説明

眼疲労治癒具

【課題】目の疲労を簡単な構造で容易に治癒することの可能な眼疲労治癒具を提供する。
【解決手段】少なくとも一方の眼球部を覆うアイカップと、上記アイカップの内部に設けられ温冷水などの流体を収容する流体収容部と、上記流体収容部に流体を給送する流体給送パイプと、上記流体給送パイプに配置された昇圧ポンプ手段とを備え、上記流体収容部には、上記流体の温度を眼球部に伝導する触圧パッド部材を設け、この触圧パッド部材は上記流体収容部に収容された流体の圧力に応じて眼球部を押圧する押圧力を調整可能に構成し、上記昇圧ポンプ手段は、上記流体収容部の流体圧力を強弱調整可能に構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、眼球の周辺を押圧することによりマッサージ効果が得られ、眼球の周辺を冷却または保温することにより、目の疲れや眼精疲労感を緩和し、眼球機能を回復又は向上させるための眼疲労治癒具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の眼疲労治癒具としては種々の構造が知られ、人体の眼疲労を冷却治療、加温治療、マッサージ治療するものが知られている。そしてその構造としてはゴーグル状の装着器を眼球部に装着し、内部に冷水又は温水を給送して眼球を温度刺激するもの、或いはアイマスク状の装着器を眼球部に装着し、内部に埋設したバイブレータでマッサージ効果を及ぼすもの、更にはコップ状の装着器を眼球部に装着し、内部に洗眼剤を給送して眼球を洗眼するものが知られている。
【0003】
例えば特許文献1には、人体の眼球を洗眼する機器としてカップ状の装着器具を眼球部に装着し、この器具内部に冷水又は温水を水道管から供給する治療具が提案されている。
また、特許文献2には、アイマスク状の装着器具を眼球部に装着し、この器具内部には内蔵されたバイブレータで眼球にマッサージ刺激を作用させる治療具が提案されている。
【特許文献1】特開平9−108294号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述のように人体の眼球部(眼球部自体及びその周縁部)に温度刺激を与えて治癒する方法および手指で指圧して治癒する方法が知られている。このような治癒器具としては前掲特許文献1のように、眼球部に窪みを有するアイマスク或いはゴーグル状に眼球部を覆って内部に温冷水などの流体を供給するか、内部に収容した加圧パッドをバイブレータで加震する方法が知られている。
【0005】
ところが眼、頭などの疲労感は、複合的な刺激作用と同時に症状に応じた手当が好適である。つまり例えば目の網膜などの中枢神経は心地良い強さとリズムでポイント(ツボ)を押圧することが要求される。これに対し従来の治癒具はバイブレータなどの機械的振動で眼球部をマッサージしているため使用者の症状に合った心地良い強さとリズムで押圧することは困難であった。また従来の目の疲労治癒具は、眼球周縁をマッサージする指圧作用と、眼球周縁を温水浴、或いは冷水浴する熱的刺激作用とを同時に作用させて治療するものは知られていない。
【0006】
そこで本発明者は、目の疲労治癒のために眼球及びその周縁に温冷熱刺激と、温冷浴刺激と、指圧刺激を同時に作用させることによってより効果的な治療効果を得ることが可能との着想に至った。更にこの熱刺激、浴刺激、指圧刺激を安定した状態で長時間作用させることと、これらの刺激を使用者が簡単に強弱調整することが可能な治癒具を案出するに至った。
【0007】
本発明は目の疲労を簡単な構造で容易に治癒することの可能な眼疲労治癒具の提供をその課題としている。
更に本発明は眼球部に熱的刺激と同時に指圧的刺激を同時に作用させことが可能であり、同時にその強弱を簡単に調整することが可能な眼疲労治癒具の提供をその課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
人体の眼球部に装着する眼疲労治癒具であって、少なくとも一方の眼球部を覆うアイカップと、上記アイカップの内部に設けられ温冷水などの流体を収容する流体収容部と、上記流体収容部に流体を給送する流体給送パイプと、上記流体給送パイプに配置された昇圧ポンプ手段とを備え、上記流体収容部には、上記流体の温度を眼球部に伝導する触圧パッド部材を設け、この触圧パッド部材は上記流体収容部に収容された流体の圧力に応じて眼球部を押圧する押圧力を調整可能に構成し、上記昇圧ポンプ手段は、上記流体収容部の流体圧力を強弱調整可能に構成する。
【0009】
前記触圧パッド部材は、前記アイカップの眼球部と対面する位置で前記流体収容部に隔壁状に配置すると共に、内部の流体圧力に応じて膨縮する弾性材料で構成する。
【0010】
前記触圧パッド部材には、人体の眼球部と対面する側に眼球及び/又は眼縁部に刺激を及ぼす触圧突起を設ける。
【0011】
前記アイカップは、略々人体の眼球部の周縁を覆うフランジ部と、このフランジ部に囲周された凹陥部から成る流体収容部とを備え、上記凹陥部には、前記触圧パッド部材を着脱可能に装着し、(1)この凹陥部に触圧パッド部材が装着された状態で、眼球部には流体温度と流体圧力がこの触圧パッド部材を介して作用し、(2)上記凹陥部に触圧パッド部材が装着されていない状態で、眼球部には上記凹陥部に供給された流体が直接作用するように構成する。
【0012】
前記流体収容部を形成する凹陥部には、前記流体給送パイプに連なる流体吐出ノズルを配置し、前記流体収容部に触圧パッド部材が装着されていないとき、上記流体吐出ノズルは、人体の眼球部に噴霧状に流体を射出するか、又はジェット流状に流体を射出するか選択可能な吐出弁を備える。
【0013】
前記流体吐出ノズルに配置されたジェット流状に流体を射出する吐出弁は、流体吐出方向を位置変更可能に構成する。
【発明の効果】
【0014】
本発明は、人体の眼球部に流体収容部を有するアイカップを装着し、この流体収容部に設けた触圧パッド部材を介して眼球部に流体の温度と圧力を作用させるようにしたものであるから次の効果を奏する。
【0015】
眼球部に熱的刺激と同時に指圧的刺激を安定した条件で同時に作用させることができる。つまり、アイカップに設けた触圧パッドで眼球部にパッド内部の流体の熱と圧力を眼球に作用させるものであるから、アイカップに供給する流体(温冷水など)の温度で熱的刺激を、圧力で指圧刺激を眼球に作用させることが出来る。
【0016】
また、眼球部に作用させる指圧刺激と熱的刺激はアイカップに供給する流体、例えば温水、風呂浴水などで長時間安定した温度に維持することが出来る。
【0017】
更に本発明は、アイカップに供給する流体の温度を高低調整することによって熱的刺激を調整することが可能であり、同時にアイカップ内に収容した流体の圧力を高低調整することによって指圧刺激を簡単に調整することが出来る。特に流体の圧力の大小を例えば手動ポンプで使用者が手加減するように構成することによって好適な心地良い刺激を眼球に与えることが可能となる。
【0018】
本発明はこのように眼球部に装着するアイカップと、このアイカップに設けた触圧パッドで熱的刺激と指圧刺激を同時に作用させ、その刺激の強弱はアイカップに供給する温冷水などの流体で調整するため、至って簡単な構造で眼球部の症状に適した好適な心地良い刺激を作用させることが出来る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、図示の好適な実施の形態に基づいて本発明を詳述する。図1は、本発明に係わる眼疲労治癒具Aの説明図であり、図2は図1の装置の使用形態を表す全体斜視図であり、図3は触圧パッドの装着状態を示す説明図である。
【0020】
[眼疲労治癒具の構成]
図1(a)に示す眼疲労治癒具Aはアイカップ3と、このアイカップ内部に形成された流体収容部31と、この収容部内の流体Lの熱と圧力を眼球Gに伝達する触圧パッド5とから構成されている。
【0021】
上記アイカップ3は、人体の眼球Gの少なくとも一方を覆うような形状に形成される。このアイカップ3は、ゴーグル形状、カップ形状、アイマスク形状など眼球Gの一方又は双方を覆う形状に構成される。上記アイカップ3は、比較的固い例えば合成樹脂などのハードケースか、比較的柔らかい布、フィルムなどのソフトケースで構成される。また、眼球Gに対面する位置に凹陥部が形成され、この凹陥部は後述する流体収容部31を構成する。このようにアイカップ3はコップ形状、ゴーグル形状、アイマスク形状など適宜形状で眼球Gの周囲を覆うように形成される。
【0022】
そしてアイカップ3の周囲は人体の眼球部周縁を覆うようにフランジ部32が設けられ、このフランジ部32は人体の顔面にフィットするように弾力性に富んだ材料、例えばゴム質材で形成されている。このようにアイカップ3の周縁のフランジ部32を使用者の顔面にフィットして機密性を保持するように弾性部材で構成したのは後述する凹陥部(流体収容部)31に収納した流体Lが漏れ出さないようにするためである。
【0023】
上記アイカップ3には人体の顔に装着するように頭部装着バンド4或いは耳部装着つる(眼鏡のツル形状(不図示))が設けられている。
【0024】
上記触圧パッド5は、アイカップ3の凹陥部(流体収容部;以下同様)31で眼球Gと対面する位置(図3参照)に配置され、アイカップ3に一体的に取り付けられるか、又は、着脱可能に取り付けられる。図示のものはアイカップ3のフランジ部32に形成されたホゾ溝3xに嵌合され着脱自在に取り付けられるようになっている。そしてこの触圧パッド5は後述する治癒目的に応じてアイカップ3の凹陥部31に装着するようになっている。この他、触圧パッド5はアイカップ3のフランジ部32に一体的に例えば接着剤などで固着しても良い。
【0025】
上記触圧パッド5は凹陥部31に収容される流体L(温水、冷水など)の温度を眼球Gに伝達するようにプラスチックフィルム材、ゴムフィルム材などの熱伝導性材料(熱伝導率を有する材料であればその伝導率の大小は問わない)で構成されている。またこの触圧パッド5は弾性部材で、凹陥部31に収容される流体Lの圧力で膨縮して眼球Gを指圧するように構成されている(図3(c)参照)。
【0026】
そして上記触圧パッド5の表面には眼球周縁のツボに適合する位置に突起52、53が設けてあり、流体Lの圧力で膨縮する突起52、53で眼球G或いはその周縁のツボを指圧するようにないっている。
【0027】
上記アイカップ3には前述の凹陥部31が設けられ、この凹陥部31には流体Lが供給されるようになっている。つまりアイカップ3には供給口10が設けられ、この供給口10は凹陥部31に連通する位置に配置されている。そして供給口10には流体供給パイプ15(以下「供給パイプ」という)が連結され、供給パイプ15の基端部には流体Lの貯湯タンク26が配置されている。この貯湯タンク26には手動ポンプ25が内蔵されている。手動ポンプ25は図示しないがハンドル25hに連結したピストンが貯湯タンク26の一部に設けたシリンダに嵌合され、このピストンをハンドル25hでシリンダ内を往復動させることによって貯湯タンク内の流体Lをアイカップ側に供給するように構成されている。
【0028】
また上記供給パイプ15には昇圧タンク13が設けてあり、手動ポンプ25で送られた流体Lの圧力を貯圧して安定化させるようになっている。図示11は開閉弁であり、凹陥部(流体収容部)31から流体(温冷水)を抜くドレンパイプ11dに設けられている。また図示12は逆止弁であり、昇圧タンク内の流体の圧力を調整する。図示14は空気抜き用の開閉弁である。
【0029】
[作用の説明]
上述のように構成された眼疲労治癒具Aは、入浴中に浴槽内の温水を利用して目を治癒するときと、通常の生活中(入浴外使用)に温冷水で目を治癒するときにそれぞれ「触圧パッド付アイカップの使用態様」と「触圧パッドなしのアイカップの使用態様」で使用される。各使用態様について説明する。
【0030】
「浴水を利用する場合の治癒作用」
まず「入浴中の治癒」は、アイカップ3の流体収容部31に浴槽水を供給して治癒する。この場合には、前述の供給パイプ15から貯湯タンク26を取り外して、供給パイプ15を直接浴槽内に配置する。また、前述の触圧パッド5はアイカップ3に装着した状態か、触圧パッドなしの状態でアイカップ3を準備する。そこでこのアイカップ3を顔面に装着する。このアイカップ3の装着は例えば頭部装着バンド4で装着する。そして使用者は手動ポンプ25のハンドル25hを操作する。これと同時に凹陥部(流体収容部)内の空気を抜く開閉弁14を解放する。
【0031】
次いで使用者は手動ポンプ25のハンドル25hを装置して、浴槽内の温水を凹陥部(流体収容部)31に収容する。すると凹陥部(流体収容部)31には湯水が送り込まれ、ハンドル25hの操作に伴って凹陥部(流体収容部)内に充満される。この流体収容部31に収容された流体温度は眼球部に温浴効果として作用する。このとき使用者は開閉弁14を閉鎖して流体収容部31を密閉状態に保持し、手動ポンプ25のハンドル25hを操作する。すると浴槽内の温水は流体収容部31に過剰に供給される。この過剰に供給された温浴水は昇圧タンク13で昇圧される。このように昇圧された温浴水は触圧パッド5を介して眼球G及びその周縁部を加圧マッサージする。
【0032】
従って触圧パッド5はハンドル25hの操作加減で眼球Gに作用する触圧パッド5の押圧力を心地良い最適条件に調整することが可能となる。また、触圧パッド5の表面に突起52、53を設けた場合にはこの突起52、53が眼細胞のツボを押圧刺激することとなる。このように簡単な構造で眼疲労を安価に治癒することが可能となる。
【0033】
更に、図3(d)に示すように供給パイプ15の基端部に空気供給用のポンプ29を取付けて使用することも可能であり、以下にその作用について詳述する。アイカップ3に設けられた供給口10に供給パイプ15を連結し、流体収容部31に流体Lを収容した状態で開閉弁14を開放する。供給パイプ15の基端部に空気供給用のポンプ29を配置し、ポンプ29を押圧することによって、流体収容部内に空気が供給される。この時、流体収容部31に収容されている流体Lが、供給された空気により振動を起こし、眼球G及びその周縁部をマッサージする。
【0034】
また、上述のアイカップ3は内部に触圧パッド5を装着しない状態で眼球治癒することが可能であり、この場合にはアイカップ3に供給された温冷水を使用者の眼球部Gに直接シャワ水(温冷水)を照射する。その態様について説明する。図示のものはアイカップ3に触圧パッド5を装着しない状態(図4参照)で凹陥部31に形成されている供給口10から温冷水を照射する。
【0035】
このため、供給口10にはノズル40が設けられ、このノズル40は「ジェット流を吐出するジェット流治癒」と「霧状のシャワ流を吐出するシャワ流治癒」とに置換可能に構成されている。供給口10に取り付けられたノズル40を回転させることにより、直射状態とシャワ状態の切換を行うように構成されている。以下その構造について詳述する。
【0036】
供給パイプ15とノズル40はジョイント部材20を介して接続されている。ノズル40には吐出部41が備えられ、吐出部41は、中央吐出部42およびその周囲に配置されたシャワ吐出部43を有している。図4(b)及び(c)に示すようにノズル40はジョイント部材20とねじ合わされて固定されている。ノズル内には直射用通水路45及びシャワ用通水路46が形成され、ノズル40を回動して前後に移動させることにより吐出状態の切換が出来るように構成されている。
【0037】
また、供給口10とノズル40とは結合部材47を介して組み合わされており、互いの嵌合部はボール形状になっているので、吐出方向を自在に変えられるように構成される。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明に係わる眼疲労治癒具の説明図であり、(a)は全体斜視図を示し、(b)は触圧パッドの形状説明図であり、(c)は(b)と異なる触圧パッドの説明図。
【図2】図1の装置の使用形態を表す全体斜視図。
【図3】図2の装置に於ける流体収容部の構成図であり、(a)はアイカップと触圧パッドの取付構造を示す斜視図であり、(b)は流体収容部に流体が供給された状態の説明図であり、(c)は眼疲労治癒具の装着状態図を示し、(d)はアイカップに空気を供給した状態の説明図。
【図4】触圧パッドを装着しない使用状態の説明図であり、(a)はノズルの噴射を示す説明図であり、(b)はノズルの直射状態を示し、(c)はノズルの霧状態を示す。
【符号の説明】
【0039】
A 眼疲労治癒具
G 眼球
L 流体
3 アイカップ
3x ホゾ溝
4 装着バンド
5 触圧パッド
10 供給口
11 開閉弁
11d ドレンパイプ
12 逆止弁
13 昇圧タンク
14 開閉弁(空気抜き用)
15 供給パイプ
25 手動ポンプ
25h ハンドル
26 貯湯タンク
31 流体収容部(凹陥部)
32 フランジ部
40 ノズル
41 吐出部
52 突起
53 突起

【特許請求の範囲】
【請求項1】
人体の眼球部に装着する眼疲労治癒具であって、
少なくとも一方の眼球部を覆うアイカップと、
上記アイカップの内部に設けられ温冷水などの流体を収容する流体収容部と、
上記流体収容部に流体を給送する流体給送パイプと、
上記流体給送パイプに配置された昇圧ポンプ手段と、
を備え、
上記流体収容部には、上記流体の温度を眼球部に伝導する触圧パッド部材が設けられ、
この触圧パッド部材は上記流体収容部に収容された流体の圧力に応じて眼球部を押圧する押圧力が調整可能に構成され、
上記昇圧ポンプ手段は、上記流体収容部の流体圧力を強弱調整可能に構成されていることを特徴とする眼疲労治癒具。
【請求項2】
前記触圧パッド部材は、
前記アイカップの眼球部と対面する位置で前記流体収容部に隔壁状に配置されると共に、
内部の流体圧力に応じて膨縮する弾性材料で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の眼疲労治癒具。
【請求項3】
前記触圧パッド部材には、人体の眼球部と対面する側に眼球及び/又は眼縁部に刺激を及ぼす触圧突起が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の眼疲労治癒具。
【請求項4】
前記アイカップは、略々人体の眼球部の周縁を覆うフランジ部と、このフランジ部に囲周された凹陥部から成る流体収容部とを備え、
上記凹陥部には、前記触圧パッド部材が着脱可能に装着され、
(1)この凹陥部に触圧パッド部材が装着された状態で、眼球部には流体温度と流体圧力がこの触圧パッド部材を介して作用し、
(2)上記凹陥部に触圧パッド部材が装着されていない状態で、眼球部には上記凹陥部に供給された流体が直接作用する、
ように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の眼疲労治癒具。
【請求項5】
前記流体収容部を形成する凹陥部には、前記流体給送パイプに連なる流体吐出ノズルが配置され、
前記流体収容部に触圧パッド部材が装着されていないとき、上記流体吐出ノズルは、人体の眼球部に噴霧状に流体を射出するか、又はジェット流状に流体を射出するか選択可能な吐出弁を備えていることを特徴とする請求項4に記載の眼疲労治癒具。
【請求項6】
前記流体吐出ノズルに配置されたジェット流状に流体を射出する吐出弁は、流体吐出方向が位置変更可能に構成されていることを特徴とする請求項5に記載の眼疲労治癒具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−63542(P2010−63542A)
【公開日】平成22年3月25日(2010.3.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−231222(P2008−231222)
【出願日】平成20年9月9日(2008.9.9)
【出願人】(508273289)
【Fターム(参考)】