説明

神経変性および神経精神医学的障害の治療に有用な架橋アミン環縮合インドールおよびインドリン

本出願は、式(I)、式(II)、式(III)または式(IV)(式中、a、R、R、h、k、m、n、L、Q、XおよびZは本明細書中に定義されているとおりである)のインドールおよびインドリン誘導体に関する。本出願はまた、そのような化合物を含む組成物、ならびに神経変性および神経精神医学的障害を治療するためのそれらの医薬に関する。



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
【化1】

[式中、
aは単結合または二重結合である;
kは1、2または3である;
hは1、2または3である;
mは0、1または2である;
nは1または2であり、ここで、k、mおよびnの和は3、4または5である;
XはO、S、S(O)、S(O)または結合である;
Lは−[C(R)(R)]−、−[C(R)(R)]q1−[(CR)=(CR)]−[C(R)(R)]q2−、−[C(R)(R)]r1−[C≡C]−[C(R)(R)]r2−、−[C(R)(R)]−シクロプロピレン−[C(R)(R)]t−または結合である;あるいは
XおよびLは一緒になって結合を表す;
Qは、置換されている又は置換されていない単環式アリール、置換されている又は置換されていない二環式アリール、置換されている又は置換されていない単環式ヘテロアリール、あるいは置換されている又は置換されていない二環式ヘテロアリールである;
は水素、C−Cアルキル、C−CアルケニルまたはC−Cアルキニルであり、ここで、C−Cアルキル、およびC−CアルケニルおよびC−Cアルキニルの飽和炭素原子は置換されていないか、あるいはヒドロキシル、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、カルボキシまたはアルコキシカルボニルにより置換されていてもよく;
は水素、ハロゲン、C−Cハロアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルコキシまたはシアノである;
、R、Rおよび Rは、各存在において、独立して、水素、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、カルボキシまたはアルコキシカルボニルである;
pは1、2、3、4または5である;
q1およびq2は、独立して、0、1、2または3である;ただし、q1およびq2の和は0、1、2または3である;
r1およびr2は、独立して、0、1、2または3である;ただし、r1およびr2の和は0、1、2または3である;
sは0、1または2である;および
tは0または1である;
ここで、Qは、置換されている場合、独立して、1、2、3、4または5個の置換基で置換されており、ここで、該置換基はハロゲン、シアノ、C−Cハロアルキル、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、ヒドロキシ、C−Cアルコキシ、−O−C−Cハロアルキル、−S−C−Cアルキル、−S−C−Cハロアルキル、−SO−C−Cアルキル、−SO−C−Cハロアルキル、C−Cシアノアルキルまたは−NOである]を含む式(I)もしくは式(II)の化合物またはその医薬上許容される塩。
【請求項2】
式(I)および式(II)の化合物が、構造:
【化2】

(式中、a、R、R、X、LおよびQは、請求項1において定義されているとおりである)を有する、請求項1記載の化合物。
【請求項3】
Lが−[C(R)(R)]−である、請求項1または2記載の化合物。
【請求項4】
が水素である、請求項3記載の化合物。
【請求項5】
がC−Cアルキルである、請求項3記載の化合物。
【請求項6】
がC−Cアルケニルである、請求項3記載の化合物。
【請求項7】
がC−Cアルキニルである、請求項3記載の化合物。
【請求項8】
Lが−[C(R)(R)]q1−[(CR)=(CR)]−[C(R)(R)]q2−である、請求項1または2記載の化合物。
【請求項9】
が水素である、請求項8記載の化合物。
【請求項10】
がC−Cアルキルである、請求項8記載の化合物。
【請求項11】
がC−Cアルケニルである、請求項8記載の化合物。
【請求項12】
がC−Cアルキニルである、請求項8記載の化合物。
【請求項13】
Lが−[C(R)(R)]r1−[C≡C]−[C(R)(R)]r2−である、請求項1または2記載の化合物。
【請求項14】
が水素である、請求項13記載の化合物。
【請求項15】
がC−Cアルキルである、請求項13記載の化合物。
【請求項16】
がC−Cアルケニルである、請求項13記載の化合物。
【請求項17】
がC−Cアルキニルである、請求項13記載の化合物。
【請求項18】
XおよびLが一緒になって結合を表す、請求項1または2記載の化合物。
【請求項19】
が水素である、請求項18記載の化合物。
【請求項20】
がC−Cアルキルである、請求項18記載の化合物。
【請求項21】
がC−Cアルケニルである、請求項18記載の化合物。
【請求項22】
がC−Cアルキニルである、請求項18記載の化合物。
【請求項23】
が水素である、請求項1から22のいずれか1項記載の化合物。
【請求項24】
がハロゲンである、請求項1から22のいずれか1項記載の化合物。
【請求項25】
がC−Cハロアルキルである、請求項1から22のいずれか1項記載の化合物。
【請求項26】
がC−Cアルコキシ、C−Cハロアルコキシまたはシアノである、請求項1から22のいずれか1項記載の化合物。
【請求項27】
【化3】

(式中、a、h、k、m、n、R、R、X、LおよびQは、請求項1において定義されているとおりであり、ZはOまたはBHである)を含む式(III)もしくは(IV)の化合物またはその医薬上許容される塩。
【請求項28】
7−[(E)−2−(6−メチルピリジン−3−イル)ビニル]−3,4,5,6−テトラヒドロ−1H−2,5−エタノアゼピノ[4,3−b]インドール;
7−[2−(6−メチルピリジン−3−イル)エチル]−3,4,5,6−テトラヒドロ−1H−2,5−エタノアゼピノ[4,3−b]インドール;
7−[(6−メチルピリジン−3−イル)エチニル]−3,4,5,6−テトラヒドロ−1H−2,5−エタノアゼピノ[4,3−b]インドール;
7−[(E)−2−(4−クロロフェニル)ビニル]−3,4,5,6−テトラヒドロ−1H−2,5−エタノアゼピノ[4,3−b]インドール;
7−[(1E)−5−フェニルペンタ−1−エニル]−3,4,5,6−テトラヒドロ−1H−2,5−エタノアゼピノ[4,3−b]インドール;
7−[(E)−2−チエン−3−イルビニル]−3,4,5,6−テトラヒドロ−1H−2,5−エタノアゼピノ[4,3−b]インドール;
7−(5−フェニルペンチル)−3,4,5,6−テトラヒドロ−1H−2,5−エタノアゼピノ[4,3−b]インドール;
9−[(E)−2−(6−メチルピリジン−3−イル)ビニル]−3,4,5,6−テトラヒドロ−1H−2,5−エタノアゼピノ[4,3−b]インドール;
9−[2−(6−メチルピリジン−3−イル)エチル]−3,4,5,6−テトラヒドロ−1H−2,5−エタノアゼピノ[4,3−b]インドール;
7−[(E)−2−(4−フルオロフェニル)ビニル]−3,4,5,6−テトラヒドロ−1H−2,5−エタノアゼピノ[4,3−b]インドール;
7−[(E)−2−ピリジン−4−イルビニル]−3,4,5,6−テトラヒドロ−1H−2,5−エタノアゼピノ[4,3−b]インドール;
7−[(E)−2−ピリジン−2−イルビニル]−3,4,5,6−テトラヒドロ−1H−2,5−エタノアゼピノ[4,3−b]インドール;
7−(ピリジン−3−イルエチニル)−3,4,5,6−テトラヒドロ−1H−2,5−エタノアゼピノ[4,3−b]インドール;
7−[(E)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)ビニル]−3,4,5,6−テトラヒドロ−1H−2,5−エタノアゼピノ[4,3−b]インドール;
7−[(E)−2−(3−フルオロフェニル)ビニル]−3,4,5,6−テトラヒドロ−1H−2,5−エタノアゼピノ[4,3−b]インドール;
7−[2−(3−フルオロフェニル)エチル]−3,4,5,6−テトラヒドロ−1H−2,5−エタノアゼピノ[4,3−b]インドール;
8−[(E)−2−(6−メチルピリジン−3−イル)ビニル]−3,4,5,6−テトラヒドロ−1H−2,5−エタノアゼピノ[4,3−b]インドール;
10−[(E)−2−(6−メチルピリジン−3−イル)ビニル]−3,4,5,6−テトラヒドロ−1H−2,5−エタノアゼピノ[4,3−b]インドール;
7−[(E)−2−フェニルビニル]−3,4,5,6−テトラヒドロ−1H−2,5−エタノアゼピノ[4,3−b]インドール;
7−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]エチニル}−3,4,5,6−テトラヒドロ−1H−2,5−エタノアゼピノ[4,3−b]インドール;
7−(ピリジン−4−イルエチニル)−3,4,5,6−テトラヒドロ−1H−2,5−エタノアゼピノ[4,3−b]インドール;
8−[(6−メチルピリジン−3−イル)エチニル]−3,4,5,6−テトラヒドロ−1H−2,5−エタノアゼピノ[4,3−b]インドール;
10−[(6−メチルピリジン−3−イル)エチニル]−3,4,5,6−テトラヒドロ−1H−2,5−エタノアゼピノ[4,3−b]インドール;
9−フルオロ−7−[(6−メチルピリジン−3−イル)エチニル]−3,4,5,6−テトラヒドロ−1H−2,5−エタノアゼピノ[4,3−b]インドール;
9−フルオロ−7−[(E)−2−(6−メチルピリジン−3−イル)ビニル]−3,4,5,6−テトラヒドロ−1H−2,5−エタノアゼピノ[4,3−b]インドール;
7−(ベンジルオキシ)−3,4,5,6−テトラヒドロ−1H−2,5−エタノアゼピノ[4,3−6]インドール;
7−キノリン−6−イル−3,4,5,6−テトラヒドロ−1H−2,5−エタノアゼピノ[4,3−6]インドール;
7−[(E)−2−(6−メチルピリジン−3−イル)ビニル]−1,2,3,4,5,6−ヘキサヒドロ−2,5−エタノアゼピノ[4,3−b]インドール−2−オキシド;
7−[(E)−2−ピリミジン−5−イルビニル]−3,4,5,6−テトラヒドロ−1H−2,5−エタノアゼピノ[4,3−b]インドール;
7−[(Z)−2−ピリミジン−5−イルビニル]−3,4,5,6−テトラヒドロ−1H−2,5−エタノアゼピノ[4,3−b]インドール;
7−[(Z)−2−(6−メチルピリジン−3−イル)ビニル]−3,4,5,6−テトラヒドロ−1H−2,5−エタノアゼピノ[4,3−b]インドール;
9−[(E)−2−(6−メチルピリジン−3−イル)ビニル]−3,4,5,10−テトラヒドロ−1H−2,5−エタノアゼピノ[3,4−b]インドール;
9−[2−(6−メチルピリジン−3−イル)エチル]−3,4,5,10−テトラヒドロ−1H−2,5−エタノアゼピノ[3,4−b]インドール;
7−[(E)−2−ピリジン−3−イルビニル]−3,4,5,6−テトラヒドロ−1H−2,5−エタノアゼピノ[4,3−b]インドール;
8−[(E)−2−(6−メチルピリジン−3−イル)ビニル]−1,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−2,6−メタノアゾシノ[4,3−b]インドール;
(シス)−7−[(E)−2−(6−メチルピリジン−3−イル)ビニル]−3,4,5,5a,6,10b−ヘキサヒドロ−1H−2,5−エタノアゼピノ[4,3−b]インドール;
7−(6−メチルピリジン−3−イル)−3,4,5,6−テトラヒドロ−1H−2,5−エタノアゼピノ[4,3−b]インドール;
7−(ピリミジン−5−イル)−3,4,5,6−テトラヒドロ−1H−2,5−エタノアゼピノ[4,3−b]インドール;
7−(ピリジン−3−イル)−3,4,5,6−テトラヒドロ−1H−2,5−エタノアゼピノ[4,3−b]インドール;
7−(ピリジン−4−イル)−3,4,5,6−テトラヒドロ−1H−2,5−エタノアゼピノ[4,3−b]インドール;および
7−(キノリン−3−イル)−3,4,5,6−テトラヒドロ−1H−2,5−エタノアゼピノ[4,3−b]インドールからなる群から選択される、請求項1もしくは請求項27記載の化合物またはその医薬上許容される塩。
【請求項29】
請求項1記載の式(I)もしくは式(II)または請求項1もしくは請求項27記載の式(III)もしくは式(IV)の化合物の治療的有効量を含む医薬組成物。
【請求項30】
請求項1記載の式(I)もしくは式(II)または請求項1もしくは請求項27記載の式(III)もしくは式(IV)の化合物またはその医薬上許容される塩の治療的有効量を医薬上許容される担体と共に含む医薬組成物。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2013−514364(P2013−514364A)
【公表日】平成25年4月25日(2013.4.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−544722(P2012−544722)
【出願日】平成22年12月14日(2010.12.14)
【国際出願番号】PCT/US2010/060346
【国際公開番号】WO2011/075487
【国際公開日】平成23年6月23日(2011.6.23)
【出願人】(391008788)アボット・ラボラトリーズ (650)
【氏名又は名称原語表記】ABBOTT LABORATORIES
【Fターム(参考)】