説明

細胞内デリバリーのための異種性ポリマーミセル

異種性ポリマーミセルおよびミセルと結合した薬剤(たとえばポリヌクレオチド)を含む組成物が、かかる薬剤の細胞内デリバリーのための方法とともに開示される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
異種性ポリマーミセルおよび当該ミセルと結合したポリヌクレオチドを含む組成物であって、ミセルが、
親水性ブロックおよび疎水性ブロックを含むブロック共重合体である第1ポリマー、および
第1ポリマーとは組成的に異なり、親水性ブロックおよび疎水性ブロックを含むブロック共重合体である第2ポリマーであって、ミセルがpH 7.4の水性媒体中で安定であるように、第2ポリマーの疎水性ブロックが第1ポリマーの疎水性ブロックと結合している第2ポリマー
を含み、
第1ポリマーまたは第2ポリマーの少なくとも一つが、pH依存性、膜不安定化ポリマーであるかまたはそれを含む、組成物。
【請求項2】
異種性ポリマーミセルおよび当該ミセルと結合したポリヌクレオチドを含む組成物であって、ミセルが、
親水性ブロックおよび疎水性ブロックを含むブロック共重合体である第1ポリマー、および
第1ポリマーとは組成的に異なり、親水性ブロックおよび疎水性ブロックを含むブロック共重合体である第2ポリマーであって、ミセルがpH 7.4の水性媒体中で安定であるように、第2ポリマーの疎水性ブロックが第1ポリマーの疎水性ブロックと結合している第2ポリマー
を含み、
第1ポリマーまたは第2ポリマーの少なくとも一つの疎水性ブロックが、複数の疎水性モノマー残基および複数の陰イオン性モノマー残基を含む、組成物。
【請求項3】
異種性ポリマーミセルおよび当該ミセルと結合したポリヌクレオチドを含む組成物であって、ミセルが、
親水性ブロックおよび疎水性ブロックを含むブロック共重合体である第1ポリマーであって、親水性ブロックが、ポリヌクレオチドとイオン結合して複数の陽イオン性モノマー残基を含む第1ポリマー、および
第1ポリマーとは組成的に異なり、親水性ブロックおよび疎水性ブロックを含むブロック共重合体である第2ポリマーであって、ミセルがpH 7.4の水性媒体中で安定であるように、第2ポリマーの疎水性ブロックが第1ポリマーの疎水性ブロックと結合している第2ポリマー
を含み、
第1ポリマーの親水性ブロック、第1ポリマーの疎水性ブロック、第2ポリマーの親水性ブロックおよび第2ポリマーの疎水性ブロックから選択される少なくとも一つのブロックが、2つ以上の組成的に異なるモノマー残基を含むランダム共重合体ブロックである、組成物。
【請求項4】
異種性ポリマーミセルおよび当該ミセルと結合したポリヌクレオチドを含む組成物であって、ミセルが、
親水性ブロックおよび疎水性ブロックを含むブロック共重合体である第1ポリマーであって、親水性ブロックが、ポリヌクレオチドであるかまたはそれを含み、疎水性ブロックが、複数の疎水性モノマー残基を含む第1ポリマー、および
第1ポリマーとは組成的に異なり、親水性ブロックおよび疎水性ブロックを含むブロック共重合体である第2ポリマーであって、ミセルがpH 7.4の水性媒体中で安定であるように、第2ポリマーの疎水性ブロックが第1ポリマーの疎水性ブロックと結合している第2ポリマー
を含む、組成物。
【請求項5】
異種性ポリマーミセルおよび当該ミセルと結合したポリヌクレオチドを含む組成物であって、ミセルが、
親水性ブロックおよび疎水性ブロックを含むブロック共重合体である第1ポリマーと共有結合したポリヌクレオチドを含むポリマーバイオ結合体(polymer bioconjugate)であって、親水性ブロックが、連結部分を介してポリヌクレオチドに結合した結合種を有する一または複数のモノマー残基を含む、ポリマーバイオ結合体、および
第1ポリマーとは組成的に異なり、親水性ブロックおよび疎水性ブロックを含むブロック共重合体である第2ポリマーであって、ミセルがpH 7.4の水性媒体中で安定であるように、第2ポリマーの疎水性ブロックが第1ポリマーの疎水性ブロックと結合している第2ポリマー
を含む、組成物。
【請求項6】
第1ポリマーが、pH依存性、膜不安定化ブロック共重合体である、請求項1〜5の何れかに記載の組成物。
【請求項7】
第1ポリマーの疎水性ブロックが、pH依存性、膜不安定化ブロック共重合体を含む、請求項1〜5の何れかに記載の組成物。
【請求項8】
第2ポリマーが、pH依存性、膜不安定化ブロック共重合体である、請求項1〜7の何れかに記載の組成物。
【請求項9】
第2ポリマーの疎水性ブロックが、pH依存性、膜不安定化ブロック共重合体を含む、請求項1〜7の何れかに記載の組成物。
【請求項10】
膜不安定化ポリマーが、pH 7.4におけるその溶血活性の少なくとも2倍の溶血活性をpH 6.2で有する、請求項6〜9の何れかに記載の組成物。
【請求項11】
膜不安定化ポリマーが、pH 7.4におけるその溶血活性の少なくとも3倍の溶血活性をpH 5.8で有する、請求項6〜9の何れかに記載の組成物。
【請求項12】
膜不安定化ポリマーが、約7.0より高いpHにおいて実質的に非溶血性である、請求項6〜11の何れかに記載の組成物。
【請求項13】
約20 ug/mlのポリマー濃度において、膜不安定化ポリマーが、インビトロの細胞アッセイで、約5.8またはそれより低いpHにおいて溶血性であり、約7.4より高いpHにおいて実質的に非溶血性である、請求項6〜9の何れかに記載の組成物。
【請求項14】
膜不安定化ポリマーが、インビトロの細胞アッセイで、エンドソーム透過性(endosomal-permeable)またはエンドソーム分解性(endosomalytic)である、請求項1および6〜13の何れかに記載の組成物。
【請求項15】
膜不安定化ポリマーが、インビボの非ヒト哺乳類アッセイで、エンドソーム透過性またはエンドソーム分解性である、請求項1および6〜13の何れかに記載の組成物。
【請求項16】
ポリマーミセルが、インビトロの細胞アッセイで、エンドソーム透過性またはエンドソーム分解性である、請求項1〜15の何れかに記載の組成物。
【請求項17】
ポリマーミセルが、インビボの非ヒト哺乳類アッセイで、エンドソーム透過性またはエンドソーム分解性である、請求項1〜15の何れかに記載の組成物。
【請求項18】
組成物が、インビトロの細胞アッセイで遺伝子発現を調節する、請求項1〜16の何れかに記載の組成物。
【請求項19】
組成物が、インビボの非ヒト哺乳類アッセイで遺伝子発現を調節する、請求項1〜16の何れかに記載の組成物。
【請求項20】
第1ポリマーの疎水性ブロックが、複数の疎水性モノマー残基および複数の陰イオン性モノマー残基を含む、請求項3〜19の何れかに記載の組成物。
【請求項21】
第2ポリマーの疎水性ブロックが、複数の疎水性モノマー残基および複数の陰イオン性モノマー残基を含む、請求項1〜20の何れかに記載の組成物。
【請求項22】
第1ポリマーの疎水性ブロックが、複数の陽イオン性モノマー残基を更に含む、先行する請求項の何れかに記載の組成物。
【請求項23】
第2ポリマーの疎水性ブロックが、複数の陽イオン性モノマー残基を更に含む、先行する請求項の何れかに記載の組成物。
【請求項24】
第1ポリマーの疎水性ブロックが、複数の陰イオン性モノマー残基、複数の陽イオン性モノマー残基、および複数の疎水性モノマー残基を含み、疎水性ブロックが、pH 7.4の水性媒体中で実質的に中性の全体的な電荷を有する、先行する請求項の各々に記載の組成物。
【請求項25】
第2ポリマーの疎水性ブロックが、複数の陰イオン性モノマー残基、複数の陽イオン性モノマー残基、および複数の疎水性モノマー残基を含み、疎水性ブロックが、pH 7.4の水性媒体中で実質的に中性の全体的な電荷を有する、先行する請求項の各々に記載の組成物。
【請求項26】
第1ポリマーの疎水性ブロックが、7.0より高いpHにおいて陰イオン性であり、かつ6.0またはそれより低いpHにおいて中性である(荷電していない)複数のモノマー残基を含む、先行する請求項の各々に記載の組成物。
【請求項27】
第2ポリマーの疎水性ブロックが、7.0またはそれより高いpHにおいて陰イオン性であり、かつ6.0またはそれより低いpHにおいて中性である(荷電していない)複数のモノマー残基を含む、先行する請求項の各々に記載の組成物。
【請求項28】
第1ポリマーの疎水性ブロックが、複数の陰イオン性モノマー残基を含み、5.8〜7.0の範囲のpKaを有する、先行する請求項の各々に記載の組成物。
【請求項29】
第2ポリマーの疎水性ブロックが、複数の陰イオン性モノマー残基を含み、5.8〜7.0の範囲のpKaを有する、先行する請求項の各々に記載の組成物。
【請求項30】
第1ポリマーの疎水性ブロックが、カルボン酸、スルホンアミド、ボロン酸、スルホン酸、スルフィン酸、硫酸、リン酸、ホスフィン酸、および亜リン酸基、並びにこれらの組み合わせから選択されるプロトン化可能な(protonatable)陰イオン性種(species)を有する複数のモノマー残基を含む、先行する請求項の各々に記載の組成物。
【請求項31】
第2ポリマーの疎水性ブロックが、カルボン酸、スルホンアミド、ボロン酸、スルホン酸、スルフィン酸、硫酸、リン酸、ホスフィン酸、および亜リン酸基、並びにこれらの組み合わせから選択されるプロトン化可能な陰イオン性種を有する複数のモノマー残基を含む、先行する請求項の各々に記載の組成物。
【請求項32】
第1ポリマーの疎水性ブロックが、(C2-C8)アルキルアクリル酸の重合に由来する複数のモノマー残基を含む、先行する請求項の各々に記載の組成物。
【請求項33】
第2ポリマーの疎水性ブロックが、(C2-C8)アルキルアクリル酸の重合に由来する複数のモノマー残基を含む、先行する請求項の各々に記載の組成物。
【請求項34】
第1ポリマーの疎水性ブロックが、複数の中性(荷電していない)疎水性モノマー残基を含む、先行する請求項の各々に記載の組成物。
【請求項35】
第2ポリマーの疎水性ブロックが、複数の中性(荷電していない)疎水性モノマー残基を含む、先行する請求項の各々に記載の組成物。
【請求項36】
第1ポリマーの疎水性ブロックが、各々のケースで任意に置換されたC2-C8アルキル、C2-C8アルケニル、C2-C8アルキニル、アリール、およびヘテロアリールから選択される疎水性種を有する複数のモノマー残基を含む、先行する請求項の各々に記載の組成物。
【請求項37】
第2ポリマーの疎水性ブロックが、各々のケースで任意に置換されたC2-C8アルキル、C2-C8アルケニル、C2-C8アルキニル、アリール、およびヘテロアリールから選択される疎水性種を有する複数のモノマー残基を含む、先行する請求項の各々に記載の組成物。
【請求項38】
第1ポリマーの疎水性ブロックが、各々のケースで任意に置換された(C2-C8)アルキル-エタクリレート、(C2-C8)アルキル-メタクリレート、または(C2-C8)アルキル-アクリレートの重合に由来する複数のモノマー残基を含む、先行する請求項の各々に記載の組成物。
【請求項39】
第2ポリマーの疎水性ブロックが、各々のケースで任意に置換された(C2-C8)アルキル-エタクリレート、(C2-C8)アルキル-メタクリレート、または(C2-C8)アルキル-アクリレートの重合に由来する複数のモノマー残基を含む、先行する請求項の各々に記載の組成物。
【請求項40】
第1ポリマーの疎水性ブロックが、複数の陽イオン性モノマー残基を更に含む、先行する請求項の各々に記載の組成物。
【請求項41】
第2ポリマーの疎水性ブロックが、複数の陽イオン性モノマー残基を更に含む、先行する請求項の各々に記載の組成物。
【請求項42】
第1ポリマーの疎水性ブロックが、複数の陽イオン性モノマー残基を含み、6.3〜7.8の範囲のpKaを有する、先行する請求項の各々に記載の組成物。
【請求項43】
第2ポリマーの疎水性ブロックが、複数の陽イオン性モノマー残基を含み、6.3〜7.8の範囲のpKaを有する、先行する請求項の各々に記載の組成物。
【請求項44】
第1ポリマーの疎水性ブロックが、非環式アミン、非環式イミン、環式アミン、環式イミン、および窒素含有ヘテロアリールからなる群より選択される種を有する複数のモノマー残基を更に含む、先行する請求項の各々に記載の組成物。
【請求項45】
第2ポリマーの疎水性ブロックが、非環式アミン、非環式イミン、環式アミン、環式イミン、および窒素含有ヘテロアリールからなる群より選択される種を有する複数のモノマー残基を更に含む、先行する請求項の各々に記載の組成物。
【請求項46】
第1ポリマーの疎水性ブロックが、各ケースで任意に置換された、(N,N-ジ(C1-C6)アルキル-アミノ(C1-C6)アルキル-エタクリレート、N,N-ジ(C1-C6)アルキル-アミノ(C1-C6)アルキル-メタクリレート、またはN,N-ジ(C1-C6)アルキル-アミノ(C1-C6)アルキル-アクリレートの重合に由来する複数のモノマー残基を含む、先行する請求項の各々に記載の組成物。
【請求項47】
第2ポリマーの疎水性ブロックが、各ケースで任意に置換された、(N,N-ジ(C1-C6)アルキル-アミノ(C1-C6)アルキル-エタクリレート、N,N-ジ(C1-C6)アルキル-アミノ(C1-C6)アルキル-メタクリレート、またはN,N-ジ(C1-C6)アルキル-アミノ(C1-C6)アルキル-アクリレートの重合に由来する複数のモノマー残基を含む、先行する請求項の各々に記載の組成物。
【請求項48】
第1ポリマーの疎水性ブロックが、複数の陰イオン性モノマー残基、複数の疎水性モノマー残基、および任意に複数の陽イオン性モノマー残基を含み、pH 7.4において:(i)疎水性:(陰イオン性+陽イオン性)種の比が、約1:3〜約3:1の範囲であり、(ii)陰イオン性:陽イオン性種の比が、約1:0〜約1:4の範囲である、先行する請求項の各々に記載の組成物。
【請求項49】
第2ポリマーの疎水性ブロックが、複数の陰イオン性モノマー残基、複数の疎水性モノマー残基、および任意に複数の陽イオン性モノマー残基を含み、pH 7.4において:(i)疎水性:(陰イオン性+陽イオン性)種の比が、約1:3〜約3:1の範囲であり、(ii)陰イオン性:陽イオン性種の比が、約1:0〜約1:4の範囲である、先行する請求項の各々に記載の組成物。
【請求項50】
第1ポリマーの疎水性ブロックが、複数の陰イオン性モノマー残基、複数の疎水性モノマー残基、および任意に複数の陽イオン性モノマー残基を含み、pH 7.4において:(i)疎水性:(陰イオン性+陽イオン性)種の比が、約1:2〜約2:1の範囲であり、(ii)陰イオン性:陽イオン性種の比が、約4:1〜約1:4の範囲である、先行する請求項の各々に記載の組成物。
【請求項51】
第2ポリマーの疎水性ブロックが、複数の陰イオン性モノマー残基、複数の疎水性モノマー残基、および任意に複数の陽イオン性モノマー残基を含み、pH 7.4において:(i)疎水性:(陰イオン性+陽イオン性)種の比が、約1:2〜約2:1の範囲であり、(ii)陰イオン性:陽イオン性種の比が、約4:1〜約1:4の範囲である、先行する請求項の各々に記載の組成物。
【請求項52】
第1ポリマーの疎水性ブロックが、プロトン化可能な陰イオン性種および疎水性種を有する第1の重合可能なモノマーに由来する複数の第1モノマー残基、および任意に脱プロトン化可能な陽イオン性種を有する第2の重合可能なモノマーに由来する複数の第2モノマー残基を含む、先行する請求項の各々に記載の組成物。
【請求項53】
第2ポリマーの疎水性ブロックが、プロトン化可能な陰イオン性種および疎水性種を有する第1の重合可能なモノマーに由来する複数の第1モノマー残基、および任意に
脱プロトン化可能な陽イオン性種を有する第2の重合可能なモノマーに由来する複数の第2モノマー残基を含む、先行する請求項の各々に記載の組成物。
【請求項54】
[保留]
【請求項55】
第1ポリマーの親水性ブロックが、複数の陽イオン性モノマー残基を含む、請求項1、2、3および5〜54の各々に記載の組成物。
【請求項56】
第1ポリマーの親水性ブロックが、複数の陽イオン性モノマー残基を、ポリヌクレオチドとイオン結合して含む、請求項1、2、3および5〜54の各々に記載の組成物。
【請求項57】
第1ポリマーの親水性ブロックが、複数の陽イオン性モノマー残基を含み、6.3〜7.8の範囲のpKaを有する、請求項55および56の各々に記載の組成物。
【請求項58】
第1ポリマーの親水性ブロックが、非環式アミン、非環式イミン、環式アミン、環式イミン、および窒素含有ヘテロアリールからなる群より選択される種を有する複数のモノマー残基を含む、請求項55〜57の各々に記載の組成物。
【請求項59】
第1ポリマーの親水性ブロックが、各ケースで任意に置換された、(N,N-ジ(C1-C6)アルキル-アミノ(C1-C6)アルキル-エタクリレート、N,N-ジ(C1-C6)アルキル-アミノ(C1-C6)アルキル-メタクリレート、またはN,N-ジ(C1-C6)アルキル-アミノ(C1-C6)アルキル-アクリレートの重合に由来する複数のモノマー残基を含む、請求項55〜57の各々に記載の組成物。
【請求項60】
第1ポリマーの親水性ブロックが、複数の中性親水性モノマー残基を更に含む、請求項55〜59の各々に記載の組成物。
【請求項61】
[保留]
【請求項62】
第1ポリマーの親水性ブロックが、ポリヌクレオチドであり、ポリヌクレオチドが、連結部分を介して第1ポリマーの疎水性ブロックに共有結合している、請求項1、2、4および6〜54の各々に記載の組成物。
【請求項63】
第1ポリマーの疎水性ブロックが、ポリヌクレオチドの3’端に共有結合している、請求項62に記載の組成物。
【請求項64】
第1ポリマーの疎水性ブロックが、ポリヌクレオチドの5’端に共有結合している、請求項62に記載の組成物。
【請求項65】
連結部分が共有結合である、請求項62〜64の何れかに記載の組成物。
【請求項66】
連結部分が、2つ以上の反応性官能基を含む多官能部分に由来する、請求項62〜64の何れかに記載の組成物。
【請求項67】
連結部分が、pH感受性の不安定な(labile)部分である、請求項62〜66の何れかに記載の組成物。
【請求項68】
連結部分が、血清pHで安定であり、エンドソーム(endosomal)pHで酸に不安定である、請求項62〜66の何れかに記載の組成物。
【請求項69】
連結部分が、pH 7.4で安定であり、pH 6.0で酸に不安定である、請求項62〜66の何れかに記載の組成物。
【請求項70】
連結部分がジスルフィドである、請求項62〜66の何れかに記載の組成物。
【請求項71】
[保留]
【請求項72】
連結部分を介して第1ポリマーに共有結合したポリヌクレオチドを含むポリマーバイオ結合体を含む、請求項1、2および5〜61の各々に記載の組成物。
【請求項73】
ポリヌクレオチドが、連結部分を介して第1ポリマーの親水性ブロックに共有結合している、請求項72に記載の組成物。
【請求項74】
第1ポリマーが、ポリヌクレオチドの3’端に共有結合している、請求項72および73の各々に記載の組成物。
【請求項75】
第1ポリマーが、ポリヌクレオチドの5’端に共有結合している、請求項72および73の各々に記載の組成物。
【請求項76】
連結部分が共有結合である、請求項72〜75の何れかに記載の組成物。
【請求項77】
連結部分が、2つ以上の反応性官能基を含む多官能部分に由来する、請求項72〜75の何れかに記載の組成物。
【請求項78】
連結部分が、pH感受性の不安定な(labile)部分である、請求項72〜77の何れかに記載の組成物。
【請求項79】
連結部分が、血清pHで安定であり、エンドソーム(endosomal)pHで酸に不安定である、請求項72〜77の何れかに記載の組成物。
【請求項80】
連結部分が、pH 7.4で安定であり、pH 6.0で酸に不安定である、請求項72〜77の何れかに記載の組成物。
【請求項81】
連結部分がジスルフィドである、請求項72〜77の何れかに記載の組成物。
【請求項82】
[保留]
【請求項83】
第2ポリマーの親水性ブロックが、複数の中性親水性モノマー残基を含む、先行する請求項の各々に記載の組成物。
【請求項84】
第2ポリマーの親水性ブロックが、複数の陽イオン性親水性モノマー残基を含む、先行する請求項の各々に記載の組成物。
【請求項85】
第2ポリマーの親水性ブロックが、複数の陰イオン性親水性モノマー残基を含む、先行する請求項の各々に記載の組成物。
【請求項86】
第2ポリマーの親水性ブロックが、複数の両性イオン性親水性モノマー残基を含む、先行する請求項の各々に記載の組成物。
【請求項87】
第2ポリマーの親水性ブロックが、ターゲティング部分を含む、先行する請求項の各々に記載の組成物。
【請求項88】
連結部分を介して第2ポリマーの親水性ブロックに共有結合した1つ以上のターゲティング部分を更に含む、先行する請求項の各々に記載の組成物。
【請求項89】
第2ポリマーの親水性ブロックが、連結部分を介して第2ポリマーの疎水性ブロックに共有結合したターゲティング部分から本質的になる、請求項1〜87の各々に記載の組成物。
【請求項90】
第1ポリマーの親水性ブロックが、ポリヌクレオチドとイオン結合して複数の陽イオン性モノマー残基を含み、第2ポリマーの親水性ブロックが、複数の中性極性残基を含む、請求項55〜61の各々に記載の組成物。
【請求項91】
[保留]
【請求項92】
第1ポリマーの親水性ブロックがポリヌクレオチドであり、第2ポリマーの親水性ブロックが、複数の中性極性残基を含む、請求項62〜71の各々に記載の組成物。
【請求項93】
[保留]
【請求項94】
ポリヌクレオチドが、第1ポリマーに共有結合しており、第2ポリマーの親水性ブロックが、複数の中性極性残基を含む、請求項72〜82の各々に記載の組成物。
【請求項95】
[保留]
【請求項96】
第1ポリマーの親水性ブロックまたは第2ポリマーの親水性ブロックが、遮蔽種(shielding species)を有する複数のモノマー残基を(更に)含む、先行する請求項の各々に記載の組成物。
【請求項97】
第1ポリマーの親水性ブロックまたは第2ポリマーの親水性ブロックが、遮蔽オリゴマー(shielding oligomer)を含むペンダント基を有する複数のモノマー残基を(更に)含む、請求項96に記載の組成物。
【請求項98】
第2ポリマーの親水性ブロックが、遮蔽ポリマー(shielding polymer)である、請求項96に記載の組成物。
【請求項99】
遮蔽種が、ポリヌクレオチドの立体遮蔽(steric shielding)に効果的である、請求項96〜98の各々に記載の組成物。
【請求項100】
遮蔽種が、血漿における酵素消化に対するポリヌクレオチドの安定性を向上させるのに効果的である、請求項96〜99の各々に記載の組成物。
【請求項101】
遮蔽種が、インビボで組成物の毒性を低減するのに効果的である、請求項96〜100の各々に記載の組成物。
【請求項102】
遮蔽種が、インビボで組成物の薬物動態または生体分布(biodistribution)を向上させるのに効果的である、請求項96〜100の各々に記載の組成物。
【請求項103】
第1ポリマーの親水性ブロックまたは第2ポリマーの親水性ブロックが、複数の中性親水性モノマー残基を(更に)含む、先行する請求項の各々に記載の組成物。
【請求項104】
第1ポリマーの親水性ブロックまたは第2ポリマーの親水性ブロックが、式I
【化1】

(ここでR1およびR2は、それぞれ独立に、水素、ハロゲン、および任意に置換されたC1-C3アルキルからなる群より選択され、nは、2〜20の範囲の整数である)のオリゴマーを含むペンダント基を有する重合可能なモノマーに由来する複数のモノマー残基を含む、先行する請求項の各々に記載の組成物。
【請求項105】
第1ポリマーの親水性ブロックまたは第2ポリマーの親水性ブロックが、式III
【化2】

(ここで
Xは、独立に、O、NR9、およびSからなる群より選択され、
R1、R2およびR3は、それぞれ独立に、水素、ハロゲン、および任意に置換されたC1-C3アルキルからなる群より選択され、
nは、2〜20の範囲の整数であり、
R8は、水素、ハロゲン、任意に置換されたC1-C3アルキル、およびターゲティング部分からなる群より選択され、これらは、任意に連結部分を介して連結され、
R9は、水素、および任意に置換されたC1-C5アルキルからなる群より選択される)
を有する重合可能なモノマーに由来する複数のモノマー残基を(更に)含む、先行する請求項の各々に記載の組成物。
【請求項106】
第1ポリマーの親水性ブロックまたは第2ポリマーの親水性ブロックが、式IV
【化3】

(ここで
R1、R2およびR3は、それぞれ独立に、水素、ハロゲン、および任意に置換されたC1-C3アルキルからなる群より選択され、
nは、2〜20の範囲の整数であり、
R8は、水素、ハロゲン、任意に置換されたC1-C3アルキル、およびターゲティング部分からなる群より選択され、これらは、任意に連結部分を介して連結される)
を有する重合可能なモノマーに由来する複数のモノマー残基を含む、先行する請求項の各々に記載の組成物。
【請求項107】
第1ポリマーの親水性ブロックまたは第2ポリマーの親水性ブロックが、遮蔽オリゴマーを含むペンダント基を有する少なくとも約10重量%のモノマー残基を含むランダム共重合体である、請求項55〜61および72〜95の各々に記載の組成物。
【請求項108】
第1ポリマーの親水性ブロックまたは第2ポリマーの親水性ブロックが、少なくとも約10重量%の中性親水性モノマー残基を含むランダム共重合体である、請求項55〜61および72〜95の各々に記載の組成物。
【請求項109】
第1ポリマーの親水性ブロックまたは第2ポリマーの親水性ブロックが、先行する請求項104に記載される式Iのオリゴマーを含むペンダント基を有する少なくとも約10重量%のモノマー残基を含むランダム共重合体である、請求項55〜61および72〜95の各々に記載の組成物。
【請求項110】
第1ポリマーの親水性ブロックまたは第2ポリマーの親水性ブロックが、先行する請求項105または106にそれぞれ記載される式IIIまたは式IVの重合可能なモノマーに由来する少なくとも約10重量%のモノマー残基を含むランダム共重合体である、請求項55〜61および72〜95の各々に記載の組成物。
【請求項111】
第1ポリマーの親水性ブロックまたは第2ポリマーの親水性ブロックが、少なくとも約10重量%の陽イオン性モノマー残基を更に含むランダム共重合体である、請求項106〜109の各々に記載の組成物。
【請求項112】
第2ポリマーの親水性ブロックが、式V
【化4】

(ここでR1およびR2は、それぞれ独立に、水素、ハロゲン、および任意に置換されたC1-C3アルキルからなる群より選択される)の繰返し単位を有し、約1,000〜約30,000の範囲の分子量を有する遮蔽ポリマーである、先行する請求項の各々に記載の組成物。
【請求項113】
第1ポリマーの親水性ブロックが、ポリヌクレオチドとイオン結合して複数の陽イオン性モノマー残基を含む、請求項96〜111の各々に記載の組成物。
【請求項114】
第1ポリマーの親水性ブロックがポリヌクレオチドであり、第2ポリマーの親水性ブロックが、請求項96〜112の一または複数に記載されるとおり特徴づけられる、請求項96〜112の各々に記載の組成物。
【請求項115】
第1ポリマーが、第1ポリマーに共有結合したポリヌクレオチドを含むポリマーバイオ結合体であり、第1ポリマーの親水性ブロックまたは第2ポリマーの親水性ブロックが、請求項96〜112の一または複数に記載されるとおり特徴づけられる、請求項96〜112の各々に記載の組成物。
【請求項116】
第1ポリマーまたは第2ポリマーの少なくとも一つが、ジブロック共重合体である、請求項1〜115の各々に記載の組成物。
【請求項117】
第1ポリマーおよび第2ポリマーの各々が、ジブロック共重合体である、請求項1〜115の各々に記載の組成物。
【請求項118】
第1ポリマーまたは第2ポリマーの少なくとも一つが、3つ以上のブロックを含むマルチブロック共重合体である、請求項1〜115の各々に記載の組成物。
【請求項119】
第1ポリマーおよび第2ポリマーの各々が、3つ以上のブロックを含むマルチブロック共重合体である、請求項1〜115の各々に記載の組成物。
【請求項120】
第1ポリマーまたは第2ポリマーの少なくとも一つが含む少なくとも一つのブロックが、2つ以上の組成的に異なるモノマー残基を含むランダム共重合体である、先行する請求項の各々に記載の組成物。
【請求項121】
第1ポリマーの第1ブロックが、2つ以上の組成的に異なるモノマー残基を含むランダム共重合体である、先行する請求項の各々に記載の組成物。
【請求項122】
第1ポリマーの第2ブロックが、2つ以上の組成的に異なるモノマー残基を含むランダム共重合体である、先行する請求項の各々に記載の組成物。
【請求項123】
第2ポリマーの第1ブロックが、2つ以上の組成的に異なるモノマー残基を含むランダム共重合体である、先行する請求項の各々に記載の組成物。
【請求項124】
第2ポリマーの第2ブロックが、2つ以上の組成的に異なるモノマー残基を含むランダム共重合体である、先行する請求項の各々に記載の組成物。
【請求項125】
第1ポリマーおよび第2ポリマーの各々が、重合可能なモノマーに由来するモノマー残基を含む、先行する請求項の各々に記載の組成物。
【請求項126】
重合可能なモノマーが、エチレン(ethlenically)不飽和モノマーである、請求項125に記載の組成物。
【請求項127】
重合可能なモノマーが、アクリルモノマーまたはビニルモノマーである、請求項125に記載の組成物。
【請求項128】
重合可能なモノマーが、任意に置換されたアクリル酸、任意に置換されたアクリルアミド、および任意に置換されたアクリレートから選択されるアクリルモノマーである、請求項125に記載の組成物。
【請求項129】
重合可能なモノマーが、任意にC1-C8アルキル-置換されたアクリル酸、任意にC1-C8アルキル-置換されたアクリルアミド、および任意にC1-C8アルキル-置換されたアクリレートから選択される、請求項125に記載の組成物。
【請求項130】
重合可能なモノマーが、式II
【化5】

(ここで
R3は、水素、ヒドロキシル、および任意に置換されたC1-C3アルキルからなる群より選択され、
R4は、陰イオン性種、陽イオン性種、中性種、疎水性種から選択される一または複数の種を含む基である)
を有するモノマーである、請求項125に記載の組成物。
【請求項131】
R4は、水素、-OR5、および-NR6R7からなる群より選択され、
R5は、水素、任意に置換されたアルキル、アルコキシ、任意に置換されたアルケニル、任意に置換されたアルキニル、任意に置換されたポリオキシル化アルキル、任意に置換されたアリール、および任意に置換されたヘテロアリールからなる群より選択され、
R6およびR7は、それぞれ独立に、水素、任意に置換されたアルキル、任意に置換されたアルケニル、任意に置換されたアルキニル、任意に置換されたポリオキシル化アルキル、任意に置換されたアリール、および任意に置換されたヘテロアリールからなる群より選択される、
請求項130に記載の組成物。
【請求項132】
R3は、水素およびメチルからなる群より選択され、
R4は、-OR5、および-NR6R7からなる群より選択され、
R5は、水素、任意に置換されたC1-C3アルキル、アルコキシ、アルコキシ、およびポリオキシル化アルキルからなる群より選択され、
R6およびR7は、それぞれ独立に、水素、および任意に置換されたC1-C3アルキルからなる群より選択される、
請求項130に記載の組成物。
【請求項133】
[保留]
【請求項134】
第1ポリマーおよび第2ポリマーの各々が、重合可能なモノマーの制御されたラジカル重合に由来するモノマー残基を含む、先行する請求項の各々に記載の組成物。
【請求項135】
第1ポリマーおよび第2ポリマーの各々が、1.5以下の多分散性指数を有する、先行する請求項の各々に記載の組成物。
【請求項136】
第1ポリマーが、第2ポリマーに共有結合により架橋結合し、これによりポリマーミセルが、架橋されたポリマーミセルである、先行する請求項の各々に記載の組成物。
【請求項137】
第1ポリマーの疎水性ブロックが、第2ポリマーの疎水性ブロックに共有結合により架橋結合する、先行する請求項の各々に記載の組成物。
【請求項138】
第1ポリマーおよび第2ポリマーが、それぞれ、エチレン(ethlenic)モノマーの制御されたラジカル重合に由来する複数のモノマー残基を含み、少なくとも一つのかかるモノマーが、二官能性架橋モノマーである、先行する請求項の各々に記載の組成物。
【請求項139】
第1ポリマーまたは第2ポリマーが、式IA
【化6】

(ここで
A0、A1、A2、A3およびA4は、それぞれ独立に、-CH2-、-C-C-、-C(O)(C)aC(O)O-、-O(C)aC(O)- および -O(C)bO-からなる群より選択され、
aは、1〜4の範囲の独立に選択された整数であり、
bは、2〜4の範囲の独立に選択された整数であり、
mは、0〜1.0未満 [好ましくは0〜約0.49]の範囲であり;
nは、0より大きく約1.0まで [好ましくは約0.51〜1.0]の範囲であり、
(m + n)の合計 = 1であり、
pは、約0.1〜約0.9の範囲であり、
qは、約0.1〜約0.9の範囲であり、
rは、0〜約0.8の範囲であり、
(p + q + r)の合計 = 1であり、
Y0、Y1およびY2は、それぞれ独立に、共有結合、(1C-10C)アルキル-、-C(O)O(2C-10C)アルキル-、-OC(O)(1C-10C)アルキル-、-O(2C-10C)アルキル- および -S(2C-10C)アルキル- -C(O)NR6(2C-10C) アルキル-からなる群より選択され;
Y3は、共有結合、(1C-10C)アルキルおよび(6C-10C)アリールからなる群より選択され;
Y4は、水素、(1C-10C)アルキル、(3C-6C)シクロアルキル、O-(1C-10C)アルキル、-C(O)O(1C-10C)アルキル、C(O)NR6(1C-10C)およびアリールからなる群より選択され、これらの何れかは一または複数のフッ素基で任意に置換され;
R1-R5およびY0-Y4で完全には置換されていないA0-A4の四価の炭素原子は、原子価に適切な数の水素原子で置換され;
R1、R2、R3、R4、R5、およびR6は、独立に、水素、-CN、アルキル、アルキニル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールおよびヘテロアリールからなる群より選択され、これらの何れかは一または複数のフッ素原子で任意に置換されてもよく;
Q0は、水素、親水性種(生理学的pHにおいて);結合可能な(conjugatable)種および官能性種からなる群より選択され、
Q1は、生理学的pHにおいて親水性である種であり;
Q2は、生理学的pH において正に荷電している種であり;
Q3は、生理学的pHにおいて負に荷電している種であるが、より低いpHにおいてプロトン化を受け;
vは、約5〜約25 kDaであり;
wは、約5〜約50 kDaである)
のブロック共重合体である、先行する請求項の各々に記載の組成物。
【請求項140】
第1ポリマーまたは第2ポリマーが、式VI:
【化7】

(ここで
A0、A1、A2、A3およびA4は、それぞれ独立に、-C-C-、-C(O)(C)aC(O)O-、-O(C)aC(O)- および -O(C)bO- からなる群より選択され;ここで
aは、1〜4の範囲の独立に選択された整数であり、
bは、2〜4の範囲の独立に選択された整数であり、
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、R10 および R11は、それぞれ独立に、水素、(1C-5C)アルキル、(3C-6C)シクロアルキルおよびフェニルからなる群より選択され、これらの何れかは一または複数のフッ素原子で任意に置換されてもよく;
Y0およびY4は、それぞれ独立に、水素、(1C-10C)アルキル、(3C-6C)シクロアルキル、O-(1C-10C)アルキル、-C(O)O(1C-10C)アルキルおよびフェニルからなる群より選択され、これらの何れかは一または複数のフッ素基で任意に置換され;
Y1およびY2は、それぞれ独立に、共有結合、(1C-10C)アルキル-、-C(O)O(2C-10C)アルキル-、-OC(O)(1C-10C)アルキル-、-O(2C-10C)アルキル- および -S(2C-10C)アルキル-からなる群より選択され;
Y3は、共有結合、(1C-5C)アルキルおよびフェニルからなる群より選択され;
ここで、R1-R5およびY0-Y4で完全には置換されていないA1-A4の四価の炭素原子は、適切な数の水素原子で完備され;
Zは、生理学的に許容可能な対イオンであり、
mは、0〜約0.49であり、nは、約0.51〜約1.0であり、(m + n)の合計 = 1であり、
pは、約0.2〜約0.5であり、qは、約0.2〜約0.5であり、pは、qと実質的に同じであり、
rは、0〜約0.6であり、(p + q + r)の合計 = 1であり、
vは、約5〜約25 kDaであり;
wは、約5〜約25 kDaである)
のブロック共重合体である、先行する請求項の各々に記載の組成物。
【請求項141】
[保留]
【請求項142】
[保留]
【請求項143】
第1ポリマーおよび第2ポリマーの各々が、非ペプチド性ポリマーである、先行する請求項の各々に記載の組成物。
【請求項144】
第1ポリマーおよび第2ポリマーの各々が、非脂質性である、先行する請求項の各々に記載の組成物。
【請求項145】
第1ポリマーおよび第2ポリマーの各々が、非サッカリドポリマーである、先行する請求項の各々に記載の組成物。
【請求項146】
第2ポリマーの親水性ブロックが、第1ポリマーの親水性ブロックとは組成的に異なる、請求項1〜145の各々に記載の組成物。
【請求項147】
第2ポリマーの疎水性ブロックが、第1ポリマーの疎水性ブロックとは組成的に異なる、請求項1〜145の各々に記載の組成物。
【請求項148】
第2ポリマーの親水性ブロックが、第1ポリマーの親水性ブロックとは組成的に異なり、第2ポリマーの疎水性ブロックが、第1ポリマーの疎水性ブロックと実質的に同じ組成を有する、請求項1〜145の各々に記載の組成物。
【請求項149】
第2ポリマーの親水性ブロックが、第1ポリマーの親水性ブロックと実質的に同じ組成を有し、第2ポリマーの疎水性ブロックが、第1ポリマーの疎水性ブロックとは組成的に異なる、請求項1〜145の各々に記載の組成物。
【請求項150】
第2ポリマーの親水性ブロックが、第1ポリマーの親水性ブロックとは組成的に異なり、第2ポリマーの疎水性ブロックが、第1ポリマーの疎水性ブロックとは組成的に異なる、請求項1〜145の各々に記載の組成物。
【請求項151】
第1ポリマーについての親水性ブロック対疎水性ブロックの数平均分子量の比(Mn親水性:Mn疎水性1が、第2ポリマーについての親水性ブロック対疎水性ブロックの数平均分子量の対応する比(Mn親水性:Mn疎水性)2と少なくとも0.1異なる、請求項1〜150の各々に記載の組成物。
【請求項152】
第1ポリマーのトータルの数平均分子量Mnが、第2ポリマーのトータルの数平均分子量Mnと少なくとも10%異なる、請求項1〜151の各々に記載の組成物。
【請求項153】
第2ポリマーが、第1ポリマーのモノマー残基と異なる一または複数のモノマー残基を含む、請求項1〜152の何れかに記載の組成物。
【請求項154】
第1ポリマーおよび第2ポリマーが、それぞれ、同一の2つ以上のモノマー残基を含み、第2ポリマーについてのかかる2つ以上のモノマー残基の相対的な比が、第1ポリマーについての同一のかかる2つ以上のモノマー残基の相対的な比と異なる、請求項1〜152の何れかに記載の組成物。
【請求項155】
第2ポリマーが、第1ポリマーのポリマーアーキテクチャー(polymeric architecture)と異なるポリマーアーキテクチャーを有する、先行する請求項の各々に記載の組成物。
【請求項156】
第2ポリマーが、多分散性以外により第1ポリマーと異なる、先行する請求項の各々に記載の組成物。
【請求項157】
一または複数の陰イオン性モノマー残基を必要とする範囲の(as and to the extent requiring)先行する請求項の各々に記載の組成物であって、かかる陰イオン性モノマー残基が、プロトン化可能な陰イオン性種などの、陰イオンに荷電した、または荷電可能な種を含む、組成物。
【請求項158】
一または複数の陽イオン性モノマー残基を必要とする範囲の先行する請求項の各々に記載の組成物であって、かかる陽イオン性モノマー残基が、脱プロトン化可能な陽イオン性種などの、陽イオンに荷電した、または荷電可能な種を含む、組成物。
【請求項159】
一または複数の疎水性モノマー残基または親水性モノマー残基を必要とする範囲の先行する請求項の各々に記載の組成物であって、かかるモノマー残基が、それぞれ疎水性種または親水性種を含む、組成物。
【請求項160】
ポリヌクレオチドがオリゴヌクレオチドである、先行する請求項の各々に記載の組成物。
【請求項161】
ポリヌクレオチドがオリゴヌクレオチド遺伝子発現モジュレーターである、先行する請求項の各々に記載の組成物。
【請求項162】
ポリヌクレオチドがオリゴヌクレオチドアプタマーである、先行する請求項の各々に記載の組成物。
【請求項163】
ポリヌクレオチドがオリゴヌクレオチドノックダウン剤である、先行する請求項の各々に記載の組成物。
【請求項164】
ポリヌクレオチドが干渉RNAである、先行する請求項の各々に記載の組成物。
【請求項165】
ポリヌクレオチドが、siRNA、アンチセンスオリゴヌクレオチド、ダイサー基質、miRNA、aiRNAまたはshRNAから選択されるオリゴヌクレオチドである、先行する請求項の各々に記載の組成物。
【請求項166】
ポリヌクレオチドがsiRNAである、先行する請求項の各々に記載の組成物。
【請求項167】
ターゲティング部分を更に含む、先行する請求項の何れかに記載の組成物。
【請求項168】
ターゲティング部分を含む先行する請求項の何れかに記載の組成物であって、ターゲティング部分が、エンドサイトーシスを媒介するのに有効な一または複数のレセプターに対する親和性を有するリガンドである、組成物。
【請求項169】
ターゲティング部分を含む先行する請求項の何れかに記載の組成物であって、ターゲティング部分が、第1ポリマーの親水性ブロックまたは第2ポリマーの親水性ブロックに共有結合している、組成物。
【請求項170】
[保留]
【請求項171】
先行する請求項の各々に記載の組成物であって、ポリマーミセルが、(i)第1ポリマーについての親水性ブロック対疎水性ブロックの数平均分子量Mnの比が約 2:1〜約 1:9の範囲であること、および(ii)第2ポリマーについての親水性ブロック対疎水性ブロックの数平均分子量Mnの比が約 2:1〜約 1:9の範囲であることにより特徴づけられる、組成物。
【請求項172】
直前の請求項に記載の組成物であって、(i)第1ポリマーについての親水性ブロック対疎水性ブロックの数平均分子量Mnの比が約 1:1〜約 1:3の範囲であり、(ii)第2ポリマーについての親水性ブロック対疎水性ブロックの数平均分子量Mnの比が、約 1:1〜約 1:3である、組成物。
【請求項173】
先行する請求項の各々に記載の組成物であって、ポリマーミセルが、第1ポリマーおよび第2ポリマーのミセルあたりトータルで約 10〜約 100鎖の範囲の集合数により特徴づけられる、組成物。
【請求項174】
直前の請求項に記載の組成物であって、ポリマーミセルが、第1ポリマーおよび第2ポリマーのミセルあたりトータルで約 20〜約 60鎖の範囲の集合数により特徴づけられる、組成物。
【請求項175】
先行する請求項の各々に記載の組成物であって、ポリマーミセルが、約 0.2 ug/ml〜約 20 ug/mlの範囲の臨界ミセル濃度CMCにより特徴づけられる、組成物。
【請求項176】
直前の請求項に記載の組成物であって、ミセルが、約 0.5 ug/ml〜約 10 ug/mlの範囲の臨界ミセル濃度CMCにより特徴づけられる、組成物。
【請求項177】
[保留]
【請求項178】
先行する請求項の各々に記載の組成物であって、第1ポリマーおよび第2ポリマーの各々が、約 1.0〜約 1.7の範囲の多分散性指数を有する、組成物。
【請求項179】
先行する請求項の各々に記載の組成物であって、ブロック共重合体が、約 1.0〜約 1.4の範囲の多分散性指数を有する、組成物。
【請求項180】
[保留]
【請求項181】
異種性ポリマーミセルおよび当該ミセルと結合したポリヌクレオチドを含み、請求項1〜180の何れか1項により特徴づけられる組成物を調製するための方法であって、
第1ポリマーおよび第1ポリマーとは組成的に異なる第2ポリマーを第1変性媒体中に提供して、第1ポリマーおよび第2ポリマーの異種性混合物を形成し、ここで第1ポリマーおよび第2ポリマーの各々は、親水性ブロックおよび疎水性ブロックを含むブロック共重合体であること、
異種性混合物を第2水性媒体に移すこと、
第1ポリマーの疎水性ブロックを、当該水性媒体において第2ポリマーの疎水性ブロックと結合させて、第1ポリマーおよび第2ポリマーを含む異種性ミセルを形成すること、および
ポリヌクレオチドを、第1ポリマー、第2ポリマーまたは異種性ミセルの少なくとも一つと結合させること
を含む方法。
【請求項182】
請求項181に記載の方法であって、第1変性媒体が少なくとも30% C1-C4アルコールを含み、第2水性媒体がpH-緩衝化水性媒体である、方法。
【請求項183】
請求項181および182の各々に記載の方法であって、第1ポリマーの親水性ブロックが、複数の陽イオン性モノマー残基を含み、当該方法が、
第1ポリマーおよび第2ポリマーを含む異種性混合物を、第1変性媒体中に形成すること、
第1媒体をpH-緩衝化水性媒体で一部希釈すること、
ポリヌクレオチドを、一部希釈された第1媒体に提供して、ポリヌクレオチドを、一部希釈された第1媒体において第1ポリマーの親水性ブロックの陽イオン性モノマー残基と結合させること、および
一部希釈された第1媒体を、pH-緩衝化水性媒体で更に希釈すること
を更に含む方法。
【請求項184】
請求項181および182の各々に記載の方法であって、第1ポリマーの親水性ブロックが、複数の陽イオン性モノマー残基を含み、当該方法が、
第1ポリマーおよびポリヌクレオチドを第1媒体に提供し、ここで第1媒体は、少なくとも30%、約70%以下のC1-C4アルコールを含むこと、
ポリヌクレオチドを、第1媒体において第1ポリマーの親水性ブロックの陽イオン性モノマー残基と結合させること、
第2ポリマーを第1媒体に提供して、第1媒体において第1ポリマーおよび第2ポリマーを含む異種性混合物を形成すること、および
第1媒体をpH-緩衝化水性媒体で希釈すること
更に含む方法。
【請求項185】
第2水性媒体がリン酸緩衝生理食塩水である、請求項181〜186の各々に記載の方法。
【請求項186】
請求項181〜185の各々に記載に方法により調製される組成物。
【請求項187】
請求項1〜180および186の何れかに記載の組成物、および薬学的に許容可能な賦形剤を含む薬学的組成物。
【請求項188】
医薬の製造における請求項1〜180および186の何れかに記載の組成物の使用。
【請求項189】
ポリヌクレオチドの細胞内デリバリーのための方法であって、
異種性ポリマーミセルおよびこれと結合したポリヌクレオチドを含む請求項1〜180および186の何れかに記載の組成物を提供すること、
組成物を、第1pHの媒体において細胞表面と接触させること、
組成物を、エンドサイトーシスにより細胞内のエンドソーム膜に導入すること、
エンドソーム膜を不安定化し、これにより組成物またはポリヌクレオチドを細胞のサイトゾルへデリバーすること
を含む方法。
【請求項190】
細胞において細胞内ターゲットの活性を調節するための方法であって、
ポリヌクレオチドを、請求項189の方法に従って細胞のサイトゾルへデリバーすること、
ポリヌクレオチドを細胞内ターゲットと相互させ、これにより細胞内ターゲットの活性を調節すること
を含む方法。

【図1−1】
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【図1−2】
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【図1−3】
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【図1−4】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公表番号】特表2012−500793(P2012−500793A)
【公表日】平成24年1月12日(2012.1.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−523837(P2011−523837)
【出願日】平成21年5月13日(2009.5.13)
【国際出願番号】PCT/US2009/043859
【国際公開番号】WO2010/021770
【国際公開日】平成22年2月25日(2010.2.25)
【出願人】(502457803)ユニヴァーシティ オブ ワシントン (93)
【出願人】(510302870)フェイズアールエックス,インコーポレイテッド (8)
【Fターム(参考)】