説明

移動端末機の画面出力最適化のためのコンテンツ制御方法及びそのシステム

【課題】
移動端末機の一画面に出力できるコンテンツが制限される特性を考慮し、画面に次的に最適化されたレイアウトを先ず配列し、使用者のタッチ入力(dynamic pinch/spread)があるとき、当該領域の細部詳細コンテンツを段階的に画面上に出力する画面出力の最適化のためのコンテンツ制御方法及びそのシステムに関する。
【解決手段】本発明は、タッチスクリーンを介して入力される、約定された第1パターンのタッチ入力を認識すると、上記第1パターンのタッチ入力が入力された領域のコンテンツを所定の割合ほど拡大させて画面に出力するとともに、上記第1パターンのタッチ入力により選択されたコンテンツの詳細情報を上記メモリから読み取り、タッチスクリーン画面に共に出力するようになることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、移動端末機の画面出力最適化のためのコンテンツ制御方法及びそのシステムに係り、より詳しくは、1次的に最適化されたレイアウトを先ず配列し、使用者の特定領域画面拡大命令タッチ入力(dynamic pinch/spread)があるとき、当該領域の細部詳細コンテンツを段階的に画面上に出力する移動端末機の画面出力最適化のためのコンテンツ制御方法及びそのシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
通常、デバイス(device)或いはターミナル(terminal)と称する端末機は、技術の発展とともに、その外形はますます軽薄短小となる反面、放送受信や通信機器としての伝統的な基本機能に付加して例えば、写真や動画の撮影、音楽や映像ファイルの再生、ゲームなど使用者の要求に応じた多様なマルチメディア機能を実行できるようになってきた。
その結果、端末機が使用者に伝達しなければならない情報量は徐々に多くなりまた多様化しているが、これを画面上に出力する機能を担当するディスプレー装置はさらに薄く、その大きさも一定範囲を超えないよう制限を受けている。
【0003】
特に、携帯に適していることが重視される移動端末機においては、躯体(body)の大きさを制限する必要があり、それに伴いディスプレー装置も躯体の大きさ以上にできないと言う制約がある。
従って、従来は移動端末機のディスプレー画面上に複数のコンテンツ(例えば、人物、文書、プログラム、アプリケーション、ナビゲーションなど)を表示する場合、表示領域の大きさの制限により当該コンテンツを代表する情報のみ表示され、複数のコンテンツのそれぞれに含まれた下位情報を一度に確認することができる機能は提供されなかった。さらに、上記機能が提供されても複雑なセッティング操作が求められ、使用者に適切な助言を与えられない問題点があるので、これに対する改善方案が求められていた。
【0004】
さらに、複数のコンテンツが一画面上に表示される場合、画面に表示された複数のコンテンツのうち何れか一つを選択して情報閲覧モードを行うことにより、これを介して当該選択されたコンテンツに含まれた複数の下位情報を確認することは可能であるが、情報閲覧モードが実行されると、選択されないコンテンツはこれ以上画面上に表示されなくなる。
例えば、ナビゲーションコンテンツ、ビデオコンテンツ及び天気コンテンツが同時に画面上に表示され、使用者がこの中で天気コンテンツの具体的な内容を確認しようとする場合、天気コンテンツを選択して情報閲覧モードを行うことにより天気に関する具体的な下位情報を確認することができる。しかし、情報閲覧モードの実行によりその他のナビゲーションコンテンツ及びビデオコンテンツは表示される領域が存在しないので画面上に表示されず、使用者により選択されたコンテンツ以外のコンテンツに対する代表情報を確認し難いとの問題が発生する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特表2005−522070号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記事情を勘案してなされたものであって、移動端末機の一画面に出力できるコンテンツが制限される特性を考慮し、画面にディスプレーしなければならないコンテンツのうち 1次的に最適化されたレイアウトを先ず配列し、使用者の特定領域画面拡大命令タッチ入力(dynamic pinch/spread)があるとき、当該領域の細部詳細コンテンツを段階的に画面上に出力する画面出力の最適化のためのコンテンツ制御方法、及びそのシステムの提供にその目的がある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る移動端末機の画面出力の最適化のためのコンテンツ制御システムは、タッチスクリーンを備えた移動端末機において、上記タッチスクリーンを介して出力するコンテンツをデータに格納するメモリと、上記タッチスクリーンを介した使用者の入力に従い装置全般の動作を制御する制御部、及び上記タッチスクリーンを介して入力される使用者のタッチ入力を分析し、タッチ入力に相応する制御命令を認知するタッチインタラクションモジュールを含んで構成され、上記制御部は上記タッチインタラクションモジュールを介して第1パターンのタッチ入力が認知されると、タッチ入力が印加された領域のコンテンツを約定された割合だけ拡大出力するとともに、上記メモリから当該領域コンテンツの詳細情報を読み取り、上記拡大されたコンテンツとともに画面上に出力されるように制御することを特徴とする。
【0008】
本発明において、上記メモリは上記タッチスクリーンを介して出力される少なくとも一つ以上のコンテンツそれぞれに対し、より詳細な情報を含む下位情報が階層的構造として段階的に分割され管理されるコンテンツ分割格納部であることを特徴とする。
【0009】
上記タッチインタラクションモジュールは制御部内に具現されたことを特徴とする。
【0010】
本発明に係る移動端末機の画面出力の最適化のためのコンテンツ制御システムにおいて、上記制御部は上記タッチインタラクションモジュールを介して第1パターンのタッチ入力が引き続き感知されると、各感知時点ごとに上記階層的構造の下位情報を段階的に出力することを特徴とする。
【0011】
本発明で上記制御部は、上記タッチインタラクションモジュールを介して第2パターンのタッチ入力が感知されると、各感知時点ごとに当該領域のコンテンツを所定の割合で段階的に縮小させて表示するとともに、上記階層的構造の下位情報を段階的に画面から消去することを特徴とする。
【0012】
一方、本発明に係る移動端末機の画面出力の最適化のためのコンテンツ制御方法は、タッチスクリーンを介して出力するコンテンツをデータに格納するメモリと、装置全般の動作を制御する制御部を備えた移動端末機の画面制御方法において、上記タッチスクリーンを介して入力される第1パターンのタッチ入力を認識するタッチ入力認識段階と、上記第1パターンのタッチ入力が入力された領域のコンテンツを所定の割合だけ拡大させて画面に出力するとともに、上記第1パターンのタッチ入力により選択されたコンテンツの詳細情報を上記メモリから読み取り、共に出力する拡大出力段階を含んで構成されたことを特徴とする。
【0013】
本発明において、上記メモリに格納されたコンテンツ情報は段階的に詳細な内容を有する複数の階層構造に具現され、上記制御部は上記タッチ入力認識段階で第1パターンのタッチ入力が引き続き感知されると、各感知時点ごとに上記メモリから段階的に下位情報を読み取り、これに基づき上記拡大出力段階を順次に行うことを特徴とする。
【0014】
さらに、本発明において、上記タッチ入力認識段階はタッチスクリーンを介して入力される第2パターンのタッチ入力を認識する段階をさらに備え、上記タッチ入力認識段階で第2パターンのタッチ入力が認識されると、各認識時点ごとに当該領域のコンテンツを所定の割合だけ縮小させて画面に出力するとともに、上記第2パターンのタッチ入力により選択されたコンテンツの下位情報を画面から段階的に消去する縮小消去段階をさらに含んで構成されたことを特徴とする。
【0015】
本発明の上記第1パターンのタッチ入力は、上記タッチスクリーンに表示されたコンテンツ上の第1 地点及び第2 地点がマルチタッチされた状態で、上記マルチタッチされた第1 地点及び第2 地点の間の距離が遠くなり約定された距離を超過する入力の形態に定義されたことを特徴とする。
【0016】
本発明の上記第2パターンのタッチ入力は、上記タッチスクリーンに表示されたコンテンツ上の第1 地点及び第2 地点がマルチタッチされた状態で、上記マルチタッチされた第1 地点及び第2 地点の間の距離が徐々に近くなるようにして約定された距離以内に狭まる入力の形態に定義されたことを特徴とする。
【0017】
本発明の上記第2パターンのタッチ入力は、ロングタッチ、近接タッチ、ロング近接タッチ、ダブルタッチのうち何れか一つの方式で具現されたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、画面上に複数のコンテンツが出力されている状態で使用者が事前に設定されたタッチ入力を介して特定領域画面拡大を行なえば、画面上に表示された複数のコンテンツを維持しながら、使用者が具体的な情報を確認しようとするコンテンツを所定の割合で拡大するとともに、選択されたコンテンツの具体的な情報と他のコンテンツの代表情報を同時に使用者に提供することができる。
その結果、別途の追加入力なく使用者により選択されたコンテンツの下位情報が拡大された画面上に自動に共に出力されることにより、使用者がコンテンツに含まれた下位情報を確認することができる機能を提供する。
さらに、拡大されたコンテンツを予め設定した約定された入力を介し元の割合で縮小する機能を提供し、制限された大きさのディスプレー画面を効率的に最適化させて表示することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明の1実施例に係る画面出力の最適化のためのコンテンツ制御機能が備えられた移動端末機のブロック構成図である。
【図2】図1の構成でなる移動端末機の外観構造を説明するための図である。
【図3】使用者の器機操作と画面出力を例示した図である。
【図4】本発明の 1実施例に係る画面出力の最適化のためのコンテンツ制御機能が備えられた移動端末機の動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】(a)、(b)は、本発明の 1実施例に係る画面拡大及び選択されたコンテンツの下位情報表示過程を説明するための図である。
【図6】(a)〜(e)は、本発明の 1実施例に係る画面拡大による下位コンテンツ発現、及び画面縮小による下位コンテンツ消去過程を説明するための図である。
【図7】本発明の1実施例に係るメニュー設定による下位情報表示対象選択過程を説明するための図である。
【図8】(a)、(b)は、本発明の 1実施例に係る選択されたコンテンツ拡大過程での所定の視覚効果を説明するための図である。
【図9】(a)、(b)は、本発明の他の実施例であって、第2パターンのタッチ入力をダブルタッチ入力で行う事例を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、図を参照して本発明に係る実施例について説明する。以下の説明で用いられる構成要素に対する接尾語「モジュール」及び「部」は、説明の容易性のみ考慮し付与されるか混用されるものであって、それ自体で互いに区別される意味又は役割を有するものではない。
図1は、本発明の1実施例に係わる画面出力最適化のためのコンテンツ制御機能が備えられた移動端末機のブロック構成図である。
本発明では車両用ナビゲーション装置に適用された事例を説明しているが、これは一つの具現事例を説明するだけのもので、車両への据え置き型であってもよく、また、携帯あるいは移動可能な端末機であってもよく、携帯電話、スマートフォン、ノートパソコン(laptop computer)、デジタル放送受信端末機、PDA(Personal Digital Assistants)、PMP(Portable Multimedia Player)、タブレットコンピュータなど多様な形態で具現され得る。
【0021】
図1に示すように、本発明の 1実施例に係る車両用移動端末機は無線通信部110、A/V(Audio/Video)入力部120、使用者入力部130、出力部150、メモリ160、インターフェース部170、制御部180及び電源供給部190から構成される。
無線通信部110は、移動端末機100と無線通信システムとの間、又は移動端末機100と該移動端末機が位置する地域に提供されるネットワークとの間の無線通信を可能にする一つ以上のモジュールを含む。例えば上記無線通信部110は放送受信モジュール111、移動通信モジュール112、無線インターネットモジュール113、近距離通信モジュール114及び位置情報モジュール115などを含むことができる。
【0022】
放送受信モジュール111は、アンテナを介して放送信号を受信するか、別の放送チャンネルを介して外部の放送管理サーバから放送関連情報を受信する。上記放送チャンネルは衛星チャンネル、地上派チャンネルを含む。
一方、上記放送管理サーバは放送信号及び/又は放送関連情報を生成して送信するサーバ、又は既に生成された放送信号及び/又は放送関連情報の提供を受けて端末機に送信するサーバを意味する。さらに、上記放送信号には TV 放送信号、ラジオ放送信号、交通情報(例えば、TPEG 情報) などのデータ放送信号を含むだけでなく、TV 放送信号又はラジオ放送信号にデータ放送信号が結合された形態の放送信号も含まれ得る。
【0023】
上記放送関連情報は、放送チャンネル、放送プログラム又は放送サービス提供者に係る情報を含むので、上記移動通信モジュール112により移動通信網を介して受信されることもあり、上記無線インターネットモジュール113を介して IP コンテンツの形式で提供されることもある。
一方、上記放送関連情報は多様な形態で存在する。従って、 DMB(Digital Multimedia Broadcasting)の EPG(Electronic Program Guide) 又は DVB−T(Digital Video Broadcast−Terrestrial)、DMB−S(Digital Multimedia Broadcasting−Satellite)、MediaFLO(Media Forward Link Only)、DVB−H(Digital Video Broadcast−Handheld)、ISDB−T(Integrated Services Digital Broadcast−Terrestrial) などのデジタル放送システムを用いてデジタル放送信号を受信することができる。上記放送受信モジュール111は前述したデジタル放送システムを含むことができ、必要に応じてアナログ放送を含み例示で提示されていない他の形式の放送システムに適するように構成され得る。
【0024】
上記放送受信モジュール111を介して受信された放送信号及び/又は放送関連情報は、必要に応じてメモリ160に格納される。
移動通信モジュール112は、移動通信網上で基地局、外部の端末、サーバのうち少なくとも何れか一つと無線信号を送受信する。上記無線信号は音声呼び信号、画像通話呼び信号又は文字/マルチメディアメッセージ送受信に伴う多様な形態のデータを含む。
無線インターネットモジュール113は無線インターネット接続のための構成であって、移動端末機100内に内装されるか、外装の形態に結合される。
無線インターネット技術では、WLAN(Wireless LAN)(Wi−Fi)、Wibro(Wireless broadband)、Wimax(World Interoperability for Microwave Access)、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access) などが利用される。
【0025】
一方、近距離通信モジュール114は、近距離通信(short range communication)を行う構成であって、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))、RFID(Radio Frequency Identification)、赤外線通信(IrDA; Infrared Data Association)、UWB(Ultra Wideband)、ZigBee などが利用される。
上記位置情報モジュール115は、移動端末機100の位置情報を獲得するための構成であって、その代表的な例として GPS(Global Position System)モジュールが用いられる。該位置情報モジュール115により受信される信号を総合的に演算して現在の位置を算出し、これをこの後に説明するディスプレー部151を介して地図上に表示するか、走行方向、走行速度、経路案内などを行うことができる。
【0026】
図1で上記 A/V入力部120は、映像情報と音声情報の入力を受けるための構成であって、カメラ121とマイク122などが含まれる。カメラ121は車両用ブラックボックス(black box)の録画モード(Rec. mode)でイメージセンサにより得られる停止映像又は動画などの画像フレームを生成する。生成された画像フレームはディスプレー部151に表示される。
一方、カメラ121で生成された画像フレームは、メモリ160に格納されるか無線通信部110を介して外部に伝送される。カメラ121は使用環境に従い 2つ以上が備えられ、例えば、前後の二方向以上の映像を同時に撮影するマルチチャンネル(multi−channel)ブラックボックス機能を具現することもできる。
【0027】
マイク122は、通話モード、録音モード又は音声認識モードなどでマイクロフォン(Microphone)により外部の音響情報の入力を受け、これを電気的な音声信号に変換して処理する。変換された音声信号は通話モードの場合、上記移動通信モジュール112により移動通信基地局に伝送可能な形態で処理され、アンテナを介して出力され、使用者は経路探索のために目的地や出発地などを音声を介して直接入力することもできる。マイク122には外部の音響信号の入力を受ける過程で発生する雑音(noise)を除去するための多様な雑音除去アルゴリズムが具現される。
使用者入力部130は、使用者の操作に伴い装置全般の動作を制御するための入力情報を発生させる構成であって、キーパッド(key pad)、ドームスイッチ(dome switch)、タッチパッド(感圧/静電)、ジョグホイール(jog wheel)、ジョグスイッチなどで構成される。
【0028】
出力部150は、移動端末機100が約定された信号処理プロセスを介して使用者の五感を介し認知できる信号として結果を表出する手段であって、代表的な出力装置であるディスプレー部151と音響出力モジュール152が備えられる。ディスプレー部151は、移動端末機100で処理されたデータを視覚的な情報として画面上に出力することになるが、例えば、移動端末機がナビゲーションモードの場合、車両運行に関わる現在の位置、目的地、経路などの情報と地図、速度、方向、距離指示などを画面上に表示し、これに関わる使用者インターフェース(user interface)を提供し、ブラックボックスモード又は撮影モードの場合は撮影された映像又は UI(又は GUI;Graphic User Interface)を提供する。
【0029】
一方、ディスプレー部151は液晶ディスプレー(LCD;Liquid Crystal Display)、薄膜トランジスタ液晶ディスプレー(TFT LCD; Thin Film Transistor−Liquid Crystal Display)、有機発光ダイオード(OLED; Organic Light−Emitting Diode)、フレキシブルディスプレー(flexible display)、3次元ディスプレー(3D display)、見る方向に従い他の映像が表示されるデュアルディスプレー(例えば、一つのディスプレーを運転席から見ると地図が見え、助手席から見ると放送画面が見える出力装置)のうち少なくとも一つを含む。
上記多様なディスプレー装置のうち一部は外部を透視することのできる透明型又は光透過型に具現されるが、TOLED(Transparant OLED)が代表的に用いられる。 上記ディスプレー部151の裏面、即ち、後方構造もまた光透過型構造に具現される。このような構造により使用者は端末機の躯体(body)のディスプレー部151が占める領域を介して端末機の躯体の後方に位置した事物を見ることができる。
【0030】
さらに、移動端末機100の具現形態に従いディスプレー部151が 2つ以上存在することができ、例えば、複数のディスプレー手段が一つの面に離隔された形態や一体で配置され、又は互いに異なる面に分けられそれぞれ配置される。
ディスプレー部151と使用者のタッチ動作を感知するセンサ(以下、「タッチセンサ」という)がレイヤー(layer)構造を成す場合(以下、「タッチスクリーン」という)、上記ディスプレー部151は出力装置以外に入力装置としても用いられ、上記タッチセンサは、例えばタッチフィルム、タッチシート、タッチパッドなどの形態を有する。
【0031】
タッチセンサは、ディスプレー部151の特定部位に加えられた圧力又は静電容量の変化を電気的な入力信号に変換するものである。該タッチセンサはタッチされる位置及び面積だけでなく、タッチ時の圧力までも検出することができる。
タッチセンサに対するタッチ入力のある場合、接触に対応する信号が発生しタッチ制御器(図示省略)に伝送される。タッチ制御器はこれを処理したデータを制御部180に伝送する。これをもって制御部180はディスプレーパネルのいずれの領域がタッチされたのかを認知することになる。
【0032】
以下では説明の便宜のため、上記タッチスクリーン上にポインタが接触しない近接しており、上記ポインタが上記タッチスクリーン上に位置することが認識されるようにする行為を「近接タッチ(proximity touch)」と称する。そして、上記タッチスクリーン上にポインタが実際に接触する行為を「接触タッチ(contact touch)」と称する。上記タッチスクリーン上でポインタで近接タッチがなされる位置は、上記ポインタがスクリーンに近接するとき、上記ポインタが上記タッチスクリーンに対し垂直に対応する位置を指定する。
さらに、タッチスクリーンは同時に二つの地点以上に加えられたタッチ信号を感知することもできるが、これを「マルチタッチ(multi−touch)」と言う。
【0033】
一方、音響出力モジュール152はマルチメディアファイル再生モード、放送受信モードなどで無線通信部110から受信されるか、メモリ160に格納されたオーディオデータを出力することができる。音響出力モジュール152は、移動端末機100で行われる機能に係る音声情報(例えば、警告音、アラーム音、経路案内音声など)を出力するが、レシーバー(receiver)、スピーカー(speaker)、ブザー(buzzer)などで構成される。
メモリ160は、上記制御部180のデータ処理及び制御のためのプログラムを格納し、電話帳、地図情報、オーディオ及び映像情報などのようなコンテンツ資料をデータに保管し、上記使用者入力部130 又は出力部150を介して入出力されるデータを臨時格納する機能を行う場合もある。
【0034】
メモリ160には上記データなどそれぞれに対する使用頻度(例えば、よく行く目的地、各マルチメディアファイルに対する使用頻度)も共にデータに格納され、上記タッチスクリーン上のタッチ入力時に出力される多様なパターンの震動及び音響に関するデータを格納することができる。
メモリ160は、フラッシュメモリタイプ(flash memory type)、ハードディスクタイプ(hard disk type)、マルチメディアカードマイクロタイプ(multimedia card micro type)、SD 又は XDのようなカードタイプ、ラム(RAM;Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)、ロム(ROM;Read−Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)、PROM(Programmable Read−Only Memory)、磁気メモリ、磁気ディスク、光ディスクのうち何れか一つのタイプの格納媒体を含むことができる。
【0035】
一方、移動端末機100はインターネット上で上記メモリ160のデータ格納機能を行うウェブストレージ(web storage)と連動するように構成することもできる。
インターフェース部170は移動端末機100に連結される全ての外部機器との通路の役割を担う。インターフェース部170は外部器機からデータの伝送を受けるか、電源の供給を受けて移動端末機100 の内部の各構成要素に伝達することもあり、移動端末機100の内部で処理されたデータが外部器機に伝送される窓口(device)でもある。
該インターフェース部170には、有/無線ヘッドセットポート、外部充電器ポート、有/無線データポート、ビデオ I/O(Input/Output)ポート、イヤホンポートなどが含まれる.
【0036】
上記インターフェース部170は、移動端末機100が外部クレイドル(cradle)と連結されるとき、上記クレイドルからの電源が上記移動端末機100に供給される通路となるか、使用者により上記クレイドルから入力される各種命令信号が移動端末機100に伝達される通路になる。上記クレイドルから入力される各種命令信号又は電源は、移動端末機100が上記クレイドルに正確に装着されたことを認知するための信号に用いられる。
制御部180は、移動端末機の全般的な動作を制御する構成であって、データ通信、経路検索、ブラックボックス録画などのための制御及びデータ処理を行う。制御部180にはマルチメディア再生のためのマルチメディアモジュール181が備えられる。
【0037】
さらに、上記制御部180には上記タッチセンサを介して入力される信号を約定された基準に従い解釈し、相応する命令語に変換するタッチインタラクション(interaction)モジュール183が備えられる。
図1の140は、上記制御部180の統制に従いディスプレー部151を介して出力するコンテンツを上位情報と下位情報に分割して格納するコンテンツ分割格納部である。該コンテンツ分割格納部140は図1に示すように、上記メモリ160と別に構成されることもあるが、必要に応じて上記メモリ160の内部に具現されることもあり、別の分割格納モジュールを置かず、上記制御部180がメモリ160に格納されたコンテンツ情報を選択的にアクセスすることにより、ディスプレー画面上に段階的に分割出力されるように具現することもできる。
【0038】
一方、上記マルチメディアモジュール181、タッチインタラクションモジュール182は、必ず制御部180内になければならないのではなく、制御部180と別に具現されることもある。
電源供給部190は、制御部180の制御により装置全般に動作電源を供給する。
図2は、図1の移動端末機100の外観構造を説明するための図である。図2に示す移動端末機は、バー状の躯体を備えたものを例示したものであるが、2 以上の躯体が結合されたスライドタイプ、フォルダタイプ、スイングタイプ、スイベルタイプなど多様な構造に適用される。
移動端末機の躯体は外観を成すケース(ケーシング、ハウジング、カバーなど)を含み、該ケースは合成樹脂を射出して形成するか、例えば、ステンレススチール(STS) 又はチタン(Ti)などのような金属材質で製作される。
【0039】
移動端末機100の躯体にはディスプレー部151、音響出力モジュール152、カメラ121、使用者入力部130、マイク122、インターフェース部170 などが配置される。
ディスプレー部151はフロントケースの前面である主面の殆どを占める。ディスプレー部151の上部には音響出力モジュール152とカメラ121が配置され、下部には入力ボタン(131)とマイク122が配置され、使用者入力部130の他の入力手段とインターフェース部170 などはフロントケース及び/又はリアケースの側面に配列される。
使用者入力部130は使用者から移動端末機100の動作を制御するための命令の入力を受けるための構成で、複数の操作ユニット(unit)等を含む。操作ユニットなどは操作部(manipulating portion)とも通称されるが、使用者の触感により操作される方式(tactile manner)であればいずれの方式でもよい。
【0040】
操作ユニットなどにより入力される内容は多様に設定される。例えば、第1 操作ユニットは開始、終了及びスクロールなどのような命令の入力を受け、第2 操作ユニットは音響出力モジュール152で出力される音響の大きさの調節、及びディスプレー部151のタッチ認識モードへの転換などのような命令の入力を受けることができる。
ディスプレー部151には多様な種類の視覚情報が表示されるが、これら情報などは文字、数字、記号、グラフィック又はアイコンなどの形態で表示される。
これらは一定の配列を成してキーパッドの形態に表示され、使用者は所望の字形を選択してタッチすることにより当該情報を入力することができるが、これをいわゆる「仮想キーパッド」(virtual keypad)という。
【0041】
図3は、移動端末機の前面窓の仮想キーパッドに加えられたタッチ入力を介して使用者が情報を入力する過程を表している。ディスプレー部151は全体領域に作動されるか、複数の領域などに分けられて作動される。後者の場合、上記複数の領域などは互いに関連して作動されるように構成される。
例えば、ディスプレー部151の上部と下部には、出力窓151aと入力窓151bがそれぞれ配置され、入力窓151bには住所/番地などの入力のための数字が表示された仮想キーパッド151cが出力される。仮想キーパッド151cがタッチされると、タッチされた地点に対応する数字などが出力窓151aの一側領域に表示される。
さらに、ディスプレー部151にレイヤー構造に具現されたタッチパッドは、スクロール(scroll)によるタッチ入力を認知し、それに相応する処理を行うことができる。
【0042】
使用者は、ディスプレー部151上の上記タッチパッドをスクロールすることにより、ディスプレー部151に表示された個体(例えば、アイコンなどに位置したカーソルー又はポインタ)を移動させる。さらに、使用者が指をディスプレー部151 上のタッチパッド上で移動させる場合、指の動く経路がディスプレー部151に視覚的に表示されるようになっている。これは、ディスプレー部151に表示されるイメージを編集するのに有効に用いられる。図3に示すディスプレー部151は前述した機能を備えたタッチスクリーンに具現されたものである。
【0043】
次に、図4に示したフローチャートを参照し、上記装置の動作について説明する。
ディスプレー部151で特定オブジェクトを指すか、メニューを選択するための矢印又は指形態のグラフィックは、ポインタ(pointer)又はカーソルー(cursor)と呼称される。しかし、ポインタの場合、タッチ操作などのための指やスタイラスペンなどを意味するものに混用される場合が多い。従って、本明細書ではこの二つを明確に区分するため、ディスプレー部151に表示されるグラフィックをカーソルーと称し、指やスタイラスペンのようにタッチ、近接タッチ、ジェスチャ(gesture)を行うことができる物理的な手段をポインタと称することにする。
【0044】
図4は、本発明の画面出力最適化のためのコンテンツ制御機能が備えられた移動端末機の動作を説明するためのフローチャートである。
使用者が移動端末機100の使用者入力部130に備えられた電源ボタン(図示省略)をオン(on)させると、制御部180は上記メモリ160に格納されたデータに基づき、タッチスクリーンが備えられたディスプレー部151の画面上に多様なマルチメディア機能を選択可能な初期画面を出力する。
このとき、制御部180は必要な場合、メモリ160から画面に出力する情報を読み取り、これを1次画面に出力する代表情報と、2次画面に出力する下位情報に分割してコンテンツ分割格納部140に格納することができ、別の分割格納過程を経ず、上記メモリ160から画面に出力する情報を直ちにアクセスするように具現することもできる。
制御部180はタッチスクリーンの全体領域を所定の割合で分離し、分離された領域に少なくとも一つのコンテンツが表示されるように制御することになる。(S401)
【0045】
タッチスクリーンを分離する割合、及びそれぞれの分離された領域に表示されるコンテンツの種類は、移動端末機の製作時に予め設定されるか、使用者により任意に指定される。
前述したように、複数のコンテンツが一画面上に同時に表示されるので、それぞれのコンテンツに含まれた複数の下位情報は一画面に全て示されず、複数の下位情報のうち最小限の情報を伝達することのできる代表情報がコンテンツとともに当該領域に表出される。
例えば、ナビゲーションコンテンツの場合、使用者の現在位置及び目的地までの経路を代表情報として表示することができ、ニュースコンテンツの場合、記事のヘッドライン情報を代表情報として表示することができ、天気コンテンツの場合、現在の外部気温及び天気を代表情報として表示することができる。
【0046】
少なくとも一つのコンテンツが上記分離区画された領域に表示されると、表示されたコンテンツの何れか一つのコンテンツが予め設定されたパターンのタッチ入力で選択される。(S402)
上記予め設定されたパターンのタッチ入力の例としては、ロングタッチ、近接タッチ、ロング近接タッチ、ダブルタッチなどの入力を挙げることができる。さらに、コンテンツ上の第1 地点及び第2 地点がマルチタッチされた状態で、上記マルチタッチされた第1 地点及び第2 地点の間の距離が既に設定された距離を超過する入力を意味することがあるが、これについては後述することにする。
但し、上記の内容は単なる例示に過ぎず、本発明の内容はこれに限定されない。
以下では一般のタッチ入力との区分のため、選択されたコンテンツを拡大するためのタッチ入力を第1パターンのタッチ入力と称する。
【0047】
第1パターンのタッチ入力で何れか一つのコンテンツが選択されると、制御部180は選択されたコンテンツ、及び選択されたコンテンツが表示される領域を予め設定された割合で拡大して表示する。(S403)
次に、制御部180は拡大された領域のうちコンテンツを含んでいない空間に使用者により選択されたコンテンツの下位情報を表示する。(S404)
即ち、上記実施例によれば、使用者は簡単なタッチ入力だけで自分が選択したコンテンツの拡大イメージとともに、選択された情報より具体的な下位情報を共に提供されることになる。
一方、本実施例では使用者により選択されたコンテンツと、当該コンテンツが表示される領域が共に拡大されることを仮定して説明したが、これは一例であるだけで、選択されたコンテンツが表示される領域のみ拡大されるように具現することもできる。さらに、拡大される割合は移動端末機の製作時に予め設定されるか、使用者により任意に指定される。
【0048】
以下、添付の図を参照して使用者が特定コンテンツを拡大し、これを介して下位情報を確認する過程を説明する。
図5(a) 及び(b)に例示した動作においては、第1パターンのタッチ入力がロングタッチ入力であり、拡大される割合はタッチスクリーンの全体画面のうち50%であるものと仮定する。
先ず、図5(a)に示すように、移動端末機の画面構成はタッチスクリーンの全体領域が所定の割合で分割され、それぞれの領域にナビゲーションコンテンツ540、ニュースコンテンツ550、ビデオコンテンツ560及び天気コンテンツ530が表出される。
【0049】
このうち、使用者が、例えば天気コンテンツ530をロングタッチ入力で選択することになれば、図5(b)に示すように、使用者により選択された天気コンテンツの領域とその中に含まれたコンテンツは、制御部180のコントロールにより50% 拡大されて出力される。このとき、拡大された領域の余分の空間には天気コンテンツに含まれた複数の詳細情報、即ち、下位情報540が表示される。この下位情報540には図5(b)に例示したように日付、気温、視覚効果が含まれる。
さらに、第1パターンのタッチ入力はコンテンツ上の第1 地点及び第2 地点がマルチタッチされた状態で、上記マルチタッチされた第1 地点及び第2 地点の間の距離が既に設定された距離を超過する入力を意味する。
【0050】
次に、図6(a) ないし(e)を参照して第1パターンのタッチ入力過程をより具体的に説明する。
図6(a)ないし(e)は、本発明のマルチタッチの入力と、これを介したコンテンツの拡大及び縮小過程を説明するための図である。
先ず、図6(a)に示すように、使用者が天気コンテンツ上の第1 地点600及び第2 地点610を同時にタッチした状態で、図6(b)と共に二つのタッチ地点の間の間隔が遠くなるように約定された距離以上離れると、制御部180のタッチインタラクションモジュール182はこれを第1パターンのタッチ入力に認識する。
一方、既に設定された距離は、移動端末機の製作時に予め指定されるか、使用者が任意に変更設定することが可能である。
【0051】
第1パターンのタッチ入力が感知されると、制御部180は図6(c)に示すように天気コンテンツ630とともに当該領域631を50%拡大させて画面上に出力する。このとき、制御部180は上記コンテンツ分割格納部140又はメモリ160に格納されたデータに基づき拡大された領域の所定空間に、天気コンテンツに含まれた詳細情報、即ち日付、気温、視覚効果などの下位情報を表示する。
一方、使用者がタッチスクリーン上に表示された複数のコンテンツのうち何れか一つを選択し、選択したコンテンツ及び当該コンテンツが表示される領域を縮小させることによりコンテンツを削除する場合にもマルチタッチが利用される。このときのマルチタッチは二つのタッチ地点の間の距離が一定間隔以内に狭まることを感知することにより認知するように具現することができる。
【0052】
即ち、図6(d)に示すように、使用者が指で天気コンテンツ上の第1 地点と第2 地点を同時にタッチ(マルチタッチ)した状態で、二つの地点の間の間隔を約定された距離以内に狭めると、制御部180はこれを第2パターンのタッチ入力で認識し、図6(e)に示すように、使用者により選択された領域を縮小するとともに当該コンテンツを画面から削除(消去)する。
以上で説明したように、上記実施例によれば、使用者は第1パターンのタッチ入力又は第2パターンのタッチ入力を介して画面上に出力された複数のコンテンツのうち任意のコンテンツを容易に拡大し、その下位の詳細情報を確認することもでき、逆に縮小させて画面から削除(消去)することもできる便利な機能を提供することができる。
【0053】
本発明は、上記実施例に限定されず、本発明の技術的な要旨を外れない範囲内で多様に変形して実施することができる。例えば使用者により拡大されたコンテンツとともに提供される下位情報は、別途のメニューを介して使用者が直接選択することができるように具現される。
図7は、メニューを介し画面拡大時に表示する下位情報を設定する過程を説明するための図である。
図7に示すように、設定メニュー710に含まれるコンテンツには天気コンテンツ720、ナビゲーションコンテンツ730、及びビデオコンテンツ740などが含まれ得る。
使用者が上記コンテンツのうち天気コンテンツ720を選択すると、下位情報リストが画面上に出力されることになる。下位情報には日付情報721、気温情報722、視覚効果情報723、全国天気情報724、及び最高気温/最低気温情報725が含まれる。
【0054】
それぞれの下位情報はチェックボックスを含み、使用者はチェックボックスの選択の可否を介し下位情報として出力する対象を選択することができる。
一方、使用者によるコンテンツの拡大を行う場合、必要に応じて所定の視覚効果が付与されるように設定することもできる。
図8(a)及び(b)は視覚効果を付与する過程を説明するための図である。図8で第1パターンのタッチ入力はロングタッチ入力であり、視覚効果は別のインジケーター(indicator)が表示されるものに仮定する。
使用者により天気コンテンツ800がロングタッチ入力810で選択されると、図8(a)に示すように、制御部180は拡大対象である天気コンテンツ800に視覚効果としてインジケーター820が表示されるようにし、次いでに図8(b)のように天気コンテンツ830が拡大され表示されるように制御することができる。
従って、使用者は上記インジケーターを介して自分が拡大するために選択したコンテンツが天気コンテンツであることを確認することができる。
【0055】
次いで、第2パターンのタッチ入力として多様な方式のタッチ入力が具現されることを説明する。
図9(a)及び(b)は本発明の他の実施例であって、第2パターンのタッチ入力をダブルタッチ入力の方法で行う事例を説明するためのものである。
図9(a)に示すように、下部情報900を含む天気コンテンツが画面上に拡大された状態で出力された状況において、使用者がタッチスクリーンの所定領域をダブルタッチ910すると、図9(b)に示すように、拡大された天気コンテンツは元の割合920で縮小され、下位情報は画面から消去することになる。
【0056】
即ち、使用者はダブルタッチ入力を第2パターンのタッチ入力として用い簡単に画面転換を行うことができる。一方、本発明に係 る諸般の機能は別途のハードウェアを追加することにより具現することもできるが、プログラムが記録された媒体にプロセッサが読み取り可能なコードとして具現することができる。上記媒体には ROM、RAM、CD−ROM、磁気テープ、フロッピー(登録商標)ディスク、光データ格納装置などがあり、キャリアウェーブ(例えば、インターネットを介した伝送の場合)の形態に具現することも可能である。
本発明は上記実施例の構成に限定されず、各実施例に開示された構成の全部又は一部が選択的に組み合わされ構成される。
【符号の説明】
【0057】
100 : 移動端末機
110 : 無線通信部
111 : 放送受信モジュール
112 : 移動通信モジュール
113 : 無線インターネットモジュール 114 : 近距離通信モジュール
115 : 位置情報モジュール
120 : A/V 入力部
121 : カメラ
122 : マイク
130 : 使用者入力部
140 : コンテンツ分割格納部
150 : 出力部
151 : ディスプレー部
152 : 音響出力モジュール
160 : メモリ
170 : インターフェース部
180 : 制御部
181 : マルチメディアモジュール
182 : タッチインタラクションモジュール
190 : 電源供給部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
タッチスクリーンを備えた移動端末機において、
前記タッチスクリーンを介して出力するコンテンツをデータに格納するメモリと、
前記タッチスクリーンを介した使用者の入力に伴い装置全般の動作を制御する制御部と、
前記タッチスクリーンを介して入力される使用者のタッチ入力を分析し、タッチ入力に相応する制御命令を認知するタッチインタラクションモジュールと、
を含んで構成され、
前記制御部は、前記タッチインタラクションモジュールを介して第1パターンのタッチ入力が認知されると、タッチ入力が印加された領域のコンテンツを約定された割合だけ拡大出力するとともに、前記メモリから当該領域コンテンツの詳細情報を読み取り、前記拡大されたコンテンツとともに画面上に出力されるように制御することを特徴とする移動端末機の画面出力の最適化のためのコンテンツ制御システム。
【請求項2】
前記メモリは、前記タッチスクリーンを介して出力される少なくとも一つ以上のコンテンツそれぞれに対し、より詳細な情報を含む下位情報が階層的な構造として段階的に分割され管理されるコンテンツ分割格納部であることを特徴とする請求項1に記載の移動端末機の画面出力の最適化のためのコンテンツ制御システム。
【請求項3】
前記タッチインタラクションモジュールは制御部内に具現されたことを特徴とする請求項1に記載の移動端末機の画面出力の最適化のためのコンテンツ制御システム。
【請求項4】
前記制御部は、前記タッチインタラクションモジュールを介して第1パターンのタッチ入力が引き続き感知されると、各感知時点ごとに、前記階層的構造の下位情報を段階的に出力することを特徴とする請求項2に記載の移動端末機の画面出力の最適化のためのコンテンツ制御システム。
【請求項5】
前記制御部は、前記タッチインタラクションモジュールを介して第2パターンのタッチ入力が感知されると、各感知時点ごとに、当該領域のコンテンツを所定の割合で段階的に縮小させて表示するとともに、前記階層的構造の下位情報を段階的に画面から消去するようになることを特徴とする請求項2に記載の移動端末機の画面出力の最適化のためのコンテンツ制御システム。
【請求項6】
タッチスクリーンを介して出力するコンテンツをデータに格納するメモリと、装置全般の動作を制御する制御部を備えた移動端末機の画面制御方法において、
前記タッチスクリーンを介して入力される第1パターンのタッチ入力を認識するタッチ入力認識段階と、
前記第1パターンのタッチ入力が入力された領域のコンテンツを所定の割合ほど拡大させて画面に出力するとともに、前記第1パターンのタッチ入力により選択されたコンテンツの詳細情報を前記メモリから読み取り、共に出力する拡大出力段階とを含んで構成されたことを特徴とする移動端末機の画面出力の最適化のためのコンテンツ制御方法。
【請求項7】
前記メモリに格納されたコンテンツの情報は、段階的に詳細な内容を有する複数の階層構造に具現され、
前記制御部は、前記タッチ入力認識段階で第1パターンのタッチ入力が引き続き感知されると、各感知時点ごとに、前記メモリから段階的に下位情報を読み取り、これに基づき前記拡大出力段階を順次に行うようになることを特徴とする請求項6に記載の移動端末機の画面出力の最適化のためのコンテンツ制御方法。
【請求項8】
前記タッチ入力認識段階は、タッチスクリーンを介して入力される第2パターンのタッチ入力を認識する段階をさらに備え、
前記タッチ入力認識段階で第2パターンのタッチ入力が認識されると、各認識時点ごとに当該領域のコンテンツを所定の割合ほど縮小させて画面に出力するとともに、前記第2パターンのタッチ入力により選択されたコンテンツの下位情報を画面から段階的に消去する縮小消去段階をさらに含んで構成されたことを特徴とする請求項7に記載の移動端末機の画面出力の最適化のためのコンテンツ制御方法。
【請求項9】
前記第1パターンのタッチ入力は、前記タッチスクリーンに表示されたコンテンツ上の第1 地点及び第2 地点がマルチタッチされた状態で、前記マルチタッチされた第1 地点及び第2 地点の間の距離が遠くなり、約定された距離を超過する入力の形態に定義されたことを特徴とする請求項6に記載の移動端末機の画面出力の最適化のためのコンテンツ制御方法。
【請求項10】
前記第2パターンのタッチ入力は、前記タッチスクリーンに表示されたコンテンツ上の第1 地点及び第2 地点がマルチタッチされた状態で、前記マルチタッチされた第1 地点及び第2 地点の間の距離が徐々に近くなるようにし、約定された距離を以内に狭まる入力の形態に定義されたことを特徴とする請求項8に記載の移動端末機の画面出力の最適化のためのコンテンツ制御方法。
【請求項11】
前記第2パターンのタッチ入力は、ロングタッチ、近接タッチ、ロング近接タッチ、ダブルタッチのうち何れか一つの方式で具現されたことを特徴とする請求項8に記載の移動端末機の画面出力の最適化のためのコンテンツ制御方法。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2013−84232(P2013−84232A)
【公開日】平成25年5月9日(2013.5.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−270851(P2011−270851)
【出願日】平成23年12月12日(2011.12.12)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ZIGBEE
【出願人】(591251636)現代自動車株式会社 (1,064)
【出願人】(500518050)起亞自動車株式会社 (449)
【Fターム(参考)】