組み立て玩具
【課題】 同一形状のブロックを組み合わせるブロック玩具では、少ない部品点数では変化に乏しく、飽きずに遊ぶには多くの部品点数が必要であった。
【解決手段】 扁平球形状に円柱部(81)を備えた第1部材(21)と、厚肉円板状に角穴(85)を備えた第2部材(31)と、正四角柱の棒状体の両端面及び2側面の端部近傍に円柱部(81)を、この円柱部(81)の間に角穴(85)を備え、他の2側面には円柱部と円柱部の間に設けられた角穴の位置に合わせた角穴(85)を備えた第3部材(41)と、円柱形状棒状体の両端に結合部(53)を備えて結合部の先端面と2側面に円柱部(81)を、他の2側面に角穴(85)を備える第4部材(51)との各部材の複数個を有し、各部材における円柱部(81)は同一大きさであり、各部材における角穴(85)は同一大きさの正4角形であって一辺が円柱部の直径に等しくされた組み立て玩具(10)とするものである。
【解決手段】 扁平球形状に円柱部(81)を備えた第1部材(21)と、厚肉円板状に角穴(85)を備えた第2部材(31)と、正四角柱の棒状体の両端面及び2側面の端部近傍に円柱部(81)を、この円柱部(81)の間に角穴(85)を備え、他の2側面には円柱部と円柱部の間に設けられた角穴の位置に合わせた角穴(85)を備えた第3部材(41)と、円柱形状棒状体の両端に結合部(53)を備えて結合部の先端面と2側面に円柱部(81)を、他の2側面に角穴(85)を備える第4部材(51)との各部材の複数個を有し、各部材における円柱部(81)は同一大きさであり、各部材における角穴(85)は同一大きさの正4角形であって一辺が円柱部の直径に等しくされた組み立て玩具(10)とするものである。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、角棒状や球形、更に変形可能な丸棒状などの部品を組み合わせて遊ぶ組み立て玩具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
今日、角柱状などのブロックに嵌合用の突起と凹部とを形成し、多数の同一形状のブロックを集めて玩具セットとし、1つのブロックの突起を他のブロックの凹部に挿入固定するようにして複数又は多数のブロックを結合させることによりブロックを組み合わせて遊ぶブロック組み立て玩具がある。
【0003】
又、可撓性を有する材質の棒状体の端部に嵌合用の突起を設けた変形可能な棒状体と、縦及び横方向に多数の嵌合用の穴部を配列した板状体とを組み合わせて玩具セットとし、棒状体を変形させて棒状体の端部を板状体の穴部に固定して遊ぶ組み立て玩具(例えば特許文献1)もある。
【特許文献1】特許第2611145号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前述の様に、角柱形状などの同一形状のブロックを組み合わせるブロック玩具や、多数の穴部を設けた板状体に変形可能な棒状体を取り付ける組み立て玩具では、少ない部品点数では変化に乏しく、飽きずに楽しく遊ぶには多くの部品点数が必要となる欠点があった。
【0005】
本発明は、この様な欠点を排除し、比較的少ない部品点数でも変化のある組み立てを可能として楽しむことができ、部品点数を足すことによって、より楽しく遊ぶことのできる組み立て玩具を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
扁平な球形状であって一方の扁平面の中央に突出する円柱部(81)を備えた樹脂製の第1部材(21)の少なくとも2つを有し、厚肉円板状であって一方の円形中心に角穴(85)を備えた樹脂製の第2部材31の少なくとも4つを有し、正四角柱の棒状体であって両端面及び対向する2側面の両端部近傍に各々円柱部(81)を備えると共に両端近傍に設けた前記円柱部(81)の間には少なくとも1つの当該棒状体を貫通する角穴(85)を備え、当該棒状体の他の対向する2側面には前記両端部近傍の円柱部(81)及び円柱部(81)の間に設けられた角穴(85)の位置に合わせた位置に棒状体を貫通する角穴(85)を備えた樹脂製の第3部材(41)の複数個を有し、金属製の心材(55)に樹脂被覆を施した可撓性を有する円柱形状の棒状体であって、その両端に正6面体の樹脂製の結合部(53)を備えて結合部(53)の先端面及び対向する2側面に各々円柱部(81)を備え、結合部(53)の他の対向する2側面には結合部(53)を貫通する角穴(85)を備える第4部材(51)の複数個を有するものである。
【0007】
そして、第1部材(21)や第3部材(41)及び第4部材(51)における円柱部(81)は同一大きさの同一形状であって、第2部材(31)や第3部材(41)及び第4部材(51)における角穴(85)は同一大きさの正4角形であって一辺の長さが円柱部(81)の直径に等しい長さとされた組み立て玩具(10)である。
【0008】
又、第3部材(41)は、棒状体の長さが異なると共に角穴(85)の数が異なる複数種類の棒状体とされ、各種類の棒状体は各々複数本とされ、全ての角穴(85)と角穴(85)の間隔が等しくされるものである。
【0009】
更に、第4部材(51)も、可撓性を有する棒状体の長さが異なる複数種類を各々複数本ずつ有するものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明は、扁平球形状の第1部材や厚肉円板状の第2部材と角柱棒状の第3部材を有するため、これらの部材を組み合わせて種々の動物や乗り物の形態に似せた形状に組み合わせることができ、可撓性を有する円柱棒状の第4部材を有するため、種々の変化のある形状とすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本発明を実施するための最良の形態は、扁平な球形状の第1部材21の複数個と、厚肉円板状の第2部材31の複数個と、正四角柱棒状体の第3部材41の複数個と、可撓性を有する円柱形状の棒状体の第4部材51の複数個とを組み合わせたものである。
【0012】
そして、第1部材21は少なくとも2つとし、この第1部材21としては、扁平な球形状とされる樹脂製であって、一方の扁平面の中央に突出する円柱部81を備え他方の扁平面に円形の着色部23を備えるものである。
【0013】
又、第2部材31は少なくとも4つとし、この第2部材31は、厚肉円板状であって一方の円形中心に角穴85を備えた樹脂製にして少なくとも外周面及び外周面近傍に着色部33を備えるものである。
【0014】
更に、第3部材41は、正四角柱の棒状体であって、両端面及び対向する2側面の両端部近傍に各々円柱部81を備えた長さの異なる棒状体とされ、対向する2側面の両端近傍に設けた円柱部81の間に1つの当該棒状体を貫通する角穴85を備える部材を少なくとも8個とし、円柱部81の間に3つの当該棒状体を貫通する角穴85を備えた部材を少なくとも4個とし、円柱部81の間に5つの当該棒状体を貫通する角穴85を備えた部材を少なくとも4個とし、円柱部81の間に7つの当該棒状体を貫通する角穴85を備えた部材を少なくとも4個とするものである。
【0015】
そして、この第3部材41は、各棒状体における円柱部81を端部近傍に有しない対向する2側面には、前記両端部近傍に設けられた円柱部81及び円柱部81の間に設けられた角穴85の位置に合わせた位置にこの棒状体を貫通する角穴85を備え、全ての角穴85と角穴85の間隔が等しくされるものである。
【0016】
又、第4部材51は、少なくとも長さの異なる3種類を少なくとも2本ずつとする6本以上とするものであり、この第4部材51は、銅線又はアルミニウム線の心材55に樹脂被覆を施した可撓性を有する円柱形状の棒状体であって、両端に正6面体とされた樹脂製の結合部53を備えてこの結合部53の先端面及び対向する2側面に各々円柱部81を備え、他の対向する2側面には結合部53を貫通する角穴85を備えるものである。
【0017】
尚、第1部材21や第3部材41及び第4部材51の円柱部81は、全て同一形状であって同一大きさとされ、第2部材31や第3部材41及び第4部材51の角穴85も、全て同一大きさの正4角形であって一辺の長さが円柱部81の直径に等しい長さとされるものである。
【実施例】
【0018】
本発明に係る組み立て玩具10の実施例は、図1に示すように、扁平な球形状の第1部材21の2個と、厚肉円板状の第2部材31の4個と、正四角柱棒状体の第3部材41として4種類の長さが異なる棒状体を最短のものは8個、他の3種類は4個ずつとし、可撓性を有する円柱形状の棒状体の両端に立方体形状である正六面体とされた樹脂製の結合部53を備えた第4部材51としては3種類の長さが異なる部材を2本ずつとして組み合わせるものである。
【0019】
この第1部材21は、図2の(A)(B)(C)に示すように、僅かに歪んだ扁平な球形状であって、図2の(B)(C)(D)に示すように一方の扁平な面の中央に円柱状の突出部とされる円柱部81を有し、全体を白色として円柱部81を有しない扁平面の中央に円形の黒色とする着色部23を備え、眼球を連想させる形状及び色彩としているものである。
【0020】
尚、全体を白色とし且つ着色部23を黒色とする場合のみでなく、全体を淡い青色や淡い赤色とし、着色部23を茶色や青色又は赤色とすることもあり、扁平球形状の最大直径は円柱部81の直径の4倍程度としている。
【0021】
又、第2部材31は、図3に示すように、厚肉の円板状であって、外周面及び外周近傍を黒色の着色部33としてタイヤを連想させる形状及び色彩とし、一方の面の中央には角に僅かな丸味を持たせた正四角形の角穴85を有するものである。
尚、この角穴85の深さは、正四角形である角穴85の一辺の長さと略等しい深さとし、円板の直径は角穴85の一辺の長さの5倍乃至6倍程度とし、厚みを角穴85の一辺の2倍程度としている。
【0022】
そして、第3部材41は、図4の(B)(D)(F)(H)などに示すように、全て等間隔に配置する角穴85の個数を異ならせて軸方向の長さが異なる4種類の角柱形状とするものであり、この第3部材41は、図4及び図5に示すように一辺の長さをLとする正方形の断面形状有する角柱形状の棒状体とされるものであり、この第3部材41は、軸方向の両端面の中央に円柱状に突出する円柱部81を有し、該円柱部81の直径は約L/2とし、円柱部81の突出量は直径である約L/2よりも僅かに小さくするものである。
【0023】
又、この角柱形状とされた棒状体である第3部材41の対向する2側面における端部近傍には、端面からの距離をL′/2とする位置において、端面に設けた円柱部81と同一形状の同一大きさとする円柱部81を設けるものであり、この第3部材41の両端近傍に設けた円柱部81の間には、少なくとも1つ以上の奇数個の角穴85を設けるものであって、各角穴85は、一辺を約L/2とする正四角形とした第3部材41を貫通する透孔とし、角穴85と円柱部81との距離や角穴85相互間の距離をL′とするものであり、角穴85相互間の距離であるL′は、棒状体断面の一辺の長さであるLよりも数パーセント程度だけ僅かに大きな大さとするものである。
【0024】
更に、この第3部材41では、円柱部81を設けない対向する2側面には、角柱形状の第3部材41の両端近傍において、第3部材41の端面から各々L′/2の位置において一辺を約L/2とする正四角形の貫通透孔とした角穴85を設けると共に、この両角穴85の間にも少なくとも1つ以上の奇数個の角穴85を設けるものとし、円柱部81を設けた2側面及び円柱部81を設けない2側面に設けた各角穴85は全て同一形状且つ同一大きさの貫通孔とすると共に、各角穴85の間隔を全てL′の同一間隔とするものであって、円柱部81を設けない対向した2側面においては、円柱部81の位置及び円柱部81の間に設けた角穴85の位置に対応した位置に角穴85を設けているものである。
【0025】
尚、この実施例では、円柱部81の間に設ける角穴85の数を1個のもの、3個のもの、5個のもの、7個のものとして4種類の長さの異なる第3部材41とし、円柱部81の間に1個の角穴85を有する最も短い部材を8個、他の長さのものを各々4個の組合せとしている。
【0026】
そして、第4部材51は、図6に示すように、両端に一辺の長さをLとする正立方体形状の結合部53を有した円柱棒状体であり、円柱棒状の本体部は、銅線又はアルミニウム線を心材55として合成樹脂の被覆を施して変形可能な可撓性を有する部材とするものである。
【0027】
又、樹脂製の結合部53は、その先端面及び対向する2側面に直径を約L/2とし突出量を直径である約L/2よりも僅かに小さくした円柱部81を有するものであり、他の2側面には一辺を約L/2とする正四角形の貫通透孔とした角穴85を有するものである。
【0028】
尚、この第4部材51の本体部55は、9L′よりも長くし、図1に示したように、異なる3種類の長さのものを少なくとも2本ずつとしているものである。
又、前述の第1部材21に設けられる円柱部81も、第3部材41や第4部材51に設ける円柱部81と同一大きさにして同一形状とし、第2部材31に設ける角穴85は、第3部材41や第4部材51の角穴85と同一大きさの一辺を約L/2とする正方形の凹陥部とするものである。
【0029】
この様に、扁平な球形状の第1部材21と、厚肉円板状の第2部材31と、角柱形状にして長さの異なる第3部材41や円柱棒状にして長さの異なる第4部材51を組み合わせている為、図7に示すように、例えば最も長い第3部材41の2本を胴体とし、この胴部とした第3部材41の各先端となる前端に最も短い第3部材41を頭部とするように各々接続固定し、この頭部の間に2番目に長い第3部材41を上顎及び下顎として接続し、更に頭部とした短い第3部材41の外側に各々第1部材21を取り付け、胴部の前後外側にも最も短い第3部材41を4本の足として取り付け、最も長い第4部材51を蛇行させて胴部とした第3部材41の間に固定し、更に胴部の後端の間に結合部53を挟むようにして中間長さの第4部材51により尾を後方に延長させた動物を連想させる形状とすることができる。
【0030】
又、最も長い第3部材41の一端に第1部材21を取り付け、中間長さの第4部材51の2本を用いて図8に示す羽を持った虫を連想させる形状や、図9に示すように、2番目に短い第3部材41の4本を組み合わせて長方形の胴部とし、2番目に長い第3部材41の4本により脚部とし、第4部材51により首部と尾部として第1部材21と最も短い第3部材41による頭部としてキリンを連想させる形状とするように、種々の動物を連想させる形状とすることができる。
【0031】
更に、厚肉円板状の第2部材31を用いる場合は、例えば最も長い第3部材41の両端の円柱部81を第2部材31の角穴85に挿入して第2部材31を取り付け、この第2部材31を両端に取り付けた2本の第3部材41の間に2番目に短い第3部材41を固定し、第2部材31を両端に取り付けた第3部材41の端部と他の第2部材31を両端に取り付けた第3部材41の端部との間に中間長さの第4部材51を、又、両第2部材31を取り付けた第3部材41の相互間に最も長い第4部材51を取り付けることにより、図10に示すように車を連想させる形状とすることができる。
【0032】
又、この第3部材41は、その断面形状の一辺の長さをLとする正方形の棒状体とし、第4部材51の接続部は、一辺の長さをLとする正六面体の立方体形状としており、第3部材41の角穴85の間隔をLよりも数パーセントだけ僅かに長いL′としているため、第3部材41の隣接する各角穴85に各々他の第3部材41の円柱部81を挿入して複数の第3部材41を隣接させるように並べたときや、隣接する角穴85に第3部材41の円柱部81と第4部材51の接続部における円柱部81を挿入したとき、図11に示すように、隣接する第3部材41の相互間や第3部材41と第4部材51の接続部の間に大きな間隙をあけることなく、ほぼ密着させるように接近した状態として隣接させることができる。
【0033】
更に、円柱部81の直径を約L/2とすると共に角穴85の一辺も約L/2として円柱部81の直径と等しい長さの正方形としている為、円柱部81を角穴85に挿入して円柱部81を角穴85に固定することができると共に、円柱部81を挿入した部材を回転させるようにして位置や角度を決めることができ、挿入固定時や取り外しの際に大きな力を必要とすることなく、子供にも容易に組み立て分解をすることができる。
【0034】
このように、扁平な球形状の第1部材21の2個や厚肉円板状の第2部材31の4個を角柱棒状体の第3部材41や可撓性を有する第4部材51と組み合わせているため、目を連想させる第1部材21を用いて動物を連想させる形状を容易に組むことができ、車輪を連想させる第2部材31を用いて乗り物を連想させる形状を容易に組むことができる。
【0035】
そして、車輪を連想させる第2部材31の個数を追加すれば、6輪車や8輪車を連想させる形状を組み立てることができ、第2部材31や第3部材41、第4部材51の個数も追加することにより、一層複雑な形状やより大きな形状物を組み立てることができる。
【0036】
又、第2部材31や第3部材41、第4部材51の個数を多くするのみでなく、図12に示すように、第3部材41と同様に角穴85を設けて端部近傍に円柱部81を設けた直線部分とこの直線部に適宜等間隔に角穴85を設けた半円形部分を一体形成した部材61(図12の(A)参照)や、長方形の枠形状とし、枠の直線部分に第3部材41と同様に角穴85を設けて端部近傍に円柱部81を設けた部材63(図12の(B)参照)及び正方形の枠形状とし、枠の直線部分に第3部材41と同様に角穴85を設けて端部近傍に円柱部81を設けた部材65(図12の(C)参照)、更に、三角形の枠体にして枠体の各辺の断面は一辺がLの正方形であってこの枠体の各辺に一辺が約L/2の正方形の角穴85をL′の等間隔に配置し、枠体の各辺の端部近傍や中央部の外側になど円柱部81を設けた部材67(図12の(D)参照)などを追加することもある。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明に係る組み立て玩具の全体を示す図。
【図2】本発明に係る組み立て玩具の第1部材を示す図。
【図3】本発明に係る組み立て玩具の第2部材を示す図。
【図4】本発明に係る組み立て玩具の第3部材を示す図。
【図5】本発明に係る組み立て玩具の第3部材の詳細を示す図。
【図6】本発明に係る組み立て玩具の第4部材を示す図。
【図7】本発明に係る組み立て玩具の部材を組み合わせた1例を示す図。
【図8】本発明に係る組み立て玩具の部材を組み合わせた他の例を示す図。
【図9】本発明に係る組み立て玩具の部材を組み合わせたその他の例を示す図。
【図10】本発明に係る組み立て玩具の部材を組み合わせた別の例を示す図。
【図11】本発明に係る組み立て玩具の部材を平板状に組み合わせた例を示す図。
【図12】本発明に係る組み立て玩具の他の部材の例を示す図。
【符号の説明】
【0038】
10 組み立て玩具
21 第1部材 23 着色部
31 第2部材 33 着色部
41 第3部材
51 第4部材 53 結合部
55 心材
61、63、65、67 部材
81 円柱部 85 角穴
【技術分野】
【0001】
本発明は、角棒状や球形、更に変形可能な丸棒状などの部品を組み合わせて遊ぶ組み立て玩具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
今日、角柱状などのブロックに嵌合用の突起と凹部とを形成し、多数の同一形状のブロックを集めて玩具セットとし、1つのブロックの突起を他のブロックの凹部に挿入固定するようにして複数又は多数のブロックを結合させることによりブロックを組み合わせて遊ぶブロック組み立て玩具がある。
【0003】
又、可撓性を有する材質の棒状体の端部に嵌合用の突起を設けた変形可能な棒状体と、縦及び横方向に多数の嵌合用の穴部を配列した板状体とを組み合わせて玩具セットとし、棒状体を変形させて棒状体の端部を板状体の穴部に固定して遊ぶ組み立て玩具(例えば特許文献1)もある。
【特許文献1】特許第2611145号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前述の様に、角柱形状などの同一形状のブロックを組み合わせるブロック玩具や、多数の穴部を設けた板状体に変形可能な棒状体を取り付ける組み立て玩具では、少ない部品点数では変化に乏しく、飽きずに楽しく遊ぶには多くの部品点数が必要となる欠点があった。
【0005】
本発明は、この様な欠点を排除し、比較的少ない部品点数でも変化のある組み立てを可能として楽しむことができ、部品点数を足すことによって、より楽しく遊ぶことのできる組み立て玩具を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
扁平な球形状であって一方の扁平面の中央に突出する円柱部(81)を備えた樹脂製の第1部材(21)の少なくとも2つを有し、厚肉円板状であって一方の円形中心に角穴(85)を備えた樹脂製の第2部材31の少なくとも4つを有し、正四角柱の棒状体であって両端面及び対向する2側面の両端部近傍に各々円柱部(81)を備えると共に両端近傍に設けた前記円柱部(81)の間には少なくとも1つの当該棒状体を貫通する角穴(85)を備え、当該棒状体の他の対向する2側面には前記両端部近傍の円柱部(81)及び円柱部(81)の間に設けられた角穴(85)の位置に合わせた位置に棒状体を貫通する角穴(85)を備えた樹脂製の第3部材(41)の複数個を有し、金属製の心材(55)に樹脂被覆を施した可撓性を有する円柱形状の棒状体であって、その両端に正6面体の樹脂製の結合部(53)を備えて結合部(53)の先端面及び対向する2側面に各々円柱部(81)を備え、結合部(53)の他の対向する2側面には結合部(53)を貫通する角穴(85)を備える第4部材(51)の複数個を有するものである。
【0007】
そして、第1部材(21)や第3部材(41)及び第4部材(51)における円柱部(81)は同一大きさの同一形状であって、第2部材(31)や第3部材(41)及び第4部材(51)における角穴(85)は同一大きさの正4角形であって一辺の長さが円柱部(81)の直径に等しい長さとされた組み立て玩具(10)である。
【0008】
又、第3部材(41)は、棒状体の長さが異なると共に角穴(85)の数が異なる複数種類の棒状体とされ、各種類の棒状体は各々複数本とされ、全ての角穴(85)と角穴(85)の間隔が等しくされるものである。
【0009】
更に、第4部材(51)も、可撓性を有する棒状体の長さが異なる複数種類を各々複数本ずつ有するものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明は、扁平球形状の第1部材や厚肉円板状の第2部材と角柱棒状の第3部材を有するため、これらの部材を組み合わせて種々の動物や乗り物の形態に似せた形状に組み合わせることができ、可撓性を有する円柱棒状の第4部材を有するため、種々の変化のある形状とすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本発明を実施するための最良の形態は、扁平な球形状の第1部材21の複数個と、厚肉円板状の第2部材31の複数個と、正四角柱棒状体の第3部材41の複数個と、可撓性を有する円柱形状の棒状体の第4部材51の複数個とを組み合わせたものである。
【0012】
そして、第1部材21は少なくとも2つとし、この第1部材21としては、扁平な球形状とされる樹脂製であって、一方の扁平面の中央に突出する円柱部81を備え他方の扁平面に円形の着色部23を備えるものである。
【0013】
又、第2部材31は少なくとも4つとし、この第2部材31は、厚肉円板状であって一方の円形中心に角穴85を備えた樹脂製にして少なくとも外周面及び外周面近傍に着色部33を備えるものである。
【0014】
更に、第3部材41は、正四角柱の棒状体であって、両端面及び対向する2側面の両端部近傍に各々円柱部81を備えた長さの異なる棒状体とされ、対向する2側面の両端近傍に設けた円柱部81の間に1つの当該棒状体を貫通する角穴85を備える部材を少なくとも8個とし、円柱部81の間に3つの当該棒状体を貫通する角穴85を備えた部材を少なくとも4個とし、円柱部81の間に5つの当該棒状体を貫通する角穴85を備えた部材を少なくとも4個とし、円柱部81の間に7つの当該棒状体を貫通する角穴85を備えた部材を少なくとも4個とするものである。
【0015】
そして、この第3部材41は、各棒状体における円柱部81を端部近傍に有しない対向する2側面には、前記両端部近傍に設けられた円柱部81及び円柱部81の間に設けられた角穴85の位置に合わせた位置にこの棒状体を貫通する角穴85を備え、全ての角穴85と角穴85の間隔が等しくされるものである。
【0016】
又、第4部材51は、少なくとも長さの異なる3種類を少なくとも2本ずつとする6本以上とするものであり、この第4部材51は、銅線又はアルミニウム線の心材55に樹脂被覆を施した可撓性を有する円柱形状の棒状体であって、両端に正6面体とされた樹脂製の結合部53を備えてこの結合部53の先端面及び対向する2側面に各々円柱部81を備え、他の対向する2側面には結合部53を貫通する角穴85を備えるものである。
【0017】
尚、第1部材21や第3部材41及び第4部材51の円柱部81は、全て同一形状であって同一大きさとされ、第2部材31や第3部材41及び第4部材51の角穴85も、全て同一大きさの正4角形であって一辺の長さが円柱部81の直径に等しい長さとされるものである。
【実施例】
【0018】
本発明に係る組み立て玩具10の実施例は、図1に示すように、扁平な球形状の第1部材21の2個と、厚肉円板状の第2部材31の4個と、正四角柱棒状体の第3部材41として4種類の長さが異なる棒状体を最短のものは8個、他の3種類は4個ずつとし、可撓性を有する円柱形状の棒状体の両端に立方体形状である正六面体とされた樹脂製の結合部53を備えた第4部材51としては3種類の長さが異なる部材を2本ずつとして組み合わせるものである。
【0019】
この第1部材21は、図2の(A)(B)(C)に示すように、僅かに歪んだ扁平な球形状であって、図2の(B)(C)(D)に示すように一方の扁平な面の中央に円柱状の突出部とされる円柱部81を有し、全体を白色として円柱部81を有しない扁平面の中央に円形の黒色とする着色部23を備え、眼球を連想させる形状及び色彩としているものである。
【0020】
尚、全体を白色とし且つ着色部23を黒色とする場合のみでなく、全体を淡い青色や淡い赤色とし、着色部23を茶色や青色又は赤色とすることもあり、扁平球形状の最大直径は円柱部81の直径の4倍程度としている。
【0021】
又、第2部材31は、図3に示すように、厚肉の円板状であって、外周面及び外周近傍を黒色の着色部33としてタイヤを連想させる形状及び色彩とし、一方の面の中央には角に僅かな丸味を持たせた正四角形の角穴85を有するものである。
尚、この角穴85の深さは、正四角形である角穴85の一辺の長さと略等しい深さとし、円板の直径は角穴85の一辺の長さの5倍乃至6倍程度とし、厚みを角穴85の一辺の2倍程度としている。
【0022】
そして、第3部材41は、図4の(B)(D)(F)(H)などに示すように、全て等間隔に配置する角穴85の個数を異ならせて軸方向の長さが異なる4種類の角柱形状とするものであり、この第3部材41は、図4及び図5に示すように一辺の長さをLとする正方形の断面形状有する角柱形状の棒状体とされるものであり、この第3部材41は、軸方向の両端面の中央に円柱状に突出する円柱部81を有し、該円柱部81の直径は約L/2とし、円柱部81の突出量は直径である約L/2よりも僅かに小さくするものである。
【0023】
又、この角柱形状とされた棒状体である第3部材41の対向する2側面における端部近傍には、端面からの距離をL′/2とする位置において、端面に設けた円柱部81と同一形状の同一大きさとする円柱部81を設けるものであり、この第3部材41の両端近傍に設けた円柱部81の間には、少なくとも1つ以上の奇数個の角穴85を設けるものであって、各角穴85は、一辺を約L/2とする正四角形とした第3部材41を貫通する透孔とし、角穴85と円柱部81との距離や角穴85相互間の距離をL′とするものであり、角穴85相互間の距離であるL′は、棒状体断面の一辺の長さであるLよりも数パーセント程度だけ僅かに大きな大さとするものである。
【0024】
更に、この第3部材41では、円柱部81を設けない対向する2側面には、角柱形状の第3部材41の両端近傍において、第3部材41の端面から各々L′/2の位置において一辺を約L/2とする正四角形の貫通透孔とした角穴85を設けると共に、この両角穴85の間にも少なくとも1つ以上の奇数個の角穴85を設けるものとし、円柱部81を設けた2側面及び円柱部81を設けない2側面に設けた各角穴85は全て同一形状且つ同一大きさの貫通孔とすると共に、各角穴85の間隔を全てL′の同一間隔とするものであって、円柱部81を設けない対向した2側面においては、円柱部81の位置及び円柱部81の間に設けた角穴85の位置に対応した位置に角穴85を設けているものである。
【0025】
尚、この実施例では、円柱部81の間に設ける角穴85の数を1個のもの、3個のもの、5個のもの、7個のものとして4種類の長さの異なる第3部材41とし、円柱部81の間に1個の角穴85を有する最も短い部材を8個、他の長さのものを各々4個の組合せとしている。
【0026】
そして、第4部材51は、図6に示すように、両端に一辺の長さをLとする正立方体形状の結合部53を有した円柱棒状体であり、円柱棒状の本体部は、銅線又はアルミニウム線を心材55として合成樹脂の被覆を施して変形可能な可撓性を有する部材とするものである。
【0027】
又、樹脂製の結合部53は、その先端面及び対向する2側面に直径を約L/2とし突出量を直径である約L/2よりも僅かに小さくした円柱部81を有するものであり、他の2側面には一辺を約L/2とする正四角形の貫通透孔とした角穴85を有するものである。
【0028】
尚、この第4部材51の本体部55は、9L′よりも長くし、図1に示したように、異なる3種類の長さのものを少なくとも2本ずつとしているものである。
又、前述の第1部材21に設けられる円柱部81も、第3部材41や第4部材51に設ける円柱部81と同一大きさにして同一形状とし、第2部材31に設ける角穴85は、第3部材41や第4部材51の角穴85と同一大きさの一辺を約L/2とする正方形の凹陥部とするものである。
【0029】
この様に、扁平な球形状の第1部材21と、厚肉円板状の第2部材31と、角柱形状にして長さの異なる第3部材41や円柱棒状にして長さの異なる第4部材51を組み合わせている為、図7に示すように、例えば最も長い第3部材41の2本を胴体とし、この胴部とした第3部材41の各先端となる前端に最も短い第3部材41を頭部とするように各々接続固定し、この頭部の間に2番目に長い第3部材41を上顎及び下顎として接続し、更に頭部とした短い第3部材41の外側に各々第1部材21を取り付け、胴部の前後外側にも最も短い第3部材41を4本の足として取り付け、最も長い第4部材51を蛇行させて胴部とした第3部材41の間に固定し、更に胴部の後端の間に結合部53を挟むようにして中間長さの第4部材51により尾を後方に延長させた動物を連想させる形状とすることができる。
【0030】
又、最も長い第3部材41の一端に第1部材21を取り付け、中間長さの第4部材51の2本を用いて図8に示す羽を持った虫を連想させる形状や、図9に示すように、2番目に短い第3部材41の4本を組み合わせて長方形の胴部とし、2番目に長い第3部材41の4本により脚部とし、第4部材51により首部と尾部として第1部材21と最も短い第3部材41による頭部としてキリンを連想させる形状とするように、種々の動物を連想させる形状とすることができる。
【0031】
更に、厚肉円板状の第2部材31を用いる場合は、例えば最も長い第3部材41の両端の円柱部81を第2部材31の角穴85に挿入して第2部材31を取り付け、この第2部材31を両端に取り付けた2本の第3部材41の間に2番目に短い第3部材41を固定し、第2部材31を両端に取り付けた第3部材41の端部と他の第2部材31を両端に取り付けた第3部材41の端部との間に中間長さの第4部材51を、又、両第2部材31を取り付けた第3部材41の相互間に最も長い第4部材51を取り付けることにより、図10に示すように車を連想させる形状とすることができる。
【0032】
又、この第3部材41は、その断面形状の一辺の長さをLとする正方形の棒状体とし、第4部材51の接続部は、一辺の長さをLとする正六面体の立方体形状としており、第3部材41の角穴85の間隔をLよりも数パーセントだけ僅かに長いL′としているため、第3部材41の隣接する各角穴85に各々他の第3部材41の円柱部81を挿入して複数の第3部材41を隣接させるように並べたときや、隣接する角穴85に第3部材41の円柱部81と第4部材51の接続部における円柱部81を挿入したとき、図11に示すように、隣接する第3部材41の相互間や第3部材41と第4部材51の接続部の間に大きな間隙をあけることなく、ほぼ密着させるように接近した状態として隣接させることができる。
【0033】
更に、円柱部81の直径を約L/2とすると共に角穴85の一辺も約L/2として円柱部81の直径と等しい長さの正方形としている為、円柱部81を角穴85に挿入して円柱部81を角穴85に固定することができると共に、円柱部81を挿入した部材を回転させるようにして位置や角度を決めることができ、挿入固定時や取り外しの際に大きな力を必要とすることなく、子供にも容易に組み立て分解をすることができる。
【0034】
このように、扁平な球形状の第1部材21の2個や厚肉円板状の第2部材31の4個を角柱棒状体の第3部材41や可撓性を有する第4部材51と組み合わせているため、目を連想させる第1部材21を用いて動物を連想させる形状を容易に組むことができ、車輪を連想させる第2部材31を用いて乗り物を連想させる形状を容易に組むことができる。
【0035】
そして、車輪を連想させる第2部材31の個数を追加すれば、6輪車や8輪車を連想させる形状を組み立てることができ、第2部材31や第3部材41、第4部材51の個数も追加することにより、一層複雑な形状やより大きな形状物を組み立てることができる。
【0036】
又、第2部材31や第3部材41、第4部材51の個数を多くするのみでなく、図12に示すように、第3部材41と同様に角穴85を設けて端部近傍に円柱部81を設けた直線部分とこの直線部に適宜等間隔に角穴85を設けた半円形部分を一体形成した部材61(図12の(A)参照)や、長方形の枠形状とし、枠の直線部分に第3部材41と同様に角穴85を設けて端部近傍に円柱部81を設けた部材63(図12の(B)参照)及び正方形の枠形状とし、枠の直線部分に第3部材41と同様に角穴85を設けて端部近傍に円柱部81を設けた部材65(図12の(C)参照)、更に、三角形の枠体にして枠体の各辺の断面は一辺がLの正方形であってこの枠体の各辺に一辺が約L/2の正方形の角穴85をL′の等間隔に配置し、枠体の各辺の端部近傍や中央部の外側になど円柱部81を設けた部材67(図12の(D)参照)などを追加することもある。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明に係る組み立て玩具の全体を示す図。
【図2】本発明に係る組み立て玩具の第1部材を示す図。
【図3】本発明に係る組み立て玩具の第2部材を示す図。
【図4】本発明に係る組み立て玩具の第3部材を示す図。
【図5】本発明に係る組み立て玩具の第3部材の詳細を示す図。
【図6】本発明に係る組み立て玩具の第4部材を示す図。
【図7】本発明に係る組み立て玩具の部材を組み合わせた1例を示す図。
【図8】本発明に係る組み立て玩具の部材を組み合わせた他の例を示す図。
【図9】本発明に係る組み立て玩具の部材を組み合わせたその他の例を示す図。
【図10】本発明に係る組み立て玩具の部材を組み合わせた別の例を示す図。
【図11】本発明に係る組み立て玩具の部材を平板状に組み合わせた例を示す図。
【図12】本発明に係る組み立て玩具の他の部材の例を示す図。
【符号の説明】
【0038】
10 組み立て玩具
21 第1部材 23 着色部
31 第2部材 33 着色部
41 第3部材
51 第4部材 53 結合部
55 心材
61、63、65、67 部材
81 円柱部 85 角穴
【特許請求の範囲】
【請求項1】
各第1部材は扁平な球形状であって一方の扁平面の中央に突出する円柱部を備えた樹脂製であって、この第1部材の少なくとも2つを有し、各第2部材は厚肉円板状であって一方の円形中心に角穴を備えた樹脂製であって、この第2部材の少なくとも4つを有し、各第3部材は正四角柱の棒状体であって両端面及び対向する2側面の両端部近傍に各々円柱部を備えると共に両端部近傍に設けた円柱部の間には少なくとも1つの当該棒状体を貫通する角穴を備え、当該棒状体の他の対向する2側面には前記両端部近傍の円柱部及び円柱部の間に設けられた角穴の位置に合わせた位置に当該棒状体を貫通する角穴を備えた樹脂製であって、この第3部材の複数個を有し、各第4部材は金属製心材に樹脂被覆を施した可撓性を有する円柱形状の棒状体であって両端に正6面体の樹脂製の結合部を備えて結合部の先端面及び対向する2側面に各々円柱部を備え、結合部の他の対向する2側面には結合部を貫通する角穴を備えるものであって、この第4部材の複数個を有し、各第1部材や第3部材及び第4部材の円柱部は同一大きさの同一形状であって、第2部材や第3部材及び第4部材の角穴は同一大きさの正4角形であって一辺の長さが円柱部の直径に等しい長さとされていることを特徴とする組み立て玩具。
【請求項2】
前記第3部材は、棒状体の長さが異なると共に角穴の数が異なる複数種類の棒状体であって、各種類の棒状体は各々複数本とされ、全ての角穴と角穴の間隔が等しいことを特徴とする請求項1に記載した組み立て玩具。
【請求項3】
前記第4部材は、可撓性を有する棒状体の長さが異なる複数種類を各々複数本ずつ有することを特徴とする請求項1に記載した組み立て玩具。
【請求項1】
各第1部材は扁平な球形状であって一方の扁平面の中央に突出する円柱部を備えた樹脂製であって、この第1部材の少なくとも2つを有し、各第2部材は厚肉円板状であって一方の円形中心に角穴を備えた樹脂製であって、この第2部材の少なくとも4つを有し、各第3部材は正四角柱の棒状体であって両端面及び対向する2側面の両端部近傍に各々円柱部を備えると共に両端部近傍に設けた円柱部の間には少なくとも1つの当該棒状体を貫通する角穴を備え、当該棒状体の他の対向する2側面には前記両端部近傍の円柱部及び円柱部の間に設けられた角穴の位置に合わせた位置に当該棒状体を貫通する角穴を備えた樹脂製であって、この第3部材の複数個を有し、各第4部材は金属製心材に樹脂被覆を施した可撓性を有する円柱形状の棒状体であって両端に正6面体の樹脂製の結合部を備えて結合部の先端面及び対向する2側面に各々円柱部を備え、結合部の他の対向する2側面には結合部を貫通する角穴を備えるものであって、この第4部材の複数個を有し、各第1部材や第3部材及び第4部材の円柱部は同一大きさの同一形状であって、第2部材や第3部材及び第4部材の角穴は同一大きさの正4角形であって一辺の長さが円柱部の直径に等しい長さとされていることを特徴とする組み立て玩具。
【請求項2】
前記第3部材は、棒状体の長さが異なると共に角穴の数が異なる複数種類の棒状体であって、各種類の棒状体は各々複数本とされ、全ての角穴と角穴の間隔が等しいことを特徴とする請求項1に記載した組み立て玩具。
【請求項3】
前記第4部材は、可撓性を有する棒状体の長さが異なる複数種類を各々複数本ずつ有することを特徴とする請求項1に記載した組み立て玩具。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公開番号】特開2008−212230(P2008−212230A)
【公開日】平成20年9月18日(2008.9.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−50415(P2007−50415)
【出願日】平成19年2月28日(2007.2.28)
【出願人】(399012929)株式会社アガツマ (26)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成20年9月18日(2008.9.18)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年2月28日(2007.2.28)
【出願人】(399012929)株式会社アガツマ (26)
【Fターム(参考)】
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