端末装置及びプログラム
【課題】端末装置の使用状況に応じて、カバーの開閉を適切に報知可能とする。
【解決手段】カバー開閉検出部10−7は、上述したカバー付き充電端子兼外部端子、カバー付き音声出力端子のカバーの開閉を検出する。外部機器接続部(コネクタ)10−8は、カバー付き充電端子兼外部端子、カバー付き音声出力端子である。中央制御部10−12は、外部機器接続部(コネクタ)10−8の使用状況や、スタイル検出部10−11による筐体のスタイル、当該端末装置1の動作状況、カバー開閉検出部10−7による、外部機器接続部10−8のカバーの開閉検出などに基づいて、カバーの開閉を適切に報知することで、ユーザがカバーの閉め忘れ等を防止する。
【解決手段】カバー開閉検出部10−7は、上述したカバー付き充電端子兼外部端子、カバー付き音声出力端子のカバーの開閉を検出する。外部機器接続部(コネクタ)10−8は、カバー付き充電端子兼外部端子、カバー付き音声出力端子である。中央制御部10−12は、外部機器接続部(コネクタ)10−8の使用状況や、スタイル検出部10−11による筐体のスタイル、当該端末装置1の動作状況、カバー開閉検出部10−7による、外部機器接続部10−8のカバーの開閉検出などに基づいて、カバーの開閉を適切に報知することで、ユーザがカバーの閉め忘れ等を防止する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、外部への露出を避けるため構成部を覆う蓋部を備えた端末装置及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
携帯電話などの端末装置には、様々な蓋部が備えられている。例えば、通信ケーブル、充電ケーブル、イヤホンケーブルなどの外部機器を接続するコネクタ(外部機器接続部)を保護するように覆うコネクタカバー、電池パックを装着する部分を覆う蓋部(電池パックと一体化している蓋部もあるし、電池パックから独立している蓋部もある)、外部記憶媒体を挿着する部分を覆う蓋部、カメラのレンズを保護したり撮影していないことを周囲に示したりするためにレンズを覆う蓋部がある。さらには、アンテナを収納している状態で、そのアンテナの先端が蓋部となっているような蓋部もある。
【0003】
ところで、近年、防水性能を有する端末装置が発売されている。このような端末装置においては、蓋部が開いていると防水性能を発揮できないため、蓋部を開けて使用する状況でない場合に蓋部を閉めることは重要な要素となっている。
【0004】
蓋部を開けて使用する状況でない場合に、蓋部が開いていれば、その旨を報知する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。該従来技術では、プリンタに接続可能なデジタルカメラにおいて、電源オンしようとした際に、プリンタに接続されていないにもかかわらず、コネクタカバーが開いていれば、警報音を出力してユーザに警告するようになっている。
【0005】
【特許文献1】特開平11−239312号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上述した従来技術では、単にプリンタ(外部機器)に接続されていないにもかかわらず、コネクタカバーが開いている場合に報知するだけである。実際には、外部機器に接続されていないにもかかわらず、コネクタカバーが開いている場合であっても、これから外部機器を接続することも有り得る。しかしながら、従来技術では、このような状況においても、コネクタカバーが開いている旨を報知してしまう。すなわち、端末装置の使用状況に応じて蓋部の開閉を適切に報知しているとは言えない。
【0007】
そこで本発明は、端末装置の使用状況に応じて、蓋部の開閉を適切に報知することができる端末装置及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的達成のため、請求項1記載の発明では、外部への露出を避けるため構成部を覆う蓋部を備える端末装置であって、前記蓋部の開閉を検出する開閉検出手段と、前記端末装置の筐体の配置状態を示すスタイルを検出するスタイル検出手段と、前記スタイル検出手段によって検出されたスタイルと、前記開閉検出手段による蓋部開閉の検出結果とに基づいて、前記開閉検出手段による蓋部開閉の検出結果を報知するか否かを判別する報知判別手段と、前記報知判別手段による判別結果に基づいて、前記開閉検出手段による蓋部開閉の検出結果の報知を制御する報知制御手段と、を備えることを特徴とする。
【0009】
また、好ましい態様として、例えば請求項2記載のように、請求項1に記載の端末装置において、前記報知判別手段は、前記スタイル検出手段によって検出されたスタイルが、筐体を閉じた配置状態に変更された場合に、前記開閉検出手段によって蓋部が開いていることが検出されていれば、その旨を報知すると判別するようにしてもよい。
【0010】
また、好ましい態様として、例えば請求項3記載のように、請求項2に記載の端末装置において、前記報知判別手段は、前記スタイル検出手段によって検出されたスタイルが変更されてから所定時間経過後に、前記開閉検出手段によって蓋部が開いていることが検出されていれば、その旨を報知すると判別するようにしてもよい。
【0011】
また、好ましい態様として、例えば請求項4記載のように、請求項2に記載の端末装置において、前記構成部が使用されているか否かを検出する使用検出手段を更に具備し、
前記報知判別手段は、前記開閉検出手段によって蓋部が開いていることが検出された場合であっても、前記使用検出手段によって構成部が使用されていると検出された場合には、前記開閉検出手段による蓋部開閉の検出結果の報知を抑制すると判別するようにしてもよい。
【0012】
また、好ましい態様として、例えば請求項5記載のように、請求項1に記載の端末装置において、前記報知判別手段は、前記スタイル検出手段によって検出されたスタイルが、筐体を開いた配置状態に変更された場合に、前記開閉検出手段による蓋部開閉の検出結果の報知を抑制すると判別するようにしてもよい。
【0013】
また、好ましい態様として、例えば請求項6記載のように、請求項1に記載の端末装置において、前記報知判別手段は、前記スタイル検出手段によって検出されたスタイルが、主として蓋部を開けて使用する筐体の配置状態に変更された場合に、前記開閉検出手段による蓋部開閉の検出結果の報知を抑制すると判別するようにしてもよい。
【0014】
また、好ましい態様として、例えば請求項7記載のように、請求項5または6に記載の端末装置において、前記報知判別手段は、前記スタイル検出手段によって検出されたスタイルが変更されてから所定時間経過後に、前記開閉検出手段によって蓋部が開いていることが検出されていれば、その旨を報知すると判別するようにしてもよい。
【0015】
また、好ましい態様として、例えば請求項8記載のように、請求項5または6に記載の端末装置において、前記構成部が使用されているか否かを検出する使用検出手段を更に具備し、前記報知判別手段は、前記開閉検出手段によって蓋部が開いていることが検出された場合であっても、前記使用検出手段によって構成部が使用されていると検出された場合には、前記開閉検出手段による蓋部開閉の検出結果の報知を抑制すると判別するようにしてもよい。
【0016】
また、上記目的達成のため、請求項9記載の発明では、外部への露出を避けるため構成部を覆う蓋部を備える端末装置であって、前記蓋部の開閉を検出する開閉検出手段と、前記端末装置に搭載されている所定機能の動作状況を検出する動作状況検出手段と、前記動作状況検出手段によって検出された所定機能の動作状況と、前記開閉検出手段による蓋部開閉の検出結果とに基づいて、前記開閉検出手段による蓋部開閉の検出結果を報知するか否かを判別する報知判別手段と、前記報知判別手段による判別結果に基づいて、前記開閉検出手段による蓋部開閉の検出結果の報知を制御する報知制御手段と、を備えることを特徴とする。
【0017】
また、好ましい態様として、例えば請求項10記載のように、請求項9に記載の端末装置において、前記報知判別手段は、前記動作状況検出手段によって所定機能が動作中であることが検出された場合に、前記開閉検出手段による蓋部開閉の検出結果の報知を抑制すると判別するようにしてもよい。
【0018】
また、好ましい態様として、例えば請求項11記載のように、請求項9に記載の端末装置において、前記報知判別手段は、前記動作状況検出手段によって所定機能の動作が終了したことが検出された場合に、前記開閉検出手段によって蓋部が開いていることが検出されていれば、その旨を報知すると判別するようにしてもよい。
【0019】
また、好ましい態様として、例えば請求項12記載のように、請求項11に記載の端末装置において、前記報知判別手段は、前記動作状況検出手段によって所定機能の動作が終了したことが検出されてから所定時間経過後に、前記開閉検出手段によって蓋部が開いていることが検出されていれば、その旨を報知すると判別するようにしてもよい。
【0020】
また、好ましい態様として、例えば請求項13記載のように、請求項9に記載の端末装置において、前記構成部が使用されているか否かを検出する使用検出手段を更に具備し、前記報知判別手段は、前記開閉検出手段によって蓋部が開いていることが検出された場合であっても、前記使用検出手段によって構成部が使用されていると検出された場合には、前記開閉検出手段による蓋部開閉の検出結果の報知を抑制するようにしてもよい。
【0021】
また、上記目的達成のため、請求項14記載の発明では、外部への露出を避けるため構成部を覆う蓋部を備える端末装置の動作を制御するプログラムであって、コンピュータに、前記蓋部の開閉を検出する開閉検出機能、前記端末装置の筐体の配置状態を示すスタイルを検出するスタイル検出機能、前記スタイル検出機能によって検出されたスタイルと、前記開閉検出機能による蓋部開閉の検出結果とに基づいて、前記開閉検出機能による蓋部開閉の検出結果を報知するか否かを判別する報知判別機能、前記報知判別機能による判別結果に基づいて、前記開閉検出機能による蓋部開閉の検出結果の報知を制御する報知制御機能、を実現させることを特徴とする。
【0022】
また、上記目的達成のため、請求項15記載の発明では、外部への露出を避けるため構成部を覆う蓋部を備える端末装置の動作を制御するプログラムであって、コンピュータに、前記蓋部の開閉を検出する開閉検出機能、前記端末装置に搭載されている所定機能の動作状況を検出する動作状況検出機能、前記動作状況検出機能によって検出された所定機能の動作状況と、前記開閉検出機能による蓋部開閉の検出結果とに基づいて、前記開閉検出機能による蓋部開閉の検出結果を報知するか否かを判別する報知判別機能、前記報知判別機能による判別結果に基づいて、前記開閉検出機能による蓋部開閉の検出結果の報知を制御する報知制御機能、を実現させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0023】
この発明によれば、端末装置の使用状況に応じて、蓋部の開閉を適切に報知することができるという利点が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
【0025】
A.実施形態の構成
図1は、本発明の実施形態による端末装置を用いた通信システムの構成を示すブロック図である。図において、端末装置1は、基地局2−1、2−2及び交換機3を介して移動体通信網4に接続し、図示しない他の端末装置などと相互に通信が可能となっている。また、端末装置1は、移動体通信網4を介してインターネット5に接続し、インターネット5上のサーバが提供するWebページを閲覧したり、データをダウンロードしたりすることが可能となっている。
【0026】
端末装置1は、カバー付き充電端子兼外部端子を備えており、充電時には、カバーを開けて充電端子兼外部端子を露出させ、該充電端子兼外部端子に充電装置6から延長している充電ケーブルを接続するようになっている。また、端末装置1は、カバー付き音声出力端子を備えており、通話時や、音楽再生時に、カバーを開けて音声出力端子を露出させ、該音声出力端子にイヤフォン7(ヘッドフォンなどを含む)を接続するようになっている。また、端末装置1は、PC(パーソナルコンピュータ)8との間でデータ送受信を行う際、上記カバー付き充電端子兼外部端子のカバーを開けて充電端子兼外部端子を露出し、該充電端子兼外部端子とPC8との間を通信ケーブルで接続するようになっている。
【0027】
充電装置6は、端末装置1と充電ケーブルにより接続されると、端末装置1の内蔵バッテリを充電する。PC(パーソナルコンピュータ)8は、端末装置1と有線で通信し、相互にデータを送受信することが可能である。
【0028】
次に、図2は、本実施形態による端末装置1の構成を示すブロック図である。図において、端末装置1は、無線通信部10−1、音声信号処理部10−2、表示部10−3、操作部10−4、RTC10−5、振動発生部10−6、カバー開閉検出部10−7、外部機器接続部(コネクタ)10−8、ROM10−9、RAM10−10、スタイル検出部10−11及び中央制御部10−12からなる。
【0029】
無線通信部10−1は、図1に示す基地局2−1、2−2、交換機3から移動体通信網4に接続し、他の端末装置との間で、音声通信や、各種データ送受信などを行う。音声信号処理部10−2は、マイク10−2−1からの音声を取り込み、デジタル信号に変換して中央制御部10−12に供給する一方、音声信号をアナログ信号に変換してスピーカ10−2−2から出力する。
【0030】
表示部10−3は、液晶表示器などからなり、各種メッセージや、画像などを表示する。操作部10−4は、電話番号や、各種データ、動作指示などを入力する。RTC10−5は、実時間を計時する。振動発生部10−6は、上述したカバー付き充電端子兼外部端子、カバー付き音声出力端子のカバーが開かれていることが検出された場合に駆動され、当該装置自体を振動させる。カバー開閉検出部10−7は、上述したカバー付き充電端子兼外部端子、カバー付き音声出力端子のカバーの開閉を検出する。外部機器接続部(コネクタ)10−8は、上述したカバー付き充電端子兼外部端子、カバー付き音声出力端子である。なお、カバーが請求項における蓋部に相当し、充電端子兼外部端子や音声出力端子などが、請求項における構成部に相当する。
【0031】
ROM10−9は、所定のプログラムや各種パラメータなどを記憶する。RAM10−10は、中央制御部10−12の動作に伴う各種データや、パラメータなどを記憶する。スタイル検出部10−11は、端末装置1の使用状態、後述するクローズスタイル、オープンスタイル、あるいはビュースタイルのいずれの状態であるかを検出する。中央制御部10−12は、ROM10−9に記憶されているプログラムを実行し、各部の動作を制御する。特に、本実施形態では、中央制御部10−12は、外部機器接続部(コネクタ)10−8の使用状況や、スタイル検出部10−11による筐体のスタイル、当該端末装置1の動作状況、カバー開閉検出部10−7による、外部機器接続部10−8のカバーの開閉検出などに基づいて、カバーの開閉を適切に報知するようになっている。
【0032】
次に、図3(a)〜(c)は、本実施形態による端末装置1の使用状態を示す斜視図である。図3(a)には、端末装置1を閉じた状態で使用するクローズスタイルを示している。この場合、表示部10−3のサブ表示部10−3−2が外側となる。また、図3(b)には、通話時や、メール作成時、各種設定時などの操作を行う際に端末装置1を開いた状態で使用するオープンスタイルを示している。この場合、表示部10−3のメイン表示部10−3−1を見て作業が行われる。また、図3(c)には、メイン表示部10−3−1を外側に向けて閉じた状態で使用するビュースタイルを示している。なお、外部機器接続部(コネクタ)10−8として、上述したカバー付き充電端子兼外部端子10−8−1、カバー付き音声出力端子10−8−2が示されている。
【0033】
B.実施形態の動作
次に、上述した実施形態の動作について説明する。
ここで、図4は、本実施形態による端末装置1の動作を説明するためのフローチャート(メインルーチン)である。まず、電源オンが操作されたか否かを判断し(ステップS10)、電源がオンされると、待ち受け画面を表示し、各種操作、着信などを待機する待受状態とする(ステップS12)。待受状態においては、カバー開閉変更が検出されたか否か(ステップS14)、スタイル変更が検出されたか否か(ステップS18)、音楽再生機能起動操作があったか否か(ステップS22)、音楽再生機能終了操作があったか否か(ステップS26)、充電開始が検出されたか否か(ステップS32)、充電終了が検出されたか否か(ステップS36)、電源オフ操作があったか否か(ステップS42)、その他の操作があったか否か(ステップS46)を判断する。
【0034】
そして、カバー開閉検出部10−7によりカバー開閉変更が検出された場合には(ステップS14のYES)、使用状況に応じてカバーの開閉状態を報知する開閉報知処理(開閉検出)を行う(ステップS16)。その後、ステップS12の待受処理に戻る。なお、開閉報知処理(開閉検出)の詳細については後述する。
【0035】
また、スタイル変更が検出された場合には(ステップS18のYES)、スタイル変更に応じてカバーの開閉状態を報知する開閉報知処理(スタイル)を行う(ステップS20)。その後、ステップS12の待受処理に戻る。なお、開閉報知処理(スタイル)の詳細については後述する。
【0036】
また、音楽再生機能起動操作があった場合には(ステップS22のYES)、音楽再生機能を起動し、指定された音楽ファイルを再生する音楽再生機能起動処理を実行し(ステップS24)、その後、ステップS12の待受処理に戻る。
【0037】
また、音楽再生機能起動処理後、音楽再生機能終了操作があった場合には(ステップS26のYES)、音楽再生機能を終了する音楽再生機能終了処理を実行し(ステップS28)、さらに、カバーが開いている旨を報知する開閉報知処理(機能終了)を実行し(ステップS30)、その後、ステップS12の待受処理に戻る。開閉報知処理(機能終了)は、機能終了直後ではなく、所定時間(例えば、10秒)経過後に実行されるようにしてもよい。なお、該開閉報知処理(機能終了)の詳細については後述する。
【0038】
また、充電装置6と接続されたことにより、充電開始が検出された場合には(ステップS32のYES)、充電装置6による内部バッテリへの充電を開始し(ステップS34)、その後、ステップS12の待受処理に戻る。
【0039】
また、充電開始後、充電装置6との接続が断たれるか、内部バッテリへの充電が完了(フル充電)し、充電終了が検出された場合には(ステップS36のYES)、充電を終了し、カバーが開いている旨を報知する開閉報知処理(充電終了)を実行し(ステップS40)、その後、ステップS12の待受処理に戻る。開閉報知処理(充電終了)は、開閉報知処理(機能終了)と同様に、充電終了直後ではなく、所定時間(例えば、10秒)経過後に実行されるようにしてもよい。なお、該開閉報知処理(充電終了)の詳細については後述する。
【0040】
また、電源オフ操作があった場合には(ステップS42のYES)、電源オフ処理を行い(ステップS44)、その後、当該処理を終了する。また、音声発信操作など、その他の操作があった場合には(ステップS46のYES)、操作に応じたその他の処理を行う(ステップS44)。その後、ステップS12の待受状態に戻る。
【0041】
次に、図5は、上述した開閉報知処理(開閉検出)の動作を説明するためのフローチャートである。開閉報知処理(開閉検出)では、まず、カバー開閉検出部10−7によりカバーの変更された開閉、すなわちカバーが開けられたのか閉じられたのかを検出し(ステップS50)、カバーが開けられたか否かを判断する(ステップS52)。そして、カバーが開けられた場合には、スタイル検出部10−11によりスタイルを検出し(ステップS54)、クローズスタイルであるか否か(オープンスタイルまたはビュースタイルであるか)を判断する(ステップS56)。
【0042】
そして、クローズスタイルである場合には、動作中の機能を検出し(ステップS58)、音楽再生機能が動作中でないか動作中であるかを判断する(ステップS60)。なお、音楽再生機能に限らず、例えば、テレビ放送の受信機能がある場合には、テレビ放送出力機能でもよいし、動画再生機能など、外部機器(イヤフォン)を接続して利用する可能性のある機能であればよい。そして、音楽再生機能が動作中でない場合には、外部機器を接続して利用する可能性のある機能が動作していないにもかかわらず、カバー付き音声出力端子のカバーが開いているとして、サブ画面に表示したり、LEDを点滅させたり、振動発生部10−6により振動させたり、警報音を出力したりするなどして、カバーが開いている旨を報知する(ステップS62)。その後、メインルーチンに戻る。
【0043】
また、カバーが開いており、かつ、オープンスタイルか、ビュースタイルである場合、あるいは、カバーが開いており、かつ、音楽再生機能動作中である場合には、10秒経過したか否かを判断し(ステップS64)、10秒経過すると、判別処理Aを実行する(ステップS66)。判別処理Aでは、カバーの開閉を再度検出し、この時点(上記10秒経過後)でもカバーが開いていれば、カバーが開いている旨を報知すると判別する。なお、該判別処理Aの詳細については後述する。
【0044】
そして、判別処理Aで報知すると判別されたか否かを判断し(ステップS68)、判別処理Aで報知すると判別された場合には、カバーが開いている旨を、メイン画面やサブ画面に表示したり、LEDを点滅させたり、振動発生部10−6により振動させたり、警報音を出力したりするなどして報知する(ステップS70)。その後、メインルーチンに戻る。一方、判別処理Aで報知しないと判別された場合には、報知することなく、メインルーチンに戻る。一方、ステップS52で、カバーが閉じられたと判別された場合には、カバー付き音声出力端子のカバーが閉じられた旨を、メイン画面やサブ画面に表示したり、LEDを点滅させたり、振動発生部10−6により振動させたり、警報音を出力したりするなどして報知する(ステップS72)。その後、メインルーチンに戻る。
【0045】
ここで、図12(a)、(b)は、表示部10−3において、メイン表示部(メイン画面)10−3−1、またはサブ表示部(サブ画面)10−3−2にカバーが開いている旨を通知する表示例を示す模式図である。メイン表示部10−3−1でカバーが開いている旨を通知する際には、図12(a)に示すように、「コネクタのカバーが開いています。使用しない場合には閉じてください。防水性能が正しく発揮されません。」などのメッセージを表示する。また、サブ表示部10−3−2でカバーが開いている旨を通知する際には、図12(b)に示すように、「コネクタのカバーが開いています。」などのメッセージを表示する。
【0046】
また、図13(a)、(b)は、表示部10−3において、メイン表示部10−3−1、またはサブ表示部10−3−2にカバーが閉じられた旨を通知する表示例を示す模式図である。メイン表示部10−3−1でカバーが閉じられた旨を通知する際には、図13(a)に示すように、「コネクタのカバーが閉じられました。防水性能が有効になりました。」などのメッセージを表示する。また、サブ表示部10−3−2でカバーが閉じられた旨を通知する際には、図13(b)に示すように、「コネクタのカバーが閉じられました。」などのメッセージを表示する。
【0047】
図6は、本実施形態による、上記判別処理Aの動作を説明するためのフローチャートである。判別処理Aでは、まず、カバー開閉検出部10−7によりカバーの開閉を検出し(ステップS80)、カバーが開いているか否かを判断する(ステップS82)。そして、カバーが開いている場合には、外部機器接続部10−8への外部機器の接続を検出し(ステップS84)、外部機器が外部機器接続部10−8に接続されているか否かを判断する(ステップS86)。
【0048】
そして、カバーが開いており、かつ外部機器が接続されていない場合には、カバーが開いていることを報知すると判別する(ステップS88)。一方、(カバーが開けられてから10秒経過後)カバーが開いていない場合、あるいは、(カバーが開けられてから10秒経過後)カバーが開いているものの、外部機器が接続されている場合には、使用中であるので、報知しないと判別する(ステップS90)。その後、前述した図5の開閉報知処理(開閉検出)に戻る。
【0049】
このように、待受状態において、クローズスタイル以外でカバーが開けられた際に、所定時間経過後(10秒後)、カバーが閉じられるか、カバーは開いたままだが、外部機器が接続された場合には、何も報知しない。一方、クローズスタイル以外でカバーが開けられた際に、所定時間経過後(10秒後)、カバーが開いたままで、外部機器が接続されていない場合には、カバーが開いている旨を報知する。また、クローズスタイルでカバーが開けられた際に、音楽再生などが動作していれば、やはり、所定時間経過後(10秒後)、外部機器が接続された場合には、何も報知せず、外部機器が接続されない場合には、カバーが開いている旨を報知する。さらに、クローズスタイルでカバーが開けられた際に、音楽再生などが動作していなければ、カバーが開いている旨を報知する。
【0050】
次に、図7は、上述した開閉報知処理(スタイル)の動作を説明するためのフローチャートである。開閉報知処理(スタイル)では、まず、変更されたスタイルを検出し(ステップS100)、スタイルがクローズスタイルであるか否かを判断する(ステップS102)。そして、スタイルがクローズスタイル(図2(a))である場合には、判別処理Bを実行する(ステップS104)。判別処理Bでは、カバーが開いており、かつ外部端子に外部機器が接続されておらず、さらに、音楽再生機能などが動作中でない場合に、カバーが開いている旨を報知すると判別する。なお、該判別処理Bの詳細については後述する。
【0051】
そして、判別処理Bで報知すると判別されたか否かを判断し(ステップS106)、判別処理Bで報知すると判別された場合には、カバーが開いている旨を、(クローズスタイルであるので)サブ画面に表示したり、LEDを点滅させたり、振動発生部10−6により振動させたり、警報音を出力したりするなどして報知する(ステップS108)。その後、メインルーチンに戻る。一方、判別処理Bで報知しないと判別された場合には、報知することなく、メインルーチンに戻る。
【0052】
一方で、ステップS102で、クローズスタイルでない場合、すなわち、オープンスタイルか、ビュースタイルであると判別された場合には、上記判別処理Bを実行する(ステップS110)。そして、判別処理Bで報知しないと判別された場合には、報知することなく、メインルーチンに戻る。一方、判別処理Bで報知すると判別された場合には、10秒経過したか否かを判断し(ステップS114)、10秒経過すると、前述した判別処理Aを実行する(ステップS116)。すなわち、判別処理Aでは、カバーの開閉を再度検出し、この時点(上記10秒経過後)でもカバーが開いていれば、カバーが開いている旨を報知すると判別する。
【0053】
そして、判別処理Aで報知すると判別されたか否かを判断し(ステップS118)、判別処理Aで報知すると判別された場合には、カバーが開いている旨を、メイン画面に表示したり、LEDを点滅させたり、振動発生部10−6により振動させたり、警報音を出力したりするなどして報知する(ステップS120)。その後、メインルーチンに戻る。一方、判別処理Aで報知しないと判別された場合には、報知することなく、メインルーチンに戻る。
【0054】
図8は、本実施形態による、上記判別処理Bの動作を説明するためのフローチャートである。判別処理Bでは、まず、カバー開閉検出部10−7によりカバーの開閉を検出し(ステップS130)、カバーが開いているか否かを判断する(ステップS132)。そして、カバーが開いている場合には、外部機器接続部10−8への外部機器の接続を検出し(ステップS134)、外部機器が外部機器接続部10−8に接続されているか否かを判断する(ステップS136)。
【0055】
そして、外部機器が接続されていない場合には、動作中の機能を検出し(ステップS138)、音楽再生機能が動作中でないか否かを判断する(ステップS140)。動作中の機能が音楽再生機能でない場合には、カバーが開いていることを報知すると判別する(ステップS142)。一方、カバーが閉じている場合、あるいは、カバーが開いているものの、外部機器が接続されている場合、あるいは、カバーが開いており、外部機器が接続されていないものの、音楽再生機能が動作中である場合には、報知しないと判別する(ステップS144)。その後、前述した図7の開閉報知処理(スタイル)に戻る。
【0056】
このように、クローズスタイルに変更され、かつ、カバーが開けられ、外部機器が接続されておらず、音楽再生機能が動作中でない場合には、カバーが開いている旨を報知する。また、クローズスタイル以外に変更され、かつ、カバーが開けられ、外部機器が接続されておらず、音楽再生機能が動作中でない場合に、所定時間経過後(10秒後)、カバーが開いたままで、外部機器が接続されていない場合には、カバーが開いている旨を報知する。
【0057】
また、スタイルが変更されたものの、カバーが閉じている場合、あるいは、カバーが開いているものの、外部機器が接続されている場合、あるいは、カバーが開いており、外部機器が接続されていないものの、音楽再生機能が動作中である場合には、何も報知しない。また、クローズスタイル以外に変更され、かつ、カバーが開けられ、外部機器が接続されておらず、音楽再生機能が動作中でない場合に、所定時間経過後(10秒後)、カバーが閉じられるか、カバーは開いたままだが、外部機器が接続された場合には、何も報知しない。
【0058】
次に、図9は、上述した開閉報知処理(スタイル)の変形例を説明するためのフローチャートである。該変形例による開閉報知処理(スタイル)では、まず、変更されたスタイルを検出し(ステップS150)、スタイルがクローズスタイルまたはオープンスタイルであるか否かを判断する(ステップS152)。そして、スタイルがクローズスタイルまたはオープンスタイルである場合には、判別処理Bを実行する(ステップS154)。判別処理Bでは、上述したように、カバーが開いている場合に、外部端子に外部機器が接続されておらず、かつ、音楽再生機能などが動作中でない場合に、カバーが開いている旨を報知すると判別する。
【0059】
そして、判別処理Bで報知すると判別されたか否かを判断し(ステップS156)、判別処理Bで報知すると判別された場合には、カバーが開いている旨を、サブ画面あるいはメイン画面に表示したり、LEDを点滅させたり、振動発生部10−6により振動させたり、警報音を出力したりするなどして報知する(ステップS158)。その後、メインルーチンに戻る。一方、ビュースタイルに変更された場合、あるいは、判別処理Bで報知しないと判別された場合には、報知することなく、メインルーチンに戻る。
【0060】
次に、図10は、上述した開閉報知処理(機能終了)の動作を説明するためのフローチャートである。前述したメインルーチンにおいて、音楽再生機能起動処理後、音楽再生機能の終了操作があった場合、音楽再生機能を終了した後、図10に示す開閉報知処理(機能終了)が実行される。開閉報知処理(機能終了)では、まず、カバー開閉検出部10−7によりカバーの開閉を検出し(ステップS160)、カバーが開いているか否かを判断する(ステップS162)。そして、カバーが開いている場合には、10秒経過したか否かを判断し(ステップS164)、10秒経過すると、外部機器接続部10−8への外部機器の接続を検出し(ステップS166)、外部機器が外部機器接続部10−8に接続されているか否かを判断する(ステップS168)。そして、外部機器が接続されていない場合には、カバーが開いていることを報知する(ステップS170)。その後、前述した図4のメインルーチンに戻る。一方、カバーが閉じている場合、あるいは、カバーが開いているものの、外部機器が接続されている場合には、報知することなく図4のメインルーチンに戻る。
【0061】
このように、音楽再生機能などが終了した場合に、外部機器が接続されていないにもかかわらず、カバーが開いたままになっていると、カバーが開いていることを報知する。一方、音楽再生機能などが終了した場合に、その後、カバーが閉じられているか、カバーが開いているものの、外部機器が接続されている場合には報知しない。
【0062】
次に、図11は、上述した開閉報知処理(充電終了)の動作を説明するためのフローチャートである。前述したメインルーチンにおいて、充電開始後、充電が終了した場合、図11に示す開閉報知処理(充電終了)が実行される。開閉報知処理(充電終了)では、まず、カバー開閉検出部10−7によりカバーの開閉を検出し(ステップS180)、カバーが開いているか否かを判断する(ステップS182)。
【0063】
そして、カバーが開いている場合には、外部機器接続部10−8への外部機器の接続を検出し(ステップS184)、外部機器が接続されているか否かを判断する(ステップS186)。そして、外部機器が接続されていない場合には、動作中の機能を検出し(ステップS188)、音楽再生機能が動作中でないか否かを判断する(ステップS190)。そして、音楽再生機能が動作中でない場合には、カバーが開いていることを報知する(ステップS192)。その後、前述した図4のメインルーチンに戻る。
【0064】
一方、カバーが閉じている場合、あるいは、カバーが開いているものの、外部機器が接続されている場合、あるいは、カバーが開いており、外部機器が接続されていないものの、音楽再生機能が動作中である場合には、報知することなく、図4のメインルーチンに戻る。
【0065】
このように、充電終了後、カバーが開いており、外部機器が接続されておらず、音楽再生機能が動作中でない場合には、カバーが開いていることを報知する。一方、カバーが閉じている場合、あるいは、カバーが開いているものの、外部機器が接続されている場合、あるいは、カバーが開いており、外部機器が接続されていないものの、音楽再生機能が動作中である場合には、報知しない。
【0066】
上述した実施形態によれば、端末装置のスタイルに応じて、蓋部の開閉を適切に報知することができる。
【0067】
また、実施形態によれば、筐体を閉じた場合に、カバーが開いていれば、ユーザにカバーが開いている旨を通知することができる。例えば、ユーザが端末装置の使用を終了して筐体を閉じた場合に、カバーが開いていれば、その旨を通知することができる。
【0068】
また、実施形態によれば、所定時間経過してもカバーが開いている場合には、ユーザが誤って開けた、もしくは、勝手に開いてしまった可能性が高く、ユーザにその旨を通知することができる。
【0069】
また、実施形態によれば、ユーザに不必要な情報(カバーが開いている旨)を通知せずに済ませることで、煩わしさを防止することができる。例えば、ユーザが端末装置の使用を終了して筐体を閉じた場合に、充電するために充電ケーブルが端末装置に接続されていれば、カバー(コネクタカバー)が開いていてもその旨を通知しないので、その不必要な情報を通知せずに済ませることができる。
【0070】
また、実施形態によれば、ユーザに不必要な情報(カバーが開いている旨)を通知せずに済ませることができ、煩わしさを防止することができる。例えば、ユーザが音楽再生機能を使用するために筐体を開いた場合に、その直後にイヤホンケーブルを接続するため、カバー(コネクタカバー)が開いていてもその旨を知る通知しないので、その不必要な情報を通知せずに済ませることができる。
【0071】
また、実施形態によれば、ユーザに不必要な情報(カバーが開いている旨)を通知せずに済ませることができ、煩わしさを防止することができる。例えば、ユーザがテレビ放送出力機能を使用するために筐体をその機能にあったスタイル(ビュースタイル)にした場合に、その直後にイヤホンケーブルを接続するため、カバー(コネクタカバー)が開いていてもその旨を通知しないので、その不必要な情報を通知せずに済ませることができる。
【0072】
また、実施形態によれば、カバーが開けられていても、その外部端子等が使用されている場合には、ユーザにその旨を通知せずに済ませることができる。例えば、コネクタカバーが開いていても外部機器が接続されている場合には、その旨を通知しないので、その不必要な情報を通知せずに済ませることができる。
【0073】
また、実施形態によれば、端末装置の機能の動作状況に応じて、カバーの開閉を適切に報知することができる。
【0074】
また、実施形態によれば、ユーザに不必要な情報(カバーが開いている旨)を通知せずに済ませることができ、煩わしさを防止することができる。例えば、音楽再生機能やテレビ放送出力機能を使用中に、イヤホンケーブルを接続するためにユーザがカバー(コネクタカバー)を開けた場合には、カバー(コネクタカバー)が開いていてもその旨を通知しないので、その不必要な情報を通知せずに済ませることができる。
【0075】
また、実施形態によれば、ユーザに適切な状況(所定機能の動作が終了した場合)で必要な情報(カバーが開いている旨)を通知することができる。例えば、ユーザが音楽再生機能やテレビ放送出力機能の動作を終了させた場合に、カバー(コネクタカバー)が開いていれば、その旨を通知することができる。
【0076】
また、実施形態によれば、ユーザに適切な状況(所定機能の動作が終了した場合)で必要な情報(カバーが開いている旨)を通知することができる。例えば、ユーザが音楽再生機能やテレビ放送出力機能の動作を終了させた場合に、所定時間経過してもカバー(コネクタカバー)が開いていれば、閉め忘れの可能性が高いので、その旨を通知することができる。
【0077】
また、実施形態によれば、カバーが開けられていても、その外部端子等が使用されている場合には、ユーザにその旨を通知せずに済ませることができる。例えば、コネクタカバーが開いていても外部機器が接続されている場合には、その旨を通知しないので、その不必要な情報を通知せずに済ませることができる。
【0078】
なお、上述した実施形態においては、カバーとして、コネクタカバーのみについて説明したが、これに限らず、電池パックを装着する部分を覆うカバー(電池パックと一体化しているカバーもあるし、電池パックから独立しているカバーもある)、外部記憶媒体を挿着する部分を覆うカバー、カメラのレンズを保護したり撮影していないことを周囲に示したりするためにレンズを覆うカバーでもよい。さらには、アンテナを収納している状態で、そのアンテナの先端がカバーとなっているようなカバーなど、任意のカバーでよい。
【0079】
また、コネクタカバーの開閉検出は、ケーブルが接続されているか否かで、コネクタカバーの開閉を検出するようにしてもよい。すなわち、ケーブルが接続されていれば、コネクタカバーが開いていると推定検出するようにしてもよい。
【0080】
また、端末装置1のスタイルは、これらに限らない。筐体構造に応じたスタイルでよい。また、コネクタは、イヤフォン、充電ケーブル、通信ケーブル用のコネクタに限らず、任意のコネクタでよい。また、表示は、メッセージではなく、アイコンなどのマークで表示してもよい。マークで表示する場合には、コネクタカバーが開いている状態/閉じている状態において、常時表示することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0081】
【図1】本発明の実施形態による端末装置を用いた通信システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本実施形態による端末装置1の構成を示すブロック図である。
【図3】本実施形態による端末装置1の使用状態を示す斜視図である。
【図4】本実施形態による端末装置1の動作を説明するためのフローチャート(メインルーチン)である。
【図5】開閉報知処理(開閉検出)の動作を説明するためのフローチャートである。
【図6】本実施形態による、上記判別処理Aの動作を説明するためのフローチャートである。
【図7】開閉報知処理(スタイル)の動作を説明するためのフローチャートである。
【図8】本実施形態による、上記判別処理Bの動作を説明するためのフローチャートである。
【図9】上述した開閉報知処理(スタイル)の変形例を説明するためのフローチャートである。
【図10】上述した開閉報知処理(機能終了)の動作を説明するためのフローチャートである。
【図11】上述した開閉報知処理(充電終了)の動作を説明するためのフローチャートである。
【図12】本実施形態による、表示部10−3において、メイン表示部10−3−1、またはサブ表示部10−3−2にカバーが開いている旨を通知する表示例を示す模式図である。
【図13】本実施形態による、表示部10−3において、メイン表示部10−3−1、またはサブ表示部10−3−2にカバーが閉じられた旨を通知する表示例を示す模式図である。
【符号の説明】
【0082】
1 端末装置
2−1、2−2 基地局
3 交換機
4 移動体通信網
5 インターネット
6 充電装置
7 イヤフォン
8 PC
10−1 無線通信部
10−2 音声信号処理部
10−3 表示部
10−3−1 メイン表示部
10−3−2 サブ表示部
10−4 操作部
10−5 RTC
10−6 振動発生部
10−7 カバー開閉検出部
10−8 外部機器接続部(コネクタ)
10−8−1 カバー付き充電端子兼外部端子
10−8−2 カバー付き音声出力端子
10−9 ROM
10−10 RAM
10−11 スタイル検出部
10−12 中央制御部
【技術分野】
【0001】
本発明は、外部への露出を避けるため構成部を覆う蓋部を備えた端末装置及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
携帯電話などの端末装置には、様々な蓋部が備えられている。例えば、通信ケーブル、充電ケーブル、イヤホンケーブルなどの外部機器を接続するコネクタ(外部機器接続部)を保護するように覆うコネクタカバー、電池パックを装着する部分を覆う蓋部(電池パックと一体化している蓋部もあるし、電池パックから独立している蓋部もある)、外部記憶媒体を挿着する部分を覆う蓋部、カメラのレンズを保護したり撮影していないことを周囲に示したりするためにレンズを覆う蓋部がある。さらには、アンテナを収納している状態で、そのアンテナの先端が蓋部となっているような蓋部もある。
【0003】
ところで、近年、防水性能を有する端末装置が発売されている。このような端末装置においては、蓋部が開いていると防水性能を発揮できないため、蓋部を開けて使用する状況でない場合に蓋部を閉めることは重要な要素となっている。
【0004】
蓋部を開けて使用する状況でない場合に、蓋部が開いていれば、その旨を報知する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。該従来技術では、プリンタに接続可能なデジタルカメラにおいて、電源オンしようとした際に、プリンタに接続されていないにもかかわらず、コネクタカバーが開いていれば、警報音を出力してユーザに警告するようになっている。
【0005】
【特許文献1】特開平11−239312号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上述した従来技術では、単にプリンタ(外部機器)に接続されていないにもかかわらず、コネクタカバーが開いている場合に報知するだけである。実際には、外部機器に接続されていないにもかかわらず、コネクタカバーが開いている場合であっても、これから外部機器を接続することも有り得る。しかしながら、従来技術では、このような状況においても、コネクタカバーが開いている旨を報知してしまう。すなわち、端末装置の使用状況に応じて蓋部の開閉を適切に報知しているとは言えない。
【0007】
そこで本発明は、端末装置の使用状況に応じて、蓋部の開閉を適切に報知することができる端末装置及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的達成のため、請求項1記載の発明では、外部への露出を避けるため構成部を覆う蓋部を備える端末装置であって、前記蓋部の開閉を検出する開閉検出手段と、前記端末装置の筐体の配置状態を示すスタイルを検出するスタイル検出手段と、前記スタイル検出手段によって検出されたスタイルと、前記開閉検出手段による蓋部開閉の検出結果とに基づいて、前記開閉検出手段による蓋部開閉の検出結果を報知するか否かを判別する報知判別手段と、前記報知判別手段による判別結果に基づいて、前記開閉検出手段による蓋部開閉の検出結果の報知を制御する報知制御手段と、を備えることを特徴とする。
【0009】
また、好ましい態様として、例えば請求項2記載のように、請求項1に記載の端末装置において、前記報知判別手段は、前記スタイル検出手段によって検出されたスタイルが、筐体を閉じた配置状態に変更された場合に、前記開閉検出手段によって蓋部が開いていることが検出されていれば、その旨を報知すると判別するようにしてもよい。
【0010】
また、好ましい態様として、例えば請求項3記載のように、請求項2に記載の端末装置において、前記報知判別手段は、前記スタイル検出手段によって検出されたスタイルが変更されてから所定時間経過後に、前記開閉検出手段によって蓋部が開いていることが検出されていれば、その旨を報知すると判別するようにしてもよい。
【0011】
また、好ましい態様として、例えば請求項4記載のように、請求項2に記載の端末装置において、前記構成部が使用されているか否かを検出する使用検出手段を更に具備し、
前記報知判別手段は、前記開閉検出手段によって蓋部が開いていることが検出された場合であっても、前記使用検出手段によって構成部が使用されていると検出された場合には、前記開閉検出手段による蓋部開閉の検出結果の報知を抑制すると判別するようにしてもよい。
【0012】
また、好ましい態様として、例えば請求項5記載のように、請求項1に記載の端末装置において、前記報知判別手段は、前記スタイル検出手段によって検出されたスタイルが、筐体を開いた配置状態に変更された場合に、前記開閉検出手段による蓋部開閉の検出結果の報知を抑制すると判別するようにしてもよい。
【0013】
また、好ましい態様として、例えば請求項6記載のように、請求項1に記載の端末装置において、前記報知判別手段は、前記スタイル検出手段によって検出されたスタイルが、主として蓋部を開けて使用する筐体の配置状態に変更された場合に、前記開閉検出手段による蓋部開閉の検出結果の報知を抑制すると判別するようにしてもよい。
【0014】
また、好ましい態様として、例えば請求項7記載のように、請求項5または6に記載の端末装置において、前記報知判別手段は、前記スタイル検出手段によって検出されたスタイルが変更されてから所定時間経過後に、前記開閉検出手段によって蓋部が開いていることが検出されていれば、その旨を報知すると判別するようにしてもよい。
【0015】
また、好ましい態様として、例えば請求項8記載のように、請求項5または6に記載の端末装置において、前記構成部が使用されているか否かを検出する使用検出手段を更に具備し、前記報知判別手段は、前記開閉検出手段によって蓋部が開いていることが検出された場合であっても、前記使用検出手段によって構成部が使用されていると検出された場合には、前記開閉検出手段による蓋部開閉の検出結果の報知を抑制すると判別するようにしてもよい。
【0016】
また、上記目的達成のため、請求項9記載の発明では、外部への露出を避けるため構成部を覆う蓋部を備える端末装置であって、前記蓋部の開閉を検出する開閉検出手段と、前記端末装置に搭載されている所定機能の動作状況を検出する動作状況検出手段と、前記動作状況検出手段によって検出された所定機能の動作状況と、前記開閉検出手段による蓋部開閉の検出結果とに基づいて、前記開閉検出手段による蓋部開閉の検出結果を報知するか否かを判別する報知判別手段と、前記報知判別手段による判別結果に基づいて、前記開閉検出手段による蓋部開閉の検出結果の報知を制御する報知制御手段と、を備えることを特徴とする。
【0017】
また、好ましい態様として、例えば請求項10記載のように、請求項9に記載の端末装置において、前記報知判別手段は、前記動作状況検出手段によって所定機能が動作中であることが検出された場合に、前記開閉検出手段による蓋部開閉の検出結果の報知を抑制すると判別するようにしてもよい。
【0018】
また、好ましい態様として、例えば請求項11記載のように、請求項9に記載の端末装置において、前記報知判別手段は、前記動作状況検出手段によって所定機能の動作が終了したことが検出された場合に、前記開閉検出手段によって蓋部が開いていることが検出されていれば、その旨を報知すると判別するようにしてもよい。
【0019】
また、好ましい態様として、例えば請求項12記載のように、請求項11に記載の端末装置において、前記報知判別手段は、前記動作状況検出手段によって所定機能の動作が終了したことが検出されてから所定時間経過後に、前記開閉検出手段によって蓋部が開いていることが検出されていれば、その旨を報知すると判別するようにしてもよい。
【0020】
また、好ましい態様として、例えば請求項13記載のように、請求項9に記載の端末装置において、前記構成部が使用されているか否かを検出する使用検出手段を更に具備し、前記報知判別手段は、前記開閉検出手段によって蓋部が開いていることが検出された場合であっても、前記使用検出手段によって構成部が使用されていると検出された場合には、前記開閉検出手段による蓋部開閉の検出結果の報知を抑制するようにしてもよい。
【0021】
また、上記目的達成のため、請求項14記載の発明では、外部への露出を避けるため構成部を覆う蓋部を備える端末装置の動作を制御するプログラムであって、コンピュータに、前記蓋部の開閉を検出する開閉検出機能、前記端末装置の筐体の配置状態を示すスタイルを検出するスタイル検出機能、前記スタイル検出機能によって検出されたスタイルと、前記開閉検出機能による蓋部開閉の検出結果とに基づいて、前記開閉検出機能による蓋部開閉の検出結果を報知するか否かを判別する報知判別機能、前記報知判別機能による判別結果に基づいて、前記開閉検出機能による蓋部開閉の検出結果の報知を制御する報知制御機能、を実現させることを特徴とする。
【0022】
また、上記目的達成のため、請求項15記載の発明では、外部への露出を避けるため構成部を覆う蓋部を備える端末装置の動作を制御するプログラムであって、コンピュータに、前記蓋部の開閉を検出する開閉検出機能、前記端末装置に搭載されている所定機能の動作状況を検出する動作状況検出機能、前記動作状況検出機能によって検出された所定機能の動作状況と、前記開閉検出機能による蓋部開閉の検出結果とに基づいて、前記開閉検出機能による蓋部開閉の検出結果を報知するか否かを判別する報知判別機能、前記報知判別機能による判別結果に基づいて、前記開閉検出機能による蓋部開閉の検出結果の報知を制御する報知制御機能、を実現させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0023】
この発明によれば、端末装置の使用状況に応じて、蓋部の開閉を適切に報知することができるという利点が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
【0025】
A.実施形態の構成
図1は、本発明の実施形態による端末装置を用いた通信システムの構成を示すブロック図である。図において、端末装置1は、基地局2−1、2−2及び交換機3を介して移動体通信網4に接続し、図示しない他の端末装置などと相互に通信が可能となっている。また、端末装置1は、移動体通信網4を介してインターネット5に接続し、インターネット5上のサーバが提供するWebページを閲覧したり、データをダウンロードしたりすることが可能となっている。
【0026】
端末装置1は、カバー付き充電端子兼外部端子を備えており、充電時には、カバーを開けて充電端子兼外部端子を露出させ、該充電端子兼外部端子に充電装置6から延長している充電ケーブルを接続するようになっている。また、端末装置1は、カバー付き音声出力端子を備えており、通話時や、音楽再生時に、カバーを開けて音声出力端子を露出させ、該音声出力端子にイヤフォン7(ヘッドフォンなどを含む)を接続するようになっている。また、端末装置1は、PC(パーソナルコンピュータ)8との間でデータ送受信を行う際、上記カバー付き充電端子兼外部端子のカバーを開けて充電端子兼外部端子を露出し、該充電端子兼外部端子とPC8との間を通信ケーブルで接続するようになっている。
【0027】
充電装置6は、端末装置1と充電ケーブルにより接続されると、端末装置1の内蔵バッテリを充電する。PC(パーソナルコンピュータ)8は、端末装置1と有線で通信し、相互にデータを送受信することが可能である。
【0028】
次に、図2は、本実施形態による端末装置1の構成を示すブロック図である。図において、端末装置1は、無線通信部10−1、音声信号処理部10−2、表示部10−3、操作部10−4、RTC10−5、振動発生部10−6、カバー開閉検出部10−7、外部機器接続部(コネクタ)10−8、ROM10−9、RAM10−10、スタイル検出部10−11及び中央制御部10−12からなる。
【0029】
無線通信部10−1は、図1に示す基地局2−1、2−2、交換機3から移動体通信網4に接続し、他の端末装置との間で、音声通信や、各種データ送受信などを行う。音声信号処理部10−2は、マイク10−2−1からの音声を取り込み、デジタル信号に変換して中央制御部10−12に供給する一方、音声信号をアナログ信号に変換してスピーカ10−2−2から出力する。
【0030】
表示部10−3は、液晶表示器などからなり、各種メッセージや、画像などを表示する。操作部10−4は、電話番号や、各種データ、動作指示などを入力する。RTC10−5は、実時間を計時する。振動発生部10−6は、上述したカバー付き充電端子兼外部端子、カバー付き音声出力端子のカバーが開かれていることが検出された場合に駆動され、当該装置自体を振動させる。カバー開閉検出部10−7は、上述したカバー付き充電端子兼外部端子、カバー付き音声出力端子のカバーの開閉を検出する。外部機器接続部(コネクタ)10−8は、上述したカバー付き充電端子兼外部端子、カバー付き音声出力端子である。なお、カバーが請求項における蓋部に相当し、充電端子兼外部端子や音声出力端子などが、請求項における構成部に相当する。
【0031】
ROM10−9は、所定のプログラムや各種パラメータなどを記憶する。RAM10−10は、中央制御部10−12の動作に伴う各種データや、パラメータなどを記憶する。スタイル検出部10−11は、端末装置1の使用状態、後述するクローズスタイル、オープンスタイル、あるいはビュースタイルのいずれの状態であるかを検出する。中央制御部10−12は、ROM10−9に記憶されているプログラムを実行し、各部の動作を制御する。特に、本実施形態では、中央制御部10−12は、外部機器接続部(コネクタ)10−8の使用状況や、スタイル検出部10−11による筐体のスタイル、当該端末装置1の動作状況、カバー開閉検出部10−7による、外部機器接続部10−8のカバーの開閉検出などに基づいて、カバーの開閉を適切に報知するようになっている。
【0032】
次に、図3(a)〜(c)は、本実施形態による端末装置1の使用状態を示す斜視図である。図3(a)には、端末装置1を閉じた状態で使用するクローズスタイルを示している。この場合、表示部10−3のサブ表示部10−3−2が外側となる。また、図3(b)には、通話時や、メール作成時、各種設定時などの操作を行う際に端末装置1を開いた状態で使用するオープンスタイルを示している。この場合、表示部10−3のメイン表示部10−3−1を見て作業が行われる。また、図3(c)には、メイン表示部10−3−1を外側に向けて閉じた状態で使用するビュースタイルを示している。なお、外部機器接続部(コネクタ)10−8として、上述したカバー付き充電端子兼外部端子10−8−1、カバー付き音声出力端子10−8−2が示されている。
【0033】
B.実施形態の動作
次に、上述した実施形態の動作について説明する。
ここで、図4は、本実施形態による端末装置1の動作を説明するためのフローチャート(メインルーチン)である。まず、電源オンが操作されたか否かを判断し(ステップS10)、電源がオンされると、待ち受け画面を表示し、各種操作、着信などを待機する待受状態とする(ステップS12)。待受状態においては、カバー開閉変更が検出されたか否か(ステップS14)、スタイル変更が検出されたか否か(ステップS18)、音楽再生機能起動操作があったか否か(ステップS22)、音楽再生機能終了操作があったか否か(ステップS26)、充電開始が検出されたか否か(ステップS32)、充電終了が検出されたか否か(ステップS36)、電源オフ操作があったか否か(ステップS42)、その他の操作があったか否か(ステップS46)を判断する。
【0034】
そして、カバー開閉検出部10−7によりカバー開閉変更が検出された場合には(ステップS14のYES)、使用状況に応じてカバーの開閉状態を報知する開閉報知処理(開閉検出)を行う(ステップS16)。その後、ステップS12の待受処理に戻る。なお、開閉報知処理(開閉検出)の詳細については後述する。
【0035】
また、スタイル変更が検出された場合には(ステップS18のYES)、スタイル変更に応じてカバーの開閉状態を報知する開閉報知処理(スタイル)を行う(ステップS20)。その後、ステップS12の待受処理に戻る。なお、開閉報知処理(スタイル)の詳細については後述する。
【0036】
また、音楽再生機能起動操作があった場合には(ステップS22のYES)、音楽再生機能を起動し、指定された音楽ファイルを再生する音楽再生機能起動処理を実行し(ステップS24)、その後、ステップS12の待受処理に戻る。
【0037】
また、音楽再生機能起動処理後、音楽再生機能終了操作があった場合には(ステップS26のYES)、音楽再生機能を終了する音楽再生機能終了処理を実行し(ステップS28)、さらに、カバーが開いている旨を報知する開閉報知処理(機能終了)を実行し(ステップS30)、その後、ステップS12の待受処理に戻る。開閉報知処理(機能終了)は、機能終了直後ではなく、所定時間(例えば、10秒)経過後に実行されるようにしてもよい。なお、該開閉報知処理(機能終了)の詳細については後述する。
【0038】
また、充電装置6と接続されたことにより、充電開始が検出された場合には(ステップS32のYES)、充電装置6による内部バッテリへの充電を開始し(ステップS34)、その後、ステップS12の待受処理に戻る。
【0039】
また、充電開始後、充電装置6との接続が断たれるか、内部バッテリへの充電が完了(フル充電)し、充電終了が検出された場合には(ステップS36のYES)、充電を終了し、カバーが開いている旨を報知する開閉報知処理(充電終了)を実行し(ステップS40)、その後、ステップS12の待受処理に戻る。開閉報知処理(充電終了)は、開閉報知処理(機能終了)と同様に、充電終了直後ではなく、所定時間(例えば、10秒)経過後に実行されるようにしてもよい。なお、該開閉報知処理(充電終了)の詳細については後述する。
【0040】
また、電源オフ操作があった場合には(ステップS42のYES)、電源オフ処理を行い(ステップS44)、その後、当該処理を終了する。また、音声発信操作など、その他の操作があった場合には(ステップS46のYES)、操作に応じたその他の処理を行う(ステップS44)。その後、ステップS12の待受状態に戻る。
【0041】
次に、図5は、上述した開閉報知処理(開閉検出)の動作を説明するためのフローチャートである。開閉報知処理(開閉検出)では、まず、カバー開閉検出部10−7によりカバーの変更された開閉、すなわちカバーが開けられたのか閉じられたのかを検出し(ステップS50)、カバーが開けられたか否かを判断する(ステップS52)。そして、カバーが開けられた場合には、スタイル検出部10−11によりスタイルを検出し(ステップS54)、クローズスタイルであるか否か(オープンスタイルまたはビュースタイルであるか)を判断する(ステップS56)。
【0042】
そして、クローズスタイルである場合には、動作中の機能を検出し(ステップS58)、音楽再生機能が動作中でないか動作中であるかを判断する(ステップS60)。なお、音楽再生機能に限らず、例えば、テレビ放送の受信機能がある場合には、テレビ放送出力機能でもよいし、動画再生機能など、外部機器(イヤフォン)を接続して利用する可能性のある機能であればよい。そして、音楽再生機能が動作中でない場合には、外部機器を接続して利用する可能性のある機能が動作していないにもかかわらず、カバー付き音声出力端子のカバーが開いているとして、サブ画面に表示したり、LEDを点滅させたり、振動発生部10−6により振動させたり、警報音を出力したりするなどして、カバーが開いている旨を報知する(ステップS62)。その後、メインルーチンに戻る。
【0043】
また、カバーが開いており、かつ、オープンスタイルか、ビュースタイルである場合、あるいは、カバーが開いており、かつ、音楽再生機能動作中である場合には、10秒経過したか否かを判断し(ステップS64)、10秒経過すると、判別処理Aを実行する(ステップS66)。判別処理Aでは、カバーの開閉を再度検出し、この時点(上記10秒経過後)でもカバーが開いていれば、カバーが開いている旨を報知すると判別する。なお、該判別処理Aの詳細については後述する。
【0044】
そして、判別処理Aで報知すると判別されたか否かを判断し(ステップS68)、判別処理Aで報知すると判別された場合には、カバーが開いている旨を、メイン画面やサブ画面に表示したり、LEDを点滅させたり、振動発生部10−6により振動させたり、警報音を出力したりするなどして報知する(ステップS70)。その後、メインルーチンに戻る。一方、判別処理Aで報知しないと判別された場合には、報知することなく、メインルーチンに戻る。一方、ステップS52で、カバーが閉じられたと判別された場合には、カバー付き音声出力端子のカバーが閉じられた旨を、メイン画面やサブ画面に表示したり、LEDを点滅させたり、振動発生部10−6により振動させたり、警報音を出力したりするなどして報知する(ステップS72)。その後、メインルーチンに戻る。
【0045】
ここで、図12(a)、(b)は、表示部10−3において、メイン表示部(メイン画面)10−3−1、またはサブ表示部(サブ画面)10−3−2にカバーが開いている旨を通知する表示例を示す模式図である。メイン表示部10−3−1でカバーが開いている旨を通知する際には、図12(a)に示すように、「コネクタのカバーが開いています。使用しない場合には閉じてください。防水性能が正しく発揮されません。」などのメッセージを表示する。また、サブ表示部10−3−2でカバーが開いている旨を通知する際には、図12(b)に示すように、「コネクタのカバーが開いています。」などのメッセージを表示する。
【0046】
また、図13(a)、(b)は、表示部10−3において、メイン表示部10−3−1、またはサブ表示部10−3−2にカバーが閉じられた旨を通知する表示例を示す模式図である。メイン表示部10−3−1でカバーが閉じられた旨を通知する際には、図13(a)に示すように、「コネクタのカバーが閉じられました。防水性能が有効になりました。」などのメッセージを表示する。また、サブ表示部10−3−2でカバーが閉じられた旨を通知する際には、図13(b)に示すように、「コネクタのカバーが閉じられました。」などのメッセージを表示する。
【0047】
図6は、本実施形態による、上記判別処理Aの動作を説明するためのフローチャートである。判別処理Aでは、まず、カバー開閉検出部10−7によりカバーの開閉を検出し(ステップS80)、カバーが開いているか否かを判断する(ステップS82)。そして、カバーが開いている場合には、外部機器接続部10−8への外部機器の接続を検出し(ステップS84)、外部機器が外部機器接続部10−8に接続されているか否かを判断する(ステップS86)。
【0048】
そして、カバーが開いており、かつ外部機器が接続されていない場合には、カバーが開いていることを報知すると判別する(ステップS88)。一方、(カバーが開けられてから10秒経過後)カバーが開いていない場合、あるいは、(カバーが開けられてから10秒経過後)カバーが開いているものの、外部機器が接続されている場合には、使用中であるので、報知しないと判別する(ステップS90)。その後、前述した図5の開閉報知処理(開閉検出)に戻る。
【0049】
このように、待受状態において、クローズスタイル以外でカバーが開けられた際に、所定時間経過後(10秒後)、カバーが閉じられるか、カバーは開いたままだが、外部機器が接続された場合には、何も報知しない。一方、クローズスタイル以外でカバーが開けられた際に、所定時間経過後(10秒後)、カバーが開いたままで、外部機器が接続されていない場合には、カバーが開いている旨を報知する。また、クローズスタイルでカバーが開けられた際に、音楽再生などが動作していれば、やはり、所定時間経過後(10秒後)、外部機器が接続された場合には、何も報知せず、外部機器が接続されない場合には、カバーが開いている旨を報知する。さらに、クローズスタイルでカバーが開けられた際に、音楽再生などが動作していなければ、カバーが開いている旨を報知する。
【0050】
次に、図7は、上述した開閉報知処理(スタイル)の動作を説明するためのフローチャートである。開閉報知処理(スタイル)では、まず、変更されたスタイルを検出し(ステップS100)、スタイルがクローズスタイルであるか否かを判断する(ステップS102)。そして、スタイルがクローズスタイル(図2(a))である場合には、判別処理Bを実行する(ステップS104)。判別処理Bでは、カバーが開いており、かつ外部端子に外部機器が接続されておらず、さらに、音楽再生機能などが動作中でない場合に、カバーが開いている旨を報知すると判別する。なお、該判別処理Bの詳細については後述する。
【0051】
そして、判別処理Bで報知すると判別されたか否かを判断し(ステップS106)、判別処理Bで報知すると判別された場合には、カバーが開いている旨を、(クローズスタイルであるので)サブ画面に表示したり、LEDを点滅させたり、振動発生部10−6により振動させたり、警報音を出力したりするなどして報知する(ステップS108)。その後、メインルーチンに戻る。一方、判別処理Bで報知しないと判別された場合には、報知することなく、メインルーチンに戻る。
【0052】
一方で、ステップS102で、クローズスタイルでない場合、すなわち、オープンスタイルか、ビュースタイルであると判別された場合には、上記判別処理Bを実行する(ステップS110)。そして、判別処理Bで報知しないと判別された場合には、報知することなく、メインルーチンに戻る。一方、判別処理Bで報知すると判別された場合には、10秒経過したか否かを判断し(ステップS114)、10秒経過すると、前述した判別処理Aを実行する(ステップS116)。すなわち、判別処理Aでは、カバーの開閉を再度検出し、この時点(上記10秒経過後)でもカバーが開いていれば、カバーが開いている旨を報知すると判別する。
【0053】
そして、判別処理Aで報知すると判別されたか否かを判断し(ステップS118)、判別処理Aで報知すると判別された場合には、カバーが開いている旨を、メイン画面に表示したり、LEDを点滅させたり、振動発生部10−6により振動させたり、警報音を出力したりするなどして報知する(ステップS120)。その後、メインルーチンに戻る。一方、判別処理Aで報知しないと判別された場合には、報知することなく、メインルーチンに戻る。
【0054】
図8は、本実施形態による、上記判別処理Bの動作を説明するためのフローチャートである。判別処理Bでは、まず、カバー開閉検出部10−7によりカバーの開閉を検出し(ステップS130)、カバーが開いているか否かを判断する(ステップS132)。そして、カバーが開いている場合には、外部機器接続部10−8への外部機器の接続を検出し(ステップS134)、外部機器が外部機器接続部10−8に接続されているか否かを判断する(ステップS136)。
【0055】
そして、外部機器が接続されていない場合には、動作中の機能を検出し(ステップS138)、音楽再生機能が動作中でないか否かを判断する(ステップS140)。動作中の機能が音楽再生機能でない場合には、カバーが開いていることを報知すると判別する(ステップS142)。一方、カバーが閉じている場合、あるいは、カバーが開いているものの、外部機器が接続されている場合、あるいは、カバーが開いており、外部機器が接続されていないものの、音楽再生機能が動作中である場合には、報知しないと判別する(ステップS144)。その後、前述した図7の開閉報知処理(スタイル)に戻る。
【0056】
このように、クローズスタイルに変更され、かつ、カバーが開けられ、外部機器が接続されておらず、音楽再生機能が動作中でない場合には、カバーが開いている旨を報知する。また、クローズスタイル以外に変更され、かつ、カバーが開けられ、外部機器が接続されておらず、音楽再生機能が動作中でない場合に、所定時間経過後(10秒後)、カバーが開いたままで、外部機器が接続されていない場合には、カバーが開いている旨を報知する。
【0057】
また、スタイルが変更されたものの、カバーが閉じている場合、あるいは、カバーが開いているものの、外部機器が接続されている場合、あるいは、カバーが開いており、外部機器が接続されていないものの、音楽再生機能が動作中である場合には、何も報知しない。また、クローズスタイル以外に変更され、かつ、カバーが開けられ、外部機器が接続されておらず、音楽再生機能が動作中でない場合に、所定時間経過後(10秒後)、カバーが閉じられるか、カバーは開いたままだが、外部機器が接続された場合には、何も報知しない。
【0058】
次に、図9は、上述した開閉報知処理(スタイル)の変形例を説明するためのフローチャートである。該変形例による開閉報知処理(スタイル)では、まず、変更されたスタイルを検出し(ステップS150)、スタイルがクローズスタイルまたはオープンスタイルであるか否かを判断する(ステップS152)。そして、スタイルがクローズスタイルまたはオープンスタイルである場合には、判別処理Bを実行する(ステップS154)。判別処理Bでは、上述したように、カバーが開いている場合に、外部端子に外部機器が接続されておらず、かつ、音楽再生機能などが動作中でない場合に、カバーが開いている旨を報知すると判別する。
【0059】
そして、判別処理Bで報知すると判別されたか否かを判断し(ステップS156)、判別処理Bで報知すると判別された場合には、カバーが開いている旨を、サブ画面あるいはメイン画面に表示したり、LEDを点滅させたり、振動発生部10−6により振動させたり、警報音を出力したりするなどして報知する(ステップS158)。その後、メインルーチンに戻る。一方、ビュースタイルに変更された場合、あるいは、判別処理Bで報知しないと判別された場合には、報知することなく、メインルーチンに戻る。
【0060】
次に、図10は、上述した開閉報知処理(機能終了)の動作を説明するためのフローチャートである。前述したメインルーチンにおいて、音楽再生機能起動処理後、音楽再生機能の終了操作があった場合、音楽再生機能を終了した後、図10に示す開閉報知処理(機能終了)が実行される。開閉報知処理(機能終了)では、まず、カバー開閉検出部10−7によりカバーの開閉を検出し(ステップS160)、カバーが開いているか否かを判断する(ステップS162)。そして、カバーが開いている場合には、10秒経過したか否かを判断し(ステップS164)、10秒経過すると、外部機器接続部10−8への外部機器の接続を検出し(ステップS166)、外部機器が外部機器接続部10−8に接続されているか否かを判断する(ステップS168)。そして、外部機器が接続されていない場合には、カバーが開いていることを報知する(ステップS170)。その後、前述した図4のメインルーチンに戻る。一方、カバーが閉じている場合、あるいは、カバーが開いているものの、外部機器が接続されている場合には、報知することなく図4のメインルーチンに戻る。
【0061】
このように、音楽再生機能などが終了した場合に、外部機器が接続されていないにもかかわらず、カバーが開いたままになっていると、カバーが開いていることを報知する。一方、音楽再生機能などが終了した場合に、その後、カバーが閉じられているか、カバーが開いているものの、外部機器が接続されている場合には報知しない。
【0062】
次に、図11は、上述した開閉報知処理(充電終了)の動作を説明するためのフローチャートである。前述したメインルーチンにおいて、充電開始後、充電が終了した場合、図11に示す開閉報知処理(充電終了)が実行される。開閉報知処理(充電終了)では、まず、カバー開閉検出部10−7によりカバーの開閉を検出し(ステップS180)、カバーが開いているか否かを判断する(ステップS182)。
【0063】
そして、カバーが開いている場合には、外部機器接続部10−8への外部機器の接続を検出し(ステップS184)、外部機器が接続されているか否かを判断する(ステップS186)。そして、外部機器が接続されていない場合には、動作中の機能を検出し(ステップS188)、音楽再生機能が動作中でないか否かを判断する(ステップS190)。そして、音楽再生機能が動作中でない場合には、カバーが開いていることを報知する(ステップS192)。その後、前述した図4のメインルーチンに戻る。
【0064】
一方、カバーが閉じている場合、あるいは、カバーが開いているものの、外部機器が接続されている場合、あるいは、カバーが開いており、外部機器が接続されていないものの、音楽再生機能が動作中である場合には、報知することなく、図4のメインルーチンに戻る。
【0065】
このように、充電終了後、カバーが開いており、外部機器が接続されておらず、音楽再生機能が動作中でない場合には、カバーが開いていることを報知する。一方、カバーが閉じている場合、あるいは、カバーが開いているものの、外部機器が接続されている場合、あるいは、カバーが開いており、外部機器が接続されていないものの、音楽再生機能が動作中である場合には、報知しない。
【0066】
上述した実施形態によれば、端末装置のスタイルに応じて、蓋部の開閉を適切に報知することができる。
【0067】
また、実施形態によれば、筐体を閉じた場合に、カバーが開いていれば、ユーザにカバーが開いている旨を通知することができる。例えば、ユーザが端末装置の使用を終了して筐体を閉じた場合に、カバーが開いていれば、その旨を通知することができる。
【0068】
また、実施形態によれば、所定時間経過してもカバーが開いている場合には、ユーザが誤って開けた、もしくは、勝手に開いてしまった可能性が高く、ユーザにその旨を通知することができる。
【0069】
また、実施形態によれば、ユーザに不必要な情報(カバーが開いている旨)を通知せずに済ませることで、煩わしさを防止することができる。例えば、ユーザが端末装置の使用を終了して筐体を閉じた場合に、充電するために充電ケーブルが端末装置に接続されていれば、カバー(コネクタカバー)が開いていてもその旨を通知しないので、その不必要な情報を通知せずに済ませることができる。
【0070】
また、実施形態によれば、ユーザに不必要な情報(カバーが開いている旨)を通知せずに済ませることができ、煩わしさを防止することができる。例えば、ユーザが音楽再生機能を使用するために筐体を開いた場合に、その直後にイヤホンケーブルを接続するため、カバー(コネクタカバー)が開いていてもその旨を知る通知しないので、その不必要な情報を通知せずに済ませることができる。
【0071】
また、実施形態によれば、ユーザに不必要な情報(カバーが開いている旨)を通知せずに済ませることができ、煩わしさを防止することができる。例えば、ユーザがテレビ放送出力機能を使用するために筐体をその機能にあったスタイル(ビュースタイル)にした場合に、その直後にイヤホンケーブルを接続するため、カバー(コネクタカバー)が開いていてもその旨を通知しないので、その不必要な情報を通知せずに済ませることができる。
【0072】
また、実施形態によれば、カバーが開けられていても、その外部端子等が使用されている場合には、ユーザにその旨を通知せずに済ませることができる。例えば、コネクタカバーが開いていても外部機器が接続されている場合には、その旨を通知しないので、その不必要な情報を通知せずに済ませることができる。
【0073】
また、実施形態によれば、端末装置の機能の動作状況に応じて、カバーの開閉を適切に報知することができる。
【0074】
また、実施形態によれば、ユーザに不必要な情報(カバーが開いている旨)を通知せずに済ませることができ、煩わしさを防止することができる。例えば、音楽再生機能やテレビ放送出力機能を使用中に、イヤホンケーブルを接続するためにユーザがカバー(コネクタカバー)を開けた場合には、カバー(コネクタカバー)が開いていてもその旨を通知しないので、その不必要な情報を通知せずに済ませることができる。
【0075】
また、実施形態によれば、ユーザに適切な状況(所定機能の動作が終了した場合)で必要な情報(カバーが開いている旨)を通知することができる。例えば、ユーザが音楽再生機能やテレビ放送出力機能の動作を終了させた場合に、カバー(コネクタカバー)が開いていれば、その旨を通知することができる。
【0076】
また、実施形態によれば、ユーザに適切な状況(所定機能の動作が終了した場合)で必要な情報(カバーが開いている旨)を通知することができる。例えば、ユーザが音楽再生機能やテレビ放送出力機能の動作を終了させた場合に、所定時間経過してもカバー(コネクタカバー)が開いていれば、閉め忘れの可能性が高いので、その旨を通知することができる。
【0077】
また、実施形態によれば、カバーが開けられていても、その外部端子等が使用されている場合には、ユーザにその旨を通知せずに済ませることができる。例えば、コネクタカバーが開いていても外部機器が接続されている場合には、その旨を通知しないので、その不必要な情報を通知せずに済ませることができる。
【0078】
なお、上述した実施形態においては、カバーとして、コネクタカバーのみについて説明したが、これに限らず、電池パックを装着する部分を覆うカバー(電池パックと一体化しているカバーもあるし、電池パックから独立しているカバーもある)、外部記憶媒体を挿着する部分を覆うカバー、カメラのレンズを保護したり撮影していないことを周囲に示したりするためにレンズを覆うカバーでもよい。さらには、アンテナを収納している状態で、そのアンテナの先端がカバーとなっているようなカバーなど、任意のカバーでよい。
【0079】
また、コネクタカバーの開閉検出は、ケーブルが接続されているか否かで、コネクタカバーの開閉を検出するようにしてもよい。すなわち、ケーブルが接続されていれば、コネクタカバーが開いていると推定検出するようにしてもよい。
【0080】
また、端末装置1のスタイルは、これらに限らない。筐体構造に応じたスタイルでよい。また、コネクタは、イヤフォン、充電ケーブル、通信ケーブル用のコネクタに限らず、任意のコネクタでよい。また、表示は、メッセージではなく、アイコンなどのマークで表示してもよい。マークで表示する場合には、コネクタカバーが開いている状態/閉じている状態において、常時表示することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0081】
【図1】本発明の実施形態による端末装置を用いた通信システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本実施形態による端末装置1の構成を示すブロック図である。
【図3】本実施形態による端末装置1の使用状態を示す斜視図である。
【図4】本実施形態による端末装置1の動作を説明するためのフローチャート(メインルーチン)である。
【図5】開閉報知処理(開閉検出)の動作を説明するためのフローチャートである。
【図6】本実施形態による、上記判別処理Aの動作を説明するためのフローチャートである。
【図7】開閉報知処理(スタイル)の動作を説明するためのフローチャートである。
【図8】本実施形態による、上記判別処理Bの動作を説明するためのフローチャートである。
【図9】上述した開閉報知処理(スタイル)の変形例を説明するためのフローチャートである。
【図10】上述した開閉報知処理(機能終了)の動作を説明するためのフローチャートである。
【図11】上述した開閉報知処理(充電終了)の動作を説明するためのフローチャートである。
【図12】本実施形態による、表示部10−3において、メイン表示部10−3−1、またはサブ表示部10−3−2にカバーが開いている旨を通知する表示例を示す模式図である。
【図13】本実施形態による、表示部10−3において、メイン表示部10−3−1、またはサブ表示部10−3−2にカバーが閉じられた旨を通知する表示例を示す模式図である。
【符号の説明】
【0082】
1 端末装置
2−1、2−2 基地局
3 交換機
4 移動体通信網
5 インターネット
6 充電装置
7 イヤフォン
8 PC
10−1 無線通信部
10−2 音声信号処理部
10−3 表示部
10−3−1 メイン表示部
10−3−2 サブ表示部
10−4 操作部
10−5 RTC
10−6 振動発生部
10−7 カバー開閉検出部
10−8 外部機器接続部(コネクタ)
10−8−1 カバー付き充電端子兼外部端子
10−8−2 カバー付き音声出力端子
10−9 ROM
10−10 RAM
10−11 スタイル検出部
10−12 中央制御部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部への露出を避けるため構成部を覆う蓋部を備える端末装置であって、
前記蓋部の開閉を検出する開閉検出手段と、
前記端末装置の筐体の配置状態を示すスタイルを検出するスタイル検出手段と、
前記スタイル検出手段によって検出されたスタイルと、前記開閉検出手段による蓋部開閉の検出結果とに基づいて、前記開閉検出手段による蓋部開閉の検出結果を報知するか否かを判別する報知判別手段と、
前記報知判別手段による判別結果に基づいて、前記開閉検出手段による蓋部開閉の検出結果の報知を制御する報知制御手段と、
を備えることを特徴とする端末装置。
【請求項2】
前記報知判別手段は、前記スタイル検出手段によって検出されたスタイルが、筐体を閉じた配置状態に変更された場合に、前記開閉検出手段によって蓋部が開いていることが検出されていれば、その旨を報知すると判別することを特徴とする請求項1記載の端末装置。
【請求項3】
前記報知判別手段は、前記スタイル検出手段によって検出されたスタイルが変更されてから所定時間経過後に、前記開閉検出手段によって蓋部が開いていることが検出されていれば、その旨を報知すると判別することを特徴とする請求項2記載の端末装置。
【請求項4】
前記構成部が使用されているか否かを検出する使用検出手段を更に具備し、
前記報知判別手段は、前記開閉検出手段によって蓋部が開いていることが検出された場合であっても、前記使用検出手段によって構成部が使用されていると検出された場合には、前記開閉検出手段による蓋部開閉の検出結果の報知を抑制すると判別することを特徴とする請求項2記載の端末装置。
【請求項5】
前記報知判別手段は、前記スタイル検出手段によって検出されたスタイルが、筐体を開いた配置状態に変更された場合に、前記開閉検出手段による蓋部開閉の検出結果の報知を抑制すると判別することを特徴とする請求項1記載の端末装置。
【請求項6】
前記報知判別手段は、前記スタイル検出手段によって検出されたスタイルが、主として蓋部を開けて使用する筐体の配置状態に変更された場合に、前記開閉検出手段による蓋部開閉の検出結果の報知を抑制すると判別することを特徴とする請求項1記載の端末装置。
【請求項7】
前記報知判別手段は、前記スタイル検出手段によって検出されたスタイルが変更されてから所定時間経過後に、前記開閉検出手段によって蓋部が開いていることが検出されていれば、その旨を報知すると判別することを特徴とする請求項5または6記載の端末装置。
【請求項8】
前記構成部が使用されているか否かを検出する使用検出手段を更に具備し、
前記報知判別手段は、前記開閉検出手段によって蓋部が開いていることが検出された場合であっても、前記使用検出手段によって構成部が使用されていると検出された場合には、前記開閉検出手段による蓋部開閉の検出結果の報知を抑制すると判別することを特徴とする請求項5または6記載の端末装置。
【請求項9】
外部への露出を避けるため構成部を覆う蓋部を備える端末装置であって、
前記蓋部の開閉を検出する開閉検出手段と、
前記端末装置に搭載されている所定機能の動作状況を検出する動作状況検出手段と、
前記動作状況検出手段によって検出された所定機能の動作状況と、前記開閉検出手段による蓋部開閉の検出結果とに基づいて、前記開閉検出手段による蓋部開閉の検出結果を報知するか否かを判別する報知判別手段と、
前記報知判別手段による判別結果に基づいて、前記開閉検出手段による蓋部開閉の検出結果の報知を制御する報知制御手段と、
を備えることを特徴とする端末装置。
【請求項10】
前記報知判別手段は、前記動作状況検出手段によって所定機能が動作中であることが検出された場合に、前記開閉検出手段による蓋部開閉の検出結果の報知を抑制すると判別することを特徴とする請求項9記載の端末装置。
【請求項11】
前記報知判別手段は、前記動作状況検出手段によって所定機能の動作が終了したことが検出された場合に、前記開閉検出手段によって蓋部が開いていることが検出されていれば、その旨を報知すると判別することを特徴とする請求項9記載の端末装置。
【請求項12】
前記報知判別手段は、前記動作状況検出手段によって所定機能の動作が終了したことが検出されてから所定時間経過後に、前記開閉検出手段によって蓋部が開いていることが検出されていれば、その旨を報知すると判別することを特徴とする請求項11記載の端末装置。
【請求項13】
前記構成部が使用されているか否かを検出する使用検出手段を更に具備し、
前記報知判別手段は、前記開閉検出手段によって蓋部が開いていることが検出された場合であっても、前記使用検出手段によって構成部が使用されていると検出された場合には、前記開閉検出手段による蓋部開閉の検出結果の報知を抑制することを特徴とする請求項9記載の端末装置。
【請求項14】
外部への露出を避けるため構成部を覆う蓋部を備える端末装置の動作を制御するプログラムであって、
コンピュータに、
前記蓋部の開閉を検出する開閉検出機能、
前記端末装置の筐体の配置状態を示すスタイルを検出するスタイル検出機能、
前記スタイル検出機能によって検出されたスタイルと、前記開閉検出機能による蓋部開閉の検出結果とに基づいて、前記開閉検出機能による蓋部開閉の検出結果を報知するか否かを判別する報知判別機能、
前記報知判別機能による判別結果に基づいて、前記開閉検出機能による蓋部開閉の検出結果の報知を制御する報知制御機能、
を実現させることを特徴とするプログラム。
【請求項15】
外部への露出を避けるため構成部を覆う蓋部を備える端末装置の動作を制御するプログラムであって、
コンピュータに、
前記蓋部の開閉を検出する開閉検出機能、
前記端末装置に搭載されている所定機能の動作状況を検出する動作状況検出機能、
前記動作状況検出機能によって検出された所定機能の動作状況と、前記開閉検出機能による蓋部開閉の検出結果とに基づいて、前記開閉検出機能による蓋部開閉の検出結果を報知するか否かを判別する報知判別機能、
前記報知判別機能による判別結果に基づいて、前記開閉検出機能による蓋部開閉の検出結果の報知を制御する報知制御機能、
を実現させることを特徴とするプログラム。
【請求項1】
外部への露出を避けるため構成部を覆う蓋部を備える端末装置であって、
前記蓋部の開閉を検出する開閉検出手段と、
前記端末装置の筐体の配置状態を示すスタイルを検出するスタイル検出手段と、
前記スタイル検出手段によって検出されたスタイルと、前記開閉検出手段による蓋部開閉の検出結果とに基づいて、前記開閉検出手段による蓋部開閉の検出結果を報知するか否かを判別する報知判別手段と、
前記報知判別手段による判別結果に基づいて、前記開閉検出手段による蓋部開閉の検出結果の報知を制御する報知制御手段と、
を備えることを特徴とする端末装置。
【請求項2】
前記報知判別手段は、前記スタイル検出手段によって検出されたスタイルが、筐体を閉じた配置状態に変更された場合に、前記開閉検出手段によって蓋部が開いていることが検出されていれば、その旨を報知すると判別することを特徴とする請求項1記載の端末装置。
【請求項3】
前記報知判別手段は、前記スタイル検出手段によって検出されたスタイルが変更されてから所定時間経過後に、前記開閉検出手段によって蓋部が開いていることが検出されていれば、その旨を報知すると判別することを特徴とする請求項2記載の端末装置。
【請求項4】
前記構成部が使用されているか否かを検出する使用検出手段を更に具備し、
前記報知判別手段は、前記開閉検出手段によって蓋部が開いていることが検出された場合であっても、前記使用検出手段によって構成部が使用されていると検出された場合には、前記開閉検出手段による蓋部開閉の検出結果の報知を抑制すると判別することを特徴とする請求項2記載の端末装置。
【請求項5】
前記報知判別手段は、前記スタイル検出手段によって検出されたスタイルが、筐体を開いた配置状態に変更された場合に、前記開閉検出手段による蓋部開閉の検出結果の報知を抑制すると判別することを特徴とする請求項1記載の端末装置。
【請求項6】
前記報知判別手段は、前記スタイル検出手段によって検出されたスタイルが、主として蓋部を開けて使用する筐体の配置状態に変更された場合に、前記開閉検出手段による蓋部開閉の検出結果の報知を抑制すると判別することを特徴とする請求項1記載の端末装置。
【請求項7】
前記報知判別手段は、前記スタイル検出手段によって検出されたスタイルが変更されてから所定時間経過後に、前記開閉検出手段によって蓋部が開いていることが検出されていれば、その旨を報知すると判別することを特徴とする請求項5または6記載の端末装置。
【請求項8】
前記構成部が使用されているか否かを検出する使用検出手段を更に具備し、
前記報知判別手段は、前記開閉検出手段によって蓋部が開いていることが検出された場合であっても、前記使用検出手段によって構成部が使用されていると検出された場合には、前記開閉検出手段による蓋部開閉の検出結果の報知を抑制すると判別することを特徴とする請求項5または6記載の端末装置。
【請求項9】
外部への露出を避けるため構成部を覆う蓋部を備える端末装置であって、
前記蓋部の開閉を検出する開閉検出手段と、
前記端末装置に搭載されている所定機能の動作状況を検出する動作状況検出手段と、
前記動作状況検出手段によって検出された所定機能の動作状況と、前記開閉検出手段による蓋部開閉の検出結果とに基づいて、前記開閉検出手段による蓋部開閉の検出結果を報知するか否かを判別する報知判別手段と、
前記報知判別手段による判別結果に基づいて、前記開閉検出手段による蓋部開閉の検出結果の報知を制御する報知制御手段と、
を備えることを特徴とする端末装置。
【請求項10】
前記報知判別手段は、前記動作状況検出手段によって所定機能が動作中であることが検出された場合に、前記開閉検出手段による蓋部開閉の検出結果の報知を抑制すると判別することを特徴とする請求項9記載の端末装置。
【請求項11】
前記報知判別手段は、前記動作状況検出手段によって所定機能の動作が終了したことが検出された場合に、前記開閉検出手段によって蓋部が開いていることが検出されていれば、その旨を報知すると判別することを特徴とする請求項9記載の端末装置。
【請求項12】
前記報知判別手段は、前記動作状況検出手段によって所定機能の動作が終了したことが検出されてから所定時間経過後に、前記開閉検出手段によって蓋部が開いていることが検出されていれば、その旨を報知すると判別することを特徴とする請求項11記載の端末装置。
【請求項13】
前記構成部が使用されているか否かを検出する使用検出手段を更に具備し、
前記報知判別手段は、前記開閉検出手段によって蓋部が開いていることが検出された場合であっても、前記使用検出手段によって構成部が使用されていると検出された場合には、前記開閉検出手段による蓋部開閉の検出結果の報知を抑制することを特徴とする請求項9記載の端末装置。
【請求項14】
外部への露出を避けるため構成部を覆う蓋部を備える端末装置の動作を制御するプログラムであって、
コンピュータに、
前記蓋部の開閉を検出する開閉検出機能、
前記端末装置の筐体の配置状態を示すスタイルを検出するスタイル検出機能、
前記スタイル検出機能によって検出されたスタイルと、前記開閉検出機能による蓋部開閉の検出結果とに基づいて、前記開閉検出機能による蓋部開閉の検出結果を報知するか否かを判別する報知判別機能、
前記報知判別機能による判別結果に基づいて、前記開閉検出機能による蓋部開閉の検出結果の報知を制御する報知制御機能、
を実現させることを特徴とするプログラム。
【請求項15】
外部への露出を避けるため構成部を覆う蓋部を備える端末装置の動作を制御するプログラムであって、
コンピュータに、
前記蓋部の開閉を検出する開閉検出機能、
前記端末装置に搭載されている所定機能の動作状況を検出する動作状況検出機能、
前記動作状況検出機能によって検出された所定機能の動作状況と、前記開閉検出機能による蓋部開閉の検出結果とに基づいて、前記開閉検出機能による蓋部開閉の検出結果を報知するか否かを判別する報知判別機能、
前記報知判別機能による判別結果に基づいて、前記開閉検出機能による蓋部開閉の検出結果の報知を制御する報知制御機能、
を実現させることを特徴とするプログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【公開番号】特開2009−147838(P2009−147838A)
【公開日】平成21年7月2日(2009.7.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−325391(P2007−325391)
【出願日】平成19年12月18日(2007.12.18)
【出願人】(504149100)株式会社カシオ日立モバイルコミュニケーションズ (893)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年7月2日(2009.7.2)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年12月18日(2007.12.18)
【出願人】(504149100)株式会社カシオ日立モバイルコミュニケーションズ (893)
【Fターム(参考)】
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