説明

簡易二重サッシ

【課題】既存のサッシを容易に二重サッシにすることができる簡易二重サッシにおいて、サッシ間における結露の発生を防止する構造を提供する。
【解決手段】
枠体12に板ガラス11をブチル接着剤16により接合した簡易二重サッシ10を、被取付サッシ20の窓部22にブチル接着剤によって取り付けられる。枠体13を構成する中空に形成された枠部材13は、枠体12の内周側に通気孔13aが穿設されており、中空部には乾燥剤20が収納される。簡易二重サッシ10と被取付サッシの間に形成される閉空間には、取り付け工程の際に水分を含む空気が流入してしまうが、この水分は通気孔13aを介して乾燥剤20によって吸収される。これにより、簡易二重サッシ10を取り付け状態における閉空間の結露を防止する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、既に取り付けた1枚ガラスのサッシを容易に二重サッシにすることが可能な簡易二重サッシに関する。
【背景技術】
【0002】
従来サッシとして、窓ガラスを2枚用いて窓ガラスの間を真空若しくはそれに近い状態にし、音及び熱の伝導を抑える効果を向上させた二重サッシが利用されている。二重サッシは通常のサッシと比較して幅広となり、通常のサッシから二重サッシに変更する際、引き違いのサッシである場合はこれを適用することは困難である。即ち、専用のレールが必要であり、通常のサッシを利用している家屋で二重サッシを利用しようとする場合、レールの変更を余儀なくされ、導入コストが高くなってしまっていた。
【0003】
そこで、本願出願人は、特許文献1によって、専用のレールを必要とせずとも用いることが可能な二重サッシの構造を開示している。本文献では、従来から存在するサッシの枠部に、窓ガラス等の透明板と共に取付板状部を有する枠体を挿入して取り付け、該枠体にも透明板を取り付けることで、レールの形状に左右されずに、柔軟に二重サッシの取り付けができるとしている。
【0004】
また、特許文献2では、窓枠の室内側状部に巻き取り装置を取り付け、巻き取り装置の巻き取りロールにはモノフィルムが装着され、モノフィルムの下端には係止部が取り付けられ、モノフィルムを伸ばして窓枠下部に係止されることにより、後付けの簡易二重窓として用いることが可能な構成が開示されている。
【0005】
【特許文献1】特開2006−169789号公報
【特許文献2】特開2002−213247号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記特許文献1の方法では、双方の透明板の間に製造時の段階で流入する外気に含まれる水分が低温下の環境に置いて結露する可能性があり、枠体の錆やカビの発生の要因となってしまう虞があった。また、特許文献2の方法では、外部からの視界の遮蔽効果しか望めなく、防音・断熱効果を得ることは困難である。
【0007】
本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、二重サッシ内部の結露を確実に防止し、且つ防音・断熱効果をも得る、既存のサッシに取付可能な簡易二重サッシを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1に係る簡易二重サッシは、枠部及び窓部からなる被取付サッシに取り付けて用いる簡易二重サッシであって、
相対する2辺が同寸法であり且つ管状の中空部が形成された枠部材によって構成される略口字状の枠体と、
前記枠体の開口面の一方を閉塞する透明板と、によって構成され
前記枠部材の中空部には水を吸収する吸収剤が収納され、
前記枠体の内側に該当する前記枠部材の面には、前記吸収剤が外気に触れることができるよう通気孔が穿設されたことを特徴とする。
【0009】
請求項1の構成によれば、枠体を被取付サッシに取り付けた際に、被取付サッシと枠体及び透明板とによって形成される空間は枠部材に形成される通気孔を介して、中空部と連続し、中空部に収納された吸収剤により前記空間の水分を吸収することが可能となる。
【0010】
請求項2に係る簡易二重サッシは、請求項1記載の簡易二重サッシにおいて、前記通気孔から流入する外気以外に前記吸収剤が触れないよう、前記枠部材の中空部の前記吸収剤の収納場所の両端部を、密封したことを特徴とする。
【0011】
請求項2の構成によれば、枠部材の中空部における吸収剤の収納場所の外側端部を密封することで、吸収剤が外気と触れることを防止することを可能とした。
【0012】
請求項3に係る簡易二重サッシは、請求項1又は2記載の簡易二重サッシにおいて、前記枠部材の両端部には固着剤注入孔を形成し、前記枠体として前記枠部材を形成した際、接合部に対して前記固着剤注入孔より固着剤を注入することを特徴とする。
【0013】
請求項3の構成によれば、簡易二重サッシを被取付サッシに取り付けた際、接合部を介して外気が被取付サッシ及び透明板の間の空間に入ることを防止することが可能となる。
【0014】
請求項4に係る簡易二重サッシは、請求項1から3の何れか1項記載の簡易二重サッシにおいて、前記枠体の透明板取り付け面とは他方の側全体に気密性の高い固着剤を塗布し、被取付サッシに固着させて取り付けることを特徴とする。
【0015】
請求項4の構成によれば、簡易二重サッシを取り付ける際に、気密性の高い固着剤によって取り付けることで、簡易二重サッシと被取付サッシの間の気密性を高めることができる。
【0016】
請求項5に係る簡易二重サッシは、請求項1から4の何れか1項記載の簡易二重サッシにおいて、前記枠体を前記被取付サッシに固着させる際、前記枠体と前記透明板、前記被取付サッシによって形成された閉空間にアルゴンガスを封入することを特徴とする。
【0017】
請求項5の構成によれば、枠体、透明板及び被取付サッシによって形成される閉空間にアルゴンガスを封入の際、閉空間内部の水蒸気を含む空気を排出することができ、更にアルゴンガスは空気と比較すると、熱貫流率が約1/2であるため、断熱効果をアルゴンガスを封入しない場合よりも著しく向上させることができる。
【0018】
請求項6に係る簡易二重サッシは、請求項1から5の何れか1項記載の簡易二重サッシにおいて、前記被取付サッシの前記枠部に断面が略L字状のジョイントを、ジョイント固定手段により取り付け、前記枠体を前記ジョイント及び前記被取付サッシの前記窓部により挟持することを特徴とする。
【0019】
請求項6の構成によれば、被取付サッシの枠部に略L字状のジョイントを取り付け、該ジョイントと被取付サッシの窓部とにより、枠体を挟持することが可能となる。
【発明の効果】
【0020】
請求項1に係る簡易二重サッシは、枠部及び窓部からなる被取付サッシに取り付けて用いる簡易二重サッシであって、
相対する2辺が同寸法であり且つ管状の中空部が形成された枠部材によって構成される略口字状の枠体と、
前記枠体の開口面の一方を閉塞する透明板と、によって構成され
前記枠部材の中空部には水を吸収する吸収剤が収納され、
前記枠体の内側に該当する前記枠部材の面には、前記吸収剤が外気に触れることができるよう通気孔が穿設されたので、簡易二重サッシを被取付サッシに取り付けた際、双方の間に形成される閉空間に入り込んだ水蒸気を吸収剤が吸入することで、閉空間内部の水蒸気の量を低減することができ、結露の発生を防ぎ、閉空間内のカビの発生を抑制することができる。また、吸収剤が枠部の内部にあるため、美観を損なうこともない。
【0021】
請求項2に係る簡易二重サッシは、請求項1記載の簡易二重サッシにおいて、前記通気孔から流入する外気以外に前記吸収剤が触れないよう、前記枠部材の中空部の前記吸収剤の収納場所の両端部を密封したので、通気孔から流入した空気以外は吸収剤に触れることができないため、効率よく閉空間の水蒸気を吸収剤によって吸収することができる。
【0022】
請求項3に係る簡易二重サッシは、請求項1又は2記載の簡易二重サッシにおいて、前記枠部材の両端部には固着剤注入孔を形成し、前記枠体として前記枠部材を形成した際、接合部に対して前記固着剤注入孔より固着剤を注入するので、製造過程の上で発生する虞のある、枠部材同士の接合部における間隙を、固着剤により封じることができ、該間隙によって閉空間に外気が流入することを防止することができる。これにより、吸収剤による閉空間の水蒸気吸入効果をより確実なものとすることができる。
【0023】
請求項4に係る簡易二重サッシは、請求項1から3の何れか1項記載の簡易二重サッシにおいて、前記枠体の透明板取り付け面とは他方の側全体に気密性の高い固着剤を塗布し、被取付サッシに固着させて取り付けるので、簡易二重サッシを被取付サッシに取り付けた際、取り付け部分から閉空間への外気が流入することを防止することができる。
【0024】
請求項5に係る簡易二重サッシは、請求項1から4の何れか1項記載の簡易二重サッシにおいて、前記枠体を前記被取付サッシに固着させる際、前記枠体と前記透明板、前記被取付サッシによって形成された閉空間にアルゴンガスを封入するので、簡易二重サッシを取り付けることで、断熱性を著しく向上させることができる。
【0025】
請求項6に係る簡易二重サッシは、請求項1から5の何れか1項記載の簡易二重サッシにおいて、前記被取付サッシの前記枠部に断面が略L字状のジョイントを、ジョイント固定手段により取り付け、前記枠体を前記ジョイント及び前記被取付サッシの前記窓部により挟持するので、固着剤による取り付け強度を補填することができると共に、枠体を隠蔽することができ、美観の向上を図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
以下、本発明を実施するための最良の形態としての実施例を図1から図4を参照して説明する。もちろん、本発明は、その発明の趣旨に反さない範囲で、実施例において説明した以外のものに対しても容易に適用可能なことは説明を要するまでもない。
【0027】
図1〜図6は、本発明の一実施例を示し、図1は、本実施例における簡易二重サッシを示す斜視図である。図2は簡易二重サッシの枠体を構成する枠部材の詳細な構成を示しており、(a)は斜視図、(b)は側面図、(c)は(b)のA−A面における断面図である。図3は簡易二重サッシを窓ガラスに取り付け、更にジョイントで固定を行った状態を示す斜視図であり、図4は、図4のA−A面における断面図である。
【実施例1】
【0028】
本実施例における簡易二重サッシの構成について、図1〜4に基づいて説明する。図1は、簡易二重サッシを示す斜視図である。10は簡易二重サッシである。11は透明板たる板ガラスである。12は枠体であり、中空部が形成される枠部材13を4つ用いて矩形に形成されている。板ガラス11は、枠体12の一方の面に後述の図4に図示されるようブチル接着剤16により接合される。
【0029】
図2(a)〜(c)は、枠部材13の構成を示している。13aは通気孔である。13bは固着剤注入口である。14は発泡剤であり、中空に形成される枠部材13の中空部の気密性を保つものである。15はブチル接着剤である。発泡剤13は、ブチル接着剤15によりその場所を枠部材13の両端部にそれぞれ固定され、これにより枠部材13の内部に乾燥剤設置部13cを形成する。20は通気孔を介して、後述の簡易二重サッシと窓ガラスの間に形成される閉空間の水蒸気を吸収するための吸収剤たる乾燥剤であり、乾燥剤設置部13cに配置される。
【0030】
4つの枠部材13はそれぞれの端部を接合して枠体12を形成する。接合は溶接により、又は接着剤を用いて行う。この接合が不十分である場合、間隙が形成され、後述の閉空間に外気が流入する要因となってしまう。これを防ぐために、固着剤注入口13bからブチル接着剤を注入する。これにより、間隙が形成されたとしてもブチル接着剤により間隙は埋没し、気密性を保障することができる。
【0031】
図3は簡易二重サッシ10を被取付サッシに取り付けた状態を示している。30は被取付サッシであり、枠部31及び窓ガラス32から構成される。簡易二重サッシ10は、枠部31とに5mm〜1cm程度の間隙を設けて、板ガラス11との接合面及び窓ガラス32との接合面とにブチル接着剤16(図4参照)を塗布し、窓ガラス32に固着させて取り付ける。簡易二重サッシ10を取り付けた後、簡易二重サッシ10と枠部31との間隙に、ブチル接着剤17を流入させ、間隙を埋める。これにより、簡易二重サッシ10を被取付窓ガラス30に取り付けることができる。
【0032】
また、取り付け後、ガス封入口13cからアルゴンガスを注入する。ガス封入口13cは、乾燥剤20の効果を考慮して、簡易二重サッシ10の被取付窓ガラス30への取り付け直前に穿設することが望ましい。ガス封入口は枠部材13の内部の中空部を介して通気孔13aに通じており、ガス封入口13cから注入されたアルゴンガスは空気層に充填されることとなる。アルゴンガスの比重は空気より軽量なため、上方に位置するガス封入口13c(図1における左上方)からアルゴンガスを注入することで、下方に位置するガス封入口13c(図1における右下方)から空気を排出することができる。アルゴンガスの封入が完了したら、ガス封入口13cはブチル接着剤又はシリコンゲル等で閉塞することで、アルゴンガスの漏洩を防止する。
【0033】
図4及び5は、被取付サッシ30に簡易二重サッシ10を取り付けた後、ジョイントを用いて簡易二重サッシ10の固定強度を補強した状態を示している。40はジョイントであり、断面が略L字状に形成されている。ジョイント40は図示しないビスによって枠部31に固定され、ブチル接着剤により簡易二重サッシ10の枠体12と接合する。これにより、簡易二重サッシ10は、被取付サッシ30の窓ガラス32とジョイント40とにより挟持され、強固に固定される。
【0034】
以上のように構成した簡易二重サッシ10によれば、4つの枠部材13を接合した矩形の枠体12において接合部を固着剤注入口13bから注入されるブチル接着剤によって埋められ、更に該枠体12と簡易二重サッシ10の板ガラス11とが気密性の高いブチル接着剤にて接合され、枠体12は被取付サッシ30の窓ガラス32と同じくブチル接着剤にて接合されることによって密閉された閉空間が形成される。枠部材13の内部に収納される乾燥剤20は、枠部材13に形成される通気孔13aを介して閉空間に含まれる水蒸気等の水分を吸収することができる。閉空間は外気の流入が防止されているため、乾燥剤20の水分の吸収を効率よく行うことができ、外気との寒暖の差が激しいような気候においても、閉空間内部で結露が発生することは無い。また、簡易二重サッシ10を取り付けた後、ジョイント40を取り付けて、取付強度を補強したことにより、簡易二重サッシ10を窓ガラス32に接合するブチル接着剤16への負荷が減少し、脱落することを防止することができる。ジョイント40の固定方法は、ビスや接着剤等に限らず、如何なる方法を用いても問題ない。また、空気層にアルゴンガスを封入することで、簡易二重サッシ10を取り付けた際の断熱性を著しく向上することができ、外気からの熱伝導を阻害し、室温を過ごしやすい気温に保つことが可能となる。
【0035】
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、透明板を板ガラス11としたが、これに限定せずに透明のプラスチック板等を用いても問題ない。
【0036】
また、簡易二重サッシ10の被取付窓ガラス30への取り付けをブチル接着剤16を用いるとしたが、これに限定せずに気密性を保てるものであれば両面テープやシリコンゲル等であっても何ら問題ない。
【0037】
また、通気孔の形成位置は発泡剤14よりも内側の位置であれば、何れの位置であっても問題ない。更に、各図において、通気孔及び固着剤注入口を円状として表現しているが、これに限定せず、固着剤の注入が可能であれば、その形状は厭わない。
【0038】
また、図1及び図2において、板ガラス11を、枠部材12よりも小さく形成しているが、これに限定せずに板ガラス11を枠体12よりも大きく形成しても良い。その際、ガス封入口13cは、枠体12の側面部に形成し、側面からアルゴンガスの注入を行うこととなる。この際、図4のように、クッション効果のあるセッティングブロック50を配置し、その上に板ガラス11を載置することで、板ガラス11が枠部31と直接接触して板ガラス11が破損することを防止する。
【0039】
また、図1において枠部材を略台形状としたが、これに限定せずに、図6に示すように略直方体としても何ら問題ない。枠部材13を略直方体とすることで、断面が矩形の管状の部材を切断し、適当な長さとすることで枠部材13として形成することができ、加工を容易とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】本発明の実施例における、簡易二重サッシを示す斜視図である。
【図2】同上、簡易二重サッシの枠体を形成する枠部材の詳細な構成を示す、(a)斜視図、(b)側面図、(c)(b)のA−A面における断面図である。
【図3】同上、被取付サッシに簡易二重サッシを取り付けた状態を示す斜視図である。
【図4】同上、図3に示す簡易二重サッシをジョイントにより強固に固定した状態を示す斜視図である。
【図5】同上、図3に示すA−A面における簡易二重サッシの断面図である。
【図6】同上、略直方体に形成した枠部材を用いて構成された簡易二重サッシを示す斜視図である。
【符号の説明】
【0041】
10 簡易二重サッシ
11 板ガラス(透明板)
12 枠体
13 枠部材
13a 通気孔
13b 固着剤注入口
13c 吸収剤設置部
14 発泡剤
15、16、17 ブチル接着剤
20 乾燥剤(吸収剤)
30 被取付サッシ
31 枠部
32 窓部
40 ジョイント
50 セッティングブロック

【特許請求の範囲】
【請求項1】
枠部及び窓部からなる被取付サッシに取り付けて用いる簡易二重サッシであって、
相対する2辺が同寸法であり且つ管状の中空部が形成された枠部材によって構成される略口字状の枠体と、
前記枠体の開口面の一方を閉塞する透明板と、によって構成され
前記枠部材の中空部には水を吸収する吸収剤が収納され、
前記枠体の内側に該当する前記枠部材の面には、前記吸収剤が外気に触れることができるよう通気孔が穿設されたことを特徴とする簡易二重サッシ。
【請求項2】
前記通気孔から流入する外気以外に前記吸収剤が触れないよう、前記枠部材の中空部の前記吸収剤の収納場所の両端部を、密封したことを特徴とする請求項1記載の簡易二重サッシ。
【請求項3】
前記枠部材の両端部には固着剤注入孔を形成し、前記枠体として前記枠部材を形成した際、接合部に対して前記固着剤注入孔より固着剤を注入することを特徴とする請求項1又は2記載の簡易二重サッシ。
【請求項4】
前記枠体の透明板取り付け面とは他方の側全体に気密性の高い固着剤を塗布し、前記被取付サッシの窓部に固着させて取り付けることを特徴とする請求項1から3の何れか1項記載の簡易二重サッシ。
【請求項5】
前記枠体を前記被取付サッシに固着させる際、前記枠体と前記透明板、前記被取付サッシによって形成された閉空間にアルゴンガスを封入することを特徴とする請求項1から4の何れか1項記載の簡易二重サッシ。
【請求項6】
前記被取付サッシの前記枠部に断面が略L字状のジョイントを、ジョイント固定手段により取り付け、前記枠体を前記ジョイント及び前記被取付サッシの前記窓部により挟持することを特徴とする請求項1から5の何れか1項記載の簡易二重サッシ。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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