説明

細繊度ポリエステル糸およびその製造方法

【課題】本発明は、ポリエステル繊維織物が本来有する、優れた耐候性、および寸法安定性に加えて、耐破れ性および軽量性に優れ、パラグライダーの様に特に軽量性を重視する風圧を利用するスポーツ用具に好適な布帛とすることのできる細繊度ポリエステル糸、及びその製造方法を提供することにある。
【解決手段】主たる繰り返し単位がエチレンテレフタレートから構成されるポリエステル繊維であり、下記(1)〜(7)の全てを満足する細繊度ポリエステル糸。
(1)固有粘度〔η〕F(dl/g) ; 0.70〜1.00
(2)全繊度(dtex) ; 8〜20
(3)単糸繊度(dtex) ; 1〜4
(4)破断強度(cN/dtex) ; 5.3以上
(5)破断伸度(%) ; 20以上
(6)沸水収縮率(%) ; 3〜5
(7)交絡個数(ケ/m) ; 10〜30

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は風をはらむスポーツ用具用布帛材料に用いられるポリエステル糸に関するものである。さらに詳しくは、本発明は、ポリエステル繊維を主たる構成成分として形成された織物を含み、軽量性及び耐破れ性に優れ、パラグライダー、ハングライダーのような風をはらむスポーツ用具に好適な布帛材料に用いられるポリエステル糸に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、余暇の増大にともないスポーツを趣味とする傾向が増大している。その内容も多種多様化してきており最近ではスカイスポーツ等のレジャー型スポーツも盛んとなっている。これらスカイスポーツ用製品としては、パラグライダー、ハングライダー、およびスタントカイトがあり、これらには繊維素材布帛が使用されている。従来、スポーツ用繊維素材は主として綿、ナイロン繊維が使用されてきたが、軽量性、強さ、外観が優れているというよい点に基づき近年ナイロン繊維の使用が主流となっている。しかし、ナイロン繊維は一般的に耐候性、および寸法安定性に劣るため、これらの特性においてナイロン繊維より優れているポリエステル繊維の活用が注目されてきており(特許第2653919号公報)、スタントカイト分野ではポリエステル繊維が主流になりつつある。また、ナイロン繊維より糸強度の面で劣るポリエステル繊維においては、セールクロス分野で見られるように布帛における樹脂コーティングの技術により布帛での引裂き強度向上が図られており(特許第4369190号公報)、ナイロン繊維が主流で使用されていたレジャー型スポーツ分野での用途拡大が進んできている。
【0003】
しかしながら、かかるポリエステル繊維での全繊度は22〜84dtexが主流であり、軽量性を強く求められるパラグライダー分野では要求される布帛の通気性と布帛重量(g/m)を両立して満足するには全繊度が8〜20dtexの繊度からなるマルチフィラメントが必要であり、現在では全ての繊度範囲をカバーしているナイロン繊維がパラグライダー分野においての主要繊維となっている。以上の経緯より、近年、パラグライダー分野においては、ナイロン繊維より耐候性、および寸法安定性に優れた20dtex以下のポリエステル繊維の要求が高まりつつある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第2653919号公報
【特許文献2】特許第4369190号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、ポリエステル繊維織物が本来有する、優れた耐候性、および寸法安定性に加えて、耐破れ性および軽量性に優れ、パラグライダーの様に特に軽量性を重視する風圧を利用するスポーツ用具に好適な布帛材料を提供することにある。さらに詳しくは、20dtex以下の細繊度ポリエステル糸を安定して生産し提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は鋭意検討を行った結果上記課題は下記のように解決されることを見出した。
即ち、本発明によれば、
主たる繰り返し単位がエチレンテレフタレートから構成されるポリエステル繊維であり、下記(1)〜(7)の全てを満足する細繊度ポリエステル糸、
(1)固有粘度〔η〕F(dl/g) ; 0.70〜1.00
(2)全繊度(dtex) ; 8〜20
(3)単糸繊度(dtex) ; 1〜4
(4)強度(cN/dtex) ; 5.3以上
(5)伸度(%) ; 20以上
(6)沸水収縮率(%) ; 3〜5
(7)交絡個数(ケ/m) ; 10〜30
が提供される。
【0007】
又別の発明の態様として、固有粘度〔η〕Cが0.8以上で粉チップの付着量がペレット総重量に対して100ppm以下であるポリエチレンテレフタレートペレットを溶融紡糸後、該溶融マルチフィラメントを紡糸口金直下に設けた80〜350℃の雰囲気温度に保持した長さ5〜20cmの保温領域を通過させた後冷風を吹き付けて溶融フィラメントの固化点を口金下1.5m以内となるように急冷固化させた後、オイリングを施し、500〜1500m/分で引き取り、得られた未延伸マルチフィラメントを2.8〜3.5倍で延伸し、更に1.10〜1.40倍で延伸する2段延伸を行い、その後、0.9〜0.98のリラックス倍率下において熱処理と交絡付与することを特徴とする請求項1の細繊度ポリエステル糸の製造法及び上記ポリエステル糸からなる布帛重量35g/m以下の織物、
が提供される。
【発明の効果】
【0008】
本発明の細繊度高強度ポリエステル糸は、従来公知の高強力ポリエチレンテレフタレート糸に比較して、繊度が極めて細く、伸度も25%以上維持している強度と取り扱い性を両立させた糸である。本発明の製造法は、従来のポリエチレンテレフタレート糸製造法に比べ、細繊度における工程通過性及び品位に優れたものである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明のポリエステル糸は、主たる繰り返し単位がエチレンテレフタレートから構成され、繊維での固有粘度〔η〕Fは、ポリエステル繊維の強伸度特性、タフネス、及び布帛での耐破れ性に影響を及ぼす重要な要素であり、その範囲は0.70以上1.00以下であることが好ましく、より好ましくは0.80以上0.95以下である。この〔η〕Fが0.70未満の場合、得られるポリエステル繊維の破断強伸度は、上記(4)及び(5)を同時に満足させることが困難になるだけでなく、布帛での耐破れ性も不十分になる。一方、〔η〕Fが1.00を超える場合には、製糸性が大きく低下し、毛羽及び糸切れにより工程通過性が著しく低下する。
【0010】
本発明のポリエステル糸の全繊度は、6〜22dtexであり、単糸繊度は、1〜4dtexであることが必要である。布帛での通気度を維持し、軽量化を図るには全繊度を下げることが必要であり、22dtexを超える場合は通気度が良好と言われている0.1(ml/cm/秒)での織組織において布帛重量35g以上となり軽量性としては劣るものとなる。布帛重量は35g/m以下の織物である必要がある。一方で、6dtex未満では製糸性が大きく低下し、毛羽及び糸切れにより工程通過性が著しく低下する。
【0011】
単糸繊度は、1dtex未満の場合、この繊維から作られる布帛材料が過度に柔軟になり、かつ破断しやすくなるという不具合を生じ、また4dtexを超える場合は、この繊維から作られる布帛材料が過度に粗剛になるという不具合を生ずる。
【0012】
本発明のポリエステル糸の破断強度、伸度はそれぞれ5.3cN/dtex以上、及び20%以上を同時に満足することが望ましい。破断強度が5.3cN/dtex以上であっても、破断伸度が20%未満の場合には、このようなポリエステル繊維含有布帛材を用いて作られたスポーツ用具が急激に風をはらみ、大きな風圧を受けた場合、直ちに変形(伸長)して風のエネルギーを吸収する性能が不十分になり、すぐに破裂してしまう危険性が高くなり、また、破断強度が5.3cN/dtex未満の場合、破断伸度が20%以上あっても、上記急激な風圧により破裂しやすくなる。従って、破断強度、伸度はそれぞれ5.3cN/dtex以上、及び20%以上を同時に満足することが必要で、特に破断強度5.8cN/dtex以上、及び伸度25%以上の両関係を同時に満足することが好ましい。
【0013】
本発明のポリエステル糸は沸水収縮率が2〜5%であることが望ましい。このような沸水収縮率を有する布帛材料は、良好な仕上げ性及び風合を示すことができる。
本発明のポリエステル糸の交絡数は10〜30ケ/mであることが望ましい。このような交絡数を有することで、布帛を作成する整経工程及び製織工程において安定した工程通過性を得ることができる。
【0014】
また、ポリマー中には、各種の添加剤、たとえば二酸化チタンなどの艶消剤、熱安定剤、消泡剤、整色剤、難燃剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、赤外線吸収剤、蛍光増白剤、可塑剤、耐衝撃剤の添加剤、または補強剤としてモンモリナイト、ベントナイト、ヘクトライト、板状酸化鉄、板状炭酸カルシウム、板状ベーマイト、あるいはカーボンナノチューブなどの添加剤が含まれていてもよいことはいうまでもない。
【0015】
以上に説明した特徴を有するポリエステル繊維を主たる構成繊維として含有する織物は、パラグライダー、ハングライダー等の風をはらむスポーツ用の織物として好適である。これは前記の特性が、風をはらんだときに受ける応力、及び急激な応力変化等に十分に対抗して、その耐破れ性を向上させると共に、ポリエステル繊維の有する高い寸法安定性、太陽光や水に対する耐久性、およびパラグライダーには強く要求される持ち運び等の利便性に重要な優れた軽量性といった種々の特徴を十分に活用することができるからである。
【0016】
本発明で用いられるポリエステル糸の製造方法としては、固有粘度〔η〕Cが0.8以上になるよう固相重合がおこなわれたポリエステルペレット(単にペレットと呼ぶ場合がある)に付着している粉チップの付着量をペレット総重量に対して100ppm以下とし、該ペレットをエクストルーダーで溶融後紡糸口金より押し出し、溶融マルチフィラメントを紡糸口金直下に設けた80〜350℃の雰囲気温度に保持した長さ5〜20cmの保温領域を通過させ急激な冷却を抑制した後、この溶融マルチフィラメントを急冷して固体マルチフィラメントに変えオイリングを施した後、500〜1500m/分で引き取り、得られた未延伸マルチフィラメントを2.8〜3.5倍で延伸し、更に1.10〜1.40倍で延伸する2段延伸を行い、その後、0.9〜0.98のリラックス倍率下において熱処理と交絡付与することを特徴とする製造方法が重要である。
【0017】
使用するペレットの固有粘度〔η〕Cが0.8以上であることが重要であり、固有粘度〔η〕Cを上げる手段としては固相重合による手段が好ましい。固有粘度〔η〕Cが0.8未満の場合、繊維での固有粘度〔η〕Fが0.70未満となり、得られるポリエステル糸の破断強伸度は、上記破断強度5.8cN/dtex以上、及び伸度25%以上を同時に満足させることが困難になるだけでなく、布帛での耐破れ性も不十分になる。
【0018】
固相重合がおこなわれたペレットに付着している粉チップの付着量をペレット総重量に対して100ppm以下とすることが重要である。ペレットに付着している粉チップは固相重合工程に従来のペレットより長く滞留している粉が含まれており、この粉は過度な熱履歴をもつことで従来のペレット対比高い融点を示すことがある。この高融点化した粉は溶融後紡糸口金より押し出す際に従来ペレットを溶融したポリマーより粘度が高くなることで吐出性が悪化し、毛羽や断糸の原因となることが多く、特に、繊度の細いポリエステル繊維ではこのような吐出変動からくる紡糸工程での張力変動により、工程通過性が著しく低下することが分かった。
【0019】
ペレットに付着している粉チップの付着量をペレット総重量に対して100ppm以下とすることが重要であり、好ましくは50ppm以下である。粉チップをペレットから分離除去する方法としては特に指定されるものではなく、篩い機やサイクロンまたは落下速度差を利用した分離装置等を併用して付着率を低下させるとよい。
【0020】
溶融マルチフィラメントを紡糸口金直下に設けた80〜350℃の雰囲気温度に保持した長さ5〜20cmの保温領域を通過させ急激な冷却を抑制した後、この溶融マルチフィラメントに冷風を吹き付けて溶融フィラメントの固化点が口金下1.5m以内となるよう急冷固化させた後オイリングを施し、500〜1500m/分で引き取り、得られた未延伸マルチフィラメントを2.8〜3.5倍で延伸し、更に1.10〜1.40倍で延伸する2段延伸を行い、その後、0.9〜0.98のリラックス倍率下において熱処理とインターレース等で交絡付与することで上記物性を同時に満足するポリエステル繊維を得ることが出来る。
【0021】
また、延伸方法としては、別延伸法と呼ばれるオイリングを施した後得られた未延伸マルチフィラメントを引き取りローラーを経由して巻取り、次いでこれを延伸する方法でも、直延伸法と呼ばれる前記方法にて引き取りローラーにより引き取られた未延伸マルチフィラメントを巻き取ることなく直ちに延伸する方法のどちらでもよい。
【実施例】
【0022】
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらによって限定されるものではない。なお、実施例、比較例における各特性値は以下の方法で測定した。
【0023】
(1)固有粘度
樹脂あるいは繊維をフェノールとオルトジクロロベンゼンとの混合溶媒(容量比6:4)に溶解し、35℃でオストワルド型粘度計を用いて測定して求めた。
【0024】
(2)破断強度、破断伸度
原糸の強度および伸度はJIS−L1017に準拠し、オリエンテック社製のテンシロンを用いてサンプル長25cm、伸長速度30cm/分で測定し、サンプル破断した時の強度と伸度である。
【0025】
(3)沸水収縮率
枠周1.125mの検尺機で捲数20回のカセを作り、0.022cN/dtexの過重を掛けて、スケール板に吊るして初期のカセ長L0を測定する。その後、このカセを100℃の温水浴中で30分間処理後、放冷し再びスケール板に吊るし収縮後の長さLを測定し次式で温水収縮率を計算する。
沸水収縮率=(L0−L)/L0×100(%)
【0026】
(4)布帛引裂強力
JIS L−1096−79−6.15.2シングルタング法により測定した。
【0027】
(5)通気度
JIS L−1096−79−6.27通気性A法に準拠し、フラジール型通気量測定器を用いて測定した。すなわち、布帛試料から10cm×20cmの試験片をたて方向、及びよこ方向に各々5枚採取し、インストロン型の測定器を用い試験片の両つかみの中央で直角に5cmの切れ目を入れ、引張速度10cm/分で測定を行い、記録用紙に記録する。記録されたデータから最大値、および最大値を除き、第二、三、四位の値を平均した。
【0028】
(6)断糸
1kg巻きの延伸糸パーンを100本得る際に発生した断糸率。
【0029】
(7)粉チップ付着量(ppm)
溶融エクストルーダーに入る前のペレット100kgを採取し重量を測定した後、該当チップを20メッシュの篩の上で水洗浄したのちペレット水分率が洗浄前と同じ水分率レベルである50ppm以下になるまで乾燥し重量を測定する。水で洗浄する前と後の重量差を測定し、粉チップ付着量を算出する。
【0030】
[実施例1]
固有粘度〔η〕0.70のポリエチレンテレフタレートのペレットをタンブラー式固相重合装置にて固有粘度〔η〕1.00まで固相重合を行った。該ペレットを篩式粉取り装置に掛けて微細チップや粉を粗篩して除去し、その後、サイクロンを介して粉を除去した。
さらにペレットに静電気により付着して除去し難い状態にある粉を、電荷(イオン)を放射して静電気を除去しつつペレットの落下速度と上昇気流の速度差を利用して粉を除去する粉取り装置を使用して粉チップ付着率を70ppmとした。該ペレットを溶融エクストルーダーにて溶融し紡糸温度300℃でポリマーを口金吐出孔から押し出した後、雰囲気温度が200〜450℃の冷却遅延ゾーンを通過させた後、25℃の冷却風を500mmにわたって4〜8Nm/分吹きつけながら固化させた後オイリングを施し600m/分の速度で未延伸糸を引き取り、得られた未延伸マルチフィラメントを3.0倍で延伸し、更に1.20倍で延伸する2段延伸を行い、その後、0.9〜0.98のリラックス倍率下において熱処理と交絡付与を施し、実施例1のポリエステルマルチフィラメントを得た。
【0031】
上記のポリエステルマルチフィラメントを用いて下記組織の織物を作製した。
組織 : 平織
経・緯密度 :
8dtexヤーン・・・200本/25.4mm
11dtexヤーン・・・180本/25.4mm
20dtexヤーン・・・150本/25.4mm
経・緯糸条群単位組織:
単独糸条20本/3本合糸糸条1本/単独糸条2本/3本合糸糸条1本
得られた織物生機に定法より精練、プリセット、および染色工程を施し、次に、所定条件により熱処理を施した。得られた織物にポリウレタン系樹脂を固形分で5.5g/cmの塗布量になるようにコーティングして織物布帛材料を得た。得られた布帛材料の特性を表1に示す。
【0032】
[実施例2〜3、比較例1〜3]
表1に記載の条件で行った以外は実施例1と同様に行った。
【0033】
【表1】

【産業上の利用可能性】
【0034】
本発明のポリエステル糸は、軽量性及び耐破れ性に優れ、パラグライダー、ハングライダーのような風をはらむスポーツ用具に好適な布帛材料に用いられる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
主たる繰り返し単位がエチレンテレフタレートから構成されるポリエステル繊維であり、下記(1)〜(7)の全てを満足することを特徴とする細繊度ポリエステル糸。
(1)固有粘度〔η〕F(dl/g) ; 0.70〜1.00
(2)全繊度(dtex) ; 8〜20
(3)単糸繊度(dtex) ; 1〜4
(4)破断強度(cN/dtex) ; 5.3以上
(5)破断伸度(%) ; 20以上
(6)沸水収縮率(%) ; 3〜5
(7)交絡個数(ケ/m) ; 10〜30
【請求項2】
固有粘度〔η〕Cが0.8以上で粉チップの付着量がペレット総重量に対して100ppm以下であるポリエチレンテレフタレートペレットを溶融紡糸後、該溶融マルチフィラメントを紡糸口金直下に設けた80〜350℃の雰囲気温度に保持した長さ5〜20cmの保温領域を通過させた後冷風を吹き付けて溶融フィラメントの固化点を口金下1.5m以内となるように急冷固化させた後、オイリングを施し、500〜1500m/分で引き取り、得られた未延伸マルチフィラメントを2.8〜3.5倍で延伸し、更に1.10〜1.40倍で延伸する2段延伸を行い、その後、0.9〜0.98のリラックス倍率下において熱処理と交絡付与することを特徴とする請求項1の細繊度ポリエステル糸の製造法。
【請求項3】
請求項1の細繊度ポリエステル糸を含む布帛重量35g/m以下の織物。

【公開番号】特開2012−41653(P2012−41653A)
【公開日】平成24年3月1日(2012.3.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−183881(P2010−183881)
【出願日】平成22年8月19日(2010.8.19)
【出願人】(302011711)帝人ファイバー株式会社 (1,101)
【Fターム(参考)】