経口インスリン治療及びプロトコール
【課題】哺乳動物において、グルコース耐性低下及び初期及び後期糖尿病を治療し、2型糖尿病における顕性糖尿病の発症を予防し、血糖コントロール機能異常の現在のレベルを治療方法を提供する。
【解決手段】前記方法は、インスリンと胃腸管からインスリンの吸収を容易にする送達物質を食事時間の時に又はその直前に、長期にわたって経口投与することを含む。また、最初のインスリンピークを与える速効作用性インスリンを投与することに加えて、あとで生じるが持続時間の長い第2インスリンピークを与える遅効性インスリンを投与することを含む。これらの方法は、低血糖症、高インスリン血症及び体重増加のリスクなしで、また、インスリン治療に通常伴う頻繁な血糖モニタリングを必要とせずに血糖コントロールの改善を達成する。
【解決手段】前記方法は、インスリンと胃腸管からインスリンの吸収を容易にする送達物質を食事時間の時に又はその直前に、長期にわたって経口投与することを含む。また、最初のインスリンピークを与える速効作用性インスリンを投与することに加えて、あとで生じるが持続時間の長い第2インスリンピークを与える遅効性インスリンを投与することを含む。これらの方法は、低血糖症、高インスリン血症及び体重増加のリスクなしで、また、インスリン治療に通常伴う頻繁な血糖モニタリングを必要とせずに血糖コントロールの改善を達成する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
治療的に有効な量のインスリンと胃腸管から前記インスリンの吸収を容易にする送達物質である4-[(4-クロロ-2-ヒドロキシベンゾイル)アミノ]ブタン酸又はその薬学的に許容しうる塩とを含む医薬配合物を慢性2型糖尿病患者に経口投与する段階であって、患者への投与を就寝時及び全食事の摂取の30分前から該食事の摂取と同時までの時間に行い、前記医薬配合物が、1種以上の薬学的に許容しうる剤形中に含有され、前記配合物の経口投与の10〜20分後の時点でインスリンの最大血漿濃度の時間を与え、前記配合物が、摂取された食事に応答して糖尿病にかかっていない被検者において内因的に生じる第一相インスリン応答の欠除を補償するのに十分である、前記段階を含む2型糖尿病患者を治療する方法において使用される、胃腸管からのインスリンの吸収を容易にする薬学的に許容しうる送達物質をインスリンとともに含む医薬組成物の製造におけるインスリンの使用。
【請求項2】
さらに前記配合物が投与され、前記患者が、前記投与された配合物からの第一ピーク血漿インスリン濃度と内在性インスリン放出からの前記食事に対する第二相インスリン応答を得る、請求項1記載の使用。
【請求項3】
患者が後期2型糖尿病をもつ患者である請求項1記載の使用。
【請求項4】
前記方法がさらに、中間作用型インスリン又は長時間作用型インスリン又は両者を含む治療的に有効な量の第2の医薬配合物を前記慢性患者へ投与することを含む、請求項1記載の使用。
【請求項5】
前記第2の医薬配合物を少なくとも1日1回経口投与する、請求項4記載の使用。
【請求項6】
前記第2の医薬配合物を少なくとも1日1回皮下投与する、請求項4記載の使用。
【請求項7】
前記医薬配合物及び前記第2の医薬配合物が二つの異なる活性速度を提供して、摂取された食事に対して糖尿病にかかっていない被検者において内因的に生じるインスリンの二相の放出をシミュレートする、請求項4記載の使用。
【請求項8】
インスリンと胃腸管から前記インスリンの吸収を容易にする送達物質である4−CNABとを含む1又は複数の医薬配合物を慢性2型糖尿病患者に経口投与する段階であって、それぞれの投与時における4−CNAB及びインスリンの合計量が4−CNAB160mg、インスリン300Uであり、患者への投与を就寝時及び全食事の摂取の30分前から該食事の摂取と同時までの時間に行う、前記段階を含む2型糖尿病患者を治療する方法において使用される、胃腸管からのインスリンの吸収を容易にする薬学的に許容しうる送達物質をインスリンとともに含む医薬組成物の製造におけるインスリンの使用。
【請求項9】
インスリンが修飾されていないインスリンである、請求項1記載の使用。
【請求項10】
インスリンが修飾されていないインスリンである、請求項8に記載の使用。
【請求項1】
治療的に有効な量のインスリンと胃腸管から前記インスリンの吸収を容易にする送達物質である4-[(4-クロロ-2-ヒドロキシベンゾイル)アミノ]ブタン酸又はその薬学的に許容しうる塩とを含む医薬配合物を慢性2型糖尿病患者に経口投与する段階であって、患者への投与を就寝時及び全食事の摂取の30分前から該食事の摂取と同時までの時間に行い、前記医薬配合物が、1種以上の薬学的に許容しうる剤形中に含有され、前記配合物の経口投与の10〜20分後の時点でインスリンの最大血漿濃度の時間を与え、前記配合物が、摂取された食事に応答して糖尿病にかかっていない被検者において内因的に生じる第一相インスリン応答の欠除を補償するのに十分である、前記段階を含む2型糖尿病患者を治療する方法において使用される、胃腸管からのインスリンの吸収を容易にする薬学的に許容しうる送達物質をインスリンとともに含む医薬組成物の製造におけるインスリンの使用。
【請求項2】
さらに前記配合物が投与され、前記患者が、前記投与された配合物からの第一ピーク血漿インスリン濃度と内在性インスリン放出からの前記食事に対する第二相インスリン応答を得る、請求項1記載の使用。
【請求項3】
患者が後期2型糖尿病をもつ患者である請求項1記載の使用。
【請求項4】
前記方法がさらに、中間作用型インスリン又は長時間作用型インスリン又は両者を含む治療的に有効な量の第2の医薬配合物を前記慢性患者へ投与することを含む、請求項1記載の使用。
【請求項5】
前記第2の医薬配合物を少なくとも1日1回経口投与する、請求項4記載の使用。
【請求項6】
前記第2の医薬配合物を少なくとも1日1回皮下投与する、請求項4記載の使用。
【請求項7】
前記医薬配合物及び前記第2の医薬配合物が二つの異なる活性速度を提供して、摂取された食事に対して糖尿病にかかっていない被検者において内因的に生じるインスリンの二相の放出をシミュレートする、請求項4記載の使用。
【請求項8】
インスリンと胃腸管から前記インスリンの吸収を容易にする送達物質である4−CNABとを含む1又は複数の医薬配合物を慢性2型糖尿病患者に経口投与する段階であって、それぞれの投与時における4−CNAB及びインスリンの合計量が4−CNAB160mg、インスリン300Uであり、患者への投与を就寝時及び全食事の摂取の30分前から該食事の摂取と同時までの時間に行う、前記段階を含む2型糖尿病患者を治療する方法において使用される、胃腸管からのインスリンの吸収を容易にする薬学的に許容しうる送達物質をインスリンとともに含む医薬組成物の製造におけるインスリンの使用。
【請求項9】
インスリンが修飾されていないインスリンである、請求項1記載の使用。
【請求項10】
インスリンが修飾されていないインスリンである、請求項8に記載の使用。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48A】
【図48B】
【図49A】
【図49B】
【図50A】
【図50B】
【図51】
【図52A】
【図52B】
【図53A】
【図53B】
【図54A】
【図54B】
【図55】
【図56】
【図57】
【図58】
【図59A】
【図59B】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
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【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
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【図38】
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【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48A】
【図48B】
【図49A】
【図49B】
【図50A】
【図50B】
【図51】
【図52A】
【図52B】
【図53A】
【図53B】
【図54A】
【図54B】
【図55】
【図56】
【図57】
【図58】
【図59A】
【図59B】
【公開番号】特開2011−162560(P2011−162560A)
【公開日】平成23年8月25日(2011.8.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−112583(P2011−112583)
【出願日】平成23年5月19日(2011.5.19)
【分割の表示】特願2006−509223(P2006−509223)の分割
【原出願日】平成16年3月5日(2004.3.5)
【出願人】(504209183)エミスフィアー テクノロジーズ インコーポレイテッド (7)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年8月25日(2011.8.25)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年5月19日(2011.5.19)
【分割の表示】特願2006−509223(P2006−509223)の分割
【原出願日】平成16年3月5日(2004.3.5)
【出願人】(504209183)エミスフィアー テクノロジーズ インコーポレイテッド (7)
【Fターム(参考)】
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