説明

着脱自在庇装置

【課題】 ペンキ塗り等の塗料塗布作業等において飛散する塗料等の付着や落下を防止する。
【解決手段】 クリップ1と、クリップ1に固着された帯状板体2と、帯状板体2のシート取付部2bに取付けられたシート3とからなる。帯状板体2の先端2cは、クリップ1と共に物体6を挟持可能なように、クリップ1の一方の挟持体11の基部11bの内面側からもう一方の挟持体12の挟持部12aの方に向けて突出して設けられている。クリップ1および帯状板体2をクリップ1によって庇設置場所において所定間隔をあけて複数取付け、このように複数の箇所に取付けたクリップ1および帯状板体2のそれぞれのシート取付部2b間にシート3を張り渡して庇を形成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ペンキ塗り等の塗料塗布作業等において、塗料や薬品等が建物や窓、雨戸等に付着しないように、塗料塗布作業等の作業現場(以下、「作業現場」という)に容易に庇(ひさし)を設けることができ、また、撤収も容易である着脱自在庇装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
例えば、建物の周囲にペンキを塗る塗料塗布作業を行なう場合、作業現場から飛散した塗料や薬品等が建物の壁や窓、雨戸等に付着し、また、落下して建物の周囲に駐車中、通行中の自動車等の車両やその他の載置物、あるいは、通行人にも付着する。
【0003】
従来の塗料付着防止対策として、建物の壁や窓、雨戸の外側にシートを貼り付けたり建物の周囲にシートを被覆することが行われている。また、自動車に直接シートを被せたり、建物の周囲に立入禁止スペースを設けて人の出入りを規制するなどの措置も行われている。
【0004】
しかしながら、建物の壁や窓、雨戸等の外側にシートを貼り付けるのは手間がかかり、建物の周囲をシートで被覆するには、建物の外側に足場を設けねばならない。
【0005】
駐車している自動車等の車両のそれぞれにシートをかけるのは手間がかかり、車両移動の際にシートを取外さねばならず、また、シートを取外すときにシートに付着している塗料等が外す人に付着する。
【0006】
更に、人が建物に近付かないように建物の周囲をロープ等によって囲って立入禁止区域とすると、その区域が使用不能スペースとなり建物への入退場や通行の妨げとなる。
【0007】
我々は上述の課題を解決するべく研究を重ねた結果、作業現場に庇を設けることにより、飛散した塗料等の付着や落下を防止することができることを見出した。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、従来の庇は、雨の吹込み防止や、日除け、日差しの緩和が目的であり、ある程度の強度を必要とし、また、設置された場所にそのまま長期的に設けておくもので、設置期間が塗料塗布作業期間内のような短期間に限られるようなものではなかった。また、着脱を随時行うことを前提とするものではなかった。
【0009】
従って、本発明の目的は、ペンキ塗り等の塗料塗布作業中に飛散した塗料等の付着や落下を防止することができ、塗料塗布作業期間内のような短期間の設置を目的とし、作業現場において容易に取付けることができ作業終了後は速やかに取外すことができる、着脱自在庇装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の課題を解決するために、本発明は以下の特徴を有する。
[1] 物体を挟持可能なクリップ(1)と、前記クリップ(1)に固着された長尺体(2)と、前記長尺体(2)に取付け自在のシート(3)とを備え、前記長尺体(2)は、前記クリップ(1)に固着されている固着部(2a)と、前記クリップ(1)から突き出して設けられているシート取付部(2b)とからなり、前記シート(3)は、前記長尺体(2)の前記シート取付部(2b)に取付けられる着脱自在庇装置。
[2] 前記長尺体(2)の前記固着部(2a)は、前記クリップ(1)の内側において、前記クリップ(1)を構成する2つの挟持体(11)、(12)のうちの一方の挟持体(11)の内面側に固着され、更に、前記長尺体(2)が前記挟持体(11)、(12)と共に物体を挟持可能なように、前記長尺体(2)の先端(2c)が、前記一方の挟持体(11)の内面側からもう一方の挟持体(12)の方に向けて突出して設けられている前記[1]記載の着脱自在庇装置。
[3] 前記クリップ(1)および前記長尺体(2)が前記クリップ(1)によって庇設置場所において所定間隔をあけて複数取付けられ、このように複数の箇所に取付けられた前記クリップ(1)および前記長尺体(2)のそれぞれの前記シート取付部(2b)間に前記シート(3)が張り渡され、かくして庇が形成される前記[1]または[2]記載の着脱自在庇装置。
[4] 前記クリップ(1)および前記長尺体(2)を前記クリップ(1)によって庇設置場所に取付けたときに、前記長尺体(2)の前記シート取付部(2b)がほぼ水平になるように、前記長尺体(2)は前記固着部(2a)と前記シート取付部(2b)との境目において所定角度折れ曲がっている前記[1]から[3]のうちのいずれか1つに記載の着脱自在庇装置。
[5] 前記クリップ(1)および前記長尺体(2)を前記クリップ(1)によって庇設置場所に取付けたときに、前記長尺体(2)の前記シート取付部(2b)がほぼ水平になるように、前記クリップ(1)の挟持体(11)、(12)が所定角度折れ曲がっている前記[1]から[4]のうちの何れか1つに記載の着脱自在庇装置。
【発明の効果】
【0011】
1.本発明の着脱自在庇装置によれば、クリップから突き出した長尺体に取付けられたシートが庇となり、ペンキ塗り等の作業現場の下方において、ペンキ塗り等の塗料塗布作業中に飛散した塗料や薬品等が建物の壁や窓、雨戸等に付着したり下方に落下するのを防止することができる。
【0012】
2.クリップ式のため、作業現場に容易に取付けることができ、作業の終了により容易に取外すことができる。
【0013】
3.クリップ式のため、建物に設けられている突出部(被挟持物)を挟持することにより容易に固定することができ、ボルト止めや釘打ち作業を行なわずに庇を設置することができる。
【0014】
4.長尺体の先端を、クリップを構成する一方の挟持体からもう一方の挟持体の方に向けて突出させて設けることにより、この突出した長尺体の先端がクリップの内側において、一方の挟持体と被挟持物(物体)との間にできる空間に介在する突っかい物となるため、被挟持物(物体)を挟持したクリップを、長尺体を水平に保持したままの状態で不動に固定することができる。
【0015】
5.塗料塗布作業中に飛散した塗料等の付着や落下防止が目的なので、シートとしてビニール等の薄手で軽量のものを用いることができる。また、日除けや日差しの緩和が目的でないのでシートとしてビニール等の透明のものを用いることができる。
【0016】
6.クリップおよび長尺体を庇設置場所において所定間隔をあけて複数の箇所に取付け、この複数の箇所に取付けたクリップおよび長尺体のそれぞれの長尺体間にシートを張り渡すという簡易な作業により容易に庇を形成することができる。
【0017】
7.長尺体やクリップを所定角度折り曲げて構成することにより、クリップから長尺体を水平に突き出してシートを水平に張り出すことができる。このように突出部(被挟持物)の突出角度や形状等の状況に対応することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
次に、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
【0019】
図1は、本発明の実施の形態を示す側面図、図2は、物体を挟持した状態で示す側面図、図3は、平面図、図4は、図3のX−X線断面図、図5は、斜視図、図6は、窓枠に設置された状態で示す側面図、図7は、正面図、図8は、平面図である。なお、図3、図5中の帯状板体2の目視できない部分、図3中の軸4、コイルばね5の目視できない部分を、説明のため点線によって示している。
【0020】
図面に示すように、本発明の着脱自在庇装置は、クリップ1と、クリップ1に固着された帯状板体2と、帯状板体2に取付け自在のシート3とを備えている。
【0021】
物体を両側から挟むためのクリップ1は、クリップ部材である2つの挟持体11および12により構成されている。挟持体11、12の先端部は幅方向に広がって挟持部11a、12aが形成されている(図3、図5)。
【0022】
挟持体11、12の基部11b、12bの中央の幅方向両側には、重ね合わせ部11c、12cが基部11b、12bに対して内側に直角に折れ曲がって設けられている。基部11b、12bの幅方向両側で重ね合わせ部11cと12cとが重なっており、この両側の重ね合わせ部11c、12cを貫通して設けられた軸4によって、挟持体11と12とが回動可能に軸着されている。
【0023】
軸4の周囲には、コイルばね5が巻き付けられており、このコイルばね5の両先端はそれぞれ基部11b、12bの尾端部の内面側と当接している。かくして、コイルばね5のばね圧によりクリップ1が挟持部11a、12aにおいて閉じる力、すなわち、挟持部11aと12aとが接近して物体6(図2)を挟持する力が与えられる。かくして、クリップ1は所定の庇設置場所において被挟持物(物体6)を挟持可能である。コイルばね5のばね圧によりクリップ1が閉じると、挟持体11と12との先端同士が接触し、挟持部11aと12aとの間に空間ができる(図1)。挟持部12aの内面側には滑り止めのゴム7が貼り着けられている。
【0024】
帯状板体2は、幅よりも厚さの方が短い長尺体からなっている。本実施の形態では、このような帯状板体2を長尺体として用いる(図1〜5)。帯状板体(長尺体)2は、その一端部である固着部2aが、クリップ1の内側において、一方の挟持体11の基部11bの内面側に固着されている。帯状板体2の残りの部分はクリップ1から突き出してシート取付部2bが形成されている。
【0025】
クリップ1の一方の挟持体11の基部11bの内面側に固着部2aが固着された帯状板体2の先端2cは、挟持体11の基部11bの内面側からもう一方の挟持体12の挟持部12aの方に向けて突出して設けられている。帯状板体2の先端2cをこのように突出させることにより、図2に示すように、クリップ1の内側において、先端2cが一方の挟持体11と物体6との間にできた空間に介在する突っかい物となって挟持体11を支えることができる。これにより、クリップ1が図2に示す矢印Aの方向に傾くのが防止され、物体6を挟持したクリップ1が物体6を挟持したまま帯状板体2のシート取付部2bを水平に保持したまま(図2、図6)の状態で不動に固定される。帯状板体2の先端2cに、滑り止めのゴムを被覆して設けてもよい(図示せず)。
【0026】
帯状板体2は、クリップ1から突き出したシート取付部2が、ほぼ直線状態を維持できる硬度を有する材料からなっている。このような材料として、鋼等の金属、グラスファイバーやプラスチック等が挙げられるがこれらに限定されない。クリップ1から突き出したシート取付け部2bに多少の曲がり(彎曲)が生じても、シートの取付け、すなわち、庇の形成が可能であれば問題は無い。帯状板体2の厚さ(断面形状)やシート取付部2bの長さは、用いられた材料との兼ね合いで決定される。
【0027】
また、帯状板体2のシート取付部2bは、継ぎ足しをすることができる構造としてもよい。これによりシート取付部2bの長さを可変とすることができる。
【0028】
帯状板体2のシート取付部2bに、シート3を取付ける手段は特に限定されない。接着剤による貼り着けや固定冶具により固定する手段、あるいは、シート3の端部を折り畳んで帯状板体2を挿入できるように袋状にしておきそこにシート取付部2bを差し込み固定してもよい。
【0029】
また、本発明は、ペンキ塗り等の塗料塗布作業中に飛散した塗料等の付着や落下を防止するのが主目的であり、シート3としてビニールのような薄手で軽量のものを用いることができる。また、日除けや日差しの緩和が目的でないので、ビニールのような透明のものを用いることができる。本実施の形態においては、シート3として透明のビニールシートが用いられている。
【0030】
ペンキ塗り等の塗料塗布作業において、飛散した塗料等の付着や落下の防止効率を向上するために、庇をなるべく広く張り出すべく、シート3の張り出し方向は水平方向がよい。このため、帯状板体2のシート取付部2bは、なるべく水平に突き出されたほうがよい。しかしながら、庇設置場所(作業現場)における被挟持物の状態によって、クリップ1を取付ける状況は異なってくる。例えば、被挟持物として、図6に示すような窓枠9の上部の突出部9aを利用するような場合には、該突出部9aが鉛直下方に突出しているので、クリップ1を突出部9aの下方から取付けねばならない。従って、シート取付部2bの突き出し方向を水平にもっていくために、本実施の形態においては、クリップ1および帯状板体2を折り曲げた構成としている。すなわち、クリップ1は、挟持体11、12の挟持部11a、12aと基部11b、12bとの境目において所定角度折れ曲がって設けられ、帯状板体2は、固着部2aとシート取付部2bとの境目において所定角度折れ曲がって設けられている。このように、クリップ1および帯状板体2を折り曲げた構成とすることによって、シート取付部2bを水平に設けることができる。被挟持物(突出部)の状況によっては、クリップ1および帯状板体2のうちの何れか一方のみを上記の折れ曲がりを設けた構成としてもよい。
【0031】
また、シート3を図2、図6に示すような水平でなく、所定の角度傾斜して張り出すこともできる。この場合は、クリップ1や帯状板体2の折れ曲がり角度を調整し、シート取付部2bが所定の傾斜角度で突き出すように設ければよい。
【0032】
本実施の形態では、上記のように長尺体として帯状板体を用いているが、本発明においては、帯状板体の他にも、例えば、断面が円形や多角形の棒鋼のような中実の棒状体や、パイプのような中空の筒状体を用いることもできる。棒状体や筒状体の材料としても、金属、グラスファイバーやプラスチック等を用いることができる。棒状体の断面積やシート取付部の長さ、筒状体の口径、筒の厚さやシート取付部の長さは、用いられた材料との兼ね合いで決定される。
【0033】
次に、本発明による庇の設定手順を説明する。帯状板体2が固着されている図1に示すクリップ1(以下、「クリップ1および帯状板体2」で説明する)を2組用意する。1組目のクリップ1および帯状板体2を、クリップ1によって被挟持物を挟持することにより庇設置場所に取付ける。次いで、2組目のクリップ1および帯状板体2を、1組目と所定間隔離れた位置に、クリップ1によって被挟持物を挟持して取付ける。このように所定間隔をあけて2箇所に取付けられた、1組目のクリップ1および帯状板体2のシート取付部2bと、2組目のクリップ1および帯状板体2のシート取付部2bとの間にシート3を張り渡す。このような簡単な作業により容易に庇が形成される。
【0034】
また、本発明による、庇の他の設定手順を説明する。2組のクリップ1および帯状板体2のそれぞれのシート取付部2bに、予めシート3を取付けておく。そして、2組のクリップ1および帯状板体2を所定間隔をあけて庇設置場所に取付ける。これにより、シート3がそれぞれのシート取付部2bと2bとの間に張り渡され、庇が形成される。
【0035】
本発明は、作業現場の広さや凹凸等の形状に応じて、クリップ1および帯状板体2を3組以上用意して3箇所以上に取付け、取付けた各箇所のシート取付部2b間にシート3を張り渡せば広範囲に庇を設置することができる。
【実施例1】
【0036】
次に、塗料塗布作業の現場において庇を設置する実施例を説明する。
【0037】
図6〜8に示すように、本実施例においては、塗料塗布作業は窓枠9の上方で行なわれているものとする。窓枠9の上部には突出部9aが設けられている(図6)。この突出部9aを利用して庇を設置する。10は雨戸である。
【0038】
まず、帯状板体2が固着されているクリップ1(クリップ1および帯状板体2)を2組用意する。窓枠9の一方側の端部に1組目のクリップ1および帯状板体2を配し、クリップ1を開いて一方の挟持体12aを下方から雨戸10と突出部9a(物体6)との隙間から差込み、図2、図6に示すように、挟持部11a、12aと帯状板体2の先端2cとによって突出部9a(物体6)を挟持する。帯状板体2の先端2cが突っかい物として作用するためクリップ1が突出部9a(物体6)に不動に固定され、シート取付部2bがクリップ1から突き出して水平に設けられる。次いで、窓枠9の他方側の端部に2組目のクリップ1および帯状板体2を配し、同様にクリップ1により突出部9a(物体6)を挟持してシート取付部2bを水平に設ける。このようにして2組のクリップ1および帯状板体2を取付けたら、それぞれのシート取付部2bと2bとの間にシート3を張り渡して庇を形成する。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本発明の実施の形態を示す側面図である。
【図2】本発明の実施の形態を物体を挟持した状態で示す側面図である。
【図3】本発明の実施の形態を示す平面図である。
【図4】図3のX−X線断面図である。
【図5】本発明の実施の形態を示す斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る庇装置が窓枠に設置された状態を一部を断面で示す側面図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る庇装置が窓枠に設置された状態を示す正面図である。
【図8】本発明の実施の形態に係る庇装置が窓枠に設置された状態を示す平面図である。
【符号の説明】
【0040】
1 クリップ
11、12 クリップを構成する挟持体
11a、12a 挟持体の挟持部
11b、12b 挟持体の基部
11c、12c 挟持体の重ね合わせ部
2 帯状板体(長尺体)
2a 固着部
2b シート取付部
2c 先端
3 シート
4 軸
5 コイルばね
6 物体
7 ゴム
8 建物
9 窓枠
9a 突出部
10 雨戸

【特許請求の範囲】
【請求項1】
物体を挟持可能なクリップ(1)と、前記クリップ(1)に固着された長尺体(2)と、前記長尺体(2)に取付け自在のシート(3)とを備え、前記長尺体(2)は、前記クリップ(1)に固着されている固着部(2a)と、前記クリップ(1)から突き出して設けられているシート取付部(2b)とからなり、前記シート(3)は、前記長尺体(2)の前記シート取付部(2b)に取付けられることを特徴とする着脱自在庇装置。
【請求項2】
前記長尺体(2)の前記固着部(2a)は、前記クリップ(1)の内側において、前記クリップ(1)を構成する2つの挟持体(11)、(12)のうちの一方の挟持体(11)の内面側に固着され、更に、前記長尺体(2)が前記挟持体(11)、(12)と共に物体を挟持可能なように、前記長尺体(2)の先端(2c)が、前記一方の挟持体(11)の内面側からもう一方の挟持体(12)の方に向けて突出して設けられている請求項1記載の着脱自在庇装置。
【請求項3】
前記クリップ(1)および前記長尺体(2)が前記クリップ(1)によって庇設置場所において所定間隔をあけて複数取付けられ、このように複数の箇所に取付けられた前記クリップ(1)および前記長尺体(2)のそれぞれの前記シート取付部(2b)間に前記シート(3)が張り渡され、かくして庇が形成される請求項1または2記載の着脱自在庇装置。
【請求項4】
前記クリップ(1)および前記長尺体(2)を前記クリップ(1)によって庇設置場所に取付けたときに、前記長尺体(2)の前記シート取付部(2b)がほぼ水平になるように、前記長尺体(2)は前記固着部(2a)と前記シート取付部(2b)との境目において所定角度折れ曲がっている請求項1から3のうちの何れか1つに記載の着脱自在庇装置。
【請求項5】
前記クリップ(1)および前記長尺体(2)を前記クリップ(1)によって庇設置場所に取付けたときに、前記長尺体(2)の前記シート取付部(2b)がほぼ水平になるように、前記クリップ(1)の挟持体(11)、(12)が所定角度折れ曲がっている請求項1から4のうちの何れか1つに記載の着脱自在庇装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2006−218439(P2006−218439A)
【公開日】平成18年8月24日(2006.8.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−35856(P2005−35856)
【出願日】平成17年2月14日(2005.2.14)
【出願人】(505054287)
【Fターム(参考)】