説明

睡眠状態測定システム、およびこの睡眠状態測定システムに用いられる睡眠状態測定装置。

【課題】被験者の睡眠状態の測定意思に基づき簡易な手段により作動するともに、睡眠状態を確認する情報を、有形の記録媒体によって、簡易に確認することができる睡眠状態測定システムを提供する。
【解決手段】睡眠状態測定システム100は、生体センサ20が接続される睡眠状態測定装置1と、睡眠状態測定装置1に接続される第1のパーソナルコンピュータ30と、第1のパーソナルコンピュータ30に電気通信回線Lにより接続されるとともに、プリンタ装置60が接続されている第2のパーソナルパソコン50を備える。睡眠状態測定装置1は、生体信号の処理の開始を指令する開始指令手段B2と、生体信号の処理の停止を指定する停止指令手段B3と、第1のパーソナルコンピュータ30を介して、プリンタ装置60に備えられている用紙61へ、計測処理した生体処理信号を印刷することを第2のパーソナルコンピュータに指令する印刷指令手段B4と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、就寝時における被験者の睡眠状態を簡易に測定する睡眠状態測定システム、およびこの睡眠状態測定システムに用いられる睡眠状態測定装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、就寝時における被験者の体動を検出し、この体動がなされる頻度等から被験者の睡眠状態を測定する睡眠状態測定装置が提案されている。このような睡眠状態測定装置として、被験者の体動を検出する体動検出手段と、この体動検出手段にて検出される被験者の体動信号を処理する演算手段と、演算手段の出力信号を表示する液晶ディスプレイ等の表示手段とを備え、表示手段に表示される出力信号により睡眠状態を確認するものがある(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平4−109960号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
被験者が睡眠状態を測定される意思があるとき、すなわち、被験者が就寝しているときにのみ、睡眠状態は測定されるべきである。また、睡眠状態の測定は簡易な操作によってなされることが求められる。しかしながら、上記のような睡眠状態測定装置は、このような被験者の測定意思に基づき、簡易な手段により作動するものではない。
【0005】
さらに、上記のような睡眠状態測定装置は、睡眠状態を確認する出力信号は液晶ディスプレイ等の表示手段に表示されるだけである。しかしながら、被験者は、睡眠状態を確認する情報を、液晶ディスプレイ等の表示手段だけではなく、有形の記録媒体によって直接に、かつ、簡易に確認したいという要求がある。
【0006】
ところで、近年、宿泊客を獲得するための営業活動として、宿泊客に対するサービスの多様化ないし差別化を進めているビジネスホテルが多く存在する。このようなビジネスホテルにおいて、宿泊客に睡眠状態の情報を提供することは、宿泊客に対するサービスを充実させるものと考えられる。
【0007】
そして、上記のように、ビジネスホテルの客室において簡易な手段により宿泊者の睡眠状態が測定され、被験者である宿泊客に対し、測定した睡眠状態が提供されれば、ビジネスホテルにおけるサービスの多様化ないし差別化が図られる。
【0008】
そこで、この発明は、被験者の睡眠状態の測定意思に基づき簡易な手段により作動するとともに、睡眠状態を確認する情報を、有形の記録媒体によって直接に、かつ、簡易に確認することができる睡眠状態測定システムを提供すること、およびこの睡眠状態測定システムに用いられる睡眠状態測定装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の睡眠状態測定システムは、就寝時における被験者の生体状態を検出する生体センサと、前記生体センサが接続され、前記生体センサから前記生体状態に対応する生体信号が供給されるとともに、前記生体信号
の処理の開始を指令する開始指令手段と、前記生体信号の処理の停止を指定する停止指令手段とを備え、前記生体信号を処理し、被験者の睡眠状態を示す少なくとも一つ以上の生体処理信号を出力する睡眠状態測定装置と、表示部を有し、前記睡眠状態測定装置が接続され、前記生体処理信号が供給され前記表示部に前記生体処理信号を選択的に表示する第1のパーソナルコンピュータと、を備えることを特徴とする。
【0010】
本発明の請求項2に記載の睡眠状態測定システムは、用紙を備えるプリンタ装置と、前記プリンタ装置が接続されているとともに、前記第1のパーソナルコンピュータに電気通信回線により接続されている第2のパーソナルコンピュータを備え、前記睡眠状態測定装置は、前記第1のパーソナルコンピュータを介して、前記生体処理信号を、前記プリンタ装置に備えられている前記用紙へ印刷することを前記第2のパーソナルコンピュータに指令する印刷指令手段を備えていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
請求項1に記載の睡眠状態測定システムによれば、被験者の開始指令手段としての開始ボタンの操作により鼾音や体動の生体信号の処理を開始するとともに、停止指令手段としての停止ボタンの操作により生体信号の処理を停止するため、被験者の睡眠状態の測定意思に基づき作動する。また、開始指令手段としての開始ボタンおよび停止指令手段としての停止ボタンの操作のみという簡易な手段により睡眠状態を測定することができる。
【0012】
請求項2に記載の睡眠状態測定システムによれば、被験者が睡眠状態の測定の終了後に、印刷指令手段としての印刷ボタンを操作すると被験者の睡眠状態を示す情報として生体処理信号が用紙に印刷される。このように生体処理信号が有形の記録媒体である用紙に印刷されることにより、被験者は、直接かつ簡易に自らの睡眠状態を確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の実施形態における睡眠状態測定システムを示す図である。
【図2】本発明の実施形態における睡眠状態測定装置を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施形態における睡眠状態測定システムのシステムブロック図である。
【図4】本発明の実施形態における睡眠状態測定装置で処置される被験者の鼾音に対応する生体信号成分を示す図である。
【図5】本発明の実施形態における睡眠状態測定装置で処置される被験者の体動に田対応する生体信号成分を示す図である。
【図6】本発明の実施形態における睡眠状態測定装置で処置される被験者の鼾信号を示す図である。
【図7】本発明の実施形態における睡眠状態測定装置で処置される被験者の体動信号を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
次に、この発明の実施形態における睡眠状態測定システムを図1に基づき説明する。睡眠状態測定システム100は、宿泊施設の提供を役務とするビジネスホテルに設置されて良く、客室に設置される生体センサとしてのエアマット式センサ20、睡眠状態測定装置1および第1のパーソナルコンピュータ30、並びにフロントに設置される第2のパーソナルコンピュータ50およびプリンタ装置60を備え、宿泊客である被験者Hの睡眠状態を測定するものである。
【0015】
まず、客室に配置されるエアマット式センサ20、睡眠状態測定装置1および第1のパーソナルコンピュータ30について説明する。
【0016】
生体センサとしてのエアマット式センサ20は、被験者Hが横たわるベッドAのベッド本体A1とマットレスA2の間に配置され、就寝時における被験者Hの生体状態を検出する。エアマット式センサ20は、エアマット式センサ20に伝達される音およびエアマット式センサ20に作用する圧力等を検出することができる。
【0017】
本実施形態では、生体状態である被験者Hが発する鼾音およびマットレスA2を介して伝えられる被験者Hの体動が、エアマット式センサ20内の圧力変化としてエアマット式センサ20により検出される。なお、本実施形態では、生体センサとしてエアマット式センサ20が示されるが、エアマット式センサ20に限られず圧電センサであっても良い。
【0018】
睡眠状態測定装置1は、エアマット式センサ20が接続され、エアマット式センサ20から被験者Hの鼾音および体動である生体状態に対応する生体信号が圧力変化として供給される。上記のように、鼾音による圧力変化は、体動による圧力変化よりも微小であるため、生体信号に含まれる鼾音に対応する生体信号成分は、体動に対応する生体信号成分に対して、微小である。
【0019】
そして、睡眠状態測定装置1は、エアマット式センサ20から供給される生体信号を処理し、被験者の睡眠状態を示す少なくとも一つ以上の生体処理信号を出力する。本実施形態においては、生体処理信号としては、被験者Hが発する鼾音に対応する鼾信号、および被験者Hの体動に対応する体動信号である。なお、睡眠状態測定装置1の詳細については後述する。
【0020】
本実施形態の第1のパーソナルコンピュータ30は、表示部としての液晶ディスプレイ31を一体的に有するラップトップ型のパーソナルコンピュータであり、睡眠状態測定装置1にユニバーサル・シリアル・バス(Universal Serial Bus)(以下「USB」とする。)ケーブル40により接続されている。そして、第1のパーソナルコンピュータ30に睡眠状態測定装置1から供給される生体処理信号としての鼾信号および体動信号は、液晶ディスプレイ31に選択的に表示される。
【0021】
本実施形態では、第1のパーソナルコンピュータ30は、液晶ディスプレイ31を一体的に有するラップトップ型のパーソナルコンピュータであるが、液晶ディスプレイとパーソナルコンピュータ本体が別体であるデスクトップ型のパーソナルコンピュータであって良い。
【0022】
引き続き、ビジネスホテルのフロントに設置される第2のパーソナルコンピュータ50およびプリンタ装置60について説明する。
【0023】
第2のパーソナルコンピュータ50は、用紙61を備えるプリンタ装置60に接続されているとともに、第1のパーソナルコンピュータ30に電気通信回線Lにより接続されている。本実施形態において、電気通信回線Lは、ローカル・エリア・ネットワーク(Local Area Network)(以下「LAN」とする。)回線である。なお、LAN回線は、有線または無線であって良い。
【0024】
次に、図2および図3に基づき、睡眠状態測定装置および睡眠状態測定システムの詳細について説明する。
【0025】
睡眠状態測定装置1は、本体ケース2と、本体ケース2に内包される制御装置3とを備える。本体ケース2の前面部2aには、睡眠状態測定装置1のメインスイッチである電源スイッチB1、開始指令手段としての開始スイッチB2、停止指令手段としての停止スイ
ッチB3、および印刷指令手段としての印刷スイッチB4が設けられている。
【0026】
さらに、本体ケース2の前面部2aには、電源スイッチB1により睡眠状態測定装置1がオン状態になったこときに点灯するパイロットランプL1、測定ランプL2、睡眠状態測定装置1が正常に機能することを示す確認ランプL3、送信ランプL4、および睡眠状態測定装置1が測定不能となったことを示すエラーランプが設けられている。なお、本実施形態において各種ランプ(L1からL5)として、LEDが用いられている。
【0027】
引き続き、睡眠状態測定装置1の制御装置3について図3に基づき説明する。制御装置3は、エアマット式センサ20が接続されるセンシング部4、周波数分離部としてのハイパスフィルタ5、増幅部6、制御部としてのマイコン7、およびUSB送信部8を備えている。
【0028】
センシング部4には、生体状態である被験者Hが発する鼾音および被験者Hの体動に対応する生体信号が供給される。そして、センシング部4に供給された生体信号は、ハイパスフィルタ5およびマイコン7に供給される。
【0029】
ハイパスフィルタ5は、鼾音および体動の双方の生体状態に対応する生体信号成分が重畳されている生体信号から、鼾音の周波数帯を含む予め定められた周波数帯に対応する生体信号成分を抽出し出力する。なお、本実施形態のハイパスフィルタ5のカットオフ周波数は、15Hzに設定されている。
【0030】
そして、増幅部6は、ハイパスフィルタ5により抽出された上記の予め定められた周波数帯の生体信号成分を増幅する。このように、増幅部6により予め定められた周波数帯の生体信号成分が増幅されることにより、鼾音に対応する生体信号成分が増幅される。この増幅された予め定められた周波数帯の生体信号成分の時間変化は図4に示される。
【0031】
マイコン7には、体動に対応する生体信号成分が主に含まれる生体信号がセンシング部4から供給されるとともに、増幅された鼾音に対応する生体信号成分が増幅部6から供給される。この体動に対応する生体信号成分が主に含まれる生体信号の時間変化は図5に示される。
【0032】
そして、マイコン7により、体動に対応する生体信号成分が主に含まれる生体信号、および増幅された鼾音に対応する生体信号成分が積分処理される。本実施形態において、体動に対応する生体信号成分が主に含まれる生体信号の積分処理における積分時間は、約10分であり、増幅された鼾音に対応する生体信号成分の積分処理における積分時間は、約5分である。なお、積分時間は、上記に示す積分時間に限定されないことはいうまでもない。
【0033】
本実施形態において、体動に対応する生体信号成分が主に含まれる生体信号を積分処理して得られる体動信号と、増幅された鼾音に対応する生体信号成分を積分処理して得られる鼾信号との2つの生体処理信号がマイコン7より出力される。この鼾信号の時間変化は図6に示され、体動信号の時間変化は図7に示される。
【0034】
次に、睡眠状態測定装置1に備えられている開始スイッチB2、停止スイッチB3、および印刷スイッチB4について図2および図3に基づき説明する。
【0035】
開始スイッチB2は、睡眠状態測定装置1に対し生体信号の処理の開始を指令する。そして、この指令により、睡眠状態測定装置1は、エアマット式センサ20により検出される生体信号の処理を開始し、処理された生体処理信号の出力を開始する。
【0036】
開始スイッチB2は、被験者Hが就寝する前に睡眠状態の測定を開始したいときに操作され、睡眠状態測定装置1は被験者Hの測定を開始したい意思に基づき、開始スイッチB2のみの操作である簡易な手法により作動を開始するものである。なお、睡眠状態測定装置1が作動を開始すると測定ランプL2が点灯し、被験者Hは、測定ランプL2の点灯により睡眠状態測定装置1が作動を開始していることを確認することができる。
【0037】
そして、開始スイッチB2の操作により睡眠状態測定装置1から出力が開始された生体処理信号は、USB送信部8からUSBケーブル40を介して、第1のパーソナルコンピュータ30に備えられているUSB受信部32を経由してデータ処理部33に供給される。このデータ処理部33に供給される生体処理信号は、表示部としての液晶ディスプレイ31に選択的に表示される。
【0038】
停止スイッチB2は、睡眠状態測定装置1に対し生体信号の処理の停止を指令する。そして、この指令により、睡眠状態測定装置1は、エアマット式センサ20により検出される生体信号の処理を停止する。
【0039】
停止スイッチB2は、被験者Hが起床した後に睡眠状態の測定を停止したいときに操作され、睡眠状態測定装置1は被験者Hの測定を停止したい意思に基づき、停止スイッチB2のみの操作である簡易な手法により作動を停止するものである。なお、睡眠状態測定装置1が作動を停止すると測定ランプL2が消灯し、被験者Hは、測定ランプL2の消灯により睡眠状態測定装置1が作動を停止していることを確認することができる。
【0040】
そして、被験者Hによる開始スイッチB2の操作により睡眠状態測定装置1での処理が開始され、その後、被験者Hによる停止スイッチB3の操作により睡眠状態測定装置1での処理が停止されるまでの生体処理信号は、マイコン7に保存される。
【0041】
引き続き、印刷スイッチB4について説明する。印刷スイッチB4が被験者Hによる操作によりオンされると、印刷指令信号がマイコン7に供給される。そして、マイコン7からは、停止スイッチB3が操作されるまでにマイコン7に保存されている生体処理信号とともに、印刷開始信号がUSBケーブル40を介して客室に設置されている第1のパーソナルコンピュータ30に供給される。なお、被験者Hが印刷スイッチB4を操作すると送信ランプL4が点灯し、被験者Hは、睡眠状態に関する情報である生体処理信号が送信されていることを確認することができる。
【0042】
第1のパーソナルコンピュータ30にマイコン7に保存されていた生体処理信号と印刷開始信号が供給されると、第1のパーソナルコンピュータ30から電気通信回線Lを通じてフロントに設置されている第2のパーソナルコンピュータ50にマイコン7に保存されていた生体処理信号と印刷開始信号が供給される。そして、第2のパーソナルコンピュータ50に接続されているプリンタ装置60から被験者Hの睡眠状態を示す情報として、生体処理信号が用紙61に印刷される。なお、本実施形態において、被験者Hの睡眠状態を示す情報として、用紙61に印刷される生体処理信号としては、図6および図7に示される生体処理信号である。
【0043】
次に、本実施形態の睡眠状態測定システム100が有する効果について説明する。
【0044】
睡眠状態測定システム100は、被験者Hの開始ボタンB2の操作により鼾音や体動の生体信号の処理を開始するとともに停止ボタンB3の操作により生体信号の処理を停止するため、被験者Hの睡眠状態の測定意思に基づき作動する。また、開始ボタンB2および停止ボタンB3の操作のみという簡易な手段により睡眠状態を測定することができる。
【0045】
睡眠状態測定システム100では、被験者Hが睡眠状態の測定の終了後に、印刷ボタンB4を操作すると被験者Hの睡眠状態を示す情報として生体処理信号が用紙61に印刷される。このように生体処理信号が有形の記録媒体である用紙61に印刷されることにより、被験者Hは、直接かつ簡易に自らの睡眠状態を確認することができる。
【0046】
さらに、睡眠状態測定システム100はビジネスホテルに設置されて良く、睡眠状態測定システム100により宿泊客である被験者Hに睡眠状態に関する情報を提供することができる。これにより、ビジネスホテルにおけるサービスの多様化ないし差別化が図られる。
【符号の説明】
【0047】
1 睡眠状態測定装置
2 本体ケース
3 制御装置
4 センシング部
5 周波数分離部(ハイパスフィルタ)
6 増幅部
7 制御部(マイコン)
20 生体センサ(エアマット式センサ)
30 第1のパーソナルコンピュータ
31 表示部(液晶ディスプレイ)
40 USBケーブル
50 第2のパーソナルコンピュータ
60 プリンタ装置
61 用紙
L 電気通信回線(LAN回線)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
就寝時における被験者の生体状態を検出する生体センサと、
前記生体センサが接続され、前記生体センサから前記生体状態に対応する生体信号が供給されるとともに、前記生体信号の処理の開始を指令する開始指令手段と、前記生体信号の処理の停止を指定する停止指令手段とを備え、前記生体信号を処理し、被験者の睡眠状態を示す少なくとも一つ以上の生体処理信号を出力する睡眠状態測定装置と、
表示部を有し、前記睡眠状態測定装置が接続され、前記生体処理信号が供給され前記表示部に前記生体処理信号を選択的に表示する第1のパーソナルコンピュータと、を備えることを特徴とする睡眠状態測定システム。
【請求項2】
前記睡眠状態測定システムは、用紙を備えるプリンタ装置と、前記プリンタ装置が接続されているとともに、前記第1のパーソナルコンピュータに電気通信回線により接続されている第2のパーソナルコンピュータを備え、
前記睡眠状態測定装置は、前記第1のパーソナルコンピュータを介して、前記生体処理信号を、前記プリンタ装置に備えられている前記用紙へ印刷することを前記第2のパーソナルコンピュータに指令する印刷指令手段を備えていることを特徴とする睡眠状態測定システム。
【請求項3】
前記生体処理信号は、被験者の鼾音に対応する鼾信号、および被験者の体動に対応する体動信号であることを特徴とする請求項1または2のいずれか一つに記載の睡眠状態測定システム。
【請求項4】
前記電気通信回線は、ローカル・エリア・ネットワークであることを特徴とする請求項2または請求項3のいずれか一つに記載の睡眠状態測定システム。
【請求項5】
就寝時における被験者の生体状態を検出する生体センサが接続され、前記生体センサから前記生体状態に対応する生体信号が供給され、前記生体信号を処理し、被験者の睡眠状態を示す少なくとも一つ以上の生体処理信号を出力する睡眠状態測定装置において、
前記生体信号の処理の開始を指令する開始指令手段と、
前記生体信号の処理の停止を指定する停止指令手段と、を備えるとともに、
表示部を有し、前記生体処理信号が供給される第1のパーソナルコンピュータが接続され、
前記第1のパーソナルコンピュータの前記表示部に前記生体処理信号を選択的に表示することを特徴とする睡眠状態測定装置。
【請求項6】
前記睡眠状態測定装置は、用紙を備えるプリンタ装置が接続されているとともに、前記第1のパーソナルコンピュータに電気通信回線により接続されている第2のパーソナルコンピュータに、前記第1のパーソナルコンピュータを介して前記生体処理信号を前記用紙へ印刷することを指令する印刷指令手段を備えていることを特徴とする睡眠状態測定装置。
【請求項7】
前記生体処理信号は、被験者の鼾音に対応する鼾信号、および被験者の体動に対応する体動信号であることを特徴とする請求項5または6のいずれか一つに記載の睡眠状態測定装置。
【請求項8】
前記電気通信回線は、ローカル・エリア・ネットワークであることを特徴とする請求項6または請求項7のいずれか一つに記載の睡眠状態測定装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−4814(P2011−4814A)
【公開日】平成23年1月13日(2011.1.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−149017(P2009−149017)
【出願日】平成21年6月23日(2009.6.23)
【出願人】(000144027)株式会社ミツバ (2,083)
【Fターム(参考)】