説明

研磨方法及び研磨装置

【課題】硬質材料の研磨を効率よく行うことができる研磨方法及び研磨装置を提供する。
【解決手段】多数の砥粒16を含有した砥石14と、砥石車14を回転駆動させる駆動部17と、を備える研磨装置10を用いて被研磨部材23を研磨するに際し、砥石14の研磨面15の目つぶしを行う目つぶし部材18と、目つぶし部材18を保持固定し、移動可能に備えられた目つぶし部材保持手段20と、駆動部17及び目つぶし部材保持手段20を制御する制御部を備えたものを用い、被研磨部材23の研磨の際に、制御部によって、目つぶし部材保持手段20を移動させて目つぶし部材18を研磨面15に常時押し当て、砥粒16の目つぶれの状態が一定になるように制御しながら被研磨部材23を研磨する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、被研磨材料の鏡面加工等の精密研磨を行うことができる研磨方法及び研磨装置に関し、詳しくは、焼結ダイヤモンド(PCD)等の硬質材料からなる素材で形成された砥石の目つぶれ状態を常時コントロールしながら、焼結ダイヤモンド等の硬質材料からなる被研磨材料の鏡面加工等の精密研磨を行うことができる研磨方法及び研磨装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、PCD等の硬質材料で形成された被研磨部材であるワークの表面を研磨し、鏡のように磨きあげる鏡面加工(「鏡面仕上げ」とも云われる)が行われている。このような鏡面加工を行う理由は、表面を鏡のように仕上げることで見た目が綺麗になるだけでなく、例えばカッターホイールのカッター刃部分を鏡面加工することで、被切断部材の切断面を滑らかにすることができるためである。このような鏡面加工を始めとした研磨を行う研磨装置等に用いられる砥石は、使用し続けると目詰まりや目つぶれ、目こぼれが発生して研磨効率が悪くなる。その際、砥石の結合材の部分を削るドレッシングを行い、新たな砥粒を研磨面に適度に出現させる目立てを行うことで、目つぶれ等の不具合を調整して再び研磨が行えるようにしている。このドレッシングは、砥石の使用状況に応じて定期的に行われている。
【0003】
しかしながら、目立てを行ったばかりの砥石は、砥粒の突出量にばらつきがあり、不均一となっているため、研磨されるワークに傷がつく等によって研磨精度が悪くなるおそれがある。そのため、従来、目立てを行った砥石に対し、砥粒の突出量を整えるために、例えばホワイトストーン等のダミーワークを用いて目つぶしを行い、砥粒の突出量を調整することが行われている。
【0004】
このような例として、下記特許文献1には、ワークの加工不良を確実に防止する研削方法の発明が開示されている。下記特許文献1に記載の発明では、一対の砥石間にワークを挿入配置して、ワークに対して砥石を回転接触させながらワークを研削する研削方法において、ワークに代えてワークと同一形状のダミーワークを両砥石間に挿入配置し、そのダミーワークを回転させながら、ダミーワークに対して両砥石の研削作用面を回転接触させて、砥石の研削作用面をドレッシングするようにしている。そして、このような構成を有することにより、下記特許文献1に記載の発明によれば、ワークに換わるダミーワークに対して上下砥石の研削作用面が回転接触されることにより、両砥石の研削作用面がドレッシングされるため、上下砥石における各砥石セグメントの砥粒の目立てを確実に均一化することができるので、上下砥石をドレッシングした後に、正規のワークを研削加工しても、ワークの加工不良を防止することができ、ワークを無駄に研削することがないとされている。
【0005】
また、下記特許文献2には、砥石車のドレッシング装置及びドレッシング方法に関する発明が開示されている。下記特許文献2に記載の発明では、ドレッシング部材を有するドレッシング工具と、このドレッシング部材が砥石車の砥石面に沿ってその砥石面の移動方向と異なる方向に移動するようにドレッシング工具を駆動する駆動手段とを備えた砥石車のドレッシング装置において、ドレッシング部材は、砥石面に摺接する目立て砥石と、砥石面に摺接する鋼材とを備えたものである。そして、このような構成を有することで、下記特許文献2に記載の発明によれば、ドレッシング工具を駆動手段により所定回数回転させるのみで、砥石車の目立てと目潰しとを略並行して行うことができるので、従来の目立て処理のみのドレッシングに要する時間と略同じ時間で目潰し処理まで完了させることができ、ワーク研削効率を向上させることができるとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2000−006019号公報
【特許文献2】特開2005−081443号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記特許文献1の発明によれば、砥粒の目立てを確実に均一化することができ、また、上記特許文献2の発明によれば、目立てと目潰しとを略並行して行うことができるようになる。しかしながら、これらの処理は、定期的に行われるものであり、ワークの研磨中に砥石の表面が不規則になったような場合では、その表面が不規則な状態の砥石で研磨がされることになる。また、研磨されるワークが、PCD等の硬質の部材である場合では、特に砥石に不具合が生じるおそれが大きくなる。
【0008】
なお、一般に、PCD素材を鏡面加工する際には、砥石側が目つぶれしていると鏡面加工に効果がある。すなわち、砥石を用いて研磨を継続すると、被研磨部材の表面が平滑になるにつれて砥石の砥粒は次第に目つまりや目つぶれを起し、その結果、砥石の切れ味は落ちるが磨き効果が良好に発揮されるようになる。しかし、砥石の目つぶれ状態を一定にコントロールすることは困難であるため、従来の鏡面加工では、研磨面のドレッシングを行わずに乾式研磨で数十時間も連続して目つぶれをおこしながら鏡面加工を行っているので、作業効率が非常に悪くなっている。
【0009】
発明者は、上述の従来技術の問題点を解決すべく種々実験を繰り返した結果、砥石の研磨面の砥粒の目つぶれ状態を連続的にコントロールして鏡面加工に最適な目つぶれ状態を維持することにより、従来に比べて優れた鏡面加工をすることが可能となることを見出し、本発明を完成するに至ったのである。
【0010】
すなわち、本発明の目的は、砥石の研磨面に対して常時ドレッシングを行うことにより、砥石の目つぶれ状態を一定にコントロールして被研磨材料の鏡面加工等の精密研磨を行うことができる研磨方法及び研磨装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的を達成するため、本発明の研磨方法は、多数の砥粒を含有する砥石を回転駆動させて被研磨部材を研磨する研磨方法において、
前記被研磨部材を研磨する際に、前記砥石の研磨面に常時目つぶし部材を当接させて前記砥粒の目つぶれの状態が一定になるように制御しながら研磨することを特徴とする。
【0012】
従来の研磨方法によって硬質材料からなる被研磨部材を研磨すると、研磨面の磨耗が進み研磨面が不均一な状態となるため、この研磨面で研磨を進めると被研磨部材の研磨精度が悪くなるおそれがある。本発明の研磨方法によれば、目つぶし部材を設け、この目つぶし部材の移動を制御し砥石の研磨面に押し当てることで、研磨中にできた研磨面の不均一な部分を目つぶし部材で常時目つぶしを行い、常に平坦な状態に調整することができるので、被研磨部材に対して優れた研磨ができるようになる。なお、本発明を適用し得る硬質材料からなる被研磨部材としては、焼結ダイヤモンド、天然ダイヤモンド、合成単結晶ダイヤモンド又は合成多結晶ダイヤモンド、炭化ケイ素(SiC)、アルミナ(Al)、ジルコニア(ZrO)、窒化ケイ素(Si)、立方晶窒化硼素(CBN)、サイアロン(Si−Al)等の超硬セラミックス、炭化タングステン(WC)等の超硬金属、サーメット等が挙げられる。
【0013】
また、本発明の研磨方法においては、前記目つぶし部材として、前記被研磨部材と同組成の材料からなるものを用いることが好ましい。
【0014】
本発明によれば、目つぶし部材の材料と被研磨部材の材料を同組成とすることで、砥石の研磨面の砥粒の目つぶれ状態を連続的にコントロールし、鏡面加工に最適な目つぶれ状態を維持して目つぶしを効率よく行うことができ、優れた研磨を行うことができる。
【0015】
また、本発明の研磨方法においては、前記被研磨部材及び目つぶし部材として、焼結ダイヤモンドを含むものを用いることが好ましい。
【0016】
本発明によれば、被研磨部材に非常に硬度の高い焼結ダイヤモンドを用いた場合でも、目つぶし部材として被研磨部材と同じ焼結ダイヤモンドを用いることで、効率よく目立てをつぶすことができ、効率よく目つぶし状態を一定にすることができる。
【0017】
また、本発明の研磨方法においては、前記目つぶし部材の当接圧力を送り速度を1.5〜5μm/secとすることが好ましい。
【0018】
本発明によれば、送り速度を1.5〜5μm/secの範囲で目つぶし部材を制御して押圧することで、より一定に目立てを目つぶしすることができ、砥石を平坦にすることができるようになる。
【0019】
また、本発明の研磨装置においては、多数の砥粒を含有する砥石と、前記砥石を回転駆動させる駆動部とを備える研磨装置において、
前記研磨装置は、前記砥石車の研磨面の目つぶしを行う目つぶし部材と、
前記目つぶし部材を保持固定し、移動可能に備えられた目つぶし部材保持手段と、
前記駆動部及び前記目つぶし部材保持手段を制御する制御部を備え、
前記制御部は、前記被研磨部材の研磨の際に、前記目つぶし部材保持手段を移動させ前記目つぶし部材を前記研磨面に押し当て、前記砥粒の目つぶれの状態が一定になるように制御しながら前記被研磨部材を研磨するように制御することを特徴とする。
【0020】
本発明の研磨装置によれば、目つぶし部材が備えられており、この目つぶし部材の移動が制御され砥石の研磨面に押し当てられることで、研磨中にできた研磨面の不均一な部分を目つぶし部材で一定に目つぶしが行われ、常に砥石の研磨面が平坦な状態に調整されるので、被研磨部材に対して優れた精密研磨ができるようになる。
【0021】
また、本発明の研磨装置においては、前記被研磨部材と、前記目つぶし部材として、焼結ダイヤモンドを含むものを使用することができる。
【0022】
本発明によれば、被研磨部材が高硬度の焼結ダイヤモンドであっても、目つぶし部材の材質を被研磨部材と同じ焼結ダイヤモンドを含むものを用いることで砥石の研磨面の砥粒の目つぶれ状態を連続的にコントロールし、鏡面加工に最適な目つぶれ状態を維持して効率よく目つぶしを一定に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】実施形態の研磨方法を実施する研磨装置の斜視図である。
【図2】図1の研磨装置を用いた研磨方法を説明する模式図である。
【図3】図3Aは研磨面の拡大図であり、図3Bは研磨面に目つぶし部材を押圧している状態の拡大図であり、図3Cは研磨面の砥粒が目つぶしされた状態を示す拡大図である。
【図4】他の研磨装置の例を表わした模式図である。
【図5】図5A〜図5Hは研磨装置に用いられる砥石車の例を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。ただし、以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための研磨方法及び研磨装置の一例を示すものであって、本発明をこの研磨方法及び研磨装置に特定することを意図するものではなく、本発明は特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のものにも等しく適用し得るものである。また、以下に示す図面においては、各構成をわかりやすく視認できるようにするため、各構成部分毎に適宜縮尺を異ならせており、必ずしも実際の寸法ないし角度のとおり図示されているものではない。
【0025】
まず、図1を参照して、実施形態の研磨装置10について説明する。研磨装置10は、ワーク23を研磨する砥石車14と、砥石車14を駆動する駆動部としての電動機17と、砥石車14の研磨面15の目つぶしを行う目つぶし部材18と、この目つぶし部材18が保持固定され移動される目つぶし部材保持手段20と、電動機17及び目つぶし部材保持手段20を制御する制御部(不図示)と、これらを備えた装置本体11とで構成されている。
【0026】
砥石車14は、酸化アルミニウム、炭化ケイ素、立方晶窒化ホウ素(CBN)、ダイヤモンドなどの極めて高硬度で微小粒子である砥粒16を、結合材と混合して所定の直径及び所定の幅を有する円筒状に成形したものであり、砥粒16と結合材との間には多数の気孔が形成されている。砥粒16はワーク23の部材に応じて適宜選択される。なお、本実施形態では、ワークとして焼結ダイヤモンドからなるものを用い、砥粒としては、焼結ダイヤモンドを用いている。
【0027】
砥石車14は、中央に貫通孔が形成され、駆動部としての電動機17とシャフトにより結合されており、電動機17の回転で砥石車14が回転駆動されるようになっている。
【0028】
装置本体11はこの砥石車14や電動機17を備える部分であり、砥石車14は研磨に使用される部分以外は装置本体11の砥石覆い11aにより覆われている。この砥石覆い11aには、研磨時に発生したクズをよけるクズよけ板12や、研磨されるワーク23を支持する刃物受け13等が設けられている。
【0029】
また、装置本体11には、目つぶし部材18とこの目つぶし部材18を移動自在に保持固定するための目つぶし部材保持手段20とが設けられている。この目つぶし部材保持手段20は、ワーク23の研磨中に、砥石車14の研磨面15に目つぶし部材18を一定の押圧力で押し付けるものである。
【0030】
目つぶし部材18は、研磨面15に押圧される所定面積の目つぶし面19を有し、立方体形状に成形されている。目つぶし面19は、砥石車14の砥粒16の目つぶしを行える硬度を有し、ワーク23の硬度と同じか又はより硬質の部材で形成されている。例えば、ワーク23が焼結ダイヤモンドで形成されているならば、目つぶし部材18として目つぶし面19が焼結ダイヤモンドで形成されているものを用い得る。なお、適用し得るワークの部材としては、焼結ダイヤモンドの他、天然ダイヤモンド、合成単結晶ダイヤモンド又は合成多結晶ダイヤモンド、炭化ケイ素(SiC)、アルミナ(Al)、ジルコニア(ZrO)、窒化ケイ素(Si)、立方晶窒化硼素(CBN)、サイアロン(Si−Al)等の超硬セラミックス、炭化タングステン(WC)等の超硬金属、サーメット等が挙げられる。目つぶし部材18は、全てが同じ材質で形成されていてもよいが、研磨面15に押圧される目つぶし面19のみを硬質の部材で形成するようにしてもよい。
【0031】
また、目つぶし部材保持手段20は、目つぶし部材18が保持及び固定される保持固定部21と、この保持固定部21に接続され、この保持固定部21を自在に移動できるアーム部22とで構成されている。このアーム部22は、装置本体11に装着され、後述する制御部の信号により駆動されて保持固定部21及び目つぶし部材18を所定位置に移動させることができるものである。
【0032】
また、装置本体11には、図示省略したが、電動機17の回転数及び目つぶし部材保持手段20の移動を制御する制御部が設けられている。この制御は、あらかじめプログラムされていてもよく、また、作業時毎に入力するようにしてもよい。なお、本実施形態では、目つぶし部材18は、砥石覆い11aの開口部11bから出し入れされ目つぶし部材18を砥石車14の研磨面に押圧するような構成となっている。
【0033】
次に、図2、図3を参照して、本実施形態にかかる研磨装置10を用いた研磨方法について説明する。なお、図2では、装置本体11の砥石覆い11aを除いた状態を示している。研磨面15は図3Aに示すように砥粒16が研磨面15から突出し、先端が鋭く尖った状態となっている。そして、本実施形態では、この研磨面15の砥粒16を一定にし研磨をするのに最適な状態に目つぶしがされる。すなわち、研磨の際は、図1に示すように、回転する砥石車14にワーク23を押し付け研磨が行われるが、このとき、本実施形態では、砥石車14には図2、図3Bに示すように、研磨面15に目つぶし部材18が目つぶし部材保持手段20により押圧され、研磨面15の突出した砥粒16が常に目つぶしされている状態となっている。なお、図3Cは、目つぶし部材18を研磨面15から離した状態を示している。そして、この押圧は、装置本体11に設けられた制御部により制御され、砥石車14の砥粒16の目つぶれ状態が一定となるように、目つぶし部材保持部のアーム部を調整し、研磨面に目つぶし部材を押圧する押圧力を制御している。
【0034】
このようにすることで、研磨中にできた研磨面の不均一な部分を目つぶし部材で目つぶれを起こし、常に平坦な状態に調整することができるので、被研磨部材に対して優れた研磨ができるようになるとともに、優れた鏡面加工等の精密研磨もできるようになる。なお、目つぶし部材の送り速度を1.5〜5μm/secの範囲に制御することで、より優れた研磨を行うことができる。
【0035】
なお、本実施形態では、縦回転の砥石車に目つぶし部材を設けた例を示したが、これに限らず、図4に示すように、横回転の砥石車に目つぶし部材を設けるようにしてもよい。さらに、目つぶし部材は図5A〜図5Hに示すような様々な形状の砥石車14A〜14Hに設けることができ、これらの研磨面15に目つぶし部材18を設けるようにすることで、本実施形態と同様の効果を奏することができるようになる。なお、図5Aは平型、図5Bはリング型、図5Cは片へこみ形、図5Dはストレートカップ形、図5Eは両へこみ形、図5Fはテーパカップ形、図5Gはさら形、図5Hはのこ用さら形である。また、目つぶし部材も立方体形状だけでなく、使用する研磨車の形状や使用者の使い勝手により、任意の形状に変更することもできる。
【符号の説明】
【0036】
10:研磨装置 11:装置本体 11a:砥石覆い 11b:開口部 12:クズよけ板 13:刃物受け 14:砥石車 15:研磨面 16:砥粒 17:電動機(駆動部) 18:目つぶし部材 19:目つぶし面 20:目つぶし部材保持手段 21:保持固定部 22:アーム部 23:ワーク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
多数の砥粒を含有する砥石を回転駆動させて被研磨部材を研磨する研磨方法において、
前記被研磨部材を研磨する際に、前記砥石の研磨面に常時目つぶし部材を当接させて前記砥粒の目つぶれの状態が一定になるように制御しながら研磨することを特徴とする研磨方法。
【請求項2】
前記目つぶし部材として、前記被研磨部材と同組成の材料からなるものを用いることを特徴とする請求項1に記載の研磨方法。
【請求項3】
前記被研磨部材及び目つぶし部材として、焼結ダイヤモンドを含むものを用いることを特徴とする請求項2に記載の研磨方法。
【請求項4】
前記目つぶし部材の送り速度を1.5〜5μm/secとしたことを特徴とする請求項3に記載の研磨方法。
【請求項5】
多数の砥粒を含有する砥石と、前記砥石を回転駆動させる駆動部とを備える研磨装置において、
前記研磨装置は、前記砥石車の研磨面の目つぶしを行う目つぶし部材と、
前記目つぶし部材を保持固定し、移動可能に備えられた目つぶし部材保持手段と、
前記駆動部及び前記目つぶし部材保持手段を制御する制御部を備え、
前記制御部は、前記被研磨部材の研磨の際に、前記目つぶし部材保持手段を移動させ前記目つぶし部材を前記研磨面に押し当て、前記砥粒の目つぶれの状態が一定になるように制御しながら前記被研磨部材を研磨するように制御することを特徴とする研磨装置。
【請求項6】
前記被研磨部材と、前記目つぶし部材として、焼結ダイヤモンドを含むものを使用することを特徴とする請求項5に記載の研磨装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2013−111712(P2013−111712A)
【公開日】平成25年6月10日(2013.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−260806(P2011−260806)
【出願日】平成23年11月29日(2011.11.29)
【出願人】(390000608)三星ダイヤモンド工業株式会社 (383)
【Fターム(参考)】