説明

簡易型クレーン及び安全装置

【課題】トラックの荷台に設置される簡易型クレーンにおいて、走行時に不用意に旋回することにより発生しうる事故を防止する安全装置を提供する。
【解決手段】トラックの荷台に固定されるベース部と、ベース部に鉛直軸回りに旋回可能に設けられた軸体4と、ベース部にはトラックの荷台内に収納可能に設けられたアウトリガー装置9とを備える簡易型クレーンにおいて、アウトリガー装置には旋回制限具2を備え、旋回制限具は、アウトリガー装置を荷台内に収納した状態において軸体の旋回可能な範囲を制限する機構を備えたとする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、トラックの荷台に設置する簡易型クレーンの安全装置に関し、より詳細には、走行時にブームが車外に旋回することを防止する安全装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、軽トラック、小型、中型トラック等において、運搬する荷物の積み下ろし作業を省力化すると共に、能率向上を図るために、取付が容易で小型の簡易型クレーンを据え付けることが行われている。
【0003】
このような簡易型クレーンにおいては、扱う重量が軽量であるため、旋回に際しては油圧等の駆動装置を必要とせず、ブーム又は吊荷を手で引くことにより旋回する方法がとられている。
【0004】
しかしながら、このような簡易型クレーンにおいては、自在に旋回することが出来るため、旋回を防止するピンを差す等の固定を忘れたまま走行すると、走行中に外力が加わることによりブームが旋回し、対向車や歩行者に衝突し、重大な事故となる恐れがあった。
旋回操作の安全性を向上させるため、旋回の駆動機構として歯車やウォーム・ホィール歯車を利用した簡易型クレーンが開示されている(特許文献1)。このような簡易型クレーンにおいては、歯車やウォーム・ホィール歯車の減速比が大きいため、走行中に外力が加わっても歯車やウォーム・ホィール歯車が抗力を発揮しクレーンが自在に旋回しなくなるため、このような事故を防止する効果があった。
【特許文献1】特開2003−341983号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の簡易型クレーンにおいては、クレーンを旋回させるために歯車を回転させなければならず、吊り荷自体は人力で旋回できる程度に軽量であるにもかかわらず、歯車を回転させることは煩雑であった。また、油圧、電動モーターによって歯車を回転させることも可能であるが、機構的に複雑となるため、簡易型クレーンのコストアップ、重量アップにつながっていた。
本発明では、走行中にブームが車外に不用意に旋回することを防止できる、簡単な構造で確実に操作できる安全装置及び安全装置を備えた簡易型クレーンを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
アオリを有する市販のほとんどのトラックにおいて、簡易型クレーンを使用する際は、通常、吊荷の上下移動を最小限にするためアオリを開いて使用される。また、走行時は荷物の落下を防止するため、アオリは閉められる。また、アオリのないトラックや、アオリの開閉出来ないトラックにおいても、簡易型クレーンにアウトリガー装置を備えている場合、走行時にはアウトリガー装置は収納される。
このような簡易型クレーンの使用方法をもとに、上記課題を鑑み鋭意検討した結果、走行中に簡易型クレーンのブームが車外に旋回することを防止するための本発明の簡易型クレーンの安全装置は、
(1)トラックの荷台内に設置される簡易型クレーンであって、
前記トラックの荷台に固定されるベース部と、前記ベース部に鉛直軸回りに旋回可能に設けられた軸体と、前記ベース部にトラックの荷台内に収納可能に設けられたアウトリガー装置とを備える簡易型クレーンにおいて、
前記アウトリガー装置には旋回制限具を備え、前記旋回制限具には、前記アウトリガー装置を荷台内に収納した状態において軸体の旋回可能な範囲を制限する機構を備えたことを特徴とする。
(2)荷台にアオリを有するトラックの荷台内に設置される簡易型クレーンであって、
前記トラックの荷台に固定されるベース部と、前記ベース部に鉛直軸回りに旋回可能に設けられた軸体とを備える簡易型クレーンにおいて、
前記軸体には隣接、固定あるいは外嵌して設けられた旋回制限具を備え、前記旋回制限具には、前記アオリを閉めた状態において前記軸体の旋回可能な範囲を制限する機構を備えたことを特徴とする。
これらの手段により、確実に簡易型クレーンのブームが走行中に旋回し発生する事故を防止することができる。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、トラックの荷台に設置された簡易型クレーンにおいて、ブームの固定ピンを差し忘れる等、固定操作を忘れた場合であっても走行時にブームが不用意に旋回し、歩行者や対向車と衝突することを防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は請求項1に係る第一実施形態の簡易型クレーン及び安全装置をトラックの荷台に設置した状態にて、トラック後方より見た斜視図、図2は請求項1に係る第一実施形態の簡易型クレーン及び安全装置をトラックの荷台に設置した状態にて、ブームを後方に収納したときの側面図、図3は請求項1に係る第一実施形態の簡易型クレーン及び安全装置をトラックの荷台に設置した状態にて、簡易型クレーンの使用状態における斜視図、図4は請求項1に係る第一実施形態の簡易型クレーン及び安全装置のみを示す斜視図である。
図5は請求項2に係る第二実施形態の簡易型クレーン及び安全装置をトラックの荷台に設置した状態を示す斜視図。図6は請求項2に係る軸体に外嵌して設けられた旋回制限具を持つ第二実施形態の簡易型クレーン及び安全装置の部分拡大図、図7は請求項2に係る軸体に固定して設けられた旋回制限具を持つ第三実施形態の簡易型クレーン及び安全装置の部分拡大図、図8は請求項2に係る軸体に隣接して設けられた旋回制限具を持つ第四実施形態の簡易型クレーン及び安全装置の部分拡大図である。
【0009】
請求項1に係る第1実施形態としては、図1〜4に示すように、トラックの荷台に設置されるベース部16と、前記ベース部16に鉛直軸回りに旋回可能に設けられた軸体4と、前記ベース部16に収納可能に設けられたアウトリガー装置9とを備える簡易型クレーンにおいて、前記アウトリガー装置9には旋回制限具2を備え、前記旋回制限具2は、前記アウトリガー装置9を収納した状態において軸体4の旋回可能な範囲を制限する機構を備えたことを特徴とする。。
アウトリガー装置9の収納方法は、どのような方法であってもかまわない。アウトリガー装置9がトラックの幅方向に延出し、アウトリガー装置9の先端に上下位置調整可能に可動ポール10が取り付けられたものであってもかまわないし、アウトリガー装置9が鉛直軸回りに旋回し、アウトリガー装置9の先端に上下位置調整可能に可動ポール10が取り付けられたものであってもかまわない。尚、本実施形態では、旋回しトラックの荷台内に収納可能なアウトリガー装置9に設けられた可動ポール10が旋回制限具2としての機能を果たしている。簡易型クレーン及びアウトリガー装置の収納時に可動ポール10の上端部がブーム7あるいはサポート17の高さ以上に到達し軸体4の旋回できる範囲を制限する安全装置としての機能する。簡易型クレーン及びアウトリガー装置の使用時に、可動ポール10の下端部はトラックの転倒を防止する機能を有している。旋回制限具としての機能は可動ポールが併せ持っている必要はなく、可動ポールとは別にアウトリガー先端に固定して設けられていても良い。荷物の積み卸し作業終了時、アオリ1を閉めることにより、アウトリガー装置9の収納を確実に行うことが出来、さらにはブーム7が車外に旋回することを防止できるからである。
【0010】
図5〜8に示すように、本発明の簡易型クレーンの安全装置は、トラックの荷台上に設置されるもので、ブーム7の軸体固定ピン8を差し忘れる等、固定操作を忘れた場合であっても、走行時に、アオリ1を閉めることにより、アオリ1と旋回制限具2と接触し、軸体4の旋回可能な範囲を制限することが出来るものであっても良い。
請求項2に係る第2実施形態としては、図6に示すように、軸体4に外嵌された旋回制限具2の当たり部3が、閉められたアオリ1に接触することにより、旋回制限具2の旋回範囲が制限され、軸体4に設けられたストッパーピン5が旋回制限具2に設けられたストッパー6に接触することにより、軸体4の旋回可能な範囲が制限される。尚、旋回制限具2に設けられたストッパー6は、図6にあるような形式に限定されたものではなく、同じ機能を果たすものであれば、長穴等であってもかまわない。また、軸体4側にストッパーが設けられ、旋回制限具2側にストッパーピンが設けられていてもかまわない。また、当たり部3はこのような板形状に限定されたものではなく、同一の機能を果たすものであれば棒やフレームであってもかまわない。また、旋回制限具の先端に可動ポールを備え、アウトリガー装置としての機能を備えた旋回制限具であってもかまわない。
【0011】
請求項2に係る第3実施形態としては、図7に示すように、旋回制限具2が直接軸体4に固定されたものであってもかまわない。つまり当たり部3が直接軸体4に固定されている。当たり部は、アオリ1が閉められている場合のみアオリ1と接触することにより軸体4の旋回可能範囲を制限することが出来る。尚、当たり部3はこのような板形状に限定されたものではなく、同一の機能を果たすものであれば棒やフレームであってもかまわない。
【0012】
請求項2に係る第4実施形態としては、図8に示すように、旋回制限具は軸体4に隣接してアオリ1に設けられた固定ピン11と、軸体4に設けられた固定穴12とからなり、固定ピン11が、アオリ1を閉めた際に、固定穴12に挿入されることにより軸体4の旋回を制限することが出来る。尚、軸体4が旋回を制限される以外の方向に位置している場合にはアオリ1に設けられた固定ピン11を軸体4に設けられた固定穴12に挿入することが出来なくなるため、アオリ1を完全に閉鎖することが出来なくなる。このため簡易型クレーンの使用者は、ブーム7が走行にふさわしい位置でないことに気づくことが出来、クレーンの旋回による事故を未然に防止することが出来る。尚、固定穴の形状はこのような形に限定されたものではなく、アオリの高さが変わっても使用できるよう縦長の形状であってもよい。
【実施例】
【0013】
以下に実施例を挙げ本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれら実施例のみの限定されない。
(実施例1)
図1、図2のようにトラックの鳥居に支柱13と枠体14と脚15とからなる簡易型クレーンのベース部16が設置されている。支柱13に隣接して軸体4が設けられ、軸体4の上端にはブーム7が上下方向に回動可能に取り付けられている。ブーム7の略中間部と軸体の略中間部にはサポート17が架設されブーム7を任意の位置で支持できる構造となっている。支柱13には鉛直軸回り旋回可能にアウトリガー装置9が設けられている。アウトリガー装置9の先端には上下方向の位置を調整可能に可動ポール10が設けられている。
簡易型クレーンの使用時は、トラックの側面のアオリ1を開き、アウトリガー装置9をその先端が最もトラックとの距離が大きくとれる位置に旋回して広げ、アウトリガー装置9の先端に取り付けられた可動ポール10をその下端が接地するまで下げ固定した。
簡易型クレーンの収納時は、サポート17の長さ又は取付位置を変えることによりブーム7を下げ、ブーム7がトラックの荷台上となる任意の位置にて軸体固定ピン8を差し固定した。次に可動ポール10の下端が荷台の高さ以上になる位置で固定し、次にアウトリガー装置9をトラックの後方に向け収納する。その後アオリ1を閉める。このとき、可動ポール10の上端は、サポート17の位置よりも高くなり、軸体固定ピン8を差し忘れたとしてもブーム7はアウトリガー装置9よりも外側に旋回することは出来ない。また、アオリ1が閉められているため、アウトリガー装置9はトラックの荷台から外に出ることはない。すなわち、これらの作用によりアオリ1が閉められている限りブームがトラック荷台上から外に出ることはなく、ブーム7がトラックの外側に出ることを防止する安全装置を提供することが出来る。
【0014】
(実施例2)
図5、図6のようにトラックの荷台上に簡易型クレーンのベース部が固定されている。ベース上に自在に旋回できるように取り付けられた軸体4には、旋回制限具2が外嵌されており、軸体4に設けられたストッパーピン5と、旋回制限具2に設けられたストッパー6により旋回制限具2の可動範囲は限定されている。また、旋回制限具2には、当たり部3があり、アオリ1を閉じた際には旋回制限具2の可動範囲は制限されるが、開けている際には可動範囲は制限されない。
簡易型クレーンを使用した荷物の積み卸し作業を終了し、簡易型クレーンを収納する際、サポート17の長さ又は取付位置を変えることによりブーム7を下げ、ブーム7がトラックの荷台上となる任意の位置にて軸体固定ピン8を差した。次にアオリ1を閉める。このとき旋回制限具2にアオリ1は接触していなかった。尚、このとき軸体固定ピン8を抜いてブームを旋回させたが、旋回制限具2の当たり部3がアオリ1に接触し、ブームが荷台外部にはみ出すことはなかった。
尚、軸体固定ピン8を差し忘れたとしてもブーム7は、旋回制限具2がアオリ1に接触し、軸体4の旋回出来る範囲は制限されている。これらの作用によりアオリ1が閉められている限りブームがトラック荷台上から外に出ることはなく、ブーム7がトラックの外側に出ることを防止する安全装置を提供することが出来る。
【0015】
(実施例3)
図5と同様にトラックの荷台上に簡易型クレーンのベース部が固定されている。図7に示すように、ベース部上に自在に旋回できるように取り付けられた軸体4には、当たり部3からなる旋回制限具2が固定されており、アオリ1を閉じた際には旋回制限具2の可動範囲は制限されるが、開けている際には可動範囲は制限されない。
簡易型クレーンを使用した荷物の積み卸し作業を終了し、簡易型クレーンを収納する際、サポート17の長さ又は取付位置を変えることによりブーム7を下げ、ブーム7がトラックの荷台上となる任意の位置にて軸体固定ピン8を差した。次にアオリ1を閉める。このとき旋回制限具2にアオリ1は接触していなかった。尚、このとき軸体固定ピンを抜いてブームを旋回させたが、旋回制限具2の当たり部3がアオリ1に接触し、ブームが荷台外部にはみ出すことはなかった。
尚、軸体固定ピン8を差し忘れたとしてもブーム7は、旋回制限具2がアオリ1に接触し、軸体4の旋回出来る範囲は制限されている。これらの作用によりアオリ1が閉められている限りブームがトラック荷台上から外に出ることはなく、ブーム7がトラックの外側に出ることを防止する安全装置を提供することが出来る。
【0016】
(実施例4)
図5と同様にトラックの荷台上に簡易型クレーンのベース部が固定されている。図8に示すように、アオリ1には固定ピン11が設けられており、ベース部上に自在に旋回できるように取り付けられた軸体4には固定穴12が設けられている。旋回制限具2は軸体4に隣接する前記固定ピン11と、前記固定穴12とから構成されている。固定ピン11を固定穴12に挿入してアオリ1を閉じた際には旋回制限具2により軸体4の可動範囲は制限されるが、開けている際には可動範囲は制限されない。
簡易型クレーンを使用した荷物の積み卸し作業を終了し、簡易型クレーンを収納する際、サポート17の長さ又は取付位置を変えることによりブーム7を下げ、ブーム7がトラックの荷台上となる任意の位置にて軸体固定ピン8を差した。次にアオリ1を閉める。このとき、軸体4は軸体固定ピン8を差すことが出来る位置以外ではアオリ1を閉めることが出来ない。
尚、軸体固定ピン8を差し忘れたとしても、旋回制限具2の固定ピン11と固定穴と12により軸体4が拘束され、軸体4の旋回出来る範囲は制限されている。これらの作用によりアオリ1が閉められている限りブームがトラック荷台上から外に出ることはなく、ブーム7がトラックの外側に出ることを防止する安全装置を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】請求項1に係る第一実施形態の簡易型クレーン及び安全装置をトラックの荷台に設置した状態にて、トラック後方より見た斜視図。
【図2】請求項1に係る第一実施形態の簡易型クレーン及び安全装置をトラックの荷台に設置した状態にて、ブームを後方に収納したときの側面図。
【図3】請求項1に係る第一実施形態の簡易型クレーン及び安全装置をトラックの荷台に設置した状態にて、簡易型クレーンの使用状態における斜視図。
【図4】請求項1に係る第一実施形態の簡易型クレーン及び安全装置のみを示す斜視図。
【図5】請求項2に係る第二実施形態の簡易型クレーン及び安全装置をトラックの荷台に設置した状態を示す斜視図。
【図6】請求項2に係る軸体に外嵌して設けられた旋回制限具を持つ第二実施形態の簡易型クレーン及び安全装置の部分拡大図。
【図7】請求項2に係る軸体に固定して設けられた旋回制限具を持つ第三実施形態の簡易型クレーン及び安全装置の部分拡大図。
【図8】請求項2に係る軸体に隣接して設けられた旋回制限具を持つ第四実施形態の簡易型クレーン及び安全装置の部分拡大図。
【符号の説明】
【0018】
1 アオリ
2 旋回制限具
3 当たり部
4 軸体
5 ストッパーピン
6 ストッパー
7 ブーム
8 軸体固定ピン
9 アウトリガー装置
10 可動ポール
11 固定ピン
12 固定穴
13 支柱
14 枠体
15 脚
16 ベース部
17 サポート

【特許請求の範囲】
【請求項1】
トラックの荷台内に設置される簡易型クレーンであって、
前記トラックの荷台に固定されるベース部と、前記ベース部に鉛直軸回りに旋回可能に設けられた軸体と、前記ベース部にトラックの荷台内に収納可能に設けられたアウトリガー装置とを備える簡易型クレーンにおいて、
前記アウトリガー装置には旋回制限具を備え、前記旋回制限具には、前記アウトリガー装置を荷台内に収納した状態において軸体の旋回可能な範囲を制限する機構を備えたことを特徴とする簡易型クレーン及び安全装置。
【請求項2】
荷台にアオリを有するトラックの荷台内に設置される簡易型クレーンであって、
前記トラックの荷台に固定されるベース部と、前記ベース部に鉛直軸回りに旋回可能に設けられた軸体とを備える簡易型クレーンにおいて、
前記軸体には隣接、固定あるいは外嵌して設けられた旋回制限具を備え、前記旋回制限具には、前記アオリを閉めた状態において前記軸体の旋回可能な範囲を制限する機構を備えたことを特徴とする簡易型クレーン及び安全装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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