説明

発光制御回路、画像形成装置

【課題】1主走査ライン中において発光素子を可変サイズの発光単位で発光制御することができる発光制御回路を提供する。
【解決手段】発光制御回路10は、1主走査ライン上に配列されたn個のLED素子8それぞれに対応して(1からn番目まで)順に配置され、前記LED素子8を点灯するか否かを表すn個の点灯データを、発光単位ごとに受信して記憶するn個のフリップフラップからなるシフトレジスタ21と、シフトレジスタ21のそれぞれから転送されるn個の前記点灯データを記憶する点灯データレジスタ24と、受信した前記点灯データの個数mを計測する転送データカウンタ22と、m番目のシフトレジスタ21を発光単位分の点灯データの入力開始位置として設定し、発光単位分の点灯データの入力が完了した後に、点灯データを前記点灯データレジスタ24に転送する入力データ制御部23と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像データを感光体に光書込みするための発光素子を制御する発光制御回路、および発光制御回路を組み込んだ画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、画像形成装置の光書込み手段としてLEDアレイとレンズアレイとを組み合わせたLEDアレイヘッドを用いた画像形成装置が知られている。この画像形成装置では、LEDアレイを構成する発光素子が主走査方向に直線状に配置されており、各発光素子を画像データに応じて点灯制御することにより感光体に対する光書込みが行われ、感光体に静電潜像が形成される。
【0003】
LEDアレイヘッドを用いた画像形成装置においては、LEDアレイ中の全て(n個)の発光素子を1度に発光させると発光に要する電流が大きくなり、装置の電源に要求される電流容量が増大してしまう。そのため、電源やLEDアレイの大型化やそのコストアップの問題が生ずる。そこで、先行技術文献1に記載のもののように、従来、発光素子を複数単位でブロックとして分割し、1主走査ライン中において各ブロック毎に時間をずらして発光素子を点灯制御することで、発光素子の発光に要する電流を抑制する技術が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した画像形成装置においては、感光体の感度特性が全領域において一定とならないことが多く、その場合感度の弱い領域では発光時間を長くし、感度の強い領域では発光時間を短くするといった制御が求められる。このような感光体の感度の分布は一定ではないことから、上述のような固定サイズに分割された発光素子をそれぞれ制御する方式にあっては、感光体の感度分布の大きさに合わせた態様での発光を制御できないという問題があった。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、1主走査ライン中において発光素子を可変サイズの発光単位で発光制御することができる発光制御回路を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の発光制御回路は、1主走査ライン上に配列されたn個の発光素子それぞれに対応して1からn番目まで順に配置されるとともに、前記発光素子を点灯するか否かを表すn個の点灯データを、前記発光素子の点灯を制御する単位を表す発光単位ごとに受信して記憶するn個の第1記憶部と、n個の前記第1記憶部それぞれから転送されるn個の前記点灯データを記憶する第2記憶部と、受信した前記点灯データの個数mを計測するカウンタと、前記第1記憶部に前記発光単位分の前記点灯データを順に記録していく入力開始位置としてm番目の位置を設定し、前記発光単位分の前記点灯データの入力が完了した後に、当該点灯データを前記第2記憶部に転送する制御部とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、1主走査ライン中において発光素子を可変サイズの発光単位で発光制御することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】図1は、LEDアレイプリンタの光書込部の概略構造を示す模式図である。
【図2】図2は、LEDアレイ制御部の回路構成を示すブロック図である。
【図3】図3は、発光制御回路の詳細な構成を示した模式図である。
【図4】図4は、発光制御回路における制御の流れを示すフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に添付図面を参照して、本発明の発光制御回路、およびこの発光制御回路を搭載した画像形成装置であるLEDアレイプリンタの実施の形態を詳細に説明する。
【0010】
図1は、LEDアレイプリンタ1の光書込部の概略構造を示す模式図である。LEDアレイプリンタ1には、感光体2と、LEDアレイヘッド3と、LEDアレイ制御部6と、コントローラ部7とが含まれている。
【0011】
感光体2は、感光ドラムとして構成されている。また、LEDアレイヘッド3は、感光体2に近接対峙されて設けられている。感光体2は図示しない支持機構によって回転自在に保持され、図示しないモータを駆動源として回転駆動される。これらの支持機構やモータによって感光体2とLEDアレイヘッド3とが互いに副走査方向に相対移動可能となっている。
【0012】
LEDアレイヘッド3は、n個(nは正の整数)の発光素子であるLED素子8(図3参照)が直線上に配列されたLEDアレイ4と、このLEDアレイ4と感光体2との間に介在配置されたレンズアレイ5とによって構成されている。
【0013】
LEDアレイ4における各LED素子8は、画像データが入力されるLEDアレイ制御部6によって点灯制御されて発光する。この際、LEDアレイ制御部6は、マイクロコンピュータ構成のコントローラ部7から送信された必要な信号を受けて動作する。
【0014】
つまり、コントローラ部7からの主走査ライン同期信号/HSYNCをトリガとして、外部装置、例えば、フレームメモリ、スキャナ等から主走査1ライン毎に点灯データDATAがLEDアレイ制御部6に送出される。この点灯データに応じてLEDアレイ4における各LED素子8が発光する。そして、その発光光がレンズアレイ5を通して像担持体である感光体2上に照射結像されることで感光体2に静電潜像が形成される。
【0015】
図2は、LEDアレイ制御部6の回路構成を示すブロック図である。LEDアレイ制御部6は、発光制御回路10、発振器11、ストローブパルス発生部12、および、FIFOメモリ13を含んで構成されている。
【0016】
まず、LEDアレイ制御部6は、コントローラ部7からの主走査ライン同期信号/HSYNCをトリガとして、FIFOメモリ13に1ドットにつき「0」か「1」の2値の点灯データDATAを1主走査ライン分だけ外部装置から取り込む。また、FIFOメモリ13は、取り込んだ1主走査ライン分のn個からなる点灯データDATAを、発振器11から発生した転送クロック信号CLOCKを受信するごとに、発光制御回路10に向けて送出する。これらの点灯データDATAは、一度に送られるのではなく、複数のブロックに分割されてブロック単位で送信される。ブロックのサイズは可変となっており、例えばコントローラ部7において、ブロックサイズを感光体2の感度分布に応じて設定される。なお、転送クロック信号CLOCKの受信するごとに、1ドットずつ点灯データを送出してもよいし、同一のブロックに含まれる点灯データを一度に送出してもよい。
【0017】
すなわち、感光体2においては、感光体2を主走査ライン上において1〜nの要素に区分した場合に、各要素の感度が異なっており、例えば、1〜10の要素においては感度が高い領域、11〜52の要素においては感度が低い領域、53〜nの要素においては感度が中程度の領域といった場合がある。
【0018】
この場合、コントローラ部7はLED素子8の点灯制御を3つのブロックに区分するように設定を行う。3つの各ブロックのサイズはそれぞれ、「10」、「41」、「n―52」となっており、これらのブロックのサイズはLEDアレイプリンタ1の使用状況に応じて随時更新される。
【0019】
このブロックの区分毎のサイズに対応するバイト数の点灯データDATAが送信され、ひいてはLED素子8が同時に点灯制御される発光単位もこのブロック区分と等しくなり、LED素子8は発光単位ごとに点灯制御がなされる。
【0020】
また、コントローラ部7は、発光制御回路10に対して、点灯データDATAを発光単位分送信し終わったタイミングで、LOAD信号を発光制御回路10に送る。発光制御回路10は、このLOAD信号によって、区分された1つのブロックにおける全点灯データDATAの送信が完了したことを確認する。次いで、コントローラ部7は、次の隣接するブロックにおける点灯データDATAの送信の制御に移行する。
【0021】
また、LEDアレイ制御部6には、発光制御回路10にストローブパルスSTBを送信するために、ストローブパルス発生部12が接続されている。このストローブパルス発生部12は、例えば、カウンタ、コンパレータ等によって構成されている。そして、ストローブパルス発生部12より発生したストローブパルスSTBは、発光制御回路10に入力され、このストローブパルスSTBが送信されている間、LED素子8の点灯が行われる。したがって、LED素子8の発光強度は、ストローブパルスSTBの送信時間によって管理されている。
【0022】
図3は、発光制御回路10の詳細な構成を示した模式図である。図3に示されるように、発光制御回路10は、シフトレジスタ21と、転送データカウンタ22と、入力データ制御部23と、点灯データレジスタ24とを含んで構成されている。
【0023】
シフトレジスタ21は、発振器11から出力される転送クロック信号CLOCKに同期して “0”又は“1”である1ドット2値の点灯データDATAをFIFOメモリ13経由で順番に受信し、内部で各点灯データDATAを内蔵レジスタに送るように動作する。
【0024】
シフトレジスタ21は、全部でn個のフリップフロップ21−1〜21−nから構成されており、各フリップフロップ21−1〜21−nはLED素子8の1〜n番目のものとそれぞれ対応している。例えば、1つ目のフリップフロップ21−1は1つ目のLED素子8と対応しており、このフリップフロップ21−1に入力された点灯データDATAによって1番目のLED素子8が点灯される。シフトレジスタ21を構成するフリップフロップ21−1〜21−nは、点灯データDATAが入力されて記憶されるものであり、第1記憶部に相当する。
【0025】
転送データカウンタ22は、発光制御回路10に入力された点灯データDATAの個数を転送データ数mとしてカウントする。転送データ数mは、転送クロック信号CLOCKが発光制御回路10に入力される毎に、転送された点灯データDATAのバイト数分加算されていき、主走査ライン同期信号/HSYNCが入力されることで、転送データ数mはリセットされて0となる。なお、転送データ数mのカウントは、転送クロック信号CLOCKが受信される毎に1加算されるようにしてもよく、その場合は点灯データDATAは転送クロック信号CLOCKと同期してブロック単位ではなく、1バイトずつ送信される。
【0026】
主走査ライン同期信号/HSYNCの入力によって転送データ数mがリセットされるのは、画像データDATAの転送は1主走査ラインごとに行われるためである。n個の点灯データDATAが転送完了することによって、1主走査ラインにおけるLED素子8の点灯が完了し、次の主走査ラインにおける点灯データの入力へと移行される。
【0027】
入力データ制御部23は、発光制御回路10の内部におけるデータの入出力を制御する。入力データ制御部23は、1〜n個のシフトレジスタ21を構成するフリップフラップ21−1〜21−nのどの位置から点灯データDATAを記録していくのかを制御する。
【0028】
具体的には、入力データ制御部23は、転送データカウンタ22においてカウントされた転送データ数mの値を参照して、これまで1主走査ラインにおいていくつの点灯データDATAが転送されてきたのかを確認する。そして、転送データ数mの値がmであった場合には、入力データ制御部23はそのm個目のシフトレジスタ21のフリップフラップ21−mを点灯データDATAの記録を開始する位置として設定する。
【0029】
表1には、この転送データ数mと入力データ制御部23からシフトレジスタ21へと出力する制御用の出力信号との対応関係が示されている。たとえば、転送データ数mが4であるときには、0〜3、および5〜n−1には値として0がセットされ、4にのみ1がセットされ、シフトレジスタ21は、点灯データDATAの入力があった場合には、4の位置にあるシフトレジスタ21のフリップフラップ21−4から順番に点灯データDATAを記録していく。
【表1】

【0030】
なお、この入力データ制御部23の出力信号の値が更新されるのは、1バイトの点灯データDATAが入力される毎ではなく、前述したLOAD信号が入力されるタイミング、すなわちLED素子8を同時に発光させる発光単位分の点灯データDATAの記憶が完了した後である。
【0031】
また、入力データ制御部23は、シフトレジスタ21に記録された点灯データDATAをLOAD信号の入力を契機に、点灯データレジスタ24へと転送する。この転送おいては、例えば5番目のフリップフラップ21−5に記録されている点灯データDATAは、5番目の点灯データレジスタ24に、5番目のLED素子8の点灯の有無を決定する点灯データDATAとして転送される。
【0032】
点灯データレジスタ24は、対応するLED素子8の点灯を制御する点灯データDATAが記録されるものであり、1〜n個の各回路がそれぞれLED素子8と接続されている。この点灯データレジスタ24が設けられている理由としては、シフトレジスタ21から点灯データレジスタ24へと点灯データDATAが転送されれば、シフトレジスタ21に新たな点灯データDATAの入力が可能となるからであり、LED素子8の点灯と新たな点灯データDATAの入力が同時に可能となるためである。点灯データレジスタ24は、第2記憶部に相当する。
【0033】
次に、図4に基づいて発光制御回路10における制御の流れについて説明する。図4は、発光制御回路10の制御を示したフロー図である。
【0034】
まず、発光制御回路10は、コントローラ部7からの主走査ライン同期信号/HSYNC入力があったか否かを判別する(ステップS101)。入力があった場合(ステップS101:Yes)、転送データカウンタ22は、転送データ数mの値をリセットして「0」とする(ステップS102)。転送データ数mをリセットするのは、画像データの点灯データDATAを1主走査ライン分のn個の転送が完了したため、転送データカウンタ22は、次の走査ラインにおける転送された点灯データのカウントに移行するためである。
【0035】
入力がなかった場合(ステップS101:No)、ステップS102をスキップして、発光制御回路10は、LOAD信号を受信したかを判定する(ステップS103)。LOAD信号は、LED素子8の区分された各ブロックにおける点灯データDATAの発光制御回路10への入力が完了するタイミングにあわせて受信される信号である。
【0036】
LOAD信号を受信した場合には(ステップS103:Yes)、入力データ制御部23は、入力された点灯データDATAに基づきLED素子8を点灯制御するための処理を実施するとともに、次の発光単位のブロックにおける画像データに対する処理を行うための設定を行う。すなわち、入力データ制御部23は、表1に示される対応表を参考に、転送データカウンタ22の転送データ数mの値とシフトレジスタ21へと送信する制御用の出力信号を設定する(S104)。この制御用の出力信号が設定されると、入力データ制御部23からシフトレジスタ21へと送信され、シフトレジスタ21は、この信号で「1」のデータが入力されている部位から、点灯データDATAの記録を順次行う。
【0037】
次いで、入力データ制御部23は、シフトレジスタ21において記録されている点灯データDATAをまとめて点灯データレジスタ24へと転送する(ステップS105)。
【0038】
一方、LOAD信号を受信していない場合(ステップS103:No)、もしくはステップS105の処理が終わると、発光制御回路10は転送クロックCLOCKを発振器11から受信したか否かを判定する(ステップS106)。
【0039】
転送クロックCLOCKを受信すると(ステップS106:Yes)、FIFOメモリ13は転送クロックCLOCKと同期して点灯データDATAを区分されたブロックのデータ分だけ転送し、これを発光制御回路10は受信する。転送データカウンタ22は、入力されたデータ数をカウントして、転送データ数mをその分加算する(ステップS107)。
【0040】
そして、発光制御回路10は、入力データ制御部23からシフトレジスタ21へと送信された制御用の出力信号に基づき、どの位置のシフトレジスタ21から転送された点灯データDATAを記録していくかを決定する。発光制御回路10は、決定した位置を基点に転送された各データを順次シフトレジスタ21に記録していく(ステップS108)。
【0041】
転送クロックCLOCKを受信していない場合(ステップS106:No)、もしくはステップS108の処理が終了すると、発光制御回路10は、ストローブパルスSTBを受信したか否かを判定する(ステップS109)。ストローブパルスSTBを受信した場合(ステップS109:Yes)、ストローブパルスSTBが受信されている間、点灯データレジスタ24は、記録された点灯データDATAに対応するLED素子8に対して点灯のための制御信号を送り続ける(ステップS110)。受信していない場合(ステップS109:No)、ステップS110の処理は実施せず、最初の処理に戻り処理を繰り返す。
【0042】
以上に示した、発光制御回路10においては次に示す効果を奏することができる。発光制御回路10では、異なるデータ数の画像データが転送されてきた場合であっても、既に発光されたLED素子8の位置が転送データカウンタ22に記録されている。そして、この記録された転送データ数mに基づいて入力データ制御部23が、シフトレジスタ21のどの位置から次の同時に発光する点灯データDATAを記録させるかを制御することができる。したがって、LED素子8を区分して発光させるブロックのサイズが可変となっても、画像データを発光させるべきLED素子8と対応した位置のシフトレジスタ21に画像データを適切に記憶することができ、1主走査ライン中においてLED素子8を可変サイズのブロック単位で発光制御することができるようになる。
【0043】
また、点灯データレジスタ24へと入力されるストローブパルスSTBの送信時間を変更することで、感度の低い感光体2の領域に相当するLED素子8のブロックにおいては長時間送信し、一方感度の高い感光体2の領域に相当するLED素子8のブロックにおいては短時間送信するといった制御が可能となる。このように制御することで、感光体2の感度の差異による印刷ムラなどを抑制することができ、印刷品質を向上させることができる。
【0044】
なお、上記実施の形態では、本発明の画像形成装置を、LEDアレイプリンタとして適用した例を挙げて説明するが、複写機、プリンタ、スキャナ装置、ファクシミリ装置等の画像形成装置であればいずれにも適用することができる。また、発光素子としては、LED素子に限定されず、例えば有機ELのものなどを使用することもできる。
【符号の説明】
【0045】
1 LEDアレイプリンタ
2 感光体
3 LEDアレイヘッド
4 LEDアレイ
5 レンズアレイ
6 LEDアレイ制御部
7 コントローラ部
8 LED素子
10 発光制御回路
11 発振器
12 ストローブパルス発生部
13 FIFOメモリ
21 シフトレジスタ
22 転送データカウンタ
23 入力データ制御部
24 点灯データレジスタ
【先行技術文献】
【特許文献】
【0046】
【特許文献1】特開平11−58814号公報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
1主走査ライン上に配列されたn個の発光素子それぞれに対応して1からn番目まで順に配置されるとともに、前記発光素子を点灯するか否かを表すn個の点灯データを、前記発光素子の点灯を制御する単位を表す発光単位ごとに受信して記憶するn個の第1記憶部と、
n個の前記第1記憶部それぞれから転送されるn個の前記点灯データを記憶する第2記憶部と、
受信した前記点灯データの個数mを計測するカウンタと、
前記第1記憶部に前記発光単位分の前記点灯データを順に記録していく入力開始位置としてm番目の位置を設定し、前記発光単位分の前記点灯データの入力が完了した後に、当該点灯データを前記第2記憶部に転送する制御部と、
を備えることを特徴とする発光制御回路。
【請求項2】
前記制御部は、前記発光単位分の前記第1記憶部への前記点灯データの入力が完了した後に、LOAD信号の受信を契機として、前記個数mに基づき前記入力開始位置を設定するとともに、前記第1記憶部から前記第2記憶部へと画像データを前記点灯データとして転送する
ことを特徴とする請求項1に記載の発光制御回路。
【請求項3】
前記カウンタは、前記1主走査ラインにおける最初の前記点灯データの入力の契機となるHSYNC信号を前記制御部が受信すると、前記個数mをリセットする
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の発光制御回路。
【請求項4】
前記カウンタは、転送クロックの入力によって前記個数mの値を1加算する
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の発光制御回路。
【請求項5】
像担持体と、
前記像担持体に照射する光を発光する、1主走査ライン上に配列されたn個の発光素子と、
請求項1〜4のいずれか1つに記載の発光制御回路と、
を備えた画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2013−75474(P2013−75474A)
【公開日】平成25年4月25日(2013.4.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−217804(P2011−217804)
【出願日】平成23年9月30日(2011.9.30)
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】