説明

端子金具付き電線

【課題】芯線と端子金具との間の電気的接続状態を良好に保つことができる端子金具付き電線を提供する。
【解決手段】複数のアルミ素線が撚り合わされた芯線11を有する電線10の端末部に端子金具20が取り付けられた端子金具付き電線は、その切断端面が、電線10の軸方向と直交する面に対して正の角度に傾斜した第一傾斜面15と、電線10の軸方向と直交する面に対して負の角度に傾斜した第二傾斜面16とからなり、第一傾斜面15及び第二傾斜面16の全体には、ハンダ18が付着させてある。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、端子金具付き電線に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、自動車のワイヤハーネス等の分野においても、軽量化等を目的としてアルミ電線を使用するようになった。アルミ電線は、多数本のアルミ素線を撚り合わせた撚り線からなる芯線を被覆で覆った構造であって、ハーネス化される場合は一般に、電線の端末に端子金具が接続される。具体的には、アルミ電線の被覆の端末が皮剥きされて芯線の端末が露出され、この露出された芯線の端末に対して、端子金具に設けられたバレルが圧着されて接続されるようになっている。
【0003】
一方、この種のアルミ電線では、銅線等と比較すると、電線製造時に芯線の表面に酸化被膜ができやすく、且つ強固である。この状態で端子金具のバレルが圧着されると、芯線とバレルとの間に酸化被膜が介在した状態で電気的な接続がなされるために、電気抵抗が大きくなるという問題がある。その対策としては、図10に示すように、芯線1の端末における切断端面にハンダ2を付着させることが行われている。このように比較的酸化被膜が形成されていない芯線の切断端面にハンダを付着させることで、芯線1と端子金具3との間の電気抵抗を少なくするようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平08−222285号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、このような端末処理が施されたハーネスの搭載箇所によっては、外部からなんらかの力を受けることがある。そのような力がかかると、芯線1の切断端面に付着させたハンダ2が取れてしまい良好な電気的接続状態が図られなくなるおそれがあり、その対策が求められていた。なお、アルミ電線以外の例えば銅電線の場合も、酸化被膜が形成されるという問題は上記と同様に生じるところである。
【0006】
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、芯線と端子金具との間の電気的接続状態を良好に保つことができる端子金具付き電線を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る端子金具付き電線は、複数の金属素線が撚り合わされた芯線を有する電線の端末部に端子金具が取り付けられ、前記芯線の切断端面にハンダが付着されてなる端子金具付き電線であって、前記切断端面は、前記電線の軸方向と直交する面に対して傾斜した傾斜面を有するところに特徴を有する(手段1)。
手段1の構成によれば、切断端面を電線の軸方向と直交する面に対して傾斜した傾斜面とすることで切断端面の面積が大きくなる。この広い切断端面に付着したハンダは剥がれにくいため、芯線と端子金具との間の電気的接続状態を良好に保つことができる。
【0008】
手段1の構成に加えて、前記傾斜面は、前記電線の軸方向と直交する面に対して正の角度に傾斜した第一傾斜面と、前記電線の軸方向と直交する面に対して負の角度に傾斜した第二傾斜面とを有するようにしてもよい(手段2)。なお、正の角度は、0度より大きく180度よりも小さい角度のうち任意の角度とすることができ、負の角度は、0度より小さく−180度よりも大きい角度のうち任意の角度とすることができる。
傾斜面が、電線の軸方向と直交する面に対して正又は負の一方の角度に傾斜した面のみからなる場合には、露出した芯線に占める傾斜面の部分(部分の長さ)が多くなる。この場合は、芯線が配される端子金具を長くする必要が生じたり、傾斜面を避けてバレルをかしめる場合にバレルを更に後方に配するために被覆を剥いだりする必要が生じる。一方、手段2の構成のように、正の角度に傾斜した第一傾斜面と、負の角度に傾斜した第二傾斜面とを有するようにすれば、露出した芯線に占める傾斜面の部分(部分の長さ)を短くできる。また、傾斜面の形成の際に、芯線を複数回に分けて切断すればよいから、一度に大きな傾斜面を切断するよりも、芯線の切断が容易になる。
【0009】
手段1又は手段2の構成に加えて、前記第一傾斜面と前記第二傾斜面とは、双方が連なる稜線に前記電線の中心軸が通るように形成され、前記端子金具は、前記芯線が載置される底板部と、この底板部から立ち上る一対のバレル片を有し、前記一対のバレル片の各先端部は、前記稜線に沿った方向で前記芯線に食い込むように圧着されているようにしてもよい(手段3)。
手段3の構成によれば、バレル片をかしめた際に、芯線の変形に伴って第一傾斜面や第二傾斜面が変形しにくくなるから、傾斜面の変形により切断端面に付着したハンダがはがれることを防止できる。
【0010】
手段1ないし手段3のいずれかの構成に加えて、前記端子金具は、前記芯線が載置される底板部と、この底板部から立ち上る一対のバレル片を有し、前記一対のバレル片は、前記芯線の外周のうち、前記傾斜面の後端から所定寸法離間した部分をかしめるようにしてもよい(手段4)。
手段4の構成によれば、バレル片をかしめた際に、傾斜面の変形により、傾斜面に付着したハンダが取れてしまうことを防止できる。
【0011】
手段1ないし手段4のいずれかの構成に加えて、前記金属素線は、アルミニウム又はアルミニウム合金からなるアルミ素線であるようにしてもよい(手段5)。
手段5の構成によれば、酸化被膜により電気抵抗が増加しやすいアルミ線について電気的接続状態を良好にすることができる。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、芯線と端子金具との間の電気的接続状態を良好に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】実施形態1に係る端子金具付き電線を表す上面図
【図2】図1の側断面図
【図3】第一傾斜面の形成を説明する図
【図4】第二傾斜面の形成を説明する図
【図5】第一傾斜面及び第二傾斜面が形成された電線を表す斜視図
【図6】電線をハンダ槽に進入させる際の図
【図7】電線の端末にハンダが付着した状態の図
【図8】実施形態2に係る電線の端末部を表す図
【図9】実施形態3に係る電線の端末部を表す図
【図10】従来の端子金具付き電線を表す側断面図
【発明を実施するための形態】
【0014】
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図7を参照して説明する。以下では、図2の左方を前方とし、右方を後方として説明する。
【0015】
端子金具付き電線は、図1に示すように、電線10と、電線10の端末部に取り付けられた雌側の端子金具20とを備える。
電線10は、アルミニウムまたはアルミニウム合金製の素線(アルミ素線)を複数本を撚り合せた撚り線によって芯線11が形成され、この芯線11の周りが合成樹脂製の絶縁被覆12で覆われた構造となっている。
【0016】
この芯線11の切断端面は、電線10の軸方向と直交する面A(図4参照)に対して45度の角度(正の角度。0度以上180度以下)に傾斜した第一傾斜面15と、電線10の軸方向と直交する面Aに対して−45度の角度(負の角度。0度以下−180度以上)に傾斜した第二傾斜面16とからなる。
【0017】
これら第一傾斜面15及び第二傾斜面16は、芯線11の幅方向の中心に、双方が連なる(交わる)稜線17が形成される。即ち、稜線17は、電線10の中心軸を通る(中心軸と交わる)ようになっている。
そして、電線10は、後述する端子金具20の底板部23の面に対して稜線17が直交するように底板部23の上に配される(図2参照)。
【0018】
ここで、芯線11の端末部における切断端面は、図1に示すように、ハンダ18で覆われている。
具体的には、ハンダ18は、切断端面である第一傾斜面15及び第二傾斜面16の全体を覆うように(芯線11の先端から切断端面の後縁の少し後方まで)付着させてある。
これは、芯線11の切断端面には、比較的酸化被膜が形成されていないため切断端面にハンダ18を付着させて芯線11と端子金具20との間の電気抵抗を少なくするものである。
【0019】
ハンダ18には、いわゆる「アルミハンダ18」が用いられており、本実施形態では、その成分割合が、Sn:約80%、Zn:約20%のものが適用されている。この成分割合のハンダ18は、アルミニウムに対する濡れやすさに優れている特性を持つ。
【0020】
端子金具20は、相手側雄端子(図示せず)と電気的に接続される環状の端子接続部21と、端子接続部21の後方にて電線10が接続される電線接続部22とからなり、銅合金等からなる導電性に優れた金属板をプレス加工することで形成される。
【0021】
端子接続部21は、例えば、環状の端子にボルト状の相手側雄端子(バッテリー端子等)が挿通されることにより電気的に接続される。
電線接続部22は、図2に示すように、電線10の端末部が載置される底板部23と、この底板部23から側縁から立ち上るワイヤバレル24を有する。
【0022】
ワイヤバレル24は、芯線11の露出した部分のうち、ハンダ18よりも後方の部分(ハンダ18が付着していない部分)をかしめ圧着するものであり、オープンバレル形式であって、左右一対の幅広のバレル片24A,24Aが、底板部23の左右の側縁から互いに対向するようにして立ち上がり形成されている。そして、両バレル片24A,24Aがそれぞれの突出端を突き合わせつつ、芯線11の端末の外周を左右両側から抱き込むようにして、いわゆるハート型にかしめられる。
【0023】
言い換えると、一対のバレル片24A,24Aの各先端部は、第一傾斜面15及び第二傾斜面16が連なる(交わる)稜線17に沿った方向(図2の下方)で芯線11に食い込むように圧着されている。
【0024】
続いて、本実施形態に係る端子金具付き電線10の製造工程を説明する。
まず、電線10の絶縁被覆12の端末が皮剥きされて、芯線11の端末が所定長さに亘って露出状態とされる。
【0025】
次に、図3に示すように、露出した芯線11の外周のうち、芯線11の先端から所定寸法(本実施形態では芯線11の半径分)離間した部分から軸方向と直交する面に対して45度の角度で切断刃Eを用いて切断する(第一切断工程)。これにより第一傾斜面15が形成される。
【0026】
次に、図4に示すように、露出した芯線11の外周のうち、第一切断工程において切断刃を入刃した位置とは反対側の外周に、軸方向と直交する面に対して−45度の角度で切断刃Eを用いて切断する(第二切断工程)。これにより第二傾斜面16が形成される。
これにより、電線10の中心軸を通る稜線17を有する第一傾斜面15及び第二傾斜面16が形成される(図5)。
なお、絶縁被覆12を有する電線10の端末を皮剥きする前に、絶縁被覆12を有する電線10を切断刃Eで切断して第一傾斜面15及び第二傾斜面16を形成した後に、絶縁被覆12を皮剥きして端末部を露出させるようにしてもよい。
【0027】
次に、芯線11の端末部を、図6に示すように、溶融ハンダが貯留されたハンダ槽Pにどぶ漬けするフロー方式によりハンダ18を付着させる。
具体的には、芯線11の端末を、第一傾斜面15及び第二傾斜面16の全体にハンダ18が付着する深さ(先端からの長さ)まで、ハンダ槽Pに進入させてから(浸漬させてから)、芯線11の端末を、ハンダ槽Pから引き上げる。すると、図7に示すように、第一傾斜面15及び第二傾斜面16の全体に溶融ハンダ18が付着し、しばらくすると固化する。
【0028】
次に、圧着装置によって、電線10の端末のうち、ハンダ18が付着していない部分(被覆に近い部分)にワイヤバレル24が圧着接続される。詳細には、圧着装置にはアンビルとクリンパとが設けられ、端子金具20のワイヤバレル24に対して、芯線11の端末の露出部分の後端部が配された状態でセットされ、両バレル片24A,24Aは、アンビルとクリンパとの間で挟圧されてかしめられる。これにより、ワイヤバレル24は、ハンダ18が含浸された芯線11の端末に対して、ハート型にかしめられる。
以上により、本実施形態に係る電線10の端末に端子金具20を接続する作業が終了する。
【0029】
なお、ワイヤバレル24をかしめた後、ワイヤバレル24による圧着部分に対して、抵抗溶接の処理を施してもよい。この抵抗溶接は、上下一対のホーン(電極)を有し、両ホーンによりワイヤバレル24による圧着部分を加圧して挟むとともに、圧着部分に所定時間通電することにより、ハンダ18の融点以上の温度に加熱する。
【0030】
上記のように形成された端子金具付き電線が、複数本纏められてハーネスが構成され、例えば当該電線10の端末の端子金具20が車両の所定箇所の雄端子に取付けられて、当該雄端子と電気的に接続される。
【0031】
本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)切断端面を電線10の軸方向と直交する面に対して傾斜した傾斜面15,16とすることで切断端面の面積が大きくなる。この広い切断端面に付着したハンダ18は剥がれにくいため、芯線11と端子金具20との間の電気的接続状態を良好に保つことができる。
【0032】
(2)切断端面が、電線10の軸方向と直交する面に対して正又は負の一方の角度に傾斜した面のみからなる場合には、露出した芯線11に占める傾斜面の部分(部分の前後方向の長さ)が多くなる。この場合は、芯線11が配される端子金具20を長くする必要が生じたり、傾斜面を避けてバレルをかしめる場合にバレルを更に後方に配するために被覆を剥いだりする必要が生じる。一方、手段2の構成のように、正の角度に傾斜した第一傾斜面15と、負の角度に傾斜した第二傾斜面16とを有するようにすれば、露出した芯線11に占める傾斜面の部分(部分の長さ)を短くできる。また、傾斜面の形成の際に、芯線11を複数回に分けて切断すればよいから、一度に大きな傾斜面を切断するよりも、芯線11の切断が容易になる。
【0033】
(3)第一傾斜面15と第二傾斜面16とは、双方が連なる稜線17に電線10の中心軸が通る(交わる)ように形成され、端子金具20は、芯線11が載置される底板部23と、この底板部23から立ち上る一対のバレル片24A,24Aを有し、一対のバレル片24A,24Aの各先端部は、稜線17に沿った方向で芯線11に食い込むように圧着されている。
このようにすれば、バレル片24A,24Aをかしめた際に、芯線11の変形に伴って第一傾斜面15や第二傾斜面16が変形しにくくなるから、傾斜面の変形により切断端面に付着したハンダ18がはがれることを防止できる。
【0034】
(4)一対のバレル片24A,24Aは、芯線11の外周のうち、傾斜面の後端から所定寸法離間した部分をかしめるから、バレル片24A,24Aをかしめた際に、傾斜面の変形により、傾斜面に付着したハンダ18が取れてしまうことを防止できる。
【0035】
(5)芯線11を構成する金属素線は、アルミニウム又はアルミニウム合金からなるアルミ素線であるから、酸化被膜により電気抵抗が増加しやすいアルミ線について電気的接続状態を良好にすることができる。
【0036】
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図8を参照して説明する。
実施形態1の端子金具付き電線は、芯線11の切断端面が第一傾斜面15と第二傾斜面16とからなるものであったが、実施形態2の端子金具付き電線は、図8に示すように、芯線11の切断端面が傾斜面31のみからなるものである。以下、実施形態1と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
【0037】
傾斜面31は、露出した芯線11の外周のうち、芯線11の先端から所定寸法(芯線11の直径分)離間した部分から軸方向に対して例えば45度の角度で切断刃Eを用いて切断したものである。
【0038】
<実施形態3>
次に、本発明の実施形態3を図9を参照して説明する。
実施形態3の端子金具付き電線は、図9に示すように、芯線11の切断端面が円錐状に形成された傾斜面41となっているものである。
この円錐の中心軸に対する角度は、例えば45度とすることができる。
【0039】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、アルミ電線を用いたが、これに限らず、例えば、銅又は銅合金の芯線や、これら以外の金属からなる芯線を有する電線に適用することも可能である。また、付着させるハンダ18もアルミハンダ以外を用いることが可能である。
【0040】
(2)上記実施形態では、芯線11の切断端面の全体を傾斜面としたが、これに限らず、電線の軸方向と直交する切断端面が残されていてもよい。
【0041】
(3)傾斜面の数は、1又は2種類に限らず、3種類以上であっても良い。
【符号の説明】
【0042】
10…電線
11…芯線
15…第一傾斜面
16…第二傾斜面
17…稜線
18…ハンダ
20…端子金具
23…底板部
24…ワイヤバレル
24A…バレル片
31,41…傾斜面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の金属素線が撚り合わされた芯線を有する電線の端末部に端子金具が取り付けられ、前記芯線の切断端面にハンダが付着されてなる端子金具付き電線であって、
前記切断端面は、前記電線の軸方向と直交する面に対して傾斜した傾斜面を有することを特徴とする端子金具付き電線。
【請求項2】
前記傾斜面は、前記電線の軸方向と直交する面に対して正の角度に傾斜した第一傾斜面と、前記電線の軸方向と直交する面に対して負の角度に傾斜した第二傾斜面とを有することを特徴とする請求項1記載の端子金具付き電線。
【請求項3】
前記第一傾斜面と前記第二傾斜面とは、双方が連なる稜線に前記電線の中心軸が通るように形成され、
前記端子金具は、前記芯線が載置される底板部と、この底板部から立ち上る一対のバレル片を有し、前記一対のバレル片の各先端部は、前記稜線に沿った方向で前記芯線に食い込むように圧着されていることを特徴とする請求項2記載の端子金具付き電線。
【請求項4】
前記端子金具は、前記芯線が載置される底板部と、この底板部から立ち上る一対のバレル片を有し、
前記一対のバレル片は、前記芯線の外周のうち、前記傾斜面の後端から所定寸法離間した部分をかしめることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の端子金具付き電線。
【請求項5】
前記金属素線は、アルミニウム又はアルミニウム合金からなるアルミ素線であることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の端子金具付き電線。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate


【公開番号】特開2010−225529(P2010−225529A)
【公開日】平成22年10月7日(2010.10.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−73923(P2009−73923)
【出願日】平成21年3月25日(2009.3.25)
【出願人】(395011665)株式会社オートネットワーク技術研究所 (2,668)
【出願人】(000183406)住友電装株式会社 (6,135)
【出願人】(000002130)住友電気工業株式会社 (12,747)
【Fターム(参考)】