説明

発光表示装置及び発光表示装置の駆動方法

【課題】電流駆動型画素回路を含む発光表示装置でデューティレート(Duty Ratio)を利用して発光素子に電流を供給すると同時に、フリッカー現象が現われないようにする発光表示装置及び発光表示装置の駆動方法を提供する。
【解決手段】複数の画素を具備して画像を表示する画素部、前記画素部に走査信号と発光制御信号を伝達する走査駆動部、及び前記画素部にデータ電流を伝達するデータ駆動部を含み、前記画素は前記走査信号によって選択された前記データ電流に対応して発光を遂行するが、前記発光制御信号によって一フレームの区間に少なくとも二回発光する発光期間を具備する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は発光表示装置及び発光表示装置の駆動方法に関し、より詳細には、電流駆動型画素回路を含む発光表示装置でデューティレート(Duty Ratio)を利用して発光素子に電流を供給すると同時に、フリッカー現象が現われないようにする発光表示装置及び発光表示装置の駆動方法に関する。
【背景技術】
【0002】
最近、陰極線管(Cathode Ray Tube)の短所である重さと嵩を減らすことができる各種平板表示装置が開発されている。平板表示装置としては液晶表示装置(Liquid Crystal Display)、電界放出表示装置(Field Emission Display)、プラズマ表示パネル(Plasma Display Panel)及び有機発光素子(Organic Light emitting Device:以下発光素子と言う)を利用した有機発光表示装置などがある。
【0003】
平板表示装置の中で発光素子はアノード電極、カソード電極及びこれらの間に位して電子と正孔との結合によって発光する発光層を含み、発光層内で電子と正孔の再結合によって発光させる自発光素子であり、液晶表示装置のように別途の光源を要する発光素子に比べて陰極線管のように速い応答速度を持つという長所を持っている。
【0004】
図1は、従来の技術による電流駆動型画素を表わす回路図である。
【0005】
図1を参照すれば、画素は発光素子OLED及び画素回路を含み、画素回路は第1トランジスターT1ないし第4トランジスターT4及びキャパシターC1を含む。そして、第1トランジスターT1ないし第4トランジスターT4はそれぞれゲート、ソース及びドレインを持って、キャパシターC1は第1電極と第2電極を持つ。
【0006】
第1トランジスターT1の電流量は第2トランジスターT2を通じて印加されるデータ電流によって制御されるようになっている。この時、印加されたデータ電流は第1トランジスターT1のソースとゲートの間に連結されているキャパシターC1によって一定期間維持されるようになる。
【0007】
第2及び第3トランジスターT2、T3のゲートには走査線Snが連結されており、第2トランジスターT2のソース側にはデータ線Dmが連結されており、第3トランジスターT3はソースとドレインが第1トランジスターT1のドレインとゲートに連結される。また、第4トランジスターT4はソースは第1電源ELVddが連結され、ドレインは第1トランジスターT1のソースに連結され、ゲートには発光制御線Enが連結される。
【0008】
このような構造の画素の動作をよく見れば、図1に図示されたように第2及び第3トランジスターT2、T3のゲートに印加される走査信号snがローになって第2及び第3トランジスターT2、T3がオンになれば、第1トランジスターT1はダイオード連結状態になってデータ電流値に当たる電圧がキャパシターC1に保存されるようになる。
【0009】
走査信号snがハイになって第2及び第3トランジスターT2、T3がオフになり、発光制御信号Enがローになって第4トランジスターT4がオンになれば、電源が供給されて第1トランジスターT1からキャパシターC1に保存された電圧値に対応する電流が発光素子OLEDに流れて発光がなされる。この時、発光素子OLEDに流れる電流は次の数学式1のようである。
【0010】
【数1】

【0011】
ここで、Idataはデータ電流、Vgsは第1トランジスターT1のソースとゲートの間の電圧、Vthは第1トランジスターT1のしきい値電圧、IOLEDは発光素子OLEDに流れる電流、βは第1トランジスターT1の利得係数(gain factor)を表わす。
【0012】
前記数学式1で表わしたように発光素子に流れる電流IOLEDは、第1トランジスターT1のしきい値電圧Vth及び移動度(mobility)がバラ付いても、データ電流Idataと等しいので、データ駆動部の書き込み電流源がパネル全体を通じて均一であるとすれば、均一なディスプレイ特性を得ることができる。
【0013】
前記のような電流書き込み方式の画素回路では、微細電流をコントロールしなければならないためデータ電流を充電するのに長い時間が要であるという問題点がある。例えば、データ線負荷キャパシタンスが30pFであると仮定する場合、数十nAから数百nA水準の電流でデータ線の負荷を充電しようとすれば数msecの時間が必要である。
【0014】
これは数十μs水準であるライン時間(line time)を考慮した時、充電時間が十分ではなく、特に低い輝度を表現する場合に電流値が小さくて充電時間をさらに多く要する問題点がある。
【0015】
一方、前記従来の発光表示装置及び発光表示装置の駆動方法に関する技術を記載した文献としては、下記特許文献1および2等がある。
【0016】
【特許文献1】米国特許出願公開第2005/0052366A1号明細書
【特許文献2】米国特許第6,690,117B2号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0017】
したがって、本発明は前記従来技術の問題点を解決するために創出されたもので、本発明の目的は、データ電流を大きくしてデータ線にデータ電流が充電される速度を減らすようにし、一フレーム区間で発光素子が発光しない区間を分割してフリッカー現象と残像が発生しないようにする発光表示装置及び発光表示装置の駆動方法を提供することある。
【課題を解決するための手段】
【0018】
前記目的を達成するために、本発明の第1側面は、複数の画素を具備して画像を表示する画素部、前記画素部に走査信号と発光制御信号を伝達する走査駆動部及び前記画素部にデータ電流を伝達するデータ駆動部を含み、前記画素は前記走査信号によって選択された前記データ電流に対応して発光を遂行するが、前記発光制御信号によって一フレームの区間に少なくとも二回発光する発光期間を具備し、前記データ電流の階調値より低い階調を表現する発光表示装置を提供する。
【0019】
本発明の第2側面は、複数の画素を具備して画像を表示する画素部と;前記画素部に走査信号、ブ−スティング信号発光制御信号を伝達する走査駆動部と;、前記画素部にデータ電流を伝達するデータ駆動部を含み、前記画素は前記走査信号によって選択された前記データ電流に対応して発光を遂行するが、前記発光制御信号によって一フレームの区間に少なくとも二回発光する発光期間を具備し、前記データ電流の階調値より低い階調を表現する発光表示装置を提供する。
【0020】
本発明の第3側面は、駆動電流によって発光する画素を含む発光表示装置の駆動方法において、データ電流を前記画素に伝達して前記データ電流によって前記駆動電流を生成する段階、及び一フレーム区間の間前記駆動電流を少なくとも二回発光素子に伝達して前記データ電流の階調値より低い階調で表現する段階を含む発光表示装置の駆動方法を提供する。
【発明の効果】
【0021】
上述したように、本発明による発光表示装置及び発光表示装置の駆動方法によれば、発光素子の一フレーム区間の間発光する時間が調節されて発光する時間によって発光表示装置の明るさが調節され、一フレーム区間の間発光するのと同じ明るさを持つようにするためには、発光素子にさらに大きい電流を要するようになってデータ線に伝達されるデータ電流の電流量を大きくできるようになる。
【0022】
したがって、データ電流の電流量が大きくなることによってデータ線に書き込みされる速度を早くすることができる。
【0023】
また、一フレーム区間の間発光素子が少なくとも二回発光するようにし、発光素子が発光しない区間が分けられるようにし、それぞれの発光しない区間の長さを短くできるようになってフリッカー現象と残像が現われなくなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
以下、本発明の実施形態を添付した図面を参照して説明する。
【0025】
図2は、本発明による発光表示装置の第1実施形態を表わす構造図である。図2を参照して説明すれば、発光表示装置は画像を表現する画素部100、データ電流を伝達するデータ駆動部200、走査信号を伝達する走査駆動部300を含む。
【0026】
画素部100は、発光素子と画素回路からなる複数の画素110、行方向に配列された複数の走査線S1、S2...Sn-1、Sn、列方向に配列された複数のデータ線D1、D2...Dm-1、Dm、行方向に配列された複数の発光制御線E1、E2...En-1、En及び画素電源を供給する複数の第1電源線Vddを含む。
【0027】
そして、画素部100は走査線S1、S2...Sn-1、Snから伝達される走査信号によってデータ電流がデータ線D1、D2...Dm-1、Dmを通じて画素110に伝達されて画素110でデータ電流に対応する駆動電流を生成し、発光制御線E1、E2...En-1、Enを通じて伝達される発光制御信号によって駆動電流が画素に流れるようにして画素110が発光するようにする。
【0028】
データ駆動部200は、複数のデータ線D1、D2...Dm-1、Dmと連結されて複数のデータ線D1、D2...Dm-1、Dmを通じて画素にデータ電流を伝達し、データ電流によって画素110で駆動電流を生成するようにする。また、データ電流の電流量を駆動電流の電流量より大きくして、大きい電流をデータ線D1、D2...Dm-1、Dmに伝達してデータ線D1、D2...Dm-1、Dmが早く充電されるようにしてデータ書き込み速度を早く具現することができる。
【0029】
走査駆動部300は、画素部100の側面に構成され、複数の走査線S1、S2...Sn-1、Snと複数の発光制御線E1、E2...En-1、Enに連結されて走査信号と発光制御信号が画素110に伝達されるようにする。
【0030】
走査信号によってデータ電流が決まった画素110に伝達されるようにし、画素110発光制御信号によって画素110で生成された駆動電流によって決まった時間の間発光するようにする。したがって、画素110が一フレームの区間の間発光する区間と発光しない区間に区分して、一フレームの区間の間発光表示装置の輝度が低く表現されるようにする。
【0031】
前記のように一フレームで画素110が一度発光するようにした場合には、発光しない区間を使用者が認識するようになってフリッカー現象が現われる恐れがある。また、一フレームで画素110が一度発光するようになれば画素110に入力されたデータ信号が一定時間以上維持される恐れがあって残像が発生することがあり得る。
【0032】
したがって、発光制御信号によって画素110が一フレームの区間の間複数回発光するようにし、一フレーム区間の間で画素110が発光しない区間を分割し、発光しない区間が一フレームの区間内で短く数回現われるようにして、使用者が発光しない区間を認識することができないようにし、短い時間の間発光するようになれば画素110からデータ信号が維持される時間が短いために残像が現われることを防止することができる。
【0033】
図3は、本発明による走査駆動部の動作を表わす波形図である。図3を参照して説明すれば、走査駆動部300は走査信号を発生する走査信号発生部と発光制御信号を発生する発光制御信号発生部に区分される。
【0034】
第1スタートパルス1SP、第2スタートパルス2SP及びクロックCLKなどの入力を受けて走査信号と発光制御信号を生成して画素部100に伝達する。
【0035】
走査信号発生部は、シフトレジスターで具現され、第1スタートパルス1SPが入力されて第1スタートパルス1SPをシフトした第1走査シフト信号1SRを出力し、第1走査シフト信号1SRを利用して第2走査シフト信号2SRを出力し、第2走査シフト信号2SRを利用して第3走査シフト信号3SRを出力する。このような動作を繰り返してn個の走査シフト信号を出力してn個の走査シフト信号が順次発生するようになる。
【0036】
そして、第1スタートパルス1SPと第1走査シフト信号1SRを演算して一番目走査信号s1を生成し、第1走査シフト信号1SRと第2走査シフト信号2SRを演算して二番目走査信号s2を出力し、第2走査シフト信号2SRと第3走査シフト信号3SRを演算して三番目走査信号s3を出力する。このような動作を繰り返してn個の走査信号を発生して各走査シフト信号が順次発生するのでn個の走査信号は順次発生するようになる。
【0037】
発光制御信号発生部も同様に、シフトレジスターで具現されて第2スタートパルス2SPが入力され、第2スタートパルス2SPをシフトした第1発光制御シフト信号1ERを出力して第1発光制御シフト信号1ERを利用して第2発光制御シフト信号2ERを出力し、第2発光制御シフト信号2ERを利用して第3発光制御シフト信号3ERを出力する。このような動作を繰り返してn個の発光制御シフト信号を出力し、n個の発光制御シフト信号が順次発生するようになる。
【0038】
そして、第2スタートパルス2SPと第1発光制御シフト信号1ERを演算して一番目発光信号e1を生成し、第1発光制御シフト信号1ERと第2発光制御シフト信号2ERを演算して二番目発光制御信号e2を出力し、第2発光制御シフト信号2ERと第3発光制御シフト信号3ERを演算して三番目発光制御信号e3を出力する。このような動作を繰り返してn個の発光信号を発生して各発光制御シフト信号が順次発生するのでn個の発光制御信号が順次発生するようになる。
【0039】
そして、第2スタートパルス2SPはそれぞれ二つのパルスに具現して第1発光制御シフト信号1ERが二つのパルスに具現されるようにし、シフトレジスターの動作によって各発光制御シフト信号は二つのパルスに具現されるようにする。特に、第2スタートパルス2SPをさらに多い数のパルスに具現することも可能であり、これによって発光制御信号は二つ以上のパルスを含むようにする。
【0040】
この時、発光制御信号でパルスが発生した区間では駆動電流が画素110に伝達されて発光し、パルスが発生しない区間では駆動電流が画素110に伝達せずに発光しなくなる。したがって、一フレームの区間で画素110が発光する区間と画素110が発光しない区間が交代に現われるようになって、画素110が発光しない区間が短く現われるようになり使用者が画素110の発光しない区間を認識することができなくなって、フリッカー現象が現われなくなる。
【0041】
図4は、図2の発光表示装置で採用された画素を表わす回路図である。図4を参照して説明すれば、画素は発光素子OLEDと画素回路を含み、画素回路は第1ないし第4トランジスターM1ないしM4とキャパシターC1を含む。そして、第1ないし第4トランジスターM1ないしM4はソース、ドレイン及びゲートを具備してキャパシターC1は第1電極と第2電極を具備する。
【0042】
第1ないし第4トランジスターM1ないしM4は、PMOSトランジスターで具現され、各トランジスターのソースとドレインは物理的に差がなくて第1電極及び第2電極と称することができる。
【0043】
第1トランジスターM1は、ソースが画素電源に連結されてドレインが第1ノードAに連結され、ゲートは第2ノードBに連結されて第2ノードBの電圧によってソースからドレイン方向に駆動電流が流れるようにする。
【0044】
第2トランジスターM2は、ソースがデータ線Dmに連結されてドレインが第2ノードBに連結され、ゲートは走査線Snに連結されて走査線Snを通じて伝達される走査信号によって第2ノードBにデータ電流を伝達する。
【0045】
第3トランジスターM3は、ソースがデータ線Dmに連結されてドレインが第1ノードAに連結され、ゲートは走査線Snに連結されて走査線Snを通じて伝達される走査信号によってデータ電流を第1ノードAに伝達する。
【0046】
この時、第2トランジスターM2と第3トランジスターM3は走査信号によって同じ状態を維持するようになって、第2トランジスターM2と第3トランジスターM3がオン状態になればデータ電流によって第1トランジスターM1のドレインとソースが同じ電圧を持つようになって第1トランジスターM1がダイオード連結をするようになる。
【0047】
第4トランジスターM4は、ソースが第1ノードAに連結されてドレインが発光素子OLEDに連結され、ゲートは発光制御線Enに連結されて発光制御線Enを通じて伝達される発光制御信号によって第1トランジスターM1によって流れる駆動電流を発光素子OLEDに流れるようにする。この時、第4トランジスターM4を制御する発光制御信号によって第4トランジスターM4はスイッチング動作を繰り返して発光素子OLEDが発光する時間を調節する。
【0048】
図3と結び付けて画素の動作を説明すれば、画素は走査信号sn、データ電流及び発光制御enによって動作する。
【0049】
走査信号snがロー信号になれば、第2トランジスターM2と第3トランジスターM3がオン状態になって第1トランジスターM1がダイオード連結され、第1トランジスターM1のソースからドレイン方向にデータ電流に対応される駆動電流が流れるようになる。この時、第1トランジスターM1のゲートソースの間の電圧は数学式2によって分かる。
【0050】
【数2】

【0051】
ここで、Idataは印加されたデータ電流、Vgsは第1トランジスターM1のソースとゲートの間の電圧、Vthは第1トランジスターM1のしきい値電圧、βは第1トランジスターM1の利得係数を表わす。
【0052】
そして、走査信号snがハイ状態になって第2トランジスターM2と第3トランジスターM3がオフ状態になれば、キャパシターC1は第1トランジスターM1のソースとゲートの間の電圧を一定時間の間維持する。
【0053】
そして、発光制御信号enがロー状態になって第4トランジスターM4がオン状態になれば、第1トランジスターM1に流れる駆動電流が第4トランジスターM4を通じて発光素子OLEDに流れて発光するようになる。
【0054】
また、図5に図示されているように画素をNMOSストランジスターで具現することができ、この時信号は図3に図示された波形を反転して入力する。
【0055】
図6は、本発明による発光表示装置の第2実施形態を表わす構造図である。図6を参照して説明すれば、発光表示装置は画像を表現する画素部100、データ信号を伝達するデータ駆動部200、走査信号を伝達する走査駆動部300を含む。
【0056】
画素部100は発光素子と画素回路からなる複数の画素110、行方向に配列された複数の走査線S1、S2...Sn-1、Sn、列方向に配列された複数のデータ線D1、D2...Dm-1、Dm、行方向に配列された複数の発光制御線E1、E2...En-1、En、列方向に配列された複数のブ−スティング信号線B1、B2...Bn-1、Bn及び画素電源を供給する複数の第1電源線ELVddを含む。
【0057】
そして、画素部100は走査線S1、S2...Sn-1、Snから伝達される走査信号によってデータ電流がデータ線を通じて画素に伝達され画素でデータ電流に対応される駆動電流を生成し、発光制御線を通じて伝達される発光制御信号によって駆動電流が発光素子OLEDに流れるようにして発光素子OLEDが発光するようにする。
【0058】
データ駆動部200は、複数のデータ線D1、D2...Dm-1、Dmと連結されて複数のデータ線D1、D2...Dm-1、Dmを通じて画素にデータ電流を伝達し、データ電流によって画素で駆動電流を生成するようにする。
【0059】
また、データ電流の電流量を駆動電流の電流量より大きくし、大きい電流をデータ線に伝達してデータ線が早く充電されるようにしてデータ書き込み速度を早く具現することができる。
【0060】
走査駆動部300は、画素部100の側面に構成され、複数の走査線S1、S2...Sn-1、Snと複数の発光制御線E1、E2...En-1、Enに連結されて走査信号と発光制御信号が画素110に伝達されるようにする。
【0061】
走査信号によってデータ電流が決まった画素110に伝達されるようにし、画素110発光制御信号によって画素110から生成された駆動電流によって決まった時間の間発光するようにする。したがって、画素が一フレームの区間の間発光する区間と発光しない区間に区分し、一フレームの区間の間発光表示装置の輝度が低く表現されるようにする。
【0062】
前述したように、一フレームで画素が一度発光するようにした場合には、発光しない区間を使用者が認識するようになってフリッカー現象が現われる恐れがある。したがって、発光制御信号によって画素が一フレームの区間の間複数回発光をするようにし、一フレーム区間の間で画素が発光しない区間を分割し、発光しない区間が一フレームの区間内で短く数回現われるようにして、使用者が発光しない区間を認識することができないようにする。
【0063】
図7は、本発明による走査駆動部の動作を表わす波形図である。図7を参照して説明すれば、走査駆動部300は走査信号を発生する走査信号発生部と発光制御信号を発生する発光制御信号発生部に区分される。
【0064】
走査駆動部300は、第1スタートパルス1SP、第2スタートパルス2SP及びクロックCLKなどの入力を受けて走査信号、発光制御信号及びブ−スティング信号を生成して画素部100に伝達する。
【0065】
走査信号発生部は、シフトレジスターで具現されて第1スタートパルス1SPが入力されて、第1スタートパルス1SPをシフトした第1走査シフト信号1SRを出力し、第1走査シフト信号1SRを利用して第2走査シフト信号2SRを出力し、第2走査シフト信号2SRを利用して第3走査シフト信号3SRを出力する。このような動作を繰り返してn個の走査シフト信号を出力してn個の走査シフト信号が順次発生するようになる。
【0066】
そして、第1スタートパルス1SPと第1走査シフト信号1SRを演算して一番目走査信号s1を生成し、第1走査シフト信号1SRと第2走査シフト信号2SRを演算して二番目走査信号s2を出力し、第2走査シフト信号2SRと第3走査シフト信号3SRを演算して三番目走査信号s3を出力する。このような動作を繰り返してn個の走査信号を発生して各走査シフト信号が順次発生するからn個の走査信号は順次発生するようになる。
【0067】
発光制御信号発生部も同様に、シフトレジスターで具現されて第2スタートパルス2SPが入力されて第2スタートパルス2SPをシフトした第1発光制御シフト信号1ERを出力し、第1発光制御シフト信号1ERを利用して第2発光制御シフト信号2ERを出力して第2発光制御シフト信号2ERを利用して第3発光制御シフト信号3ERを出力する。このような動作を繰り返してn個の発光制御シフト信号を出力してn個の発光制御シフト信号が順次発生するようになる。
【0068】
そして、第2スタートパルス2SPと第1発光制御シフト信号1ERを演算して一番目発光信号e1を生成し、第1発光制御シフト信号1ERと第2発光制御シフト信号2ERを演算して二番目発光制御信号e2を出力し、第2発光制御シフト信号2ERと第3発光制御シフト信号3ERを演算して三番目発光制御信号e3を出力する。このような動作を繰り返してn個の発光信号を発生して各発光制御シフト信号が順次発生するからn個の発光制御信号が順次発生するようになる。
【0069】
そして、第2スタートパルス2SPはそれぞれ二つのパルスに具現して第1発光制御シフト信号1ERが二つのパルスに具現されるようにし、シフトレジスターの動作によって各発光制御シフト信号は二つのパルスに具現されるようにする。特に、第2スタートパルス2SPをさらに多くのパルスに具現することも可能であり、これによって発光制御信号は二つ以上のパルスを含むようにする。また、走査駆動部300はブ−スティング信号を生成してブ−スティング線Bnを通じてブ−スティング信号を画素に伝達するようにする。
【0070】
図8は、図6の発光表示装置で採用された画素を表わす回路図である。図8を参照して説明すれば、画素110は発光素子と画素回路を含み、各画素回路は第1トランジスターないし第4トランジスターM1ないしM4と第1キャパシターC1及び第2キャパシターC2を含む。
【0071】
第1ないし第4トランジスターM1ないしM4は、PMOSトランジスターで具現され、それぞれのトランジスターのソースとドレインは物理的な差がなくて第1電極と第2電極と称することができる。また、第1キャパシターC1及び第2キャパシターC2は第1電極と第2電極を具備する。
【0072】
第1トランジスターM1は、ソースが第1電源線Vddに連結されて画素電源の伝達を受けてドレインは第1ノードAに連結される。そして、ゲートは第2ノードBに連結されて第2ノードBに印加される電圧によって第1ノードAに電流を供給する。
【0073】
第2トランジスターM2は、ソースがデータ線Dmに連結されてドレインが第2ノードBに連結される。そして、ゲートは走査線Snに連結されて走査線Snを通じて伝達される走査信号によってデータ信号を第2ノードBに伝達する。
【0074】
第3トランジスターM3は、ソースが第1ノードAに連結されてドレインがデータ線Dmに連結される。そして、ゲートは走査線Snに連結されて走査線Snを通じて伝達される走査信号によって第1トランジスターM1のソースからドレインに流れる電流が第3トランジスターM3のソースからドレインに流れるようにする。
【0075】
第1キャパシターC1は、第1電極が画素電源線Vddに連結されて第2電極が第2ノードBに連結されてデータ信号に対応される電圧を一定時間の間維持する。
【0076】
第2キャパシターC2は、第1電極が第2ノードBに連結されて第2電極がブ−スティング信号線Bnに連結されてブ−スティング信号によって第1トランジスターM1のゲート電圧が低くなるようにし、第1トランジスターM1のソースからドレイン方向に流れる電流の大きさを小さくする。したがって、発光素子OLEDに流れるようにする電流はデータ電流の大きさよりさらに小さく具現することができ、データ線を充電させる第1電流の大きさを非常に大きくしてデータ線を充電する時間をさらに短くできるようになる。
【0077】
第4トランジスターM4は、ソースが第1ノードAに連結されてドレインが発光素子OLED1に連結される。そして、ゲートは発光制御線Enに連結されて発光制御線Enを通じて伝達される発光制御信号enによって第1トランジスターM1で生成して第1ノードAに流れるようにする電流を発光素子OLEDに伝達する。
【0078】
図7と結び付けて画素の動作を説明すれば、画素は走査信号sn、データ電流、ブ−スティング信号bn及び発光制御線enによって動作する。
【0079】
発光制御信号enがハイ状態である区間内でブ−スティング信号bnがロー信号を持つようになって、走査信号snはブ−スティング信号bnがロー信号を持つようになる区間内でロー信号になる。
【0080】
走査信号snがロー信号になれば、第2トランジスターM2と第3トランジスターM3がオン状態になって、第1トランジスターM1のソースからドレイン方向にデータ電流Idataが流れるようになる。この時、流れるデータ電流Idataによって第1トランジスターM1がダイオード連結されて第1トランジスターM1のゲートソースの間の電圧は数学式3を通じて分かる。
【0081】
【数3】

【0082】
ここで、Idataは印加されたデータ電流、Vgsは第1トランジスターM1のソースとゲートの間の電圧、Vthは第1トランジスターM1のしきい値電圧、β第1トランジスターM1の利得係数を表わす。
【0083】
そして、走査信号snがハイ状態になって第2トランジスターM2と第3トランジスターM3がオフ状態になった後、発光制御信号enがロー状態になって第4トランジスターM4がオン状態になれば第1トランジスターM1に流れる電流が第4トランジスターM4を通じて発光素子OLEDに流れて発光するようになる。
【0084】
前記の場合、第2トランジスターM2がオフされる時、第1キャパシターC1と第2キャパシターC2のカップリングによって第1トランジスターM1のゲート電圧値が増加するようになる。この場合増加する電圧値は数学式4のようである。
【0085】
【数4】

【0086】
ここで、ΔVgは第1キャパシターC1と第2キャパシターC2のカップリングによって増加する第1キャパシターM1のゲートの電圧値、ΔVselectは選択信号の電圧幅を表わす。
そして、発光素子OLEDに流れる電流は次の数学式5のようである。
【0087】
【数5】

【0088】
ここで、IOLEDは発光素子OLEDに流れる電流、Vgsは第1トランジスターM1にデータ電流が流れる時第1トランジスターM1のソースとゲートの間の電圧、ΔVgは第1キャパシターC1と第2キャパシターC2のカップリングによって増加する第1トランジスターM1のゲートの電圧値、Vthは第1トランジスターM1のしきい値電圧、βは第1トランジスターM1の利得係数を表わす。
【0089】
この時、第2キャパシターC2によって第1トランジスターM1のゲートに印加される電圧が低くなって駆動電流の電流量が減少するようになるので、さらに大きいデータ電流を利用することができる。したがって、データ線に書き込まれる速度をさらに早くすることができる。
【0090】
そして、図9に図示されているように画素をNMOSトランジスターで具現することができ、この時信号は図7に図示された波形を反転して入力する。
【0091】
図10は、本発明による発光表示装置の第3実施形態の構造を表わす構造図である。図10を参照して説明すれば、画素部100の両側面の中で一つの側面に走査駆動部の一つの構成部分である走査信号発生部310を形成し、反対側側面に発光制御信号発生部320を形成して発光表示装置が左右対称になるように形成することができる。
【0092】
図2のように、一つの走査駆動部300に走査信号発生部と発光制御信号発生部が形成される場合には、発光表示装置が左右対称になるようにするために走査駆動部が形成されている側面の反対側面にダミー空間を形成する。
【0093】
この場合、走査信号発生部と発光制御信号発生部が一つの走査駆動部に形成されて走査駆動部の大きさは走査信号発生部または発光制御信号発生部よりさらに大きく形成されるようになって画素部の両側面の空間が大きく形成される。
【0094】
したがって、図10の本実施形態のように、走査信号発生部を一側面に形成して発光制御信号発生部を反対側面に形成されるようにすれば、画素部の両側面に形成される空間を減らすことができるようになって発光表示装置の大きさを減らすことができる。
【0095】
図11は、発光表示装置のフリッカーを肉眼で観察した結果を図示したグラフを表わす。図11を参照して説明すれば、一フレーム区間で発光時間を利用して輝度を調節したもので、一フレーム区間で一度発光をするもの、二度発行するもの、および四度発光するものの、緑と青を観察した結果である。
【0096】
フリッカーの程度(Flicker Grade)は、各発光表示装置の一度発光するものと、二度発光するものと、四度発光するものの、緑と青を肉眼で観察した結果で、一区間で表1のように点数を算定した。
【0097】
【表1】

【0098】
GとBは、発光表示装置が緑のみを表現するか青のみを表現したものを表わし、パルス1は一フレーム区間で一度発光したものを表わし、パルス2は一フレーム区間で二度発光したものを表わし、パルス4は一フレーム区間で四度発光したものを表わす。
【0099】
そして、デューティレート(Duty Ratio)は、一フレーム区間内で発光期間と非発光期間の比を表わしたもので、100%は一フレーム全体時間の間発光するものであり、数値が低くなるほど非発光期間が増えることを表わす。
【0100】
グラフを見れば、デューティレートの数値が低くなるようにした時、四度発光するものがフリッカー程度が少なく現われ、一度発光するものが一番高く現われる。したがって、一フレーム区間で何度か発光させることが望ましい。
【0101】
以上、本発明の好適な実施形態について例をあげて詳細に説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、本発明の技術的思想の範囲内で当該分野において通常の知識を有する者によってさまざまな変形が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0102】
【図1】従来の技術による電流駆動型画素を表わす回路図である。
【図2】本発明による発光表示装置の第1実施形態を表わす構造図である。
【図3】本発明による走査駆動部の動作を表わす波形図である。
【図4】図2の発光表示装置で採用された画素を表わす回路図である。
【図5】図2の発光表示装置で採用された他の画素を表わす回路図である。
【図6】本発明による発光表示装置の第2実施形態を表わす構造図である。
【図7】本発明による走査駆動部の動作を表わす波形図である。
【図8】図6の発光表示装置で採用された画素を表わす回路図である。
【図9】図6の発光表示装置で採用された他の画素を表わす回路図である。
【図10】本発明による発光表示装置の第3実施形態の構造を表わす構造図である。
【図11】発光表示装置によるフリッカー現象を肉眼で観察した結果を図示したグラフを表わす。
【符号の説明】
【0103】
100 画素部
110 画素
200 データ駆動部
300 走査駆動部
OLED 発光素子

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の画素を具備して画像を表示する画素部と;
前記画素部に走査信号と発光制御信号を伝達する走査駆動部と;
前記画素部にデータ電流を伝達するデータ駆動部を含み、
前記画素は、
前記走査信号によって選択された前記データ電流に対応して発光を遂行するが、
前記発光制御信号によって一フレームの区間に少なくとも二回発光する発光期間を具備し、
前記データ電流の階調値より低い階調を表現することを特徴とする発光表示装置。
【請求項2】
前記走査駆動部は、
前記走査信号を伝達する走査信号発生部と;
前記発光制御信号を発生する発光制御信号発生部を含むことを特徴とする請求項1に記載の発光表示装置。
【請求項3】
前記走査信号発生部は、
第1スタートパルスの入力を受けて一番目走査信号を形成し、
前記一番目走査信号によって順次複数の走査信号を生成し、
前記発光制御信号発生部は、
複数のパルスに具現される第2スタートパルスの入力を受けて複数のパルスに具現される一番目発光制御信号を形成し、
前記一番目発光制御信号によって順次複数の発光制御信号を生成することを特徴とする請求項2に記載の発光表示装置。
【請求項4】
前記走査信号発生部は前記画素部の一側面に形成されて、
前記発光制御信号発生部は前記画素部の他の側面に形成されることを特徴とする請求項2に記載の発光表示装置。
【請求項5】
前記画素は、
前記駆動電流の流れによって発光する発光素子と;
ゲートに印加された電圧によって前記駆動電流が流れるようにする第1トランジスターと;
前記走査信号によって選択的に前記第1トランジスターにデータ電流を伝達する第2トランジスターと;
前記走査信号によって選択的に前記第1トランジスターをダイオード連結する第3トランジスターと;
前記発光制御信号によって前記駆動電流が前記発光素子に流れるようにする第4トランジスターと;
前記第1トランジスターに伝達された前記データ電流に対応する第1レベルの電圧を保存する第1キャパシターを含むことを特徴とする請求項1に記載の発光表示装置。
【請求項6】
前記第4トランジスターは、
前記発光制御信号のパルスによってオン状態を維持して前記駆動電流を選択的に前記発光素子に伝達し、
前記発光素子が前記一フレーム区間で少なくとも二回発光するようにしたことを特徴とする請求項5に記載の発光表示装置。
【請求項7】
複数の画素を具備して画像を表示する画素部と;
前記画素部に走査信号、ブ−スティング信号発光制御信号を伝達する走査駆動部と;
前記画素部にデータ電流を伝達するデータ駆動部を含み、
前記画素は、
前記走査信号によって選択された前記データ電流に対応して発光を遂行するが、
前記発光制御信号によって一フレームの区間で少なくとも二回発光する発光期間を具備し、
前記データ電流の階調値より低い階調を表現することを特徴とする発光表示装置。
【請求項8】
前記走査駆動部は、
前記走査信号を伝達する走査信号発生部と;
前記発光制御信号を発生する発光制御信号発生部を含むことを特徴とする請求項7に記載の発光表示装置。
【請求項9】
前記走査信号発生部は、
第1スタートパルスの入力を受けて一番目走査信号を形成し、
前記一番目走査信号によって順次複数の走査信号を生成し、
前記発光制御信号発生部は、
複数のパルスに具現される第2スタートパルスの入力を受けて複数のパルスに具現される一番目発光制御信号を形成し、
前記一番目発光制御信号によって順次複数の発光制御信号を生成することを特徴とする請求項8に記載の発光表示装置。
【請求項10】
前記走査信号発生部は前記画素部の一側面に形成されて、
前記発光制御信号発生部は前記画素部の他の側面に形成されることを特徴とする請求項8に記載の発光表示装置。
【請求項11】
前記画素は、
発光素子と;
ゲートに印加された電圧によって電流を流れるようにする第1トランジスターと;
前記走査信号によって選択的に前記第1トランジスターをダイオード連結する第2トランジスターと;
前記走査信号によってデータ電流を前記第1トランジスターに伝達する第3トランジスターと;
前記発光制御信号によって前記電流を前記発光素子に流れるようにする第4トランジスターと;
前記第1トランジスターに伝達された前記データ電流に対応する第1レベルの電圧を保存する第1キャパシターと;
前記第1キャパシターと直列連結されて前記第1キャパシターに保存されている電圧を第1レベルから第2レベルに変更させる第2キャパシターを含むことを特徴とする請求項7に記載の発光表示装置。
【請求項12】
前記第2レベルは、
前記第2キャパシターが前記ブ−スティング信号の印加を受け、
前記第1キャパシターと前記第2キャパシターによって電圧分配された電圧であることを特徴とする請求項11に記載の発光表示装置。
【請求項13】
前記第4トランジスターは、
前記発光制御信号のパルスによってオン状態を維持して前記駆動電流を選択的に前記発光素子に伝達し、
前記発光素子が前記一フレーム区間で少なくとも二回発光するようにしたことを特徴とする請求項11に記載の発光表示装置。
【請求項14】
駆動電流によって発光する画素を含む発光表示装置の駆動方法において、
データ電流を前記画素に伝達して前記データ電流によって前記駆動電流を生成する段階と;
一フレームの区間の間前記駆動電流を少なくとも二回発光素子に伝達し、
前記データ電流の階調値より低い階調で表現する段階を含むことを特徴とする発光表示装置の駆動方法。
【請求項15】
前記画素は、
前記駆動電流の流れによって発光する発光素子と;
ゲートに印加された電圧によって前記駆動電流を流れるようにする第1トランジスターと;
前記走査信号によって選択的に前記第1トランジスターにデータ電流を伝達する第2トランジスターと;
前記走査信号によって選択的に前記第1トランジスターをダイオード連結する第3トランジスターと;
前記発光制御信号によって前記駆動電流を前記発光素子に流れるようにする第4トランジスターと;
前記第1トランジスターに伝達された前記データ電流に対応する第1レベルの電圧を保存する第1キャパシターを含むことを特徴とする請求項14に記載の発光表示装置の駆動方法。
【請求項16】
前記画素は、
発光素子と;
ゲートに印加された電圧によって電流を流れるようにする第1トランジスターと;
前記走査信号によって選択的に前記第1トランジスターをダイオード連結する第2トランジスターと;
前記走査信号によってデータ電流を前記第1トランジスターに伝達する第3トランジスターと;
前記発光制御信号によって前記電流を前記発光素子に流れるようにする第4トランジスターと;
前記第1トランジスターに伝達された前記データ電流に対応する第1レベルの電圧を保存する第1キャパシターと;
前記第1キャパシターと直列連結されて前記第1キャパシターに保存されている電圧を第1レベルから第2レベルに変更させる第2キャパシターを含むことを特徴とする請求項14に記載の発光表示装置の駆動方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2006−330664(P2006−330664A)
【公開日】平成18年12月7日(2006.12.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−321312(P2005−321312)
【出願日】平成17年11月4日(2005.11.4)
【出願人】(590002817)三星エスディアイ株式会社 (2,784)
【Fターム(参考)】