説明

組合せ抗体ライブラリー及びその使用

ヒト生殖細胞系セグメントから組合せ抗体ライブラリーを生成する方法を提供する。また、VL鎖をコードする生殖細胞系セグメントから集められた核酸分子のライブラリー及びVH鎖をコードする核酸分子ライブラリー及び得られた抗体ライブラリーも提供する。前記ライブラリーは、アドレス可能なライブラリーとして提供される。標的タンパク質の抗原に対する抗体ライブラリーをスクリーニングする方法及び同定又は選択される抗体を提供する。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
i)各VL鎖が、V及びJヒト生殖細胞系セグメント又はその縮重コドン、或いはVλ及びJλヒト生殖細胞系セグメント又はその縮重コドンを含む核酸分子によりコードされ、それによって前記セグメントはインフレームで連結されて、
ii)各VH鎖が、ヒトV及びヒトJ生殖細胞系セグメント並びにV及びJ生殖細胞系セグメントの間のあらゆるヌクレオチド配列を含む核酸分子によりコードされ、それによって前記セグメントはインフレームで連結され、
a)抗原結合部位を形成するため、各メンバー抗体が可変軽(VL)鎖及び可変重(VH)鎖又はその十分な部分を含み、並びに
b)ヒト組み合わせ抗体ライブラリーは、少なくとも凡その或いは50又は100又はそれ以上の異なるメンバーを含む、
複数の抗体を含有する前記ライブラリー。
【請求項2】
生殖細胞系セグメント、VとJの間のヌクレオチド配列及びVH鎖をコードする核酸分子のJ生殖細胞系セグメントは、Vセグメントが、VとJの間のヌクレオチド配列へ5’で、それはJセグメントへ5’であるよう連結され、並びにVL鎖をコードする核酸分子のVκ及びJκ又はVλ及びJλ生殖細胞系セグメントは、Vκセグメントが、Jκセグメントへ5’であり、又はVλセグメントがJλセグメントへ5’であるよう連結される、請求項1に記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項3】
及びJ生殖細胞系セグメントの間のヌクレオチド配列が、5、10、20、30、40、50、60、70、80、90又は100のヌクレオチド長において、又は凡そ5、10、20、30、40、50、60、70、80、90又は100のヌクレオチド長である、請求項1に記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項4】
及びJ生殖細胞系セグメント間のヌクレオチド配列がペプチド模倣物をコードする、請求項1−3のいずれかに記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項5】
i)各VL鎖が、Vκ及びJκヒト生殖細胞系セグメント又はその縮重コドン、或いはVλ及びJλヒト生殖細胞系セグメント又はその縮重コドンを含む核酸分子によってコードされ、それによって前記セグメントはインフレームで連結されて、
ii)各VH鎖は、V、D及びJヒト生殖細胞系セグメント又ははその縮重コドンを含む核酸分子によってコードされ、それによって前記セグメントはインフレームで連結される、
a)抗原結合部位を形成するため、各メンバー抗体が、修飾可変軽(VL)鎖及び/又は修飾可変重(VH)鎖或いはその十分な部分を含み、並びに
b)VL鎖及び/又はVH鎖が、アミノ酸をCDRへ置換又は挿入することにより修飾される、
複数の抗体を含有するヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項6】
CDRが、CDRH1、CDRH2、CDRH3、CDRL1、CDRL2及びCDRL3から選択される、請求項5に記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項7】
CDRがCDRH3である、請求項6に記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項8】
挿入又は置換されるアミノ酸がペプチド模倣物に対応する、請求項5−7のいずれかに記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項9】
ペプチド模倣物が、TPO、EPO、G−CSF、IL−5、ヒト脳ナトリウム利尿ペプチド(hBNP−32)、エキセンディン4、GLP−1、GLP−2、グルカゴン、PACAP−38、CD209L、TNF、VEGF、MMP阻害剤又はCTLA−4ペプチド模倣物から選択される、請求項4又は請求項8に記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項10】
ペプチド模倣物が、更に、カルボキシ及び/又はN−末端においてフランキング配列を含む、請求項4又は請求項5に記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項11】
フランキング配列がグリシン又はプロリンである、請求項6に記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項12】
ペプチド模倣部物が、配列識別番号:891、987−1014から選択されるアミノ酸配列を有する、請求項4−7のいずれかに記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項13】
及びJ生殖細胞系セグメント間のヌクレオチド配列が、ヒトDセグメント又はその縮重コドンをである、請求項1に記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項14】
i)各VL鎖が、Vκ及びJκヒト生殖細胞系セグメント又はその縮重コドン、或いはVλ及びJλヒト生殖細胞系セグメント又はその縮重コドンを含む核酸分子によりコードされ、それによって前記セグメントはインフレームで連結されて、
ii)各VH鎖が、V、D及びJ生殖細胞系セグメント含む核酸分子によりコードされ、それによって前記セグメントはインフレームで連結される、
a)抗原結合部位を形成するため、各メンバー抗体が、可変軽(VL)鎖及び可変重(VH)鎖或いはその十分な部分を含み、並びに
b)ヒト組合せ抗体ライブラリーが、少なくとも大体の或いは50又は100又はそれ以上の異なるメンバーを含む、
複数の抗体を含有する前記ライブラリー。
【請求項15】
アドレス可能なライブラリーである、請求項1−14に記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項16】
各アドレス内の抗体が同じ抗体で、他の全てのアドレスの抗体とは異なる、請求項15に記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項17】
VH鎖をコードする核酸分子のV、D及びJセグメントは、VセグメントがDセグメントへ5’で、それはJセグメントへ5’であるよう連結され、並びにVL鎖をコードする核酸分子のVκ及びJκ又はVλ及びJλ生殖細胞系セグメントは、VκセグメントがJκセグメントへ5’で、或いはVλセグメントがJλセグメントへ5’であるよう連結される、請求項13−16に記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項18】
複数の核酸分子がVH鎖をコードし、複数の核酸分子がVL鎖をコードして、並びにVH鎖及びVL鎖をコードする複数の核酸分子は、少なくとも大体或いは50又は100の異なる抗体を生成するのに十分である、請求項1−17のいずれかに記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項19】
全て又は一部の生殖細胞系Vセグメントは、全て又は一部の生殖細胞系Jセグメントと連結される全て又は一部のDセグメントと連結され、VH鎖をコードする複数の核酸分子を生成し、及び全て又は一部の生殖系Vκセグメントは、全て又は一部の生殖細胞系Jκセグメントと連結され、若しくは全て又は一部の生殖細胞系Vλセグメントは、全て又は一部の生殖細胞系Jλセグメントに連結され、VL鎖をコードする複数の核酸分子を生成する、請求項18に記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項20】
生殖細胞系列セグメントが、IGHV1、IGHV2、IGHV3、IGHV4、IGHV5、IGHV6及びIGHV7並びにその遺伝子及び対立遺伝子から選択される、請求項1−19のいずれかに記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項21】
が配列識別番号10−238のいずれかから選択される、請求項20に記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項22】
セグメントが、IGHD1、IGHD2、IGHD3、IGHD4、IGHD5、IGHD6及びIGHD7並びにその遺伝子及び対立遺伝子から選択される、請求項9−21に記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項23】
が配列識別番号:239−272のいずれかから選択される、請求項22に記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項24】
が、IGHJ1、IGHJ2、IGHJ3、IGHJ4、IGHJ5及びIGHJ6並びにその遺伝子及び対立遺伝子から選択される、請求項1−23のいずれかに記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項25】
が配列識別番号:273−285のいずれかから選択される、請求項24に記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項26】
の配列が、V鎖のリーディングフレームを維持するためV−D結合部で追加又は除去される1つのヌクレオチドを有する、請求項1−25のいずれかに記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項27】
ヌクレオチド配列の3’末端からヌクレオチドが欠失される、請求項26に記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項28】
ヌクレオチドが、VとDの間でヌクレオチドを追加するVヌクレオチド配列の3’末端で挿入される、請求項27に記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項29】
ヌクレオチドがグアニン(G)である、請求項28に記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項30】
配列が、VH鎖のリーディングフレームを維持するため、V−D結合部及び/又はD−J結合部で挿入及び欠失される1つのヌクレオチドを有する、請求項1−29のいずれかに記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項31】
ヌクレオチドの挿入又は欠失が、Dの親水性を最大化するため選択される、請求項30に記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項32】
の5’末端からヌクレオチドが欠失される、請求項30又は請求項31に記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項33】
の3’末端からヌクレオチドが欠失される、請求項30−32のいずれかに記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項34】
ヌクレオチドが、D及びJであるヌクレオチドを追加するため、D配列の3’末端で挿入される、請求項30−32のいずれかに記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項35】
ヌクレオチドがグアニン(G)である、請求項34に記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項36】
の配列が、VH鎖のリーディングフレームを維持するため、D−J結合部で挿入又は欠失される1つのヌクレオチドを有する、請求項1−35のいずれかに記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項37】
ヌクレオチドの挿入又は欠失が、Jのリーディングフレームを維持するため選択される、請求項31に記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項38】
の5’末端からヌクレオチドが欠失される、請求項31又は請求項32に記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項39】
の3’末端からヌクレオチドが欠失される、請求項20−33のいずれかに記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項40】
κが、IGKV1、IGKV2、IGKV3、IGKV4、IGKV5及びIGKV6並びにその遺伝子及び対立遺伝子から選択される、請求項1−39のいずれかに記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項41】
κが、配列識別番号:286−355及び868のいずれかから選択される、請求項40に記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項42】
κが、IGKJ1、IGKJ2、IGKJ3、IGKJ4及びIGKJ5並びにその遺伝子及び対立遺伝子から選択される、請求項1−41のいずれかに記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項43】
κが、配列識別番号:356−364のいずれかから選択される、請求項42に記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項44】
κの配列が、VL鎖のリーディングフレームを維持するため、V−J結合部で挿入又は欠失される1つのヌクレオチドを有する、請求項1−43のいずれかに記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項45】
κヌクレオチド配列の3’末端からヌクレオチドが欠失される、請求項44に記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項46】
ヌクレオチドが、VκとJκの間でヌクレオチドを追加するため、Vκヌクレオチド配列の3’末端で挿入される、請求項44に記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項47】
ヌクレオチドがグアニン(G)である、請求項46に記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項48】
κの配列が、VL鎖のリーディングフレームを維持するため、V−J結合部で挿入または欠失される1つのヌクレオチドを有する、請求項1−47のいずれかに記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項49】
ヌクレオチドの挿入又は欠失が、Jκのリーディングフレームを維持するため選択される、請求項48に記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項50】
κの5’末端からヌクレオチドが欠失される、請求項48又は請求項49に記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項51】
λが、IGLV1、IGLV2、IGLV3、IGLV4、IGLV5、IGLV6、IGLV7、IGLV8、IGLV9、IGLV10及びIGLV11並びにその遺伝子及び対立遺伝子から選択される、請求項1−39のいずれかに記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項52】
λが、配列識別番号:365−441のいずれかから選択される、請求項51に記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項53】
λが、IGLJ1、IGLJ2、IGLJ3、IGLJ4、IGLJ5、IGLJ6及びIGLJ7並びに遺伝子及び対立遺伝子から選択される、請求項1−39、51及び52のいずれかに記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項54】
λが、配列識別番号:442−451のいずれかから選択される、請求項53に記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項55】
λの配列が、VL鎖のリーディングフレームを維持するため、V−J結合部で挿入又は欠失される1つのヌクレオチドを有する、請求項1−34及び51−54のいずれかに記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項56】
λヌクレオチド配列の3’末端からヌクレオチドが欠失される、請求項55のいずれかに記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項57】
ヌクレオチドが、VλとJλの間でヌクレオチドを追加するため、Vλヌクレオチド配列の3’末端で挿入される、請求項55に記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項58】
ヌクレオチドがグアニン(G)である、請求項57に記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項59】
λの配列が、VL鎖のリーティングフレームを維持するため、V−J結合部で挿入又は欠失される1つのヌクレオチドを有する、請求項1−39及び51−58のいずれかに記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項60】
ヌクレオチドの挿入又は欠失が、Jλのリーディングフレームを維持するため選択される、請求項59に記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項61】
λの5’末端からヌクレオチドが欠失される、請求項54又は請求項55に記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項62】
VH鎖をコードする複数の核酸分子が、配列の類似性又は相違性、遺伝子ファミリー、長さ、構成、CDR長さ又は構成、種類、機能性、特異性、群又は亜群に基づいて選択される一部の生殖細胞系セグメントから生成される、請求項1−61のいずれかに記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項63】
VH鎖をコードする複数の核酸分子が、CDRに基づいて選択される一部の生殖細胞系セグメントから生成され、前記CDRはCDR3である、請求項62に記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項64】
VH鎖をコードする複数の核酸分子が、遺伝子ファミリーに基づいて選択され、それによって各V、D及び/又はJ遺伝子ファミリーからの生殖細胞系セグメントが選択され、若しくは一部のV、D及び/又はJ遺伝子ファミリーからの1つの生殖細胞系セグメントが選択される、請求項62に記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項65】
遺伝子ファミリーが、IGHV1−18、IGHV1−2、IGHV1−24、IGHV1−3、IGHV1−45、IGHV1−46、IGHV1−58、IGHV1−69、IGHV1−8、IGHV2−26、IGHV2−5、IGHV2−70、IGHV3−11、IGHV3−13、IGHV3−15、IGHV3−16、IGHV3−20、IGHV3−21、IGHV3−23、IGHV3−30、IGHV3−33、IGHV3−35、IGHV3−38、IGHV3−43、IGHV3−48、IGHV3−49、IGHV3−53、IGHV3−64、IGHV3−66、IGHV3−7、IGHV3−72、IGHV3−73、IGHV3−74、IGHV3−9、IGHV4−28、IGHV4−31、IGHV4−34、IGHV4−39、IGHV4−4、IGHV4−59、IGHV4−61、IGHV5−51、IGHV6−1及びIGHV7−81から選択され、D遺伝子ファミリーが、IGHD1−1、IGHD1−14、IGHD1−20、IGHD1−26、IGHD1−7、IGHD2−15、IGHD2−2、IGHD2−21、IGHD2−8、IGHD3−10、IGHD3−16、IGHD3−22、IGHD3−3、IGHD3−9、IGHD4−11、IGHD4−17、IGHD4−23、IGHD4−4、IGHD5−12、IGHD5−18、IGHD5−24、IGHD5−5、IGHD6−13、IGHD6−19、IGHD6−25、IGHD6−6及びIGHD7−27から選択され、並びに
遺伝子ファミリーが、IGHJ1、IGHJ2、IGHJ3、IGHJ4、IGHJ5及びIGHJ6から選択される、請求項64に記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項66】
VL鎖をコードする複数の核酸分子が、配列の類似性又は相違性、遺伝子ファミリー、長さ、構成、CDR長さ又は構成、種類、機能性、特異性、群又は亜群に基づいて選択される一部の生殖細胞系セグメントから生成される、請求項1−65のいずれかに記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項67】
VL鎖をコードする複数の核酸分子が、CDRに基づいて選択される一部の生殖細胞系セグメントから生成され、前記CDRはCDR3である、請求項66に記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項68】
VH鎖でコードする複数の核酸分子が、遺伝子ファミリーに基づいて選択され、それによって、各々のVκ及び/又はJκ若しくはVλ及び/又はJλ遺伝子ファミリーからの1つの生殖細胞系セグメントが選択され、或いは一部のVκ及び/又はJκ若しくはVλ及び/或いはJλ遺伝子ファミリーからの1つの生殖細胞系セグメントが選択される、請求項66に記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項69】
κ遺伝子ファミリーが、IGKV1−12、IGKV1−12、IGKV1−16、IGKV1−17、IGKV1−27、IGKV1−33、IGKV1−37、IGKV1−39、IGKV1−5、IGKV1−6、IGKV1−8、IGKV1−9、IGKV1−NL1、IGKV1/OR2、IGKV1D−12、IGKV1D−13、IGKV1D−16、IGKV1−D−17、IGKV1D−33、IGKV1D−37、IGKV1D−39、IGKV1D−42、IGKV1D−43、IGKV1D−8、IGKV2−24、IGKV2−28、IGKV2−29、IGKV2−30、IGKV2−30、IGKV2−40、IGKV2D−24、IGKV2D−26、IGKV2D−28、IGKV2D−29、IGKV2−D−30、IGKV2D−40、IGKV3−11、IGKV3−15、IGKV3−20、IGKV3−7、IGKV3−NL1、IGV3−NL2、IGKV3−NL3、IGKV3−NL4、IGKV3−NL5、IGKV3/OR2−268、IGKV3D−11、IGKV3D−15、IGKV3D−20、iGKV3D−7、IGKV4−1、IGKV5−2、IGKV6−21、IGKV6D−21、IGKV6D−41、及びIGKV1−3から選択され、
κ遺伝子ファミリーが、IGKJ1、IGKJ2、IGKJ3、IGKJ4及びIGKJ5から選択され、Vλ遺伝子ファミリーが、IGLV1−36、IGLV1−40、IGLV1−41、ICLV1−44、IGLV1−47、IGLV1−50、IGLV1−51、IGLV10−54、IGLV11−55、IGLV2−11、IGLV2−14、IGLV2−18、IGLV2−23、IGLV2−33、IGLV2−8、IGLV3−1、IGLV3−10、IGLV3−12、IGLV3−16、IGLV3−19、IGLV3−21、IGLV3−22、IGLV3−25、IGLV3−27、IGLV3−32、IGLV3−9、IGLV4−3、IGLV4−60、IGLV4−69、IGLV5−37、IGLV5−39、IGLV5−45、IGLV5−8、IGLV5−52、IGLV6−57、IGLV7−43、IGLV7−46、IGLV8−61、IGLV8−61及びIGLV9−49から選択され、並びに
λ遺伝子ファミリーが、IGLJ1、IGLJ2、IGLJ4、IGLJ5、IGLJ6及びIGLJ7から選択される、請求項68に記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項70】
VH鎖をコードする核酸分子が、停止コドン及び/又は制限酵素部位を除去するため修飾される、請求項1−69のいずれかに記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項71】
VL鎖をコードする核酸分子が、停止コドン及び/又は制限酵素部位を除去するため修飾される、請求項1−69のいずれかに記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項72】
VH鎖をコードする核酸分子が、配列識別番号:1059−1410のいずれか、若しくはその一部、及びVL鎖をコードする核酸分子が、配列識別番号:1411−1422、1424−1439及び1441−1471のいずれか、若しくはその一部から選択される、請求項1−71のいずれかに記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項73】
VH鎖が、配列番号:1475−1826のいずれか、又はその一部から選択されるアミノ酸配列を有し、及びVL鎖が、配列番号:1827−1838、1840−1855及び1857−1888又はその一部から選択されるアミノ酸配列を有する、請求項1−72のいずれかに記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項74】
ライブラリーの各メンバー抗体が、重鎖及び軽鎖の会合を可能にするのに十分な全て又は一部の定常領域を更に含む、請求項1−73のいずれかに記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項75】
ライブラリーの各メンバー抗体が、完全長抗体から、或いは抗原結合部位を形成するのに十分なそのフラグメント又は部分から選択される、請求項1−74のいずれかに記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項76】
フラグメント又はその部分が、Fab、Fab′、F(ab’)、単一鎖Fvs(scFv)、Fv、dsFv、二重特異性抗体、Fd及びFd’フラグメント、Fabフラグメント、Fdフラグメント、scFvフラグメント及びscFabフラグメントから選択される、請求項75に記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項77】
ライブラリーの各メンバー抗体がFabである、請求項1−76のいずれかに記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項78】
大体或いは50、10、10、10、2x10、3x10、4x10、5x10、6x10、7x10、8x10、9x10、10、10、10、10、10又はそれ以上の異なるメンバーを含む、請求項1−77のいずれかに記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項79】
10、2x10、3x10、4x10、5x10、6x10、7x10、8x10、9x10、10、2x10、3x10、4x10、5x10、6x10、7x10、8x10、9x10又はそれ以上の異なるメンバーを含む、請求項1−78のいずれかに記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項80】
アドレス可能な抗体が、空間アレイで配列される、請求項1−79のいずれかに記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項81】
空間アレイがマルチウェルプレートであり、前記プレートの個々の位置が様々な抗体メンバーに対応する、請求項80に記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項82】
様々な抗体メンバーが、プレートのウェルの表面に固定化される、請求項81に記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項83】
様々な抗体メンバーが溶液中に存在する、請求項76に記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項84】
アドレス可能な抗体が、固体支持体に付着される、請求項1−79のいずれかに記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項85】
固体支持体が、フィルター、チップ、スライド、ビード又はセルロースで、及び様々な抗体メンバーが、その表面に固定化される、請求項84に記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項86】
固体支持体がBiacoreチップである、請求項85に記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項87】
抗体が同定可能に標識化される、請求項80−86のいずれかに記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項88】
標識が、有色、発色性、発光性、化学的、蛍光性又は電子的である、請求項87に記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項89】
各VL鎖が、インフレームで連結されるVκ及びJκヒト生殖細胞系セグメント又はVλ及びJλヒト生殖細胞系セグメントを含む核酸分子によってコードされ、並びに各アドレス内の核酸分子が同じで、他の全てのアドレスの核酸分子とは異なる、可変の軽(VL)鎖をコードする複数のアドレス可能な核酸分子を含む核酸分子のライブラリー。
【請求項90】
VL鎖をコードする核酸分子のVκ及びJκ又はVλ及びJλ生殖細胞系セグメントは、VκセグメントがJκセグメントへ5’で、VλセグメントがJλセグメントへ5’であるよう連結される、請求項89に記載の核酸分子のライブラリー。
【請求項91】
全て又は一部の生殖細胞系Vκセグメントが、全て又は一部の生殖細胞系Jκセグメントと連結され、或いは全て又は一部の生殖細胞系Vλセグメントが全て又は一部の生殖細胞系Jλセグメントに連結され、VL鎖をコードする複数の核酸分子を生成する、請求項90に記載の核酸分子のライブラリー。
【請求項92】
κが、IGKV1、IGKV2、IGKV3、IGKV4、IGKV5及びIGKV6並びにその遺伝子及び対立遺伝子から選択される、請求項89−91のいずれかに記載の核酸分子のライブラリー。
【請求項93】
κが、配列識別番号:286−355及び868のいずれかから選択される、請求項92に記載の核酸分子のライブラリー。
【請求項94】
κの配列が、VL鎖のリーディングフレームを維持するため、V−J結合部で挿入又は欠失される1つのヌクレオチドを有する、請求項89−93のいずれかに記載の核酸分子のライブラリー。
【請求項95】
κヌクレオチド配列の3’末端からヌクレオチドが欠失される、請求項94に記載の核酸分子のライブラリー。
【請求項96】
ヌクレオチドが、VκとJκの間でヌクレオチドを追加するため、Vκヌクレオチド配列の3’末端で挿入される、請求項94に記載の核酸分子のライブラリー。
【請求項97】
ヌクレオチドがグアニン(G)である、請求項96に記載の核酸分子のライブラリー。
【請求項98】
κが、IGKJ1、IGKJ2、IGKJ3、IGKJ4及びIGKJ5並びにその遺伝子及び対立遺伝子から選択される、請求項89−97のいずれかに記載の核酸分子のライブラリー。
【請求項99】
κが、配列識別番号:356−364のいずれかから選択される、請求項98に記載の核酸分子のライブラリー。
【請求項100】
κの配列が、VL鎖のリーディングフレームを維持するため、V−J結合部で挿入又は欠失される1つのヌクレオチドを有する、請求項89−99のいずれかに記載の核酸分子のライブラリー。
【請求項101】
ヌクレオチドの挿入又は欠失が、Jκリーディングフレームを維持するため選択される、請求項100に記載の核酸分子のライブラリー。
【請求項102】
κの5’末端からヌクレオチドが欠失される、請求項100又は請求項101に記載の核酸分子のライブラリー。
【請求項103】
λが、IGLV1、IGLV2、IGLV3、IGLV4、IGLV5、IGLV6、IGLV7、IGLV8、IGLV9、IGLV10及びIGLV11並びにその遺伝子及び対立遺伝子の中から選択される、請求項89−91のいずれかに記載の核酸分子のライブラリー。
【請求項104】
λが、配列識別番号:365−441のいずれかから選択される、請求項98に記載の核酸分子のライブラリー。
【請求項105】
λの配列が、VL鎖のリーディングフレームを維持するため、V−J結合部で挿入又は欠失される1つのヌクレオチドを有する、請求項89−91及び103−104のいずれかに記載の核酸分子のライブラリー。
【請求項106】
λのヌクレオチド配列の3’末端からヌクレオチドが欠失される、請求項105に記載の核酸分子のライブラリー。
【請求項107】
ヌクレオチドが、VλとJλの間でヌクレオチドを追加するため、Vλヌクレオチド配列の3’末端で挿入される、請求項105に記載の核酸分子のライブラリー。
【請求項108】
ヌクレオチドがグアニン(G)である、請求項107に記載の核酸分子のライブラリー。
【請求項109】
λが、IGLJ1、IGLJ2、IGLJ3、IGLJ4、IGLJ5、IGLJ6及びIGLJ7並びにその遺伝子及び対立遺伝子から選択される、請求項89−91及び105−108のいずれかに記載の核酸分子のライブラリー。
【請求項110】
λが、配列識別番号:442−451のいずれかから選択される、請求項109に記載の核酸分子のライブラリー。
【請求項111】
λの配列が、VL鎖のリーディングフレームを維持するため、V−J結合部で挿入又は欠失される1つのヌクレオチドを有する、請求項89−91及び105−110のいずれかに記載の核酸分子のライブラリー。
【請求項112】
ヌクレオチドの挿入又は欠失が、Jλのリーディングフレームを維持するため選択される、請求項111に記載の核酸分子のライブラリー。
【請求項113】
λの5’末端からヌクレオチドが欠失される、請求項111又は請求項107に記載の核酸分子のライブラリー。
【請求項114】
VL鎖をコードする複数の核酸分子が、配列の類似性又は相違性、遺伝子ファミリー、長さ、構成、CDR長さ又は構成、種類、機能性、特異性、群、亜群に基づいて選択される一部の生殖細胞系セグメントから生成される、請求項89−113のいずれかに記載の核酸分子のライブラリー。
【請求項115】
VL鎖をコードする複数の核酸分子が、CDRに基づいて選択される一部の生殖細胞系セグメントから生成され、前記CDRはCDR3である、請求項114に記載の核酸分子のライブラリー。
【請求項116】
VL鎖をコードする複数の核酸分子が、遺伝子ファミリーに基づいて選択され、それによって、各々のVκ及び/又はJκ若しくはVλ及び/又はJλ遺伝子ファミリーからの1つの生殖細胞系セグメントが選択され、或いは一部のVκ及び/又はJκ若しくはVλ及び/又はJλ遺伝子ファミリーからの1つの生殖細胞系セグメントが選択される、請求項66に記載の核酸分子のライブラリー。
【請求項117】
κ遺伝子ファミリーが、IGKV1−12、IGKV1−12、IGKV1−16、IGKV1−17、IGKV1−27、IGKV1−33、IGKV1−37、IGKV1−39、IGKV1−5、IGKV1−6、IGKV1−8、IGKV1−9、IGKV1−NL1、IGKV1/OR2、IGKV1D−12、IGKV1D−13、IGKV1D−16、IGKV1−D−17、IGKV1D−33、IGKV1D−37、IGKV1D−39、IGKV1D−42、IGKV1D−43、IGKV1D−8、IGKV2−24、IGKV2−28、IGKV2−29、IGKV2−30、IGKV2−30、IGKV2−40、IGKV2D−24、IGKV2D−26、IGKV2D−28、IGKV2D−29、IGKV2−D−30、IGKV2D−40、IGKV3−11、IGKV3−15、IGKV3−20、IGKV3−7、IGKV3−NL1、IGV3−NL2、IGKV3−NL3、IGKV3−NL4、IGKV3−NL5、IGKV3/OR2−268、IGKV3D−11、IGKV3D−15、IGKV3D−20、iGKV3D−7、IGKV4−1、IGKV5−2、IGKV6−21、IGKV6D−21、IGKV6D−41、及びIGKV1−39から選択され、
κ遺伝子ファミリーが、IGKJ1、IGKJ2、IGKJ3、IGKJ4及びIGKJ5から選択され、
λ遺伝子ファミリーが、IGLV1−36、IGLV1−40、IGLV1−41、IGLV1−44、IGLV1−47、IGLV1−50、IGLV1−51、IGLV10−54、IGLV11−55、IGLV2−11、IGLV2−14、IGLV2−18、IGLV2−23、IGLV2−33、IGLV2−8、IGLV3−1、IGLV3−10、IGLV3−12、IGLV3−16、IGLV3−19、IGLV3−21、IGLV3−22、IGLV3−25、IGLV3−27、IGLV3−32、IGLV3−9、IGLV4−3、IGLV4−60、IGLV4−69、IGLV5−37、IGLV5−39、IGLV5−45、IGLV5−8、IGLV5−52、IGLV6−57、IGLV7−43、IGLV7−46、IGLV8−61、IGLV8−61及びIGLV9−49から選択され、並びに
λ遺伝子ファミリーが、IGLJ1、IGLJ2、IGLJ4、IGLJ5、IGLJ6及びIGLJ7から選択される、請求項116に記載の核酸分子のライブラリー。
【請求項118】
VL鎖をコードする核酸分子が、停止コドン及び/又は制限酵素部位を除去するため修飾される、請求項89−117のいずれかに記載の核酸分子のライブラリー。
【請求項119】
VH鎖をコードする核酸分子が、配列識別番号:1411−1422、1424−1439及び1411−1471のいずれか、若しくはその一部から選択される、請求項89−118のいずれかに記載の核酸分子のライブラリー。
【請求項120】
ライブラリーの各ベクターが様々な核酸分子を含む、請求項89−119にのいずれかに記載の核酸分子を含有するアドレス可能なベクターのライブラリー。
【請求項121】
ライブラリーの各細胞が様々なベクターを含む、請求項120のベクターを含有するアドレス可能な細胞のライブラリー。
【請求項122】
各VH鎖が、インフレームで連結されるV、D及びJヒト生殖細胞系セグメントを含む核酸分子によりコードされ、及び
各アドレス内の核酸分子は同じで、他の全てのアドレスの核酸分子とは異なる、可変の重(VH)鎖をコードする複数のアドレス可能な核酸分子を含む核酸分子のライブラリー。
【請求項123】
VH鎖をコードする核酸分子のV、D及びJ生殖細胞系セグメントは、Vセグメントが、Dセグメントへ5’で、それはJセグメントへ5’であるよう連結される、請求項122に記載の核酸分子のライブラリー。
【請求項124】
全て又は一部の生殖細胞系Vセグメントが、全て又は一部の生殖細胞系Jセグメントと連結される全て又は一部の生殖細胞系Dセグメントと連結され、VH鎖をコードする複数の核酸分子を生成する、請求項123に記載の核酸分子のライブラリー。
【請求項125】
が、IGHV1、IGHV2、IGHV3、IGHV4、IGHV5、IGHV6及びIGHV7並びにその遺伝子及び対立遺伝子から選択される、請求項122−124のいずれかに記載の核酸分子のライブラリー。
【請求項126】
が、配列識別番号:10−238のいずれかから選択される、請求項125に記載の核酸分子のライブラリー。
【請求項127】
の配列が、VH鎖のリーディングフレームを維持するため、V−D結合部で追加又は除去される1つのヌクレオチドを有する、請求項122−126のいずれかに記載の核酸分子のライブラリー。
【請求項128】
ヌクレオチド配列の3’末端からヌクレオチドが欠失される、請求項127に記載の核酸分子のライブラリー。
【請求項129】
ヌクレオチドが、V及びDの間でヌクレオチドを追加するため、Vヌクレオチド配列の3’末端で挿入される、請求項127に記載の核酸分子のライブラリー。
【請求項130】
ヌクレオチドがグアニン(G)である、請求項129に記載の核酸分子のライブラリー。
【請求項131】
が、IGHD1、IGHD2、IGHD3、IGHD4、IGHD5、IGHD6及びIGHD7並びにその遺伝子及び対立遺伝子から選択される、請求項122−130のいずれかに記載の核酸分子のライブラリー。
【請求項132】
が、配列識別番号:239−272のいずれかから選択される、請求項131に記載の核酸分子のライブラリー。
【請求項133】
の配列が、VH鎖のリーディングフレームを維持するため、V−D結合部及び/又はD−J結合部で挿入又は欠失される1つのヌクレオチドを有する、請求項122−132のいずれかに記載の核酸分子のライブラリー。
【請求項134】
ヌクレオチドの挿入又は欠失が、Dの親水性を最大化するため選択される、請求項133に記載の核酸分子のライブラリー。
【請求項135】
の5’末端からヌクレオチドが欠失される、請求項133又は請求項134に記載の核酸分子のライブラリー。
【請求項136】
の3’末端からヌクレオチドが欠失される、請求項133−135のいずれかに記載の核酸分子のライブラリー。
【請求項137】
ヌクレオチドが、D配列の3’末端で挿入され、D及びJであるヌクレオチドを追加する、請求項133−136のいずれかに記載の核酸分子のライブラリー。
【請求項138】
ヌクレオチドがグアニン(G)である、請求項137に記載の核酸分子のライブラリー。
【請求項139】
が、IGHJ1、IGHJ2、IGHJ3、IGHJ4、IGHJ5及びIGHJ6並びにその遺伝子及び対立遺伝子から選択される、請求項122−139のいずれかに記載の核酸分子のライブラリー。
【請求項140】
が、配列認識番号:273−285のいずれかから選択される、請求項139に記載の核酸分子のライブラリー。
【請求項141】
配列が、VH鎖のリーディングフレームを維持するため、D−J結合部で挿入又は欠失される1つのヌクレオチドを有する、請求項122−140のいずれかに記載の核酸分子のライブラリー。
【請求項142】
ヌクレオチドの挿入又は欠失が、Jのリーディングフレームを維持するために選択される、請求項141に記載の核酸分子のライブラリー。
【請求項143】
の5’末端からヌクレオチドが欠失される、請求項141又は請求項142に記載の核酸分子のライブラリー。
【請求項144】
の3’末端からヌクレオチドが欠失される、請求項141−143のいずれかに記載の核酸分子のライブラリー。
【請求項145】
VH鎖をコードする複数の核酸分子が、配列の類似性又は相違性、遺伝子ファミリー、長さ、構成、CDR長さ又は構成、種類、機能性、特異性、群又は亜群に基づいて選択される一部の生殖細胞系セグメントから生成される、請求項122−145のいずれかに記載の核酸分子のライブラリー。
【請求項146】
VH鎖をコードする複数の核酸分子が、CDRに基づいて選択される一部の生殖細胞系セグメントから生成され、前記CDRはCDR3である、請求項145に記載の核酸分子のライブラリー。
【請求項147】
遺伝子ファミリーに基づいて選択されるVH鎖をコードする複数の核酸分子が選択され、それによってV、D及び/又はJの各遺伝子ファミリーからの1つの生殖細胞系セグメントが選択され、或いは一部のV、D及び/又はJの遺伝子ファミリーからの1つの生殖細胞系セグメントが選択される、請求項145に記載の核酸分子のライブラリー。
【請求項148】
遺伝子ファミリーは、IGHV1−18、IGHV1−2、IGHV1−24、IGHV1−3、IGHV1−45、IGHV1−46、IGHV1−58、IGHV1−69、IGHV1−8、IGHV2−26、IGHV2−5、IGHV2−70、IGHV3−11、IGHV3−13、IGHV3−15、IGHV3−16、IGHV3−20、IGHV3−21、IGHV3−23、IGHV3−30、IGHV3−33、IGHV3−35、IGHV3−38、IGHV3−43、IGHV3−48、IGHV3−49、IGHV3−53、IGHV3−64、IGHV3−66、IGHV3−7、IGHV3−72、IGHV3−73、IGHV3−74、IGHV3−9、IGHV4−28、IGHV4−31、IGHV4−34、IGHV4−39、IGHV44、IGHV4−59、IGHV4−61、IGHV5−51、IGHV6−1及びIGHV7−81から選択され、
遺伝子ファミリーは、IGHD1−1、IGHD1−14、IGHD1−20、IGHD1−26、IGHD1−7、IGHD2−15、IGHD2−2、IGHD2−21、IGHD2−8、IGHD3−10、IGHD3−16、IGHD3−22、IGHD3−3、IGHD3−9、IGHD4−11、IGHD4−17、IGHD4−23、IGHD4−4、IGHD5−12、IGHD5−18、IGHD5−24、IGHD5−5、IGHD6−13、IGHD6−19、IGHD6−25、IGHD6−6及びIGHD7−27から選択され、並びに
遺伝子ファミリーは、IGHJ1、IGHJ2、IGHJ3、IGHJ4、IGHJ5及びIGHJ6から選択される、請求項147に記載の核酸分子のライブラリー。
【請求項149】
VH鎖をコードする核酸分子が、停止コドン及び/又は制限酵素部位を除去するため修飾される、請求項122−149のいずれかに記載の核酸分子のライブラリー。
【請求項150】
VH鎖をコードする複数の核酸分子が、配列番号:1059−1410又はその一部のいずれかから選択される、請求項122−149のいずれかに記載の核酸分子のライブラリー。
【請求項151】
ライブラリーの各ベクターが様々な核酸分子を含む、請求項122−150のいずれかに記載の核酸分子を含有するアドレス可能なベクターのライブラリー。
【請求項152】
ライブラリーの各細胞が様々なベクターを含有する、請求項151に記載のベクターを含むアドレス可能な細胞のライブラリー。
【請求項153】
各VL鎖が、インフレームで連結されるVκ及びJκヒト生殖細胞系セグメント又はVλ及びJλ生殖細胞系セグメントを含む核酸分子によってコードされ、
各VH鎖が、V、D及びJヒト生殖細胞系セグメントを含む核酸分子によってコードされ、
各位置が、VH鎖をコードする核酸分子及びVL鎖をコードする核酸分子を含み、並びに
各アドレス内のVH核酸分子及びVL核酸分子の組合せが、他の全てのアドレスの核酸分子の組み合せとは異なる、
可変軽(VL)鎖をコードする複数のアドレス可能な核酸分子及び可変重(VH)鎖をコードする複数のアドレス可能な核酸分子を含む核酸分子のライブラリー。
【請求項154】
a)VH鎖又をコードする核酸分子の配列又はその部分を生成するV、D及びJヒト生殖細胞系セグメント又はその部分をインフレームで組み合わせることと、
b)VH鎖をコードする核酸分子の配列又はその部分を生成するVκ及びJκヒト生殖細胞系セグメント又はそぼ部分、或いはVλ及びJλ生殖細胞系セグメント又はその部分をインフレームで組み合わせることと、
段階a)及びb)において、V、D、J、Vκ、Jκ、Vλ又はJλの各部分が、十分な抗原結合部位を形成するVH又はVL又はその部分を含む抗体又はその部分を産生するのに十分であり、
c)複数の異なる核酸分子の配列を生成するため、段階a)及びb)を数回繰り返すことと、
d)第一のライブラリーが、VH鎖又はその部分をコードする核酸分子を含み、並びに第二のライブラリーが、VL鎖又はその部分をコードする核酸分子を含む2つのライブラリーを作るため核酸分子を合成することと、
e)各細胞が、細胞ライブラリーの他の全ての細胞からのVH及びVLの様々な組合せをコードする核酸分子を含む、第一のライブラリー及び第二のライブラリーからの核酸分子を細胞に導入し、これを数回繰り返して細胞のライブラリーを作ることと、並びに
f)ライブラリーの各抗体又はその部分が、様々な組合せのVH及びVL鎖又はその十分な部分を含み、ライブラリーの他の全ての抗体又はその部分から抗原結合部位を形成し、複数の抗体又はその部分を産生して、各細胞の抗体又はその部分を発現する細胞を成長させることとを含む、ヒト組合せ抗体ライブラリーを産生する方法。
【請求項155】
段階d)において、第一のアドレス指定された核酸ライブラリー及び第二のアドレス指定されたライブラリーを生成する、合成された核酸配列が個々にアドレス指定され、
段階e)において、細胞がアドレス指定され、各位置が、細胞のアドレス指定されたライブラリーにおける他の全部の細胞から、様々な組合せのVH及びVLをコードする核酸分子を含有する細胞を含み、並びに
段階f)において、複数の抗体又はその部分がアドレス指定され、ライブラリーのそれぞれの位置における抗体又はその部分が同じ抗体で、他のそれぞれの位置及び他の全ての位置でこれらは異なり、並びに
抗体又はその部分の同定が、そのアドレスによって知られる、ライブラリーがアドレス可能なライブラリーである、請求項154に記載のヒト組合せ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項156】
段階a)において、VH鎖をコードする核酸分子のV、D及びJ生殖細胞系セグメント又はその部分が、Vセグメントは、Dへ5’で、それはJセグメントへ5’であるよう組み合わされ、並びに
段階b)において、VL鎖をコードする核酸分子のVκ及びJκ又はVλ及びJλ生殖細胞系セグメント又はその部分が、VκセグメントはJκセグメントに5’で、或いはVλセグメントはJλセグメントへ5’であるよう連結される、
請求項154又は請求項155に記載のヒト組合せ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項157】
段階a)−b)が、アルゴリズムを実行するようコンピュータプログラムされることによって行われる、請求項154−156のいずれかに記載のヒト組合せ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項158】
段階a)が、
i)V、D及びJ生殖細胞系セグメント又はその部分を選択することと、
ii)D生殖細胞系セグメントの親水性を最大化するため、1つ又はそれ以上の核酸の挿入又は欠失でV及び/又はDの生殖細胞系配列を修飾することによるV−D結合部を生成することと、
iii)Jのリーディングフレームを維持するため、1つ又はそれ以上の核酸の挿入又は欠失でD及び/又はJの生殖細胞系配列を修飾することによるD−J結合部を生成することと、
iv)VH鎖をコードする核酸分子の配列を生成するため、得られたV、D及びJを組み合わせることとを含む、請求項154−157のいずれかに記載のヒト組み合わせ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項159】
V−D結合部が、Dの5’末端からヌクレオチドを欠失することによって生成される、請求項158に記載のヒト組み合わせ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項160】
V−D結合部が、Vの3’末端からヌクレオチドを欠失することによって生成される、請求項158に記載のヒト組み合わせ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項161】
V−D結合部が、Dの5’末端でヌクレオチドを挿入することによって生成される、請求項158に記載のヒト組み合わせ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項162】
ヌクレオチドがグアニン(G)である、請求項161に記載の方法
【請求項163】
D−J結合部が、Jの5’末端からヌクレオチドを欠失することにより生成される、請求項158に記載のヒト組み合わせ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項164】
D−J結合部が、Dの3’末端からヌクレオチドを欠失することにより生成される、請求項158に記載のヒト組み合わせ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項165】
D−J結合部が、Dの5’末端でヌクレオチドを挿入することにより生成される、請求項158に記載のヒト組み合わせ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項166】
ヌクレオチドがグアニン(G)である、請求項165に記載のヒト組み合わせ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項167】
段階b)が、
i)Vκ及びJκ又はVλ及びJλ生殖細胞系セグメント又はその部分を選択することと、
ii)Jκのリーディングフレームを維持するため、1つ又はそれ以上のヌクレオチドの挿入又は欠失でVκ又はJκの生殖細胞系配列を修飾することにより、或いはJλのリーディングフレームを維持するため、1つ又はそれ以上のヌクレオチドの挿入又は欠失でVλ又はJλの生殖細胞系配列を修飾することにより、V−J結合部を生成することと、並びに
iii)VL鎖をコードする核酸分子の配列を生成するため、得られたVκ及びJκ又はVλ及びJλを組み合わせることとを含む、請求項154−157のいずれかに記載のヒト組合せ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項168】
V−J結合部が、Jκ又はJλの5’末端からヌクレオチドを欠失することにより生成される、請求項167に記載のヒト組み合わせ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項169】
V−J結合部が、Vκ又はVλの3’末端からヌクレオチドを欠失することにより生成される、請求項167に記載のヒト組み合わせ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項170】
V−J結合部が、Jκ又はJλの5’末端でヌクレオチドを挿入することにより生成される、請求項167に記載のヒト組み合わせ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項171】
ヌクレオチドがグアニン(G)である、請求項170に記載の方法。
【請求項172】
段階a)を数回繰り返すことが、
N1、N2及びN3は、全て又は一部のV、D又はJ生殖細胞系セグメントであり得る多数の生殖細胞系セグメントであり、並びに
N1、N2及びN3が、同じ又は異なり得て、
N1の異なるV生殖細胞系セグメントを選択することと、
N2の異なるD生殖細胞系セグメントを選択することと、
N3の異なるJ生殖細胞系セグメントを選択することとを含み、並びに
VH鎖をコードするN1xN2xN3の異なる核酸配列を生成するため、全ての可能なV、D及びJの組合せを組合せる、請求項154−171のいずれかに記載のヒト組み合わせ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項173】
VH生殖細胞系セグメントが、全て又は一部のIGHV1、IGHV2、IGHV3、IGHV4、IGHV5、IGHV6及びIGHV7並びにその遺伝子及び対立遺伝子から選択される、請求項157−172のいずれかに記載のヒト組み合わせ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項174】
生殖細胞系セグメントが、全て又は一部の配列識別番号:10−238から選択される、請求項173に記載のヒト組み合わせ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項175】
生殖細胞系セグメントが、全て又は一部のIGHD1、IGHD2、IGHD3、IGHD4、IGHD5、IGHD6及びIGHD7並びにその遺伝子又はその対立遺伝子から選択される、請求項157−172のいずれかに記載のヒト組み合わせ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項176】
生殖細胞系セグメントが、配列識別番号:239−272のいずれかから選択される、請求項175に記載のヒト組み合わせ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項177】
生殖細胞系セグメントが、全て又は一部のIGHJ1、IGHJ2、IGHJ3、IGHJ4、IGHJ5及びIGHJ6並びにその遺伝子及び対立遺伝子から選択される、請求項157−172のいずれかに記載のヒト組み合わせ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項178】
生殖細胞系セグメントが、配列識別番号:273−285のいずれかから選択される、請求項177に記載のヒト組み合わせ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項179】
一部の生殖細胞系セグメントが、配列の類似性又は相違性、遺伝子ファミリー、長さ、構成、CDR長さ又は構成、種類、機能性、特異性、群又は亜群に基づいて選択される、請求項172−178のいずれかに記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項180】
一部の生殖細胞系セグメントが遺伝子ファミリーに基づいて選択される、請求項179に記載のヒト組み合わせ抗体ライブラリー。
【請求項181】
遺伝子ファミリーが、IGHV1−18、IGHV1−2、IGHV1−24、IGHV1−3、IGHV1−45、IGHV1−46、IGHV1−58、IGHVI−69、IGHV1−8、IGHV2−26、IGHV2−5、IGHV2−70、IGHV3−11、IGHV3−13、IGHV3−15、IGHV3−16、IGHV3−20、IGHV3−21、IGHV3−23、IGHV3−30、IGHV3−33、IGHV3−35、IGHV3−38、IGHV3−43、IGHV3−48、IGHV3−49、IGHV3−53、IGHV3−64、IGHV3−66、IGHV3−7、IGHV3−72、IGHV3−73、IGHV3−74、IGHV3−9、IGHV4−28、IGHV4−31、IGHV4−34、IGHV4−39、IGHV4−4、IGHV4−59、IGHV4−61、IGHV5−51、IGHV6−1及びIGHV7−81から選択され、
遺伝子ファミリーが、IGHD1−1、IGHD1−14、IGHD1−20、IGHD1−26、IGHD1−7、IGHD2−15、IGHD2−2、IGHD2−21、IGHD2−8、IGHD3−10、IGHD3−16、IGHD3−22、IGHD3−3、IGHD3−9、IGHD4−11、IGHD4−17、IGHD4−23、IGHD4−4、IGHD5−12、IGHD5−18、IGHD5−24、IGHD5−5、IGHD6−13、IGHD6−19、IGHD6−25、IGHD6−6及びIGHD7−27から選択され、並びに
遺伝子ファミリーが、IGHJ1、IGHJ2、IGHJ3、IGHJ4、IGHJ5及びIGHJ6から選択され、
各々のV、D及び/又はJ遺伝子ファミリーから1つの生殖細胞系セグメントが選択され、
一部のV、D及び/又はJ遺伝子ファミリーから1つの生殖細胞系セグメント或いは一部のV、D及び/又はJ遺伝子から1つの生殖細胞系セグメントが選択される、請求項180に記載のヒト組み合わせ抗体ライブラリー。
【請求項182】
段階b)を数回繰り返すことが、
N1、N2、N3及びN4が、全て又は一部のVλ、Jλ、Vκ、Jκ生殖細胞系セグメントになり得る生殖細胞系セグメントの数であり、並びに
N1、N2、N3及びN4が、同じ又は異なり得て、
N1(数)の異なるVλ生殖細胞系セグメントを選択すること及びN2の異なるJλ生殖細胞系セグメントを選択することと、又は
N3の異なるVκ生殖細胞系セグメントを選択すること及びN4の異なるJκ生殖細胞系セグメントを選択することと、並びに
VL鎖をコードするN1xN2の異なる核酸分子を生成するため、全ての可能なVλ又はJλの組み合わせを組み合わせ、或いはVL鎖をコードするN3xN4の異なる核酸分子を生成するため、全ての可能なVκ及びJκを組み合わせることとを含む、請求項154−171のいずれかに記載のヒト組み合わせ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項183】
λ生殖細胞系セグメントが、全て又は一部のIGLV1、IGLV2、IGLV3、IGLV4、IGLV5、IGLV6、IGLV7、IGLV8、IGLV9、IGLV10及びIGLV11並びにその遺伝子及び対立遺伝子から選択される、請求項157−171及び182のいずれかに記載のヒト組み合わせ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項184】
λ生殖細胞系セグメントが、全て又は一部の配列識別番号:365−441から選択される、請求項183に記載のヒト組み合わせ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項185】
λ生殖細胞系セグメントが、IGLJ1、IGLJ2、IGLJ3、IGLJ4、IGLJ5、IGLJ6及びIGLJ7並びにその遺伝子及び対立遺伝子から選択される、請求項157−171及び請求項182のいずれかに記載のヒト組み合わせ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項186】
λ生殖細胞系セグメントが、全て又は一部の配列識別番号:442−451から選択される、請求項185に記載のヒト組み合わせ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項187】
κ生殖細胞系セグメントが、全て又は一部のIGKV1、IGKV2、IGKV3、IGKV4、IGKV5及びIGKV6並びにその遺伝子及び対立遺伝子から選択される、請求項157−171及び182のいずれかに記載のヒト組み合わせ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項188】
κ生殖細胞系セグメントが、全て又は一部の配列識別番号:283−355及び868から選択される、請求項187に記載のヒト組み合わせ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項189】
κ生殖細胞系セグメントが、全て又は一部のIGKJ1、IGKJ2、IGKJ3、IGKJ4及びIGKJ5並びにその遺伝子又は対立遺伝子から選択される、請求項157−171及び182のいずれかに記載のヒト組み合わせ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項190】
κ生殖細胞系セグメントが、全て又は一部の配列識別番号:356−364から選択される、請求項189に記載のヒト組み合わせ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項191】
一部の生殖細胞系セグメントが、配列の類似性又は相違性、遺伝子ファミリー、長さ、組成、CDR長さ又は組成、種類、機能性、特異性、群又は亜群に基づいて選択される、請求項182−190のいずれかに記載のヒト組み合わせ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項192】
κ遺伝子ファミリーが、IGKV1−12、IGKV1−12、IGKV1−16、IGKV1−17、IGKV1−27、IGKV1−33、IGKV1−37、IGKV1−39、IGKV1−5、IGKV1−6、IGKV1−8、IGKV1−9、IGKV1−NL1、IGKV1/OR2、IGKV1D−12、IGKV1D−13、IGKV1D−16、IGKV1−D−17、IGKV1D−33、IGKV1D−37、IGKV1D−39、IGKV1D−42、IGKV1D−43、IGKV1D−8、IGKV2−24、IGKV2−28、IGKV2−29、IGKV2−30、IGKV2−30、IGKV2−40、IGKV2D−24、IGKV2D−26、IGKV2D−28、IGKV2D−29、IGKV2−D−30、IGKV2D−40、IGKV3−11、IGKV3−15、IGKV3−20、IGKV3−7、IGKV3−NL1、IGV3−NL2、IGKV3−NL3、IGKV3−NL4、IGKV3−NL5、IGKV3/OR2−268、IGKV3D−11、IGKV3D−15、IGKV3D−20、IGKV3D−7、IGKV4−1、IGKV5−2、IGKV6−21、IGKV6D−21、IGKV6D−41及びIGKV1−39から選択され、
κ遺伝子ファミリーが、IGKJ1、IGKJ2、IGKJ3、IGKJ4及びIGKJ5から選択され、
λ遺伝子ファミリーが、IGLV1−36、IGLV1−40、IGLV1−41、IGLV1−44、IGLV1−47、IGLV1−50、IGLV1−51、IGLV10−54、IGLV11−55、IGLV2−11、IGLV2−14、IGLV2−18、IGLV2−23、IGLV2−33、IGLV2−8、IGLV3−1、IGLV3−10、IGLV3−12、IGLV3−16、IGLV3−19、IGLV3−21、IGLV3−22、IGLV3−25、IGLV3−27、IGLV3−32、IGLV3−9、IGLV4−3、IGLV4−60、IGLV4−69、IGLV5−37、IGLV5−39、IGLV5−45、IGLV5−8、IGLV5−52、IGLV6−57、IGLV7−43、IGLV7−46、IGLV8−61、IGLV8−61及びIGLV9−49から選択され、並びに
λ遺伝子ファミリーが、IGLJ1、IGLJ2、IGLJ4、IGLJ5、IGLJ6及びIGLJ7から選択される、各Vκ及び/又はJκ或いはVλ及び/又はJλ遺伝子ファミリーからの1つの生殖細胞セグメントが選択され、或いは一部のVκ及び/又はJκ若しくはVλ及び/又はJλ遺伝子ファミリーからの1つの生殖細胞系セグメントが選択され、生殖細胞系セグメントが、遺伝子ファミリーに基づいて選択される、請求項191に記載のヒト組み合わせ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項193】
生殖細胞系セグメントが、ユーザ作成のデータベースで示される、請求項154−192のいずれかに記載のヒト組み合わせ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項194】
データベースのJH、κ及びJλ生殖細胞系セグメントの配列が、それらの正しいリーディングフレームで示される、請求項193に記載のヒト組み合わせ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項195】
更に、段階a)及び/又は段階b)において、あらゆる停止コドンを除去することにより、VH鎖又はその部分及び/又はVL鎖又はその部分をコードする核酸分子を修飾することを含む、請求項154−194のいずれかに記載のヒト組み合わせ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項196】
停止コドンTAAが、TATに修飾され、停止コドンTAGがTATに修飾され、及び停止コドンTGAがTCAに修飾される、請求項195に記載のヒト組み合わせ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項197】
段階a)及び/又は段階b)において、あらゆる制限酵素部位を除去することにより、VH鎖をコードする核酸分子又はその部分及び/若しくはVL鎖をコードする核酸分子又はその部分を修飾することを更に含む、請求項154−196のいずれかに記載のヒト組み合わせ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項198】
制限酵素部位が、大腸菌K12でコドン使用を最大にするため修飾される、請求項197に記載のヒト組み合わせ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項199】
VH鎖をコードする複数の異なる核酸分子間及び核酸分子中における配列の類似性並びに/又はVL鎖をコードする複数の異なる核酸分子間又は核酸分子中における配列の類似性を決定することを更に含む、請求項154−198のいずれかに記載のヒト組み合わせ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項200】
配列の類似性に基づいて、最も類似する又は最も異なるVH鎖をコードする一部の核酸配列及び/又はVL鎖をコードする一部の核酸配列を選択する、請求項199に記載のヒト組み合わせ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項201】
ライブラリーの合成された核酸配列がベクターで含まれる、請求項154−200のいずれかに記載のヒト組み合わせ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項202】
ベクターが、更に、重鎖及び軽鎖の会合を可能にするのに十分な全て又は一部の定常領域を含む、請求項201に記載のヒト組み合わせ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項203】
細胞が原核細胞又は真核細胞である、請求項154−202のいずれかに記載のヒト組み合わせ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項204】
細胞が大腸菌細胞である、請求項154−203のいずれかに記載のヒト組み合わせ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項205】
アドレス指定された細胞が、空間アレイで配列される、請求項155−204のいずれかに記載のヒト組み合わせ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項206】
空間アレイが、マルチウェルプレートであり、前記プレートの個々の位置が、細胞のアドレス指定されたライブラリーで、他の全ての細胞から様々な組合せのVH及びVLをコードする核酸分子を含む細胞に対応する、請求項205に記載のヒト組み合わせ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項207】
発現される抗体が、完全長の抗体、又は抗原結合部位を形成するのに十分なフラグメントまたはその部分である、請求項154−206のいずれかに記載のヒト組み合わせ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項208】
発現される抗体がFabである、請求項154−206のいずれかに記載のヒト組み合わせ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項209】
抗体又はその部分を更に精製する、請求項154−208のいずれかに記載のヒト組み合わせ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項210】
ライブラリーの精製された抗体又はその部分が、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%又は99%の純度である、請求項209に記載のヒト組み合わせ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項211】
精製された抗体又はその部分がアドレス指定され、並びに
各アドレス内の抗体が同じ抗体であり及び他の全てのアドレスの抗体とは異なる、請求項209又は請求項210に記載のヒト組み合わせ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項212】
請求項154−211のいずれかに記載の方法によって生成される、ヒト組み合わせ抗体ライブラリー。
【請求項213】
VH鎖が、配列識別番号:1475−1826又はその一部のいずれかから選択されるアミノ酸配列を有し、並びにVL鎖が、配列識別番号:1827−1838、1840−1855及び1857−1888又はその一部のいずれかから選択されるアミノ酸配列を有する、請求項212に記載のヒト組み合わせ抗体ライブラリー。
【請求項214】
a)請求項1−88、212又は213のいずれかに記載のヒト組み合わせ抗体ライブラリーを提供することと、
b)前記ライブラリーの抗体又はその一部を標的タンパク質と接触することと、
c)抗体又はその部分の標的タンパク質との結合及び/若しくは抗体又はその部分が標的タンパク質の機能的活性を調節するかどうかを評価することと、並びに
d)標的タンパク質に結合する及び/若しくは標的タンパク質の活性を調節する抗体又はその部分を同定し、同定された抗体又はその部分がHITであることとを含む、
標的タンパク質に対する結合又は活性のヒト組み合わせ抗体ライブラリーをスクリーニングする方法。
【請求項215】
ヒト組み合わせ抗体ライブラリーが、アドレス可能なライブラリーで、HITの同定がそのアドレスによって知られるよう、接触はアドレス可能なアレイで行われる、請求項214に記載の方法。
【請求項216】
標的タンパク質が、膜結合性タンパク質、細胞表面受容体(CSR)又はCSRリガンドである、請求項214及び請求項215に記載の方法。
【請求項217】
膜結合性タンパク質又はCSRが、サイトカイン受容体、受容体キナーゼ、受容体ホスファターゼ、細胞間相互作用に関与する受容体、及び細胞接着分子から選択される、請求項216に記載の方法。
【請求項218】
標的タンパク質が、VEGFR−1、VEGFR−2、VEGFR−3、癌細胞表皮増殖因子受容体(EGFR)、ErbB−2、ErbB−3、IGF−R1、C−Met、TNF−R1、TNF−R2、BTLA、HVEM、LT−βR、CD20、CD3、CD25、NOTCH、DLL4、G−CSF−R、GM−CSF−R、EPO−R、カドヘリン、インテグリン、CD52及びCD44、VEGF−A、VEGF−B、VEGF−C、VEGF−D、PIGF、EGF、HGF、TNF−α、LIGHT、リンフォトキシン(LT)、IgE、G−CSF、GM−CSF及びEPOから選択される、請求項214−217のいずれかに記載の方法。
【請求項219】
抗体又はその部分の標的タンパク質への結合を評価することを含む、請求項213−218のいずれかに記載の方法。
【請求項220】
抗体又はその部分が、標的タンパク質の機能的活性を調節するかどうか評価することを含む、請求項213−218に記載の方法。
【請求項221】
機能的活性が、細胞増殖、リンパ種のアポトーシス、走化性、癌細胞の浸潤、マトリゲル、内皮増殖、管形成及びシグナル伝達から選択される、請求項220に記載の方法。
【請求項222】
結合が細胞で評価され、及び/又は機能的活性が細胞ベースのアッセイで評価され、及び細胞が標的タンパク質を発現する、請求項214−221のいずれかに記載の方法。
【請求項223】
細胞が、一時的又は安定的に標的タンパク質をコードする核酸分子で発現される、請求項222に記載の方法。
【請求項224】
第二のライブラリーが、
a)同定されるHITの生殖細胞系セグメントとの配列類似性によって関連付けられるV、D及びJヒト生殖細胞系セグメントを選択し、並びに様々なVH鎖又はその部分を各々コードする複数の核酸分子の配列を生成するため、全ての可能なV、D及びJヒト生殖細胞系セグメント又はその部分をインフレームで組合せることと、
b)同定されるHITの生殖細胞系セグメントとの配列類似性によって関連付けられるVκ及びJκ又はVλ及びVλヒト生殖細胞系セグメントを選択し、並びに様々なVL鎖又はその部分を各々コードする複数の核酸分子の配列を生成するため、全ての可能なVκ及びJκヒト生殖細胞系セグメント又はその部分、或いは全ての可能なVλ及びJλ生殖細胞系セグメント又はその部分をインフレームで組合せることと、
段階a)及びb)において、V、D、J、Vκ、Jκ、Vλ又はJλの各部分が、抗原に結合するのに十分であるVH又はVL若しくはその部分を含む抗体を産生するのに十分であり、
c)第一のライブラリーが、VH鎖又はその部分をコードする核酸分子を含み、並びに第二のライブラリーが、VL鎖又はその部分をコードする核酸分子を含む、二つのライブラリーを産生する核酸分子を合成することと、
d)各細胞が、細胞のライブラリーにおける他の全ての細胞とは異なるVH及びVLの組合せをコードする核酸分子を含む、第一のライブラリー及び第二のライブラリーからの核酸分子を前記細胞に導入し、細胞のライブラリーを産生するためこれを数回繰り返すことと、並びに
e)ライブラリー内の抗体又はその部分が、ライブラリー内の他の全ての抗体又はその部分から抗原結合部位を形成するため、VH及びVL鎖又はその十分な部分の異なる組合せを含む、複数の抗体又はその部分を産生して、各細胞で抗体を発現する細胞を成長させることと、
f)第二のヒト組合せ抗体ライブラリーを生成するため、抗体又はその部分を更に精製し、ライブラリー内の抗体又はその部分を標的タンパク質と接触して、抗体又はその部分と標的タンパク質との結合及び/又は抗体又はその部分が標的タンパク質の機能的活性を調節するかどうかを評価し、並びに標的タンパク質に結合する、及び/若しくは同定される抗体又はその部分が更にHITである標的タンパク質の活性を調節する、抗体又はその部分を同定することとを含む方法によって生成される、同定されたHITに基づいて第二の組合せ抗体ライブラリーを提供することを更に含む、請求項214−223のいずれかに記載の方法。
【請求項225】
配列類似性が、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上、或いは約60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上である、請求項224に記載の方法。
【請求項226】
第二のライブラリーが、
a)同定されたHITをコードする核酸分子で含有されるのと同じV、D又はJヒト生殖細胞系セグメントを含むVH鎖をコードする複数の核酸分子を選択することと、
b)同定されたHITをコードする核酸分子で含有されるのと同じVκ及びJκ又はVλ及びJλヒト生殖細胞系セグメントを含むVL鎖をコードする複数の核酸分子を選択することと、
c)VHをコードする複数の核酸分子からの核酸分子及びVLをコードする複数の核酸分子からの核酸分子を細胞に導入し、各細胞が、細胞ライブラリーの他の全ての細胞からVH及びVLの様々な組合せをコードする核酸分子を含む、細胞ライブラリーを産生するため、これを数回繰り返すことと、並びに
d)ライブラリーの他の全ての抗体又はその部分から抗原結合部位を形成するため、ライブラリーの各抗体又はその部分が、VH及びVL鎖又はその十分な部分の様々な組合せを含む複数の抗体又はその部分を産生する、各細胞の抗体を発現するため細胞を成長させることと、並びに
e)ライブラリーの抗体又はその部分を標的タンパク質と接触する抗体又はその部分を更に精製し、抗体又はその部分を標的タンパク質と結合して、及び/若しくは抗体又はその部分が標的タンパク質の機能的活性を調節するかどうかを評価し、並びに標的タンパク質に結合し、及び/若しくは同定された抗体又はその部分が更にHITである標的タンパク質の活性を調節する、抗体又はその部分を同定することとを含む方法により生成される、同定されたHITに基づいて第二の組合せ抗体ライブラリーを提供することを更に含む、請求項214−223のいずれかに記載の方法。
【請求項227】
第二のヒト組合せライブラリーが、アドレス可能なライブラリーで、それによって、精製された抗体又はその部分はアドレス指定され、各アドレス内の精製された抗体は同じ抗体で、他の全てのアドレスの抗体とは異なり、接触はアドレス可能なアレイで行われ、並びに更なるHITの同定がそのアドレスによって知られる、請求項224−226のいずれかに記載の方法。
【請求項228】
第二の組合せ抗体ライブラリーの各抗体メンバー又はその部分が、一次配列の1つ又はそれ以上のアミノ酸変異によって同定された「HIT」と異なり、第二のライブラリーが、複数の抗体又はその部分を産生するため、アミノ酸変異を「HIT」に導入することによって生成される同定されたHITに基づいて第二の組合せ抗体ライブラリーを提供することと、ライブラリーの抗体又はその部分の標的タンパク質と接触することと、抗体又はその部分の標的タンパク質との結合、及び/或いは抗体又はその部分が標的タンパク質の機能的活性を調節するかどうかを評価することと、並びに標的タンパク質に結合し、及び/若しくは同定された抗体又はその部分が、更にHITである標的タンパク質の活性を調節する抗体又はその部分を同定することとを更に含む、請求項214−223のいずれかに記載の方法。
【請求項229】
アミノ酸変異が、同定されたHITの相補性決定領域(CDR)においてである、請求項228に記載の方法。
【請求項230】
「HIT」が、標的タンパク質に対し最適化される結合親和性を有すること及び/又はこの方法の以前の反復で、前回の「HIT」と比較して標的タンパク質に対し最適化される活性を有することが更に同定されるまで反復的に繰り返される、請求項224−229のいずれかに記載の方法。
【請求項231】
前記方法が、
(a)利用可能な全ヒト抗体生殖細胞系セグメント(V、D、J、Vκ、Jκ、Vλ及びJλ)のユーザ作成のコンピュータによるデータベースを評価することと、
(b)重鎖(5’−V−D−J−3’)をコードする可能な組み換えされた完全長のあらゆる核酸配列の集まりを生成するためアルゴリズムを適用することと、
(c)カッパ軽鎖(5’−Vκ−Jκ−3’)をコードする可能な組み換えされた全長のあらゆる核酸配列及び/又はラムダ軽鎖(5’−Vλ−Jλ−3’)をコードする可能な組み換えされた完全長の全核酸配列の集まりを生成するためアルゴリズムを適用することと、
(d)得られた核酸配列がインフレームであるよう、(b)の核酸配列のV−D及び/又はD−J結合部において並びに(c)の核酸配列のV−J結合部ににおいてヌクレオチドを修飾するためアルゴリズムを適用することと、
(e)不注意に生成されたあらゆる停止コドンを除去するため、(d)の核酸配列を修飾することと、
(f)各々の組み換えられた核酸配列をアドレス可能な構成の固有の位置に割り当てることと、並びに
(g)各々の組み換えられた核酸配列のアドレスを識別する出力ファイルを生成することとの段階を含む、ヒト生殖細胞系セグメントを組合せるの方法を実行するためのコンピュータデバイスによって実行できるコンピュータ読み取り可能な指示を含む、コンピュータシステム又はコンピュータ読み取り可能な媒体。
【請求項232】
前記方法が、
(h)段階(e)の後、制限酵素によって認識される配列を含む組み換えられた核酸配列の5’及び3’末端においてヌクレオチドを追加することと、
(i)制限酵素によって認識される内部ヌクレオチドを除去するため、ヌクレオチド置換によって組み換えされた核酸配列を修飾することとの段階を更に含む、請求項231に記載のコンピューターシステム又はコンピュータ読み取り可能な媒体。
【請求項233】
前記方法が、細菌発現のコドン使用を最適化する組み換えの核酸配列を修飾することを更に含む、請求項231又は請求項232に記載のコンピューターシステム又はコンピュータ読み取り可能な媒体。
【請求項234】
段階(f)の前に、前記方法が、配列の類似性又は相違性に基づいて、組み換えされた核酸配列のライブラリーからの組み換えの核酸配列を選択し、及び選択された配列が、段階(f)で割り当てられる、請求項231−233のいずれかに記載のコンピューターシステム又はコンピュータ読み取り可能な媒体。
【請求項235】
組合せヒト生殖細胞系セグメントの方法が、
(a)利用可能な全てのヒト抗体生殖細胞系セグメント(V、D、J、Vκκ、Vλ及びJλ)のユーザ作成のコンピュータによるデータベースにアクセスすることと、
(b)重鎖(5’−V−D−J−3’)をコードする可能なあらゆる組み換えの完全長核酸配列の集まりを生成するため、アルゴリズムを適用することと、
(c)カッパ軽鎖(5’−Vκ−Jκ−3’)をコードする可能なあらゆる組み換えの完全長核酸配列及び/又はラムダ軽鎖(5’−Vλ−Jλ−3’)をコードする可能なあらゆる組み換えの完全長核酸配列の集まりを生成するため、アルゴリズムを適用することと、
(d)得られた核酸配列がインフレームであるよう、(b)の核酸配列のV−D及び/又はD−J結合部で、並びに(c)の核酸配列のV−J結合部でヌクレオチドを修飾するため、アルゴリズムを適用することと、
(e)不注意に生成されたあらゆる停止コドンを除去するため、(d)の核酸配列を修飾することと、
(f)各々の組み換えされた核酸配列をアドレス可能な構成の固有の位置へ割り当てることと、
(g)各々の組み換えれた核酸配列のアドレスを識別する出力ファイルを生成することとの段階を含む、コンピュータデバイスによる組合せヒト生殖細胞系セグメントの方法を行うコンピュータ読み込み可能な指示の実行を含む方法。
【請求項236】
重鎖をコードする、カッパ軽鎖をコードする、及び/又はラムダ軽鎖をコードする組み換えの核酸配列、又は重鎖をコードする、カッパ軽鎖をコードする、及び/又はラムダ軽鎖をコードする一部の組み換えの核酸配列を合成することを更に含む、請求項235に記載の方法。
【請求項237】
a)各メンバー抗体が、抗原結合部位を形成するため、可変の軽(VL)鎖及び可変の重(VH)鎖又はその十分な部分を含み、
i)各VL鎖が、Vκ及びJκヒト生殖細胞系セグメント又はその縮重コドン又はその修飾された形態、或いは、Vλ及びJλヒト生殖細胞系セグメント又はその縮重コドン又はその修飾された形態を含む核酸分子によりコードされ、それによって前記セグメントがインフレームで連結され、
ii)各VH鎖は、ヒトV及びヒトV生殖細胞系セグメント又はその縮重コドン又はその修飾された形態並びにV及びJ生殖細胞系セグメント間のあらゆるヌクレオチド配列を含む核酸分子によりコードされ、それによって前記セグメントがインフレームで連結され、
b)ライブラリーは、少なくとも大体或いは50又は100又はそれ以上の異なるメンバーを含む、複数の抗体から成るヒト組み換え抗体ライブラリー。
【請求項238】
VH鎖をコードする核酸の、V生殖細胞系セグメント、VとJの間のヌクレオチド配列及びJ生殖細胞系セグメントは、Vセグメントが、VとJの間のヌクレオチド配列へ5’であり、それはJセグメントへ5’であるよう、直接的又は間接的に連結され、並びに、VL鎖をコードする核酸分子のVκ及びJκ又はVλ及びJλ生殖細胞系セグメントは、VκセグメントがJκセグメントへ5’で、又はVλセグメントがJλセグメントへ5’であるよう、直接的又は間接的に連結される、請求項237に記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項239】
及びJの間のヌクレオチド配列並びにJ生殖細胞系が、D−J結合部でペプチドリンカーにより間接的に連結される、請求項238に記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項240】
ペプチドリンカーがSYである、請求項239に記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項241】
生殖細胞系セグメントが、IGHV3−2301又はその縮重コドンである、請求項237−240のいずれかに記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項242】
及びJ生殖細胞系セグメント間のヌクレオチド配列が、D生殖細胞系セグメント又はその縮重コドンであり又は反転D生殖細胞系セグメントである、請求項237−241のいずれかに記載のヒト組合せ抗体。
【請求項243】
生殖細胞系セグメントが、配列識別番号:239−272のいずれかから選択される、請求項242に記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項244】
反転D生殖細胞系セグメントが、配列識別番号:3462−3488のいずれかから選択される、請求項242に記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項245】
生殖細胞系セグメント又は反転D生殖細胞系セグメントが、VH鎖のリーディングフレームを維持するため、V−D又はD−J結合部で追加又は除去される1つ又はそれ以上のヌクレオチドを有する、請求項237−244のいずれかに記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項246】
生殖細胞系セグメントが、1つ又はそれ以上のヌクレオチド修飾を含む、請求項237−245のいずれかに記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項247】
修飾されたJ生殖細胞系セグメントが、配列識別番号:3450−3455のいずれかにで示すヌクレオチド配列を有する、請求項246に記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項248】
VH鎖をコードする核酸分子が、配列識別番号:2070−2759又はその一部のいずれかから選択され、並びにVLをコードする核酸分子が、配列識別番号:1411−1422、1424−1439及び1441−1471又はその一部のいずれかから選択される、請求項237−247のいずれかに記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項249】
VH鎖が、配列識別番号:2760−3449又はその一部のいずれかから選択されるアミノ酸配列を有し、並びにVL鎖が、配列識別番号:1827−1838、1840−1855及び1857−1888又はその一部のいずれかから選択されるアミノ酸配列を有する、請求項237−248のいずれかに記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項250】
ライブラリーの各メンバー抗体が、重鎖及び軽鎖の会合を可能にするのに十分な全て又は一部の定常領域を更に含む、請求項237−249のいずれかに記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項251】
ライブラリーの各メンバー抗体が、抗原結合部位を形成するのに十分な完全長抗体或いはフラグメント又はその部分から選択される、請求項237−250のいずれかに記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項252】
フラグメント又はその部分が、Fab、Fab′、F(ab’)、単一鎖Fvs(scFv)、Fv、dsFv、二重特異性抗体、Fd及びFd’フラグメント、Fabフラグメント、Fdフラグメント、scFvフラグメント及びscFabフラグメントから選択される、請求項251に記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項253】
ライブラリーの各メンバー抗体がFabである、請求項237−252のいずれかに記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項254】
大体の又は50、10、10、10、2x10、3x10、4x10、5x10、6x10、7x10、8x10、9x10、10、10、10、10、10又はそれ以上の異なるメンバーを含む、請求項237−253のいずれかに記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項255】
10、2x10、3x10、4x10、5x10、6x10、7x10、8x10、9x10、10、2x10、3x10、4x10、5x10、6x10、7x10、8x10、9x10又はそれ以上の異なるメンバーを含む、請求項237−254のいずれかに記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項256】
抗体ライブラリーがアドレス可能である、請求項237−255のいずれかに記載のヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項257】
各VH鎖が、インフレームで連結される、ヒトV及びヒトJ生殖細胞系セグメント又はその縮重コドン又はその修飾形態並びにV及びJ生殖細胞系セグメント間のあらゆるヌクレオチド配列を含む核酸分子によってコードされ、並びに各アドレス内の核酸分子は同じで、他の全てのアドレスにおける核酸分子とは異なる、可変の重(VH)鎖をコードする複数のアドレス可能な核酸分子を含む、核酸分子ライブラリー。
【請求項258】
VH鎖をコードする核酸分子のV生殖細胞セグメント、VとJの間のヌクレオチド配列、J生殖細胞系セグメントは、Vセグメントが、VとJの間のヌクレオチド配列は5’で、それはJセグメントへ5’であるよう、直接的又は間接的に連結される、請求項257に記載の核酸分子ライブラリー。
【請求項259】
とJの間のヌクレオチド配列及びJ生殖細胞系セグメントが、D−J結合部でペプチドリンカーをコードするヌクレオチドによって間接的に連結される、請求項257又は請求項258に記載の核酸分子ライブラリー。
【請求項260】
ヌクレオチドがSYであるペプチドリンカーをコードする、請求項259に記載の核酸分子ライブラリー。
【請求項261】
生殖細胞系セグメントが、IGHV3−2301又はその縮重コドンである、請求項257−260のいずれかに記載の核酸分子ライブラリー。
【請求項262】
及びJ生殖細胞系セグメント間のヌクレオチド配列が、D生殖細胞系セグメント又はその縮重コドンであり、或いは反転D生殖細胞系セグメントである、請求項257−261のいずれかに記載の核酸分子ライブラリー。
【請求項263】
生殖細胞系セグメントが、配列識別番号:239−272のいずれかから選択される、請求項257−262のいずれかに記載の核酸分子ライブラリー。
【請求項264】
反転D生殖細は胞系セグメントが、配列識別番号:3462−3488のいずれかから選択される、請求項257−263のいずれかに記載の核酸分子ライブラリー。
【請求項265】
生殖細胞系セグメント又は反転D生殖細胞系セグメントが、VH鎖のリーディングフレームを維持するため、V−D又はD−J結合部で追加又は除去される1つ又はそれ以上のヌクレオチドを有する、請求項257−264のいずれかに記載の核酸分子ライブラリー。
【請求項266】
生殖細胞系セグメントが、1つ又はそれ以上のヌクレオチド修飾体を含む、請求項257−265のいずれかに記載の核酸分子ライブラリー。
【請求項267】
修飾されたJ生殖細胞系セグメントが、配列識別番号:3450−3455のいずれかで示されるヌクレオチド配列を有する、請求項266に記載の核酸分子ライブラリー。
【請求項268】
配列識別番号:2070−2759又はその一部のいずれかから選択されるVH鎖をコードする複数の核酸分子を含む、請求項257−267のいずれかに記載の核酸分子ライブラリー。
【請求項269】
ライブラリーの各ベクターが、異なる核酸分子を含む、請求項257−268のいずれかに記載の核酸分子から成る、アドレス可能ベクターのライブラリー。
【請求項270】
ライブラリーの各細胞が、様々なベクターを含有し、請求項269に記載のベクターを含む、アドレス可能な細胞のライブラリー。
【請求項271】
a) ヒトV及びヒトJ生殖細胞系セグメント又はその部分、その縮重コドン又はその修飾形態、並びにVH鎖又はその部分をコードする核酸分子配列を生成するため、インフレームでV及びJ生殖細胞系セグメント間のあらゆるヌクレオチド配列を組合せることと、
b) VL鎖又はその部分をコードする核酸分子配列を生成するため、Vκ及びJκヒト生殖細胞系セグメント又はその部分、その縮重コドン又はその修飾形態、或いはVλ及びJλ生殖細胞系セグメント又はその部分、その縮重コドン又はその修飾形態をインフレームで組合せることと、
段階a)及びb)において、Vの各部分、V及びJ生殖細胞系セグメント間のあらゆるヌクレオチド配列、J、Vκ、Jκ、Vλ又はJλが、十分な抗原結合部位を形成するVH又はVL又はその部分を含む抗体又はその部分を産生するのに十分であり、並びに、
セグメントは、V生殖細胞系セグメント、VとJの間のヌクレオチド配列及びVH鎖をコードする核酸分子のJ生殖細胞系セグメントが、直接的又は間接的に連結されるよう直接的又は間接的に組合わされ、Vセグメントは、VとJの間のヌクレオチド配列へ5’で、それはJセグメントへ5’であり、
c) 複数の様々な核酸分子配列を生成するため、段階a)及びb)を数回繰り返すことと、
d) 第一のライブラリーが、VH鎖又はその部分をコードする核酸分子を含み、及び第二のライブラリーが、VL鎖又はその部分をコードする核酸分子を含む、2つのアドレス可能なライブラリーを生成することと、
e) 第一のライブラリー及び第二のライブラリーからの核酸分子をアドレス指定された細胞に導入し、各細胞が、細胞ライブラリーの他の全ての細胞からVH及びVLの様々な組合せをコードする核酸分子を含む、アドレス指定された細胞のライブラリーを生成するため、これを数回繰り返すことと、並びに
f) ライブラリーの各抗体又はその部分が、ライブラリーの他の全ての抗体又はその部分から抗原結合部位を形成するため、VH及びVL鎖の様々な組合せ又はその十分な部分を含み、
複数の抗体又はその部分がアドレス指定され、並びに
各位置における抗体又はその部分が同じ抗体で、他のそれぞれの位置及びあらゆる位置の抗体とは異なり、抗体又はその部分の同定は、そのアドレスで知られる、複数の抗体又はその部分を産生する、各細胞の抗体又はその部分を発現する細胞を成長させることとを含む、ヒト組合せ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項272】
及びVとJの間のヌクレオチド配列、並びに/又はV及びJの間のヌクレオチド配列及びJ生殖細胞系セグメントが、V−D及び/又はD−J結合部でペプチドリンカーをコードするヌクレオチドによって間接的に連結される、請求項271に記載のヒト組合せ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項273】
及びVとJの間のヌクレオチド配列、並びに/又はVの間のヌクレオチド配列及びJ生殖細胞系セグメントが、停止コドンを除去するために修飾される、請求項271又は請求項272に記載のヒト組合せ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項274】
生殖細胞系セグメントが、全て又は一部の配列識別番号:10−238から選択される、或いはその部分、その縮重コドン又はその修飾形態である、請求項271−273に記載のヒト組合せ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項275】
生殖細胞系セグメントが、IGHV3−2301又はその部分、その縮重コドンまたはその修飾形態である、請求項274に記載のヒト組合せ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項276】
とJの間のヌクレオチド配列が、D生殖細胞系セグメント又はその縮重コドン或いは反転D生殖細胞系セグメントである、請求項271−275のいずれかに記載のヒト組合せライブラリーを生成する方法。
【請求項277】
生殖細胞系セグメントが、配列識別番号:239−272又はその部分、その縮重コドン又はその修飾形態のいずれかから選択され、或いはその反転D生殖細胞系セグメントである、請求項271−276のいずれかに記載のヒト組合せ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項278】
反転D生殖細胞系セグメントは、配列識別番号:3462−3488のいずれかから選択される、請求項271−277のいずれかに記載のヒト組合せ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項279】
生殖細胞系セグメント又は反転D生殖細胞系セグメントが、VH鎖のリーディングフレームを維持するため、V−D又はD−J結合部で追加又は除去される1つ又はそれ以上のヌクレオチドを有する、請求項271−278のいずれかに記載のヒト組合せ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項280】
生殖細胞系セグメントが、配列識別番号:273−285から選択される、或いはその部分、その縮重コドン又はその修飾形態である、請求項271−279のいずれかに記載のヒト組合せ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項281】
生殖細胞系セグメントが、1つ又はそれ以上のヌクレオチド修飾体を含む、請求項280に記載のヒト組合せ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項282】
修飾されたJ生殖細胞系セグメントが、配列識別番号:3450−3455のいずれかで示されるヌクレオチド配列を有する、請求項281に記載のヒト組合せ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項283】
λ生殖細胞系セグメントが、全て又は一部の配列識別番号:365−441又はその部分から選択される、或いはその部分、その縮重コドン又はその修飾形態である、請求項271−282のいずれかに記載のヒト組合せ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項284】
λ生殖細胞系セグメントが、全て又は一部の配列識別番号:442−451から選択される、或いはその部分、その縮重コドン又はその修飾形態である、請求項271−283のいずれかに記載のヒト組合せ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項285】
κ生殖細胞系セグメントが、全て又は一部の配列識別番号:286−355及び868から選択される、或いはその部分、その縮重コドン又はその修飾形態である、請求項271−284のいずれかに記載のヒト組合せ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項286】
κ生殖細胞系セグメントが、全て又は一部の配列識別番号:356−364から選択される、或いはその部分、その縮重コドン又はその修飾形態である、請求項271−285のいずれかに記載のヒト組合せ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項287】
第一のライブラリーのVH鎖又はその部分をコードする核酸分子が、発現ベクターで含有され、そこで各核酸分子は、別の発現ベクターで含有され、並びに、第二のライブラリーのVH鎖又はその部分をコードする核酸分子が、発現ベクターで含有され、そこで核酸分子は、別の発現ベクターで含有される、請求項271−286のいずれかに記載のヒト組合せ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項288】
ベクターが、更に、重鎖及び軽鎖の会合を可能にするのに十分な全て又は一部の定常領域を含む、請求項287に記載のヒト組合せ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項289】
細胞が、原核細胞又は真核細胞である、請求項271−288のいずれかに記載のヒト組合せ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項290】
細胞が大腸菌細胞である、請求項271−289のいずれかに記載のヒト組合せ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項291】
アドレス指定された細胞が、空間アレイで配列される、請求項271−290のいずれかに記載のヒト組合せ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項292】
空間アレイが、マルチウェルプレートであり、前記プレートの個々の位置が、アドレス指定された細胞のライブラリーで他の全ての細胞から様々な組合せのVH及びVLをコードする核酸分子を含む細胞に対応する、請求項291に記載のヒト組み合わせ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項293】
発現される抗体が、完全長の抗体、又は抗原結合部位を形成するのに十分なフラグメントまたはその部分である、請求項271−292のいずれかに記載のヒト組み合わせ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項294】
発現される抗体がFabである、請求項3271−293のいずれかに記載のヒト組み合わせ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項295】
抗体又はその部分を更に精製する、請求項271−294のいずれかに記載のヒト組み合わせ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項296】
ライブラリーにおける精製された抗体又はその部分が、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%又は99%の純度である、請求項295に記載のヒト組み合わせ抗体ライブラリーを生成する方法。
【請求項297】
請求項271−296のいずれかに記載の方法によって産生されるヒト組合せ抗体ライブラリー。
【請求項298】
a)請求項237−256又は請求項297のいずれかに記載のヒト組み合わせ抗体ライブラリーを提供することと、
b)前記ライブラリーの抗体又はその部分を細胞又は標的タンパク質と接触することと、
c)細胞又は標的タンパク質と抗体又はその部分の結合及び/或いは抗体又はその部分が細胞又は標的タンパク質の機能的活性を調節するかどうかを評価することと、並びに
d)細胞又は標的タンパク質に結合する及び/或いは細胞又は標的タンパク質の活性を調節する抗体又はその部分を同定し、そこで同定された抗体又はその部分がHITであることとを含む、結合又は標的タンパク質に対する活性のヒト組み合わせ抗体ライブラリーをスクリーニングする方法。
【請求項299】
ヒト組み合わせ抗体ライブラリーが、アドレス可能なライブラリーで、HITの同定がそのアドレスによって知られるよう、接触がアドレス可能なアレイで行われる、請求項298に記載の方法。
【請求項300】
標的タンパク質が、膜結合性タンパク質、細胞表面受容体(CSR)又はCSRリガンドである、請求項298又は請求項299に記載の方法。
【請求項301】
膜結合性タンパク質又はCSRが、サイトカイン受容体、受容体キナーゼ、受容体ホスファターゼ、細胞間相互作用に関与する受容体、及び細胞接着分子から選択される、請求項300に記載の方法。
【請求項302】
標的タンパク質が、VEGFR−1、VEGFR−2、VEGFR−3、癌細胞表皮増殖因子受容体(EGFR)、ErbB−2、ErbB−3、IGF−R1、C−Met、TNF−R1、TNF−R2、BTLA、HVEM、LT−βR、CD20、CD3、CD25、NOTCH、DLL4、G−CSF−R、GM−CSF−R、EPO−R、カドヘリン、インテグリン、CD52及びCD44、VEGF−A、VEGF−B、VEGF−C、VEGF−D、PIGF、EGF、HGF、TNF−α、LIGHT、リンフォトキシン(LT)、IgE、G−CSF、GM−CSF及びEPOから選択される、請求項298−301のいずれかに記載の方法。
【請求項303】
抗体又はその部分の標的タンパク質又は細胞への結合を評価することを含む、請求項298−302のいずれかに記載の方法。
【請求項304】
抗体又はその部分が、細胞又は標的タンパク質の機能的活性を調節するかどうか評価することを含む、請求項298−303に記載の方法。
【請求項305】
機能的活性が、細胞増殖、リンパ種のアポトーシス、走化性、癌細胞の浸潤、マトリゲル、内皮増殖、管形成及びシグナル伝達から選択される、請求項304に記載の方法。

【図1】
image rotate

【図2A】
image rotate

【図2B】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate

【図17】
image rotate

【図18】
image rotate

【図19】
image rotate

【図20】
image rotate


【公表番号】特表2012−508016(P2012−508016A)
【公表日】平成24年4月5日(2012.4.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−535649(P2011−535649)
【出願日】平成21年11月4日(2009.11.4)
【国際出願番号】PCT/US2009/063299
【国際公開番号】WO2010/054007
【国際公開日】平成22年5月14日(2010.5.14)
【出願人】(511110706)ファブラス エルエルシー (3)
【Fターム(参考)】