癌治療のためのIGF−I受容体に対する抗体
インスリン様増殖因子I受容体(IGF−R)に特異的な抗体を提供する。該抗体およびその断片は、IGF−IRへのIGF−Iの結合をブロッキングすることも可能である。アンタゴニスト抗体を使用して、IGF−IRへのIGF−Iの結合をブロッキングするか、または実質的にIGF−IR活性化を阻害することも可能である。IGF−IR抗体を、薬剤組成物、製造物品、またはキットに含むことも可能である。IGF−IR抗体を用いて、癌を治療する方法もまた、提供する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
IGF−1Rに特異的に結合する抗体またはその抗原結合部分であって、前記抗体が、PINT−6A1、PINT−7A2、PINT−7A4、PINT−7A5、PINT−7A6、PINT−8A1、PINT−9A2、PINT−11A1、PINT−11A2、PINT−11A3、PINT−11A4、PINT−11A5、PINT−11A7、PINT−11A12、PINT−12A1、PINT−12A2、PINT−12A3、PINT−12A4、およびPINT−12A5またはそのいずれか1つの断片からなる群より選択されるIGF−1R抗体を含む、前記抗体またはその抗原結合部分。
【請求項2】
前記IGF−1R抗体が、PINT−7A4、PINT−8A1、PINT−9A2、PINT−11A1、およびPINT−11A4またはそのいずれか1つの断片からなる群より選択される、請求項1の抗体またはその抗原結合部分。
【請求項3】
前記IGF−1R抗体が、PINT−8A1、PINT−9A2、およびPINT−11A4またはそのいずれか1つの断片からなる群より選択される、請求項1の抗体またはその抗原結合部分。
【請求項4】
前記抗体が、前記IGF−1R抗体の少なくとも1つの軽鎖および/または前記IGF−1R抗体の少なくとも1つの重鎖を含む、請求項1、2または3の抗体またはその抗原結合部分。
【請求項5】
前記抗体が、前記IGF−1R抗体の少なくとも1つのCDRを含む、請求項4の抗体またはその抗原結合部分。
【請求項6】
前記抗体が、前記IGF−1R抗体の異なる軽鎖由来のCDRおよび/または前記IGF−1R抗体の異なる重鎖由来のCDRを含む、請求項5の抗体またはその抗原結合部分。
【請求項7】
前記抗体が、前記IGF−1R抗体の少なくとも1つのVL可変領域またはVH可変領域を含む、請求項1、2または3の抗体またはその抗原結合部分。
【請求項8】
a)ヒトIGF−1Rへの結合に関して交差競合する(cross−compete)特性;
b)ヒトIGFの同一エピトープに結合する特性;
c)実質的に同じKdで、ヒトIGF−1Rに結合する特性;および
d)実質的に同じ解離速度(off rate)で、ヒトIGF−1Rに結合する特性
からなる群より選択される少なくとも1つの特性を有する、請求項1〜7のいずれか1つ記載の抗体またはその抗原結合部分。
【請求項9】
a)免疫グロブリンG(IgG)、IgM、IgE、IgAまたはIgD分子;
b)Fab断片、F(ab’)2断片、Fv断片、一本鎖抗体;または
c)ヒト化抗体、ヒト抗体、キメラ抗体または二重特異性抗体
である、請求項1〜8のいずれか1つ記載の抗体またはその抗原結合部分。
【請求項10】
前記IGF−1R抗体が、PINT−7A4、PINT−8A1、PINT−9A2、PINT−11A1、およびPINT−11A4からなる群より選択されるIgGである、請求項9の抗体。
【請求項11】
請求項1〜10のいずれか1つ記載の抗体またはその部分および薬学的に許容しうるキャリアーを含む、薬剤組成物。
【請求項12】
請求項1〜10のいずれか1つ記載の抗体を産生する、単離細胞株。
【請求項13】
癌または腫瘍治療用の医薬品製造のための、請求項1〜10のいずれか1つのIGF−1R特異的抗体の使用。
【請求項14】
請求項1〜10のいずれか1つ記載の抗体の、重鎖またはその抗原結合部分、あるいは軽鎖またはその抗原結合部分をコードする核酸配列を含む、単離核酸分子。
【請求項1】
IGF−1Rに特異的に結合する抗体またはその抗原結合部分であって、前記抗体が、PINT−6A1、PINT−7A2、PINT−7A4、PINT−7A5、PINT−7A6、PINT−8A1、PINT−9A2、PINT−11A1、PINT−11A2、PINT−11A3、PINT−11A4、PINT−11A5、PINT−11A7、PINT−11A12、PINT−12A1、PINT−12A2、PINT−12A3、PINT−12A4、およびPINT−12A5またはそのいずれか1つの断片からなる群より選択されるIGF−1R抗体を含む、前記抗体またはその抗原結合部分。
【請求項2】
前記IGF−1R抗体が、PINT−7A4、PINT−8A1、PINT−9A2、PINT−11A1、およびPINT−11A4またはそのいずれか1つの断片からなる群より選択される、請求項1の抗体またはその抗原結合部分。
【請求項3】
前記IGF−1R抗体が、PINT−8A1、PINT−9A2、およびPINT−11A4またはそのいずれか1つの断片からなる群より選択される、請求項1の抗体またはその抗原結合部分。
【請求項4】
前記抗体が、前記IGF−1R抗体の少なくとも1つの軽鎖および/または前記IGF−1R抗体の少なくとも1つの重鎖を含む、請求項1、2または3の抗体またはその抗原結合部分。
【請求項5】
前記抗体が、前記IGF−1R抗体の少なくとも1つのCDRを含む、請求項4の抗体またはその抗原結合部分。
【請求項6】
前記抗体が、前記IGF−1R抗体の異なる軽鎖由来のCDRおよび/または前記IGF−1R抗体の異なる重鎖由来のCDRを含む、請求項5の抗体またはその抗原結合部分。
【請求項7】
前記抗体が、前記IGF−1R抗体の少なくとも1つのVL可変領域またはVH可変領域を含む、請求項1、2または3の抗体またはその抗原結合部分。
【請求項8】
a)ヒトIGF−1Rへの結合に関して交差競合する(cross−compete)特性;
b)ヒトIGFの同一エピトープに結合する特性;
c)実質的に同じKdで、ヒトIGF−1Rに結合する特性;および
d)実質的に同じ解離速度(off rate)で、ヒトIGF−1Rに結合する特性
からなる群より選択される少なくとも1つの特性を有する、請求項1〜7のいずれか1つ記載の抗体またはその抗原結合部分。
【請求項9】
a)免疫グロブリンG(IgG)、IgM、IgE、IgAまたはIgD分子;
b)Fab断片、F(ab’)2断片、Fv断片、一本鎖抗体;または
c)ヒト化抗体、ヒト抗体、キメラ抗体または二重特異性抗体
である、請求項1〜8のいずれか1つ記載の抗体またはその抗原結合部分。
【請求項10】
前記IGF−1R抗体が、PINT−7A4、PINT−8A1、PINT−9A2、PINT−11A1、およびPINT−11A4からなる群より選択されるIgGである、請求項9の抗体。
【請求項11】
請求項1〜10のいずれか1つ記載の抗体またはその部分および薬学的に許容しうるキャリアーを含む、薬剤組成物。
【請求項12】
請求項1〜10のいずれか1つ記載の抗体を産生する、単離細胞株。
【請求項13】
癌または腫瘍治療用の医薬品製造のための、請求項1〜10のいずれか1つのIGF−1R特異的抗体の使用。
【請求項14】
請求項1〜10のいずれか1つ記載の抗体の、重鎖またはその抗原結合部分、あるいは軽鎖またはその抗原結合部分をコードする核酸配列を含む、単離核酸分子。
【図3】
【図4】
【図5】
【図7】
【図10】
【図13】
【図11】
【図17】
【図18】
【図19】
【図4】
【図5】
【図7】
【図10】
【図13】
【図11】
【図17】
【図18】
【図19】
【公表番号】特表2007−528201(P2007−528201A)
【公表日】平成19年10月11日(2007.10.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−506306(P2006−506306)
【出願日】平成16年3月4日(2004.3.4)
【国際出願番号】PCT/IB2004/000646
【国際公開番号】WO2004/083248
【国際公開日】平成16年9月30日(2004.9.30)
【出願人】(502427323)ファルマシア・コーポレーション (67)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成19年10月11日(2007.10.11)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年3月4日(2004.3.4)
【国際出願番号】PCT/IB2004/000646
【国際公開番号】WO2004/083248
【国際公開日】平成16年9月30日(2004.9.30)
【出願人】(502427323)ファルマシア・コーポレーション (67)
【Fターム(参考)】
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