説明

神経ペプチド−2受容体(Y−2R)アゴニスト

本明細書において、式(I)で表される神経ペプチド−2受容体アゴニストならびにその薬学的に許容しうる塩、誘導体およびフラグメントが提供される。式中、置換基は、本明細書に開示されるとおりである。これらの化合物およびこれらを含む医薬組成物は、例えば、肥満および糖尿病などの疾患の処置に有用である。



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化66】


[式中、
LまたはL’の一方は、ポリエチレングリコール(PEG)部分であり、もう一方は、脂質部分であるか、または存在せず;
Xは、(4−オキソ−6−ピペラジン−1−イル−4H−キナゾリン−3−イル)−酢酸(Pqa)であり;
Yは、アシル部分であるか、または存在せず;
Z、Z’は、スペーサー部分であるか、または存在せず;
は、Ile、Ala、(D)AlloIle、(D)IleまたはN−メチルIleであり;
は、Lys、Ala、(D)Lys、N−メチルlys、Nleまたは(Lys−Gly)であり;
は、Arg、Cit、Ala、(D)Arg、N−メチルArgまたはPheであり;
は、His、Ala、(D)HisまたはN−メチルHisであり;
は、Tyr、Ala、(D)Tyr、N−メチルTyrまたはTrpであり;
は、Leu、His、Ala、(D)LeuまたはN−メチルLeuであり;
は、Asn、Alaまたは(D)Asnであり;
は、LeuまたはTrpであり;
は、Val、Ala、(D)ValまたはN−メチルValであり;
10は、Thr、AlaまたはN−メチルThrであり;
11は、Arg、(D)ArgまたはN−メチルArgであり;
12は、GlnまたはAlaであり;
13は、Arg、(D)ArgまたはN−メチルArgであり;そして
14は、Tyr、(D)Tyr、N−メチルTyr、PheまたはTrpである]
で表される神経ペプチド−2受容体アゴニストまたはその薬学的に許容しうる塩。
【請求項2】
前記脂質部分が、カプロイル、エイコサノイル、ラウロイル、ミリストイル、パルミトイル、16−ブロモヘキサデカノイル、2−ヘキシルデカノイルまたは15−カルボキシ−ペンタデカノイルである、請求項1に記載の神経ペプチド−2受容体アゴニスト。
【請求項3】
前記ポリエチレングリコール部分が、式:
【化67】


[式中、nは、1〜30であり、xは、1または2である]
である、請求項1または2に記載の神経ペプチド−2受容体アゴニスト。
【請求項4】
nが、1〜24であり、xが、1または2である、請求項3に記載の神経ペプチド−2受容体アゴニスト。
【請求項5】
前記ポリエチレングリコール部分が、CH−(OCHCH−O−CH−CO−、CH−(OCHCH−O−CH−CO−、CH−(OCHCH−O−(CH−CO−、CH−(OCHCH11−O−(CH−CO−CH−(OCHCH15−O−(CH−CO−またはCH−(OCHCH23−O−(CH−CO−である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の神経ペプチド−2受容体アゴニスト。
【請求項6】
前記スペーサー部分が、Ahx、Ahx−Ahx、Glu−Glu、γGlu−γGlu、5AOPSまたはCys(SOH)−Cys(SOH)である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の神経ペプチド−2受容体アゴニスト。
【請求項7】
前記アシル部分がアセチルである、請求項1〜6のいずれか一項に記載の神経ペプチド−2受容体アゴニスト。
【請求項8】
Zが存在しない、請求項1〜7のいずれか一項に記載の神経ペプチド−2受容体アゴニスト。
【請求項9】
Z’が存在しない、請求項1〜8のいずれか一項に記載の神経ペプチド−2受容体アゴニスト。
【請求項10】
式(II):
【化68】


[式中、
LまたはL’の一方は、脂質部分であり、もう一方は、ポリエチレングリコール(PEG)部分であり;
Xは、(4−オキソ−6−ピペラジン−1−イル−4H−キナゾリン−3−イル)−酢酸(Pqa)であり;
Yは、アシル部分であるか、または存在せず;そして
Z、Z’は、Ahx、Ahx−Ahx、Glu−Glu、γGlu−γGlu、5AOPSまたはCys(SOH)−Cys(SOH)である]
を有する、請求項1に記載の神経ペプチド−2受容体アゴニスト。
【請求項11】
前記脂質部分が、カプロイル、エイコサノイル、ラウロイル、ミリストイル、パルミトイル、16−ブロモヘキサデカノイル、2−ヘキシルデカノイルまたは15−カルボキシ−ペンタデカノイルである、請求項10に記載の神経ペプチド−2受容体アゴニスト。
【請求項12】
前記ポリエチレングリコール部分が、式:
【化69】


[式中、nは、1〜30であり、xは、1または2である]
である、請求項10または11に記載の神経ペプチド−2受容体アゴニスト。
【請求項13】
nが、1〜24であり、xが、1または2である、請求項10〜13のいずれか一項に記載の神経ペプチド−2受容体アゴニスト。
【請求項14】
前記ポリエチレングリコール部分が、CH−(OCHCH−O−CH−CO−、CH−(OCHCH−O−CH−CO−、CH−(OCHCH−O−(CH−CO−、CH−(OCHCH11−O−(CH−CO−CH−(OCHCH15−O−(CH−CO−またはCH−(OCHCH23−O−(CH−CO−である、請求項10に記載の神経ペプチド−2受容体アゴニスト。
【請求項15】
Z、Z’が、Ahx、Ahx−Ahx、Glu−Glu、γGlu−γGlu、5AOPSまたはCys(SOH)−Cys(SOH)である、請求項10〜14のいずれか一項に記載の神経ペプチド−2受容体アゴニスト。
【請求項16】
前記アシル部分がアセチルである、請求項1に記載の神経ペプチド−2受容体アゴニスト。
【請求項17】
Zが存在しない、請求項10〜15のいずれか一項に記載の神経ペプチド−2受容体アゴニスト。
【請求項18】
Z’が存在しない、請求項10〜16のいずれか一項に記載の神経ペプチド−2受容体アゴニスト。
【請求項19】
【化70】




からなる群より選択される、請求項1に記載の神経ペプチド−2受容体アゴニストまたはその薬学的に許容しうる塩。
【請求項20】
【化71】






からなる群より選択される、請求項1に記載の神経ペプチド−2受容体アゴニストまたはその薬学的に許容しうる塩。
【請求項21】
式(III):
【化72】


[式中、
LまたはL’の一方は、脂質部分であり、もう一方は、存在せず;
ZまたはZ’の一方は、スペーサー部分であり、もう一方は、存在せず;
PEGまたはPEG’の一方は、ポリエテレングリコール部分−NH−CHCH−(OCHCH−O−(CH−CO−であり、もう一方は、存在せず(式中、nは、1〜30であり、xは、1または2である);
Xは、(4−オキソ−6−ピペラジン−1−イル−4H−キナゾリン−3−イル)−酢酸(Pqa)であり;そして
Yは、アシル部分であるか、または存在しない]
で表される神経ペプチド−2受容体アゴニストまたはその薬学的に許容しうる塩。
【請求項22】
前記脂質部分が、カプロイル、エイコサノイル、ラウロイル、ミリストイル、パルミトイル、16−ブロモヘキサデカノイル、2−ヘキシルデカノイルまたは15−カルボキシ−ペンタデカノイルである、請求項21に記載の神経ペプチド−2受容体アゴニスト。
【請求項23】
前記スペーサー部分が、Ahx、Ahx−Ahx、Glu−Glu、γGlu−γGlu、5AOPSまたはCys(SOH)−Cys(SOH)である、請求項21または22に記載の神経ペプチド−2受容体アゴニスト。
【請求項24】
nが、1〜24であり、xが、1または2である、請求項21〜23のいずれか一項に記載の神経ペプチド−2受容体アゴニスト。
【請求項25】
前記ポリエチレングリコール部分が、NH−CHCH−(OCHCH23−O−(CH−COである、請求項21〜24のいずれか一項に記載の神経ペプチド−2受容体アゴニスト。
【請求項26】
前記アシル部分がアセチルである、請求項21〜25のいずれか一項に記載の神経ペプチド−2受容体アゴニスト。
【請求項27】
【化73】


からなる群より選択される、請求項21に記載の神経ペプチド−2受容体アゴニストまたはその薬学的に許容しうる塩。
【請求項28】
治療有効量の請求項1〜20のいずれか一項に記載の神経ペプチド−2受容体アゴニストまたはその塩および薬学的に許容しうる担体を含む、医薬組成物。
【請求項29】
治療有効量の請求項21〜27のいずれか一項に記載の神経ペプチド−2受容体アゴニストまたはその塩および薬学的に許容しうる担体を含む、医薬組成物。
【請求項30】
治療活性物質として使用するための、請求項1〜27のいずれか一項に記載の神経ペプチド−2受容体アゴニストまたはその塩。
【請求項31】
代謝疾患および障害の治療または予防のための、請求項1〜27のいずれか一項に記載の化合物の使用。
【請求項32】
代謝疾患および障害の治療または予防のための医薬を調製するための、請求項1〜27のいずれか一項に記載の化合物の使用。
【請求項33】
代謝疾患および障害の治療または予防のための、請求項1〜27のいずれか一項に記載の神経ペプチド−2受容体アゴニストまたはその塩。
【請求項34】
有効量の請求項1〜27のいずれか一項に記載の神経ペプチド−2受容体アゴニストまたはその塩を投与することを含む、代謝疾患および障害の治療または予防のための方法。
【請求項35】
本明細書で上述した発明。

【公表番号】特表2013−507414(P2013−507414A)
【公表日】平成25年3月4日(2013.3.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−533580(P2012−533580)
【出願日】平成22年10月8日(2010.10.8)
【国際出願番号】PCT/EP2010/065060
【国際公開番号】WO2011/045232
【国際公開日】平成23年4月21日(2011.4.21)
【出願人】(591003013)エフ.ホフマン−ラ ロシュ アーゲー (1,754)
【氏名又は名称原語表記】F. HOFFMANN−LA ROCHE AKTIENGESELLSCHAFT
【Fターム(参考)】