表の中から一つのテレビ番組を選択してユーザ所望のテレビ番組を視聴できるようにしたものが一般的になっている。
【0003】
また、下記の特許文献1〜3では、多数放送されるテレビ番組の中からユーザの嗜好に応じたテレビ番組を、事前にユーザが設定した情報、過去のユーザの視聴履歴、ユーザの友人からの推薦等に基づき自動的に選択し、ユーザ向けの「番組表情報」を提供することが開示されている。特に特許文献1では、ユーザの嗜好に応じたテレビ番組以外に、ユーザの嗜好に合わないテレビ番組も付け加えた番組表情報を提供することが開示されている。さらに、下記の特許文献4では、ユーザの嗜好に合うテレビ番組を放送するチャンネルへ変更して、ユーザの好みにあったテレビ番組の画像を自動で表示する旨が開示されている。
【0004】
なお、テレビ番組の画像表示とは関係ないが、表示する画像の選択にカラオケ曲の利用状況を利用するものとして、下記の特許文献5には、カラオケ曲を出力する間の期間に、カラオケ利用者の趣向に応じた適切な背景画像を表示する旨が記載されており、特許文献6には直前に演奏されたカラオケ曲に対応するニュース映像を表示する旨が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2005−072746号公報
【特許文献2】特開2005−294992号公報
【特許文献3】特開2007−158925号公報
【特許文献4】特開2003−134408号公報
【特許文献5】特開平10−143175号公報
【特許文献6】特開2005−10640号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
音楽は今やユーザにとって非常に身近な存在になっており、ユーザが音楽を楽しむ一つの形態として、様々な楽曲をユーザ自身がカラオケとして歌唱することも、ごく普通のことになっている。また、カラオケの利用の仕方も、カラオケ店舗へユーザが出向いて店舗内でカラオケ曲を歌唱するという従来からの利用の仕方に加えて、昨今はインターネットのような広域のネットワークを通じて、カラオケ曲のデータ提供を行うウェブサイト(カラオケサイト)からユーザ端末(音楽出力が可能な端末。たとえば、音楽出力機能を具備する携帯電話機など)へダウンロードすることで、ユーザ端末で手軽にカラオケを楽しめる環境も整っている。
【0007】
その上、現状では、カラオケ店舗またはカラオケサイトでカラオケ曲を利用する際、ユーザの利便性を高めるための様々なサービスが提供されており、ユーザが会員として登録すれば、自身がカラオケを利用したときに関する様々な情報(利用日時、利用した曲名、利用した曲の歌唱者名・作詞家名・作曲家名・ジャンル、歌唱時の音程、テンポ、歌唱の上手さを示すポイント等)がカラオケの利用履歴情報として会員ごとに蓄えられる仕組みになっている。それにより、登録ユーザになっていると、たとえば、過去に利用したカラオケ曲と同じ曲を後日、利用する際、カラオケの利用履歴から容易に希望曲を探し出すことも可能になっている。
【0008】
一方、カラオケを楽しむユーザは、自身が頻繁に利用するカラオケの楽曲自体、その楽曲を実際に歌うアーティスト(歌唱者。歌手またはグループ等が該当)、作詞家、作曲家等にも当然、興味を持っており、そのように自身が頻繁に利用するカラオケの楽曲に関する様々な事柄(カラオケの利用履歴に係る情報)に関連するテレビ番組に興味を示すことが多い。また、近時は、楽曲とテレビ番組を結び付けて相乗効果を狙うビジネス手法が活発になっており、カラオケ曲の楽曲が、テレビドラマまたはスポーツ番組の主題歌または挿入歌として使用されることが増加している関係から、そのような楽曲をカラオケとして利用するユーザも、その楽曲が使われるテレビ番組(テレビドラマ、スポーツ番組等)に興味を持つ傾向がある。
【0009】
このようにカラオケの利用履歴に係る情報は、ユーザが興味が示すテレビ番組とある程度の関連性があるにもかかわらず、カラオケの利用履歴に係る情報を利用してユーザの興味(嗜好)にマッチするテレビ番組の案内を行えるシステムは、従来存在していなかった。すなわち、上述した特許文献1〜3等では、ユーザの事前に設定した情報、過去のユーザの視聴履歴等に基づきユーザ向けの「番組表情報」を提供するに留まり、カラオケ利用の状況に関連したテレビ番組の放送時間、放送チャンネル等をユーザに伝えることができないという問題があった。また、上述した特許文献5、6は単に背景画像の選択にユーザのカラオケの利用状況を使用するものにすぎないので、カラオケの利用履歴に係る情報に基づき、ユーザ嗜好に応じたテレビ番組をユーザへ案内できないという問題がある。
【0010】
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、ユーザのカラオケ曲の利用履歴に係る情報に基づいてユーザの嗜好に応じたテレビ番組を案内できるようにした番組表情報提供システム、番組表情報提供方法、およびコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記課題を解決するために本発明に係る番組表情報提供システムは、テレビ番組ごとに番組名、出演者名、放送時間、および放送局情報を含んだテレビ番組表情報に基づきユーザ嗜好に応じた番組表情報を、情報の表示が可能なユーザ端末へ提供する番組表情報提供システムにおいて、ユーザ端末に係るユーザがカラオケを利用した履歴に応じた情報を示すカラオケ履歴情報をユーザ識別情報ごとに対応付けて格納したカラオケ履歴データベースから、一つのユーザ識別情報に対応付けられたカラオケ履歴情報を抽出する情報抽出手段と、前記情報抽出手段が抽出したカラオケ履歴情報に応じたテレビ番組を前記テレビ番組表情報から検索する検索手段と、前記検索手段がテレビ番組を検索した場合、検索されたテレビ番組に応じた番組名、放送時間、および放送局情報を含む番組表情報を生成する手段と、生成した番組表情報を、前記一つのユーザ識別情報に係るユーザのユーザ端末へ送信する手段とを備えることを特徴とする。
【0012】
また、本発明に係る番組表情報提供システムは、前記情報抽出手段が、前記カラオケ履歴データベースの一定期間内に格納されたカラオケ履歴情報を抽出することを特徴とする。
【0013】
さらに、本発明に係る番組表情報提供システムは、前記カラオケ履歴情報には、ユーザのカラオケ歌唱に係る結果を示すポイントが含まれており、前記検索手段が複数のテレビ番組を検索した場合、各テレビ番組の検索に用いられたカラオケ履歴情報に含まれるポイントに基づき、各テレビ番組の順位を特定する順位特定手段と、前記順位特定手段が特定したテレビ番組の順位に従って、それぞれのテレビ番組に応じた番組名、放送時間、および放送局情報を並べた番組表情報を生成する手段とを備えることを特徴とする。
【0014】
また、本発明に係る番組表情報提供システムは、前記カラオケ履歴情報には、ユーザが利用したカラオケ曲に係る楽曲の歌唱者名またはユーザが利用したカラオケ曲に係る楽曲が使用されるテレビ番組の番組名が含まれており、前記検索手段は、前記カラオケ履歴情報に含まれる歌唱者名に応じた出演者名または番組名によりテレビ番組を検索するようにしてあることを特徴とする。
【0015】
さらに、本発明に係る番組表情報提供システムは、前記カラオケ履歴データベースが、前記一つのユーザ識別情報に対応付けて、異なる歌唱者名または異なる番組名を含む複数のカラオケ履歴情報を格納した場合、格納された異なる歌唱者名の数を歌唱者名ごとに、または格納された異なる番組名の数を番組名ごとに、計数する計数手段と、前記検索手段が複数のテレビ番組を検索した場合、前記計数手段が計数した歌唱者名の数または番組名の数に基づき、前記歌唱者名に応じた出演者名または番組名により検索された各テレビ番組の順位を特定する順位特定手段と、前記順位特定手段が特定したテレビ番組の順位に従って、それぞれのテレビ番組に応じた番組名、放送時間、および放送局情報を並べた番組表情報を生成する手段とを備えることを特徴とする。
【0016】
さらにまた、本発明に係る番組表情報提供システムは、前記番組表情報がユーザ端末で表示された場合、番組名が選択可能になっていると共に、選択された番組名が前記番組表情報の送信元へ送信されるようになっており、前記ユーザ端末から送信されてきた番組名に係るテレビ番組の順位を、前記順位特定手段が特定した順位より上昇させる順位上昇手段と、前記順位上昇手段が上昇させた順位に従って番組表情報を生成する手段とを備えることを特徴とする。
【0017】
本発明に係る番組表情報提供方法は、番組表情報提供システムが、テレビ番組ごとに番組名、出演者名、放送時間、および放送局情報を含んだテレビ番組表情報に基づきユーザ嗜好に応じた番組表情報を、情報の表示が可能なユーザ端末へ提供する番組表情報提供方法であって、前記番組表情報提供システムが、ユーザ端末に係るユーザがカラオケを利用した履歴に応じた情報を示すカラオケ履歴情報をユーザ識別情報ごとに対応付けて格納したカラオケ履歴データベースから、一つのユーザ識別情報に対応付けられたカラオケ履歴情報を抽出するステップと、抽出したカラオケ履歴情報に応じたテレビ番組を前記テレビ番組表情報から検索するステップと、前記テレビ番組表情報からテレビ番組を検索した場合、検索されたテレビ番組に応じた番組名、放送時間、および放送局情報を含む番組表情報を生成するステップと、生成した番組表情報を、前記一つのユーザ識別情報に係るユーザのユーザ端末へ送信するステップとを備えることを特徴とする。
【0018】
また、本発明に係る番組表情報提供方法は、前記カラオケ履歴情報を抽出するステップでは、前記カラオケ履歴データベースの一定期間内に格納されたカラオケ履歴情報を抽出することを特徴とする。
【0019】
本発明に係るコンピュータプログラムは、通信手段を有するコンピュータに、テレビ番組ごとに番組名、出演者名、放送時間、および放送局情報を含んだテレビ番組表情報に基づきユーザ嗜好に応じた番組表情報を、情報の表示が可能なユーザ端末へ提供する処理を行わせるためのコンピュータプログラムであって、前記コンピュータを、ユーザ端末に係るユーザがカラオケを利用した履歴に応じた情報を示すカラオケ履歴情報をユーザ識別情報ごとに対応付けて格納したカラオケ履歴データベースから、一つのユーザ識別情報に対応付けられたカラオケ履歴情報を抽出する処理を行う手段と、抽出したカラオケ履歴情報に応じたテレビ番組を前記テレビ番組表情報から検索する処理を行う手段と、前記テレビ番組表情報からテレビ番組を検索した場合、検索されたテレビ番組に応じた番組名、放送時間、および放送局情報を含む番組表情報を生成する処理を行う手段と、生成した番組表情報を、前記通信手段を通じて前記一つのユーザ識別情報に係るユーザのユーザ端末へ送信する処理を行う手段として機能させることを特徴とする。
【0020】
また、本発明に係るコンピュータプログラムは、前記カラオケ履歴情報を抽出する処理を行う手段は、前記カラオケ履歴データベースの一定期間内に格納されたカラオケ履歴情報を抽出することを特徴とする。
【0021】
本発明にあっては、カラオケ履歴データベースからカラオケ履歴情報を抽出し、その抽出したカラオケ履歴情報に応じたテレビ番組をテレビ番組表情報から検索するので、過去にユーザがカラオケを利用したときの履歴の情報に基づいて、特定のテレビ番組を見つけ出せるようになる。そして、検索がヒットした場合、ヒットしたテレビ番組に応じた番組名、放送時間、および放送局情報(放送局名またはチャンネル番号など)を含む番組表情報を生成してユーザ端末へ送信するので、カラオケの利用履歴の情報に基づき検索でヒットしたテレビ番組を実際に視聴するのに必要な情報(番組名、放送時間など)をユーザは確認でき、それに伴い、カラオケでのユーザ嗜好にマッチしたテレビ番組の視聴機会をユーザに提供できるようになる。
【0022】
本発明にあっては、カラオケ履歴データベースへ一定期間内に格納されたカラオケ履歴情報を抽出の対象にするので、限定された期間におけるユーザのカラオケ利用履歴に応じたテレビ番組を案内できるようになる。すなわち、ユーザがカラオケで歌唱する楽曲の好み等は年月の経過とともに変化することが多いので、本発明を用いることで、数年前のカラオケ利用の履歴情報を抽出対象から外して、最近(直近)の一定期間内のカラオケ利用の履歴情報のみを抽出することで、現状のユーザのカラオケ利用状況が示すユーザ嗜好に応じたテレビ番組を検索できるようになる。
【0023】
本発明にあっては、カラオケ履歴情報に、ユーザのカラオケ歌唱の結果を示すポイント(スコア)が含まれており、このポイントに基づき、検索された複数のテレビ番組の順位を特定するので、ユーザのカラオケの歌唱結果が番組表情報に含まれるテレビ番組の並び方(たとえば、歌唱結果のポイントの高いものに応じたテレビ番組ほど上位に配置される並び方)に反映されるようになる。そのため、ユーザのカラオケ歌唱結果が、提供される番組表情報と密接に関連することから、カラオケでユーザが得意な楽曲に関連したテレビ番組を見つけやすくなる。
【0024】
本発明にあっては、カラオケ履歴データベースからカラオケ履歴情報に含まれる歌唱者名を抽出し、その抽出した歌唱者名を検索ワードにして、一致する出演者名に係るテレビ番組をテレビ番組表情報から検索するので、過去にユーザがカラオケ曲として利用した楽曲の歌唱者が出演するようなテレビ番組を見つけ出せるようになる。その結果、ユーザがよく利用するカラオケの楽曲を歌唱するアーティストの出演するテレビ番組を実際に視聴するのに必要な番組名、放送時間などをユーザは確認でき、ユーザ嗜好にマッチしたアーティストが出演するテレビ番組の視聴機会をユーザに提供できるようになる。
【0025】
本発明にあっては、カラオケ履歴データベースに、複数の異なる歌唱者名を含むカラオケ履歴情報が一つのユーザ識別情報に対応づけて格納された場合、格納された異なる歌唱者名の数を歌唱者名ごとに計数し、計数した数に基づき(たとえば、数の多い順または数の低い順に合わせて)、検索されたテレビ番組の順位を特定して、その特定した順位に従ってテレビ番組の番組名、放送時間等を並べた番組表情報を生成するので、ユーザがカラオケで歌唱する楽曲の歌唱者ごとの頻度に合わせた内容の番組表情報をユーザに提供できるようになる。
【0026】
本発明にあっては、生成した番組表情報に基づきテレビ番組に係る放送波を受信してテレビ番組の視聴を可能にするユーザ端末が、実際に番組表情報でテレビ番組を選択して、そのテレビ番組の視聴を希望した場合、その選択されたテレビ番組の順位を他のテレビ番組より上昇させるので、ユーザがテレビ番組を視聴したという事象も加味するので、次回からは、ユーザの嗜好に合いそうな順序でテレビ番組を案内できるようになる。
【発明の効果】
【0027】
本発明にあっては、カラオケ履歴データベースからカラオケ履歴情報を抽出してテレビ番組表情報の検索を行い、検索でヒットしたテレビ番組に応じた番組名、放送時間等を含む番組表情報をユーザ端末へ送信するので、ユーザのカラオケ利用状況に応じたテレビ番組をユーザへ案内できる。
また、本発明にあっては、一定期間内に格納されたカラオケ履歴情報を抽出するので、限定された期間内でのユーザのカラオケ利用状況に応じたテレビ番組をユーザへ案内できる。
【0028】
本発明にあっては、カラオケ履歴情報に含まれるユーザの歌唱結果を示すポイントに基づき、検索された複数のテレビ番組の順位を特定するので、ユーザが得意なカラオケ曲に連動した配置内容で複数のテレビ番組を案内でき、テレビ番組の案内の仕方にまで、カラオケ利用の履歴に係る情報を有効に活用できる。
【0029】
本発明にあっては、カラオケ履歴データベースからカラオケ履歴情報に含まれる歌唱者名を抽出し、その抽出した歌唱者名を検索ワードにして、一致する出演者名に係るテレビ番組をテレビ番組表情報から検索するので、ユーザがよく利用するカラオケの楽曲を歌唱するアーティストの出演するテレビ番組をユーザへ案内でき、ユーザのカラオケ嗜好に合う出演者が登場するテレビ番組を案内できる。
【0030】
本発明にあっては、カラオケ履歴データベースに格納された複数の異なる歌唱者名の数を計数して、その計数した歌唱者名の数に基づき検索された各テレビ番組の順位を特定するので、ユーザのカラオケ利用頻度の高いアーティストに合わせて各テレビ番組を案内できる。
【0031】
本発明にあっては、生成した番組表情報からテレビ番組を選択して視聴を希望すると、その選択したテレビ番組の番組名をユーザ端末からシステム側へ伝えられ、伝えられた番組名の順位を上昇させることから、ユーザがテレビ番組を視聴したという事象も加味して、次回からユーザ嗜好に合う順序でテレビ番組を案内できる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明の実施形態に係る番組表情報提供システムを含む全体的なシステムの構成を示す概略図である。
【図2】登録ユーザ向けのウェブページ画面の一例を示す概略図である。
【図3】EPG情報に含まれる中身の概要を示す図表である。
【図4】カラオケデータベースの部分的な概要を示す図表である。
【図5】ユーザデータベースの部分的な概要を示す図表である。
【図6】カラオケ履歴データベースの部分的な概要を示す図表である。
【図7】番組表情報提供システムのサービスサーバの主要な内部構成を示すブロック図である。
【図8】番組表情報の概要を示す図表である。
【図9】携帯電話機(ユーザ端末)の主要な内部構成を示すブロック図である。
【図10】番組表情報提供方法での主にアーティスト名での検索に係る処理内容を示した第1フローチャートである。
【図11】番組表情報提供方法での主に番組名での検索に係る処理内容を示した第2フローチャートである。
【図12】番組表情報提供方法での主に出演者名での検索に係る処理内容を示した第3フローチャートである。
【図13】(a)は変形例の番組表情報(本日分の番組表情報)をユーザ端末で表示した状態を示す概略図、(b)は別の変形例の番組表情報(今週分の番組表情報)をユーザ端末で表示した状態を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0033】
図1は、本発明の実施形態に係る番組表情報提供システム1を含む全体的なシステム構成を示している。図1において番組表情報提供システム1は、矩形の波線で囲んだものであり、サービスサーバ10にカラオケ曲データベース装置20、ユーザデータベース装置30およびサイトデータベース装置35を内部ネットワークケーブルL2、L3、L4でそれぞれ接続し、また、外部ネットワークケーブルL1でサービスサーバ10とインターネットのような広域のネットワークNWとを接続し、このネットワークNWを介して、様々な外部の通信装置(外部サーバ、ユーザ端末等)との通信を可能にしている。
【0034】
本実施形態の番組表情報提供システム1のサービスサーバ10は、カラオケのウェブサイト(カラオケサイト。図2参照)をネットワーク上に開設し、カラオケ曲のデータを配信するサービスを行っている。このカラオケサイトは、SNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)的な機能を具備しており、カラオケサイトに会員登録したユーザは、カラオケに関するコミュニティに参加できると共に、その他、様々なサービスを受けることができる。ユーザが受けられるサービスの例としては、過去にユーザが利用したカラオケの利用履歴に関する各種情報を知ることができるサービス(図2のユーザサイト画面中のボタンG2を選択することで得られるサービス)、ユーザのカラオケ利用履歴に基づいて判断されるお奨めのテレビ番組の番組表情報が得られるサービス(図2のユーザサイト画面中のボタンG3を選択することで得られるサービス)などがある。
【0035】
このようなサービスを提供するため、番組表情報提供システム1(サービスサーバ10)は、外部のカラオケ曲再生装置3およびEPG情報サーバ6と接続されている。カラオケ曲再生装置3は、カラオケ店舗に設置されたものであり、カラオケ曲が利用されるごとに、その利用情報(利用の日時、利用したユーザのID、利用された楽曲の名称(曲名)・アーティスト名(歌唱者名)・作詞家名・作曲家名・ジャンル、利用時の音程、テンポ、歌唱に対する採点結果(ポイント)等)がサービスサーバ10へアップロードされるようになっている。このような利用情報(カラオケ履歴情報に相当)がアップロードされることで、サービスサーバ10は、カラオケ店舗における現在の人気ランキング等を生成できるようになると共に、カラオケ店舗でのユーザの利用履歴等を把握できるようになる。なお、図1では、説明を簡潔化するために、一つのカラオケ店舗S内に設置された一台のカラオケ曲再生装置3のみを示しているが、実際にはカラオケ店舗Sは複数存在すると共に、それぞれのカラオケ店舗S内に複数のカラオケ曲再生装置3が設置されており、これら複数のカラオケ曲再生装置がネットワークNWを通じて番組表情報提供システム1に接続されているものとする。
【0036】
また、EPG情報サーバ6は、毎日定時(たとえば、0時30分)に、図3に示すようなEPG情報19(テレビ番組表情報に相当)を配信するものである。EPG情報19は、テレビ番組ごとに、番組ID、放送日時、放送局情報(放送チャンネル(放送CH)に相当)、番組名、出演者(出演者名)などを含んだ情報であり、これを所定の配信先に配信する処理を行っている。なお、本実施形態では、EPG情報サーバ6のEPG情報の配信先として番組表情報提供システム1が設定されているものとする。また、本実施形態では、ネットワークNWを通じてEPG情報を配信するようにしているが、テレビ放送またはケーブルTV放送の放送波にEPG情報を重畳させて配信することも可能であり、この場合では、番組表情報提供システム1に放送波の受信機能を具備させる必要がある。
【0037】
次に、図1に示す番組表情報提供システム1に含まれる各データベース装置20、30、35について説明する。各データベース装置20、30、35には、データベース用の大記憶容量を確保した記憶媒体システム(ハードディスクシステム)を具備したデータベース用コンピュータが適用されており、それぞれの役割に応じたデータベースをハードディスクシステムに記憶した構成になっている。
【0038】
図4は、カラオケ曲データベース装置20が記憶しているカラオケデータベース21の概要を示している。このカラオケデータベース21は、一つのカラオケ曲ごとに、曲ID、曲名、アーティスト名(歌唱者名。その曲を歌唱する歌手名またはグループ名が相当)、作詞家名、作曲家名、ジャンル、発売日、TV番組(その曲がテレビ番組の主題歌、挿入歌として使用されている場合にのみ番組名を格納)等の情報(カラオケ曲情報)が、配信用のカラオケ曲データと共に格納されている。なお、カラオケデータベース21は、新たなカラオケ曲が追加されるたびに更新される。
【0039】
図5は、ユーザデータベース装置30に記憶されているユーザデータベース31である。このユーザデータベース31は、番組表情報提供システム1が開設するカラオケサイトに会員として登録したユーザの情報を格納したものであり、ユーザの番号(No.)、ユーザID(ユーザを識別するためのユーザ識別情報に相当)、氏名、ユーザのニックネーム、性別、パスワード、地域(ユーザの生活している地域)、趣味、生年月日などが格納されたものになっている。なお、このユーザデータベース31は、登録ユーザの脱会、新規ユーザの登録等ごとに、格納される情報が更新される。また、本実施形態では、ユーザIDには、ユーザが所有するユーザ端末(データ通信機能を具備した携帯電話機が相当)の電子メールアドレスを使用したものになっているが、これに限定されるものではなく、ユーザ端末(携帯電話機)固有のID(Unique ID)、または番組表情報提供システム1(サービスサーバ10)が自動的に発行するID等もシステムの仕様に応じて適用可能である。
【0040】
図6に示すカラオケ履歴データベース32も、ユーザデータベース装置30に記憶されているデータベースである。カラオケ履歴データベース32は、登録ユーザが、サービスサーバ10が開設するカラオケサイトからカラオケデータをダウンロードした際の履歴、またはカラオケ店舗Sのカラオケ曲再生装置3でカラオケ曲を利用した場合(ユーザIDを用いて利用した場合)の履歴が、カラオケ履歴情報(カラオケを利用した履歴に応じた情報)として、ユーザIDごとに対応付けて格納されたものである。
【0041】
カラオケ履歴情報には、カラオケ曲を利用した日時、利用したカラオケ曲の曲名、利用したカラオケ曲の元の楽曲を歌唱するアーティスト名(歌唱者名)、利用したカラオケ曲の楽曲を作詞した作詞家名、利用したカラオケ曲の楽曲を作曲した作曲家名、利用したカラオケ曲の楽曲が属するジャンル(Jポップ、ロック、テクノ、ラップ、ダンス、バラード、演歌、歌謡曲、映画音楽、アニメソング、童謡など)、利用したカラオケ曲の元の楽曲がテレビ番組で使用される場合は、そのテレビ番組の番組名、カラオケ店舗でカラオケ曲を利用した場合、そのカラオケ曲を歌唱したユーザの採点結果を示すポイント(カラオケ歌唱に係る結果を示すポイント)およびカラオケ曲を再生した音程等が含まれる。これらカラオケ履歴情報に含まれる各種情報は、カラオケサイトで選択された情報、カラオケ曲再生装置3からアップロードされてきた情報、上述したカラオケデータベース21に格納される情報等から取得された情報が集められたものになっている。なお、このカラオケ履歴データベース32に格納されるカラオケ履歴情報も、ユーザのカラオケ利用に伴って随時更新される。
【0042】
また、サイトデータベース装置35は、サービスサーバ10が開設するカラオケサイトを構成する多数のサイトページ(ウェブページ)のデータを記憶したものであり、ウェブページの一例としては、図2に示すウェブページ画面Gがある。このウェブページ画面Gは、登録ユーザの固有ページであり、カラオケサイトのトップページで、ユーザIDおよびパスワードが入力されることで、ユーザ端末へ登録ユーザの固有ページに応じたページ画面データが送信され、ユーザ端末で表示される。
【0043】
図2に示すウェブページ画面Gには、選択可能な計3個のボタンG1、G2、G3が配置されており、第1のボタンG1を選択すると、ユーザが利用したいカラオケ曲を検索する検索ページ画面へ切り替わるようになっており、第2のボタンを選択すると、図6のカラオケ履歴データベース32に格納された中で、ユーザIDに対応付けられたカラオケ履歴情報を抽出して配置したページ画面に切り替わるようになっており、第3のボタンを選択すると、登録ユーザの嗜好に応じたテレビ番組を案内する番組表情報(推薦テレビ番組)を配置したページ画面に切り替わるようになっている。
【0044】
図7は、上述した各データベース装置20、30、35が接続されるサービスサーバ10の主要な内部構造を示している。本実施形態では、サービスサーバ10に汎用のサーバコンピュータが適用されており、このサーバコンピュータに、本発明に係るコンピュータプログラム(サーバプログラム17、番組案内プログラム18)をインストールすることにより、上述した様々なサービスを提供するための処理機能を具備させている。サービスサーバ10は、様々な制御処理を行うMPU11を、内部バス10aを介して通信インタフェース12、RAM13、ROM14、及びハードディスク装置15と接続した構成になっている。以下、サービスサーバ10の各部について説明する。
【0045】
通信インタフェース12は、内部ネットワークに接続される装置及び外部ネットワークのシステム外の機器と通信処理を行うための通信手段に相当し、内部ネットワークの装置と通信を行うために、内部ネットワークケーブルL2〜L4が接続されて各データベース装置20、30、35との通信(アクセス)を可能にしている。また、通信インタフェース12は、外部ネットワークケーブルL1も接続しており、この外部ネットワークL1を介して、外部の様々な機器と通信を行えるようにしており、特に本実施形態では、図1に示すカラオケ曲再生装置3、EPG情報サーバ6、およびユーザ端末に相当するユーザ所有の携帯電話機50とサービスサーバ10が通信できるようにしている。
【0046】
RAM13は、MPU11の処理に伴って生じるデータ及びフォルダ等を一時的に記憶し、具体的には、登録ユーザがカラオケサイトにログインしている際、ログイン中の登録ユーザのユーザID等を記憶する。ROM14は、MPU11が行う基本的な処理内容を規定したプログラム等を予め記憶している。
【0047】
ハードディスク装置15は、計3種類のプログラムを記憶している。具体的にハードディスク装置15は、サービスサーバ10を作動させる上で、基本的な各種処理内容を規定したシステムプログラム16、カラオケサイトの配信に係る各処理を規定したサーバプログラム17、本発明に関連した主要な処理内容を規定した番組案内プログラム18を記憶している。また、ハードディスク装置15は、上述したEPG情報サーバ6がサービスサーバ10へ送信してきたEPG情報19(テレビ番組表情報。図3に示す内容)も記憶する。ハードディスク装置15に記憶されるEPG情報19は、EPG情報サーバ6が新たなEPG情報19を送信するごとに、更新された内容の情報がハードディスク装置15に記憶されるようになっており、このような更新処理は、番組案内プログラム18により規定される内容にしたがって、MPU11の制御により行われる。
【0048】
次にハードディスク装置15に記憶された(インストールされた)サーバプログラム17および番組案内プログラム18の規定内容について説明する。
まず、サーバプログラム17は、カラオケサイトのページデータをアクセス元の機器へ提供する処理を規定している。カラオケサイトを構成する複数のウェブページには、それぞれURLが付されており、カラオケサイトへアクセスしてきた機器へ、アクセスに応じたURLのウェブページ画面のデータをサービスサーバ10(MPU11)がサイトデータベース装置35から読み出して送信する旨をサーバプログラム17は規定している。
【0049】
また、登録ユーザに対しては、登録ユーザのユーザIDおよびパスワードがユーザ端末から送信されてくると、送信されてきたユーザIDおよびパスワードが、図5のユーザデータベース31に登録されているか否かをサーバプログラム17のMPU11に判断させることをサーバプログラム17は規定している。さらに、この判断で、ユーザデータベース31に登録されているとMPU11に判断された場合は、その登録ユーザのニックネームを配置した登録ユーザ向けのウェブページ画面(図2に示すようなウェブページ画面G)のデータを配信し、以降、登録ユーザ向けのサービスをサービスサーバ10が提供できる状態に設定する旨をサーバプログラム17は規定している。
【0050】
さらに、サーバプログラム17は、図6に示すカラオケ履歴データベース32を構築する処理も規定している。カラオケ履歴データベース32が格納するカラオケ履歴情報は二種類あり、1つめのカラオケ履歴情報はカラオケ店舗のカラオケ曲再生装置3からアップロードされるカラオケ履歴情報であり、2つめのカラオケ履歴情報は、カラオケサイトからユーザ端末へカラオケ曲のダウンロードを行う際に発生するカラオケ履歴情報である。
【0051】
まず、カラオケ店舗のカラオケ曲再生装置3から送信されてくる1つめのカラオケ履歴情報について説明すると、カラオケ履歴情報がサービスサーバ10へ送信されてくると、そのカラオケ履歴情報に含まれるユーザIDを特定し、その特定したユーザIDに対応付けて、ユーザデータベース装置30に記憶されているカラオケ履歴データベース32へ、送信されてきたカラオケ履歴情報を格納する処理をMPU11に実行させる旨をサーバプログラム17は規定している。なお、この際、送信されてきたカラオケ履歴情報に含まれる曲IDに基づき、カラオケ曲データベース装置20に記憶される図4のカラオケデータベース21を参照し、カラオケ曲再生装置3から送信されてきたカラオケ履歴情報に不足項目があるか否かを確認して、不足項目があるときは、カラオケデータベース21に格納された項目の情報で、カラオケ履歴データベース32に格納するカラオケ履歴情報を補足する処理をMPU11が行うことも、サーバプログラム17は規定している。
【0052】
また、2つめのカラオケ履歴情報に関しては、ユーザの選曲操作に伴ってカラオケサイトからユーザ端末へ、選曲されたカラオケ曲のデータを配信するとき、サービスサーバ10は、配信するカラオケ曲に対応するカラオケ曲情報(曲ID、曲名、アーティスト名、作詞家名、作曲家名、ジャンル等)を図4のカラオケデータベース21から抽出し、その時の日時を示す情報等と共に、カラオケ履歴情報としてユーザIDに対応づけて、図6のカラオケ履歴データベース32に格納する処理をMPU11に実行させることを、サーバプログラム17は規定している。なお、カラオケ履歴情報とは、1回のカラオケ利用(カラオケ歌唱)により発生する情報を意味し、例えば、ある登録ユーザが、計10回カラオケ曲を歌唱した場合は、その登録ユーザのユーザIDに対応付けて計10個のカラオケ履歴情報がカラオケ履歴データベース32に格納されることになる。
【0053】
一方、番組案内プログラム18は、図6のカラオケ履歴データベース32に格納されたユーザIDごとのカラオケ履歴情報に基づき、図8に示すような登録ユーザ向けの番組表情報(登録ユーザのカラオケ履歴情報から判断されるユーザ嗜好に応じたテレビ番組を案内するための情報)を生成して、登録ユーザ端末へ送信する旨を規定したものである。
【0054】
本実施形態の番組案内プログラム18は、図2の登録ユーザ向けのウェブページ画面Gで、第3のボタンG3が選択された旨(推薦テレビ番組案内を登録ユーザが希望する旨)がサービスサーバ10で受信されたことをトリガーとして、起動するようにプログラミングされている。番組案内プログラム18は、起動すると、まず、第3のボタンG3を選択したログイン中の登録ユーザのユーザIDをRAM13から特定し、その特定したユーザIDに対応付けられたカラオケ履歴情報が、図6のカラオケ履歴データベース32に存在するか否かを判断し、存在すれば、ユーザIDに対応付けられたカラオケ履歴情報をMPU11が抽出する旨を、番組案内プログラム18は規定している。
【0055】
さらに、抽出したカラオケ履歴情報から、アーティスト名(歌唱者名)を特定し、そのアーティスト名に合致する出演者名(出演者名)を含むテレビ番組が、サービスサーバ10のハードディスク装置15に記憶されているEPG情報19に有るか否かについて、EPG情報19から検索する処理をMPU11が行う旨を、番組案内プログラム18は規定している。EPG情報19からアーティスト名に合致する出演者名を含むテレビ番組を検索した場合(検索がヒットした場合)、検索されたテレビ番組(番組IDで示されるテレビ番組)に対応する情報として、日時(放送日時)、放送CH(放送局情報)、および番組名を、ハードディスク装置15に記憶されているEPG情報19から抽出する処理をMPU11が行う旨を、番組案内プログラム18は規定している。
【0056】
また、上記のカラオケ履歴データベース32に、前記のユーザIDに対応付けられて、複数のカラオケ履歴情報が格納されると共に、それらのカラオケ履歴情報に含まれるアーティスト名がそれぞれ異なる場合、特定したアーティスト名の数を、アーティスト名ごとにMPU11が計数する処理を行うことを、番組案内プログラム18は規定している。複数の異なるアーティスト名が特定される場合とは、登録ユーザが複数の異なるアーティストの楽曲をカラオケとして利用したときに発生し、このような場合は、通常のカラオケ利用で発生することである(同じアーティストのみの楽曲だけでなく、様々なアーティストの楽曲が、カラオケとして利用されることが一般的であるため。)
【0057】
そして、複数の異なるアーティスト名を特定した場合では、それぞれのアーティスト名に合致する出演者名を含むテレビ番組が、EPG情報19にあるか否かを検索し、複数のテレビ番組を検索すると、それらのテレビ番組の順位を、それらのテレビ番組が含む出演者名に対応するアーティスト名の数の多い順に合わせて順位を特定する処理をMPU11が行うことを、番組案内プログラム18は規定している。
【0058】
このテレビ番組の順位を特定する処理を具体的に説明する。例えば、カラオケ履歴データベース32において、ある登録ユーザのユーザIDに対応付けられた複数のカラオケ履歴情報の中に、アーティスト名Aが5個、アーティスト名Bが3個、アーティスト名Cが1個含まれていたとすると、アーティスト名Aに合致する出演者名Aを含むテレビ番組a、アーティスト名Bに合致する出演者名Bを含むテレビ番組b、およびアーティスト名Cに合致する出演者名Cを含むテレビ番組cがそれぞれEPG情報19から検索された場合、出演者名Aを含むテレビ番組aが一位と特定され(出演者名Aに対応するアーティスト名Aの数が5個で1番多いため)、出演者名Bを含むテレビ番組bが二位と特定され(出演者名Bに対応するアーティスト名Bの数が3個で2番目に多いため)、出演者名Cを含むテレビ番組cが三位と特定される(出演者名Cに対応するアーティスト名Cの数が1個で3番目に多いため)。このような処理を行うことにより、登録ユーザがカラオケで利用した楽曲ごとの回数に応じて、EPG情報19から選び出したテレビ番組の順位を決めることができる。なお、このようなテレビ番組の順位付けは、本実施形態では同じ放送時間帯に複数のテレビ番組が見つかる場合に行っている(以下、同様)。
【0059】
また、カラオケ履歴データベース32の中に、番組名の項目として具体的な番組名の情報を含むカラオケ履歴情報(ログイン中の登録ユーザのユーザIDに対応付けられたカラオケ履歴情報)が格納されている場合、番組案内プログラム18は、上述した検索処理に加えて、さらに別の2種類の検索処理(番組名での検索と、出演者名での検索)を行うことも規定している。
【0060】
番組名での検索処理としては、まず、上述したログイン中の登録ユーザのユーザIDに対応付けられたカラオケ履歴情報に番組名が含まれるか否かを検索し、番組名が含まれていれば、その番組名を含むカラオケ履歴情報を抽出する処理をMPU11が行う旨を番組案内プログラム18は規定している。そして、抽出したカラオケ履歴情報に含まれる番組名に合致する番組名を含むテレビ番組が、EPG情報19に有るか否かについて検索する処理をMPU11が行う旨を、番組案内プログラム18は規定している。EPG情報19の中に、合致する番組名を含むテレビ番組を検索した場合(検索がヒットした場合)、検索されたテレビ番組(番組IDで示されるテレビ番組)に対応する情報として、日時(放送日時)、放送CH(放送局情報)、および番組名をEPG情報19から抽出する処理をMPU11が行う旨を、番組案内プログラム18は規定している。このような番組名で検索処理を行うことにより、登録ユーザが利用したカラオケ曲に応じた楽曲がテレビ番組の主題歌または挿入歌として使用されているときに、そのテレビ番組をEPG情報19から選び出せる。
【0061】
さらにまた、番組案内プログラム18は、カラオケ履歴データベース32に含まれるカラオケ履歴情報からの番組名の検索処理で、複数の異なる番組名を検索した場合、検索した各番組名の数を番組名ごとにMPU11が計数する処理を行うこと、および検索されたそれぞれの番組名に係るテレビ番組の順位を、検索された番組名の数の多い順に合わせて順位を特定する処理をMPU11が行うことを規定している。
【0062】
この複数の異なる番組名を検索した場合における順位特定処理を具体的に説明すると、カラオケ履歴データベース32において、ある登録ユーザのユーザIDに対応付けられた複数のカラオケ履歴情報の中に、番組名Xが5個、番組名Yが3個、番組名Zが1個含まれていたとした場合、番組名Xで検索されたテレビ番組xが一位と特定され(番組名Xの数が5個で1番多いため)、番組名Yで検索されたテレビ番組yが二位と特定され(番組名Yの数が3個で2番目に多いため)、番組名Zで検索されたテレビ番組zが三位と特定される(番組名Zの数が1個で3番目に多いため)。このような処理を行うことにより、登録ユーザがカラオケで利用した楽曲ごとの回数に応じて、EPG情報19から選び出したテレビ番組の順位を決めることができる(利用回数の多い楽曲ほど、登録ユーザの興味が高いと想定されるので、登録ユーザの興味の高い楽曲に関連したテレビ番組についても、楽曲の興味の程度に合わせて順位を決めることができる)。
【0063】
次に、出演者名での検索処理としては、上述した番組名での検索処理において、EPG情報19の中に、合致する番組名を含むテレビ番組を検索した場合(検索がヒットした場合)、検索されたテレビ番組(番組IDで示されるテレビ番組)に応じた出演者(出演者名)を、EPG情報19から特定する処理をMPU11が行う旨を、番組案内プログラム18は規定している。そして、特定した出演者名を含むテレビ番組が他に有るか否かをEPG情報19から検索する処理をMPU11が行う旨を、番組案内プログラム18は規定している。なお、この際、検索対象のテレビ番組としては、上述した各検索で選び出されたテレビ番組は重複のために除くようにしている(重複する番組IDは検索対象外にする)。
【0064】
EPG情報19から、上述した出演者名を含むテレビ番組が有ることを検索した場合、(検索がヒットした場合)、検索されたテレビ番組(番組IDで示されるテレビ番組)に対応する情報として、日時(放送日時)、放送CH(放送局)、および番組名を、ハードディスク装置15に記憶されているEPG情報19から抽出する処理をMPU11が行う旨を、番組案内プログラム18は規定している。このような出演者名での検索処理を行うことにより、登録ユーザが利用したカラオケ曲に応じた楽曲を、主題歌または挿入歌として使用するテレビ番組に出演している出演者(俳優、タレントなど)が、他のテレビ番組にも出演しているときでも、そのような出演者の出演するテレビ番組を、EPG情報19から漏れなく選び出せる。
【0065】
さらにまた、番組案内プログラム18は、上述した出演者名を含むテレビ番組の検索処理で、複数の異なるテレビ番組がヒットした場合、ヒットしたテレビ番組の数をテレビ番組ごとにMPU11が計数する処理を行うことを、およびヒットしたテレビ番組の順位を、計数したテレビ番組の数の多い順に合わせて順位を特定する処理をMPU11が行うことを規定している。
【0066】
なお、番組案内プログラム18は、補足的な(欄外の)テレビ番組の検索処理として、登録ユーザの興味と全く関係しないテレビ番組を検索することも規定している(ユーザ嗜好に合わないテレビ番組を参照のため検索する)。本実施形態の番組案内プログラム18では、上述したアーティスト名の検索処理、番組名での検索処理、出演者名での検索処理で検索されなかったEPG情報19に含まれるテレビ番組の中から、MPU11が1つのテレビ番組をランダムに選び出すことをを規定している。具体的な処理としては、乱数を発生させて、その乱数に基づく1つの数字(番組IDの桁数に応じた数字)を特定し、その数字に応じた番組IDのテレビ番組を検索するようになっている。なお、この検索でヒットしなかった場合(例えば、該当する番組IDのテレビ番組が、上述した各検索処理で、すでに選び出されていた場合)は、乱数を利用して新たな1つの数字を特定し、再度、テレビ番組が検索されるまで、同様の処理を行うことになる。
【0067】
最後に、番組案内プログラム18は、検索で選び出されたテレビ番組に応じた情報(番組名、放送日時、および放送CH)を並べた番組表情報40(図8参照)を生成し、生成した番組表情報40を、ログイン中の登録ユーザのユーザ端末へ、ユーザIDを参照して送信する処理をMPU11が制御することを規定している。
【0068】
図8に示すように、生成する番組表情報40のフォーマットは、図中での縦方向を放送時間帯にすると共に、横方向を順位(ユーザへのお奨め度を示す順位)にしている。この番組表情報40における順位は、ヒットした検索処理の種類、および検索処理で特定される順位に従って決められている。ヒットした検索種類の種類での順位としては、上述したアーティスト名での検索処理により選び出されたテレビ番組の優先度を1番目にしており(ユーザの嗜好を最も直接的に表すため)、次に、番組名での検索処理により選び出されたテレビ番組の優先度を2番目にしており、その次に、出演者名での検索処理により選び出されたテレビ番組の優先度を3番目にしており、最後に、乱数を利用して選び出したテレビ番組を欄外の順位にする。また、それぞれの検索処理において、複数のテレビ番組が選び出されて、その順位が特定されたときは、上述した優先度の順序内ごとに、特定された順位に従って、それぞれのテレビ番組に応じた情報(番組名、放送時間、放送チャンネル等。以下同様)を選択可能に並べて番組表情報40をMPU11が生成することになる。
【0069】
番組表情報40における具体的なテレビ番組に応じた情報の並べ方を説明すると、アーティスト名の検索処理でテレビ番組「A1(番組名。以下同様)」(放送時間帯は18時〜19時。以下同様)および「A2」が選び出されると共に、テレビ番組「A1」が一位、テレビ番組「A2」が二位として順位が特定され、番組名の検索処理でテレビ番組「A3」が選び出され、出演者名での検索ではヒットせず、乱数を利用してテレビ番組「A4」が選び出されたとすると、番組表情報40では、18時〜19時の時間帯におけるお奨め番組の一位としてテレビ番組「A1」、二位としてテレビ番組「A2」、三位としてテレビ番組「A3」、欄外としてテレビ番組「A4」がそれぞれ提示されることになる。
【0070】
また、別の例として、アーティスト名の検索処理ではヒットせず、番組名での検索処理でテレビ番組「B1」(放送時間帯は19時〜20時。以下同様)および「B2」が選び出されると共に、テレビ番組「B1」が一位、テレビ番組「B2」が二位として順位が特定され、出演者名での検索ではテレビ番組「B3」が選び出され、乱数を利用してテレビ番組「B4」が選び出されたとすると、番組表情報40では、19時〜20時でのお奨め番組一位としてテレビ番組「B1」、二位としてテレビ番組「B2」、三位としてテレビ番組「B3」、欄外としてテレビ番組「B4」が提示されることになる。
【0071】
上述した内容で生成される番組表情報40は、ユーザ端末へ送信されると、そのユーザ端末で図8に示すような形態で表示可能になっており、また、テレビ放送の受信および視聴が可能なユーザ端末では、表示した番組表情報40に含まれる所望のテレビ番組(番組名。番組名が配置された欄)を選択することで、選択されたテレビ番組の放送チャンネルが抽出され、その放送チャンネルに基づきテレビ放送の受信制御が行われるようになっている。また、番組表情報40で所望のテレビ番組(番組名)が選択されると、その選択されたテレビ番組の情報(番組名等)がユーザIDと共にサービスサーバ10へ送信されるようになっている。
【0072】
テレビ番組の情報(番組名等)およびユーザIDがサービスサーバ10へ送信されると、サービスサーバ10(MPU11)は、その送信されてきたテレビ番組の情報(番組名等)を、ユーザデータベース31の備考欄(図示せず)に、送信されてきたユーザIDに対応付けて格納しておく。そして、次回、そのユーザID向けの番組案内処理(番組表情報40の生成処理)を行う際に、備考欄に格納したテレビ番組が検索でヒットしたときは、そのテレビ番組の順位が一位になるように順位を上昇させる処理をMPU11が行う。具体的には、上述した放送時間帯が18時〜19時の例において、テレビ番組「A3」がユーザ端末で選択されたとすると、次回、同じ条件で検索された場合、番組表情報40のお奨め番組の一位はテレビ番組「A3」になり、以下、お奨めの順位が1つ下がって、お奨め番組の二位としてテレビ番組「A1」、三位としてテレビ番組「A2」が提示されることになる。このような所望テレビ番組の選択に基づくお奨め番組の順位の変更処理の内容も、番組案内プログラム18が規定している。
【0073】
次に図9は、ユーザ端末の一例として、テレビ放送波の受信機能を具備した携帯電話機50(外観は、図1参照)の主要な内部構成を示している。携帯電話機50は、各種制御処理を行うCPU51に、通信モジュール52、RAM53、ROM54、表示用インタフェース55、操作用インタフェース56、チューナ部57、音出力処理部58、および記憶部59等を内部バス60で接続した構成になっている。なお、図9では電源及び電源ラインの図示は省略している。以下、携帯電話機50の各部を説明する。
【0074】
通信モジュール52は、通話・通信等に関する処理を行うデバイスであり、ユーザの所定の通信操作(電子メールの送信操作、インターネットへのアクセス操作等)を受け付けると、CPU51の制御により、図1に示す各中継基地局T1、T2・・・Tnと無線通信を行い、ネットワークNWに接続される所望の機器(サービスサーバ10等)との間で通信接続を確立して所望の通信処理等を行う。
【0075】
RAM53は、CPU51の処理に従う各種データ等を一時的に記憶すると共に、CPU51の処理用のワークエリアとして機能する。また、ROM54は、CPU51が行う基本的な処理内容を規定したプログラム等を予め記憶すると共に、携帯電話機50の電話番号、及び携帯電話機50を識別するための固有ID(Unique ID)等を含む識別データも記憶する。
【0076】
表示用インタフェース55は、図1にも示すように、携帯電話機50の筐体50aの前面に表出するように配置された表示パネル61に接続されるインタフェースであり、CPU51の制御に従って各種内容を表示パネル61に表示するための処理を行う。操作用インタフェース56は図1にも示すように、携帯電話機50の筐体50aの前面に配置される上下左右キー、決定キー、数字キー等から構成される操作部62に接続されるインタフェースであり、ユーザからの各種操作内容を操作部62を介して受け付け、受け付けた操作内容をCPU51へ伝える処理を行う。
【0077】
チューナ部57は、テレビ番組の映像および音声を重畳したテレビ放送波を受信して、携帯電話機50でテレビ番組の視聴を可能にするものであり、本実施形態のチューナ部57は、ワンセグ(ワンセグメント)用の受信機能に応じた仕様になっている。また、音出力処理部58は、スピーカ63を接続しており、テレビ番組の視聴時の音声出力等に係る処理を行ってスピーカ63から音声を出力するものである。
【0078】
記憶部59は、不揮発性メモリ等で構成されており、端末プログラムP等を記憶している。記憶部59に記憶される端末プログラムPは、携帯電話機50に係る各種機能を実現するために、CPU51の制御処理内容を規定したソフトウェアプログラムであり、携帯電話機50の通話、通信およびテレビ番組の視聴に係る各種制御処理等を規定している。具体的には、サービスサーバ10へアクセスして接続を確立し、図2に示すようなウェブページ画面Gのデータを受信して、表示パネル61でウェブページ画面Gを表示すること、表示した画面内容について各種操作内容をユーザから操作部62を介して受け付けること、チューナ部57を用いて、テレビ番組を視聴することなどに関するCPU51の処理内容を端末プログラムPは規定している。
【0079】
特に、本実施形態の端末プログラムPは、図8に示すような番組表情報40が表示パネル61に表示されている場合、その番組表情報40の中から一つのテレビ番組(番組名)を選択するユーザの操作を受け付けると、選択されたテレビ番組が、そのとき放送されていれば、そのテレビ番組に情報として含まれる放送CHを受信するようにチューナ部57をCPU51が制御することを規定している。また、選択されたテレビ番組が、そのとき放送されていなければ、視聴予約を行うために、選択されたテレビ番組の放送日時および放送CHを記憶部59に記憶させ、記憶した放送日時と現在の日時が一致するかを比較し、一致したときに、記憶した放送CHを受信するようにチューナ部57をCPU51が制御することを規定している。さらに、端末プログラムPは、上述したように番組表情報40の中からテレビ番組(番組名)が選択されると、その選択された番組名を、ユーザIDと共にサービスサーバ10へ通信モジュール52を通じて送信する制御をCPU51が行うことも規定している。
【0080】
なお、本発明の番組表情報提供システム1で利用できるユーザ端末は、上述した携帯電話機50に限定されるものではなく、基本的に、番組表情報提供システム1へのアクセスして、図2に示すウェブページ画面G等を表示できる通信機器であれば適用可能であり、テレビ番組の視聴機能は必須でない。たとえば、図8に示す番組表情報をユーザ端末で表示し、その表示内容に基づき、別のテレビジョン装置を利用して、テレビ番組を視聴するという形態も適用可能である。また、図1では、ユーザ端末として1台の携帯電話機50のみを示しているが、実際には、複数のユーザ端末が、番組表情報提供システム1が提供するサービスを利用するものとする(図1は、説明を簡略化するため、1台のみのユーザ端末を示したものである)。
【0081】
次に、上述した構成の番組表情報提供システム1が行う一連の処理内容(番組表情報提供方法の内容)を、図10〜12に示す第1フローチャートから第3フローチャートに基づき整理して説明する。なお、第1フローチャートの処理の開始時点においては、登録ユーザが、上述した携帯電話機50を用いて、番組表情報提供システム1のサービスサーバ10へアクセスし、サービスサーバ10が配信するカラオケサイトのオープニングページ(トップページ)を通じて、ユーザIDおよびパスワードの入力を行ってログインを行い、図2に示す登録ユーザ用のウェブページ画面G(ユーザサイト画面)を携帯電話機50に表示させてボタンG3を選択し、推薦テレビ番組案内に係る指示を携帯電話機50から送信し、この推薦テレビ番組案内に係る指示の受信をサービスサーバ10(MPU11)が待っている状態であるものとする。
【0082】
まず、図10の第1フローチャートにおいて、サービスサーバ10のMPU11は、推薦テレビ番組案内の指示があったか(指示を受信したか)否かを判断する(S1)。推薦テレビ番組案内の指示がない場合(S1:NO)、携帯電話機50からの推薦テレビ番組案内の指示を受信するまで、サービスサーバ10は待機状態となる。また、推薦テレビ番組案内の指示を受信した場合(S1:YES)、ユーザ履歴データベース32に、ログイン中のユーザIDに対応付けられたカラオケ履歴情報が存在するか否かを検索する(S2)。検索の結果、ユーザIDに対応付けられたカラオケ履歴情報が存在しなかった場合(S2:NO)、図12の第3フローチャートのS44の前の処理段階へジャンプし、欄外としてのテレビ番組の特定処理のみを行うことになる。なお、ユーザIDに対応付けられたカラオケ履歴情報が存在しない場合としては、登録ユーザが、サービスサーバ10が提供するカラオケサイトに関するサービスに登録したばかりで、一度もカラオケを利用していない初期の段階であることが想定される。
【0083】
検索の結果、ユーザIDに対応付けられたカラオケ履歴情報が存在した場合(S2:YES)、MPU11は、存在したカラオケ履歴情報の中に含まれるアーティスト名を抽出し(S3)、抽出したアーティスト名が複数の異なる名称であるか否かを判断する(S4)。複数の異なるアーティスト名を抽出しなかった場合(S4:NO)、すなわち、一つのアーティスト名のみを抽出したときは、その抽出したアーティスト名でEPG情報19をMPU11は検索し(S5)アーティスト名に合致する出演者名を探し出す。検索の結果、合致する出演者がヒットしたか(見つかったか)否かを判断し(S6)、合致する出演者名がヒットしなかった場合(S6:NO)、図11の第2フローチャートのS20の前の処理段階へジャンプして、次の検索に係る処理を行うことになる。一方、検索の結果、合致する出演者がヒットした場合(S6:YES)、見つかった(検索された)出演者を含むテレビ番組を結果として検索し、その検索したテレビ番組に応じた情報(日時、放送CH、および番組名)をEPG情報19から特定する処理をMPU11が行う(S7)。
【0084】
また、S4の段階で、複数の異なるアーティスト名を抽出した場合(S4:YES)、抽出したアーティスト名の数をそれぞれのアーティスト名ごとにMPU11は計数する(S8)。そして、抽出した複数のアーティスト名でEPG情報19をMPU11は検索し(S9)、それぞれのアーティスト名に合致する出演者名を探し出す。それから、MPU11は、合致する出演者名がヒットしたか(検索されたか)否かを判断し(S10)、検索の結果、合致する出演者名がヒットしなかった場合(S10:NO)、図11の第2フローチャートのS20の前の処理段階へジャンプする。一方、合致する出演者名を検索できた場合(S10:YES)、合致する出演者名が複数ヒットしたか否をMPU11は判断し(S11)、複数ヒットしなかった場合(S11:NO)、すなわち、一つの出演者名のみがヒットした場合、上述したS7の段階と同様の処理を行う。
【0085】
また、複数の出演者名を検索できた場合(S11:YES)、MPU11は、検索された出演者名を含む複数のテレビ番組の順位を特定し(S12)、検索できた出演者名を含む各テレビ番組を検索し、検索した各テレビ番組に応じた情報(日時、放送CH、および番組名)を、EPG情報19からそれぞれ特定する処理をMPU11が行う(S7)。
【0086】
つぎに、図11の第2フローチャートに処理が移り、MPU11は、ログイン中のユーザIDに対応付けられたカラオケ履歴情報の中に含まれる番組名を検索し(S20)、検索により番組名が見つかったか否かを判断する(S21)。番組名が見つからなかった場合(S21:NO)、図12の第3フローチャートのS44の前の処理段階へジャンプして、欄外としてのテレビ番組の特定処理を行うことになる。一方、番組名が見つかった場合(S21:YES)、MPU11は、見つかった番組名をユーザIDに対応付けられたカラオケ履歴情報から抽出し(S22)、抽出した番組名が複数の異なる番組名であるか否かを判断する(S23)。
【0087】
複数の異なる番組名を抽出しなかった場合(S23:NO)、すなわち一つの番組名のみを抽出した場合、MPU11は、その抽出した番組名でEPG情報19を検索し(S24)、抽出した番組名に合致する番組名を探し出す。検索の結果、合致する番組名がヒットしたか(見つかったか)否かを判断し(S25)、合致する番組名がヒットしなかったた場合(S25:NO)、図12の第3フローチャートのS44の前の処理段階へジャンプする。
【0088】
一方、検索の結果、合致する番組名がヒットした場合(S25:YES)、ヒットした(検索された)番組名を含むテレビ番組に応じた情報(日時、放送CH、および番組名)を、EPG情報19から特定して抽出する処理をMPU11が行う(S26)。
【0089】
また、S23の段階で、複数の異なる番組名を抽出した場合(S23:YES)、抽出した番組名の数をそれぞれの番組名ごとにMPU11は計数する(S27)。そして、抽出した複数の番組名でEPG情報19をMPU11は検索し(S28)、それぞれの番組名に合致する番組名を探し出す。それから、MPU11は、合致する番組名がヒットしたか否かを判断し(S29)、検索の結果、合致する番組名がヒットしなかった場合(S29:NO)、図12の第3フローチャートのS44の前の処理段階へジャンプする。一方、合致する番組名がヒットした場合(S29:YES)、合致する番組名が複数ヒットしたか否をMPU11は判断し(S30)、複数ヒットしなかった場合(S30:NO)、すなわち、一つの番組名のみがヒットした場合、上述したS26の段階の処理を行う。
【0090】
また、複数の番組名がヒットした場合(S30:YES)、MPU11は、検索された番組名を含むテレビ番組の順位を特定し(S31)、検索できた番組名を含む各テレビ番組に応じた情報(日時、放送CH、および番組名)を、EPG情報19からそれぞれ特定する処理をMPU11が行う(S26)。
【0091】
そして、図12の第3フローチャートに処理が移り、MPU11は、図11の第2フローチャートにおけるS26の段階でEPG情報19から番組名の検索により特定されたテレビ番組に含まれる出演者名を特定し(S40)、その特定した出演者名でEPG情報19を検索し(S41)、その出演者名を含むテレビ番組を、先のS7、S26の段階で特定されたテレビ番組を除いた範囲で探し出す。そして、MPU11は、検索によりテレビ番組がヒットしたか否かを判断し(S42)。テレビ番組がヒットしなかった場合(S42:NO)、S44の前の処理段階へジャンプする。一方、テレビ番組がヒットした場合(S42:YES)、MPU11は、ヒットしたテレビ番組に応じた情報(日時、放送CH、および番組名)を、EPG情報19から特定する処理を行う(S43)。
【0092】
それから、MPU11は、EPG情報19において、S7、S26、S43の段階においてヒットしたテレビ番組を除いたテレビ番組の中から、時間帯ごとに乱数を用いて、一つのテレビ番組を欄外としてランダムに特定する処理を行い(S44)、上述した各段階(S7、S26、S43、S44)でヒットしたテレビ番組の応じた情報を、上述した検索の順位およびS12、S31の段階で特定した順位に従って並べた番組表情報(図8参照)を生成し(S45)、ログイン中のユーザのユーザ端末(携帯電話機50)へ番組表情報を送信する処理を行う(S46)。
【0093】
上述した第1フローチャートから第3フローチャートの処理を経て、ユーザ端末の携帯電話機50には、図8に示すような番組表情報40が表示されるので、ユーザは、自身のカラオケ利用履歴に従って判断されたお奨めのテレビ番組の案内を得ることができ、カラオケに基づく自身の嗜好に合ったテレビ番組を効率的に選んで視聴することができる。しかも、サービスサーバ10から送信されてくる番組表情報40は、各放送時間帯ごとに推薦されるテレビ番組の順位付けが行われているので、同じ時間帯に複数の推薦番組がある場合でも、順位を参考にテレビ番組を選択することができる。
【0094】
また、表示された番組表情報40の中から、視聴または視聴予約のために一つのテレビ番組(番組名)が選択されると、その番組名がユーザIDと共にサービスサーバ10へ送信されてくるので、サービスサーバ10は、そのユーザIDについて、次回の検索処理を行う際、その送信されてきた番組名に応じたテレビ番組を選び出すと、上述した番組表情報生成の段階(S48)で、そのテレビ番組の順位を一位にするため、視聴したテレビ番組については優先的に案内でき、それにより、例えば、連続ドラマなどを見逃すことを防止するのに役立てることができる。
【0095】
なお、本発明は上述した処理内容に限定されるものではなく、様々な変形例の適用が可能である。たとえば、アーティスト名の抽出(図10の第1フローチャートのS3のでの処理)および番組名の抽出(図11の第2フローチャートのS20での処理)においては、特に期間を限定せずに、カラオケ履歴データベース32のユーザIDに対応付けられたカラオケ履歴情報から抽出するようにしていたが、カラオケ履歴データベース32に一定期間内に格納されたカラオケ履歴情報だけを抽出の対象にしてもよい。具体的には、直近の一ヶ月間または直近の三ヶ月間にカラオケ履歴データベース32に格納されたカラオケ履歴情報から、アーティスト名または番組名を抽出するようにすれば、登録ユーザの最近のカラオケ嗜好に合致したテレビ番組のみを推薦番組として案内できるようになる。なお、上述した一定期間(たとえば、直近の一ヶ月間または直近の三ヶ月間など)は、サービスサーバ10側で予め設定しておく仕様にすることも可能であり、それ以外には、サービスサーバ10が提供する登録ユーザ向けの設定ページ画面等で、登録ユーザが所望の期間を設定できるようにすることも可能である。
【0096】
また、図10に示す第1フローチャートにおける検索処理では、カラオケ履歴情報としてアーティスト名を用いたが、それ以外にも、図6に示すカラオケ履歴情報に含まれる作詞家名、作曲家名、ジャンルなどの情報を用いて、アーティスト名を用いた場合と同様の処理を行うことも可能である。それにより、作詞家名又は作曲家を用いた場合では、その作詞家又は作曲家が出演するテレビ番組を検索できるようになり、ジャンルを用いた場合では、同じジャンルに属するテレビ番組(たとえば、アニメソングであればアニメ番組)を検索できるようになる。
【0097】
さらにまた、テレビ番組の順位付けには、上述したようにアーティスト名の数または番組名の数以外に、図6に示すカラオケ履歴情報に含まれる歌唱結果を示すポイントを用いて行うことも可能である。たとえば、上述した様々な情報を含むカラオケ履歴情報の検索処理により複数のテレビ番組がヒットした場合、ヒットしたテレビ番組の検索に用いられたカラオケ履歴情報に含まれるポイントを参照し、ポイントの高い順から低い順に各テレビ番組の順位を特定するようにしてもよい。このように歌唱結果を示すポイントを順位付けに利用することにより、ユーザの得意なカラオケ曲に関連したテレビ番組を優先的に案内でき、カラオケ履歴情報による検索とテレビ番組の案内の連動性を高められる。
【0098】
なお、上述したテレビ番組の順位付けでは、数の多い順(アーティスト名の数の多い順、番組名の数の多い順など)またはポイントの高い順に合わせて行うようにしていたが、逆の順、すなわち、数の少ない順から高い順へ、またはポイントの低い順から高い順に合わせてテレビ番組の順位を1位、2位、3位などと順位付けを行ってもよい。このように逆の順位付けを行うことで、通常であれば、関心を示す程度が低いようなテレビ番組もユーザに案内されるようになり、ユーザのテレビ番組の視聴範囲を広げる機会を与えられるようになる。
【0099】
また、上述した処理では、図2のウェブページ画面Gの第3のボタンG3がユーザに選択されることに伴って、サービスサーバ10は番組表情報を送信するための処理(第1〜第3フローチャートに示す処理)を開始するようにしていたが、ユーザのボタン操作がなくても、一定の時期ごとにサービスサーバ10が自動的に番組表情報を生成して、各登録ユーザ向けの番組表情報を各登録ユーザへ送信する仕様にすることも可能である。具体的には、図1のEPG情報サーバ6から更新されたEPG情報19が送信されてくると、その更新されたEPG情報19をサービスサーバ10が受信するタイミングに合わせて、番組表情報を送信するための処理を開始してもよい。
【0100】
さらに、生成する番組表情報は1日分以外にも、EPG情報サーバ6から送信されてくるEPG情報19に複数日分のテレビ番組情報が含まれていれば、複数日分(たとえば、三日分、一週間分、一ヶ月分など)の番組表情報をサービスサーバ10が生成する仕様にしてもよい。
【0101】
さらにまた、上述した例では、生成する番組表情報は放送時間帯ごとに推薦するテレビ番組を提示する仕様にしていたが、番組表情報の内容を簡易化した仕様にする場合では、1日分または数日間分の番組表情報として、推薦するテレビ番組を欄外のテレビ番組と共に提示することも可能である。たとえば、図13(a)に示すように、ある一日(本日)の推薦番組として、上記のような処理で、ある一日(たとえば7月22日)における複数位(図中では第1〜3位までを示す)までのテレビ番組と、欄外のテレビ番組を検索し、検索等により特定された各テレビ番組の情報(番組名、放送時間帯、放送ch、出演者名など)を並べた番組表情報70を生成することも可能である。さらには、図13(b)に示すように、ある一週間(今週)の推薦番組として、上記のような処理で、ある一週間における複数位(図中では第1〜3位までを示す)までのテレビ番組と、欄外のテレビ番組を検索し、検索等により特定された各テレビ番組の情報(番組名、放送日、放送時間帯、放送ch、出演者名など)を並べた番組表情報71を生成することも可能である。
【0102】
また、上述した説明では、計3種類の検索処理として、アーティスト名に基づく検索処理(主に図10の第1フローチャートのS5、S9の処理)、番組名に基づく検索(主に図11の第2フローチャートのS24、S28の処理)、および出演者名での検索(主に図12の第3フローチャートのS41の処理)を組み合わせているが、番組表情報提供システム1の仕様を簡易化する場合は、全ての検索処理を適用する以外に、上述した検索処理の中の少なくともいずれか1つを行って、番組表情報を生成するようにしてもよい。
【符号の説明】
【0103】
1 番組表情報提供システム
10 サービスサーバ
11 MPU
18 番組案内プログラム
19 EPG情報
21 カラオケデータベース
31 ユーザデータベース
32 カラオケ履歴データベース
40 番組表情報
50 携帯電話機(ユーザ端末)
NW ネットワーク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
テレビ番組ごとに番組名、出演者名、放送時間、および放送局情報を含んだテレビ番組表情報に基づきユーザ嗜好に応じた番組表情報を、情報の表示が可能なユーザ端末へ提供する番組表情報提供システムにおいて、
ユーザ端末に係るユーザがカラオケを利用した履歴に応じた情報を示すカラオケ履歴情報をユーザ識別情報ごとに対応付けて格納したカラオケ履歴データベースから、一つのユーザ識別情報に対応付けられたカラオケ履歴情報を抽出する情報抽出手段と、
前記情報抽出手段が抽出したカラオケ履歴情報に応じたテレビ番組を前記テレビ番組表情報から検索する検索手段と、
前記検索手段がテレビ番組を検索した場合、検索されたテレビ番組に応じた番組名、放送時間、および放送局情報を含む番組表情報を生成する手段と、
生成した番組表情報を、前記一つのユーザ識別情報に係るユーザのユーザ端末へ送信する手段と
を備えることを特徴とする番組表情報提供システム。
【請求項2】
前記情報抽出手段は、前記カラオケ履歴データベースの一定期間内に格納されたカラオケ履歴情報を抽出する請求項1に記載の番組表情報提供システム。
【請求項3】
前記カラオケ履歴情報には、ユーザのカラオケ歌唱に係る結果を示すポイントが含まれており、
前記検索手段が複数のテレビ番組を検索した場合、各テレビ番組の検索に用いられたカラオケ履歴情報に含まれるポイントに基づき、各テレビ番組の順位を特定する順位特定手段と、
前記順位特定手段が特定したテレビ番組の順位に従って、それぞれのテレビ番組に応じた番組名、放送時間、および放送局情報を並べた番組表情報を生成する手段と
を備える請求項1または請求項2に記載の番組表情報提供システム。
【請求項4】
前記カラオケ履歴情報には、ユーザが利用したカラオケ曲に係る楽曲の歌唱者名またはユーザが利用したカラオケ曲に係る楽曲が使用されるテレビ番組の番組名が含まれており、
前記検索手段は、前記カラオケ履歴情報に含まれる歌唱者名に応じた出演者名または番組名によりテレビ番組を検索するようにしてある請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の番組表情報提供システム。
【請求項5】
前記カラオケ履歴データベースが、前記一つのユーザ識別情報に対応付けて、異なる歌唱者名または異なる番組名を含む複数のカラオケ履歴情報を格納した場合、格納された異なる歌唱者名の数を歌唱者名ごとに、または格納された異なる番組名の数を番組名ごとに、計数する計数手段と、
前記検索手段が複数のテレビ番組を検索した場合、前記計数手段が計数した歌唱者名の数または番組名の数に基づき、前記歌唱者名に応じた出演者名または番組名により検索された各テレビ番組の順位を特定する順位特定手段と、
前記順位特定手段が特定したテレビ番組の順位に従って、それぞれのテレビ番組に応じた番組名、放送時間、および放送局情報を並べた番組表情報を生成する手段と
を備える請求項4に記載の番組表情報提供システム。
【請求項6】
前記番組表情報はユーザ端末で表示された場合、番組名が選択可能になっていると共に、選択された番組名が前記番組表情報の送信元へ送信されるようになっており、
前記ユーザ端末から送信されてきた番組名に係るテレビ番組の順位を、前記順位特定手段が特定した順位より上昇させる順位上昇手段と、
前記順位上昇手段が上昇させた順位に従って番組表情報を生成する手段と
を備える請求項3または請求項5に記載の番組表情報提供システム。
【請求項7】
番組表情報提供システムが、テレビ番組ごとに番組名、出演者名、放送時間、および放送局情報を含んだテレビ番組表情報に基づきユーザ嗜好に応じた番組表情報を、情報の表示が可能なユーザ端末へ提供する番組表情報提供方法であって、
前記番組表情報提供システムが、
ユーザ端末に係るユーザがカラオケを利用した履歴に応じた情報を示すカラオケ履歴情報をユーザ識別情報ごとに対応付けて格納したカラオケ履歴データベースから、一つのユーザ識別情報に対応付けられたカラオケ履歴情報を抽出するステップと、
抽出したカラオケ履歴情報に応じたテレビ番組を前記テレビ番組表情報から検索するステップと、
前記テレビ番組表情報からテレビ番組を検索した場合、検索されたテレビ番組に応じた番組名、放送時間、および放送局情報を含む番組表情報を生成するステップと、
生成した番組表情報を、前記一つのユーザ識別情報に係るユーザのユーザ端末へ送信するステップと
を備えることを特徴とする番組表情報提供方法。
【請求項8】
前記カラオケ履歴情報を抽出するステップでは、前記カラオケ履歴データベースの一定期間内に格納されたカラオケ履歴情報を抽出する請求項7に記載の番組表情報提供方法。
【請求項9】
通信手段を有するコンピュータに、テレビ番組ごとに番組名、出演者名、放送時間、および放送局情報を含んだテレビ番組表情報に基づきユーザ嗜好に応じた番組表情報を、情報の表示が可能なユーザ端末へ提供する処理を行わせるためのコンピュータプログラムであって、
前記コンピュータを、
ユーザ端末に係るユーザがカラオケを利用した履歴に応じた情報を示すカラオケ履歴情報をユーザ識別情報ごとに対応付けて格納したカラオケ履歴データベースから、一つのユーザ識別情報に対応付けられたカラオケ履歴情報を抽出する処理を行う手段と、
抽出したカラオケ履歴情報に応じたテレビ番組を前記テレビ番組表情報から検索する処理を行う手段と、
前記テレビ番組表情報からテレビ番組を検索した場合、検索されたテレビ番組に応じた番組名、放送時間、および放送局情報を含む番組表情報を生成する処理を行う手段と、
生成した番組表情報を、前記通信手段を通じて前記一つのユーザ識別情報に係るユーザのユーザ端末へ送信する処理を行う手段として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
【請求項10】
前記カラオケ履歴情報を抽出する処理を行う手段は、前記カラオケ履歴データベースの一定期間内に格納されたカラオケ履歴情報を抽出する請求項9に記載のコンピュータプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2011−75700(P2011−75700A)
【公開日】平成23年4月14日(2011.4.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−225356(P2009−225356)
【出願日】平成21年9月29日(2009.9.29)
【出願人】(396004833)株式会社エクシング (394)
【Fターム(参考)】