説明

空気清浄機

【課題】有機物質を分解する能力を改善した空気清浄機を提供する。
【解決手段】本発明は、光触媒を用いて有機物質を分解する空気清浄機10であって、内部に空気を取り込む吸気部15と、外部に空気を送り出すための排気部17とを有するケース本体11と、光触媒を含む層を有し、ケース本体11の内部に配置された光触媒フィルタ12と、光触媒フィルタ12に光を照射する光照射部14と、吸気部から排気部の間に形成された流路に空気を送風する送風部16とを備え、流路を密閉するように光触媒フィルタ12が配置されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、消臭、脱臭、除菌等を目的とした、光触媒を用いた空気清浄機に関する。
【背景技術】
【0002】
室内の雰囲気の消臭、脱臭、除菌等をする空気清浄機としては、光触媒を用いて雰囲気中に存在する有機物質の粒子を分解するものがある。光触媒を用いた空気清浄機としては、例えば、下記特許文献に示すものがある。
【0003】
【特許文献1】特開2005−61724号公報
【特許文献2】特開2006−26239号公報
【特許文献3】特開2006−223939号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、光触媒を用いた空気清浄機は、紫外線光等を照射する光照射部と、該光照射部の光が直接入射する位置に配置された光触媒フィルタとを備えいる。そして、空気清浄機の駆動時には、光触媒フィルタに光照射部から光を照射し、活性酸素を発生させ、ファンなどで活性酸素を空気清浄機近傍の雰囲気に拡散させることで、有機物質の分解を行うものである。しかし、ファンから空気を送風することで活性酸素が拡散しても、有機物質を分解するのに十分な量の活性酸素が拡散されにくく、臭気を所望のレベルまで低減させることができない場合が多く、更なる改善の余地があった。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、有機物質を分解する能力を改善した空気清浄機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の上記目的は、下記構成によって達成される。
(1)光触媒を用いて有機物質を分解する空気清浄機であって、
内部に空気を取り込む吸気部と、外部に空気を送り出すための排気部とを有するケース本体と、
光触媒を含む層を有し、前記ケース本体の内部に配置された光触媒フィルタと、
前記光触媒フィルタに光を照射する光照射部と、
前記吸気部から前記排気部の間に形成された流路に空気を送風する送風部とを備え、
前記流路を密閉するように前記光触媒フィルタが配置されていることを特徴とする空気清浄機。
(2)前記光触媒フィルタが空気の流れる方向に間隔をおいて一対に設けられ、該光触媒フィルタ同士の間に区画された密閉空間に前記光照射部が設けられていることを特徴とする上記(1)に記載の空気清浄機。
(3)前記密閉空間の内部には、前記光照射部の光を拡散するための光拡散部材が設けられていることを特徴とする上記(2)に記載の空気清浄機。
(4)雰囲気中の有機物質の量を検出するセンサ部と、前記センサ部による有機物質の検出信号に基づいて、前記光照射部及び前記送風部の少なくとも一方を制御する駆動制御部とを備えていることを特徴とする上記(1)から(3)のいずれか1つに記載の空気清浄機。
(5)前記ケース本体の内部には、前記光触媒フィルタを着脱可能に保持するフィルタ保持部が設けられていることを特徴とする上記(1)から(4)のいずれか1つに記載の空気清浄機。
(6)前記送風部が、シロッコファンを備えていることを特徴とする上記(1)から(5)のいずれか1つに記載の空気清浄機。
(7)前記光触媒フィルタが、多孔質の繊維層と、不活性チタン層と、前記不活性チタン層上に活性チタン層を有することを特徴とする上記(1)から(6)のいずれか1つに記載の空気清浄機。
【0007】
本発明の空気清浄機は、ケース本体の流路を密閉するように光触媒フィルタが設けられているため、駆動時に、流路を流れる空気がケース本体の内側の面と光触媒フィルタとの隙間を通過してしまうことを回避することができる。すると、流路を流れる空気は、光触媒フィルタの表面に衝突しつつ、そのフィルタ内部を通過することによって、光触媒フィルタの活性酸素の粒子を含有することができる。このため、ケース本体から外部に拡散された空気に含有される活性酸素の量を増加することができるため、雰囲気中の有機物質を分解する能力をより向上することができる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、有機物質を分解する能力を改善した空気清浄機を提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳しく説明する。
図1は、本発明にかかる空気清浄機の一実施形態の構成を示す図である。図2は、図1の空気清浄機を吸気側からみた図である。図3は、図1の空気清浄機を排気側からみた図である。図4は、図1の空気清浄機のA−A線の矢印方向にみた断面図である。
【0010】
空気清浄機10は、内部に所定の空間を有する略長方体形状を有するケース本体11を備えている。図2に示すように、ケース本体11の吸気側の側面11aには、複数の吸気口15が形成されており、これら吸気口15がケース本体11の内部に空気を取り入れるための吸気部として機能する。また、図3に示すように、ケース本体11の排気側の側面11bには、複数の排気口17が形成されており、これら排気口17がケース本体11の外部に空気を送り出すための排気部として機能する。
【0011】
ケース本体11の内部には、吸気口15から排気口17に連通する流路が形成されている。空気清浄機10の駆動時には、吸気口15から取り込まれた空気が図1中の矢印Fの方向に流れ、排気口17から送り出される。以下、本発明にかかる実施形態において、流路に対して吸気側を上流側とし、排気側を下流側ともいう。
【0012】
ケース本体11の流路には、光触媒フィルタ12が配置されている。本実施形態の光触媒フィルタ12は、略長方対形状を有し、流路の断面積と略等しい面積で且つ互い平行な平面を有し、該平面を流路を流れる空気の流れ(矢印F)に対して垂直になるように配置されている。なお、本実施形態では、上流側に光触媒フィルタ12aを配置し、下流側に光触媒フィルタ12bを配置した。
【0013】
光触媒フィルタ12は、不織布等のように多孔質の繊維層と、不活性チタン層と、不活性チタン層上に活性チタン層を有する。
光触媒としては、主に、酸化チタン(TiO)を主体として使用するが、木の他に酸化亜鉛(ZnO)、酸化セリウム(Ce)、酸化テルビウム(Tb)、酸化マグネシウム(MgO)、酸化エルピウム(Er)、タンタル酸カリウム(KTaO)、硫化カドミウム(CdS)、セレン化カドミウム(CdSe)、および[Ru(bpy)3]2+やCo錯体等が適用可能である。なお、活性酸化チタンとしては、アナターゼ結晶の微粒子を用いるのが望ましい。
繊維層としては、目付けが100g/m〜300g/mのものであって、圧力損失が標準風速2.5m/sでの初期圧力損失が、20〜90Paのものを用いることが好ましい。
【0014】
図5は、空気清浄機の内部に光触媒フィルタの配置する手段を説明する図である。図5に示すように、光触媒フィルタ12は、ケース本体11の内部の側面又は底面に設けられたフィルタ保持部19に保持させることができる。具体的には、フィルタ保持部19は、光触媒フィルタ12の上流側の平面と下流側の平面とをそれぞれリブ状の部材で挟み込むことで、着脱可能に保持することができる。こすることで、空気清浄機の使用の目的、例えば、消臭などの対象となる有機物質の種類などに応じて所定のフィルタと交換することができる。また、光触媒フィルタ12をリブ状のフィルタ保持部19に挟み込むといった単純な構成であるため、固定させるための部材を必要としないため、光触媒フィルタ12の交換や掃除などのメンテナンス作業が簡単である。
【0015】
ケース本体11の内部の流路には、光触媒フィルタ12に光を照射する光照射部14を備えている。本実施形態では、光照射部14を光触媒フィルタ12aと光触媒フィルタ12bとの間に配置している。光照射部14は、光触媒が反応する波長である300nm〜420nm程度の紫外線を発光するものである。本実施形態では、光照射部14の光源として蛍光灯を利用したが、これに限定されず、例えば、LED(Light Emitting Diode)やその他の紫外線照射装置を用いてもよい。本実施形態の光照射部14の近傍には蛍光灯を点灯させるためのグローランプ22が設けられている。
【0016】
図1及び図4に示すように、ケース本体11の流路の下流で、排気口17の直前には、送風部16が設けられている。本実施形態では、送風部16としてシロッコファンを用いている。駆動時には、ファンが送風部16が流路内部の空気を下流側の排気口17から送り出すことで、流路において、空気を上流側の吸気口15から取り込み、流路に沿って空気を送って下流側の排気口17から送り出すといった流れが発生する。シロッコファンは、円筒状の回転体の円周面に複数の小型の翼が設けられ構成であり、小型化、軽量化に適し、また、駆動時に発生する音が小さいという利点がある。なお、本実施形態では、流路の下流側に送風部16を設ける構成としたが、流路の上流側に送風部16を設ける構成としてもよく、または、流路の上流側及び下流側の両方に送風部16を設ける構成としてもよい。
【0017】
また、空気清浄機10には、ケース本体11の内部には、光照射部14や送風部16に電気を供給する電源回路32と、モータ制御部34と、光照射部14の電圧を変換可能な変圧器36とが設けられている。また、ケース本体11の排気側の側面11bには、電源スイッチ24と、送風部16から送風される空気の流量を使用者が調整可能な、ノズル状の風量調節部26とが設けられている。
【0018】
また、図4に示すように、流路の上流側で、かつ、吸気口15の下流側には、光照射部14からの光が吸気口15からケース本体11の外部に漏れ出ることを防止するため、光を遮蔽するケース本体11の内側面に設けられた庇状の遮蔽部18が設けられている。こうすれば、駆動時に紫外線などの人体に有害な光が外部に照射されてしまうことを防止でき、安全性を確保することができる。
【0019】
本実施形態の空気清浄機10は、ケース本体11の内部において、光触媒フィルタ12が流路を密閉するように配置されている。ここで、本発明において密閉とは、光触媒フィルタ12とケース本体11とを密着させることで両者の間に視覚的に確認できるよう隙間を生じせしめないことを意味しており、光触媒フィルタ12を構成する多孔質部分に気体が通過しない、所謂、気密を意味するものではない。
【0020】
空気清浄機10は、ケース本体11の流路を密閉するように光触媒フィルタ12が設けられているため、駆動時に、流路を流れる空気がケース本体11の内側の面と光触媒フィルタ12との隙間を通過してしまうことを回避することができる。すると、流路を流れる空気は、光触媒フィルタ12の表面に衝突しつつ、そのフィルタ内部を通過することによって、光触媒フィルタ12の活性酸素の粒子を含有することができる。
このため、ケース本体から外部に拡散された空気に含有される活性酸素の量を増加することができるため、雰囲気中の有機物質を分解する能力をより向上することができる。
【0021】
本実施形態の空気洗浄器10は、空気の流れる方向に間隔をおき、光照射部14を介して一対となるように光触媒フィルタ12aと光触媒フィルタ12bとが設けられている。また、光触媒フィルタ12aと光触媒フィルタ12bとの間に区画された密閉空間13が形成される。駆動時には、密閉空間13において、光照射部14から照射された光が光触媒フィルタ12aの下流側側面と光触媒フィルタ12bの上流側側面に直接当たることで、光触媒フィルタ12a,12bに含有される光触媒で活性酸素を生成せしめることができる。流路を流れる空気は、密閉空間13の内部において一時的に滞留し、上流側から連続的に取り込まれる空気の圧力によって押し出されて下流側の光触媒フィルタ12bを通過して排気口17から送り出される。空気が密閉空間13の内部において一時的に滞留することで、該密閉空間13の内部で生成された活性酸素が流れる空気と混ざり合う状態が促進される。
【0022】
本実施形態の空気清浄機10は、流路を密閉するように光触媒フィルタ12を配置することで、光触媒フィルタ12と光照射部14の数の増加を回避しつつ、有機物質の分解能力を向上させており、ケース本体11の小型化を図ることができる。また、光触媒フィルタ12の数の増加をさけることで、光照射部14の駆動電力の増加を防止することができるため、省電力化を図ることができる。
【0023】
図6は、本実施形態の空気洗浄機の一部を変更した構成を示す部分拡大図である。図6に示すように、流路の密閉空間13において、ケース本体11の内側面に、光照射部14から照射された光を拡散させるための光拡散部材46が設けられている構成としてもよい。光拡散部材46としては、例えば、光照射部14側の表面に高い光反射率を有する反射板又はミラー板とすることができる。光拡散部材46の反射面が水平方向に対して傾斜させた状態で配置すれば、該光拡散部材46によって反射させた光を上流側の光触媒フィルタ12a及び下流側の光触媒フィルタ12bに効率良く導くことができる。
【0024】
図7は、本実施形態の空気清浄機の制御系を示すブロック図である。なお、以下に説明する実施形態において、すでに説明した部材などと同等な構成・作用を有する部材等については、図中に同一符号又は相当符号を付すことにより、説明を簡略化或いは省略する。空気清浄機10の駆動時には、電源回路32を起動することで、所定の電圧がモーター制御部34、光照射部14と、変圧器36に供給される。変圧器36を所定の周波数(例えば、周波数50Hzと60ヘルツ)に設定することで光照射部14の駆動にかかる電圧を切り替えることができる。モーター制御部34を駆動することで、送風部16が駆動し、ケース本体11の流路に沿って、空気が流動し始める。送風部16の駆動開始と同時、または、その駆動開始の前後で光照射部14を駆動して、光の照射を開始し、光触媒フィルタ12で活性酸素を発生させるとともに、送風部16によって流動する空気によって活性酸素を空気清浄機10の周囲雰囲気に拡散させる。
【0025】
ここで、空気清浄機10には、雰囲気中の有機物質の量を検出するセンサ部44と、光照射部14と送風部16との少なくとも一方に信号の入出力が可能な状態で接続された駆動制御部42とが設けられている。センサ部44は、有機物質を検出した場合に、検出信号を駆動制御部42に出力する。駆動制御部42は、有機物質の検出信号に基づいて光照射部14と送風部16との少なくとも一方を制御することができる。光照射部14を制御する場合には、照射する光の量や、光を照射する時間を制御することができる。また、光照射部14の点灯を間欠運転に設定することや、照射を終了するタイマー機能を有していてもよい。送風部16を制御する場合には、送風する空気の量や、送風する時間を制御することができる。また、送風部16の駆動を間欠運転に設定することや、送風を終了するタイマー機能を有していてもよい。
【0026】
センサ部44で検出する臭気としては、例えば、人体からの体臭や口臭、アルコール物質や、愛玩動物の糞尿から生じた有機物質などがある。また、センサ部は、臭気に限定されず、例えば、ダニなどのハウスダスト、塵埃、花粉を検出することもできる。
【0027】
本発明にかかる空気清浄機は、病院、学校、幼稚園、公共施設、待合室、飛行機、電車などの室内に設置することができる。例えば、病院の床頭台に設置することができる。また、空調システムに取り付けて使用することも可能である。
また、空気清浄機は、有機物質の消臭などの機能とともに、マイナスイオンや除菌イオン、オゾンを発生、供給する機能を兼ね備えていてもよい。
【0028】
(実施例)
次に、本発明にかかる空気清浄機の効果を検証するため、下記のような試験において実施例及び比較例をそれぞれ測定した。
具体的に、本試験の実施例では、上記実施形態の構成と同じ空気清浄機を用いて経過時間に対するNHの濃度(ppm)の変化を測定した。実施例の空気清浄機は、ケース本体の流路を密閉するように光触媒フィルタを配置した構成である。また、比較例1として、空気清浄機を使用しない場合の経過時間に対するNHの濃度(ppm)の変化を測定した。比較例2として、ケース本体の流路を密閉させずに、該ケース本体との間に隙間を設けて光触媒フィルタを配置した構成の空気清浄機を使用し、経過時間に対するNHの濃度(ppm)の変化を測定した。アンモニア(NH)濃度が25%のアンモニア水溶液を溶液125mlだけ所定の容器に収納し、試験を行う閉ざされた空間で開封し、空気清浄機を駆動する。図8は、本測定の結果を示すグラフである。
【0029】
比較例1では、空気清浄機を開始してから6時間(h)で、NHの濃度が29ppmに到達した。
比較例2では、空気清浄機を開始してから6時間(h)で、NHの濃度が24ppmに到達し、比較例1に比べると、5ppmの濃度低下を確認することができた。
実施例1では、空気清浄機を開始してから6時間(h)で、NHの濃度を8ppmにまで低下させることができることがわかった。このため、実施例1のようにケース本体内において光触媒フィルタによって流路を密閉した構成にすることで、約4倍程度高い有機物質の分解能力を実現することができることがわかった。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明にかかる空気清浄機の一実施形態の構成を示す図である。
【図2】図1の空気清浄機を吸気側からみた図である。
【図3】図1の空気清浄機を排気側からみた図である。
【図4】図1の空気清浄機のA−A線の矢印方向にみた断面図である。
【図5】空気清浄機の内部に光触媒フィルタの配置する手段を説明する図である。
【図6】本実施形態の空気洗浄機の一部を変更した構成を示す部分拡大図である。
【図7】本実施形態の空気清浄機の制御系を示すブロック図である。
【図8】実施例及び比較例の経過時間に対する濃度変化を示すグラフである。
【符号の説明】
【0031】
10 空気清浄機
11 ケース本体
12,12a,12b 光触媒フィルタ
14 光照射部
15 吸気口
16 送風部16
17 排気口

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光触媒を用いて有機物質を分解する空気清浄機であって、
内部に空気を取り込む吸気部と、外部に空気を送り出すための排気部とを有するケース本体と、
光触媒を含む層を有し、前記ケース本体の内部に配置された光触媒フィルタと、
前記光触媒フィルタに光を照射する光照射部と、
前記吸気部から前記排気部の間に形成された流路に空気を送風する送風部とを備え、
前記流路を密閉するように前記光触媒フィルタが配置されていることを特徴とする空気清浄機。
【請求項2】
前記光触媒フィルタが空気の流れる方向に間隔をおいて一対に設けられ、該光触媒フィルタ同士の間に区画された密閉空間に前記光照射部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の空気清浄機。
【請求項3】
前記密閉空間の内部には、前記光照射部の光を拡散するための光拡散部材が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の空気清浄機。
【請求項4】
雰囲気中の有機物質の量を検出するセンサ部と、前記センサ部による有機物質の検出信号に基づいて、前記光照射部及び前記送風部の少なくとも一方を制御する駆動制御部とを備えていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の空気清浄機。
【請求項5】
前記ケース本体の内部には、前記光触媒フィルタを着脱可能に保持するフィルタ保持部が設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の空気清浄機。
【請求項6】
前記送風部が、シロッコファンを備えていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の空気清浄機。
【請求項7】
前記光触媒フィルタが、多孔質の繊維層と、不活性チタン層と、前記不活性チタン層上に活性チタン層を有することを特徴とする請求項1から6のいずれか1つに記載の空気清浄機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2008−200645(P2008−200645A)
【公開日】平成20年9月4日(2008.9.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−41950(P2007−41950)
【出願日】平成19年2月22日(2007.2.22)
【出願人】(306037311)富士フイルム株式会社 (25,513)
【Fターム(参考)】