説明

真空蒸着用蒸発材料収容容器

【課題】 真空蒸着にて基板に金属薄膜あるいは有機化合物の薄膜を成膜させるに当り、基板の大面積化にも容易に対応することのできる蒸発材料収容容器を提供する。
【解決手段】 導電性平板状体の上面部分に複数の筒状体からなる蒸発材料収容部を有する導電性平板状体の蒸発材料収容容器2であって、上記筒状体が有底筒状体形状の蒸発材料収容部4、開口上面が上記導電性平板状体の上面部より突出する有底筒状体形状の蒸発材料収容部4b、あるいは導電性平板状体の上面に載置した筒状体形状の蒸発材料収容部4cを有する蒸発材料収容容器である。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、真空蒸着に用いられる蒸発材料収容容器に係り、熱容量が小さく、加熱特性にすぐれていて、大面積の基板にも容易に対応することのできる蒸発材料収容容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】これまで、真空蒸着によって基板に金属薄膜や有機薄膜を形成するには、図7のように蒸発材料62を収容した容器60をその周囲に配置したヒーター64で加熱して、その熱伝導により容器60内の蒸発材料62を加熱し蒸発させる方法や、図8のように中央付近に底面より開口上面の方がやや広い有底円筒形状の収容部74を形成した容器70を用い、この収容部74内に蒸発材料72を入れた容器70をケーシング78内に収め、容器70の周囲に巻回したヒーター76によって容器70内の蒸発材料62を加熱し蒸発させる方法、などが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これらの方法は、ヒーターによって容器を加熱し、その熱伝導により容器内の蒸発材料を加熱し蒸発させる方式であるため、熱伝導が局所的であり、蒸発材料の内部と容器に接している蒸発材料表面との間の温度差が大きくて蒸発材料の蒸発量を安定に制御することが困難であるという問題が指摘されている。また、有機材料を蒸発材料とし、その収容容器をボートとする場合、容器と蒸発材料との接触面積が狭く、かつ蒸発材料の熱伝導が悪いため、蒸発材料の蒸発量を安定に制御することが困難である。
【0004】また、後者の方法では、容器70の有底円筒形状の収容部74が底面より開口上面の方がやや広い放射状に形成されてはいるが、基板面積が大きい場合にこの容器一つでは足りず、複数の容器70を配置しなければならないという煩雑さがある。
【0005】この発明は、上記に鑑みて大面積を有する基板に対しても均一な有機薄膜あるいは金属薄膜を形成することのできる真空蒸着用蒸発材料容器を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明は、導電性平板状体よりなり、この導電性平板状体の上面部分に複数の筒状体からなる蒸発材料収容部を有することを特徴とする真空蒸着用蒸発材料収容容器である。
【0007】請求項2に記載の発明は、導電性平板状体よりなり、この導電性平板状体の上面部分に複数の有底筒状体からなる蒸発材料収容部を有する真空蒸着用蒸発材料収容容器を特徴とする。
【0008】請求項3に記載の発明は、導電性平板状体よりなり、この導電性平板状体の上面部分に複数の開口上面が上記導電性平板状体の上面部より突出する有底筒状体からなる蒸発材料収容部を有することを特徴とする真空蒸着用蒸発材料収容容器である。
【0009】上記、請求項1乃至3の何れかの項に記載の真空蒸着用蒸発材料収容容器において、上記蒸発材料の収容部である複数の筒状体がすべて同じ孔径であってもよく(請求項4)、また上記蒸発材料の収容部である複数の筒状体のうち、少なくとも一つの孔径が他の孔径と異なっていてもよい(請求項5)。あるいはまた、上記蒸発材料の収容部である複数の筒状体が底面より開口上面の方が大きい放射状に形成されていることも望ましい(請求項6)。
【0010】さらに、請求項7に記載の発明は、上面部分に蒸発材料の収容部となる複数の筒状体を設けた導電性平板状体と、上記平板状体上に被せて蓋部とする少なくとも一つの貫通孔を設けた導電性平板状体とよりなる真空蒸着用蒸発材料収容容器を特徴とするものである。
【0011】請求項8に記載の発明は、上記請求項7に記載の発明において、上記蓋部とする導電性平板状体に設けた少なくとも一つの貫通孔が底面より開口上面の方が大きい放射状に形成されていることを特徴とし、請求項9に記載の発明は、上記請求項1乃至8の何れかの項に記載の発明において、導電性平板状体がカーボン製であることを特徴とするものである。
【0012】上記した請求項1乃至3の何れかの項に記載の発明によれば、導電性の平板状体の上面部分に複数の蒸発材料収容部を筒状体に設けた、この導電性の平板状体を蒸発材料収容容器としたので、金属粉末や有機化合物の粉末などの所要量の蒸発材料をこの複数の筒状蒸発材料収容部に分散して入れることができる。しかもこの複数の収容部を設けた容器自体に通電することで筒状体内の蒸発材料を直接加熱することができること、および熱容量が小さいことから、加熱・冷却に要する時間が短くてすみ、蒸着物の成膜レートの制御が容易となる。従って、蒸発材料の蒸気を均一に安定して放出させることができる。さらに蒸発材料を多数の筒状蒸発材料収容部に分散して加熱蒸発させるので、全体としては面蒸着源として捉えられるので、基板の大面積化に容易に対応することができる。
【0013】上記において、蒸発材料収容部とする多数の筒状体は同じ大きさで用いることができるが、多数の筒状体のうちの幾つかの径を変えてやれば、蒸発材料として2種あるいはそれ以上の異なる材料を同時に用いて蒸着させるような場合に好適である。
【0014】また、上記の蒸発材料収容部とする多数の筒状体を、その底面より開口上面を大きくして放射状に形成しておけば、蒸発材料の加熱による蒸気の放出角度が拡がって大面積化基板への対応が非常に容易である。
【0015】請求項7に記載の発明によれば、上記請求項1乃至6の何れかによる蒸発材料収容容器である導電性平板状体の上に、少なくとも一つの貫通孔を設けた導電性平板状体を蓋部として被せた構成の容器であり、これによって筒状体内で加熱蒸発させた蒸発材料の蒸気圧を一層高めた上で蓋部の貫通孔から噴出させることができ、基板に対して効率よく安定した成膜を行うことができる。この場合に蓋部の貫通孔を上面が広がった漏斗状に形成しておくならば、より効果的である。また、蓋部自体も導電性平板状体よりなるため、通電・昇温が可能であり、従って温度が低い場所に蒸発した物質が蒸着し易いことから、蓋部にあけた孔が目詰まりすることもなく蒸着を行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、この発明の真空蒸着用蒸発材料収容容器を図を参照して説明する。図1は蒸発材料収容容器の第1の実施態様を示すものであり、図1(a)は平面図、図1(b)〜(e)は断面図である。図において、2は導電性平板状体の容器であり、この容器2内に蒸発材料収容部4が等間隔に設けられている。そして、図1(b)においては、蒸発材料収容部4は導電性平板状体の容器2内に小径の有底筒状体の形状に穿設されている。10はこの導電性平板状体からなる容器2に通電する際の電極取付け部である。このように小径の蒸発材料収容部4が導電性平板状体の容器2内に多数設けられているので、一つの容器4内における蒸発材料6と容器4壁面との接触面積が大きくなり、容器4自体が導電性平板状体で構成されていることと相俟って、蒸発材料の加熱蒸発を効率よく行わせることができる。そして、金属粉末や有機化合物の粉末などの蒸発材料6をこの多数の筒状蒸発材料収容部4の幾つかに適宜分散して入れてやることによって、蒸着源を多数配置したことと同じことになるため、蒸着薄膜を形成せしめようとする基板が大面積の場合であっても均一な厚みの薄膜を容易に形成させることができる。加えて、面積の異なる基板に蒸着する場合、従来技術では蒸着源取り付けポートの配置が真空槽側で予め決まっているため、蒸着源配置変更が困難であるのに比較して、この発明では蒸発材料の配置を容易に変更することができ、真空槽を多種類の基板に対応させることができる。
【0017】上記図1(b)においては、蒸発材料収容部4は小径の有底筒状体の形状であるが、これを図1(c)に示すように底部径よりも上面の開口部径を大きくした放射状の収容部4aとすることで蒸発材料蒸気の真空槽内での放出角度を拡げ、蒸発材料の基板への成膜をより均一にすることができる。
【0018】この導電性平板状体容器2に形成する蒸発材料収容部4としては、図1(b)のような有底筒状体だけでなく、上面開口部が平板状体容器2の上面から突出する図1(d)のような蒸発材料収容部4bでもよく、または図1(b)や(d)と同じ形状の筒体を導電性平板状体容器2の上面に載置した状態の図1(e)のような蒸発材料収容部4cであってもよく、あるいは一つの導電性平板状体を切削加工成形などによって図1(d)や(e)のような形状としたものでもよい。
【0019】上記では等間隔に複数の蒸発材料収容部4を形成した導電性平板状体容器2を用い、薄膜を形成しようとする基板の面積に応じて多数の蒸発材料収容部4の適宜の幾つかに蒸発材料を入れて蒸着を行うことについて説明したが、薄膜を形成しようとする基板の面積に応じて、蒸発材料収容部4を図2(a)や(b)のようにあらかじめ設定した位置に設けたものを用いるようにしてもよい。また、導電性平板状体容器2における複数の蒸発材料収容部4の形成は、図1、2のように等間隔に限定するものではなく、任意の間隔であっても何ら差し支えない。
【0020】この発明の真空蒸着用蒸発材料収容容器を用いて蒸発材料を蒸発させ、基板に該材料の蒸着薄膜を成膜するに当たって、2種以上の異なる蒸発材料を用いて同時に成膜させることもできるが、この場合に使用する蒸発材料の相互の量的な違いや蒸発速度などを考慮して一方の蒸発材料を入れる収容部4dの大きさを図2(c)のように他の収容部4と異なるように形成させてやればよい。または、一方の蒸発材料を入れる収容部eの周囲のみに導電性平板状体容器を貫通する長孔12、12・・を形成しておくならば、導電性平板状体容器に通電して蒸発材料を加熱蒸発させるときに、この貫通長孔12、12・・によって囲まれた収容部4′′に入れられている蒸発材料と他の収容部4に入れられている蒸発材料との間に温度差を生じさせることで、異種材料における量的な違いや蒸発速度の違いなどがあっても安定した成膜を行わせることができる。なお、上記では蒸発材料収容部4は、図1および2で○孔形状を示して説明したが、これに限定されるものではなく、長孔形状であってもよい。
【0021】次に、この発明の真空蒸着用蒸発材料収容容器に関し、第2の実施態様について説明する。この第2の実施態様は、上記した第1の実施態様の容器と蓋部となる導電性平板状体とから構成される。この蓋部20は、図3(a)に示すように逆凹形状の導電性平板状体からなり、その上面に複数の貫通孔22を設けたものである。このように導電性平板状体を用いて逆凹形状としたのは、このような形状の蓋部20を図3(b)のように蒸発材料収容容器2に被せたときに、貫通孔22が設けられている部分と容器2との間に空隙24を生じさせるためである。この空隙24により容器2内の蒸発材料収容部4に入れられている蒸発材料6を加熱蒸発させた蒸気をこの空隙24内にてさらにその蒸気圧を高めて貫通孔22から噴出させることで、成膜速度を高め、かつ安定して均一な薄膜を基板に成膜させることができるのである。
【0022】この逆凹形状の導電性平板状体からなる蓋部20に設ける貫通孔は、図3(c)のような底部より開口上面の噴き出し口へかけて傾斜させた貫通孔22aとするならば、より効果的である。また、この蓋部20に穿設する貫通孔22、22aは図3(a)や(b)においては、蒸発材料収容容器2に設けられている蒸発材料収容部4に対応するように設けている例を示したが、これに限られるものではなく、図3(d)のようであってもよい。また、貫通孔22あるいは22aを穿設して蓋部を構成する導電性平板状体の形状として図3において逆凹形状を示したが、このような形状に限定されるものではない。
【0023】以上説明したこの発明の蒸発材料収容容器を用いて真空槽内で基板に有機薄膜を成膜する態様の一例を図4によって説明する。導電性平板状体からなる蒸発材料収容容器2の蒸発材料収容部4に蒸発材料6を入れ、その上に貫通孔22aを設けた逆凹形状の導電性平板状体からなる蓋部20を被せ、容器2の下端両側に電極30を蓋部20から締結32した蒸発材料収容容器2を真空槽40内の下方に配置する。
【0024】真空槽40の上方には、蒸発材料収容容器2に対向させて基板42を基板ホルダー44にて取り付ける。基板42の下方と蒸発材料収容容器2の上方にそれぞれシャッター46、48を設け、シャッター46、48の間には膜厚モニター50を配置する。
【0025】このように各部材を構成した真空槽40内を真空排気したのち、導電性平板状体からなる蒸発材料収容容器2と蓋部20に電極から通電し、容器2内の蒸発材料6を加熱蒸発させる。加熱された蒸発材料6が蒸発温度に達し、その蒸気が蓋部20の空隙24内でその蒸気圧が高まったところで容器側のシャッター48を開け、蒸気を蓋部20の貫通孔22aから真空槽40内に放出させる。蒸発材料蒸気の放出速度は膜厚モニター50で測定しつつ、基板側のシャッター46を開け、基板42に蒸発材料6の蒸気を付着させることで基板42の表面に薄膜を成膜させることができる。
【0026】図5は上記したこの発明になる収容容器と図8に示した従来の収容容器とを用いて有機化合物を成膜した場合の安定成膜レートを比較した線図であり、従来の収容容器によるときは曲線Bのように安定成膜まで60分近く要したのに対し、この発明においては熱容量が小さいことから曲線Aに示すように、蒸着開始から僅か5分という非常に短い時間で安定成膜に達することが認められた。また、この発明の蒸発材料収容容器において、貫通孔の間隔が160mmである蓋部を用いた場合、基板に成膜した膜厚のバラツキは100nmを基準にして図6のように2%の範囲内であって、非常にバラツキの少ない安定した薄膜形成が可能であることが認められた。
【0027】この発明において、蒸発材料収容容器および蓋部として用いる導電性平板状体は、カーボン、ステンレスなどの導電性材料を板状体に加工したものが用いられる。
【0028】この発明になる蒸発材料収容容器は、真空槽内において、真空下で基板にLi、Al、Ag、Mo,Wなどの金属薄膜あるいは有機化合物の薄膜を形成する場合に用いられ、近年ディスプレイパネルとして注目されている有機EL素子における有機薄膜を形成する際に特に有用である。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の請求項1乃至3の何れかの項の記載によれば、上面部分に複数の蒸発材料収容部を筒状体に設けた導電性の平板状体を蒸発材料収容容器としたので、金属粉末や有機化合物の粉末などの所要量の蒸発材料をこの複数の筒状蒸発材料収容部に分散して入れることができること、しかもこの複数の収容部を設けた容器自体に通電することで筒状体内の蒸発材料を直接加熱によって、短時間で均一に加熱ができるので、熱容量が小さく、加熱特性にすぐれていて蒸発材料の蒸気を均一に安定して放出させることができること、さらに蒸発材料を多数の筒状蒸発材料収容部に分散して加熱蒸発させるので、個々には点蒸発でありながら、全体としては面蒸着源として捉えることができ、基板の大面積化に容易に対応できること、などの利点を有している。
【0030】さらに、請求項7に記載の発明によれば、上記請求項1乃至3の何れかの項による容器の上に、少なくとも一つの貫通孔を設けた逆凹型の導電性の平板状体を蓋部として被せた構成の蒸発材料収容容器としたので、多数の筒状蒸発材料収容部に分散させて加熱蒸発させた蒸気の蒸気圧を逆凹型の導電性の平板状体からなる蓋部と容器で形成される空隙部にて一層高めたうえで蓋部の貫通孔から噴出させることができるので、大面積の基板に対しても効率よく安定した成膜を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の蒸発材料収容容器の一実施態様を示し、(a)は平面図、(b)〜(e)は断面図である。
【図2】この発明の蒸発材料収容容器の他の実施態様を示す説明図である。
【図3】(a)および(c)は蓋部の態様を示す説明図、(b)および(d)は蓋部と蒸発材料収容容器とを組合わせた態様の説明図である。
【図4】この発明の蒸発材料収容容器を用いた真空蒸着装置の構成の一例を示す概略図である。
【図5】この発明の蒸発材料収容容器と従来の収容容器を用いて有機化合物を成膜した時の安定成膜レートを比較した線図である。
【図6】この発明の蒸発材料収容容器によって有機化合物を成膜した時の膜厚のバラツキを示す線図である。
【図7】従来の有機化合物容器の説明図である。
【図8】従来の有機化合物容器の説明図である。
【符号の説明】
2 蒸発材料収容容器
4、4a〜4e 蒸発材料収容部
6 蒸発材料
20 蓋部
22 貫通孔
24 空隙部
40 真空槽
42 基板
46、48 シャッター

【特許請求の範囲】
【請求項1】 導電性平板状体よりなり、この導電性平板状体の上面部分に複数の筒状体からなる蒸発材料収容部を有することを特徴とする真空蒸着用蒸発材料収容容器。
【請求項2】 導電性平板状体よりなり、この導電性平板状体の上面部分に複数の有底筒状体からなる蒸発材料収容部を有することを特徴とする真空蒸着用蒸発材料収容容器。
【請求項3】 導電性平板状体よりなり、この導電性平板状体の上面部分に複数の開口上面が上記導電性平板状体の上面部より突出する有底筒状体からなる蒸発材料収容部を有することを特徴とする真空蒸着用蒸発材料収容容器。
【請求項4】 上記蒸発材料の収容部である複数の筒状体がすべて同じ孔径であることを特徴とする請求項1乃至3の何れかの項に記載の真空蒸着用蒸発材料収容容器。
【請求項5】 上記蒸発材料の収容部である複数の筒状体のうち、少なくとも一つの孔径が他の孔径と異なることを特徴とする請求項1乃至3の何れかの項に記載の真空蒸着用蒸発材料収容容器。
【請求項6】 上記蒸発材料の収容部である複数の筒状体が底面より開口上面の方が大きい放射状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかの項に記載の真空蒸着用蒸発材料収容容器。
【請求項7】 上面部分に蒸発材料の収容部となる複数の筒状体を設けた導電性平板状体と、上記平板状体上に被せて蓋部とする少なくとも一つの貫通孔を設けた導電性平板状体とよりなることを特徴とする請求項1乃至6の何れかの項に記載の真空蒸着用蒸発材料収容容器。
【請求項8】 上記蓋部とする導電性平板状体に設けた少なくとも一つの貫通孔が底面より開口上面の方が大きい放射状に形成されていることを特徴とする請求項7に記載の真空蒸着用蒸発材料収容容器。
【請求項9】 上記導電性平板状体がカーボン製であることを特徴とする請求項1乃至8の何れかの項に記載の真空蒸着用蒸発材料収容容器。

【図1】
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【図2】
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【図7】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図8】
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