説明

積層台及びそれを用いた金属箔張積層板の製造方法

【課題】金属箔とプリプレグを含む複数の素材を積層するとともに、積層された各素材を接着してなる金属箔張積層板を製造する際に、金属箔にしわが発生してしまうのを防止する。
【解決手段】金属箔とプリプレグを含む複数の素材が順に載置される平板状の積層プレート11と、この積層プレート11の任意の部位を裏面側から持ち上げて、前記部位の高さを調整可能とされた高さ調整機構とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、金属箔張積層板の製造時に使用する積層台と金属箔のしわの発生を防止する金属箔張積層板製造方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
プリント配線板に用いられる金属箔張積層板には、絶縁層材のプリプレグを1枚又は複数枚で構成させる積層板材料に金属箔を施した金属箔張積層板と、このような金属箔張積層板を加工した回路板を、プリプレグを介して複数枚重ね最外層のプリプレグに金属箔を施した多層板とがある。このような金属箔張積層板の製造にあたっては、配置されたプリプレグの上下もしくは片面に、予め所定寸法に切断された金属箔を、手動あるいは自動機械により重ね、これらを鏡板に挟んだ状態で加熱加圧を行って金属箔張積層板を製造している(例えば、特許文献1など参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2000−332415号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、金属箔張積層板を製造する際に、積層される金属箔にしわが生じてしまうと、このしわは、プリント配線板の回路形成の品質における重大な欠陥になってしまう。このような欠陥を解消するためには、水平に固定された積層プレートの上でプリプレグや金属箔を積み重ねていくようにすることで、金属箔にしわが生じ難くなるようにすることができると考えられる。
しかしながら、積層プレートを水平に固定するのは困難であり、金属箔などが積み重ねられる側の面である積層プレートの上面側が窪むように反っていると、その上に積み重ねられる金属箔にしわが生じ易くなってしまう。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、金属箔張積層板を製造する際に、金属箔にしわが発生してしまうのを防止することができる積層台及びそれを用いた金属箔張積層板の製造方法を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る積層台は、金属箔とプリプレグを含む複数の素材を積層するとともに、積層された前記各素材を接着してなる金属箔張積層板を製造する際に、前記各素材を積み重ねていく積層工程を行うための積層台であって、前記各素材が順に載置される平板状の積層プレートと、前記積層プレートの任意の部位を裏面側から持ち上げて、前記部位の高さを調整可能とされた高さ調整機構とを有する構成としてある。
【0007】
このような構成とすることで、積層プレートの任意の部位を下面側から持ち上げて、当該部位の高さを部分的に調整することで、積層プレートを水平に又はその上面側が凸状に湾曲するように固定することができる。そして、このような状態とされた積層プレート上で積層工程を行うことにより、金属箔とプリプレグを含む複数の素材を積層する際に、金属箔にしわが発生してしまうのを防止することが可能になる。
【0008】
また、本発明に係る金属箔張積層板の製造方法は、上記したような積層台を用いて前記積層プレート上で金属箔とプリプレグを含む複数の素材を積層する工程を有する方法としてある。
【0009】
このような方法とすることで、積層プレートの高さ調整を部分的に調整して、積層プレートが、水平に又はその上面側が凸状に湾曲するように固定された状態で積層工程を行うことによって、金属箔とプリプレグを含む複数の素材を積層する際に、金属箔にしわが発生してしまうのを防止することが可能になり、積層された金属箔にしわのない金属箔張積層板を製造することができる。
【発明の効果】
【0010】
以上のように、本発明によれば、金属箔張積層板を製造する際に、金属箔にしわが発生してしまうのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明に係る積層台の実施形態の概略を示す説明図である。
【図2】積層プレートを積層台に受け入れる前の状態を示す説明図である。
【図3】積層プレートを積層台に受け入れた状態を示す説明図である。
【図4】積層台に固定された積層プレートに対して高さ調整を行う際の状態を示す説明図である。
【図5】高さ調整された積層プレート上で積層工程を行う際の状態を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下に、本発明の好ましい実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係る積層台の概略を示す説明図である。
【0013】
本実施形態の積層台1は、金属箔とプリプレグを含む複数の素材を積層するとともに、積層された各素材を接着してなる金属箔張積層板を製造するにあたり、各素材を積み重ねていく積層工程を行う際の作業台として利用される。
【0014】
図1に示す例において、積層台1は、着脱自在とされた積層プレート11と、積層プレート11の高さを部分的に調整する高さ調整機構2と、積層プレート11を固定する固定爪3と、積層プレート11を支持する支持機構4とを備える。
【0015】
[積層プレート]
積層プレート11は、積層台1に受け入れられた状態で、その上面側に、金属箔張積層板を形成する各素材が、順に載置されて積み重ねられていく平板状の部材である。そして、積層工程を終えると、積層された各素材を積層プレート11ごと後述する加熱圧着工程に搬送できるように着脱自在とされている。
このような積層プレート11としては、製造しようとする金属箔張積層板の寸法などを考慮して、縦方向の長さが金属箔張積層板に対して103〜111%(通常は、2200〜2370mm程度)で、幅方向の長さが金属箔張積層板に対して105〜129%(通常は、1350〜1400mm程度)で、厚さが4〜15mm程度、好ましくは4〜6mm、より好ましくは5〜6mmモリブデン鋼材又は一般鋼材などからなる金属製の平板などを用いることができる。
【0016】
[高さ調整機構]
積層プレート11の高さを部分的に調整する高さ調整機構2は、高さ検出機構5、持上げ面6、ジャッキ7、ジャッキ駆動部8、水平維持治具9及び架台10を備える。そして、積層プレート11の下方に配置され、積層プレート11の下面に向かって水平に上昇するようにされた持上げ面6により、積層プレート11の任意の部位(図示する例では、積層プレート11のほぼ中央)を下面側から持ち上げて、当該部位の高さを調整可能としてある。
【0017】
高さ検出機構5は、持上げ面6によって持ち上げられた積層プレート11の高さを検出するものである。持ち上げられた積層プレート11の高さを検出する方法としては、持上げ面6の高さを検出することで、間接的に持ち上げられた積層プレート11の高さを検出する方法がある。積層プレート11の高さ(間接的には、持上げ面6の高さ)は、積層プレート11の高さの変位量(間接的には、持上げ面6の高さの変位量)から検出することができ、そのような検出手段としては、市販されているレーザ変位計が好適に利用できる。
【0018】
このとき、高さ検出機構5として利用するレーザ変位計には、持上げ面6の高さを所定の高さに設定する機能と、持上げ面6が設定された高さに到達した時に、電気信号出力を発生させる機能が備わっていることが好ましい。このようにすることで、持上げ面6が所定の高さに到達した時に、発生した電気信号出力を感知して持上げ面6の上昇を停止させることができる。
【0019】
高さ調整機構2は、更に積層プレート11の高さを一定に保持するための高さ保持機構を有しているのが好ましい。これにより、持上げ面6は積層プレート11の下面と接触した状態で、積層プレート11の高さを調整しつつ、積層プレート11の高さを一定に保持することができる。
この持上げ面6は、積層プレート11の任意の部位に接触して、当該部位を持ち上げることから、積層プレート11と接触する耐荷重を考慮し、厚みのある合成樹脂製の板材により形成するが好ましい。
持上げ面6を形成する合成樹脂としては、例えば、ナイロン、ポリアセタールなどが挙げられる。
【0020】
また、図1に示す例において、持上げ面6には、ジャッキ7と水平維持治具9が連結されており、ジャッキ7の昇降に伴い持上げ面6の高さが可変できる構成になっている。ジャッキ7としては、スクリュー型ジャッキ、ラック型ジャッキ、ベベルギア型ジャッキなど各種のジャッキが利用可能である。そして、ジャッキ7とジャッキ駆動部8との間に、ジャッキ平歯車12及びジャッキ駆動部平歯車13を備えている。このようにすることで、ジャッキ駆動部8の駆動力が伝達されて、ジャッキ7に連結された持上げ面6が昇降して積層プレート11の高さを部分的に調整するとともに、積層プレート11の高さを一定に保持することを可能とする。
【0021】
ジャッキ7の昇降可能距離は、好ましくは10〜50mmであり、持上げ面6によって持ち上げられた積層プレート11の高さが、積層プレート11が水平となる位置を基準としたときに、この基準位置より10mm以下の高さの範囲で収まる昇降距離とするのが好ましい。
また、持上げ面6が積層プレート11を保持するときの保持力としては、積層プレート11に対する持上げ面6の接触面積あたり4990Nの耐荷重以上が好ましく、この保持方法としては、ジャッキ駆動部8をギアモータとし、かつ、駆動停止時にブレーキがかかるブレーキ付ギアモータとするのが好ましい。
【0022】
ジャッキ7とジャッキ駆動部8に備えるジャッキ平歯車12及びジャッキ駆動部平歯車13としては、1対1のギヤ比で構成することもできる。ギアモータの駆動と停止する制御は、市販されているプログラムコントローラ等を用いることができ、停止に関しては、前述したように、高さ検出機構5としてのレーザ変位計からの電気信号出力を用いることもできる。また、停止精度を高めるために市販されているインバータを用いることが好ましい。
【0023】
また、持上げ面6に連結される水平維持治具9は、持上げ面6の接触面を積層プレート11に対して水平に維持する治具である。図1に示す例において、水平維持治具9は、持上げ面6の対角線上の四隅にそれぞれ配置され、枠材を架設してなる架台10内に挿入できる構成をとる。架台10内に挿入できる構造としては、市販されているリニアブッシュ、リニアシャフトがある。
【0024】
本実施形態では、以上のような高さ調整機構2により、積層プレート11の任意の部位を下面側から持ち上げて、積層プレート11の高さを検知しながら、当該部位の高さを部分的に調整することで、積層プレート11を水平に又はその上面側が凸状に湾曲するように固定することができる。このとき、積層プレート11の下面に持上げ面6を接触させて、積層プレート11を部分的に持ち上げる部位は、積層プレート11の反り具合を考慮して任意に定めることができるが、積層プレート11の上面側が窪みやすい部位を持ち上げるようにすることで、より確実に、積層プレート11を水平に又はその上面側が凸状に湾曲するように固定することが可能になる。
また、積層プレート11を水平に固定する場合に、前述したような水平維持治具9に連結された持上げ面6により積層プレート11を持ち上げるようにすれば、水平維持治具9が水平維持機構として機能して、より確実に、積層プレート11を水平に維持することができる。
【0025】
[固定爪]
固定爪3は、積層プレート11の上面側の端縁に当接して、積層プレート11を固定するものであり、好ましくは、積層プレート11の長手方向に対向する端縁側と、幅方向に対向する端縁側とに、それぞれ二箇所ずつ配置される。そして、このような固定爪3によって、支持機構4に積層プレート11が支持されているときに、積層プレート11の上面側の端縁を固定することができるようになっている。
【0026】
[支持機構]
支持機構4は、受け入れた積層プレート11を支持するためのものであり、図1に示す例では、積層プレート11の長手方向に対向する端縁側に、それぞれ二つずつ支持台14が隣接して設けられている。そして、一方の端縁側に隣接して設けられた二つの支持台14の間と、他方の端縁側に隣接して設けられた二つの支持台14の間には、それぞれに三本の支持ロール15がフリーロールで架設されており、これによって、積層工程を終えてから、積層された各素材を積層プレート11ごと搬送する際の作業が容易となるように構成されている。
なお、特に図示しないが、支持台14としては積層プレート11を搬送するためのコンベア機構を備えることもできる。
【0027】
次に、以上のような積層台1を用いて積層工程を行う際の手順について説明する。
まず、図2に示す状態から、図3に示すように、積層プレート11を積層台1に受け入れて、支持機構4により積層プレート11を支持する。
図2は、積層プレート11を積層台1に受け入れていない状態であり、高さ調整機構2については、持上げ面6のみを図示している。また、図3は、例えば、厚み6mm、縦方向の長さ2340mm、幅方向の長さ1400mmの材質がモリブデン鋼材からなる積層プレート11を受入れた状態を示している。
【0028】
この積層プレート11を積層台1に受け入れた後、図4に示すように、積層プレート11の長手方向に対向する端縁側と、幅方向に対向する端縁側とを固定爪3で固定する。その後、図4内矢印に示すように持上げ面6を好ましくは1〜2mm/秒の速さで上昇させる。そして、持上げ面6により積層プレート11が所定の高さに持ち上げられると、高さ検出機構5の電気信号出力によりジャッキ駆動部8を停止させる。
これにより、積層プレート11を水平に又はその上面側が凸状に湾曲するように固定する。
図4は、積層台1に固定された積層プレート11に対して高さ調整を行う際の状態を示す説明図であり、作図上、高さ調整機構2については、持ち上げ面6のみ一点鎖線で示すとともに、支持機構4の図示を省略している。
【0029】
次に、この状態で、図5に示すように、クッション紙などのクッション材を介して積層プレート11上に鏡板を載せ、この鏡板上に金属箔張積層板を形成する各素材を、例えば、金属箔、プリプレグ、金属箔の順に載置して積み重ね、最後に鏡板を載せて積層作業を完了させる。
このとき、積層プレート11を水平に又はその上面側が凸状に湾曲するように固定しておくことにより、積層される金属箔にしわが発生してしまうのを防止することができる。
【0030】
図5は、高さ調整された積層プレート上で積層工程を行う際の状態を示す説明図であり、作図上、支持機構4の図示を省略している。また、積層工程では、積層プレート11の高さ調整を実施した後に、クッション材を介して載置した鏡板の上に、金属箔張積層板を形成する各素材を積層し、その上に鏡板を載置するが、図5では、これらの積層物を符号16で示している。
【0031】
本実施形態において、金属箔張積層板を形成する各素材は特に限定されることなく、金属箔及びプリプレグのほか、この種の金属箔張積層板を形成する種々の素材を用いることができ、用いる素材の数や組み合わせも任意である。また、金属箔も特に限定されず、例えば、銅箔、ニッケル箔、アルミニウム箔などを用いることができる。
【0032】
積層工程が完了すると、金属箔張積層板を形成する各素材が鏡板に挟まれて積層された状態で積層プレート11ごと、加熱圧着工程が行われる加熱プレス装置に搬送する。加熱プレス装置は、上下一対の熱板を備えており、この熱板の間で積層プレート11ごと加熱圧着して各素材を接着する。これによって、積層された金属箔にしわのない金属箔張積層板を製造することができる。
【0033】
以上のように、本発明によれば、積層プレート11の高さ調整を部分的に調整して、積層プレート11を水平に又はその上面側が凸状に湾曲するように固定することで、金属箔のしわ発生が防止することができる。
すなわち、積層プレート11の高さ調整を行わずに、その上面側が窪むように積層プレート11が反った状態のままで積層工程を行うと、金属箔にしわが発生し易いが、本発明のように、積層プレート11の高さ調整を部分的に調整して、積層プレート11が、水平に又はその上面側が凸状に湾曲するように固定された状態で積層工程を行うことによって、金属箔とプリプレグを含む複数の素材を積層する際に、金属箔にしわが発生してしまうのを防止することが可能になる。
そして、積層された各素材を積層プレート11ごと加熱圧着して、積層された各素材を接着することにより、積層された金属箔にしわのない金属箔張積層板を製造することができる。
【0034】
以上、本発明について、好ましい実施形態を示して説明したが、本発明は、前述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0035】
本発明は、金属箔とプリプレグを含む複数の素材を積層するとともに、積層された各素材を接着してなる金属箔張積層板の製造に利用することができる。
【符号の説明】
【0036】
1 積層台
2 高さ調整機構
3 固定爪
4 支持機構
5 高さ検出機構
6 持上げ面
7 ジャッキ
8 ジャッキ駆動部
9 水平維持治具
10 架台
11 積層プレート
12 ジャッキ平歯車
13 ジャッキ駆動部平歯車
14 支持台
15 支持ロール
16 積層物

【特許請求の範囲】
【請求項1】
金属箔とプリプレグを含む複数の素材を積層するとともに、積層された前記各素材を接着してなる金属箔張積層板を製造する際に、前記各素材を積み重ねていく積層工程を行うための積層台であって、
前記各素材が順に載置される平板状の積層プレートと、
前記積層プレートの任意の部位を裏面側から持ち上げて、前記部位の高さを調整可能とされた高さ調整機構と
を有することを特徴とする載置台。
【請求項2】
前記積層プレートの高さを検出する高さ検出機構を更に有する請求項1に記載の積層台。
【請求項3】
前記高さ検出機構が積層プレートの高さの変位量を検出するものである請求項2に記載の積層台。
【請求項4】
前記積層プレートの高さを一定に保持するための高さ保持機構を更に有する請求項1〜3のいずれか一項に記載の積層台。
【請求項5】
前記高さ調整機構が、前記積層プレートの高さを一定に保持するための高さ保持機構を有する請求項1〜4のいずれか一項に記載の積層台。
【請求項6】
前記高さ調整機構が、ジャッキ及びジャッキ駆動部を有する請求項1〜5のいずれか一項に記載の積層台。
【請求項7】
前記ジャッキ駆動部が、ギアモータである請求項6に記載の積層台。
【請求項8】
前記積層プレートを水平に維持する機構を有する請求項1〜7のいずれか一項に記載の積層台。
【請求項9】
前記積層プレートの上面側の端縁に当接して、前記積層プレートを固定する固定爪を有する請求項1〜8のいずれか一項に記載の積層台。
【請求項10】
請求項1〜9のいずれか一項に記載の積層台を用いて前記積層プレート上で金属箔とプリプレグを含む複数の素材を積層する工程を有する金属箔張積層板の製造方法。
【請求項11】
積層された前記各素材を前記積層プレートごと加熱圧着して、積層された前記各素材を接着する工程を有する請求項10に記載の金属箔張積層板の製造方法。
【請求項12】
請求項10又は11に記載の製造方法により製造された金属箔張積層板。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−56827(P2011−56827A)
【公開日】平成23年3月24日(2011.3.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−210056(P2009−210056)
【出願日】平成21年9月11日(2009.9.11)
【出願人】(000004455)日立化成工業株式会社 (4,649)
【Fターム(参考)】