説明

空気処理装置

本発明は、商用車のための空気処理装置(10)であって、ケーシング(12)を有し、ケーシングが、バヨネット錠(14)を介して空気乾燥装置(18)と結合されるように形成されている形式のものに関する。本発明に基づき、バヨネット錠(14)をケーシング(12)に錠止するための、ケーシング(12)に取り付けられている若しくは取り付け可能である安全装置(28)が設けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、商用車のための空気処理装置であって、空気処理装置がケーシングを有しており、ケーシングが、バヨネット錠を介して空気乾燥装置と結合されるように形成されている形式のものに関する。
【0002】
上記形式の空気処理装置は、商用車、特にトラックやトラクターに用いられる。商用車は、多くの場合に1つ若しくは複数の圧力空気消費器を有しており、圧力空気消費器には、処理された圧力空気が供給されねばならない。典型的な圧力空気消費器は、例えば圧力空気式ブレーキシステムや空気ばね、更には駐車ブレーキシステム等である。商用車における圧力空気の供給のために、圧力空気供給装置が設けられており、圧力空気供給装置は特に空気処理装置を備えている。空気処理装置は、特に乾燥及び清浄された圧力空気を提供できるようになっていなければならない。このために、空気処理装置は一般的に、空気を乾燥させるための空気乾燥装置を備えており、空気乾燥装置は、多くの場合に空気のフィルタリングのためのフィルター装置をも備えている。フィルターの取り替えや特に乾燥剤の取り替え若しくは容易な保守のために、一般的に、空気乾燥装置若しくは空気ドライヤー装置又は空気ドライヤーカートリッジが、空気処理装置に結合される若しくは空気処理装置内に差し込まれる空気乾燥装置として用いられる。空気乾燥装置を空気処理装置に結合するために、バヨネット式結合部若しくはバヨネット錠が用いられるものである。バヨネット式結合部若しくはバヨネット錠は、差し込み・回動式結合部を介して空気乾燥装置と空気処理装置とを結合するようになっている。空気ドライヤーカートリッジと空気処理設備とを結合するバヨネット錠のための例が、ドイツ連邦共和国特許出願公開第102006037311A1号明細書に開示されており、記載内容は本発明の理解のために用いられるものである。
【0003】
空気乾燥装置若しくは空気ドライヤー装置又は空気ドライヤーカートリッジの取り外し若しくは交換の際には、空気処理装置、ひいては空気ドライヤーカートリッジは、まだ圧力下にある。従って、バヨネット錠のねじ外しに際して、空気処理装置内の高い圧力により、バヨネット錠が急激に外されてしまうことになり、これによって、回りに立っている人々が、特に空気ドライヤーカートリッジを取り外している人が、危険にさらされてしまうことになる。更に、バヨネット錠の組み付けが正確でない場合には、バヨネット錠がひとりでに外れてしまうこともあり、このことは、およそ走行運転中における安全上のリスクを著しく高めてしまうものである。
【0004】
本発明の課題は、従来技術の安全上のリスクを取り除くことである。
【0005】
上記課題を解決するために、本発明によれば、冒頭に述べてある形式の空気処理装置をベースとして、バヨネット錠をケーシングに錠止するための、ケーシングに取り付け可能である若しくは取り付けられている安全装置が設けられている。特に、安全装置は、バヨネット錠を、若しくはバヨネット錠のバヨネットリングを、開放回動方向の回動に対して錠止するものであり、つまり、バヨネット錠若しくはバヨネットリングの開放回動方向(緩め外す方向)の回動を阻止するものである。ケーシングに取り付けられている若しくは取り付け可能となっている安全装置を用いることにより、バヨネット錠が圧力下で不都合に若しくは急激に外れてしまうようなことが避けられる。更に、バヨネットリング若しくはバヨネット錠に、安全装置の受容のために受容部を設ける或いは穴を穿つ必要がなく、これにより、バヨネット錠の構造上の完全性(無欠)が保たれることになる。
【0006】
有利な形態によれば、安全装置はケーシングに取り外し可能に取り付けられており若しくは取り付け可能となっており、これによりバヨネット錠の錠止(確保又は固定)並びに取り外しが容易である。
【0007】
有利な形態によれば、バヨネット錠の錠止された状態で、安全装置はバヨネット錠のバヨネットリングの1つの回動方向の回動を止めている。特に有利な形態によれば、錠止された状態で、バヨネット錠の突起が安全装置に突き当たるようになっている。このような構成により、バヨネット錠の既存の構造、例えば突起が用いられ、従って、本発明の実施のために、バヨネット錠における追加的な加工工程は不要である。突起は、バヨネット錠のバヨネット突起、特にバヨネットリングのバヨネット突起であり、別の形態では、バヨネット突起としては用いられない突起、例えばグリップ突出部が安全装置により止められるようになっている。
【0008】
別の形態によれば、安全装置が錠止ねじとして形成されている。錠止ねじ(止めねじ又は係止ねじ)は、バヨネット錠の確実な停止並びに良好な錠止を提供するものである。安全装置の他の形状も用いられるものであり、例えば安全装置は、ピン若しくはボルトとして形成されていてよい。
【0009】
特に有利な形態によれば、錠止ねじが錠止ねじ頭部を有しており、錠止ねじ頭部は、錠止された状態で、錠止ねじ頭部がバヨネット錠のバヨネットリングの突起の1つの回動方向の回動を止めるように配置されている。特に、錠止ねじ頭部が、錠止された状態で突起に突き当たるようになっている。錠止ねじ頭部は、突起を少なくとも1つの回動方向で止めるために、つまりロックするために容易に形成されるものである。
【0010】
有利な別の形態によれば、ケーシングに、安全装置の受容のための孔が設けられている。孔は、特に有利にはねじ孔として形成されて、錠止ねじを受容できるようになっていてよい。このような孔により、ケーシング内における錠止装置の確実な取り付けが達成される。
【0011】
特に有利には、孔が、空気処理装置の、運転時に圧力下にある内室内まで達している。この場合に有利には、錠止装置がシールを有しており、シールが、錠止された状態で、空気処理装置を圧力空気損失に対して密閉している。この構成と関連して、他の場合には、錠止装置により錠止されていない状態では、内室は、密閉されないようになっている。従ってこの場合には、空気処理装置は、圧力下にある空気が、内室と外部領域との間の隙間を経て外部へ逃がされてしまうので、圧力空気を圧力空気消費器へ供給できなくなっている。つまり、正確には組み付けられずまた錠止されていない空気乾燥装置においては、空気処理装置に圧力を作用させることができず、これによって、不正確に組み付けられた空気処理装置の運転に伴って発生してしまうような安全上のリスクが最小にされている。
【0012】
特に有利には、安全装置は、1つ若しくは複数の排気通路を有している。1つ若しくは複数の排気通路は、有利には、排気通路が、安全装置の緩め(錠止解除又は取り外し)の際に空気処理装置の排気を許すように配置されている。このような構成により、錠止装置の緩め過程の開始時にまだ圧力が圧力空気供給装置内に存在している場合に、圧力は、1つ若しくは複数の排気通路を介して逃がされるようになっている。緩め過程が進むと、圧力空気供給装置はもはや圧力を受けておらず、これによって、錠止装置は、高い圧力により急激に外されてしまうというようなリスクなしに、引き続き安全に緩められる。
【0013】
別の形態によれば、安全装置は、目標破壊箇所を有している。目標破壊箇所(目標破壊部位)は、適切でない組み付けに際して錠止装置の破壊(破断又は裂断)につながるものである。これにより、錠止装置を不正確にかつ過度な力で組み付けてしまうようなことが避けられる。特に有利には、目標破壊箇所は、排気通路の領域における破壊に用いられるようになっており、このような構成により、錠止装置の破壊された状態において錠止装置によりバヨネット錠をもはや確実には錠止できない場合に、空気処理装置に圧力をかけてしまうようなことが避けられるようになっている。このために、破壊箇所は、破壊箇所の破壊により排気通路が外部へ開口するように配置されている。
【0014】
別の形態によれば、ケーシングが、安全装置のための案内部を有している。案内部は、錠止装置の組み付けを容易にするものである。特に、錠止装置は窪みによって形成されていてよいものである。このような構成により、錠止装置が、また錠止装置をつかむ組み付け工員の指が、良好に案内され若しくは差し込まれるようになっている。有利な形態によれば、案内部が、安全装置の端部領域を完全に取り囲んでいて、錠止装置を組み付けに際して安定化させている。特に有利には、案内部は孔によって形成されている。別の形態では、窪みを有しかつ安全装置の端部領域を完全に取り囲む構成要素をも有する案内部が設けられてよい。
【0015】
特に有利な形態によれば、ケーシングが、バヨネット錠の突起のためのストッパーを有しており、ストッパーが、バヨネット錠のバヨネットリングの1つの回動方向の回動を止めるようになっている。特に合目的には、ストッパーは、バヨネットリングの回動を錠止装置とは逆の回動方向で止めるようになっている。ストッパーは、バヨネット錠若しくはバヨネットリングの任意の突起を止めるようになっていてよく、特に、ストッパーにより止められる突起は、錠止装置により止められる突起と同一のものであってよく、或いはバヨネット錠若しくはバヨネットリングのほかの突起であってよい。
【0016】
特に極めて有利な形態によれば、錠止された状態で、バヨネット錠の突起は、ストッパーと安全装置との間に配置されている。このために、特に、ストッパーと安全装置との間の間隔は、突起が、その間に正確に合致するように形成されている。このような構成により、バヨネット錠の正確に規定された位置が容易に得られる。特に、バヨネット錠の正確でない位置、これに伴う安全上のリスクが避けられる。特に合目的には、突起がストッパーに正確に当接していない場合には、錠止装置は、突起が正確な位置を占めておらず、錠止装置の受容のための孔を覆っているので、ケーシングに取り付けられないようになっている。
【0017】
明細書に記載の範囲内で、適切な各形式のバヨネット錠を用いることができることは自明である。必要に応じて機械的な手段により、例えばバヨネットリングの適切な案内により、バヨネット錠及び特にバヨネットリングの構成要素が正確な位置を占めるようになり、例えばバヨネット突起がストッパーと安全装置との間に配置される。この目的のために適した手段は、当業者にとって周知のものである。空気乾燥装置を追加的な別個のカートリッジケーシングによって覆っておくことも考えられ、カートリッジケーシングが必要に応じてバヨネット錠によってケーシングに結合されていてよい。バヨネットリングを空気乾燥装置のケーシング若しくはカートリッジケーシングに不動に結合することも可能である。バヨネットリングは、もちろん別個の構成部分として形成されていてよい。
【0018】
次に、本発明を図示の実施の形態に基づき詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】空気処理装置を示す図である。
【図2】バヨネット錠の安全装置の概略的な断面図である。
【図3】錠止ねじの案内のための例を示す図である。
【0020】
図1には、例として、ケーシング12を備えた空気処理装置10が示されている。空気処理装置10は、バヨネットリング16を有するバヨネット錠14を用いて、空気ドライヤーカートリッジ18と結合されている。空気ドライヤーカートリッジ18及び空気処理装置10は、知られているものであるので、その詳細な説明は省略してある。
【0021】
バヨネットリング16は、バヨネットリング16の回動を容易にするためのグリップ突出部20、並びに少なくとも1つのバヨネット突起22を有しており、バヨネット突起が、バヨネット錠14によりケーシング12と空気ドライヤーカートリッジ18とを互いに結合するために、周知の形式で、ケーシング12及び空気ドライヤーカートリッジ18の突起若しくはつば24と協働するようになっている。
【0022】
ケーシング12には、更にストッパー26が設けられている。ストッパー26から予め規定された距離に、安全装置が配置されており、安全装置は、図示の実施の形態では、錠止ねじ28として形成されている。錠止ねじ28は、ケーシング12に設けられた見えないねじ孔32内にねじ込まれている。錠止ねじの差し込み及び取り外しを容易にするために、凹部30が設けられている。錠止ねじ28は、ケーシング12とは反対側の端部に、組み付け若しくは取り外し用の工具の受容のための成形部を有している。
【0023】
安全装置とストッパー26との間の距離は、錠止された状態で突起22がストッパー26と組み付けられた安全装置との間に位置するように選ばれている。
【0024】
図1には、錠止された状態が示されており、該状態では、安全装置が、バヨネット錠14を意図しない開放運動に対して錠止している。前記状態では、突起22は、突起がストッパー26と錠止ねじ28との間に位置するように配置されている。錠止ねじ28は、突起22が錠止ねじ28に突き当たるので、該錠止ねじにより、バヨネットリング16が時計回り方向とは逆方向に回動することを阻止するように配置されている。ストッパー26は、別の側で、突起22がストッパー26に突き当たるので、バヨネット錠14が引き続き時計回り方向に回動することを阻止するようになっている。突起22は、突き当たる両方の側に、傾斜部を有していてよい。空気ドライヤーカートリッジ18を取り外すためには、図1に示される実施の形態では、まず、錠止ねじ28が緩められて、取り除かれ、これによって、突起22が、時計回り方向とは逆方向(図1で緩め方向)での回動に際して錠止ねじにもはやぶつからないようになっている。ストッパー26により、バヨネットリング16は、空気ドライヤーカートリッジ18の組み付けに際して、時計回り方向(組み付け方向)で次の距離までしか回動させられない、つまり、突起22がストッパー26に突き当たるところまでしか回動させられない。空気ドライヤーカートリッジ18が組み付けに際して空気処理装置10上に、若しくはそのケーシング12上にまだ十分にはねじ嵌められていない場合には、突起22は、錠止ねじ28の受容のための、ケーシング12内に設けられた孔32を覆っており、従って、錠止ねじ28は差し込まれない。これにより、組み付けがまだ正確には行われていないことが容易に分かるようになっている。
【0025】
図2は、組み付けられた安全装置並びにバヨネット錠14の軸線に沿って断面された断面図である。錠止ねじ28は、錠止ねじ頭部34を有しており、該錠止ねじ頭部に突起22が突き当たるようになっている。錠止ねじ28の、空気処理装置10のケーシング12に向けられた端部には、シール36が設けられている。該シールは、錠止ねじ28が正確に組み付けられた場合に、錠止ねじ28の孔32を外部に対して密閉している。孔32はねじ孔として形成されている。錠止ねじ28は、空気処理装置に向けられた側に、孔32に対応するねじを有している。孔32は、ケーシング12の内室38内まで達していて、従って、運転時に圧力下にある内室38への接続部を成している。錠止ねじ28内に複数の排気通路40が設けられている。特に、錠止ねじ28の、ケーシング12に向けられた側が部分的に開いており、これにより、圧力空気が内室38から排気通路40内へ分配され得るようになっている。図示の錠止された状態では、排気通路40は、シール36により排気が阻止されるように配置されている。しかしながら、錠止ねじ28が緩められる場合には、錠止ねじ28の緩め運動により、シール36がケーシング12と長くは接触せず、排気通路40を介して、空気が外側領域へ逃がされ得るようになっている。これにより、内室38が排気され、錠止ねじ28は、内室38内からの圧力が錠止ねじ28を急激に抜いてしまうというような恐れなしに、ケーシング12から緩められる。
【0026】
更に、錠止ねじ28の目標破壊箇所42が示されている。例えば組み付けが正確に行われないことにより、過度に大きな力が錠止ねじ28にかけられる場合に、目標破壊箇所42は、排気通路40の領域における破壊につながるものである。これにより、錠止ねじ28の下側の領域がシール36の密閉作用を発生させるように孔32内にねじ込まれている場合でも、排気通路40を介して内室38の排気が達成される。これにより、内室38は圧力を受けなくなる。従って上記場合において、錠止ねじ28がバヨネット錠14若しくはバヨネットリング16の錠止にもはや役立たなくなることにつながるような安全上のリスクは避けられる。
【0027】
図3には、錠止ねじ28の案内部44が示されている。案内部44は、錠止ねじ28の錠止ねじ頭部34の上側の部分を完全に取り囲んでおり、これにより、組み付けの際の錠止ねじ28の正確な整合が得られる。このような装置は、錠止ねじ28を緩めて取り外した場合に、案内部44がバヨネット錠14の突起22を止めないように、寸法設定されている。
【0028】
明細書、図面及び請求範囲に記載された本発明の構成事項は、個別に、或いは任意に組み合わせて本発明の実施のために用いられるものである。
【符号の説明】
【0029】
10 空気処理装置、 12 ケーシング、 14 バヨネット錠、 16 バヨネットリング、 18 空気ドライヤーカートリッジ、 20 グリップ突出部、 22 バヨネット突起、 24 突起、 26 ストッパー、 28 錠止ねじ、 30 凹部、 32 孔、 34 錠止ねじ頭部、 36 シール、 38 内室、 40 排気通路、 42 目標破壊箇所、 44 案内部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
商用車のための空気処理装置(10)であって、ケーシング(12)を有しており、該ケーシングが、バヨネット錠(14)を介して空気乾燥装置(18)と結合されるように形成されている形式の空気処理装置において、バヨネット錠(14)をケーシング(12)に錠止するための、ケーシング(12)に取り付け可能である若しくは取り付けられている安全装置(28)が設けられていることを特徴とする、空気処理装置。
【請求項2】
錠止された状態で、安全装置(28)が、バヨネット錠(14)のバヨネットリング(16)の1つの回動方向の回動を止めている請求項1に記載の空気処理装置。
【請求項3】
錠止された状態で、安全装置(28)がバヨネット錠(14)の突起(22)に突き当たるようになっている請求項1又は2に記載の空気処理装置。
【請求項4】
安全装置(28)が錠止ねじ(28)であり、該錠止ねじが錠止ねじ頭部(34)を有しており、該錠止ねじ頭部は、錠止された状態では、該錠止ねじ頭部がバヨネット錠(14)のバヨネットリング(16)の突起(22)の1つの回動方向の回動を止めるように配置されている請求項1から3のいずれか1項に記載の空気処理装置。
【請求項5】
ケーシング(12)に、安全装置(28)の受容のための孔(32)が設けられている請求項1から4のいずれか1項に記載の空気処理装置。
【請求項6】
孔(32)が、空気処理装置(10)の運転時に圧力下にある内室(38)内まで達している請求項5に記載の空気処理装置。
【請求項7】
安全装置(28)が、錠止された状態で、空気処理装置(10)を圧力空気損失に対して密閉している請求項1から6のいずれか1項に記載の空気処理装置。
【請求項8】
錠止されていない状態で、安全装置(28)が、空気処理装置(10)を圧力空気損失に対して密閉していない請求項7に記載の空気処理装置。
【請求項9】
安全装置(28)が、1つ若しくは複数の排気通路(40)を有している請求項1から8のいずれか1項に記載の空気処理装置。
【請求項10】
1つ若しくは複数の排気通路(40)は、該排気通路が、安全装置(28)の緩めの際に空気処理装置(10)の排気を許すように配置されている請求項9に記載の空気処理装置。
【請求項11】
安全装置(28)が、少なくとも1つの目標破壊箇所(42)を有している請求項1から10のいずれか1項に記載の空気処理装置。
【請求項12】
ケーシング(12)が、安全装置(28)のための案内部(30,44)を有している請求項1から11のいずれか1項に記載の空気処理装置。
【請求項13】
案内部(44)が、安全装置(28)の端部領域を完全に取り囲んでいる請求項12に記載の空気処理装置。
【請求項14】
ケーシング(12)が、バヨネット錠(14)の突起(22)のためのストッパー(26)を有しており、該ストッパーが、バヨネット錠(14)の1つの回動方向の回動を止めるようになっている請求項1から13のいずれか1項に記載の空気処理装置。
【請求項15】
バヨネット錠(14)の突起(22)が、錠止された状態で、ストッパー(26)と安全装置(28)との間に配置されている請求項14に記載の空気処理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2013−510757(P2013−510757A)
【公表日】平成25年3月28日(2013.3.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−538304(P2012−538304)
【出願日】平成22年11月9日(2010.11.9)
【国際出願番号】PCT/EP2010/067100
【国際公開番号】WO2011/058004
【国際公開日】平成23年5月19日(2011.5.19)
【出願人】(597007363)クノル−ブレムゼ ジステーメ フューア ヌッツファールツォイゲ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング (110)
【氏名又は名称原語表記】Knorr−Bremse Systeme fuer Nutzfahrzeuge GmbH
【住所又は居所原語表記】Moosacher Strasse 80, D−80809 Muenchen, Germany
【Fターム(参考)】