癌の処置および検出において有用な282P1G3と称される、核酸および対応タンパク質
【課題】とりわけ膵臓、卵巣、及びリンパ節の癌等の癌に対する診断的、予後的、予防的および/または治療的な標的となり得る新規遺伝子282P1G3、そのコードタンパク質及びそれらの改変体の提供する。
【解決手段】単離ポリヌクレオチドは、ヒト膵臓腫瘍細胞由来の特定なアミノ酸配列を含むタンパク質をコードするポリヌクレオチドから選択される。該タンパク質は膵臓、卵巣、及びリンパ節の癌等の癌に対する診断、治療に使われる。
【解決手段】単離ポリヌクレオチドは、ヒト膵臓腫瘍細胞由来の特定なアミノ酸配列を含むタンパク質をコードするポリヌクレオチドから選択される。該タンパク質は膵臓、卵巣、及びリンパ節の癌等の癌に対する診断、治療に使われる。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下の(a)〜(i)からなる群から選択される単離ポリペプチド:
(a)配列番号3のアミノ酸配列を含むタンパク質をコードするポリヌクレオチド、該ポリヌクレオチドは配列番号2の272位から3946位のヌクレオチドを含む;
(b)配列番号5のアミノ酸配列を含むタンパク質をコードするポリヌクレオチド、該ポリヌクレオチドは配列番号4の272位から3787位のヌクレオチドを含む;
(c)配列番号9のアミノ酸配列を含むタンパク質をコードするポリヌクレオチド、該ポリヌクレオチドは配列番号8の272位から3625位のヌクレオチドを含む;
(d)配列番号11のアミノ酸配列を含むタンパク質をコードするポリヌクレオチド、該ポリヌクレオチドは配列番号10の272位から3898位のヌクレオチドを含む;
(e)配列番号13のアミノ酸配列を含むタンパク質をコードするポリヌクレオチド、該ポリヌクレオチドは配列番号12の272位から3823位のヌクレオチドを含む;
(f)配列番号15のアミノ酸配列を含むタンパク質をコードするポリヌクレオチド、該ポリヌクレオチドは配列番号14の272位から3982位のヌクレオチドを含む;
(g)配列番号17のアミノ酸配列を含むタンパク質をコードするポリヌクレオチド、該ポリヌクレオチドは配列番号16の272位から3859位のヌクレオチドを含む;
(h)配列番号19のアミノ酸配列を含むタンパク質をコードするポリヌクレオチド、該ポリヌクレオチドは配列番号18の272位から3866位のヌクレオチドを含む;
(i)配列番号207のアミノ酸配列を含むタンパク質をコードするポリヌクレオチド、該ポリヌクレオチドは配列番号208の272位から3946位のヌクレオチドを含む。
【請求項2】
1又は2以上のTがUで置換されている、請求項1に記載のポリヌクレオチド。
【請求項3】
配列番号2の272位から3946位のヌクレオチドに結合するプロモーター配列を更に含む、請求項1に記載のポリヌクレオチド。
【請求項4】
配列番号3のアミノ酸配列を含む単離タンパク質。
【請求項5】
賦形剤と請求項4のタンパク質を含む組成物。
【請求項6】
請求項4のタンパク質に対する哺乳動物免疫応答を生成するための方法であって、
該方法は、哺乳動物の免疫系の細胞を該タンパク質に曝し、それによって該タンパク質に対する哺乳動物免疫応答が生成される工程を含み、
該哺乳動物免疫応答は、B細胞の活性化であり、それによって該活性化されたB細胞が、該タンパク質に特異的に結合する抗体を産生する、
ここに、前記哺乳動物は人間以外の哺乳動物である、方法。
【請求項7】
癌に罹患している患者または癌に罹患していることが疑われる患者に由来する試験サンプル中において、転写物の存在を検出する方法であって、該方法は、
(a)該試験サンプルを、配列番号2のヌクレオチド配列を有するmRNAに特異的に結合可能なプローブと接触させる工程;
(b)該試験サンプル中の該mRNAの発現レベルを決定する工程;及び
(c)該決定された発現レベルと、該試験サンプルと同じ種類の組織からの正常組織サンプル中の該mRNAの発現レベルを比較する工程
を含む、方法。
【請求項8】
前記試験サンプルは、膵臓、卵巣、及びリンパ節からなる群から選択される器官から得られたものである、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記正常組織サンプルに対する前記試験サンプル中の増加したmRNAの存在が、癌の存在を示す、請求項7又は8に記載の方法。
【請求項10】
癌に罹患している患者または癌に罹患していることが疑われる患者に由来する試験サンプル中において、タンパク質の存在を検出する方法であって、該方法は、
(a)該試験サンプルを、配列番号3のアミノ酸配列を有するタンパク質に特異的に結合可能な抗体と接触させる工程;
(b)該試験サンプル中の該タンパク質の発現レベルを決定する工程;及び
(c)該決定された発現レベルと、該試験サンプルと同じ種類の組織からの正常組織サンプル中の該タンパク質の発現レベルを比較する工程
を含む、方法。
【請求項11】
前記試験サンプルは、膵臓、卵巣、及びリンパ節からなる群から選択される器官から得られたものである、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記正常組織サンプルに対する前記試験サンプル中の増加したタンパク質の存在が、癌の存在を示す、請求項10又は11に記載の方法。
【請求項1】
以下の(a)〜(i)からなる群から選択される単離ポリペプチド:
(a)配列番号3のアミノ酸配列を含むタンパク質をコードするポリヌクレオチド、該ポリヌクレオチドは配列番号2の272位から3946位のヌクレオチドを含む;
(b)配列番号5のアミノ酸配列を含むタンパク質をコードするポリヌクレオチド、該ポリヌクレオチドは配列番号4の272位から3787位のヌクレオチドを含む;
(c)配列番号9のアミノ酸配列を含むタンパク質をコードするポリヌクレオチド、該ポリヌクレオチドは配列番号8の272位から3625位のヌクレオチドを含む;
(d)配列番号11のアミノ酸配列を含むタンパク質をコードするポリヌクレオチド、該ポリヌクレオチドは配列番号10の272位から3898位のヌクレオチドを含む;
(e)配列番号13のアミノ酸配列を含むタンパク質をコードするポリヌクレオチド、該ポリヌクレオチドは配列番号12の272位から3823位のヌクレオチドを含む;
(f)配列番号15のアミノ酸配列を含むタンパク質をコードするポリヌクレオチド、該ポリヌクレオチドは配列番号14の272位から3982位のヌクレオチドを含む;
(g)配列番号17のアミノ酸配列を含むタンパク質をコードするポリヌクレオチド、該ポリヌクレオチドは配列番号16の272位から3859位のヌクレオチドを含む;
(h)配列番号19のアミノ酸配列を含むタンパク質をコードするポリヌクレオチド、該ポリヌクレオチドは配列番号18の272位から3866位のヌクレオチドを含む;
(i)配列番号207のアミノ酸配列を含むタンパク質をコードするポリヌクレオチド、該ポリヌクレオチドは配列番号208の272位から3946位のヌクレオチドを含む。
【請求項2】
1又は2以上のTがUで置換されている、請求項1に記載のポリヌクレオチド。
【請求項3】
配列番号2の272位から3946位のヌクレオチドに結合するプロモーター配列を更に含む、請求項1に記載のポリヌクレオチド。
【請求項4】
配列番号3のアミノ酸配列を含む単離タンパク質。
【請求項5】
賦形剤と請求項4のタンパク質を含む組成物。
【請求項6】
請求項4のタンパク質に対する哺乳動物免疫応答を生成するための方法であって、
該方法は、哺乳動物の免疫系の細胞を該タンパク質に曝し、それによって該タンパク質に対する哺乳動物免疫応答が生成される工程を含み、
該哺乳動物免疫応答は、B細胞の活性化であり、それによって該活性化されたB細胞が、該タンパク質に特異的に結合する抗体を産生する、
ここに、前記哺乳動物は人間以外の哺乳動物である、方法。
【請求項7】
癌に罹患している患者または癌に罹患していることが疑われる患者に由来する試験サンプル中において、転写物の存在を検出する方法であって、該方法は、
(a)該試験サンプルを、配列番号2のヌクレオチド配列を有するmRNAに特異的に結合可能なプローブと接触させる工程;
(b)該試験サンプル中の該mRNAの発現レベルを決定する工程;及び
(c)該決定された発現レベルと、該試験サンプルと同じ種類の組織からの正常組織サンプル中の該mRNAの発現レベルを比較する工程
を含む、方法。
【請求項8】
前記試験サンプルは、膵臓、卵巣、及びリンパ節からなる群から選択される器官から得られたものである、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記正常組織サンプルに対する前記試験サンプル中の増加したmRNAの存在が、癌の存在を示す、請求項7又は8に記載の方法。
【請求項10】
癌に罹患している患者または癌に罹患していることが疑われる患者に由来する試験サンプル中において、タンパク質の存在を検出する方法であって、該方法は、
(a)該試験サンプルを、配列番号3のアミノ酸配列を有するタンパク質に特異的に結合可能な抗体と接触させる工程;
(b)該試験サンプル中の該タンパク質の発現レベルを決定する工程;及び
(c)該決定された発現レベルと、該試験サンプルと同じ種類の組織からの正常組織サンプル中の該タンパク質の発現レベルを比較する工程
を含む、方法。
【請求項11】
前記試験サンプルは、膵臓、卵巣、及びリンパ節からなる群から選択される器官から得られたものである、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記正常組織サンプルに対する前記試験サンプル中の増加したタンパク質の存在が、癌の存在を示す、請求項10又は11に記載の方法。
【図1】
【図2−1】
【図2−2】
【図2−3】
【図2−4】
【図2−5】
【図2−6】
【図2−7】
【図2−8】
【図2−9】
【図2−10】
【図2−11】
【図2−12】
【図2−13】
【図2−14】
【図2−15】
【図2−16】
【図2−17】
【図2−18】
【図2−19】
【図2−20】
【図2−21】
【図2−22】
【図2−23】
【図2−24】
【図2−25】
【図2−26】
【図2−27】
【図2−28】
【図2−29】
【図2−30】
【図2−31】
【図2−32】
【図2−33】
【図2−34】
【図2−35】
【図2−36】
【図2−37】
【図2−38】
【図2−39】
【図2−40】
【図3−1】
【図3−2】
【図3−3】
【図3−4】
【図3−5】
【図3−6】
【図3−7】
【図3−8】
【図4−1】
【図4−2】
【図4−3】
【図5A】
【図5B】
【図5C】
【図6A】
【図6B】
【図6C】
【図7A】
【図7B】
【図7C】
【図8A】
【図8B】
【図8C】
【図9A】
【図9B】
【図9C】
【図10】
【図11−1】
【図11−2】
【図11−3】
【図12−1】
【図12−2】
【図12−3】
【図13A】
【図13B】
【図13C】
【図13D】
【図13E】
【図13F】
【図13G】
【図13H】
【図13IJ】
【図13KL】
【図13MN】
【図13OP】
【図13QR】
【図13ST】
【図13UV】
【図13WX】
【図14A】
【図14B】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図2−1】
【図2−2】
【図2−3】
【図2−4】
【図2−5】
【図2−6】
【図2−7】
【図2−8】
【図2−9】
【図2−10】
【図2−11】
【図2−12】
【図2−13】
【図2−14】
【図2−15】
【図2−16】
【図2−17】
【図2−18】
【図2−19】
【図2−20】
【図2−21】
【図2−22】
【図2−23】
【図2−24】
【図2−25】
【図2−26】
【図2−27】
【図2−28】
【図2−29】
【図2−30】
【図2−31】
【図2−32】
【図2−33】
【図2−34】
【図2−35】
【図2−36】
【図2−37】
【図2−38】
【図2−39】
【図2−40】
【図3−1】
【図3−2】
【図3−3】
【図3−4】
【図3−5】
【図3−6】
【図3−7】
【図3−8】
【図4−1】
【図4−2】
【図4−3】
【図5A】
【図5B】
【図5C】
【図6A】
【図6B】
【図6C】
【図7A】
【図7B】
【図7C】
【図8A】
【図8B】
【図8C】
【図9A】
【図9B】
【図9C】
【図10】
【図11−1】
【図11−2】
【図11−3】
【図12−1】
【図12−2】
【図12−3】
【図13A】
【図13B】
【図13C】
【図13D】
【図13E】
【図13F】
【図13G】
【図13H】
【図13IJ】
【図13KL】
【図13MN】
【図13OP】
【図13QR】
【図13ST】
【図13UV】
【図13WX】
【図14A】
【図14B】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【公開番号】特開2009−159963(P2009−159963A)
【公開日】平成21年7月23日(2009.7.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−2970(P2009−2970)
【出願日】平成21年1月8日(2009.1.8)
【分割の表示】特願2005−502040(P2005−502040)の分割
【原出願日】平成15年5月9日(2003.5.9)
【出願人】(500553659)アジェンシス,インコーポレイテッド (35)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年7月23日(2009.7.23)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年1月8日(2009.1.8)
【分割の表示】特願2005−502040(P2005−502040)の分割
【原出願日】平成15年5月9日(2003.5.9)
【出願人】(500553659)アジェンシス,インコーポレイテッド (35)
【Fターム(参考)】
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