説明

移動通信装置における音楽同期用システム及び方法

【課題】ネットワークに分散する多数の楽曲を効率的に検索してダウンロード可能な携帯端末のユーザインタフェースの提供。
【解決手段】ホストPCに接続して、メディアファイルのリストを獲得して携帯端末に表示する。リストとして一覧表示されるメディアの内、該携帯端末内に格納されているものを第1の態様、ホストPCに格納されているものを第2の態様、ホストPCに格納されていないが、購入せずにネットワーク上で取得可能なものを第4の態様、購入しなければならないものを第5の態様で表示する等、ユーザが各メディアの属性を識別して選択しやすいように表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、移動局のようなメモリ搭載量が限定された装置、並びに、パーソナルコンピュータのようなより大きなメモリを備えた装置の一方または双方に格納されたファイルの同期および管理に関する。本発明は、特に、携帯用装置と非携帯用装置との間で音楽ファイルを管理するソフトウェアに関するものである。
【背景】
【0002】
ポピュラー音楽の著作権所有者たちは、やっと最近になって、インターネットのような電子ネットワークを介して彼らが著作権を有する作品のデジタルコピーのダウンロードを承認するようになった。ダウンロードを行う1つの人気のあるウェブサイトとして、http://www.apple.com/itunes/があり、このウェブサイトで、ユーザはパーソナルコンピュータ(PC)等を介して音楽サービスのウェブサイトを訪問し、曲のタイトルを手動で選択し、選択した曲のデジタルバージョンを用いてウェブサイトを訪問するのに使用したPCへダウンロードする。次いで、ユーザは、Rio(登録商標)、iPod(登録商標)、あるいは、別のこのような専用の携帯用デジタル音楽プレイヤーのような、これらの曲の再生、転送、携帯用装置へのアップロードをPCで行う。
専用の携帯用デジタル音楽プレイヤーは、10000曲またはそれ以上のデジタル曲のファイルと、これらの曲に関する索引情報とを格納する記憶容量を現在有している。ユーザは、移動中に、彼らのデジタル曲のコレクション全体を実質的に携帯し、再生リストを作成し、編集することが可能ではあるが、結果として得られる再生リストは、専用の携帯用装置に格納されたこれらの曲のみに限定される。このような専用装置には音楽サービスから曲のダウンロードを直接行う機能が設けられていない。この機能は、ネットワーク接続を有するPCや同様の装置の中に残っている。上記のようなネットワークからのダウンロード機能を有する携帯用装置(インターネットブラウズ機能を有する移動局MSなど)は現在、その限られたメモリのうちの十分なメモリを、数千曲もの曲の格納と索引とを行うためのみの専用メモリとして充てることはできない(もっとも、このような制限は、科学技術の進歩によってすぐに解決されることになるかもしれないものではあるが)。
【0003】
さらに、曲のファイルが削除された削除元の(MAC PCなどの)コンパニオン装置との同期が行われる際に、(iPod(登録商標)およびNomad(登録商標)のような)少なくともいくつかの人気のある携帯用の専用音楽装置用同期ソフトウェアでは、(専用の携帯用装置などの)一方の装置から曲のファイルの削除が行われる。言い換えれば、いずれかの装置から曲のファイルを削除することは、ユーザがすでにその曲を購入して所有しているという事実にもかかわらず、次の同期の間に、すべての装置におけるその曲のコピーの残りすべての削除が生じることになる。その場合、PCは、携帯用装置へ曲を再アップロードする実行可能なライブラリソースとして機能することはできない。本願発明者らの知る限りでは、特定の曲のファイルの唯一の残りのコピーがまさに削除されようとしていることについてユーザに注意を促すようなことは行われないため、同期ソフトウェアによって、知らない間にユーザの曲のファイルライブラリが減らされることになる。これらの特徴のため、ユーザは自分のデジタル音楽ファイルライブラリ全体の保守管理を携帯用装置で行わざるを得なくなる。PCは、曲のダウンロード及びおそらく再生リストの作成と編集とのためだけに利用されることになるが、音楽ファイルの収納場所としては利用されなくなる。
【0004】
移動局を利用して音楽の格納と再生とを行う場合、ユーザは、移動中に新しい曲のダウンロードを行うことができるという利点は得られるが、自分の音楽コレクション全体をユーザが携帯して持ち歩けるという利点を失うことになる。その場合、ユーザはMSにアップロードし、MSに格納した曲の管理にさらに多くの精力を注ぐ必要がある。詳しく述べると、ユーザは、自分の意図する音楽を選択し、MSを介して聞き、再生リストの作成及び/又は編集を行い、さらに、望まない曲をMSから削除し、MSに予め格納されていない新たな再生リスト内の任意の曲(並びに新たな再生リスト自体)をPCからMSへアップロードする必要がある。一般に、MSへの曲のアップロードを望むとき、ユーザは、新たな再生リストを作成したり、新しい曲をPCで選択したりする。そして、ユーザがアップロードを開始すると、MSのすべての曲は自動的に削除され、新しく選択した曲と再生リストとがアップロードされることになる。これは、音楽ファイル用として利用可能な状態で残っているMS内のメモリに、ユーザが(PC側で)選択した曲を格納できるようにするためである。1つの曲がMSへアップロードされるとすぐに、再生リストにあるその曲の保守管理を連続して行うために上述のような同期用ソフトウェアの利用が必要となる。このような同期ソフトウェアを利用しなければ、その曲のすべてのコピーが失われてしまうことになる。
【0005】
1つの代替例として、ユーザが2つの異種の装置、すなわち、移動中に音楽サービスから曲をダウンロードするための移動電話用のMSと、MS単体で利用可能な場合よりもさらに多種多様の曲の格納と再生を行うための専用の携帯用音楽プレイヤーとを持ち運ぶ例がある。この例は、利用可能なハードウェアおよびソフトウェアの現状に与えられる消費者の支配的好みであるように思われる。
【0006】
本願発明者らは、移動中に個人用の音楽と移動電話機能との双方を望むユーザにとって、上記オプションのいずれも最適なものではないと推量する。本発明は、MSに格納され、MSにより再生される曲と再生リストとを管理するユーザの能力を能率的にしながら、ネットワーク化された音楽サービスから新しい曲を直接ダウンロードする際にMSによって提供される利点をそのまま保持することを目的とするものである。
【発明の概要】
【0007】
1つの実施形態では、本発明は、ホスト装置、好適には移動局MS内のコンピュータ可読媒体に統合されたコンピュータプログラムである。このコンピュータプログラムは、デジタルメディアファイルと個々に関連づけられた複数の識別子を表示するための第1のセットのコンピュータ命令を備えるものである。識別子は曲のタイトル、アーティスト等であってもよい。第1の識別子は、上記第1の識別子と関連づけられた第1のメディアファイルが上記ホスト装置内に格納されていることを示す。第2の識別子は、上記第2の識別子と関連づけられた第2のメディアファイルが上記ホスト装置内に格納されていないことを示す。好適には5つの識別子を設けることが望ましい。すなわち、1つの識別子は、メディアファイルがホスト装置に格納されていることを示すものである。1つの識別子は、メディアファイルが、ローカルリンクを介して時折ホスト装置と結合される別の装置に格納されていることを示すものである。1つの識別子は、メディアファイルが、上記別の装置における削除用としてマークされていることを示すものである。1つの識別子は、メディアファイルが、ホスト装置と別の装置の双方に格納されていることを示すものである。1つの識別子は、メディアファイルが、ホスト装置と、別の装置のいずれにも格納されていなくて、ユーザにより事前に購入されたものであることを示すものである。そして、最後の1つの識別子は、メディアファイルが、ユーザにより購入されたものではなく、よりグローバルな非ローカル的なネットワークを介して利用可能であることを示すものである。好適には、上記ホスト装置はMSであり、上記別の装置はPCであることが望ましい。
【0008】
別の実施形態では、本発明は、MSやPCのようなホスト装置内のコンピュータ可読媒体に統合されたコンピュータプログラムである。このコンピュータプログラムには、第1のメディアファイルと、該第1のメディアファイルと関連づけられた第1の識別子とをホスト装置内に格納するための第1のセットのコンピュータ命令が含まれる。上記コンピュータプログラムには、上記ホスト装置内に格納されていない第2のメディアファイルと関連づけられた第2の識別子をホスト装置内に格納するための第2のセットのコンピュータ命令も含まれる。さらに、上記コンピュータプログラムには、上記ホスト装置がネットワークと結合されているかどうかにかかわりなく、上記第1および第2の識別子の双方を表示するための第3のセットのコンピュータ命令が含まれる。このようにして、ホスト装置が個々の表示された識別子と関連づけられたメディアファイルを該ホスト装置内に格納しているかどうかにかかわらず、上記コンピュータプログラムはメディアファイルのタイトルや別の識別子を表示することが可能である。
【0009】
さらに別の実施形態では、本発明は、内部格納媒体、プロセッサおよび表示インタフェースを備えた移動局である。上記内部格納媒体は第1の複数のメディアファイルと第2の複数のファイル名とを格納する。移動局内に格納された或る一定のオーディオ/ビジュアルタイプのすべてのメディアファイルは、例えば、すべての音楽ファイル、すべての静止画像ファイル、すべてのビデオファイルなどからなる第1の複数ファイル内に存在する。メディアファイルとは、再構成を行うことが可能な、人間が知覚できるオーディオ信号及び/又はビデオ信号のソースであるデジタルファイルである。プロセッサは、第1の複数のメディアファイルの各々を第2の複数のファイル名に対応づける。表示された第2の複数のファイル名の個々のファイル名(これらファイル名のうちのいずれも個別にまたは組み合わせて表示可能である)に対して、メディアファイルに対応づけられたファイル名は第1の特徴を用いて表示され、メディアファイルに対応づけられたファイル名は第1の特徴以外の特徴を用いて表示される。好適には、第1の特徴以外の特徴を用いて表示されるメディアファイルのうちのいくつかは、移動局から離れたところに在る別の格納位置に対応づけられ、これらのメディアファイルは、フォントや、色や、シェーディングや、背景、あるいは、ファイル名に隣接して表示されるアイコンの点で第1の特徴とは異なる第2の特徴を用いて表示されることが望ましい。
【0010】
移動局は、ケーブルリンク、無線ピコネットリンク並びに無線光リンクを無線電話リンクのうちの1つのリンクを介してリンクする手段をさらに備えたものであってもよい。これらの手段は当業で公知のものである。本例では、プロセッサは、第1の複数のメディアファイル内に存在しない追加メディアファイルを求める要求を伝送する。上記追加メディアファイルは第2の特徴を用いて表示されるファイル名に対応するものであり、ユーザにより選択される。ユーザが選択した上記ファイル名は内部格納媒体に格納してもよく、次いで、プロセッサは、専らユーザコマンドの入力時や、(上記のように)移動局と別の格納位置間での次のリンクの確立時に自動的に行われるような、その後行われるユーザのコマンド入力時に追加メディアファイルを求める要求を伝送する。上記別の格納位置は、PCまたはインターネットや別のネットワーク上のサーバであってもよい。ファイル名によっては、PCに対応づけられるものもあれば、サーバに対応づけられるものもある。その場合、サーバまたはPCのうちの一方に対応づけられたファイル名は第2の特徴を用いて表示され、PCまたはサーバの他方に対応づけられたファイル名は第3の特徴を用いて表示される。移動局が、電子メールなどを介して新たなファイル名を受信したり、PCとの同期などによって新たなメディアファイルを受信したり、あるいは、サーバから新たなメディアファイルをダウンロードしたりすると、プロセッサが対応づけを更新し、表示インタフェースがその更新を反映することになる。
【0011】
ファイル名の場合と同様、内部格納媒体は再生リスト名と関連づけられた第3の複数のファイル名を格納することも可能であり、表示インタフェースがプロセッサの対応付けに従って再生リスト名の表示を行う。上記第3の複数のファイル名は、第2の複数のファイル名と共通のファイル名を有していてもよいし、有していなくてもよい。再生リストの個々のファイル名が内部の記憶媒体に格納されたメディアファイルに対応している場合、再生リスト名は第3の特徴を用いて表示される。この第3の特徴は、第1の特徴と同じものであってもよいし、同じでなくてもよい。いくつかのファイル名は対応するが、すべてのファイル名が対応するわけではない場合には、再生リスト名は第4の特徴を用いて表示される。再生リスト名のいずれも対応しない場合には、再生リスト名は第5の特徴を用いて表示される。再生リスト名に用いられる第4または第5の特徴のいずれかの(好適には第4の)特徴は、ファイル名に用いられる第2の特徴と同じものであってもよい。ユーザは再生リスト名を選択し、別の格納位置(この格納位置はPCまたはサーバであってもよい)から個々のメディアファイルを受信することができる。上記個々のメディアファイルは、プロセッサが再生リストと関連づけられたファイル名を別の格納位置に対応づけたファイルである。好適には、再生リスト名を選択するユーザから時間的に隔てることのできるコマンド入力に応じて、上記制御処理を上記のように行うことが望ましい。
【0012】
添付図面と共に以下の説明を参照しながら、本発明の実施形態の上記特徴並びに別の特徴、局面および利点を明らかにする。しかし、これらの図面は例示を目的として描かれたものであって、本発明を限定するために描かれたものではないことを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明が最も好適に作動する通信システムである。
【0014】
【図2】本発明のコンピュータプログラムが格納されている移動局である。
【0015】
【図3】音楽ファイルがどこに格納されているかを特定する音楽ファイルタイトルの再生リストを示す、MS側での例示的な表示である。
【0016】
【図4】再生リストのリストを示す、MS側での例示的な表示であり、個々の再生リストによって、タイトルに対応する曲の音楽ファイルが該再生リスト内のどこに格納されているかが特定される。
【0017】
【図5】1つのバンドによるCDのリストを示すMS側での例示的な表示であり、個々のCDは、該CD内の音楽ファイルがどこに格納されているかによって特定される。
【0018】
【図6】1つのCDのリスト並びにそのトラックのMS側での例示的な表示であり、個々のトラックは音楽ファイルがどこに格納されているかによって特定される。
【詳細な説明】
【0019】
本発明並びにその実施形態の説明時に以下の用語を用いることにする。移動局MSは、公衆交換電話ネットワークと結合された基地局の移動電話ネットワークを介して、インターネットのような非ローカル的ネットワークに無線でアクセス可能なハンドヘルド型携帯用装置である。携帯電話、PCS電話およびインターネット機能を備えた個人用情報機器(PDA)がMSの例として挙げられる。パーソナルコンピュータPCはハンドヘルド型装置のサイズよりも大きな計算機であり、ネットワークにアクセスする能力を備えたものである。このアクセスは有線接続または無線ローカルエリアネットワークを介して行うことも可能である。場合よっては、PCが、WLANおよびボイス・オーバーインターネットプロトコルを利用するウェブ・フォンを経由する無線移動電話機能を備えているものもあるが、PCのサイズによって、並びに、PCがより幅の広いネットワークにアクセスするのに基地局を利用しないことによって、PCはMSと区別される。というのは、基地局は、従来、移動電話というコンテキストで理解されているからである。デスクトップ型PC、ラップトップ型PCまたはパームトップ型PC、あるいはウェブ−TVがPCの例として挙げられる。ほとんど全ての場合、PCは、MSには設けられていない標準キーボードによって、MSから区別される。デジタル音楽ファイルとは、CDに記録された、あるいは、ネットワークからダウンロードした人気曲のようなデジタル形式に縮小されたオーディオ作品である。デジタルメディアファイルと関連づけられた識別子とは、曲のタイトル、アーティスト、アルバム/CD、ジャンル等のような索引付けと類別とが可能な任意の手段である。埋め込まれたISRC(国際標準レコーディングコード)、UPC(一般製品コード)あるいはEAN(ヨーロッパ製品番号)を利用して、ある特定のレコーディングやデジタル音楽あるいはメディアファイルを一意に特定することも可能である。メディアファイルとは、人間が知覚できるオーディオ信号及び/又はビデオ信号から得られるデジタルファイルであり、このデジタルファイルは再構成されたものであってもよい。(iPod(登録商標)やRio(登録商標)装置で再生が可能であるような)人気曲のデジタルバージョンやミュージックビデオがメディアファイルの例として挙げられる。
【0020】
図1は、本発明の最大の柔軟性が示されている通信システム20を描く図である。ユーザインタフェースの表示画面24並びに一連のボタン26や他の入力手段がMS22によって画定され、これらの手段によってユーザはMSへの入力を行うことが可能となる。ボタン等を介して入力されるような上記ユーザ入力は音声コマンドを介して入力することも可能であり、その場合、MS22は上記のように動作可能となる。MS22は移動電話機能を有し、この機能によってMS22は無線電話リンク30を介し、基地局28を経由する無線電話コールの送受信が可能となる。基地局30は、好適には、当業で公知のようにコミュニケーション・サーバ34とつながる有線接続(図示のように)を介して非ローカル化ネットワーク32と結合され、MS22は、上記コミュニケーション・サーバ34を介して音楽サービス用サーバ36のような、デジタル音楽ファイルの商用プロバイダにアクセスすることが可能となる。ネットワーク32はインターネットであり、かつ、MSが互換性を有するブラウザプログラムを備えている場合、MS22は、移動リンク30を介して音楽サービス36からデジタル音楽ファイルを直接ダウンロードすることも可能である。
【0021】
システム内には、標準型キーボードのような入力用キーボード40および表示画面42を有するパーソナルコンピュータPC38も設けられている。MS22とPC38とは、ローカルリンク44を介して時折通信状態になる。このローカルリンク44は無線ブルートゥースリンク、はめ込み型プラグ構成装置を介して、あるいは、クレイドル等を介してMS22と結合可能な有線ケーブル接続であってもよい。ローカルリンク44は短距離リンクであり、一般に約50フィートに制限される。移動電話リンク30は、ローカルリンク44よりもずっと長い距離を介しても動作可能であり、タイプと電波の到達距離の双方の点でローカルリンク44とは異なるものである。PC38は、(図示のような)有線接続やWLAN接続などを介するインターネットサービスプロバイダのサーバ46を介して非ローカルネットワーク32とコンタクトを行う。この場合、WLANにはネットワーク32へのアクセスポイントが含まれる。
【0022】
概要として述べれば、本発明は、識別子の基礎となる関連づけられた音楽ファイルがMS22に格納されているかどうかにかかわりなく、ユーザが、MSにおいてデジタル音楽ファイル用識別子の管理を行うことを可能にするものである。この基礎となるファイルはPC38または音楽サービス用サーバ36のみに格納することも可能である。このようにして、ユーザは、どの音楽ファイルがMS22に格納されているか、どの音楽ファイルがPC38に格納されているか、そして、音楽サービス用サーバ38にのみ格納されているかをMS22の表示画面24で容易に見ることによって、MS22を用いて自分の音楽ファイルライブラリを移動中に動的に管理することも可能となる。ユーザは、曲のタイトルの再生リスト(または別の識別子)をMS22側で作成し、編集し、MS22にまだ格納されていない新たな再生リストにリストされた任意の音楽ファイル、または、すべての音楽ファイルをローカルリンク44を介してPC38からアップロードすることができる。MS22が音楽サービス用サーバ36に格納されたデジタル音楽のタイトルリストを格納する場合、ユーザは、MS22またはPC38にまだ格納されていない任意のまたはすべてのリストされた音楽ファイルを移動電話リンク30を介して音楽用サーバ36からダウンロードすることも可能である。このようにして、ユーザがすでに購入しているデジタル音楽ファイルの1つのデータベースとしてのPC38の機能、並びに、ユーザがまだ購入していない他の音楽ファイルのデータベースとしての音楽用サーバ36の機能がMS22の表示画面24によって可能となる。タイトルまたは基礎となる音楽ファイルの別の識別子は、表示されたタイトルの色分けや、タイトルに隣接する特定のアイコンの表示を行うことなどによって、基礎となる音楽ファイルの所在位置に基づいて、違った形でMS22の表示画面24に表示される。(再生リスト1;再生リスト2;女性ボーカリスト;スキーミュージックなどの)再生リスト名を違った形で表示して、すべての基礎となる音楽ファイルがMS22内にあるか、或る音楽ファイルがPC38内にあるか、或る音楽ファイルが音楽用サーバ36内にあるか、あるいは、音楽ファイルがMS22内に1つもないかどうかを示すようにすることも可能である。以下の詳細な説明はMS22の表示画面24に言及するものであるが、本発明はPC38の表示画面42にも同様に適用されるものである。
【0023】
図2は、図1のMS22をブロック図の形で示す図である。これらのブロックは機能ブロックであり、以下に説明する機能は、図2に描かれているように単一の物理的エンティティにより実行してもよいし、実行しなくてもよい。表示画面24とユーザ入力手段26とは上述したようなものである。MSは、MS22内の諸機能を制御するプロセッサ50へ電力を供給する内蔵バッテリのような電源48をさらに備えている。音声入力は、バッファメモリ54を通じてプロセッサ50と結合されたものであってもよいマイク52で受信される。表示ドライバ、変調用アルゴリズム、符号化および復号アルゴリズム等のようなコンピュータプログラムがメモリ格納媒体56に格納される。このメモリ格納媒体56は、コンピュータ可読命令とプログラムとを格納するための、本発明の技術分野で公知の電子メモリ格納媒体、光メモリ格納媒体あるいは磁気メモリ格納媒体であってもよい。MS22は、第1のT/Rスイッチ60を介して一次送信機62および一次受信機64と選択的に結合された第1のアンテナ58を経由し、移動電話リンク30を介して通信を行う。MS22は、第2のT/Rスイッチを介してブルートゥース(登録商標)送信機70およびブルートゥース受信装置72と選択的に結合された第2のアンテナ66を介してローカルリンク44を経由して通信を行う。一次アンテナ58は、マルチチャネル通信用として2以上あってもよく、さらに、第2のアンテナ66用として機能するものであってもよい。ブルートゥース送信機70および受信装置72は、一次送信機62および一次受信機64から分離していることが望ましいが、分離している必要はない。MS22からの可聴出力はスピーカ74側で変換される。
【0024】
本発明によれば、1以上のセットのコンピュータ命令を担持するコンピュータプログラムがコンピュータ可読格納媒体56に統合される。第1のセットのコンピュータ命令は、複数のデジタル音楽ファイル用識別子を表示し、個々のデジタル音楽ファイル用識別子は基礎となるデジタル音楽ファイルと関連づけられる。図3は、この第1のセットのコンピュータ命令によって指示されるようなMS22の表示画面324(共通の水平線に沿って個々に曲のタイトルと曲のアーティストとをリストする再生リスト名310並びに一連の音楽ファイル用識別子311〜315)を描く図である。ファイル"曲ABC"用の(単複の)識別子は、該識別子と関連づけられた音楽ファイルがMS22内に格納されていることを示すように表示される。ファイル"曲DEF"用の(単複の)識別子は、該識別子と関連づけられた音楽ファイルがPC38内に格納されていることを示すように表示される。
【0025】
好適には、コンピュータ命令は5つの異なるインジケータを提供するものであることが望ましく、5つのカテゴリのうちのどのカテゴリに個々のファイル識別子が含まれているかを示すものである。これらのインジケータは、識別子テキスト用の異なる色、テキスト用の異なるフォント、テキストファイル識別子に隣接するアイコン、異なる背景等であってもよい。第1のカテゴリまたはインジケータは、音楽ファイルがMS22内に格納されていることを示すものであり、図3の行311および315によって表されている。第2のカテゴリまたはインジケータは、音楽ファイルがPC38内に格納されているが、MS22内には格納されていないことを示すものであり、図3の行314によって表されている。ボタン326Aは、ユーザが、第2のカテゴリの選択曲または第2のカテゴリのすべての表示曲をPC38からMS22へアップロードすることを可能とする。ボタン326Aは、ソフトファンクション識別子316によってフラグがつけられることが望ましい。ボタン326Aを押下することによって、MS22によるPC38とのローカル接続44の開始と、カテゴリ2の識別子と関連づけられた曲の音楽ファイルの自動アップロードとが行われる。(電波の範囲外などで)直接のローカル接続44を確立できない場合、次の同期時にまたはPC38との接続時に、関連づけられた音楽ファイルのアップロードが行われることになる。第3のカテゴリまたはインジケータは、曲の音楽ファイルがMS22とPC38の双方に格納されていることを示すものである。このカテゴリでは、MS22側で音楽ファイルを削除することが可能である。その場合、MS22側でのその音楽ファイルの識別子は、カテゴリ2の識別子およびファイルの場合と同様、リンク44が確立された時点か、次の同期時かのいずれかの時点にPC38側の音楽ファイルが削除されるものとしてマークされることを示す。第4のカテゴリまたはインジケータは、曲の音楽ファイルがユーザによって以前に購入されたものではあるが、(削除、データの紛失、破損ファイルなどで)もはやPC38内あるいはMS22内のいずれにも格納されていないため、その音楽ファイルを、それが格納されている音楽サービス用サーバ36から再ダウンロードすることが可能であることを示すものである。第5のカテゴリまたはインジケータは、曲の音楽ファイルが音楽サービス用サーバ36内に格納されてはいるが、ユーザがまだ購入していないことを示す。ソフトファンクション・インジケータ317によってフラグされた別のボタン326Cを押下することによって、音楽サービス用サーバ36にアクセスして、選択したカテゴリ4または5のいずれかの識別子と関連づけられた音楽ファイルをダウンロードするために、あるいは、複数の選択された識別子に関する複数の音楽ファイルをダウンロードするために無線電話リンク30が開始される。
【0026】
他のコンポーネントとつながるリンク30や44の存在に関係なく、上記5つのカテゴリのうちの任意のカテゴリ用インジケータを表示することも可能である。というのは、音楽ファイル用識別子がMS22内に格納されているからである。ユーザはどの音楽ファイルがMS22に存在しているか、どの音楽ファイルがPC38に存在しているか、さらに、ユーザがどの音楽ファイルを事前に購入しているか、そして、当該曲の使用許諾の範囲内で別のコピーをさらにダウンロードすることも可能であるかをひと目で見ることができる。購入した音楽ファイルのコピーの使用許諾期限が切れた場合、ファイル識別子をカテゴリ4からカテゴリ5へ自動的に変化させることも可能である。(購入した音楽ファイルには、一般に、ダウンロード期間に制限が設けられているか、ダウンロード回数に制限が設けられている。)図3の行311および315がカテゴリ1の識別子を表す場合、ユーザがMS22で再生するために"再生リスト1"を選択すると、上記音楽ファイルのみが再生されることになる。
【0027】
MS22は、音楽ファイルとは独立に識別子を格納することによって、MS22内に格納されていない音楽ファイルに関連付けられるファイル識別子の表示を可能とする。例えば、PC38との同期時に、PC38内の音楽ファイルのデータベース用のすべての識別子がMS22へアップロードされる。アップロードした上記識別子のデータベースと、MS22内の音楽ファイルのデータベースとの間で単純な比較を行うことによって、カテゴリ1のファイルとカテゴリ2のファイルとの分析が行われる。カテゴリ3のファイルは説明を要しないだろう。ユーザは、自分がその同一の音楽ファイルのコピーをMS22に格納しているか、いないかにかかわらず、識別子と関連づけられた音楽ファイルをMS22側で削除用としてマークすることができる。カテゴリ4のファイルは以前に削除されていて、MS22またはPC38に関連づけられた音楽ファイルは存在しなくなっている。この削除処理によって、関連づけられた識別子の除去を行う必要はなく、カテゴリ4のファイルとして記録しておいてよい。カテゴリ5のファイルは音楽サービス用サーバ36に格納されている。PC38に格納された音楽ファイル用識別子をPC38からアップロードする場合と同様、MS22は、音楽サービス用サーバ36から音楽ファイル用識別子のデータベースをダウンロードすることも可能である。このデータベース用として、サーバ36には関連づけられた音楽ファイルが格納されている。サーバ36からダウンロードされた上記データベースは、サーバ36に格納されているすべての音楽ファイルを含むものであってもよく、該データベースはユーザの好みに合わせて個別に作成することも可能である。ユーザが希望する識別子の対象となる特定のサブセットの音楽ファイルをユーザが明示的に選択するとき、ユーザがダウンロードする音楽ファイルに基づいて、サーバ36がユーザの好みを推論することにより行われるか、ユーザがすでにブラウズしたり、ダウンロードしたりしたことのある同じアーティストまたは同じアルバム/CDから得られる識別子のみにするように識別子を設定するかのいずれかによって上記個別データベースの作成を行うようにすることも可能である。約500,000曲の音楽ファイル用識別子を担持する1つのファイルでさえ、わずか数曲の音楽ファイル自体を担持する場合とほぼ同量の格納媒体56しか占有しないため、上記オプションは現在利用可能なMS22用として実行可能である。上記に関係なく、識別子データベースと、基礎となる音楽ファイルのデータベースとは、MS22とPCとが同期する度に、そして、MS22とサーバ36とが通信を行う度に更新される。上述したように、同じ表示とカテゴリとをPC38の表示画面42に表示することも可能である。その場合、上述のコンピュータプログラムは上記説明に対する明白な修正が行われた状態でPC38に常駐することになる。
【0028】
本発明では、上述のコンセプトは、図4に例示のような再生リスト自体と、再生リストのリストを示すMS22の表示画面424とに対しても拡張される。以下に5つの再生リスト名を示す:行411の"再生リスト1";行412の"ドライブミュージック";行413の"スキーミュージック";行414の"ロマンティック";および、行415の"再生リスト2"。"再生リスト1"には、例えば、図3に図示のようなカテゴリ1およびカテゴリ2の双方用の音楽ファイル用識別子が含まれる。このような再生リスト名は、例えば橙色によって示すようにしてもよい。橙色の特定のシェードはMS22対PC38及び/又はサーバ36における基礎となるファイルの量を示すものであってもよい。"ドライブミュージック"と"ロマンティック"とは、代わりに、MS22に存在している音楽ファイル用の音楽用識別子のみを含むものであってもよい。そのため、これらの再生リスト名を緑色で示すようにしてもよい。"スキーミュージック"は、例えば識別子のみを含むものであってもよく、該識別子が付けられた曲の音楽ファイルはPC38のみに存在する。そのため、"スキーミュージック"は黄色で示すようにしてもよい。"再生リスト2"はファイル識別子のみを含むものであってもよく、該ファイル識別子が付けられた曲の音楽ファイルはサーバ36のみに格納され、PC38あるいはMS22には格納されていない。そして上記音楽ファイルは赤色によって示すようにしてもよい。表示画面424に同時に表示できる数よりも多数の再生リストが存在する場合、当業で公知のようにスクロール・バー418を追加してもよい。
【0029】
"再生リスト1"は、MS22に存在する音楽ファイル用のファイル識別子をいくつか含み、PC38には存在するが、MS22には存在しない音楽ファイル用のファイル識別子をいくつか含み、さらに、サーバ36には存在するが、PC38またはMS22には存在しない音楽ファイル用のファイル識別子をいくつか含むものと仮定する。図4に示すように、ユーザは、再生リスト名の背後にあるシェードされた背景によって該再生リスト名の選択を行うことも可能である。ソフトファンクション・インジケータ416により特定される単一のボタン426Aを押下することによって、PC38とのローカル接続44の開始と、再生リストで識別子と関連づけられたすべての音楽ファイルのPC38からのアップロードと、MS22に予め格納された音楽ファイルの保存とをMS22に行わせることになる(上記とは別に、すべてのこのようなファイルをアップロードし、MS22に予め格納されているファイルを上書きするようにしてもよい)。接続44が直接利用できない場合、音楽ファイルは次の同期時のアップロードのためにマークされることになる。別のソフトファンクション・インジケータ417によって特定されるような別の単一ボタン426Cを押下することによって、音楽サービス用サーバ36との移動電話接続30の開始処理と、PC38またはMS22に格納されていないものとしてマークされた識別子であって、上記再生リストに載っている識別子と関連づけられたすべての音楽ファイルをサーバ36からダウンロードする処理とをMS22に行わせることになる。ユーザ課金データは、前回の取引から取得されてサーバ36側に格納され、ユーザからのより少数のキーストロークによって取引の実行が可能となる。
【0030】
図5に図示のように、ある特定のアーティスト用として類似の機能を利用することも可能である。アーティスト名は、アルバム/CD名または他の識別子のリストと共に表示画面524に表示される。たとえ音楽ファイルが上記アルバム/CDからMS22に格納されない場合であっても、上記記載のようにこれらの識別子をMS22に格納することが可能である。上記アルバム/CD名は、図4の再生リスト名の場合と同様に表示される。赤色は、上記アルバム/CDから得られるすべての音楽ファイルまたはトラックが、サーバ36で利用可能であるが、MS22またはPC38には格納されていないことを示す。橙色のシェードは、上記アルバム/CD用の音楽ファイルのある割合のものが、MS22と、PC38と、サーバ36とを任意にミックスした装置に格納されていることを示す。黄色は、上記アルバム/CD用のすべての音楽ファイルがPC38に格納されているが、MS22には格納されていないことを示す。そして、緑色は、上記アルバム/CD用のすべての音楽ファイルがMS22に格納されていることを示す。ユーザは、アルバム/CD識別子用の、行513に図示のような特別のアルバム/CD"ライブ・イン・オウル"を強調表示することも可能である。ソフトファンクション・インジケータ516により特定された単一のボタン526Aを押下することによって、PC38とのローカル接続44の開始と、選択済みアルバム/CD名と関連づけられたすべての音楽ファイルのPC38からのアップロードと、MS22に予め格納された音楽ファイルの保存とをMS22に行わせることになる(上記とは別に、すべてのこのようなファイルをアップロードし、MS22に予め格納されているファイルを上書きするようにしてもよい)。接続44が直接利用できない場合、音楽ファイルは次の同期時のアップロードのためにマークされることになる。別のソフトファンクション・インジケータ517によって特定されるような別の単一ボタン526Cを押下することによって、音楽サービス用サーバ36との移動電話接続30の開始処理と、PC38またはMS22に格納されていないものとしてマークされた選択済みアルバム/CD識別子であって、選択済みアルバム/CD識別子と関連づけられたすべての音楽ファイルをサーバ36からダウンロードする処理とをMS22に行わせることになる。
【0031】
しかし、ユーザは、図5に記載のように、アルバム/CDの残りのトラックすべてのアップロードまたはダウンロードを常に行わないように望むことも可能である。図6によれば、表示画面624は、唯一の特別のアルバム/CDと関連づけられた音楽ファイルをさらにリストするようにしてもよい。図5の"ガールバンド"の"ライブ・イン・オウル"アルバム/CD識別子を続けると、図6は上記アルバム/CDから(必要な場合、スクロール・バー618を用いて)すべての音楽ファイル611〜615をリストする図である。これらの音楽識別子は、図3の再生リストの音楽ファイルと関連して、上記記載のように曲の音楽ファイルが属するカテゴリ表示を保持する。ユーザ入力に後続するファイル識別子のうちの1つの識別子のみをボタン616、617を介して選択することによって、上記ケースのような、関連づけられた音楽ファイルのローカルリンク44を介するアップロードまたは無線電話リンク30を介するダウンロードが実行される。
【0032】
これまで説明したコンピュータ命令セットは、特に説明したようにMS22に存在してもよいし、あるいは、当業者であれば容易である簡単な修正を行ってPC38に存在するようにしてもよい。ローカルリンク44を確立できない場合、コンピュータプログラムは、第1の試行時に上記ファイル識別子をマークすることが好ましく、それによって、別の装置(PC38またはMS22)との次の同期時に(アップロード、削除などの)意図された操作を実施する。移動電話リンク30を確立できない場合、コンピュータプログラムは、第1の試行時に上記ファイル識別子を好適にマークして、サーバ36との同期後であって、しかも、サーバ36の次のアクセスの前に、現在の装置22、38か、別の装置38、22かのいずれかを介してユーザがサーバ36にアクセスする次回に、(ダウンロードなどの)意図された操作を実施する。
【0033】
表示画面24、42のいずれかをほんの2、3回ちょっと見るだけで、ユーザがMS22とPC38との双方における自分の音楽ライブラリの状態をより良好に確認できることに加えて、本発明は、ユーザが再生リストの作成と、編集と、自分のMS22からの削除とを行うこと可能にし、それによって、ユーザが移動中に入力した変更に基づいて、リンク30、44を介して再生リストを動的に更新するようにするものである。例えば、友人が、自分の推奨する新しい曲のタイトルについて電子メールやSMSを行うようにすることも可能である。ユーザは電子メールした曲のタイトルを再生リストに張りつけ、ユーザが、MS22かPC38かのいずれかにその曲用の音楽ファイルのコピーを所有しているかどうかを直接調べることが可能となる。
【0034】
友人が再生リスト全体を電子メールする場合に似たような機能を達成することも可能である。再生リスト内の個々のタイトルは、適切なものとして、MS22及び/又はPC38に格納された曲の音楽ファイルに対応づけられている。しかし、MS22とPC38間にデータ接続が存在していない場合、MS22へ再生リストを電子メールする際に、対応する曲のファイルが(PC38などの)別の装置に格納されている旨が再生リストの或る種のタイトルによって正確に示されない場合もある。上記の不正確さはMS22とPC38との次の同期時に訂正されることになる。一般に、本発明の改善されたユーザ環境によって、ユーザは、本発明のプログラムを利用するMS用の携帯用専用音楽プレイヤおよびMSを携帯せずに済ますことが可能となる。
【0035】
本発明を限定するものではない例示の実施例による上記の説明によって、本発明を構成するために本願発明者らが現在想定する十分でかつ最善の方法および装置についての情報に富む記載を行った。しかし、添付図面および添付の請求項と共に本明細書を読むとき、上記説明に鑑み、当業者には種々の変更および適合化が明らかになるかもしれない。例えば、ブルートゥースやケーブルリンクのような、MSとPCとがそれらの間で一体に機能するアクティブなリンクを有しているとき、MSはネットワークベースのサーバからのダウンロードをPCを介して要求するかもしれない。MSが、データベースとつながる2つの異なるリンク用のオプションを有することも可能な場合、(より高いデータ転送レート能力を示すリンクのような)利用可能な最善のリンクを介して、選択済みの曲をダウンロードすることが可能となり、それによってMSまでPCリンクとつながるブロードバンドのケーブルを選択して、移動電話リンクを介してメディアファイルのダウンロードが行われることになる。さらに、MSは、或る一定の予め定めたデータ転送レートの測定が行われるまでは、そして、該測定が行われなければ、ユーザが選択したタイトルの曲をダウンロードすることを目的とするリンクが確立されないようにすることも可能であり、これによって、良好でない、あるいは低スループットのリンクのみが利用可能なとき、ユーザ要求に自動的に応じることがないようにされる。本発明の教示のすべての上記のような変更、並びに、同様の変更はそれでも本発明の範囲に属することになる。さらに、本発明の特徴のいくつかを利用して、他の特徴の対応する利用を伴うことなく、利益をもたらすようにすることが可能である。したがって、上述の説明は、本発明の原理の単に例示的な記載と考えることが望ましく、本発明を限定するものと考えるべきではない。
【0036】
最後に、本願の原々出願である特願2007−504497の出願当初の特許請求の範囲に記載されていた、本発明の実施形態を次に示す。
(1)移動局MS内においてコンピュータ可読媒体に統合されるコンピュータプログラムであって、
デジタルメディアファイルと個々に関連づけられた複数の識別子を表示するための第1のセットのコンピュータ命令を備え、
第1の識別子が、前記第1の識別子と関連づけられた第1のメディアファイルが前記MS内に格納されていることを示し、
第2の識別子が、前記第2の識別子と関連づけられた第2のメディアファイルが前記MS以外のロケーションに格納されていることを示すコンピュータプログラム。
(2)前記識別子がメディアファイルのタイトルを含み、前記タイトルの異なるフォントと、前記タイトルの異なる色と、前記タイトルの異なるシェードと、前記タイトルに隣接して表示される異なるアイコンと、のうちの少なくとも1つによって前記第1の識別子と第2の識別子とを区別する(1)に記載のコンピュータプログラム。
(3)データベースとの接続を確立し、ユーザ入力に応じて前記第2のメディアファイルを前記MSへコピーするための第2のセットのコンピュータ命令をさらに備えた(1)に記載のコンピュータプログラム。
(4)前記データベースがネットワーク上にサーバを有し、前記移動局を電子的に結合したパーソナルコンピュータを介して前記移動局から前記サーバへの接続が行われる(3)に記載のコンピュータプログラム。
(5)前記第2の識別子と関連づけられた第2のメディアファイルがPC内に格納されていて、前記MS内には格納されていないことを前記第2の識別子によって示し、
前記第1のセットのコンピュータ命令が第3の識別子をさらに表示し、該第3の識別子と関連づけられた第3のメディアファイルが前記MSまたは前記PC内に格納されていないことを前記第3の識別子によって示す(3)に記載のコンピュータプログラム。
(6)前記対応するユーザ入力が前記第2の識別子を選択するとき、前記第2のメディアファイルをアップロードするために、前記第2のセットのコンピュータ命令が前記PCとのローカル接続を開始し、次いで、ユーザ入力が前記第3の識別子を選択するとき、データ通信ネットワークを介して前記第3のメディアファイルをダウンロードするために、該第2のセットのコンピュータ命令がメディアサービス用サーバとの移動電話接続を開始する(5)に記載のコンピュータプログラム。
(7)複数のデジタルメディア識別子と関連づけられた再生リスト名を表示する第3のセットのコンピュータ命令を備え、
前記第1の再生リスト名と関連づけられた前記デジタルメディア識別子と関連づけられたすべてのデジタルメディアファイルを前記MS内に格納するとき、前記再生リスト名を第1の形態で表示し、
前記第1の再生リスト名と関連づけられた前記デジタルメディア識別子と関連づけられた少なくとも1つの、但し、すべてではないデジタルメディアファイルを前記MS内に格納するとき、前記再生リスト名を第2の形態で表示し、
前記第1の再生リスト名と関連づけられた前記デジタルメディア識別子と関連づけられたデジタルメディアファイルが前記MS内に格納されていないとき、前記再生リスト名を第3の形態で表示する(1)に記載のコンピュータプログラム。
(8)前記第3のセットのコンピュータ命令が、前記第1、第2および第3の形態で、個々に、少なくとも2つの再生リスト名を同時に表示し、かつ、前記少なくとも2つの再生リストのいずれかと関連づけられたデジタルメディア識別子を同時には表示しない(7)に記載のコンピュータプログラム。
(9)前記第2または第3の形態で表示される再生リストの選択と、前記MSに格納する新たなファイルの要求との双方をユーザが行うこととに応動して、データベースとの接続を開始すると共に、ユーザが選択した再生リストの前記デジタルメディア識別子と関連づけられるが前記MSに格納されていない音楽ファイルを該データベースからコピーする、第4のセットのコンピュータ命令をさらに含む(8)に記載のコンピュータプログラム。
(10)前記データベースがPC内に格納され、前記接続が前記PCとのローカル接続を含む(9)に記載のコンピュータプログラム。
(11)前記データベースがメディアサービス用サーバ内に格納され、前記接続がインターネットを介する移動電話接続を含む(9)に記載のコンピュータプログラム。
(12)前記第2の識別子と関連づけられた前記第2のメディアファイルが、前記MSと事前に同期されたPC内に格納されていることを前記第2の識別子が示す(1)に記載のコンピュータプログラム。
(13)前記複数の識別子が、
第3の識別子を含み、前記MS内に、並びに、ローカルリンクを介して前記MSと結合されたPC内に、第3の識別子と関連づけられた第3のメディアファイルが格納されていることを該第3の識別子が示す(12)に記載のコンピュータプログラム。
(14)前記複数の識別子が、
第4の識別子を含み、前記MS内に、あるいは、前記MSから離れたところに在る、ローカルリンクを介して前記MSとリンクされた装置に第4の識別子と関連づけられた第4のメディアファイルが格納されず、移動電話リンクを介して前記MSとリンクされたサーバ内に、該第4のメディアファイルが格納されていることを該第4の識別子が示す(13)に記載のコンピュータプログラム。
(15)ホスト装置内のコンピュータ可読媒体に統合されたコンピュータプログラムであって、
第1のメディアファイルと、前記第1のメディアファイルと関連づけられた第1の識別子とをホスト装置内に格納するための第1のセットのコンピュータ命令と、
前記ホスト装置内に格納されていない第2のメディアファイルと関連づけられた第2の識別子をホスト装置内に格納するための第2のセットのコンピュータ命令と、
前記ホスト装置がネットワークと結合されているかどうかにかかわりなく、前記第1および第2の識別子の双方を表示するための第3のセットのコンピュータ命令と、を含むコンピュータプログラム。
(16)特定の音楽識別子と関連づけられたメディアファイルが前記ホスト装置内に格納されているかどうかにかかわりなく、前記ホスト装置内に格納されたメディア識別子の再生リストをユーザが作成し、編集できるようにするための第4のセットのコンピュータ命令をさらに含む(15)に記載のコンピュータプログラム。
(17)前記ホスト装置とパーソナルコンピュータとの間で音楽ファイルと再生リストとを同期させるための第5のセットのコンピュータ命令をさらに含むコンピュータプログラムであって、前記ホスト装置から削除されたメディアファイルが、ローカルリンクを介して前記ホスト装置と選択的に結合された別の装置から自動的に削除されない(16)に記載のコンピュータプログラム。
(18)前記第2のセットのコンピュータ命令が、別の装置からローカル接続を介して識別子のデータベースをアップロードし、該識別子のデータベースを前記別の装置に格納されたメディアファイルと個々に関連づけて格納する(15)に記載のコンピュータプログラム。
(19)前記別の装置がPCである(18)に記載のコンピュータプログラム。
(20)前記第2のセットのコンピュータ命令が、移動電話接続とインターネットとを介して、メディアサービス用サーバから識別子のデータベースをダウンロードし、該識別子のデータベースを前記サーバ側に格納されているメディアファイルと個々に関連づけて格納する(15)に記載のコンピュータプログラム。
(21)前記識別子のデータベースが前記サーバ側に格納されているすべての識別子のサブセットであり、少なくとも1つのユーザの好みによって前記サブセットが画定される(20)に記載のコンピュータプログラム。
(22)前記ホスト装置が移動局である(15)に記載のコンピュータプログラム。
(23)第1の複数のメディアファイルと、第2の複数のファイル名とを格納するための内部格納媒体と、
前記第1の複数のメディアファイルの各々をファイル名に対応づける、前記内部格納媒体と結合されたプロセッサと、
一連のファイル名を表示するための、前記プロセッサと結合された表示インタフェースであって、前記第1の複数のメディアファイルのうちの1つのメディアファイルに対応づけられた個々のファイル名を第1の特徴と共に表示し、前記第1の複数のメディアファイルのうちの1つのメディアファイルに対応づけられていない個々のファイル名を前記第1の特徴以外の特徴と共に表示する表示インタフェースと、を備える移動局。
(24)前記プロセッサが、前記第1の複数のメディアファイルのうちの1つのメディアファイルに対応づけられていない少なくとも1つのファイル名を前記移動局から離れたところに在る別の格納位置とさらに対応づけるようにする移動局であって、
前記表示インタフェースが、第2の特徴と共に前記別の格納位置に対応づけられた個々のファイル名を表示する(23)に記載の移動局。
(25)無線電話リンクと、無線ピコネットリンクと、無線LANと、無線光リンクとのうちの1つを介して前記別の格納位置とリンクする手段を備える移動局であって、前記プロセッサが、前記第1の複数のメディアファイル内に存在しない追加メディアファイルを求める要求を伝送し、前記追加メディアファイルが、前記第2の特徴を含む表示ファイル名に対応し、ユーザにより選択される(24)に記載の移動局。
(26)ユーザにより選択された前記ファイル名が前記内部格納媒体に格納され、前記プロセッサが、ユーザのコマンド入力時に前記追加メディアファイルを求める要求を伝送する(25)に記載の移動局。
(27)ユーザのコマンド入力時に通信リンクが確立されていないとき、前記ユーザのコマンド入力に応じて、次の通信リンクの確定時に前記プロセッサが前記要求を伝送する(25)に記載の移動局。
(28)予想リンクが最低限のデータ交換速度を満たしていると前記移動局が判断したとき、前記リンクの次の確定が自動的に確立される(27)に記載の移動局。
(29)前記移動局が、前記リンクのうちの少なくとも2つのリンクにわたってリンクする手段をさら備え、さらに、前記プロセッサが、前記リンクのうちの1つのリンクを選択して、データスループットの比較に基づいて前記リンクにわたる確立を行うようにする(25)に記載の移動局。
(30)前記表示インタフェースが、前記内部格納媒体または前記別の格納位置のいずれにも対応づけられていない個々のファイル名に対して第3の特徴と共にさらに表示を行う表示インタフェースである(24)に記載の移動局。
(31)前記第1および第2の特徴が、フォント、色、シェード、背景、並びに、前記ファイル名に隣接して表示されるアイコンのうちの少なくとも1つの点で異なる(24)に記載の移動局。
(32)無線リンクを介して追加ファイル名を受信する受信装置をさらに備えた移動局であって、前記プロセッサが、前記追加ファイル名を反映するために前記対応付けを更新し、前記表示インタフェースが、前記第1の特徴と、前記第1の特徴以外の特徴とのうちの一方の特徴を含む前記追加ファイル名を前記プロセッサによる対応付けと一致して表示する(23)に記載の移動局。
(33)前記無線リンクを介して受信した追加ファイル名の再生リスト内に前記追加ファイル名が含まれる移動局であって、前記プロセッサが、前記再生リスト内の個々のファイル名に対する更新を行い、さらに、前記表示インタフェースが、前記第1の特徴と、前記第1の特徴以外の特徴とのうちの一方の特徴を含む前記再生リスト内の個々のファイル名を前記プロセッサによる対応付けと一致して表示する(32)に記載の移動局。
(34)前記内部格納媒体が第3の複数のファイル名と関連づけられた再生リスト名をさらに格納し、前記表示インタフェースが、
前記第3の複数のファイル名の個々のファイル名が、前記プロセッサによって前記第1の複数のメディアファイルのうちの1つのメディアファイルに対応づけられている場合には、第3の特徴を、
前記第3の複数のファイル名のうちのいくつかのファイル名ではあるが、すべてではないファイル名が、前記プロセッサによって前記第1の複数のメディアファイルのうちの1つのメディアファイルに対応づけられている場合には、第4の特徴を、
前記第3の複数のファイル名のうちのいずれのファイル名も、前記プロセッサによって前記第1の複数のメディアファイルのうちの1つのメディアファイルにも対応づけられていない場合には、第5の特徴を含む前記再生リスト名をさらに表示するようになっている移動局であって、
前記第1および第3の特徴が同一であってもよく、さらに、前記第4および第5の特徴のうちの一方の特徴が前記第2の特徴と同一であってもよい(23)に記載の移動局。
(35)前記第3の複数のファイル名のうちのいくつかのファイル名であるが、すべてではないファイル名が、前記プロセッサによって前記第1の複数のメディアファイルのうちの1つのメディアファイルに対応づけられ、かつ、前記第3の複数のファイル名のうちのいくつかのファイル名ではあるが、すべてではないファイル名が、前記プロセッサによって前記移動局から離れたところに在る記憶位置に対応づけられている場合には、前記第4の特徴を含む前記再生リスト名を前記表示インタフェースが表示する(34)に記載の移動局。
(36)無線電話リンクと、ケーブルリンクと、無線ピコネットリンクと、無線LANと、無線光リンクとのうちの1つを介して前記別の格納位置とリンクする手段をさらに備え、
前記プロセッサが、コマンド入力および前記再生リスト名のユーザ選択に応じて個々のメディアファイルを求める要求を伝送し、前記プロセッサが、該個々のメディアファイルに対して前記第3の複数のファイル名のうちの前記ファイル名を前記別の格納位置に対応づける(35)に記載の移動局。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
パーソナルコンピュータに接続して、該パーソナルコンピュータからメディアファイルのリストを取得する手段と;
前記パーソナルコンピュータからメディアファイルを取得するためのユーザインタフェースと;
を備える携帯機器であって、該携帯機器は、前記パーソナルコンピュータと接続していないときに、
前記取得したリストに載っているメディアファイルのうち、前記携帯機器内に格納されているメディアファイルについては、第1の態様で表示し;
前記取得したリストに載っているメディアファイルのうち、前記携帯機器内には格納されていないが前記パーソナルコンピュータには格納されているメディアファイルについては、第2の態様で表示する;
ように構成され、さらに前記携帯機器は、前記ユーザインタフェースが操作されたことに応じて、前記パーソナルコンピュータとの接続を確立して該パーソナルコンピュータから前記第2の態様で表示されたメディアファイルの少なくともいずれかを取得するように構成される、携帯機器。
【請求項2】
前記取得したリストに載っているメディアファイルのうち、前記携帯機器にも前記パーソナルコンピュータにも格納されていないメディアファイルであって、購入することなしに、前記携帯機器および前記パーソナルコンピュータとは異なるサーバから取得可能なメディアファイルを、第4の態様で表示するように構成される、請求項1に記載の携帯電話。
【請求項3】
前記取得したリストに載っているメディアファイルのうち、前記携帯機器にも前記パーソナルコンピュータにも格納されていないメディアファイルであって、購入することにより、前記携帯機器および前記パーソナルコンピュータとは異なるサーバから取得可能なメディアファイルを、第5の態様で表示するように構成される、請求項1に記載の携帯電話。
【請求項4】
前記取得したリストに載っているメディアファイルのうち、前記携帯機器にも前記パーソナルコンピュータにも格納されていないメディアファイルであって、購入することなしに、前記携帯機器および前記パーソナルコンピュータとは異なるサーバから取得可能なメディアファイルを、第4の態様で表示し、
前記取得したリストに載っているメディアファイルのうち、前記携帯機器にも前記パーソナルコンピュータにも格納されていないメディアファイルであって、購入することにより、前記携帯機器および前記パーソナルコンピュータとは異なるサーバから取得可能なメディアファイルを、第5の態様で表示し、
前記第4の態様で表示したメディアファイルを取得するために、購入することが必要になった場合には、該メディアファイルの表示態様を自動的に前記第5の態様に変化させるように構成される、請求項1に記載の携帯電話。
【請求項5】
各々複数のメディアファイルに関連付けられうる複数の再生リストを表示しうる表示手段を備える携帯機器であって、
前記再生リストに関連付けられる全てのメディアファイルが前記携帯機器内に格納されているときは、該再生リストを第1の態様で表示し、
前記再生リストに関連付けられる少なくとも1つのメディアファイルは前記携帯機器内に格納されているが、前記再生リストに関連付けられる全てのメディアファイルが前記携帯機器内に格納されてはいない場合は、該再生リストを第2の態様で表示し、
前記再生リストに関連付けられる全てのメディアファイルが前記携帯機器内に格納されていないときは、該再生リストを第3の態様で表示する、
ように構成される、携帯機器。
【請求項6】
コンピュータプログラムを内蔵のプロセッサで実行することにより、携帯機器が遂行する方法であって、
パーソナルコンピュータに接続して、該パーソナルコンピュータからメディアファイルのリストを取得することと;
前記パーソナルコンピュータからメディアファイルを取得するためのユーザインタフェースを提供することと;
前記パーソナルコンピュータと接続していないときに、前記リストに載っているメディアファイルを表示することと;
を含み、ただし前記表示することは、
・ 前記取得したリストに載っているメディアファイルのうち、前記携帯機器内に格納されているメディアファイルについては、第1の態様で表示することと;
・ 前記取得したリストに載っているメディアファイルのうち、前記携帯機器内には格納されていないが前記パーソナルコンピュータには格納されているメディアファイルについては、第2の態様で表示することと;
を含み、さらに前記方法は、前記ユーザインタフェースが操作されたことに応じて、前記パーソナルコンピュータとの接続を確立して該パーソナルコンピュータから前記第2の態様で表示されたメディアファイルの少なくともいずれかを取得することを含む、方法。
【請求項7】
携帯機器のプロセッサで実行されることにより、前記携帯機器に請求項6に記載の方法を遂行させる命令を含む、コンピュータプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2013−11891(P2013−11891A)
【公開日】平成25年1月17日(2013.1.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−153341(P2012−153341)
【出願日】平成24年7月9日(2012.7.9)
【分割の表示】特願2009−67126(P2009−67126)の分割
【原出願日】平成17年3月15日(2005.3.15)
【出願人】(398012616)ノキア コーポレイション (1,359)
【Fターム(参考)】