説明

移動通信端末、絵文字入力支援システム、絵文字入力支援方法、プログラム

【課題】ユーザに、他のユーザが、どのような文字列(文やキーワード)に対し、どのような絵文字を使用するか、という他のユーザの絵文字の使用態様を提供する。
【解決手段】文字入力機能の起動中にユーザによって入力された文字列に挿入する絵文字の入力支援を行う移動通信端末であって、外部記憶手段に記憶された検索語と絵文字との組み合わせに基づいて、文字列に対応する検索語に対応付けられた絵文字を、表示部に表示する絵文字表示手段と、表示部に表示された前記絵文字の中からユーザによって選択された絵文字の画像データを文字列に挿入する絵文字挿入手段と、外部記憶手段に登録されていない検索語と絵文字の組み合わせを、外部記憶手段に登録する登録手段を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザが絵文字を入力する際の操作を支援する移動通信端末、通信システム、絵文字入力支援方法、プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年では、携帯電話端末等の移動通信端末において使用できる絵文字の種類や、絵文字を使用するユーザが増えている。これにより、どのような文字列(文やキーワード)に対し、どのような絵文字を使用するか、という絵文字の使用態様も多様化している。例えば、「元気だよ」という1つの文に対しても、元気さを表す「笑顔」や「力こぶ」の絵文字だけでなく、明るい気持ちを表すために「太陽」や「花」の絵文字を入力するユーザもいる。
【0003】
従来より、移動通信端末に絵文字と、絵文字に関連する文字列を対応付けて記憶しておき、メールの入力画面において、ユーザが入力した文字列と一致する検索語に対応付けられた絵文字を、入力できる絵文字候補として表示画面に表示する方法が知られている。
【0004】
例えば、特許文献1には、特殊文字入力要求判定手段、特殊文字対応データベース、キーワード検索手段、特殊文字取得手段、選択候補表示手段を備える装置が開示されている。特殊文字入力要求判定手段は、ユーザが文字列を入力可能な文字列入力画面が表示画面に表示されている状態で、特殊文字の入力要求を示す操作がユーザによりなされたか否かを判定する。特殊文字対応データベースは、特殊文字入力要求判定手段により特殊文字の入力要求を示す操作がなされたと判定された場合に、特殊文字対応データベースに記憶されたキーワードが存在するか否かを、入力された文字列内において検索する。
【0005】
特殊文字取得手段は、キーワード検索手段により、特殊文字対応データベースに記憶されたキーワードが検索された場合に、当該キーワードと対応付けられた特殊文字を特殊文字対応データベースから取得する。選択候補表示手段は、特殊文字取得手段により取得された特殊文字を、ユーザによる選択の候補として表示画面に表示させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2008−129687号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、従来の装置においては、絵文字と検索語とが対応付けられたデータベースが移動通信端末内に設けられている。そのため、どのような文字列(文やキーワード)に対し、どのような絵文字を使用するか、という絵文字の使用態様を、複数の移動通信端末間で共有することができない。そのため、移動通信端末のユーザは、他のユーザが、どのような文字列(文やキーワード)に対し、どのような絵文字を使用するか、という他のユーザの絵文字の使用態様を参照することができないという問題がある。
【0008】
また、従来の装置においては、絵文字と検索語の組み合わせが固定されている。そのため、日々変化していく絵文字の種類や、その使用態様に、特殊文字対応データベースが提示する絵文字の種類や使用態様が対応しきれないという問題もある。
【0009】
よって、本発明は、このような問題点に対してなされたものであり、移動通信端末のユーザに、他のユーザが、どのような文字列(文やキーワード)に対し、どのような絵文字を使用するか、という他のユーザの絵文字の使用態様を提示することができる移動通信端末及び、絵文字入力支援システム、絵文字入力支援方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係る移動通信端末の一態様は、文字入力機能の起動中にユーザによって入力された文字列に挿入する絵文字の入力支援を行う移動通信端末であって、外部記憶手段に記憶された検索語と絵文字との組み合わせに基づいて、前記文字列に対応する前記検索語に対応付けられた前記絵文字を、表示部に表示する絵文字表示手段と、前記絵文字表示手段によって表示された前記絵文字の中からユーザによって選択された前記絵文字の前記画像データを前記文字列に挿入する絵文字挿入手段と、前記外部記憶手段に登録されていない前記検索語と前記絵文字の組み合わせを、前記外部記憶手段に登録する登録手段と、を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明は、移動通信端末のユーザに対し、他のユーザが、どのような文字列(文やキーワード)に対し、どのような絵文字を使用するか、という他のユーザの絵文字の使用態様を提示することができる移動通信端末、絵文字入力支援システム、絵文字入力支援方法、プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の実施例1に係る絵文字入力支援システムの全体構成を示す図である。
【図2】本発明の実施例1に係る絵文字入力支援システムの外部記憶手段に保持されたデータの構造を示す図である。
【図3】本発明の実施例1に係る絵文字の入力支援シーケンスを示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施例1に係る絵文字の入力支援シーケンスを示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施例1に係る絵文字の入力支援シーケンスを説明するための具体例であり、絵文字入力支援システムの外部記憶手段に保持されたデータを示す図である。
【図6】本発明の実施例1に係る絵文字の入力支援シーケンスを説明するための具体例であり、メールの作成画面を示す図である。
【図7】本発明の実施例1に係る絵文字の入力支援シーケンスを説明するための具体例であり、絵文字入力支援システムの外部記憶手段に保持されたデータを示す図である。
【図8】本発明の実施例1に係る移動通信端末の構成を示す機能ブロック図である。
【図9】本発明の実施例2に係る絵文字の入力支援システムを説明するための図であり、メールの受信画面を示す図である。
【図10】本発明の実施例2に係る絵文字の入力支援システムを説明するための図であり、メールの受信画面を示す図である。
【図11】本発明の実施例3に係る絵文字の入力支援システムの構成を示すブロック図である。
【図12】本発明の実施例4に係る絵文字の入力支援システムの構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
実施例1.
図1は、本発明の実施例1に係る絵文字入力支援システムの全体構成を示す図である。絵文字入力支援システム100は、外部コンピュータ装置11及び移動通信端末12を備えている。外部コンピュータ装置11の外部記憶手段111には、絵文字と、検索語が対応付けられている。ここで、「絵文字」とは、文字コードによって指定される図像や、ビットマップ、GIF等の種々のイメージデータである。また、「検索語」は、文、キーワード、文の頭文字などからなる文字列である。
【0014】
移動通信端末12は、ユーザがメール作成時等の文字入力機能の起動時に入力された文字列Sに対応した検索語に対応する絵文字を、入力候補として表示する機能を有している。これにより、ユーザは、この入力候補から所望の絵文字を選択することにより、簡単に文字列Sに絵文字を挿入することができる。
【0015】
より具体的な構成について説明する。外部コンピュータ装置11は、外部記憶手段111と絵文字検索手段112を備えている。図2は、外部記憶手段111に記憶されたデータの構成を示す図である。外部記憶手段111には、図2に示すように、絵文字と、複数の検索語とが対応付けて記憶されている。対応付けられた絵文字と検索語は、同一又は関連するイメージをもった組み合わせや、絵文字と検索語で1つの意味を有する組み合わせ等である。外部記憶手段111に記憶された絵文字と検索語の組み合わせは、移動通信端末12の登録手段123によって登録されたものである。
【0016】
ここで、例えば、同一又は関連するイメージを持つ絵文字と検索語の組み合わせとしては、「元気だよ」という検索語に対して「笑顔」や「太陽」の絵文字が組み合わせられている。また、絵文字と検索語で1つの意味を有する組み合わせの例としては、「知らない」という検索語に対して「ハテナマーク」や「ビックリマーク」の絵文字が組み合わせられている。
【0017】
なお、絵文字と検索語との組み合わせは、移動通信端末12から登録・更新できるのに加え、外部コンピュータ装置11や、外部コンピュータ装置11にインターネット通信網等を介して接続できる他のコンピュータ装置によっても、登録・更新できるように構成してもよい。
【0018】
また、図2に示すように、絵文字には、識別情報(ID:Identifier)が付与されている。なお、図2の例では、1つの絵文字に対し、複数の検索語が対応付けられているが、1つの検索語に複数の絵文字、若しくは複数の絵文字の識別情報を対応付けるよう構成してもよい。また、図2の例では、絵文字、識別情報及び検索語が対応付けられているが、絵文字自体の画像データは、外部記憶手段111に記憶されていても、他の記憶装置に記憶されていてもよい。換言すれば、外部記憶手段111に、絵文字と検索語の組み合わせに関する情報が記憶されていれば、画像データは、どこに保管されていてもよい。
【0019】
絵文字検索手段112は、移動通信端末12から送信される文字列Sに相当する検索語を決定し、その検索語に対応付けられている絵文字を検索する。絵文字検索手段112によって決定される、文字列Sに相当する「検索語」とは、文字列Sの一部又は全部と同一の文字列の他、その文字列中に含まれる単語、文字列の頭文字等からなる文字列である。
【0020】
例えば、ユーザにより「おはよう、今日は暑いね」という文字列Sが入力された場合では、検索語は、文字列Sの一部である「おはよう」とすることができる。また、他の検索語の例としては、文字列Sに含まれる単語や、その単語に関連する文や単語とすることができる。例えば、上述のように、ユーザにより入力された文字列Sが「おはよう、今日は暑いね」であれば、文字列Sに含まれる「朝」という単語や、「暑い」という文字列に関連する「夏」等を検索語とすることができる。また、「おはよう」と同じような意味を持つ、「おはよー」、「Hello」等の文字列を検索語としてもよい。なお、文字列Sに対応する検索語の設定方法については、種々既存の方法を用いることができるため、説明については省略する。
【0021】
移動通信端末12は、通信手段120、絵文字表示手段121、絵文字挿入手段122及び登録手段123を備えている。通信手段120は、携帯電話通信網、インターネット通信網の種々の電気通信回線を介して、外部コンピュータ装置11と通信することができる。通信手段120は、ユーザがメール作成途中に入力した文字列Sを、外部コンピュータ装置11に送信するよう構成されている。ここで、通信手段120から外部コンピュータ装置11に送信される文字列Sの単位は、前の文の句点から、次の文の句点までの一文とすることができる。若しくは、送信される文字列Sの単位として、ユーザによって入力された単語としてもよい。また、例えば、句点や単語の区切りに関わらず、所定の文字数ずつ、外部コンピュータ装置11に送信するよう構成してもよい。
【0022】
絵文字表示手段121は、外部記憶手段111に記憶された検索語と絵文字との組み合わせに基づいて、文字列Sに対応する検索語に対応付けられた絵文字を図示しない表示部に表示する。実施例1においては、外部コンピュータ装置11の絵文字検索手段112によって検索された、文字列Sに対応する検索語に対応付けられた絵文字を図示しない表示部に表示する。
【0023】
絵文字挿入手段122は、絵文字表示手段121によって表示された絵文字の中から、ユーザによって選択された絵文字の画像データを文字列に挿入する。なお、実施例1においては、絵文字の画像データは、外部記憶手段111に保持されている。そのため、絵文字挿入手段122は、外部記憶手段111から、ユーザによって選択された絵文字の画像データを取得して文字列Sの適当な位置、例えば、文末に挿入する。
【0024】
登録手段123は、外部記憶手段111に登録されていない検索語と絵文字の組み合わせを、外部記憶手段111に登録する。具体的には、登録手段123は、外部コンピュータ装置11の絵文字検索手段112によって文字列Sに対応する検索語が見つからなかった場合には、ユーザによって入力された文字列Sを検索語とし、この検索語と、文字列Sに対してユーザが新たに選択した絵文字との組み合わせを、外部記憶手段111に登録する。
【0025】
このように構成された絵文字入力支援システム100では、外部コンピュータ装置11は、移動通信端末12から、ユーザによって入力された文字列Sを入力すると、絵文字検索手段112によって、文字列Sに相当する検索語が外部記憶手段111に記憶されているか検索する。そして、絵文字検索手段112は、文字列Sに相当する検索語が、外部記憶手段111に記憶されていれば、その検索語に対応付けられた絵文字のリストを作成する。
【0026】
そして、絵文字表示手段121は、絵文字検索手段112によって作成された絵文字のリストを、ブラウザを使って表示画面に表示させる。これにより、ユーザは、自分が入力した文字列Sに関連する絵文字のリストを見ることができる。そして。ユーザが、絵文字表示手段121によって表示された絵文字のリストから、所望の絵文字を選択すると、絵文字挿入手段122は、その絵文字の画像データを外部記憶手段111よりダウンロードして、文字列Sの適当な位置、例えば、文末に挿入する。
【0027】
一方、絵文字検索手段112が、文字列Sに相当する検索語を検索できなかった場合には、ユーザがメール作成時に選択した文字列S(単語や文)と新たに選択した絵文字の組み合わせが、登録手段123により外部記憶手段111に登録される。また、文字列Sに相当する検索語が外部記憶手段111に存在する場合であっても、絵文字検索手段112によって作成された絵文字のリストをユーザが選択せず、リストアップされていなかった他の絵文字を組み合わせてメールを作成した場合には、文字列Sとユーザによって新たに選択された絵文字との組み合わせが、登録手段123により外部記憶手段111に登録される。
【0028】
このように、移動通信端末12は、上述のような文字列(キーワード)と絵文字の組み合わせを外部記憶手段11に登録する機能と、外部記憶手段11に登録された使用態様を利用して、絵文字をダウンロードする機能の両方の機能を備えている。これにより、あるユーザAが有する移動通信端末により登録された検索語と絵文字の組み合わせ(絵文字の使用態様)を、他の移動通信端末のユーザBが利用することができる。
【0029】
次に、このような絵文字入力支援システム100の動作を図3及び図4のフローチャートを用いて説明する。
【0030】
ステップS1に示すように、文字入力機能の起動中において、移動通信端末12の通信手段120は、外部コンピュータ装置11に接続し、ユーザが直前に入力していた文字列Sを送信する。ステップS2に示すように、外部コンピュータ装置11の絵文字検索手段112は、移動通信端末12から受信した文字列Sに対応する検索語が、外部記憶手段111に記憶されているか否か判定する。ステップS2において、文字列Sに対応する検索語が、外部記憶手段111に記憶されていない場合(NO)、図4のステップS7の処理に移る。なお、ステップS7の処理については後述する。
【0031】
一方、ステップS2において、文字列Sに対応する検索語が、外部記憶手段111に記憶されている場合には(YES)、ステップS3に示すように、絵文字検索手段112は、文字列Sに対応する検索語に対応付けられた絵文字P0のリストを検索結果R0として作成する。ステップS4に示すように、移動通信端末12の絵文字表示手段121は、絵文字検索手段112によって作成された検索結果R0をブラウザによって閲覧し、表示部(図示せず)に表示させる。
【0032】
表示部に表示された検索結果R0に含まれる絵文字P0の中に、ユーザが気に入る絵文字があれば、ユーザはその絵文字P0を選択する。ステップS5では、検索結果R0に含まれる絵文字P0をユーザが選択したか判断する。ステップS5において、ユーザが検索結果R0に含まれる絵文字P0を選択した場合した場合には(YES)、ステップS6の処理に移る。
【0033】
ステップS6に示すように、移動通信端末12の絵文字挿入手段122は、外部コンピュータ装置11の外部記憶手段111より、ユーザによって選択された絵文字P0をダウンロードし、ダウンロードした絵文字P0を、文字列Sの所定の位置、例えば、文字列Sの後ろに挿入する。これにより、絵文字の入力支援シーケンスが終了する。
【0034】
一方、ステップS5において、検索結果R0に含まれる絵文字P0をユーザが選択しなかった場合には(NO)、図4のステップS7の処理に移る。
【0035】
ステップS7では、移動通信端末12は、ユーザに、別のキーワードを入力するよう操作を促す。これにより、ユーザがキーワードK0を入力すると、ステップS8において、移動通信端末12の通信手段120は、ユーザによって入力されたキーワードK0を、外部コンピュータ装置11に送信する。
【0036】
ステップS9に示すように、外部コンピュータ装置11の絵文字検索手段112は、移動通信端末12から受信されたキーワードK0に対応する検索語が、外部記憶手段111に記憶されているか判定する。ステップS9において、キーワードK0に対応する検索語が、外部記憶手段111に記憶されていない場合には(NO)、ステップS7に戻る。
【0037】
一方、ステップS9において、絵文字検索手段112は、キーワードK0に対応する検索語が、外部記憶手段111に記憶されているか検索する。なお、キーワードK0に対応する検索語については、文字列Sに対応する検索語を決定する方法と同様に処理することができるため、その説明を省略する。ステップS9において、キーワードK0に対応する検索語が見つからなかった場合には、ステップS7に戻る。一方、ステップS9において、キーワードK0に対応する検索語が見つかった場合には(YES)、ステップS10に進む。ステップS10において、外部コンピュータ装置11の絵文字検索手段112は、キーワードK0に対応する検索語に対応付けられた絵文字P1のリストである検索結果R1を作成する。
【0038】
ステップS11に示すように、移動通信端末12の絵文字表示手段121は、絵文字検索手段112によって作成された検索結果R1をブラウザにより閲覧し、表示部に表示させる。表示部に表示された検索結果R1に含まれる絵文字P1の中に、ユーザが気に入る絵文字があれば、ユーザはその絵文字P1を選択する。ステップS12では、検索結果R1に含まれる絵文字P1をユーザが選択したか判断する。ステップS12において、ユーザが検索結果R1に含まれる絵文字P1を選択した場合した場合には(YES)、ステップS13の処理に移る。一方、ユーザが検索結果R1に含まれる絵文字P1を選択しなかった場合した場合には(NO)、ステップS7の処理に戻る。
【0039】
ステップS13では、移動通信端末12の絵文字挿入手段122は、外部コンピュータ装置11の外部記憶手段111から、ユーザによって選択された絵文字P1の画像データをダウンロードし、ダウンロードした絵文字P1を、文字列Sの所定の位置、例えば、文字列Sの後ろに挿入する。そして、ステップS14の処理に移る。
【0040】
そして、ステップS14に示すように、移動通信端末12の登録手段123は、ステップS1において移動通信端末12から送信された文字列Sの全部又は一部を検索語とし、この検索語とステップS13によってダウンロードされた絵文字P1とを対応付けて外部記憶手段111に記憶させ、外部記憶手段111のテーブルを更新する。これにより、絵文字の入力支援シーケンスが終了する。
【0041】
次に、図5乃至図7に示す具体例を用いて、図3及び図4の絵文字の入力支援シーケンスを更に説明する。はじめに、外部記憶手段111には、図5に示す組み合わせの絵文字と検索語が記憶されているものとする。ここで、移動通信端末12のユーザがメール作成機能を起動し、「元気だよ」という文字列Sを入力したとする。これにより、移動通信端末12の通信手段120から外部コンピュータ装置11に、「元気だよ」という文字列Sが送信される(図3のステップS1)。
【0042】
外部コンピュータ装置11の絵文字検索手段112は、移動通信端末12から受信された文字列S「元気だよ」に対応する検索語が、外部記憶手段111に記憶されているか判定する(図3のステップS2)。ここで、図5に示す検索語「元気だよ」には、ID「1」の「笑顔」の絵文字と、ID「2」の「力こぶ」の絵文字が対応付けられている。そのため、絵文字検索手段112は、「笑顔」の絵文字と、「力こぶ」の絵文字を含むリストを検索結果R0として作成する(図3のステップS3)。なお、検索された「元気だよ」という検索語に、所定の数以上の絵文字が対応付けられている場合には、頻繁にユーザに選択される絵文字のみを、優先的にリストとして作成してもよい。
【0043】
絵文字検索手段112によって作成された検索結果R0は、移動通信端末12の絵文字表示手段121によって表示される(図3のステップS4)。例えば、移動通信端末12の表示部には、図6に示すように、上方にメール作成画面が表示され、下方に検索結果R0の閲覧画面が表示される。ユーザが、閲覧画面のID「1」の「笑顔」の絵文字を選択すると(図3のステップS5においてYES)、選択された「笑顔」の絵文字は、文字列S「元気だよ」の後ろに挿入される(ステップS6)。これにより、絵文字の入力支援シーケンスが完了する。そして、次の文字列が入力されると、再びステップS1の処理が開始する。
【0044】
一方、ユーザが「笑顔」の絵文字も「力こぶ」の絵文字も気に入らない場合は、ユーザにより、閲覧画面の「他の絵文字を検索」するという項目が選択される(図3のステップS5においてNO)。これにより、移動通信端末12の表示部には、ユーザに、別のキーワードを入力するよう操作を促すメッセージが表示される(図4のステップS7)。これに対し、ユーザがキーワードとして「太陽」を入力すると、「太陽」というキーワードK0が移動通信端末12の通信手段120から外部コンピュータ装置11に送信される(図4のステップS8)。
【0045】
「太陽」のキーワードK0を受け取った絵文字検索手段112は、キーワードK0「太陽」に対応する検索語が外部記憶手段111に記憶されているか判定する(図4のステップS9)。ここで、図5に示す組み合わせには、「太陽」の検索語に対し、ID「3」の「太陽」の絵文字が対応付けられている。そのため、絵文字検索手段112は、ID「3」の「太陽」の絵文字P1を検索結果R1として作成する(図4のステップ10)。
【0046】
検索結果R1が作成されると、移動通信端末12の絵文字表示手段121は、表示部に検索結果R1として「太陽」の絵文字P1を閲覧表示させる(図4のステップS11)。ユーザがこの「太陽」の絵文字P1を選択すると(図4のステップS12においてYES)、絵文字挿入手段122は、「太陽」の絵文字P1を外部コンピュータ装置11よりダウンロードし、文字列S「元気だよ」の後に挿入する(図4のステップS13)。そして、図7に示すように、外部記憶手段111においては、登録手段123により、「太陽」の絵文字P1に文字列S「元気だよ」が対応付けて記憶される(図4のステップS14)。これにより、絵文字の入力支援シーケンスが完了する。そして、次の文字列が入力されると、再びステップS1の処理が開始する。
【0047】
ここで、図7に示すように、新たに更新された「太陽」の絵文字P1のテーブルには、文字列S「元気だよ」が対応付けて記憶されている。そのため、次回、移動通信端末12のユーザが「元気だよ」と文字列Sを入力した場合には、絵文字表示手段121により、ID「1」の「笑顔」の絵文字と、ID「2」の「力こぶ」の絵文字と、ID「3」の「太陽」の絵文字が、検索結果R0として表示されることになる。
【0048】
続いて、このように構成された絵文字入力支援システムの効果について説明する。本発明の実施例1に係る絵文字入力支援システムの第1の効果は、複数の移動通信端末間で、外部記憶手段111に記憶された絵文字の使用態様、すなわち、検索語と絵文字の組み合わせに関する情報を共有することができる点にある。具体的には、ユーザは、絵文字表示手段121によって自動的に表示された検索結果R0、R1を確認することで、自己が入力した文字列Sに対し、他のユーザがどのような絵文字を入力しているのかを知ることができる。これにより、絵文字入力の選択操作に慣れないユーザであっても、検索結果として表示された絵文字のリストから、好みの絵文字を選択するだけで、文字列Sに合った絵文字を簡単に選択することができる。
【0049】
また、第2の効果は、ユーザの使用によって、絵文字と検索語の組み合わせが更新されていくため、ユーザは、表示部に表示された絵文字を選択するだけで、最新の流行に沿った絵文字を選択することができる点にある。
【0050】
また、第3の効果は、絵文字を検索する際に、移動通信端末が直前に入力されている文字列を用いて検索を行うため、ユーザが検索語を入力する手間を省ける点にある。
【0051】
また、第4の効果は、文字列の入力中に外部記憶手段111から絵文字を検索し、ダウンロードするので、あらかじめ移動通信端末内に絵文字をたくさん保存しておく必要がなく、移動通信端末12内の記憶領域の使用量を減らせることにある。
【0052】
なお、上述の説明では、本発明は、外部コンピュータ装置11と移動通信端末12からなる絵文字入力支援システム100として説明したが、本発明は、絵文字入力支援機能を有する移動通信端末として実施することもできる。この場合の移動通信端末は、図8に示すように、通信手段120、絵文字表示手段121、絵文字挿入手段122及び登録手段123を備えていればよい。なお、各構成要素については、上記の説明と同様であるため、同一符号を付すことによりその説明を省略する。
【0053】
実施例2.
続いて、本発明の実施例2に係る絵文字入力支援システムについて説明する。なお、全体構成やフローチャートについては、実施例1とほぼ同様であるため、その説明を省略する。実施例2の特徴は、ユーザAからユーザBに対し送信されるEメールの情報に、Eメールに含まれる絵文字の識別情報(ID)が含まれている点にある。
【0054】
具体的には、図9に示すように、ユーザAからユーザBに送信されたEメールに、図5のID「3」の「太陽」の絵文字が含まれているとする。この場合、実施例2に係る絵文字入力支援システムでは、ユーザAの移動通信端末12から、ユーザBの移動通信端末12に送信されるEメールに、「太陽」の絵文字の識別情報ID「3」が含まれている。Eメールを受け取ったユーザBが、受信されたEメールの「太陽」の絵文字の検索語を知りたい場合には、表示部に表示された「検索語表示」の項目が選択される。
【0055】
ユーザBの移動通信端末12は、ユーザにより「検索語表示」の項目が選択されると、Eメールに含まれる「太陽」の絵文字の識別情報ID「3」を外部コンピュータ装置11に送信する。外部コンピュータ装置11の絵文字検索手段112は、識別情報ID「3」を検索し、この「太陽」の絵文字に対応する検索語「太陽」、「晴れ」、「暑い」、「おはよう」のリストを検索結果として作成する。この結果、図10に示すように、ユーザBの移動通信端末12では、「太陽」の絵文字に対応付けられた検索語「太陽」、「晴れ」、「暑い」、「おはよう」を閲覧することができる。
【0056】
本発明の実施例2に係る絵文字入力支援システムによれば、上述のように、ID付きの絵文字が入力されているEメールを受信したユーザBは、その絵文字の検索語を表示することができる。そのため、受信したEメールの絵文字の中に気に入った絵文字があれば、その絵文字をどのような文字列に対して使うことができるかを知ることができる。また、その絵文字の検索語から、他の似たような絵文字を検索することもできる。
【0057】
実施例3.
さらに、本発明の他の実施例について説明する。図3に示されるフローチャートでは、絵文字検索手段112によって作成された検索結果R0に、ユーザの気に入った絵文字が存在しない場合には(ステップS5においてNO)、図7のステップS7に進み、更に、ユーザにキーワードK0を入力するよう操作を促すよう構成されている。しかしながら、絵文字検索手段112によって作成された検索結果R0に、ユーザの気に入った絵文字が存在しない場合には(ステップS5においてNO)、絵文字検索手段112が、対応付けられた検索語が多い絵文字を検索し、そのリストを検索結果として作成するように構成してもよい。
【0058】
このように、検索結果R0に、ユーザの気に入った絵文字が存在しない場合には、対応付けられた検索語が多い絵文字のリストを検索結果として作成する。これにより、今まで入力されたことがない文字列Sが入力された場合であっても、絵文字のリストが表示されない状況を回避することができる。また、今まで入力されたことがない文字列Sが入力された場合でも、対応付けられた検索語が多い絵文字、すなわち汎用性の高い絵文字のリストを検索結果として表示することにより、今まで入力されたことがない文字列Sの内容に適合する絵文字を提示できる可能性を高めることができる。
【0059】
実施例4.
次に、本発明の実施例4に係る絵文字入力支援システムについて説明する。図11は、本発明の実施例4に係る絵文字入力支援システム102の構成を示すブロック図である。実施例1では、絵文字の画像データが外部記憶手段111に保存されていたが、実施例4では、絵文字の画像データを保持する内部記憶手段124が移動通信端末12内に設けられている。このように、移動通信端末12内に画像データが保存されている絵文字であっても、ユーザが、どのように文字列Sに絵文字を組み合わせるのか分からない場合には、外部記憶手段111に記憶された検索語と文字列Sの組み合わせを参照することにより、絵文字の使用態様を知ることができる。
【0060】
実施例5.
次に、本発明の実施例5に係る絵文字入力支援システムについて説明する。図12は、本発明の実施例5に係る絵文字入力支援システム102の構成を示すブロック図である。実施例1では、外部記憶手段111から絵文字を検索する機能を外部コンピュータ装置11に持たせていたが、実施例5では、移動通信端末12に、外部記憶手段111に記憶された絵文字を検索する絵文字検索手段125を設けている。このように、外部記憶手段111に記憶された絵文字を検索する機能を移動通信端末12に持たせた場合には、外部コンピュータ装置11を設ける必要はなく、図12に示すように移動通信端末12がアクセスできる外部記憶手段111のみを設置すればよい。
【0061】
他の実施例.
また、上記の実施例では、複数の移動通信端末12に対して1つの外部記憶手段111が設けられていたが、移動通信端末12のユーザの年齢、性別、居住地域、趣味等に応じたグループ毎に、外部記憶手段111を用意し、それぞれのグループに属する複数のユーザで外部記憶手段111の情報を共有するよう構成することもできる。これにより、ユーザは、より自分と似た感覚のユーザの絵文字の使用形態に応じた絵文字を取得することができる。具体的には、外部記憶手段111を、ユーザが分類された複数のグループ毎に設け、登録手段123によって、ユーザが属するグループの外部記憶手段111に、絵文字と検索語の組み合わせを登録すると共に、ユーザが属する外部記憶手段111から絵文字を取得するように構成すればよい。
【0062】
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、実施例1乃至5の一部又は全部を組み合わせて実施してもよい。
【0063】
また、図3では、絵文字検索手段112によって作成された検索結果を、移動通信端末12によってブラウザ閲覧し、その後、選択された絵文字を外部コンピュータ装置11からダウンロードするように構成されている。しかしながら、絵文字検索手段112によって作成された検索結果を、データとして移動通信端末12に送信するように構成してもよい。この場合、絵文字検索手段112から移動通信端末12に送られるデータには、複数の絵文字の画像データも含まれているため、ユーザが所望の絵文字を選択した後に、残りの絵文字の画像データを、移動通信端末12において削除するように構成してもよい。
【0064】
また、上述した実施例では、本発明を外部コンピュータ装置及び移動通信端末によって構成される絵文字入力支援システムとして説明したが、本発明はこれに限られず、絵文字の入力支援機能を有する移動通信端末、絵文字入力支援方法として実施することができる。
【0065】
また、上述の説明では、本発明をハードウェアの構成として説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。本発明は、任意の処理を、CPU(Central Processing Unit)にコンピュータプログラムを実行させることにより実現することも可能である。)
【0066】
また、上述の説明では、メールの作成機能の起動中に入力された文字に対応する絵文字を取得する構成として説明したが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、移動通信端末のユーザが、移動通信端末に搭載されたメモ帳、電話帳、ブログ作成機能等における、文字を入力する機能の起動中であれば、本発明を適用することができる。
【0067】
プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
【符号の説明】
【0068】
11 外部コンピュータ装置
12 移動通信端末
100、101、102 絵文字入力支援システム
111 外部記憶手段
112 絵文字検索手段
120 通信手段
121 絵文字表示手段
122 絵文字挿入手段
123 登録手段
124 内部記憶手段
125 絵文字取得手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
文字入力機能の起動中にユーザによって入力された文字列に挿入する絵文字の入力支援を行う移動通信端末であって、
外部記憶手段に記憶された検索語と絵文字との組み合わせに基づいて、前記文字列に対応する前記検索語に対応付けられた前記絵文字を、表示部に表示する絵文字表示手段と、
前記絵文字表示手段によって表示された前記絵文字の中からユーザによって選択された前記絵文字の前記画像データを前記文字列に挿入する絵文字挿入手段と、
前記外部記憶手段に登録されていない前記検索語と前記絵文字の組み合わせを、前記外部記憶手段に登録する登録手段と、を備える移動通信端末。
【請求項2】
前記外部記憶手段は、前記絵文字の画像データを保持し、
前記絵文字挿入手段は、前記表示部に表示された前記絵文字の中からユーザによって選択された前記絵文字の前記画像データを、前記外部記憶手段から取得して前記文字列に挿入する、請求項1に記載の移動通信端末。
【請求項3】
前記移動通信端末は、前記絵文字の画像データを保持する内部記憶手段を備え、
前記絵文字挿入手段は、前記表示部に表示された前記絵文字の中からユーザによって選択された前記絵文字の前記画像データを、前記内部記憶手段から取得して前記文字列に挿入する、請求項1に記載の移動通信端末。
【請求項4】
前記移動通信端末は、前記外部記憶手段を備えた外部コンピュータ装置に前記文字列を送信し、
前記外部コンピュータ装置は、前記文字列に対応する前記検索語に対応付けられた前記絵文字を検索し、
前記絵文字表示手段は、前記外部コンピュータ装置によって検索された前記絵文字を表示する、請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の移動通信端末。
【請求項5】
前記移動通信端末は、前記文字列に対応する前記検索語が、前記外部記憶手段に記憶されているか否か検索する絵文字検索手段を備え、
前記絵文字表示手段は、前記絵文字検索手段によって検索された、前記文字列に対応する前記検索語に対応付けられた前記絵文字を表示する、請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の移動通信端末。
【請求項6】
前記移動通信端末は、他の移動通信端末に対してメールを送信する際に、前記絵文字の画像データと共に前記絵文字の識別情報を送信し、
前記絵文字の画像データを受信した前記移動通信端末は、前記絵文字の識別情報に基づいて、前記外部記憶手段から前記絵文字に対応付けられた前記検索語を表示する、請求項1乃至5のうちいずれか1項に記載の移動通信端末。
【請求項7】
前記外部記憶手段は、ユーザが分類された複数のグループ毎に設けられ、
前記グループに属するユーザの移動通信端末は、ユーザが属するグループの前記外部記憶手段に、絵文字と検索語の組み合わせを登録すると共に、当該外部記憶手段から前記絵文字を取得する、請求項1乃至6のうちいずれか1項に記載の移動通信端末。
【請求項8】
請求項1乃至7のうちいずれか1項に記載の移動通信端末と、
前記外部記憶手段を備えた、絵文字入力支援システム。
【請求項9】
文字入力機能の起動中にユーザによって入力された文字列に対応する絵文字の入力支援を行う移動通信端末の制御方法であって、
検索語と絵文字とが対応付けられた外部記憶手段から、前記文字列に対応する前記検索語に対応付けられた前記絵文字を取得し、
前記外部記憶手段に登録されていない前記検索語と前記絵文字の組み合わせを、前記外部記憶手段に登録する、移動通信端末の制御方法。
【請求項10】
文字入力機能の起動中にユーザによって入力された文字列に対応する絵文字の入力支援を行う処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
検索語と絵文字とが対応付けられた外部記憶手段から、前記文字列に対応する前記検索語に対応付けられた前記絵文字を取得し、
前記外部記憶手段に登録されていない前記検索語と前記絵文字の組み合わせを、前記外部記憶手段に登録する、処理をコンピュータに実行させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2013−3755(P2013−3755A)
【公開日】平成25年1月7日(2013.1.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−132956(P2011−132956)
【出願日】平成23年6月15日(2011.6.15)
【出願人】(310006855)NECカシオモバイルコミュニケーションズ株式会社 (1,081)
【Fターム(参考)】