説明

発光素子

【課題】 絶縁膜で区画された画素において下部電極に凹凸面を設けた発光素子において、当該凹凸面が下部電極上の絶縁膜の開口部における内周端部に重ならないようにする。
【解決手段】 基板1上に、下部電極4、発光層5、上部電極6が積層されてなる積層体10を有し、下部電極4の上に、複数個の開口部7aを有する絶縁膜7が設けられており、それぞれの開口部7aに位置する積層体10が画素20として構成されており、開口部7a内に位置する下部電極4の上面は、凹凸形状となった凹凸面4aとなっている発光素子において、それぞれの画素20において凹凸面4aと絶縁膜7の開口部7aにおける内周端部とを分離する分離領域30が設けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、基板上に、下部電極、発光層、上部電極が積層されてなる積層体を有し、これら積層体により複数個の画素が形成され、画素間に絶縁膜を設けてなる発光素子に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の発光素子としては、たとえば、有機EL(エレクトロルミネッセンス)素子のような基板上に、下部電極、有機EL材料からなる発光層、上部電極が積層されてなる積層体を有するものが提案されている。
【0003】
また、このような発光素子は、下部電極の上に、複数個の開口部を有する絶縁膜が設けられており、それぞれの開口部に位置する積層体が絶縁膜によって区画されて、複数個の画素として構成されている。
【0004】
このような発光素子は、上下電極間に電界を印加することにより発光層が自発光を行う自発光素子として構成されている。しかしながら、このような自発光素子は、発光した光の約80%が基板界面の反射により損失しており、表示に寄与する割合が相当低い。
【0005】
そこで、従来では、絶縁膜の開口部内に位置する下部電極の上面を、凹凸形状となった凹凸面とし、光取り出し効率および開口部に対する発光面積を向上している(たとえば、特許文献1、2参照)。
【0006】
この凹凸形状は、下部電極の下地としてレジスト等に用いられる樹脂材料で形成することが多く、その凸形状の高さは0.5μm以上となるのが一般的である。
【特許文献1】特開2003−249381号公報
【特許文献2】特開2004−319100号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、従来のものでは、上記特許文献1、2に示されるように、画素すなわち絶縁膜の開口部に対して、凸形状が横断するように形成されている。そのため、絶縁膜の開口部における内周端部の下部に位置する下部電極においても、凹凸面が存在することになる。
【0008】
特に、高さ0.5μm以上の不連続な凹凸形状が、当該絶縁膜の内周端部に重なると、絶縁膜のパターニング不良が生じ、当該絶縁膜の内周端部が画素内に突出した状態となるため、画素内において非発光領域が発生する。
【0009】
また、従来、絶縁膜はリークを抑えるために当該内周端部にテーパが付くように形成されるが、上記凹凸面が、絶縁膜の内周端部に重なると、この絶縁膜のテーパが凸部により無くなるため、リークが生じやすく破壊の原因となることも懸念される。
【0010】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、絶縁膜で区画された画素において下部電極に凹凸面を設けた発光素子において、当該凹凸面が下部電極上の絶縁膜の開口部における内周端部に重ならないようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的を達成するため、本発明は、それぞれの画素(20)において下部電極(4)の凹凸面(4a)と絶縁膜(7)の開口部(7a)における内周端部とを分離する分離領域(30)が設けられていることを、第1の特徴とする。
【0012】
それによれば、画素(20)において下部電極(4)の凹凸面(4a)と、下部電極(4)の上の絶縁膜(7)の開口部(7a)における内周端部とを分離する分離領域(30)が設けられているため、当該凹凸面(4a)が当該絶縁膜(7)の内周端部に重ならないようにすることができる。
【0013】
また、ここで、分離領域(30)の幅を5μm以上とすれば、絶縁膜(7)のパターニング不良を防止できる。また、分離領域(30)の幅を10μm以上とすれば、画素(20)内における非発光領域の発生を防止できる。
【0014】
なお、特許請求の範囲およびこの欄で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、説明の簡略化を図るべく、図中、同一符号を付してある。
【0016】
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る発光素子としての有機EL素子100の概略平面図である。この図1では、基板1の上面において、凹凸形状を構成するレジスト2、下部電極4、絶縁膜7、隔壁8を示している。
【0017】
また、図1において、識別化を図るため、便宜上、下部電極4はその外形を破線にて示すとともに、レジスト2および隔壁8には斜線ハッチングが施してある。また、絶縁膜7の下にもレジスト2は存在している。なお、図1に関する上記のことは、後述する各平面図においても同様である。
【0018】
また、図2は図1中のA−A線に沿った概略断面図であり、上記図1では省略されている発光層としての有機膜5および上部電極6、さらには保護膜3も示されている。また、このことは、後述の図5と図6との関係においても同様である。
【0019】
図2に示されるように、有機EL素子100は、可視光に対して透明な基板1を備え、この基板1の上には、下部電極4、有機EL材料からなる有機膜5、上部電極6を順次積層してなる積層体10が形成されている。
【0020】
そして、下部電極4の上に、複数個の開口部7aを有する電気絶縁性の絶縁膜7が設けられている。本例では、図1に示されるように、個々の開口部7aは、矩形状をなし、絶縁膜7は、平面が格子形状となっている。
【0021】
そして、それぞれの開口部7aに位置する積層体10は、図1、図2に示されるように、絶縁膜7およびその上に形成された隔壁8によって区画され、この区画された積層体10が1つの画素20として構成されている。つまり、図1に示される平面形状においては、絶縁膜7の開口部7aと画素20の外形とは一致する。
【0022】
ここで、絶縁膜7は樹脂膜などをフォトリソグラフ法や周知のエッチング法などによりパターニングしてなるものであり、また、絶縁膜7の上に設けられた隔壁8は、絶縁膜7と同様に樹脂などを用いて形成されるものである。
【0023】
また、個々の開口部7a内に位置する下部電極4の上面は、凹凸形状となった凹凸面4aとなっている。ここでは、図1、図2に示されるように、下部電極4のうち凹凸面4aとなっている部位の下地が、凹凸形状となっており、この下地の凹凸形状を継承したものとなっている。
【0024】
本例では、下部電極4の下地として、基板1と下部電極4との間に、基板1側から一般的な樹脂レジスト材料などからなるレジスト2が形成されており、その上には、スパッタなどにより成膜されたシリコン酸化膜やアルミナ膜などからなる保護膜3が形成されている。
【0025】
そして、レジスト2が、フォトリソグラフ法などによりパターニングされることにより、画素20内において凹凸形状となっている。また、この凹凸形状は、複数個の不連続な凸部が、絶縁膜7の開口部7aにおける内周端部との境界に沿って複数個形成されることにより形成されている。
【0026】
そして、このレジスト2の凹凸形状が、その上の下部電極4に継承され、凹凸面4aとなっている。この凹凸面4aの範囲は、図2に示される両矢印4bの範囲であり、矩形状の領域となっている。
【0027】
ここで、図1に示されるように、レジスト2は、凹凸形状の部分を除けば平面格子状に配置されており、この平面格子状のレジスト2の部分の上に、上記平面格子状の絶縁膜7が重なるように形成されている。
【0028】
さらに、それぞれの画素20において凹凸面7aと絶縁膜7の開口部7aにおける内周端部とを分離する分離領域30が設けられている。本例では、個々の画素20内において、図1、図2に示されるように、下部電極4の凹凸面4aの外周を取り囲むように、分離領域30が矩形枠状に設けられている。
【0029】
この分離領域30は、図1、図2において両矢印にて示されているが、この両矢印の長さは、凹凸面4aの外周端部と絶縁膜7の開口部7aにおける内周端部とを隔てる距離であり、すなわち分離領域30の幅である。そして、この分離領域30の幅は、5μm以上、好ましくは10μm以上とする。
【0030】
また、本有機EL素子100においては、基板1は、ガラスや樹脂などからなる透明な電気絶縁性を有する基板であり、本例では、ガラス基板を採用している。また、下部電極4は、ITO膜やインジウム−亜鉛の酸化物膜等の透明導電膜からなるものである。
【0031】
また、有機膜5は、真空蒸着法にて成膜されたもので、有機EL材料からなる発光層として構成されている。
【0032】
実際には、有機膜5は、一般的な有機EL素子と同じく下部電極4側から順に、正孔注入性有機材料からなる正孔注入層、正孔輸送性有機材料からなる正孔輸送層、正孔輸送性有機材料や電子輸送性有機材料に蛍光色素をドープした有機EL材料からなる発光層、電子輸送性有機材料からなる電子輸送層が積層されてなるものである。
【0033】
また、上部電極6は、アルミニウムなどの金属電極膜からなる。また、この上部電極6と有機膜5との間には、LiF(フッ化リチウム)などからなる電子注入層が介在してもよい。
【0034】
本実施形態における画素20の配置形態について、さらに述べると、図1、図2に示されるように、下部電極4および上部電極6は、それぞれ互いに直交する方向へ延びるストライプ状に複数本設けられ、両電極4、6の間に挟まれた有機膜5は、上部電極6と同一のストライプ形状にパターニングされている。
【0035】
そして、両電極4、6が交差して重なり合う積層体10の部分が、発光部としての画素20を形成しており、本例では、図1に示されるように、複数個の画素20が格子状に配列された形となっている。そして、上述したように、絶縁膜7は、基板1上にて各々の画素20の間に配置されており、画素分離層として構成されている。
【0036】
そして、このような有機EL素子100においては、両電極4、6間に所定の電圧を印加することにより、画素20における発光層としての有機膜5が発光するようになっている。
【0037】
本有機EL素子100の製造方法について、述べておく。まず、基板1の上に、レジスト2を形成し、これをフォトリソグラフ技術などを用いてパターニングすることにより、凹凸形状とする。次に、その上に、上記保護膜3を形成する。
【0038】
次に、ITO膜などを成膜・パターニングすることにより下部電極4を形成し、画素20の間となる部分において基板1の上および下部電極4の上に、絶縁膜7をパターニング形成する。さらに、絶縁膜7の上に、隔壁8を形成する。
【0039】
その後、下部電極4の上に有機膜5を真空蒸着法等にて成膜し、その上に上部電極6を真空蒸着法等にて成膜する。これにより、基板1上において、絶縁膜7および隔壁8の間に位置する下部電極4の上に、有機膜5および上部電極6がストライプ状に積層される。こうして、上記画素20を有する有機EL素子100が形成される。
【0040】
ところで、本実施形態によれば、画素20において下部電極4の凹凸面4aと絶縁膜7の開口部7aにおける内周端部とを分離する分離領域30が設けられているため、当該凹凸面4aが当該絶縁膜7の内周端部に重ならないようにすることができる。
【0041】
図3は、比較例としての有機EL素子の概略平面図である。この比較例では、分離領域が存在せず、絶縁膜7の開口部7aにおける内周端部の下部に位置する下部電極4においても、凹凸面4aが存在している。この場合、図3に示されるように、絶縁膜7のパターニング不良が生じ、当該絶縁膜7の内周端部が画素20内に突出した部分7bが存在している。
【0042】
このような部分7bが存在すると、そこにおいて、非発光領域が発生する。しかし、図1、図2に示される本実施形態の有機EL素子100においては、絶縁膜7の内周端部は分離領域30として下地の下部電極4が平坦なため、絶縁膜7のパターニング不良は起こりにくく、非発光領域の発生も抑制される。
【0043】
特に、本実施形態では、凹凸形状は、絶縁膜7の開口部7aにおける内周端部との境界に沿って複数個形成されているが、このような不連続な複数個の凹凸形状を持つものの場合、絶縁膜7と重なると、パターニング不良を起こしやすいため、本実施形態の分離領域30は有効である。
【0044】
また、図4は、もう一つの比較例としての有機EL素子の概略平面図であるが、このものは、一般的な有機EL素子であり、下部電極4に凹凸面が存在せず、下部電極4全体が平坦なものになっている。そのため、そもそも、上述した絶縁膜7のパターニング不良などの不具合は発生しにくい。
【0045】
しかし、本実施形態の有機EL素子100においては、上記特許文献1、2と同様に、絶縁膜7の開口部7a内に位置する下部電極4の上面を、凹凸形状となった凹凸面4aとすることで、光取り出し効率および開口部7aに対する発光面積を向上し、そのうえで、絶縁膜7のパターニング不良などの不具合を抑制できている。
【0046】
次に、分離領域30の幅について、具体例を示してより詳細に説明する。200mm×200mmのガラス基板1の上に透明なレジスト2をスピンコーターにより塗布し、フォトリソグラフィーにより直径20μm、高さ3μmの凸形状を形成した。
【0047】
本例において分離領域30の幅としては、0μm(つまり分離領域を設けないもの、上記図3相当)、3μm、5μm、10μmの4種類を作製した。この基板1上に、SiO2膜からなる保護膜3を厚さ20nm、ITOからなる下部電極4を厚さ150nm形成した。ITOはフォトリソグラフィーにより所望のパターンに形成し、下部電極4を形成した。
【0048】
その上に樹脂レジスト膜をスピンコーターにより1μmの厚さにて形成し、これを分離領域30が上記寸法となるようパターニングして絶縁膜7を形成し、その上に隔壁8を同じくレジストを用いて形成した。
【0049】
こうして形成された各サンプルを観察したところ、分離領域30の幅が0μm、3μmのものは、絶縁膜7を所望のパターンに形成することができず、上記図3に示される比較例と同様に、絶縁膜7の開口部7aにおける内周端部が画素20内に突出した部分7bが、存在した。一方、分離領域30の幅が5μm、10μmのものは、絶縁膜7が所望のパターンに加工できた。
【0050】
さらに、分離領域30の幅が5μm、10μmのサンプルに対して、さらに、有機膜5および上部電極6を形成し、上記有機EL素子の構成として、発光を行った。すると、分離領域30の幅が5μmのものでは、絶縁膜7の開口部7aにおける内周端部から内側に2〜3μm幅の非発光領域が発生した。
【0051】
これは、絶縁膜7の残渣が、絶縁膜7の開口部7aにおける内周端部付近に、若干残ったためと推定される。しかし、このことは、フォトリソ工程の条件を詰めれば解決できる問題と思われる。
【0052】
また、分離領域30の幅が10μmのものでは、上記図4に示される比較例と同様に、画素20のエッジ部すなわち絶縁膜7の開口部7aにおける内周端部まで、良好に発光した。
【0053】
これらのことから、絶縁膜7を凹凸形状の影響なくパターン形成するためには、分離領域30の幅は5μm以上必要であり、発光状態も良好に保つためには10μm以上の幅で分離領域30を形成することが好ましい。
【0054】
(第2実施形態)
図5は、本発明の第2実施形態に係る発光素子としての有機EL素子200の概略平面図であり、図6は、図5中のB−B線に沿った概略断面図である。
【0055】
上記実施形態では、レジスト2は、下部電極4の凹凸面4aの下地として凹凸形状を有するとともに、当該凹凸形状の周囲部では、平坦膜として形成されていた。それに対して、本実施形態では、レジス2は、下部電極4の凹凸面4aの下地として凹凸形状を有する部分のみであり、当該凹凸形状の周囲部では除去されている。
【0056】
このような本実施形態の有機EL素子200においても、上記実施形態と同様の作用効果を発揮できる。
【0057】
(他の実施形態)
なお、上記実施形態では、下部電極4のうち凹凸面4aとなっている部位の下地が、凹凸形状となっており、凹凸面4aは、この下地の凹凸形状を継承したものであった。そして、その凹凸形状をなす下地は樹脂からなるレジスト2であった。
【0058】
ここにおいて、凹凸形状を形成するレジストは透明である必要はなく、カラーフィルタのように着色されていてもよい。また、トップエミッションのように基板と反対側から光を出すタイプに関しては、特にレジストの色は規定されない。
【0059】
さらには、レジスト2と下部電極4との間やレジスト2と基板1との間に、カラーフィルタや色変換層等が介在していてもよい。そして、レジストではなくこれら介在層に凹凸形状が形成されていてもよい。また、レジストに代えて、これら介在層を設け、これら介在層に凹凸形状を設けてもよい。また、エッチングなどにより下部電極4の表面そのものに凹凸形状を形成してもよい。
【0060】
また、上記実施形態では、パッシブ駆動のドットマトリクスタイプの例を挙げているが、セグメントタイプおよびアクティブ駆動のドットマトリクスタイプにおいても同様の効果が期待できる。
【0061】
また、上記実施形態の発光素子は、発光層5は有機EL材料からなり、有機EL素子として構成されているが、自発光素子ならば、無機EL素子などであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0062】
【図1】本発明の第1実施形態に係る発光素子としての有機EL素子の概略平面図である。
【図2】図1中のA−A概略断面図である。
【図3】比較例としての有機EL素子の概略平面図である。
【図4】もう一つの比較例としての有機EL素子の概略平面図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る発光素子としての有機EL素子の概略平面図である。
【図6】図5中のB−B概略断面図である。
【符号の説明】
【0063】
1…基板、4…下部電極、4a…下部電極の凹凸面、5…発光層、6…上部電極、
7…絶縁膜、7a…絶縁膜の開口部、10…積層体、20…画素、30…分離領域。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板(1)上に、下部電極(4)、発光層(5)、上部電極(6)が積層されてなる積層体(10)を有し、
前記下部電極(4)の上に、複数個の開口部(7a)を有する絶縁膜(7)が設けられており、
それぞれの前記開口部(7a)に位置する前記積層体(10)が画素(20)として構成されており、
前記開口部(7a)内に位置する前記下部電極(4)の上面は、凹凸形状となった凹凸面(4a)となっている発光素子において、
それぞれの前記画素(20)において前記凹凸面(4a)と前記絶縁膜(7)の前記開口部(7a)における内周端部とを分離する分離領域(30)が設けられていることを特徴とする発光素子。
【請求項2】
前記下部電極(4)のうち前記凹凸面(4a)となっている部位の下地が、凹凸形状となっており、前記凹凸面(4a)は、この下地の凹凸形状を継承したものであることを特徴とする請求項1に記載の発光素子。
【請求項3】
前記凹凸形状は、前記絶縁膜(7)の前記開口部(7a)における内周端部との境界に沿って複数個形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の発光素子。
【請求項4】
前記分離領域(30)の幅は5μm以上であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の発光素子。
【請求項5】
前記分離領域(30)の幅は10μm以上であることを特徴とする請求項4に記載の発光素子。
【請求項6】
前記発光層(5)は有機EL材料からなり、有機EL素子として構成されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の発光素子。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−59302(P2007−59302A)
【公開日】平成19年3月8日(2007.3.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−245519(P2005−245519)
【出願日】平成17年8月26日(2005.8.26)
【出願人】(000004260)株式会社デンソー (27,639)
【Fターム(参考)】