説明

穿孔装置及びセグメント連結ボルトの除去方法

【課題】本発明は、錆や腐食により固着してしまった、セグメントを連結するボルトを取り除くための穿孔装置及びセグメント連結ボルトの除去方法を提供することを課題とする。
【解決手段】本発明の穿孔装置1は、装置本体2と、一方の面に装置本体2を長辺部材3を介して取り付けている台座4と、台座4の他方の面に設けられ、装置本体2をセグメントSa、Sbの連結部分に固定する固定部5と、装置本体2に基端が固定され、先端が台座4の位置を避けて台座4と緩衝しない位置に配されている切削部6と、切削部6に接続し、切削部6の駆動力を提供するモーター7とを備えている。また、装置本体2には、装置本体2を長辺部材3に対してスライドさせるためのスライド機構が設けられており、装置本体2に設けられている切削部6は長辺部材3の長手方向にスライド自在であることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シールドトンネルのセグメントを連結しているボルトで交換が必要なものを除去する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
シールドトンネルを構成しているセグメントの連結は、多くの場合、ボルト(セグメントボルト)にて連結されている。セグメントの両端には、ボルトを挿通する挿通孔が設けられている。そして、隣接するセグメントを連結するには、互いの挿通孔を重ね合わせた後、一方の挿通孔から他方の挿通孔に亘ってボルトを打ち込んで締結する。
【0003】
このボルトには、トンネル内外からの湿気(雨や雪や地中の水分等)の影響により経年変化して錆が生じる。このように、錆が生じたボルトは強度を保てないため交換が必要となる。
【0004】
セグメントに打ち込まれたボルトを交換するには、まずボルトの皿の部分(頭部)を切断し、油圧ジャッキ等で押し抜いていた。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、ボルトにてセグメントを連結する際には、セグメント内へのボルトの挿入をガイドする筒状の構造用鋼管が用いられる場合がある。構造用鋼管は、セグメントの挿通孔に挿通され、ボルトはこの構造用鋼管内に挿入されセグメントに打ち込まれる。
【0006】
しかしながら、上述したようにセグメントには、トンネル内外からの湿気を吸収するため、ボルトだけでなく、構造用鋼管とボルトとの間にも錆が生じてしまう場合がある。構造用鋼管とボルトとの間に錆が生じるとボルトは錆により構造用鋼管に固着してしまい、引き抜くことは容易ではない。
【0007】
このように、交換が必要なボルトを引き抜くことが困難な事態を解消することが望まれている。
【0008】
そこで、本発明は、錆や腐食により固着してしまった、セグメントを連結するボルトを取り除くための穿孔装置及びセグメント連結ボルトの除去方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は上記事項に鑑みてなされたものであり、本発明はシールドトンネルを形成するセグメントを連結したボルトで交換が必要なものを除去するための装置であって、装置本体と、この装置本体が長辺部材を介して一方の面に取り付けられている台座と、台座の他方の面に設けられ、台座に取り付けられた装置本体をセグメントに固定する固定手段と、装置本体に基端が固定され、先端がボルト側を向いて配されており、中空且つ側面に刃を有し、中空の中心を軸として回転し、ボルトの周囲を切削する切削手段と、切削手段に接続し、切削手段の回転切削の駆動力を提供する駆動手段とを備え、長手部材は、装置本体を長手部材の長手方向に摺動可能に保持するレール部を有し、このレールに対する装置本体の移動方向と同方向に切削手段も移動することを特徴とする。
【0010】
切削手段による切削は、ボルトの周囲を切削するため、ボルトの頭部分は切削手段の径
の大きさに応じて切削される。つまり、切削中における切削手段の中空内には、外側が切削されたボルトが挿入されていき、切削されずに残された状態になる。そして、残されたボルト部分を一方の端部に向かって押圧し、ボルトをセグメントから押し出すことによりボルトを除去する。尚、ボルトの一端はナットにて固定されているため、同様の処理をナット側で行ってもよいし、ボルト両端の固着が著しい場合は、両端に同様の処理を行うようにしてもよい。
【0011】
このように、錆などによりセグメントに固着してしまったボルトであっても、ボルトの少なくとも何れか一方の端部の一部を切削することにより引き抜き易くすることができる。これにより、セグメントを連結しているボルトの除去作業及び交換作業をスムーズに行うことができる。これに伴い、腐食したボルトを使用し続けることがなくなるため、セグメントの連結強度を維持することに繋がる。
【0012】
また、本発明に係るボルトは、筒状の鋼管に挿通された状態で前記セグメントに打ち込まれており、切削手段の外径は、ボルト径以上且つ鋼管の外径以下に形成されており、切削手段は少なくとも鋼管を切削することを特徴とする。
【0013】
鋼管に挿通されているボルトは、鋼管とボルトとの間に錆が発生し易くさらに鋼管もボルトも金属であるため強力な錆が発生してしまう。このような錆が発生したボルトは、セグメントから引き抜くことがさらに困難となり一層除去し難くなってしまう。
【0014】
しかしながら、本発明に係る切削手段は鋼管の外形以下に形成されているため、セグメントと共に鋼管も一緒に切削することができる。これにより、強力な錆が発生している場所を鋼管ごと切削することができるため、錆により固着したボルトであっても除去作業を行うことができる。
【0015】
また、本発明に係る固定手段は、台座と対向する対向片と、対向片と前記台座とを連結する棒部材とを備え、隣り合う第一セグメント,第二セグメントには、それぞれの中央に第一凹部,第二凹部が形成されており、台座は、第一凹部の第二凹部側の内壁に当接し、対向片は、第二凹部の第一凹部側の内壁に当接していることを特徴とする。
【0016】
このように、本発明に係る固定手段は、台座と対向片とによって中子形セグメントの凹部を利用して連結部分を挟む構成となっている。そのため、本発明の穿孔装置は、中子形セグメントを連結しているボルトの除去を行うことに好適に用いることができる。
【0017】
さらに、本発明は、上記した穿孔装置を用いて、シールドトンネルを形成するセグメントを連結しているボルトを除去するための方法であって、固定手段により、除去対象となっているボルトによって連結されているセグメントに台座に取り付けられた状態で前記装置本体を固定するステップと、駆動手段により切削手段を駆動させ、前記装置本体を前記長辺部材に沿って前記ボルト側に移動させながらボルトの周囲を削り穿孔するステップと、周囲を穿孔された側から前記ボルトの他端に向かってボルトを押し出すステップとを含んでいる。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、錆や腐食により固着してしまった、セグメントを連結するボルトを取り除くための穿孔装置及びセグメント連結ボルトの除去方法を提供することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、本実施形態における穿孔装置及びセグメント連結ボルトの除去方法について図面
を参照し詳説する。尚、本実施形態に係るセグメントは、中央に凹部が形成されている中子型セグメントとして説明する。
【0020】
図1に本実施形態における穿孔装置をセグメントの連結部分に取り付けた状態の斜視図を示し、図2に穿孔装置をセグメントの連結部分に取り付けた正面図を示す。
【0021】
穿孔装置1は、装置本体2と、一方の面に装置本体2を長辺部材3を介して取り付けている台座4と、台座4の他方の面に設けられ、装置本体2をセグメントSa、Sbの連結部分に固定する固定部(固定手段)5と、装置本体2に基端が固定され、先端が台座4の位置を避けて台座4と緩衝しない位置に配されている切削部(切削手段)6と、切削部6に接続し、切削部6の駆動力を提供するモーター(駆動手段)7とを備えている。
【0022】
また、装置本体2には、装置本体2を長辺部材3に対してスライドさせるためのスライド機構が設けられている。スライド機構は汎用のものであり、本実施形態では、装置本体2の凸部を歯車とし、長辺部材3の溝部をすぐばラック(歯を平板に刻んだもので、歯車の回転運動を直線運動に変えるラックのこと)とする。さらに、装置本体2には、歯車を回転させるレバー8が設けられている。このレバー8を回転させることにより、歯車が回転する。歯車がすぐばラックの歯と噛み合い、すぐばラックの長手方向(長辺部材3の長手方向)に移動することに伴い装置本体2が長辺部材3の長手方向に移動する。
【0023】
つまり、切削に伴い切削部6を連結ボルトBが打ち込まれた方向に移動させるには、上記したようにレバー8を操作して装置本体2を長辺部材3の長手辺に沿って必要な距離ずつスライド移動させていく。尚、長辺部材3に対する装置本体2(切削部6)の移動は、操作者による手動のものとしたが、切削距離や回転数等から自動的に移動距離を算出して自動的に移動させるものとすることもできる。
【0024】
また、固定部5は、台座4の、装置本体2が取り付けられている面とは反対の面に一端が固定され、ネジ溝が切ってあるねじ棒5a,5b,5c,5dと、台座4と対向し、ねじ棒5a〜5dをそれぞれ連結する全体形状が略ト字型の対向片9a,9bとを有している。
【0025】
対向片9a,9bは、水平に位置する横部材10a,10bと、横部材10a,10bの略中央に(全体がト字型になるように)垂直に立設された縦部材11a,11bとにより構成されている。
【0026】
これらの対向片9a,9bは縦部材11a,11bが台座4側となるように配される。そして、縦部材11a,11bにはねじ棒5a,5dがそれぞれ貫通され、横部材10a,10bにはねじ棒5b,5cがそれぞれ貫通される。
【0027】
さらに、対向片9a,9bは、ねじ棒5a〜5dに取り付けられるナットN(図2参照)にて、ねじ棒5a〜5dを貫通した状態を維持される。
【0028】
このような対向片9a,9bと台座4とにより、ボルトにより連結されているセグメントSa,Sbの連結部分が挟み込まれる。詳細には、セグメントSaとセグメントSbとは中子型のセグメントであるためそれらの略中央には凹部が形成されている。隣り合うセグメントSaとセグメントSbとを連結するには、セグメントSaの凹部のセグメントSb側の内壁に対向片9a,9bと向かい合う台座4の面を当接させ、セグメントSbの凹部のセグメントSa側の内部に対向片9a,9bの横部材10a,10bを当接させる。
【0029】
さらに、上記したように対向片9a,9bと台座4にてセグメントの連結部分を挟み込
んだ状態を維持すると共に装置本体2をセグメントの連結部分に対して固定するために、ねじ棒5a〜5dに取り付けられているナットNにて締め付ける。このようにして装置本体2がセグメントの連結部分に固定されることになる。連結部分を挟み込む。このようにして固定部5が、セグメントに対して装置本体2を固定する。
【0030】
また、切削部6は、固定部5により挟み込まれている連結部分に打ち込まれた連結ボルトBを切削するために、固定部5側に刃6aが位置するように配されている。装置本体2には、切削部6を取り付けるためのアタッチメントが設けられており、切削部6は、このアタッチメントに取り付けられる。そのため、切削部6の基端は装置本体2に接続され、切削部6の先端(つまり刃先)は、切削対象である連結ボルトB側を向くように配されている。連結ボルトB側には台座4も位置しているが、切削部6は、台座4よりも外側の位置に配されているため、切削部6と台座4が緩衝してしまうことはない。
【0031】
切削部6は中空円筒形状であり、外側面に刃6aが設けられている。この刃6aには、金属や工業用ダイヤモンド等が用いられている。切削部6は、モーター7からの駆動力を駆動源として回転切削を行う。
【0032】
また、本実施形態の連結ボルトBの軸には、金属製の筒状の部材である鋼管12が挿通されている。そのため、金属製の連結ボルトBとの間に最も錆が発生し易い。この部分に発生した錆により連結ボルトBの除去(引き抜き)が困難となってしまう。
【0033】
そこで、本実施形態に係る切削部6の径の大きさは鋼管12の径の大きさと略同じとしている。そのため、連結ボルトBを除去するために切削部6により穿孔を行う場合、連結ボルトBの頭部B1と鋼管12は切削破壊される。これにより、最も錆が発生している部分を切削されない芯の部分は切削に伴い切削部6の中空部分に残されていく(図6参照)。
以上が本実施形態の穿孔装置1の構成である。
【0034】
次に、上述した穿孔装置1を利用し連結ボルトBを引き抜く工程について詳説する。
(ステップ1)穿孔装置1をセグメントに固定する。
まず、図3に示すように、対向片9a,9bと台座4との間にセグメントSa,Sbの連結部を挟み込み固定する。詳細には、対向片9a,9b側の台座4の一面をセグメントSaに設けられた凹部の内壁に当接させる。そして、トの字型の対向片9a,9bの横部材10a,10bの台座4側の面とセグメントSbに設けられた凹部のセグメントSa側の内壁とを当接させる。さらに、対向片9a,9bの横部材10a,10bをセグメントSbの凹部の内壁に当接させた状態を維持するために、対向片9a,9bを貫通したねじ棒5a〜5dに取り付けられているナットNを対向片9a,9b側に向かって締め付ける。これにより、穿孔装置1はボルトにより連結されたセグメントSa,Sbの連結部分に固定される。
【0035】
(ステップ2)切削部6の位置決めを行う。
次に、図4に示すように、切削部6を連結ボルトBの位置に合わせる。切削部6の移動は、操作者がレバー8を回転操作し、装置本体2を長辺部材3の長手方向に沿って連結ボルトB側(図4中X方向)に移動させることにより行うことができる。切削部6は、連結ボルトBの頭部B1と当接する位置まで移動される。
【0036】
(ステップ3)回転切削を行う。
次に、図5に示すように、切削部6を回転駆動させ連結ボルトBの切削を行う。切削部6の回転切削に伴い、操作者はレバー8(図1,2参照)を操作して切削部6を連結ボルトB側(図5中Y方向)に移動させながら鋼管12(図5参照)をすべて切削するまで掘
り進める。
【0037】
(ステップ4)回転切削を停止する。
操作者は、図6に示すように、切削部6が鋼管12の長さまで切削したら切削部6の回転駆動を停止する。切削部6の径は鋼管12と略同じ大きさであるため、切削部6よりも径の大きい連結ボルトBの頭部B1の周縁及び鋼管12は切削部6により削られる。そして、切削に伴い切削部6の中空部分に挿入されていった連結ボルトBの軸部は残される。尚、図3又は図4に示すように、連結ボルトBは一端が頭部B1となっており、他端はナットB2により締め付けられているため、ナットB2側に錆が著しく発生し、ナットB2が連結ボルトBと固着している場合は、ナットB2においてもステップ1〜3の工程を行う。
【0038】
(ステップ5)連結ボルトBを抜く。
連結ボルトBの頭部B1側(及び/又はとナットB2側)を切削した後、図7に示すように、切削後に残った連結ボルトBを切削した側の端部から他端部に向かって(この場合、連結ボルトBの頭部側からナットB2側(図3,4参照)に向かって)押し出して連結ボルトBを押し出す(図7中Z方向)。尚、連結ボルトBの押し出しは図示しないが油圧ジャッキを用いて押し出したり、ハンマーで叩いて押し出したりする。
【0039】
以上の工程を経ることにより、セグメントSa,Sbを連結している連結ボルトBを除去することができる。
【0040】
本実施形態の穿孔装置1によれば、連結ボルトBにおいて最も錆が発生し易い鋼管12の挿入部分或いは鋼管12自体を切削することができる。錆により固着されてしまった連結ボルトBの錆の部分を切削して、押し出すことができるため、連結ボルトBを交換する際において連結ボルトBを除去し易くなる。
【0041】
また、本実施形態の穿孔装置1によれば、錆によって固着してしまった連結ボルトを完全に除去し新しい連結ボルトに交換することもできる。これにより、セグメントの連結力を維持することができ、セグメントにより構成されている建築物(例えばシールドトンネル)自体の耐久性を向上させることにも繋がる。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本実施形態の穿孔装置の取り付け状態を示す斜視図である。
【図2】本実施形態の穿孔装置の取り付け状態を示す正面図である。
【図3】本実施形態中のステップ1の状態を示す図である。
【図4】本実施形態中のステップ2の状態を示す図である。
【図5】本実施形態中のステップ3の状態を示す図である。
【図6】本実施形態中のステップ4の状態を示す図である。
【図7】本実施形態中のステップ5の状態を示す図である。
【符号の説明】
【0043】
1 穿孔装置
2 装置本体
3 長辺部材
4 台座
5 固定部(固定手段)
5a,5b,5c,5d ねじ棒(棒部材)
6 切削部(切削手段)
6a 刃
7 モーター(駆動手段)
8 レバー
9a,9b 対向片
10a,10b 横部材
11a,11b 縦部材
12 鋼管
B 連結ボルト
B1 頭部
B2 ナット
N ナット
Sa セグメント(第一セグメント)
Sb セグメント(第二セグメント)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
シールドトンネルを形成するセグメントを連結したボルトで交換が必要なものを除去するための装置であって、
装置本体と、
前記装置本体が長辺部材を介して一方の面に取り付けられている台座と、
前記台座の他方の面に設けられ、前記台座に取り付けられた前記装置本体を前記セグメントに固定する固定手段と、
前記装置本体に基端が固定され、先端が前記ボルト側を向いて配されており、中空且つ側面に刃を有し、前記中空の中心を軸として回転し、前記ボルトの周囲を切削する切削手段と、
前記切削手段に接続し、前記切削手段の回転切削の駆動力を提供する駆動手段とを備え、
前記長手部材は、前記装置本体を前記長手部材の長手方向に摺動可能に保持するレール部を有し、このレールに対する前記装置本体の移動方向と同方向に前記切削手段も移動することを特徴とする穿孔装置。
【請求項2】
前記ボルトは、筒状の鋼管に挿通された状態で前記セグメントに打ち込まれており、
前記切削手段の外径は、前記ボルト径以上前記鋼管の外径以下に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の穿孔装置。
【請求項3】
前記固定手段は、
前記台座と対向する対向片と、
前記対向片と前記台座とを連結する棒部材とを備え、
隣り合う第一セグメント,第二セグメントには、それぞれの中央に第一凹部,第二凹部が形成されており、
前記台座は、前記第一凹部の前記第二凹部側の内壁に当接し、
前記対向片は、前記第二凹部の前記第一凹部側の内壁に当接していることを特徴とする請求項1又は2に記載の穿孔装置。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれかに記載の穿孔装置を用いて、シールドトンネルを形成するセグメントを連結している前記ボルトを除去するための方法であって、前記固定手段により、除去対象となっている前記ボルトによって連結されているセグメントに前記台座に取り付けられた状態で前記装置本体を固定するステップと、前記駆動手段により前記切削手段を駆動させ、前記装置本体を前記長辺部材に沿って前記ボルト側に移動させながら前記ボルトの周囲を削り穿孔するステップと、周囲を穿孔された前記ボルトを引き抜くステップとを含んでいるセグメント連結ボルトの除去方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2008−150926(P2008−150926A)
【公開日】平成20年7月3日(2008.7.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−342871(P2006−342871)
【出願日】平成18年12月20日(2006.12.20)
【出願人】(000201478)前田建設工業株式会社 (358)
【出願人】(504158881)東京地下鉄株式会社 (22)
【出願人】(391059414)コンクリートコーリング株式会社 (5)
【Fターム(参考)】