説明

矯正用靴下

整形外科的状態の治療のための矯正用靴下(200)は、弾力性材料(260)から形成され、1つ以上の既定の方向における着用者の足の移動を制限するための手段、および/または1つ以上の既定の方向における着用者の足の移動を支援するための手段(270、280、290、300)を有する。開口(400)は、靴下の後脚部分を通じて画定される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、矯正用靴下、特に、整形外科的問題の軽減または補正のための矯正用靴下に関する。
【背景技術】
【0002】
個人が、彼らの足または足首を正常な方法で移動させることを阻害し得る、種々の状態が存在する。かかる整形外科的状態は、先天的状態である場合があり、または足または足首の負傷または酷使の結果として引き起こされる場合がある。
【0003】
矯正用靴下またはストッキングの形態にある好適な矯正用支持物を使用することによって、足および/または足首の整形外科的状態を治療することは既知である。かかる矯正用支持物は、ある方向における足首もしくは足の移動の阻害、およびある方向における足首もしくは足の移動の能動的支援を、別個にも組み合わせても含む種々の手段によって、特定の整形外科的問題を軽減および/または補正するように設計される。
【0004】
図1は、着用者の足の背屈を増加させるための、ある種類の矯正用靴下またはストッキング10を例解する。かかる靴下を、歩行時に、個人が、彼らの足の足指端部を彼らの脛に向かって持ち上げることを阻害する状態を治療するために使用することができる。当該靴下は、エラストマー布地20でできており、足、踵、足首、およびふくらはぎに適合するように輪郭付けされる。当該靴下は、足指端部30で開口している。靴下の脛部分40および上部足部分50は、足部分の脛部分から離れる運動を阻害するように作用し、靴下の足部分の脛部分に向かった上方持ち上げを提供するように作用する、追加のプレストレストパネル60、70を備える。
【0005】
図1の靴下は、効果的である一方で、着用者にとってのいくつかの欠点を有する場合がある。靴下の弾性材料は、静合を提供し、このため着用者が履くには困難である場合がある。靴下を着用することの問題は、着用者の手の使用または制御を制限された着用者、例えば、脳卒中の犠牲者にとって、増加している。さらに、足を支持するために最適な位置に靴下を配置することは困難である場合があり、プレストレストパネルの効果は、靴下と脚との間の摩擦的相互作用によって、減退される場合がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
改善された矯正用支持物を提供することが本発明の目的である。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、ここで言及するべきである、添付の独立請求項で定義されるような、矯正用靴下を提供する。本発明の好ましいまたは有利な特徴は、従属下位請求項に定義される。
【0008】
このため、第1の態様において、本発明は、着用者の足、足首、および下部脚の部分に合致するための弾力性材料を備える、矯正用靴下を提供することができる。靴下は、1つ以上の既定の方向における着用者の足の移動を制限するため、および/または1つ以上の既定の方向における着用者の足の移動を支援するための手段をさらに備える。さらに、開口は、着用者のふくらはぎの部分を露出することができるように、靴下の後部分を通じて画定される。開口は、靴下の壁を通じて画定される、長さおよび幅を有する孔である。有利に、開口の寸法は、使用者の足を開口を通じて通過させることができるようにある場合がある。
【0009】
靴下の後部分の開口は、好ましくは、靴下が着用される時、着用者のふくらはぎの筋肉、特にふくらはぎの筋肉の下部分の相当な部分を露出する。このため、開口は、使用者の足首関節と、ふくらはぎの筋肉の上部との間に延伸する距離の少なくとも2分の1、特に好ましくは、この距離の約3分の2の長さを有することが好ましい。開口は卵形、例えば、実質的に長円形または実質的に楕円形であることが好ましい。特に好ましくは、卵形の長さ(ふくらはぎの筋肉の長さに平行に延びる、即ち、踵と膝との間の線に平行な方向)は、卵形の幅(ふくらはぎの筋肉の長さに垂直に延びる)を上回る。好ましい構成において、開口は、開口の踵端部に向かってより狭い幅、および開口の膝端部に向かってより大きな幅を有する、卵の形状として説明される場合がある。
【0010】
開口の最も広い点における、開口の幅は、使用者のふくらはぎの筋肉の幅の少なくとも2分の1、好ましくは使用者のふくらはぎの筋肉の幅の約3分の2、または使用者のふくらはぎの筋肉の幅全体であることが好ましい。
【0011】
異なる使用者は、異なるサイズの靴下を必要とするため、全ての事例に適用される開口の長さおよび幅に関する正確な数値を提供することは可能ではない。しかしながら、開口の長さは、使用者の大部分に関して、5cmおよび30cmの間、例えば、10cmおよび20cmの間となることになり、開口の最も広い地点における開口の幅は、使用者の大部分に関して、5cmおよび20cmの間、例えば、10cmおよび15cmの間となることになることが好ましい場合がある。
【0012】
切取部分と称される場合がある、後部分を通じて画定される開口は、いくつかの利点を提供することができる。
【0013】
開口の存在は、有利に、着用者が片手のみを使用して、靴下を着用することを可能にし得る。この靴下の片手での着用は、靴下が、片腕または手に運動障害がある者によって使用される場合、例えば、矯正用靴下が、脳卒中の犠牲者を治療するために使用される場合、特に有利であり得る。この状況において、開口は、足の部分のみが適切となるように、靴下が部分的に裏返しにされることを可能にすることができる。次いで、着用者は、着用者の足を、靴下の足部分の中へ挿入し、靴下の踵部分を、着用者の踵上の所定の位置に嵌めることができる。次いで、靴下の残りの部分を、足部分をふくらはぎの開口に通して置き、靴下のふくらはぎ部分を脚へ引き上げることによって、靴下の足部分で広げることができる。代替的に、使用者は、使用者の足を、靴下の脚開口に通して、または部分的に靴下の脚開口に通して置き、ふくらはぎ開口を通して出すことができ、この場合、ふくらはぎ開口は、使用者が、足部分を使用者の足上の所定の位置に引っ掛け、靴下のふくらはぎ部分を所定の位置に引き上げるための十分な自由な余地を提供することができる。かかる靴下の片手での着用は、靴下の後部分の開口の存在無しではほぼ不可能であり得る。
【0014】
たとえ着用者が両腕を十分に使用することができる場合でも、開口は、それがない場合よりも、靴下を着用する行為を、大幅に容易にすることができる。
【0015】
1つ以上の既定の方向における使用者の足の移動を制限するための手段は、既定の方向に既定の量を超えて延伸する、使用者の足の移動を阻止する、縫い目または材料パネルを備えてもよい。この手段はまた、1つ以上の既定の方向における着用者の足の移動を支援するための手段であってもよい。この場合、当該手段は、足を既定の方向に付勢するように作用し、それによって、着用者が着用者の足をその既定の方向に移動させることを支援する、弾力性材料のパネル(複数を含む)、または弾力性材料の縫い目から成る場合がある。
【0016】
使用者の足の移動を制限するための手段は、靴下を形成する布地の特性における、局所的な変化である場合がある。例えば、靴下を形成する布地は、編まれた布地であってもよく、縫合特性は、材料の異なる領域が、異なる特性を有するように、種類、数、または密度において変化する場合がある。このため、単一の布地から靴下を形成するが、ある方向における移動を制限するように、またはある方向における移動を支援または強化するように、布地の特性を局所的に変えることが可能である場合がある。例えば、靴下の大部分が、均等な多方向の伸縮を提供する材料から形成されるが、靴下の前部分は異方性伸縮特性を有し、使用者の足に背屈の持ち上げを提供するように作用するように、靴下を編むことが可能である場合がある。
【0017】
好ましくは、後開口は、周辺、例えば、材料のヘムまたは縫い目によって境界され、この周辺の一部分は、ふくらはぎの筋肉または腓腹筋の上部分に、靴下を配置するように作用する。開口は、靴下をふくらはぎ筋腹上に固定または配置することを可能にすることができ、ひいては、当該矯正具の場所を確保することができる。
【0018】
本発明の矯正用支持物は、着用者の足の背屈を支援するために使用される時、特に有利である。矯正用靴下が、背屈を支援するように設計される場合、当該靴下は、足を上方に持ち上げる、または足指を使用者の脛に向かって上方に持ち上げ、足首関節で旋回させるための手段を備える。この移動は、背屈と称される。背屈靴下は、脳および中枢神経系が、足の持ち上げ行為(背屈)を開始するのを阻止する、神経機能障害を有する患者を治療するために有利に使用されてもよい。かかる機能障害は、患者が歩行しようとする時、患者の足指を地面で引きずることにつながる場合がある。背屈靴下が有利に展開され得る状態としては、脳血管発作(一般的に脳卒中と呼ばれる)、および脳性麻痺が挙げられる。当該靴下はまた、使用者が、負傷の後、または身に付いた酷使の後に、正しく歩行することを再訓練するために使用され得る。
【0019】
後開口または切取部分を伴う矯正用靴下の使用は、背屈支援靴下によってもたらされる、動的背屈モーメントを有利に増加させることができる。
【0020】
靴下の後部にある開放後部分または開口は、この場合は、背屈支援パネル(背屈を増加させるように、足をそのように付勢させるパネル)である、弾力性パネルの移動の抵抗を阻止する。ふくらはぎの周りを把持する靴下は、筋肉とふくらはぎとの間の摩擦的相互作用による背屈移動に抵抗し得る。
【0021】
着用者のふくらはぎ上の材料の欠如はまた、ふくらはぎ上の布地の剪断、ふくらはぎの筋肉での熱の増加、およびふくらはぎの筋肉での湿度の増加によって引き起こされる、下層の筋肉の有害な刺激を阻止することができる。ふくらはぎの筋肉の刺激により、足が下方に引っ張られる(即ち、ふくらはぎの筋肉の収縮により、足のつま先が伸びる)場合があり、これは、背屈と反対の反応である。靴下によって引き起こされる、ふくらはぎの筋肉のいかなる刺激も、靴下の背屈支援パネルまたは縫い目の弾性引張に対して作用する場合がある。有利に、靴下の後部の開口または切取は、ふくらはぎの筋肉のかかる刺激を排除することができる。
【0022】
さらに、靴下のふくらはぎ部分における材料の欠如は、ふくらはぎへの圧力を低減することができる。かかる圧力は、ふくらはぎの筋肉の有害な刺激をさらに引き起こす場合がある。
【0023】
靴下の後部の開口は、靴下の自己配置を支援することができる。開放された後部は、靴下の上部後部分が、ふくらはぎ筋腹の上に配置されることを可能にする。さらに、靴下の踵部分と靴下の上部後部分との間には、緊張が無く(踵部分と上部後部分との間には材料が無いため)、靴下の上部後部分は、引き下げられない。このため、開口または切取部分は、着用の間、その動作場所を維持する上で、靴下を有利に支援することができる。
【0024】
当該靴下の密接適合性質は、使用者の固有受容性を増加させることができ、これは、正常な固有受容感覚が減退される患者において、有利であり得る。
【0025】
当該靴下は、着用者の足指を突出させるための開口を有する場合がある。しかしながら、この状況においては、靴下材料が、溝に対して前方に延伸することが好ましい。この溝は、足の前部にある主要な足指関節の直前の細長い窪みまたは屈曲である。これらの関節は、上方に屈曲することができる。神経学的に障害がある患者において、足全体を持ち上げる小児性の反射が、足の底部がくすぐられる時に依然として現場にある場合がある。足のくすぐりに対する正常反応は、足指および足の前部を下方に押し、これによって、踵を刺激から持ち上げることである。神経機能障害においては、反対のことが生じる。この患者群において、溝に対して靴下を前方に延伸できないことは、足指を下方に握ることを開始し得る。このため、溝に対する靴下の前方への延伸は、一部の患者群における、神経学的に有害な反射を有利に低減することができる。
【0026】
矯正用靴下が、使用者の背屈を改善するための靴下である場合、靴下は、好ましくは、足に対する背屈付勢を提供するように、靴下の脛部分の下方に延伸する、弾力性材料の1つ以上のパネルを備える。好ましくは、これらの背屈支援パネルは、靴下の上部分の周囲に延伸する。
【0027】
さらなる態様において、本発明は、切取ふくらはぎ部分を有する矯正用靴下、または着用者による片手での靴下の着用を可能にするための切取ふくらはぎ部分を有する矯正用靴下を提供することができる。上に説明されるように、矯正用靴下における切取ふくらはぎ部分の使用に対するいくつかの利点がある。
【0028】
さらなる態様において、本発明は、靴下裏地と組み合わせて、上に説明される靴下を備える、矯正用靴下システムを提供することができる。裏地は、材料、例えば、ナイロン材料のスリップオンまたはスリッパの形態にあってもよい。裏地は、患者の足と矯正用靴下との間の擦過を阻止し、これによって、患者の足の水泡を低減するように作用することができる。靴下裏地はまた、患者の足の摩擦を低下させ、これによって、靴下の着用を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
ここで、本発明の具体的な実施形態を、図面を参照して説明する。
【図1】既知の構成の矯正用靴下の斜視図である。
【図2a】本発明の第1の態様に従う、靴下の斜視図である。
【図2b】本発明の第1の態様に従う、靴下の側面投影図を例解する。
【図2c】本発明の第1の態様に従う、靴下の側面投影図を例解する。
【図3a】本発明の第1の態様に従う、靴下の前部および後部の投影図を例解する。
【図3b】本発明の第1の態様に従う、靴下の前部および後部の投影図を例解する。
【図4a】本発明の第1の態様に従う、靴下の上部および底部の投影図を例解する。
【図4b】本発明の第1の態様に従う、靴下の上部および底部の投影図を例解する。
【発明を実施するための形態】
【0030】
図2aから4bは、患者の足の背屈を支援するための矯正用靴下の概略例解図である。靴下(200)は、着用者の足、足首、および使用者の脚の下部分に合致するように構成される。このため、靴下自体(200)を、足部分(210)と、足首部分(220)と、脛部分(230)と、上部分(240)とを有するものとして説明することができる。使用中、靴下の上部分(240)は、膝の直下で着用者の脚を取り囲む。同様に、足部分(210)、足首部分(220)、および脛部分(230)は、靴下に期待されるように、着用者の身体のそれらの領域に合致する。足部分(210)は、着用者の足指がそこを通じて延伸するための開口(250)を画定する。使用中、当該靴下の材料は、着用者の溝の前方に延伸する。
【0031】
当該靴下の本体は、軽量の通気性エラストマー布地、例えば、Lycraから形成される。下層のLycraエラストマー材料のパネル(260)は、広い縫い目(320)でともに縫合される。
【0032】
当該靴下は、エラストマー材料(260)の上部で靴下の本体に縫着される、いくつかの弾力性背屈支援パネル(270、280、290、300)をさらに備える。背屈支援パネルは、弾力性があり通気性がある材料から形成され、縫合された縫い目(310)によって、靴下の本体の外表面に取り付けられる。
【0033】
背屈支援パネルの各々は、着用者が着用者の足を曲げる時、着用者の足に弾力性引張を提供する。例えば、靴下の着用者が、着用者の足指を伸ばす時、脛(270)および足(300)の背屈パネルは、伸縮される。パネルが伸縮する際、それらは、着用者の足を上方に、脛に向かって引っ張る力を与え、踵で旋回させる。このため、パネルは、足の背屈を支援する。
【0034】
脛背屈支援パネル(270)は、靴下の前部分に沿って、靴下の上部分(240)に向かって延伸し、この背屈支援パネルは、靴下の上部の周囲に延伸する。
【0035】
当該靴下の後部、または後部分を、開口または切取部(400)を画定する。開口は、卵の形状として説明される場合がある。この開口は、着用者のふくらはぎを露出することを可能にする。当該開口は、縫い目(405)によって境界され、この縫い目の上部分(410)は、靴下を、ふくらはぎ筋腹の上部で固定され、固支され、または配置することを可能にする。
【0036】
当該靴下が有し得る1つの重要な利点は、片手で履くことができるということである。靴下を履くために、靴下を、上部分(240)は裏返しになっているが、足部分(210)および足首部分(220)が依然として適切であるように、部分的に裏返しにすることができる。次いで、足を靴下の足部分(210)の中に挿入し、靴下の踵部分(220)を着用者の踵に引っ張ることができる。次いで、足部分を、靴下の開口を通じて、反転されたふくらはぎ部分の中に通過させることができる。次いで、靴下のふくらはぎ部分を、ふくらはぎの筋肉の大半の上まで、脚を引き上げることができる。次いで、靴下の前上部分を上方に引き上げて、靴下の上部分(240)が、完全に脚と係合され、ふくらはぎ開口の上部分(410)が、着用者のふくらはぎの上部分まで配置されることを確実にする。
【0037】
ナイロンスリッパ靴下(図示せず)と併せて、当該靴下を使用することが、使用において有利である。このスリッパ靴下または裏地を、矯正用靴下を着用する前に、使用者の足に履かせることができる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
着用者の足、足首、および下部脚に合致するための弾力性材料を備える矯正用靴下であって、前記靴下は、1つ以上の既定の方向における前記着用者の足の移動を制限するため、および/または1つ以上の既定の方向における前記着用者の足の移動を支援するための手段をさらに備え、開口が、前記靴下の後脚部分を通じて画定されることを特徴とする、靴下。
【請求項2】
前記着用者の足の移動を制限および/または支援するための前記手段は、前記靴下に組み込まれる1つ以上の弾力性パネルを備える、請求項1に記載の靴下。
【請求項3】
前記開口は、前記靴下が着用される時、前記着用者のふくらはぎの一部分が、前記靴下を通じて露出されるように画定される、請求項1または2に記載の靴下。
【請求項4】
前記開口は、周辺によって境界され、前記周辺の上部分は、前記靴下を前記ふくらはぎの筋肉の上部分に配置するように作用する、請求項1、2、または3のうちのいずれかに記載の靴下。
【請求項5】
前記着用者の足指が、前記靴下から突出することを可能にする開口を有する、いずれかの先行請求項に記載の靴下。
【請求項6】
前記着用者の足の背屈を支援するための手段を備える、いずれかの先行請求項に記載の靴下。
【請求項7】
前記着用者の足の前記背屈を支援するように、前記靴下の脛部分および上部足部分の下方に延伸する弾力性材料のパネルを備える、請求項6に記載の靴下。
【請求項8】
前記パネルは、前記靴下の上部分の周囲の周りに延伸する、請求項6または7に記載の靴下。
【請求項9】
前記靴下の着用のプロセスを容易にするために、前記着用者の足を、前記開口を通じて通過させることができる、いずれかの先行請求項に記載の靴下。
【請求項10】
切取ふくらはぎ部分を有する、矯正用靴下。
【請求項11】
着用者による前記靴下の片手での着用を可能にするための切取ふくらはぎ部分を有する、矯正用靴下。
【請求項12】
請求項1から11のうちのいずれかに記載の靴下と、靴下裏地とを備える、矯正用靴下システム。
【請求項13】
矯正用靴下を着用する方法であって、前記靴下は、足部分と、着用者の脚を収容するための上部開口、および脚部分の後部を通じて画定される後部開口を有する前記脚部分と、を有し、前記靴下の前記上部開口を、前記後部開口を通じて通過させることによって、前記靴下の前記脚部分を反転させるステップと、着用者の足を前記靴下の前記足部分の中へ挿入するステップと、前記着用者の足を、前記靴下の前記後部開口および前記靴下の前記上部開口を通じて通過させるステップと、前記靴下の前記脚部分を前記着用者の脚に巻き上げて、前記靴下を位置付けるステップと、を含む、方法。
【請求項14】
実質的に本明細書において、および図面を参照して説明されるような、矯正用靴下を着用する方法。
【請求項15】
実質的に本明細書において、および図面を参照して定義されるような、矯正用靴下。

【図1】
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【図2A】
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【図2B】
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【図2C】
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【図3A】
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【図3B】
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【図4A】
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【図4B】
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【公表番号】特表2012−528602(P2012−528602A)
【公表日】平成24年11月15日(2012.11.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−512450(P2012−512450)
【出願日】平成22年6月1日(2010.6.1)
【国際出願番号】PCT/GB2010/001063
【国際公開番号】WO2010/139939
【国際公開日】平成22年12月9日(2010.12.9)
【出願人】(511286539)ディーエム オーソティックス リミテッド (1)
【Fターム(参考)】