説明

移動式炭焼き器

【課題】 従来の炭焼き器及びその方法は土釜型であり(非特許文献参照)その運転は目視と経験という手法であった製品も均一でないものがほとんどである。
【解決手段】 二重構造として内釜の内部に燃焼部材を設置し、燃やすのではなく、外釜とのすき間に高温空気を送り込み、釜円部でむし焼き状態にする事で、部材は、その形状を保った状態で炭化可能である。外部は耐火レンガを使用する方法と、鋼製に保温材を設置する方法があり、バーナーを使用する事で自動化も出来る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は移動可能な炭焼き釜(むし焼きタイプ)に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の炭焼き方法は土釜型(築窯製炭法)もしくは鉄板製もあるが、(すくない)一重構造であり、炊き口から真接、たき木等で、燃焼させる方法である。(非特許文献1参照)
【非特許文献1】書籍「炭焼革命」P32,P50 P.62 牧野出著
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
前記の様に土釜型の炭焼方式は直火である為に被燃焼部材を灰にしてしまったりしてその管理が、むずかしく且つ、製品の仕上りが不均一である
【背景技術】
【0004】
従来の炭焼方法は土釜型であり、釜円部、燃焼商品を設置し、たき口から直接たき木等で燃焼させる方法である。(非特許文献1参照)
【非特許文献1】本より土釜の構造図P.明記の事
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前記の様に土釜型の炭焼き器は直火である為に被燃焼製品を灰にしてしまったり、(空気量が多いと)その管理が、困難であ且つ、製品が不均一である。
【問題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、従来の土釜では炭焼製品が、不均一なものであり、且つ、運転管理が、場合によって困難である(つきっきりで見なくてならない、)炭焼きを、密閉してむし焼にて、炭化させるという目的の装置である。
【0007】
そして、直火を使用しないので、内釜に入れるものは全てが炭化させる事が可能であり、均一な製品を創出する事が出来る
【0008】
更に、コンパクトである為に2toN等の、運搬車輌に積載可能であり、どこでも製品がある所に移動して、炭焼が可能である。
【0009】
本発明は、このような従来の構成が有していた問題を解決しようとするものであり、又、車輌に積載する事で移動式にもなる。同時に、ガスバーナーを設置することで、自動化も可能になる。
【問題を解決するための手段】
【0010】
本発明は従来の土釜では炭焼製品が、不均一であり且つ、運転管理が、場合によってつきっきりで監視しなくてはならない事を解決する、二重釜のむし焼き型で炭化させる目的の装置である。
【0011】
そして、直火でないので、内釜に入れるものは全てが、元の形の状態で炭化させる事が可能であり、均一な製品を創出する事が出来る。
【0012】
更に、コンパクトであるために、2toN等の運搬車輌に積載が可能であり、どこでも製品が作れるという機動性がある。
【0013】
又たき木を使用しないで、バーナーを設置する事で、重油プロパン等の燃料を使用する事も可能である。
【0014】
前述した様に、バーナーと温度センサー、タイマーを併設する事で、管理運転の自動化が計れる。
【発明の効果】
【0015】
上述した様に本発明の炭焼き器は、均一化された炭を焼く事ができ、且つ、運転管理が容易である。
【0016】
又、2toN、4toNのトラック荷台に設置可能であり被燃焼物のあるどこへでも移動し、炭焼きできる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】 内部タンク(SUS製)
【図2】 外部釜側面図
【図3】 外部釜正面図
【図4】 外部釜断面図
【図5】 酢液冷却装置及酢液貯留タンク
【符号の説明】
【0018】
1.内部釜本体部(SUS)
2.フランンジ
3.メクラふた
4.木酢液用パイプ
5.車輪
6.石綿パッキン
7.外部釜(耐火レンガ)
8.内部点検口(耐熱ガラス製)
9.炊き口
10.土台(耐火レンガ)
11.外部用エントツ(SS製)
12.温度センサー
13.原料(内部釜)取出入口
14.酢液冷却水槽(SS製)
15 同上架台(SS製)
16 酢液貯留タンク架台(SS製)
17 酢液貯留タンク(SS製)
18 同上エントツ(SS製)
19 レール
20 外部釜原料取出口石綿パッキング

【特許請求の範囲】
【請求項1】
炭焼き釜であるが、土釜ではなく、二重釜型式で材料をむし焼状況にし、均一な製作を(炭焼き)可能にする装置である。土釜(一重釜)方式は直接、炭焼部材を燃焼させる為に空気量の調節等、製造中の管理が必要であり又経験を有する作業であるが、二重釜構造は直接燃焼させる方法ではないので、安全面、管理面でも誰でもが部材(被燃焼物)を炭素化可能にする装置である。
【請求項2】
上記釜は直接火炊きを行わないので、(内釜に被燃焼物を納める)装置の大小により2toN運搬車輌もしくは4toN運搬車輌に積載する事によってどこにでも移動可能な装置である。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2008−163269(P2008−163269A)
【公開日】平成20年7月17日(2008.7.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−357588(P2006−357588)
【出願日】平成18年12月26日(2006.12.26)
【出願人】(507041319)
【Fターム(参考)】