説明

立体視シート

【課題】両面に奥行き感のある情報量の多い立体視シートであって、かつ、吸湿反りや乾燥反りのない立体視シートを提供する。
【解決手段】一方の面が複数の凸レンズ集合体により構成されるレンズシート1Aと、一方の面が複数の凸レンズ集合体により構成されるレンズシート1Bと、両面に画像形成層3A、3Bを有する画像形成媒体2と、を設ける。レンズシート1Aの凸レンズ集合体を有する面と反対側の面上に画像形成媒体2を積層し、画像形成媒体2上に、レンズシート1Bの凸レンズ集合体を有する面と反対側の面を積層する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、立体視シートに関し、特に、両面をレンズシートで構成した立体視シートに関する。
【背景技術】
【0002】
観察者の視覚を利用することによって、例えば眼鏡等の特定の器具を使用しなくても3次元画像を観察できる立体視シートがある。立体視シートは、レンズシートを用いることにより立体視を可能にする。レンズシートは、例えば、シリンドリカルレンズを多数並べたものや、凸レンズを多数並列配置したものがある。立体視シートは、レンズシートの裏面に直接画像を印刷したり、或いは、印刷された印刷シートとレンズシートとを積層することにより作成される。
【0003】
近年、薄いレンズシートが開発されており、立体視印刷物の製本も可能となった。特許文献1には、凸レンズの頂点から底面までの寸法を小さくした立体視シートが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−12870号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一方で、一般的な立体視シートは、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン(P.P.)等の樹脂からなるレンズシートに、コート紙などの紙をはり合せる表裏異種構成であるため、時間の経過に伴いレンズシートとコート紙の吸湿性の差から立体視シートが吸湿反りや乾燥反りが発生してしまうという問題がある。
【0006】
特に、製本のためにはより可撓性の高いレンズシートを用いることが好ましく、レンズシートの可撓性を高くするためには、レンズシートを薄くする必要がある。しかし、レンズシートは、薄くなるほど吸湿反りや乾燥反りが顕著となってしまうという相反する課題がある。
【0007】
立体視シートの吸湿反りや乾燥反りを防ぐため、コート紙に代えてポリエチレンテレフタレート(PET)等を用いることが考えられるが、コストがかかり、また、ポリエチレンテレフタレート(PET)等であっても、レンズシートとは材料が異なることから、吸湿反りや乾燥反りを防ぎきれない。さらに、製本後の立体視印刷物を温度・湿度環境が最適に保たれた場所で保存すれば吸湿反りや乾燥反りを改善できるかもしれないが、最適環境を保つためにはコストも手間もかかり、現実的でない。
【0008】
本発明の目的は、このような問題等に鑑みて、薄いレンズシートを用いた場合であっても、吸湿反りや乾燥反りのない立体視シートを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の立体視シートは、一方の面が複数の凸レンズ集合体により構成される一のレンズシートと、一方の面が複数の凸レンズ集合体により構成される他のレンズシートと、両面に画像形成層を有する画像形成媒体と、を設け、前記一のレンズシートの前記凸レンズ集合体を有する面と反対側の面上に前記画像形成媒体が積層され、前記画像形成媒体上に、前記他のレンズシートの前記凸レンズ集合体を有する面と反対側の面が積層されて構成されることを特徴とする。
【0010】
本発明の立体視シートは、一方の面が複数の凸レンズ集合体により構成され、前記凸レンズ集合体を有する面と反対側の面に画像形成層が設けられた一のレンズシートと、一方の面が複数の凸レンズ集合体により構成され、前記凸レンズ集合体を有する面と反対側の面に画像形成層が設けられた他のレンズシートと、積層媒体と、を設け、前記一のレンズシートの前記画像形成層が設けられた面上に前記積層媒体が積層され、前記積層媒体上に、前記他のレンズシートの前記画像形成層が設けられた面が積層されて構成されることを特徴とする。
【0011】
本発明の立体視シートは、一方の面が複数の凸レンズ集合体により構成され、前記凸レンズ集合体を有する面と反対側の面に画像形成層が設けられた一のレンズシートと、一方の面が複数の凸レンズ集合体により構成され、前記凸レンズ集合体を有する面と反対側の面に画像形成層が設けられた他のレンズシートと、遮光性のある隠蔽層と、を設け、前記一のレンズシートの前記画像形成層が設けられた面上に前記隠蔽層が積層され、前記隠蔽層上に、前記他のレンズシートの前記画像形成層が設けられた面が積層されて構成されることを特徴とする。
【0012】
本発明の立体視シートは、一方の面が複数の凸レンズ集合体により構成され、前記凸レンズ集合体を有する面と反対側の面に画像形成層が設けられた一のレンズシートと、一方の面が複数の凸レンズ集合体により構成され、前記凸レンズ集合体を有する面と反対側の面に画像形成層が設けられた他のレンズシートと、を設け、前記一のレンズシートと前記他のレンズシートを、前記画像形成層が設けられた面同士が積層されて構成されることを特徴とする。
【0013】
本発明の立体視シートは、一方の面が複数の凸レンズ集合体により構成される2つのレンズシートと、画像形成層をそれぞれ有する2つの画像形成媒体と、を設け、一の前記レンズシートの前記凸レンズ集合体を有する面と反対側の面上に、一の前記画像形成媒体の前記画像形成層を有する面が積層され、他の前記レンズシートの前記凸レンズ集合体を有する面と反対側の面上に、他の前記画像形成媒体の前記画像形成層を有する面が積層され、前記一の画像形成媒体の前記画像形成層を有する面と反対側の面と、前記他の画像形成媒体の前記画像形成層を有する面と反対側の面が積層されて構成されることを特徴とする。
【0014】
前記一のレンズシート及び前記他のレンズシートの厚さは、0.08mm乃至0.50mmであって、前記立体視シート全体の厚さは、1.30mm以下であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、両面に奥行き感のある情報量の多い立体視シートであって、かつ、吸湿反りや乾燥反りのない立体視シートを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】第1実施例による立体視シートの断面図
【図2】第2実施例による立体視シートの断面図
【図3】第3実施例による立体視シートの断面図
【図4】第4実施例による立体視シートの断面図
【図5】第5実施例による立体視シートの断面図
【図6】第6実施例による立体視シートの断面図
【図7】第7実施例による立体視シートの断面図
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明の立体視シートについて、図面を参照して説明する。
【0018】
(第1実施例)
図1は、第1実施例による立体視シートの断面図である。
【0019】
図1に示すように、第1実施例の立体視シート100は、レンズシート1A、1Bと、画像形成媒体2と、画像形成層3A、3Bが必須の構成として設けられる。以下に、立体視シート100を構成する各層について説明する。
【0020】
レンズシート1A、1Bは、複数の凸レンズからなる凸レンズ集合体を透明基材上に設けて構成される。レンズシート1A、1Bは、例えば、シリンドリカルレンズを多数並べたものや、凸レンズを多数並列配置したものである。レンズシート1Aに構成された凸レンズ集合体は図面上方に、レンズシート1Bに構成された凸レンズ集合体は図面下方に示す。レンズシート1Aの凸レンズ集合体が形成されていない側(図面下側)に画像形成層3Aが設けられ、レンズシート1Bの凸レンズ集合体が形成されていない側(図面上側)に画像形成層3Bが設けられる。
【0021】
レンズシート1A及び1Bの材料は、従来から立体視シートに用いられているレンズシートであれば特に限定されないが、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PP、PETG(グリコール変性ポリエチレンテレフタレート)などの透明な樹脂材料が用いられる。レンズシート1A及び1Bの厚さは、例えば、0.08mm〜0.50mmが好ましく、0.08mm〜0.30mmが特に好ましい。
【0022】
画像形成媒体2は不透明でありレンズシート1A及び1Bの間に設けられ、両面(図面において画像形成媒体2の上下)に画像形成層3A及び3Bが形成される。画像形成媒体2の材料は、従来から立体視シートに用いられている画像形成媒体であれば特に限定されないが、コート紙、合成紙、上質紙、中質紙、含浸紙、ラミネート紙、金属蒸着紙、印刷用塗工紙、記録用塗工紙等の紙、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリカーボネートフィルム等のプラスチックフィルム、金属箔、あるいはそれらの複合体等が用いられる。画像形成媒体2の材料は、立体視シート100に要求される強度や用途等に応じて適宜選択することができるが、可撓性を高くするためにはより薄いほうが好ましい。
【0023】
画像形成層3A、3Bは、絵柄や文字等の画像が印刷又は転写等により形成された層である。画像形成層3Aは、画像形成媒体2のレンズシート1Aの側に設けられる。画像形成層3Bは、画像形成媒体2のレンズシート1Bの側に設けられる。画像形成層3A及び3Bの材料は、画像形成媒体2に密着できる材料であれば特に限定されないが、例えば、従来公知のインキ材が用いられる。
【0024】
また、レンズシート1A(1B)と、画像形成層3A(3B)を設けた画像形成媒体2との積層方法は、画像形成媒体2及び画像形成層3A(3B)の材料に応じて、周知の方法(例えば、周知の接着又は粘着方法)を用いて行われるが、レンズシート1A(1B)と画像形成層3A(3B)が透明性を保って積層できればよい。
【0025】
レンズシート1Aの凸レンズ集合体が形成された側(図面上方)からは、当該凸レンズ集合体と画像形成層3Aによる立体画像が観賞でき、レンズシート1Bの凸レンズ集合体が形成された側(図面下方)からは、当該凸レンズ集合体と画像形成層3Bによる立体画像が観賞できる。
【0026】
第1実施例によれば、一方の面が複数の凸レンズ集合体により構成されるレンズシート1Aと、一方の面が複数の凸レンズ集合体により構成されるレンズシート1Bと、両面に画像形成層3A、3Bを有する画像形成媒体2と、を設け、レンズシート1Aの凸レンズ集合体を有する面と反対側の面上に画像形成媒体2を積層し、画像形成媒体2上に、レンズシート1Bの凸レンズ集合体を有する面と反対側の面を積層するよう構成したので、両面に奥行き感のある情報量の多い立体視シートであって、かつ、吸湿反りや乾燥反りのない立体視シートを実現できる。
【0027】
特に、厚さ0.08mm〜0.20mmのレンズシート1A及び1Bを使用した場合、立体視シート全体の厚みを0.55mm以下に薄くすることができ、可撓性が高く、かつ、吸湿反りや乾燥反りのない立体視シートを実現できる。
【0028】
(第2実施例)
図2は、第2実施例による立体視シートの断面図である。
【0029】
第2実施例の立体視シート200は、レンズシートに画像形成層を設ける構成である。図2に示すように、第2実施例の立体視シート200は、レンズシート4A、4Bと、積層媒体5と、画像形成層6A、6Bが必須の構成として設けられる。以下に、立体視シート200を構成する各層について説明する。
【0030】
レンズシート4Aの構成は第1実施例のレンズシート1Aと同様であり、レンズシート4Bの構成は第1実施例のレンズシート1Bと同様であるため説明を省略する。
【0031】
積層媒体5は不透明でありレンズシート4A及び4Bの間に設けられる。積層媒体5の材料は、コート紙、合成紙、上質紙、中質紙、含浸紙、ラミネート紙、金属蒸着紙、印刷用塗工紙、記録用塗工紙等の紙、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリカーボネートフィルム等のプラスチックフィルム、金属箔、あるいはそれらの複合体等が用いられる。積層媒体5の材料は、立体視シート200に要求される強度や用途等に応じて適宜選択することができるが、可撓性を高くするためにはより薄いほうが好ましい。
【0032】
画像形成層6A、6Bは、絵柄や文字等の画像が印刷又は転写等により形成された層である。レンズシート4Aの凸レンズ集合体が形成されている面と反対側の面には画像形成層6Aが設けられ、レンズシート4Bの凸レンズ集合体が形成されている面と反対側の面には画像形成層6Bが設けられる。
【0033】
また、画像形成層6A(6B)を設けたレンズシート4A(4B)と、積層媒体5との積層方法は、積層媒体5及び画像形成層6A(6B)の材料に応じて、周知の方法(例えば、周知の接着又は粘着方法)を用いて行われるが、レンズシート4A(4B)と画像形成層6A(6B)が透明性を保って積層できれば何でもよい。なお、画像形成層6A及び6Bの積層媒体5が貼り合せられる面には、オペークインキ等による不透明の透け防止層(不図示)を積層することが好ましい。
【0034】
画像形成層6Aのその他の構成は第1実施例の画像形成層3Aと同様であり、画像形成層6Bのその他の構成は第1実施例の画像形成層3Bと同様であるため説明を省略する。
【0035】
第2実施例によれば、一方の面が複数の凸レンズ集合体により構成され凸レンズ集合体を有する面と反対側の面に画像形成層6Aが設けられたレンズシート4Aと、一方の面が複数の凸レンズ集合体により構成され凸レンズ集合体を有する面と反対側の面に画像形成層6Bが設けられたレンズシート4Bと、積層媒体5と、を設け、レンズシート4Aの画像形成層6Aが設けられた面上に積層媒体5を積層し、積層媒体5上に、レンズシート4Bの画像形成層6Bが設けられた面を積層するよう構成したので、両面に奥行き感のある情報量の多い立体視シートであって、かつ、吸湿反りや乾燥反りのない立体視シートを実現できる。
【0036】
特に、厚さ0.08mm〜0.20mmのレンズシートを使用した場合、立体視シート全体の厚みを0.55mm以下に薄くすることができ、可撓性が高く、かつ、吸湿反りや乾燥反りのない立体視シートを実現できる。
【0037】
(第3実施例)
図3は、第3実施例による立体視シートの断面図である。
【0038】
第3実施例の立体視シート300は、画像形成媒体の間に隠蔽層を設ける構成である。図3に示すように、第3実施例の立体視シート300は、レンズシート7A、7Bと、画像形成媒体8A、8Bと、画像形成層9A、9Bと、隠蔽層10が必須の構成として設けられる。
【0039】
レンズシート7Aの構成は第1実施例のレンズシート1Aと同様であり、レンズシート7Bの構成は第1実施例のレンズシート1Bと同様である。
【0040】
画像形成媒体8A、8Bは、レンズシート7Aと7Bの間に設けられ、それぞれレンズシート側の面に画像形成層9A、9Bが形成される。具体的には、図3に示すように画像形成媒体8Aの上方に画像形成層9Aが形成され、画像形成媒体8Bの下方に画像形成層9Bが形成される。
【0041】
画像形成媒体8A、8Bのその他の構成は、第1実施例の画像形成媒体2と同様であり、画像形成層9Aの構成は第1実施例の画像形成層3Aと同様であり、画像形成層9Bの構成は第1実施例の画像形成層3Bと同様である。
【0042】
隠蔽層10は、画像形成媒体8A、8Bの間に設けられる。隠蔽層10は、画像形成媒体8A、8Bに形成された画像形成層9A、9Bの画像が他方の側から透過して見えることを防ぐための層である。具体的には、画像形成層9Aの画像が画像形成媒体8Aの反対の側(図中下方)に透過し、立体視シート300のレンズシート7Bの側(図中下方)から透けて見えることを防ぐ。同様に、画像形成層9Bの画像がレンズシート7Aの側(図中上方)から透けて見えることを防ぐ。
【0043】
隠蔽層10の材料は、アルミニウム蒸着フィルムのように暗色材で隠蔽性が高く、かつ、光透過の少ない材料を用いる。
【0044】
レンズシート7Aの凸レンズ集合体が形成された側(図面上方)からは、当該凸レンズ集合体と画像形成層9Aによる立体画像が観賞でき、レンズシート7Bの凸レンズ集合体が形成された側(図面下方)からは、当該凸レンズ集合体と画像形成層9Bによる立体画像が観賞できる。
【0045】
第3実施例によれば、一方の面が複数の凸レンズ集合体により構成されるレンズシート7Aと、一方の面が複数の凸レンズ集合体により構成されるレンズシート7Bと、画像形成層を有する画像形成媒体8A及び8Bと、画像形成媒体8Aの画像形成層を有しない面と画像形成媒体8Bの画像形成層を有しない面の間に隠蔽層10と、を設け、画像形成媒体8Aの画像形成層9Aが設けられた面上にレンズシート7Aを積層し、画像形成媒体8Bの画像形成層9Bが設けられた面上にレンズシート7Bを積層して構成したので、両面に奥行き感のある情報量の多い立体視シートであって、かつ、吸湿反りや乾燥反りのない立体視シートを実現できる。
【0046】
特に、厚さ0.08mm〜0.20mmのレンズシートを使用した場合、立体視シート全体の厚みを0.55mm以下に薄くすることができ、可撓性が高く、かつ、吸湿反りや乾燥反りのない立体視シートを実現できる。
【0047】
また、隠蔽層10を設けたので、レンズシート7Aの側からは画像形成層9Aによる立体画像を、画像形成層9Bの画像が透けることなく明瞭に鑑賞することができ、レンズシート7Bの側からは画像形成層9Bによる立体画像を、画像形成層9Aの画像が透けることなく明瞭に鑑賞することができる。
【0048】
(第4実施例)
図4は、第4実施例による立体視シートの断面図である。
【0049】
第4実施例の立体視シート400は、レンズシートに画像形成層を設け、さらに隠蔽構造シートを用いる構成である。図4に示すように、第4実施例の立体視シート400は、レンズシート11A、11Bと、隠蔽構造シート12と、画像形成層13A、13Bが必須の構成として設けられる。
【0050】
レンズシート11Aの構成は第1実施例のレンズシート1Aと同様であり、レンズシート11Bの構成は第1実施例のレンズシート1Bと同様であるため説明を省略する。
【0051】
隠蔽構造シート12は、レンズシート11A及び11Bの間に設けられる。隠蔽構造シート12は、積層媒体12a、12b、隠蔽層12cにより構成される。具体的には、隠蔽層12cの両面(図面において隠蔽層12cの上下)に積層媒体12a、12bが設けられる。隠蔽構造シート12は、隠蔽層の両面に積層媒体としての白色の紙又はフィルムが積層された構造のシートで、例えば、トランプカード、ゲームカード、トレーディングカード、スクラッチカード、プリペイドカード等に用いられるシートを用いることができる。
【0052】
画像形成層13A、13Bは、絵柄や文字等の画像が印刷又は転写等により形成された層である。レンズシート11Aの凸レンズ集合体が形成されている面と反対側の面には画像形成層13Aが設けられ、レンズシート11Bの凸レンズ集合体が形成されている面と反対側の面には画像形成層13Bが設けられる。なお、画像形成層13Aの構成は第2実施例の画像形成層6Aと同様であり、画像形成層13Bの構成は第2実施例の画像形成層6Bと同様である。
【0053】
隠蔽層12cは、画像形成層13A、13Bの画像が他方の側から透過して見えることを防ぐための層である。具体的には、画像形成層13Aの画像が、立体視シート400のレンズシート11Bの側(図中下方)から透けて見えることを防ぐ。同様に、画像形成層13Bの画像がレンズシート11Aの側(図中上方)から透けて見えることを防ぐ。
【0054】
隠蔽構造シート12を構成する積層媒体12a、12b、隠蔽層12cの材料は、立体視シート400に要求される強度や用途等に応じて適宜選択することができるが、可撓性を高くするためにはより薄いほうが好ましい。
【0055】
積層媒体12a及び12bのその他の構成は第2実施例の積層媒体5と同様であり、画像形成層13Aのその他の構成は第2実施例の画像形成層6Aと同様であり、画像形成層13Bのその他の構成は第2実施例の画像形成層6Bと同様であり、隠蔽層12cのその他の構成は第3実施例の隠蔽層10と同様であるため説明を省略する。
【0056】
レンズシート11Aの凸レンズ集合体が形成された側(図面上方)からは、当該凸レンズ集合体と画像形成層13Aによる立体画像が観賞でき、レンズシート11Bの凸レンズ集合体が形成された側(図面下方)からは、当該凸レンズ集合体と画像形成層13Bによる立体画像が観賞できる。
【0057】
第4実施例によれば、一方の面が複数の凸レンズ集合体により構成され凸レンズ集合体を有する面と反対側の面に画像形成層13Aが設けられたレンズシート11Aと、一方の面が複数の凸レンズ集合体により構成され凸レンズ集合体を有する面と反対側の面に画像形成層13Bが設けられたレンズシート11Bと、積層媒体12a及び12bを有する隠蔽構造シート12と、を設け、レンズシート11Aの画像形成層13Aが設けられた面上に隠蔽構造シート12を積層し、隠蔽構造シート12上に、レンズシート11Bの画像形成層13Bが設けられた面を積層するよう構成したので、両面に奥行き感のある情報量の多い立体視シートであって、かつ、吸湿反りや乾燥反りのない立体視シートを実現できる。
【0058】
特に、厚さ0.08mm〜0.20mmのレンズシートを使用した場合、立体視シート全体の厚みを0.55mm以下に薄くすることができ、可撓性が高く、かつ、吸湿反りや乾燥反りのない立体視シートを実現できる。
【0059】
また、積層媒体12a及び12b及び隠蔽層12cを有する隠蔽構造シート12を設けたので、レンズシート11Aの側からは画像形成層13Aによる立体画像を、画像形成層13Bの画像が透けることなく明瞭に鑑賞することができ、レンズシート11Bの側からは画像形成層13Bによる立体画像を、画像形成層13Aの画像が透けることなく明瞭に鑑賞することができる。
【0060】
(第5実施例)
図5は、第5実施例による立体視シートの断面図である。
【0061】
第5実施例の立体視シート500は、レンズシートに画像形成層を設け、隠蔽層を間に挟んで積層する構成である。図5に示すように、第5実施例の立体視シート500は、レンズシート14A、14Bと、画像形成層15A、15Bと、隠蔽層16が必須の構成として設けられる。以下に、立体視シート500を構成する各層について説明する。
【0062】
レンズシート14Aの構成は第2実施例のレンズシート4Aと同様であり、レンズシート14Bの構成は第2実施例のレンズシート4Bと同様である。
【0063】
画像形成層15A、15Bは、絵柄や文字等の画像が印刷又は転写等により形成された層である。レンズシート14Aの凸レンズ集合体が形成されている面と反対側の面には画像形成層15Aが設けられ、レンズシート14Bの凸レンズ集合体が形成されている面と反対側の面には画像形成層15Bが設けられる。
【0064】
隠蔽層16は、レンズシート14A及び14Bの間に設けられる。隠蔽層16は、画像形成層15A、15Bの画像が他方の側から透過して見えることを防ぐための層である。隠蔽層16は、レンズシート14Aの画像形成層15Aが設けられた面上に積層され、隠蔽層16上に、レンズシート14Bの画像形成層15Bが設けられた面が積層される。
【0065】
画像形成層15Aのその他の構成は第2実施例の画像形成層6Aと同様であり、画像形成層15Bのその他の構成は第2実施例の画像形成層6Bと同様であるため説明を省略する。
【0066】
隠蔽層16の材料は、アルミニウム蒸着フィルムのように暗色材で隠蔽性が高く、かつ、光透過の少ない材料を用いる。また、隠蔽層16は遮光性を有し、レンズシート14Aに形成された画像形成層15A、及び、レンズシート14Bに形成された画像形成層15Bと張り合わされる。なお、隠蔽層16は画像形成層15A及び15Bと粘着又は接着により積層する。また、画像形成層15A及び15Bの隠蔽層16が貼り合せられる面には、オペークインキ等による不透明の透け防止層(不図示)を積層することが好ましい。
【0067】
レンズシート14Aの凸レンズ集合体が形成された側(図面上方)からは、当該凸レンズ集合体と画像形成層15Aによる立体画像が観賞でき、レンズシート14Bの凸レンズ集合体が形成された側(図面下方)からは、当該凸レンズ集合体と画像形成層15Bによる立体画像が観賞できる。
【0068】
第5実施例によれば、一方の面が複数の凸レンズ集合体により構成され凸レンズ集合体を有する面と反対側の面に画像形成層15Aが設けられたレンズシート14Aと、一方の面が複数の凸レンズ集合体により構成され凸レンズ集合体を有する面と反対側の面に画像形成層15Bが設けられたレンズシート14Bと、粘着性のある隠蔽層16と、を設け、レンズシート14Aの画像形成層15Aが設けられた面上に隠蔽層16を積層し、隠蔽層16上に、レンズシート14Bの画像形成層15Bが設けられた面を積層して構成したので、両面に奥行き感のある情報量の多い立体視シートであって、かつ、吸湿反りや乾燥反りのない立体視シートを実現できる。
【0069】
特に、厚さ0.08mm〜0.20mmのレンズシートを使用した場合、立体視シート全体の厚みを0.55mm以下に薄くすることができ、可撓性が高く、かつ、吸湿反りや乾燥反りのない立体視シートを実現できる。
【0070】
また、隠蔽層16を設けたので、レンズシート14Aの側からは画像形成層15Aによる立体画像を、画像形成層15Bの画像が透けることなく明瞭に鑑賞することができ、レンズシート14Bの側からは画像形成層15Bによる立体画像を、画像形成層15Aの画像が透けることなく明瞭に鑑賞することができる。
【0071】
(第6実施例)
図6は、第6実施例による立体視シートの断面図である。
【0072】
第6実施例の立体視シート200は、レンズシートに画像形成層を設けレンズシート同士を積層させる構成である。図6に示すように、第6実施例の立体視シート600は、レンズシート18A、18Bと、画像形成層19A、19Bが必須の構成として設けられる。
【0073】
レンズシート18Aの構成は第1実施例のレンズシート1Aと同様であり、レンズシート18Bの構成は第1実施例のレンズシート1Bと同様であるため説明を省略する。
【0074】
画像形成層19A、19Bは、絵柄や文字等の画像が印刷又は転写等により形成された層である。レンズシート18Aの凸レンズ集合体が形成されている面と反対側の面には画像形成層19Aが設けられ、レンズシート18Bの凸レンズ集合体が形成されている面と反対側の面には画像形成層19Bが設けられる。画像形成層19Aと19Bが設けられた面でレンズシート18Aとレンズシート18Bが積層されて立体視シート600が形成される。なお、画像形成層19Aと19Bが貼り合せられる面には、オペークインキ等による不透明の透け防止層(不図示)を積層することが好ましい。
【0075】
画像形成層19Aのその他の構成は第2実施例の画像形成層6Aと同様であり、画像形成層19Bのその他の構成は第2実施例の画像形成層6Bと同様であるため説明を省略する。
【0076】
第6実施例によれば、一方の面が複数の凸レンズ集合体により構成され凸レンズ集合体を有する面と反対側の面に画像形成層19Aが設けられたレンズシート18Aと、一方の面が複数の凸レンズ集合体により構成され凸レンズ集合体を有する面と反対側の面に画像形成層19Bが設けられたレンズシート18Bと、を設け、レンズシート18Aとレンズシート18Bを、画像形成層が設けられた面同士を積層して構成したので、両面に奥行き感のある情報量の多い立体視シートであって、かつ、吸湿反りや乾燥反りのない立体視シートを実現できる。
【0077】
特に、厚さ0.08mm〜0.20mmのレンズシート18A及び18Bを使用した場合、立体視シート全体の厚みを0.55mm以下に薄くすることができ、可撓性が高く、かつ、吸湿反りや乾燥反りのない立体視シートを実現できる。
【0078】
また、レンズシートと画像形成層で構成したので、より薄い立体視シートを実現できる。
【0079】
(第7実施例)
図7は、第7実施例による立体視シートの断面図である。
【0080】
図7に示すように、第7実施例の立体視シート700は、レンズシート20A、20Bと、画像形成媒体21A、21Bと、画像形成層22A、22Bが必須の構成として設けられる。以下に、立体視シート700を構成する各層について説明する。
【0081】
レンズシート20Aの構成は第1実施例のレンズシート1Aと同様であり、レンズシート20Bの構成は第1実施例のレンズシート1Bと同様であるため説明を省略する。
【0082】
画像形成媒体21A、21Bは、レンズシート20Aと20Bの間に設けられ、それぞれレンズシート側の面に画像形成層22A、22Bが形成される。具体的には、図7に示すように画像形成媒体21Aの上方に画像形成層22Aが形成され、画像形成媒体21Bの下方に画像形成層22Bが形成される。
【0083】
画像形成媒体21A、21Bのその他の構成は、第1実施例の画像形成媒体2と同様であり、画像形成層22Aの構成は第1実施例の画像形成層3Aと同様であり、画像形成層22Bの構成は第1実施例の画像形成層3Bと同様である。
【0084】
画像形成媒体21Aと画像形成媒体21Bの積層方法は、画像形成媒体21Aと画像形成媒体21Bの材料に応じて、周知の方法(例えば、周知の接着又は粘着方法)を用いて行われる。なお、レンズシート20Aと画像形成媒体21Aとの積層方法、及び、レンズシート20Bと画像形成媒体21Bとの積層方法は、第1実施例のレンズシート1A(1B)と画像形成媒体2との積層方法と同様であるため説明を省略する。
【0085】
レンズシート20Aの凸レンズ集合体が形成された側(図面上方)からは、当該凸レンズ集合体と画像形成層22Aによる立体画像が観賞でき、レンズシート20Bの凸レンズ集合体が形成された側(図面下方)からは、当該凸レンズ集合体と画像形成層22Bによる立体画像が観賞できる。
【0086】
第7実施例によれば、一方の面が複数の凸レンズ集合体により構成されるレンズシート20A、20Bと、画像形成層22A、22Bをそれぞれ有する2つの画像形成媒体21A、21Bと、を設け、レンズシート20Aの凸レンズ集合体を有する面と反対側の面上に、画像形成媒体21Aの画像形成層22Aを有する面が積層され、レンズシート20Bの凸レンズ集合体を有する面と反対側の面上に、画像形成媒体21Bの画像形成層22Aを有する面が積層され、画像形成媒体21Aの画像形成層を有する面と反対側の面と、画像形成媒体21Bの画像形成層22Bを有する面と反対側の面が積層されて構成されるので、両面に奥行き感のある情報量の多い立体視シートであって、かつ、吸湿反りや乾燥反りのない立体視シートを実現できる。
【0087】
特に、厚さ0.08mm〜0.20mmのレンズシート20A及び20Bを使用した場合、立体視シート全体の厚みを0.55mm以下に薄くすることができ、可撓性が高く、かつ、吸湿反りや乾燥反りのない立体視シートを実現できる。
【0088】
(実験例)
第1実施例による立体視シート100による吸湿/乾燥による反りの改善実験を行った。
【0089】
レンズシート(PET(ポリエチレンテレフタレート)、100LPI(Lens Per Inch)、厚さ0.35mm)と、当該レンズシートの一方の面に画像形成層が形成されたコート紙を張り付けた構造の立体視シートを従来例による立体視シートとした。
【0090】
第1実施例による立体視シート100のレンズシート1A、1Bは、従来例による立体視シートと同じレンズシートを用い、画像形成媒体2を従来例の立体視シートと同じコート紙を用いて構成した。
【0091】
(A.吸湿反り実験)
温度60℃、湿度80%で加湿後、通常温湿度(温度25℃、湿度50%)で数分〜10分間放置した後に、反り(カール度合い)を測定した。カール度合いは、机上に立体視シートをカールの凸面を下に(立体視シートのレンズ面を上に)して載置し、机上面から立体視シートの両端の高さを計測した。
【0092】
従来例による立体視シートでは、A4サイズ(210mm×297mm)で約40mmの高さとなり、はがきサイズ(100mm×148mm)で約6mmの高さだった。第1実施例による立体視シート100では、A4サイズ、はがきサイズ共に、吸湿反りは確認できなかった。
【0093】
(B.乾燥反り実験)
温度60℃、湿度25%で乾燥させた。そして、通常温湿度(温度25℃、湿度50%)で、反り(カール度合い)を測定した。カール度合いは、机上に立体視シートをカールの凸面を下に(立体視シートのレンズ面を下に)して載置し、机上面から立体視シートの両端の高さを計測した。
【0094】
従来例による立体視シートでは、乾燥直後から反りが確認でき、A4サイズ(210mm×297mm)で約45mmの高さとなり、はがきサイズ(100mm×148mm)で約10mmの高さだった。第1実施例による立体視シート100では、A4サイズ、はがきサイズ共に、乾燥反りは確認できなかった。
【0095】
本発明の適用範囲は上記実施形態に限定されることはない。本発明は、両面にレンズシートを設けた立体視シートに対し、広く適用することができる。例えば、屋内外で展示される広告パネルやデジタルサイネージ等に本発明の立体視シートを適用することもできる。この場合、広告パネル等のサイズに合わせて、立体視シートの厚さは適宜調整する。
【符号の説明】
【0096】
100、200、300、400、500、600、700 ・・・・立体視シート
1A及び1B、4A及び4B、7A及び7B、11A及び11B、14A及び14B、18A及び18B、20A及び20B ・・・・レンズシート
2、8A及び8B、21A及び21B・・・・画像形成媒体
3A及び3B、6A及び6B、9A及び9B、13A及び13B、15A及び15B、19A及び19B、22A及び22B ・・・・画像形成層
12 ・・・・隠蔽構造シート
10、12c、16 ・・・・隠蔽層

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一方の面が複数の凸レンズ集合体により構成される一のレンズシートと、
一方の面が複数の凸レンズ集合体により構成される他のレンズシートと、
両面に画像形成層を有する画像形成媒体と、を設け、
前記一のレンズシートの前記凸レンズ集合体を有する面と反対側の面上に前記画像形成媒体が積層され、
前記画像形成媒体上に、前記他のレンズシートの前記凸レンズ集合体を有する面と反対側の面が積層されて構成されることを特徴とする立体視シート。
【請求項2】
一方の面が複数の凸レンズ集合体により構成され、前記凸レンズ集合体を有する面と反対側の面に画像形成層が設けられた一のレンズシートと、
一方の面が複数の凸レンズ集合体により構成され、前記凸レンズ集合体を有する面と反対側の面に画像形成層が設けられた他のレンズシートと、
積層媒体と、を設け、
前記一のレンズシートの前記画像形成層が設けられた面上に前記積層媒体が積層され、
前記積層媒体上に、前記他のレンズシートの前記画像形成層が設けられた面が積層されて構成されることを特徴とする立体視シート。
【請求項3】
一方の面が複数の凸レンズ集合体により構成され、前記凸レンズ集合体を有する面と反対側の面に画像形成層が設けられた一のレンズシートと、
一方の面が複数の凸レンズ集合体により構成され、前記凸レンズ集合体を有する面と反対側の面に画像形成層が設けられた他のレンズシートと、
遮光性のある隠蔽層と、を設け、
前記一のレンズシートの前記画像形成層が設けられた面上に前記隠蔽層が積層され、
前記隠蔽層上に、前記他のレンズシートの前記画像形成層が設けられた面が積層されて構成されることを特徴とする立体視シート。
【請求項4】
一方の面が複数の凸レンズ集合体により構成され、前記凸レンズ集合体を有する面と反対側の面に画像形成層が設けられた一のレンズシートと、
一方の面が複数の凸レンズ集合体により構成され、前記凸レンズ集合体を有する面と反対側の面に画像形成層が設けられた他のレンズシートと、を設け、
前記一のレンズシートと前記他のレンズシートを、前記画像形成層が設けられた面同士が積層されて構成されることを特徴とする立体視シート。
【請求項5】
一方の面が複数の凸レンズ集合体により構成される2つのレンズシートと、
画像形成層をそれぞれ有する2つの画像形成媒体と、を設け、
一の前記レンズシートの前記凸レンズ集合体を有する面と反対側の面上に、一の前記画像形成媒体の前記画像形成層を有する面が積層され、
他の前記レンズシートの前記凸レンズ集合体を有する面と反対側の面上に、他の前記画像形成媒体の前記画像形成層を有する面が積層され、
前記一の画像形成媒体の前記画像形成層を有する面と反対側の面と、前記他の画像形成媒体の前記画像形成層を有する面と反対側の面が積層されて構成されることを特徴とする立体視シート。
【請求項6】
前記一のレンズシート及び前記他のレンズシートの厚さは、0.08mm乃至0.50mmであって、前記立体視シート全体の厚さは、1.30mm以下であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の立体視シート。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−88584(P2012−88584A)
【公開日】平成24年5月10日(2012.5.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−236126(P2010−236126)
【出願日】平成22年10月21日(2010.10.21)
【出願人】(000107790)グラパックジャパン株式会社 (6)
【Fターム(参考)】