説明

異物除去装置、異物除去装置を具える調質圧延設備、及び、異物除去装置を用いた調質圧延方法

【課題】粘着性を維持しつつ、耐久性の向上した粘着性ロールを具えた異物除去装置を提供する。また、かかる異物除去装置を具える調質圧延設備を提供する。粘着性ロールの使用期間を延ばし得る、異物除去装置を用いた調質圧延方法を提供する
【解決手段】金属帯表面の異物を除去する粘着性ロール14を具えた異物除去装置11である。かかる粘着性ロール14は、JIS−A硬度Xが5≦X≦45°の範囲にあり、慣性モーメントYが980N・m以下であり、かつ、X≧0.5(log10(Y/9.8)+2.5)+3.9を満たすものである。また、かかる異物除去装置11を具える調質圧延設備12である。更に、異物除去装置11を用いた調質圧延方法である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、金属帯の表面の異物を除去する粘着性ロールを具える異物除去装置、異物除去装置を具える調質圧延設備、及び、異物除去装置を用いた調質圧延方法に関する。ここで、金属帯とは、鋼帯を典型例とし、その他アルミニウム合金や銅合金などの非鉄合金帯を意味し、以下、典型例である鋼帯を対象として説明するが、鋼帯に限られないことは勿論である。
【背景技術】
【0002】
鋼帯は、スラブなどの鋼素材に熱間圧延そして冷間圧延を施すことにより得られる。冷間圧延後は、焼鈍を施し、必要に応じて鋼帯に調質圧延を施す。かかる調質圧延は、鋼帯を軽微に圧下し、該鋼帯の表面性状及び/又は形状を微調整するものである。
【0003】
ところで、前段の冷間圧延後の鋼帯を調質圧延する場合、冷間圧延後の鋼帯の表面を清浄化するためのクリーニングラインを通すことが通例であるが、クリーニングラインを通した後、鋼帯がピンチロールやコンベアを通ると、それらに付着した摩耗粉(金属粉やゴム粉)や埃等の異物が鋼帯表面に付着することとなる。次いで、金属粉や埃等が表面に付着した鋼帯をそのまま調質圧延に供すると、鋼帯表面に傷が付いてしまう。この傷は、極薄の鋼帯において大きな影響を与えることから、特に薄い鋼帯を調質圧延する場合に問題となる。
【0004】
その対策として、特許文献1には、異物除去装置を具える調質圧延設備を使用して、調質圧延前の鋼帯に粘着性を有するロール(粘着性ロール)を接触させ、鋼帯表面の金属粉や埃等を事前に取り除き、調質圧延時に鋼帯表面が傷付くことを抑制する発明が開示されている。
【0005】
【特許文献1】特開平05−50125号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、特許文献1に記載の粘着性ロールは、粘着力を維持したまま長期にわたって使用することが難しく、早期に寿命を迎えることが問題であった。すなわち、粘着性ロールが、早期に劣化するため、ロール交換頻度が高くなってしまう虞がある。ロール交換頻度が高くなると、鋼帯の生産性が低下するだけでなく、交換にコストも要することとなる。そのことから、長期使用に耐え得る、耐久性の向上した粘着性ロールが希求されている。
【0007】
従って、この発明の目的は、粘着性を維持しつつも、耐久性の向上した粘着性ロールを具えた異物除去装置を提供することにある。また、この発明の更なる目的は、かかる異物除去装置を用いた異物除去方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記目的を達成するため、第一発明は、金属帯表面の異物を除去する粘着性ロールを具えた異物除去装置であって、粘着性ロールの周面のJIS−A硬度Xが、5≦X≦45°の範囲にあり、慣性モーメントYが、980N・m以下であり、かつ、X≧0.5(log10(Y/9.8)+2.5)+3.9を満たすことを特徴とする異物除去装置である(以下、「JIS−A硬度」を「硬度」と略す)。
尚、本発明において、慣性モーメントYは、粘着性ロールの重量をW(kgf)、粘着性ロールの径をD(m)として、1/2×W×Dで表されるGD(kgf・m)を、SI単位(N・m)に換算したものを意味するものとする。
【0009】
更にまた、粘着性ロールの硬度X及び慣性モーメントYは、7≦X≦45°及び0.98<Y≦9.8N・mの範囲にあることが好ましい。
【0010】
加えて、粘着性ロールの硬度X及び慣性モーメントYは、10≦X≦45°及び9.8<Y≦98N・mの範囲にあることが好ましい。
【0011】
加えてまた、粘着性ロールの硬度X及び慣性モーメントYは、14≦X≦45°及び98<Y≦980N・mの範囲にあることが好ましい。
【0012】
また、粘着性ロールは、金属帯のパスラインを挟む対であり、一方の粘着性ロールの軸心と、他方の粘着性ロールの軸心を前記パスラインの方向にずらして配置することが好ましい。
【0013】
第二発明は、金属帯の調質圧延機を具え、該調質圧延機の金属帯入側に、上述の異物除去装置を具えることを特徴する調質圧延設備である。
【0014】
第三発明は、金属帯を調質圧延するに当り、調質圧延に先立ち、上述の異物除去装置を用いて、粘着性ロールを金属帯に押し付けて異物を除去することを特徴とする調質圧延方法である。
【発明の効果】
【0015】
この発明によれば、粘着性を維持しつつ、耐久性の向上した粘着性ロールを具えた異物除去装置を提供することが可能となる。また、この発明によれば、かかる異物除去装置を具える調質圧延設備を提供することが可能となる。更に、この発明によれば、粘着性ロールの使用期間を延ばし得る、異物除去装置を用いた調質圧延方法を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】鋼帯を酸洗するクリーニングラインを示した図である。
【図2】この発明に従う異物除去装置を具えた調質圧延設備を示した図である。
【図3】粘着性ロールの耐久性及び粘着性と、硬度及び慣性モーメントとの相関関係を示した図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
次に、図面を参照しつつ、この発明の実施形態を説明する。図1は、調質圧延に供する鋼帯を清浄するクリーニングラインを示した図である。図2は、この発明に従う異物除去装置を具える調質圧延設備を示した図である。図3は、粘着性ロールの耐久性及び粘着性と、硬度及び慣性モーメントとの相関関係を示した図である。尚、図示例では、この発明に従う異物除去装置は調質圧延設備に取り付けて使用しているが、その使用はこれに限定されるものではなく、その他の工程にて鋼帯表面の金属粉や埃等を取り除くことに使用し得ることは勿論である。
【0018】
さて、冷間圧延後に焼鈍を施した鋼帯を調質圧延する場合、該調質圧延に供する鋼帯は、クリーニングラインを経た後、調質圧延に供される。そこで、図1を参照しつつ、調質圧延に供する鋼帯を洗浄するクリーニングライン1について説明する。図示例のクリーニングライン1は、アルカリ液槽2、ブラシ槽3及びリンス槽4を有するクリーニング設備5を具えている。かかるクリーニングライン1に鋼帯6を通す場合には、まず、コイル7から巻出した鋼帯6を、クリーニング設備5に通して、アルカリ液によりクリーニングすることにより、鋼帯表面に付着している汚れを洗浄する。次いで、洗浄された鋼帯6をピンチロール8及びコンベア9により鋼帯6の送り方向に誘導し、鋼帯6をコイラー10に巻き取る。ここで、鋼帯6がピンチロール8及びコンベア9を通ると、それらに付着した金属粉や埃等の異物が鋼帯表面に付着することとなる。金属粉や埃等が表面に付着した鋼帯6をそのまま調質圧延に供すると、上述した通り、鋼帯1の表面が傷付いてしまう。特に、ピンチロール8との接触が不可避である鋼帯6の先尾端における付着が顕著である。
【0019】
かかる金属粉や埃等の異物を取り除くために、図2に示す、異物除去装置11を具えた調質圧延設備12を用いる。すなわち、異物除去装置11は、調質圧延機を構成する2つの圧延スタンド13、13の上流に設けられており、鋼帯6と直接接触し、かつ、周面部分に粘着性を有する一対の粘着性ロール14、14を具える。かかる粘着性ロール14は、その周面の硬度Xが、5≦X≦45°の範囲にあり、慣性モーメントYが、980N・m以下であり、かつ、X≧0.5(log10(Y/9.8)+2.5)+3.9を満たすことが肝要である。更に、一方の粘着性ロール14の軸心と、他方の粘着性ロール14の軸心をパスラインの方向にずらして配置し、両者をオフセット配置とすることが好ましい。また、圧延スタンド13は、鋼帯6と直接接触する一対のワークロール15、15と、それらワークロール15、15を支持する一対のバックアップロール16、16により構成されている。
尚、粘着性ロール14は、例えば粘着性を有するゴム層を表面にライニングした粘着性ゴムロールを用いることができる。
かかる調質圧延設備12を用いて鋼帯を調質圧延する際には、まず、冷間圧延を経た鋼帯6を巻き取ったコイル7をコイラー9にセットし、そのコイル7から調質圧延設備12に鋼帯6を巻出す。次いで、コイル7から巻き出した鋼帯6を、一対の粘着性ロール14、14により挟み込んで両ロール間を通すことにより、鋼帯表面に付着した金属粉や埃等を取り除く。このとき、一対の粘着性ロール14、14は、オフセット配置となっていることから、各粘着性ロール14に負荷される圧力が小さくなり、粘着性ロール14が劣化するまでの期間が長くなることから、粘着性ロール14の使用寿命が延びる。更に、粘着性ロール14に対し、鋼帯6が接触する面積が大きくなることから、鋼帯表面に付着した金属粉や埃等を効果的に取り除くことが可能となる。そして、金属粉や埃等を除去した鋼帯6を、ワークロール15、15間を所定の圧力で圧下しつつ通すことにより、例えば、鋼帯表面を調質する。
【0020】
ここで、上述した用途の粘着性ロールについて、発明者らは、その耐久性を向上する条件に関して鋭意究明したところ、耐久性が該ロールの慣性モーメント及び硬度に依存することを新たに見出した。すなわち、50000km分の鋼帯6の表面に粘着性ゴムロールである粘着性ロール14を押し付けて回転させた場合に、粘着性ロール14の基本性能として、鋼帯表面の金属粉又は埃等を取り除くに充分な粘着性を維持しつつも、耐久性を向上させることを満たす、慣性モーメント及び硬度の範囲を調査した。その結果、図3に示すが如く、粘着性ロールの粘着性を維持しつつも、耐久性を向上させる条件は、硬度Xが、5≦X≦45°の範囲にあり、慣性モーメントYが、980N・m以下(100kgf・m以下)であり、かつ、X≧0.5(log10(Y/9.8)+2.5)+3.9を満たすことにあることが判った。粘着性ロール14の硬度が5°未満となると、粘着性は向上するものの、耐久性が充分に確保されない。一方、粘着性ロール14の硬度が45°を超えると、耐久性は向上するものの、粘着性が充分に確保されない。また、粘着性ロール14の硬度が5≦X≦45°の範囲にあったとしても、慣性モーメントYが980N・mを超える場合には、回転時のロールへのダメージが大きく、摩耗や剥離が発生するため、粘着性ロール14の耐久性が充分に確保されない。更に、硬度及び慣性モーメントは、ロールダメージの観点から硬度が低い場合には、許容される最低の慣性モーメントは小さく、硬度が高い場合には許容される慣性モーメントは大きくなる。このような観点から、慣性モーメントと硬度との関係を検討した結果、X≧0.5(log10(Y/9.8)+2.5)+3.9を満たすことが肝要であることを見出した。尚、粘着性ロール14の製造限界となる慣性モーメントは、約9.8×10−4N・m程度である。
【0021】
また、粘着性ロール14の粘着性を維持しつつも、耐久性をより好適に向上させる観点から、粘着性ロール14の慣性モーメントYは、9.8<Y≦98N・mの範囲にあり、硬度Xは、10≦X≦45°の範囲にあることが好ましい。あるいは、粘着性ロール14の慣性モーメントYは、98<Y≦980N・mの範囲にあり、硬度Xは、14≦X≦45°の範囲にあることが好ましい。あるいは、粘着性ロール14の慣性モーメントYは、0.98<Y≦9.8N・mの範囲にあり、硬度Xは、7≦X≦45°の範囲にあることが好ましい。
【0022】
また、発明者は、鋼帯表面における金属粉や埃等の堆積量の分布を調査したところ、上述したように、ピンチロール等との接触機会の多い、鋼帯の先尾端にて金属粉や埃等の堆積量が最も大きいことを見出した。そのことから、粘着性ロール14を鋼帯6の先尾端に押し付けて金属粉及び埃等を取り除くことにより、鋼帯表面の金属粉や埃等を効率よく取り除くことができることがわかった。このように、粘着性ロール14の押付け範囲を鋼帯6の先尾端に限定することにより、粘着性ロール14が劣化するまでの期間が長くなることから、粘着性ロール14の使用寿命を更に延ばすことが可能となる。このため、粘着性ロール14による異物の除去を、鋼帯6の先尾端に限定して行うことが好ましい。
【0023】
尚、上述したところは、この発明の実施形態の一部を示したにすぎず、この発明の趣旨を逸脱しない限り、これらの構成を相互に組み合わせたり、種々の変更を加えたりすることができる。
【実施例1】
【0024】
次に、以下の2通りの方法により鋼帯を調質圧延した。第一の方法は、この発明に従う粘着性ロールを具えた異物除去装置を用いて、鋼帯表面の異物を取り除いた後、鋼帯を調質圧延する方法である。粘着性ロールは、ロール径が200mmであり、ロール軸長が1200mmであり、硬度が20°の粘着性ゴムロールであり、慣性モーメントが9.8N・mである。第二の方法は、異物除去装置を用いずに、鋼帯を直接調質圧延する方法である。
【0025】
上記2通りの方法を経て調質圧延された鋼帯は、目視及びCCDカメラによる欠陥検出器により表面欠陥の個数をカウントすることにより、品質不適合発生率を算出し、両者を比較することで評価した。
【0026】
その結果、調質圧延された鋼帯の品質不適合発生率は、異物除去装置を使用しないで調質圧延した場合には、3.0%であったのに対し、この発明に従う異物除去装置を使用した後に調質圧延した場合には、0.6%であった。
【実施例2】
【0027】
また、表1に示す種々の硬度及び慣性モーメントを有する複数の粘着性ロールを作製し、その耐久性及び粘着性を評価した。
【0028】
【表1】

【0029】
粘着性ロールの粘着性は、各種粘着性ロールを50000km分の鋼帯に押し付けて回転させた後に、鋼帯表面の金属粉又は埃等を取り除くに充分な粘着性を維持しているか否かで評価し、十分な粘着性を維持している場合は○、粘着性が不十分な場合は×とした。また、粘着性ロールの耐久性は、各種粘着性ロールを50000km分の鋼帯に押し付けて回転させた後に、粘着性ロールに破損が生じているか否かで評価し、破損が認められない場合は○、破損が認められる場合は×とした。それらの評価結果を表1に示す。
【0030】
表1の結果から明らかなように、粘着性ロールの硬度及び/又は慣性モーメントが、この発明の範囲外となると、粘着性ロールの粘着性及び耐久性が確保されないことがわかる。
【実施例3】
【0031】
更に、以下の2通りの方法により、上記した異物除去装置を用いて鋼帯表面の異物を除去した。第一の方法は、この発明に従う粘着性ロールを具えた異物除去装置を用いて、鋼帯の全長に亘って異物を除去する方法である。第二の方法は、同様に異物除去装置を用いるが、鋼帯の先尾端に限定して異物を除去する方法である。尚、鋼帯は、幅が約1mであり、全長が約10000mであり、鋼帯の先尾端は、先端が80mであり、後端が40mである。また、粘着性ゴムローラの押付け速度は、200m/minである。
【0032】
上述の2通りの方法を採用し、夫々同一速度で鋼帯表面の異物を除去し続けると、第一の方法を採用した場合には、粘着性ロールが劣化して使用できなくなるまでの期間が1ヶ月であったのに対し、第二の方法を採用した場合には、粘着性ロールが劣化して使用できなくなるまでの期間が3年であった。
【産業上の利用可能性】
【0033】
以上の説明から明らかなように、この発明によって、粘着性を維持しつつ、粘着性ロールの耐久性の向上した粘着性ロールを具えた異物除去装置を提供することが可能となった。また、かかる異物除去装置を具える調質圧延設備を提供することが可能となった。更に、粘着性ロールの使用期間を延ばし得る、異物除去装置を用いた調質圧延方法を提供することが可能となった。
【符号の説明】
【0034】
1 クリーニングライン
2 アルカリ液槽
3 ブラシ槽
4 リンス槽
5 クリーニング設備
6 鋼帯
7 コイル
8 ピンチロール
9 コンベア
10 コイラー
11 異物除去装置
12 調質圧延設備
13 圧延スタンド
14 粘着性ロール
15 ワークロール
16 バックアップロール

【特許請求の範囲】
【請求項1】
金属帯表面の異物を除去する粘着性ロールを具える異物除去装置であって、
前記粘着性ロールの周面のJIS−A硬度X及び慣性モーメントYが下記式(1)〜(3)を満たすことを特徴とする異物除去装置。

5°≦X≦45°・・・・・・・・・・・・・・・(式1)
Y≦980N・m・・・・・・・・・・・(式2)
X≧0.5(log10(Y/9.8)+2.5)+3.9・・・(式3)
【請求項2】
前記粘着性ロールのJIS−A硬度X及び慣性モーメントYが、7≦X≦45°及び0.98<Y≦9.8N・mの範囲にある、請求項1に記載の異物除去装置。
【請求項3】
前記粘着性ロールのJIS−A硬度X及び慣性モーメントYが、10≦X≦45°及び9.8<Y≦98N・mの範囲にある、請求項1に記載の異物除去装置。
【請求項4】
前記粘着性ロールのJIS−A硬度X及び慣性モーメントYが、14≦X≦45°及び98<Y≦980N・mの範囲にある、請求項1に記載の異物除去装置。
【請求項5】
粘着性ロールは、金属帯のパスラインを挟む対であり、一方の粘着性ロールの軸心と、他方の粘着性ロールの軸心を前記パスラインの方向にずらして配置する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の異物除去装置。
【請求項6】
金属帯の調質圧延機を具え、該調質圧延機の金属帯入側に、請求項1〜5のいずれかに記載の異物除去装置を具えることを特徴する調質圧延設備。
【請求項7】
金属帯を調質圧延するに当り、調質圧延に先立ち、請求項1〜5のいずれかに記載の異物除去装置を用いて、前記粘着性ロールを金属帯に押し付けて異物を除去することを特徴とする調質圧延方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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