説明

組立式クレーン

【課題】分解した構成部品の運搬がより有利になり、基台上の空間について無駄を抑えて有効利用できる組立式クレーンを提供する。
【解決手段】分解及び組み立てが可能な組立式クレーン1であって、起伏ジャッキ7により起伏する組立式アーム8と、ワイヤ5の巻き出し及び巻き取りをするウインチ4と、電装品を制御する部品を収納した制御盤3と、吊り荷重側と反対側に設けたウエイト9と、基台2に立設して固定され、起伏ジャッキ7を支持する支持部材6a、6bとを備えており、制御盤3は、支持部材6b間に挟まれるように、基台2上に配置されており、支持部材6bは、ウエイト9の支持部材を兼ねており、基台2は分解可能である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、輸送時には複数の部品に分解し、輸送後には分解した部品を組み立てて使用することができる組立式クレーンに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、各種組立式クレーンが提案されている。組立式クレーンは、主要部分を分解できるので運搬が容易になり、特に狭い場所への搬入に有利になる。例えば下記特許文献1に記載の組立式クレーンでは、タワー及びブームは、所定寸法、所定重量以下の部材に分割されており、作業場所に搬入後は各部材を組み立てて使用することができる。また、下記特許文献2に記載の簡易クレーン装置は、簡易クレーン装置を構成する複数のユニットのうち、1ユニット以上を解体、組み立て可能な構成にし、かつ人間が運搬できる重さとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平8−108990号公報
【特許文献2】特開2006−240878号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前記のような従来の組立式クレーンは、分解することにより、運搬は容易になるが、すべての構成部品を分解可能にするものではなかった。例えば特許文献1、2の構成は、クレーン本体部分を塔載する台車までを分解可能にするものではなかった。このため、特許文献1、2の構成では、狭い限られた開口部をすべての構成部品を通過させるような運搬には不向きであった。また、特許文献1、2には、基台上の空間について無駄を抑えて有効利用する技術については特別提案がされていなかった。
【0005】
本発明は、前記のような従来の問題を解決するものであり、分解した構成部品の運搬がより有利になり、基台上の空間について無駄を抑えて有効利用できる組立式クレーンを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するために、本発明の組立式クレーンは、分解及び組み立てが可能な組立式クレーンであって、起伏ジャッキにより起伏する組立式アームと、ワイヤの巻き出し及び巻き取りをするウインチと、電装品を制御する部品を収納した制御盤と、吊り荷重側と反対側に設けたウエイトと、基台に立設して固定され、前記起伏ジャッキを支持する支持部材とを備えており、前記制御盤は、前記支持部材間に挟まれるように、前記基台上に配置されており、前記支持部材は、前記ウエイトの支持部材を兼ねており、前記基台は分解可能である。
【0007】
この構成によれば、大型の構成部品であるアームや基台が分解可能であるので、分解後のすべての部品を所定寸法以下にすることができる。このことにより、すべての構成部品を、限られた面積の開口を通過させるのに有利になる。例えば、マンション、ビル等の建物の屋上への搬入に有利になる。また、支持部材間の空間を制御盤の配置空間とすることにより、基台上の空間を構成部品の配置空間として無駄なく有効利用できることになる。あわせて、起伏ジャッキの支持部材がウエイトの支持部材を兼ねていることにより、部品点数を抑えつつ、起伏ジャッキ及びウエイトを確実に支持することができる。
【0008】
本発明の組立式アームにおいては、前記基台の前端部に前記組立式アームの一端が着脱可能に取り付けられていることが好ましい。この構成によれば、基台の内側にアームの一端を取り付けた構成に比べ、アームの基台からの出代を長くすることができる。この場合、組立完成時のアームの長さが長くなっても、アームは着脱可能であり、かつアーム自体が組立式で分解可能であるので、運搬時に特別不利になることはない。
【0009】
また、前記ウインチの両側に前記ウインチの駆動用のモータが着脱可能に連結されていることが好ましい。この構成によれば、質量の大きいモータを取り外して運搬可能になる。また、モータがウインチを直接駆動するので、モータを取り付けるだけで、ウインチの駆動系が完成することになる。さらに、ウインチの両側にモータが連結されていることにより、吊り上げ速度を速めることができる。
【0010】
また、前記基台に車輪付きの走行部が取り付けられており、前記車輪に前記車輪の駆動用のモータが着脱可能に連結されていることが好ましい。この構成によれば、クレーンを自走させることが可能になるとともに、質量の大きいモータを取り外して運搬することができる。また、モータが車輪を直接駆動するので、モータを取り付けるだけで、走行の駆動系が完成することになる。
【0011】
また、前記基台に車輪付きの走行部が着脱可能に取り付けられており、前記走行部の取り付け方向を変えることができるように、前記基台に前記走行部の取り付け部が複数設けられていることが好ましい。この構成によれば、走行部の取り付け位置を変えることにより、走行方向を変化させることが可能になる。
【0012】
さらに、前記ウインチは、インバータ制御のモータで駆動され、初期の吊り時の電流値に応じて電流値を可変するようにしていることが好ましい。この構成によれば、初期の吊り時の電流値が小さければ、電流値を大きくして吊り上げ速度を速くすることができる。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、大型の構成部品であるアームや基台が分解可能であるので、分解後のすべての部品を所定寸法以下にすることができる。このことにより、すべての構成部品を、限られた面積の開口を通過させるのに有利になる。また、支持部材間の空間を制御盤の配置空間とすることにより、基台上の空間を構成部品の配置空間として無駄なく有効利用できることになる。あわせて、起伏ジャッキの支持部材がウエイトの支持部材を兼ねていることにより、部品点数を抑えつつ、起伏ジャッキ及びウエイトを確実に支持することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の一実施形態に係る組立式クレーンの側面図。
【図2】本発明の一実施形態に係る組立式クレーンの平面図。
【図3】本発明の一実施形態に係る組立式クレーンの正面図。
【図4】本発明の一実施形態に係る組立式クレーンの背面図。
【図5】本発明の一実施形態に係る組立式クレーンの基台の斜視図。
【図6】本発明の一実施形態において、基台に走行部を取り付けた状態を示す斜視図。
【図7】図6の走行部15を裏面側から見た拡大図。
【図8】本発明の一実施形態において、基台の後端部側に構成部品を取り付けた状態を示す斜視図。
【図9】図8の基台上の構成部品の分解斜視図。
【図10】図8の状態から基台上にウインチを取り付けた状態を示す斜視図。
【図11】図10の状態からさらに発電機を取り付けた状態を示す斜視図。
【図12】図11の状態から起伏ジャッキにアームを取り付けた状態を示す斜視図。
【図13】本発明の一実施例に係る組立式クレーンの完成状態を前方側から見た写真。
【図14】本発明の一実施例に係る組立式クレーンの完成状態を後方側から見た写真。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1〜4は本発明の一実施形態に係るクレーン1の外観図を示している。図1は側面図、図2は平面図、図3は正面図、図4は背面図である。図1はクレーン1の一方の側面を示しているが、他方の側面についても図示が対称になることを除けば同様の図示となる。クレーン1は、組立式であり、図1〜4は組立状態を示している。最初に図1〜4を参照しながら、クレーン1の概略構成について説明する。
【0016】
図1において、基台2上に制御盤3、ウインチ4が塔載されている。基台2上には、支持部材6aが立設して固定されている。図2、3に示したように、支持部材6aと対向するように、支持部材6bが立設して固定されている。支持部材6a及び6bは、起伏ジャッキ7の後端部を支持するとともに、ウエイト9を支持している。この詳細は後に図8〜9を参照しながら説明する。ウエイト9は、対象物を吊り上げた際のクレーン1の釣り合いをとるためのものである。起伏ジャッキ7の先端部はアーム8に取り付けられている。アーム8の後端部は、基台2の先端部に取り付けられている。
【0017】
クレーン1は電動式であり、後に説明するように走行用車輪の駆動、ウインチ4によるワイヤ5の巻き出し及び巻き取りの駆動、及び起伏ジャッキ7のロッドの駆動には電動のモータを用いている。本実施形態ではクレーン1の駆動電源は外部電源を用いるが、後に図11を用いて説明するように、基台2上に搭載した発電機の電源を用いてもよい
【0018】
制御盤3は、電装品の制御部品を収納している。電装品の主要部品は、前記のモータである。制御盤3にはリモコン(図示せず)が接続されている。このリモコンを用いて、クレーン1から離れた位置において、クレーン1を操作することができる。
【0019】
図2〜4に示したように、アーム8の両側面側には、一対の起伏ジャッキ7の先端部が取り付けられている。図3、4に示したように、起伏ジャッキ7の後端部には、モータ14が取り付けられている。モータ14による駆動により、起伏ジャッキ7と一体のロッド10が伸縮する。この伸縮と一体になって、ロッド10に接続されたロッド11が移動する。ロッド11の移動により、図1において、アーム8は基台2の取り付け部を中心に回転移動(矢印a、b方向)しながら起伏することになる。このことにより、吊り具12に引っ掛けた対象物の吊り上げ及び吊り降ろしをすることができる。
【0020】
図1において、基台2の下部には、走行部15及び走行部16が取り付けられている。走行部15は車輪17を備えており、走行部16は車輪18を備えている。後に図7を用いて説明するように、走行部15の車輪17はモータで駆動される。このことにより、クレーン1は自走が可能になっている。
【0021】
次に、クレーン1の組立てについて説明する。図5〜12は、図1〜4に示したクレーン1と同様の構成のクレーンについて、組み立て過程及び完成状態を示した斜視図である。このため、図5〜12においては、図1〜4と対応する部分については、同一番号を付して説明する。
【0022】
図5は、基台2の斜視図を示している。基台2にクレーン1の構成部品が取り付けられていくことになる。基台2は、前端部が横フレーム20で構成され、後端部が横フレーム21で構成されている。横フレーム20と横フレーム21との間は、一対の縦フレーム22と一対の縦フレーム23とで接続されている。基台2はフレーム20〜23を組み立てて構成されているので、フレーム20〜23のそれぞれが単品状態になるまで分解可能である。基台2の組み立ては、ボルト、ナットの締め付けにより可能である。
【0023】
図6は、基台2の下部に、走行部15及び走行部16を取り付けた状態を示している。図7は図6の走行部15を裏面側から見た拡大図を示している。走行部15は、基台2の両側に取り付けている。走行部15は、ハウジング25に車輪輪17が取り付けられている。
【0024】
図7に示したように、走行部15には車輪17を駆動するモータ26が取り付けられている。モータ26は着脱可能であり、モータ26を取り外して質量の大きいモータ26を走行部15とは別に運搬することが可能である。また、モータ26は車輪17を直接駆動するように取り付けられおり、モータ26を走行部15に取り付けるだけで、走行部15の駆動系が完成することになる。
【0025】
図6において、走行部16は基台2の4つのコーナ部に取り付けられている。走行部16は、ハウジング27に車輪18が取り付けられている。走行部16はモータ無しの構成であり、取付部29を基台2に取り付ければ取り付けが完了する。基台2における走行部15、16の着脱、及び走行部15におけるモータ26の着脱は、いずれもボルト、ナットの締め付け、取り外しにより可能である。
【0026】
図6では走行部15は、フレーム2の長手方向に沿って取り付けられているが、走行部15の取り付け部を複数設け、走行部15の取り付け方向を変えることができるようにしてもよい。このことにより、走行方向を変化させることが可能になる。例えば、走行部15がフレーム2の幅方向に沿って取り付けられるように、取り付け部を設定しておけば、直進走行の設定を横方向の走行の設定に変更することができる。また、この設定変更に伴い、走行部16の車輪18の向きを変化させることにより、横方向の走行のみならず、旋回方向の走行も可能になる。
【0027】
図8は、基台2の後端部側に構成部品を取り付けた状態を示す斜視図である。図9は、図8の基台2上の構成部品の分解斜視図である。図8に示したように、基台2上には、制御盤3が搭載されている。図9に示したように、制御盤3は一対の支持部材6bの間に挟まれている。各支持部材6bは、それぞれ支持部材6aに対向している。支持部材6bには軸30が設けられており、支持部材6aには軸31が設けられている。図8では、軸30及び軸31に起伏ジャッキ7の後端部が回転可能に取り付けられている。
【0028】
図9において支持部材6bの上側には延出部32が設けられており、下側には延出部33が設けられている。延出部32、33は、支持部材6bと一体でもよく、別部材を固定したものであってもよい。図示はしていないが他方の支持部材6bについても同様の構成である。延出部32と延出部33との間に、ウエイト9が挟み込まれている。ウエイト9は複数枚の板状部材を積み重ねたものである。個々のウエイト9に設けた孔に支持棒(図示せず)が挿通しており、この支持棒が延出部32及び延出部33に固定されている。このことにより、ウエイト9全体が一対の支持部材6bに取り付けられている。
【0029】
図8、9の構成では、一対の支持部材6bの間の空間を制御盤3の配置空間としている。また、支持部材6aと支持部材6bとの間の空間は、起伏ジャッキ7の取り付け空間としている。すなわち、基台2の後端部側が構成部品の配置空間として無駄なく有効利用されていることになる。このことは、小形化にも寄与するとともに、対象物を吊り上げた際のクレーン1の釣り合いをとる際にも有利になる。
【0030】
あわせて、支持部材6bに延出部32、33を設けたことにより、支持部材6bは延出部32、33を介してウエイト9を支持していることになる。したがって、支持部材6bは、起伏ジャッキ7の支持部材であるとともに、ウエイト9の支持部材を兼ねている。このことにより、部品点数を抑えつつ、起伏ジャッキ7及びウエイト9を確実に支持するようにしている。
【0031】
図10は、図8の状態から基台2上にウインチ4を取り付けた状態を示す斜視図である。基台2上において、制御盤3の前側にウインチ4を搭載している。ウインチ4には、駆動用のモータ35が取り付けられている。モータ35は着脱可能であり、モータ35を取り外して質量の大きいモータ35をウインチ4とは別に運搬することが可能である。また、モータ35がウインチ4を直接駆動するように取り付けられており、モータ35をウインチ4に取り付けるだけで、ウインチ4の駆動系が完成することになる。
【0032】
本実施形態では図2、3に示したように、ウインチ4の両側に駆動用のモータ35が連結されている。このように、モータ35を2個用いることにより、吊り上げ速度を速めることができる。また、モータ35をインバータ制御することもできる。この場合、吊り対象物の吊り時の電流値を管理し、初期の吊り時の電流値に応じて電流値を可変するようにしてもよい。この構成によれば、吊り時の電流値が小さければ、電流値を大きくして吊り上げ速度を速くすることができる。前記のようなモータ35の2個使用や、電流値の可変は、特に100V15Aの電源により駆動する場合の吊り上げ速度の確保に有利になる。
【0033】
図11は、図10の状態からさらに発電機50を取り付けた状態を示す斜視図である。本図では、ウインチ4の前側に発電機50を取り付けている。前記の通り、本実施形態に係るクレーン1は、クレーン1の駆動電源として外部電源を用いることができるので、発電機50の無い構成であってもよい。図11のように、発電機50を塔載することにより、外部電源との接続ができない場所においても、使用可能になる。
【0034】
図12は、起伏ジャッキ7にアーム8を取り付けた状態を示している。この状態では、クレーン1の組立てが完了している。アーム8は組立式であり、3つの部材を連結したものである。運搬時には各部材に分解し、組み立て時に各部材を連結する。このことにより、寸法の長いアーム8の運搬が容易になる。
【0035】
また、図12、図1〜3に示したように、基台2の前端側にアーム8の一端が取り付けられている。図3に示したように、アーム8の一端は基台2に取付板19を介して取り付けられている。アーム8は、取付板19における取り付け部を中心に回転可能である。また、取り付け板19は基台2に、ボルト、ナットに固定しており、取り付け板19の着脱によりアーム8も着脱可能になっている。
【0036】
アーム8の一端が基台2の前端側に取り付けられていることにより、基台2の内側にアーム8の一端を取り付けた構成に比べ、アーム8の基台2からの出代を長くすることができる。組立完成時のアーム8の長さが長くなっても、アーム8は基台2から取り外し可能であり、かつアーム8自体が組立式で分解可能であるので、運搬時に特別不利になることはない。
【0037】
また、図5を用いて説明した通り、基台2は各フレーム単位に分解可能である。すなわち、本実施形態においては、大型の構成部品であるアーム8や基台2を、組立式としている。また、質量の大きいモータ26、35を着脱可能とし、ウエイト9を複数毎に分割している。このことにより、分解後のすべての部品を所定寸法、所定質量以下にすることが可能になる。
【0038】
具体的には、実施例として前記実施形態と同様の構成のクレーンを作製したところ、分解後の各部品を550mm×450mm程度の開口を通過できる大きさとすることができた。また、各部品を30kg程度以下とすることができた。実施例は、吊荷重を最大470kgとし、入力電源を100V15Aとした。
【0039】
マンション、ビル等の建物の屋上への搬入する際には、限られた面積の開口を通過させる必要がある場合があるが、前記の実施例によれば、このような開口の通過に有利になる。また、前記実施例では各部品は30kg程度以下であるので、各部品の人力による移動が可能になる。この場合、各部品を複数台の台車に分散させることにより運搬が容易になる。
【0040】
前記の実施例については、図13、14に写真を示している。図13は、本発明の一実施例に係る組立式クレーンの完成状態を前方側から見た写真を示しており、図14は後方側から見た写真を示している。
【符号の説明】
【0041】
1 クレーン
2 基台
3 制御盤
4 ウインチ
5 ワイヤ
6a,6b 支持部材
7 起伏ジャッキ
8 アーム
9 ウエイト
15,16 走行部
17,18 車輪
14,26,35 モータ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
分解及び組み立てが可能な組立式クレーンであって、
起伏ジャッキにより起伏する組立式アームと、
ワイヤの巻き出し及び巻き取りをするウインチと、
電装品を制御する部品を収納した制御盤と、
吊り荷重側と反対側に設けたウエイトと、
基台に立設して固定され、前記起伏ジャッキを支持する支持部材とを備えており、
前記制御盤は、前記支持部材間に挟まれるように、前記基台上に配置されており、
前記支持部材は、前記ウエイトの支持部材を兼ねており、
前記基台は分解可能であることを特徴とする組立式クレーン。
【請求項2】
前記基台の前端部に前記組立式アームの一端が着脱可能に取り付けられている請求項1に記載の組立式クレーン。
【請求項3】
前記ウインチの両側に前記ウインチの駆動用のモータが着脱可能に連結されている請求項1又は2に記載の組立式クレーン。
【請求項4】
前記基台に車輪付きの走行部が取り付けられており、前記車輪に前記車輪の駆動用のモータが着脱可能に連結されている請求項1から3のいずれかに記載の組立式クレーン。
【請求項5】
前記基台に車輪付きの走行部が着脱可能に取り付けられており、前記走行部の取り付け方向を変えることができるように、前記基台に前記走行部の取り付け部が複数設けられている請求項1から3のいずれかに記載の組立式クレーン。
【請求項6】
前記ウインチは、インバータ制御のモータで駆動され、初期の吊り時の電流値に応じて電流値を可変するようにしている請求項1から5のいずれかに記載の組立式クレーン。




【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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