説明

絞り機構

【課題】付勢手段によって重力に起因する回転力を回動部材またはギアトレインの一部のギアに付与することにより、ギアトレインのバックラッシュを除去する絞り機構を提供する。
【解決手段】錘18は絞りギア12に備えられる。絞りギア12は絞り羽根9を保持して180度未満で回動する。錘18は絞りギア12に対し常に一定方向の回転力を発生させるので、中間ギア21と絞りギア12とはガタを生じることなく噛み合い、噛合部におけるバックラッシュは除去される。このため、駆動ギア19は精度良く絞りギア12を所望位置に位置させ、絞りの開口部を所望の大きさに精度良く調整することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は絞り機構に係り、特にギアトレインのバックラッシュを除去できる絞り機構に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1では、引張バネを付勢手段として用いた、レンズの防振装置が提案されている。この防振装置では、絞り羽根を作動させる際に発生する衝撃振動を釣合錘と引張バネとで構成される振動吸収手段により減少させる。釣合錘には、一端をレンズ装置に他端を釣合錘にそれぞれ固定された引張バネが取り付けられ、釣合錘は引張バネにより付勢されている。
【0003】
また、従来、引張バネは付勢手段として防振装置に用いられるほか、ギアトレインのバックラッシュを低減するために用いられる場合がある。
【特許文献1】特開平5−273629号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、絞り機構では、絞り羽根を回動駆動させる駆動力を、駆動装置から絞り羽根を保持する部材に伝達するためにギアトレインを用いる場合がある。このような場合、ギアトレインにバックラッシュが生じていると、絞りの開口部の大きさを調整する制御(ギアの回動位置に関する制御)の精度が低下するので絞りのリモートコントロールが困難になったり、絞りの動作時(ギアの回動時)にギアの歯面で歯打ち音が発生したりするという不具合がある。
【0005】
しかしながら、絞り機構に備えられたギアトレインの全てのギアに対して、例えば引張バネなどで一方向に回転力をギアに付勢すると、ギアの回転と共に引張バネによる負荷が大きくなるという問題がある。また、ギアトレインの全てのギアをバックラッシュレスギアとすると、絞り機構の構成が複雑になったり、コストが掛かったりするという問題がある。
【0006】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、絞り機構に備えられたギアトレインのバックラッシュを単純な構造及び低コストで除去することができる絞り機構を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記目的を達成するために、請求項1に記載の絞り機構は、絞り羽根と、前記絞り羽根を回動させる回動部材と、駆動源と、前記駆動源から前記回動部材に駆動力を伝達するギアトレインと、前記ギアトレインのバックラッシュをとる付勢手段であって、前記回動部材又は前記ギアトレインの一部のギアに対して重力によって一定方向の回転力を付与する付勢手段と、を備えたことを特徴としている。
【0008】
本発明によれば、重力による回転力が回動部材又はギアトレインの一部のギアに付与されることにより、ギアトレインのバックラッシュをとることができる。
【0009】
請求項2に記載の絞り機構は、請求項1に記載の発明において、前記付勢手段によって回転力が付与される前記回動部材又は前記ギアトレインの一部のギアの回動範囲は、180度未満であり、前記付勢手段は、回動中心に対して重心位置が偏倚した前記回動部材又は前記ギアトレインの一部のギアであることを特徴としている。
【0010】
本発明によれば、前記回動部材又は前記ギアトレインの一部は、回動中心に対して重心位置が偏倚したことによって回転力が付与され、ギアトレインのバックラッシュをとることができる。
【0011】
請求項3に記載の絞り機構は、請求項2に記載の発明において、前記回動部材又は前記ギアトレインの一部のギアは、錘が付加され、又は開口が形成されて重心位置が偏倚させられていることを特徴としている。
【0012】
本発明によれば、回動部材又は前記ギアトレインの一部のギアは、錘が付加され、又は開口が形成されることにより重心位置が偏倚させられているので、回転力が付与され、ギアトレインのバックラッシュをとることができる。
【0013】
請求項4に記載の絞り機構は、請求項1に記載の発明において、前記付勢手段は、前記回動部材又は前記ギアトレインの一部のギアと同軸上に固定されたスプールと、前記スプールに巻回された紐と、前記紐の先端に固定された錘とから構成されていることを特徴としている。
【0014】
本発明によれば、付勢手段は、スプールと、スプールに巻回された紐とを介して錘による回転力を回動部材又は前記ギアトレインの一部のギアに付与することができ、ギアトレインのバックラッシュをとることができる。
【発明の効果】
【0015】
本発明に係る絞り機構によれば、ギアトレインのバックラッシュを単純な構造及び低コストで除去することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、添付図面に従って本発明に係る絞り機構の好ましい実施の形態について詳述する。なお、本実施形態では錘を用いてギアトレインのバックラッシュを除去する。以下では、本発明をアイリス絞りに適用した実施形態について説明する。
【0017】
図1は、本発明に係る絞り機構を備えたレンズ装置1の構成を示した側面断面図である。レンズ装置1は、主に、固定筒2と、その固定筒2に収納されたフォーカスレンズ31、変倍レンズ41、補正レンズ44、及びマスターレンズ61からなる4群構成のレンズと、絞り機構5とを備える。
【0018】
固定筒2は、レンズ装置1をカメラ本体(図示しない)に固定する。また、固定筒2には、直進溝2a、2bが形成されている。
【0019】
レンズ装置1の前面には、フォーカスレンズ31、レンズ保持枠32、及びレンズ移動部品33を備える。フォーカスレンズ31はレンズ保持枠32に保持され、レンズ移動部品33によって直進溝2aを進退する。
【0020】
フォーカスレンズ31の後方には、変倍レンズ41、補正レンズ44を備える。変倍レンズ41及び補正レンズ44はレンズ保持枠42により保持される。更に、レンズ装置1はズームカム43を備える。ズームカム43は、カム溝43a及び43bを備える。変倍レンズ41はズームカム43により駆動され、カム溝43aに沿って進退する。同様に、補正レンズ44は、カム溝43bに沿って進退する。
【0021】
絞り機構5は、補正レンズ44とマスターレンズ61との間に設置されている。絞り機構5はマスターレンズ61に入射する入射光の光量を調整する。なお、絞り機構5の詳細は後述する。
【0022】
マスターレンズ61は、レンズ固定枠62を備え、固定筒2に固定されている。
【0023】
次に図2に基づいて絞り機構5の詳細について説明する。図2(a)は、絞り機構5の分解斜視図である。
【0024】
絞り機構5は、菊座7、絞り羽根9、絞りギア12、錘18、駆動ギア19、アイドラギア21、及びポテンショメータ22を備える。
【0025】
菊座7は、固定筒2に固定されている。菊座7には、絞り羽根9の枚数に対応した複数のカム溝8が形成されている。本実施形態では、絞り羽根9の枚数は6枚であるので、カム溝8の個数は6個である。
【0026】
絞り羽根9の菊座7に対向する面には、図示しないピンを備える。ピンの一端は、菊座7のカム溝8に係合する。絞り羽根9の絞りギア12に対向する面には、絞りギア12のピン孔15に係合するためのピン10が備えられる。
【0027】
絞りギア12が回動すると、これに応じてピン10が回動する。そしてピン10が回動すると、ピン10を中心に絞り羽根9が回動し、これに応じて絞り羽根9の図示しないピンがカム溝8を8a端から8b端までの間を移動する。これにより、絞り羽根9は開口部11の大きさを調整する。なお、図2(a)は開口部11が最小の大きさであり、開口量が最小である状態(絞り込んだ状態)を示す。なお、本実施形態では、絞り羽根9は6枚であるが、絞り羽根9は6枚でなくともよい。なお、絞り動作については、以下で詳述する。
【0028】
絞りギア12は絞り羽根9を回動させることにより開口部11の大きさを変化させる回動部材である。絞りギア12は、開口部13が形成されている円板であり、円周部14は歯切り加工されている。ピン孔15は絞りギア12の側面に形成されている。ピン孔15とピン10とは係合する。絞りギア12は正逆(矢印16,17の向き)に回動し、回動の角度範囲は180度未満である。
【0029】
錘18は、絞りギア12を含むギアトレインのバックラッシュをとる付勢手段である。錘18は、絞りギア12に対して回動又は回動の反対方向のいずれかの方向に、重力によって一定方向の回転力(絞りギア12の重心が回動中心)を付与する位置に当接して設置される。錘18によって、絞りギア12は回動中心に対して重心位置が偏倚している。また、錘18の重量は、発生する回転力によって、絞りギア12に噛合うアイドラギア21、駆動ギア19、ポテンショメータ22が回転しない程度である。錘18によるバックラッシュの低減作用については、以下で詳述する。
【0030】
駆動ギア19はモータ20を備え、アイドラギア21を介して絞りギア12を回動させる駆動源である。駆動ギア19は正逆に回動する。また、駆動ギア19には、制御系(図示しない)が接続されている。制御系はポテンショメータ22により検出された絞りギア12の回動位置に基づいて、駆動ギア19を制御する。また、制御系は、駆動ギア19を介して絞りギア12を回動させたり、絞りギア12の回動を停止させたりすることにより、絞りギア12を所望の回動位置(目標位置)に位置させる制御を行なう。
【0031】
アイドラギア21は駆動ギア19、絞りギア12、及びポテンショメータ22に噛合う。また、これらのギアは、駆動ギア19の駆動力を絞りギア12に伝達するギアトレインを構成する。ポテンショメータ22は、絞りギア12の回動位置(回動角度)を検出する。
【0032】
絞り機構5は、以下に示す絞り動作を行なう。
【0033】
絞りを開放する場合、駆動ギア19は絞りギア12を矢印16の方向に回動させる。回動に伴い、ピン10を中心に絞り羽根9が回動する。そして絞り羽根9の図示しないピンが菊座7に形成されたカム溝8を8b端の方向に移動する。これにより開口部11は拡大する(開口量が増大する)。
【0034】
絞りを絞り込む場合、駆動ギア19は絞りギア12を矢印17の方向に回転させる。回動に伴い、ピン10を中心に絞り羽根9が回動する。そして絞り羽根9の図示しないピンが菊座7に形成されたカム溝8の8a端の方向に移動する。これにより開口部11は縮小する(開口量が減少する)。
【0035】
また、例えば、絞りギア12の回動の角度範囲が80度の場合、絞りギア12は、80度回動することによって図示しないピンがカム溝8a端から8b端まで移動させ、絞りの開放動作又は絞り込み動作を行なう。
【0036】
次に絞りギア12とアイドラギア21との噛み合いについて図2(b)に基づいて説明する。図2(b)は、絞りギア12とアイドラギア21との噛合部分の拡大図であり、両ギアの噛合部分をマスターレンズ61側の視点から見た図である。
【0037】
例えば、錘18を回動中心の右側(視点はマスターレンズ61側)の位置に設置した場合、絞りギア12の回動の角度範囲は180度未満であるので、錘18は絞りギア12に対して、常に矢印23の方向に回転力を発生させる。そのため、ギア(絞りギア12とアイドラギア21)の回動の停止時には、歯面27は歯面25に接し、絞りギア12とアイドラギア21とはガタつき無く噛み合う。すなわち、噛合部分において、常に一定の面(歯面25側)で両ギアの歯が接しており、噛合部分におけるバックラッシュが低減されている。
【0038】
また、アイドラギア21に噛合うポテンショメータ22は、バックラッシュが低減されているので、絞りギア12の回動位置を精度良く検出することができる。また、制御系は精度良く検出された絞りギア12の回動位置に基づいて駆動ギア19を制御するので、絞りギア12を精度良く目標位置に位置させることができる。
【0039】
これにより、絞り機構5では、絞りギア12には、錘18によって常に一定方向の回転力が発生しているため、絞りギア12とアイドラギア21との間のバックラッシュが低減される。そのため、絞りギア12は精度良く目標位置に位置することができ、絞りの開口部11の大きさを精度良く調整できる。さらに、絞りギア12が矢印24の方向へ回動する際、歯面27は歯面25に接しているので、回動開始時の歯打ち音の発生が防止される。また、歯面27は歯面25に接しており、歯面27が空転する隙間が噛合部に無いことから、絞りギア12は、制御系からの回動指示に対して追従性良く動作する。また、錘18を絞りギア12に設置するという単純な構造であり、バックラッシュ低減のために必要なコストは、ギアトレインを構成する全てのギアにバックラッシュレスギアを用いる場合よりも相対的に低い。
【0040】
なお、錘18を回動中心の右側に設置するほか、回動中心の左側(位置18a)に設置してもよい。この場合、発生する回転力は矢印24の方向であるので、歯面26と歯面28とが接し、絞りギア12とアイドラギア21とはガタつき無く噛み合う。
【0041】
なお、錘18を絞りギア12に備えることによって回転力を付与するほか、絞りギア12と同軸上に固定されたスプールと、スプールに巻回された紐と、紐の先端に固定された錘とによって回転力を絞りギア12に付与してもよい。図3(a)は、スプール12aと紐18bとを介した錘18の絞りギア12への取り付けを示す図である。図3(b)は、ギア18cとスプール18dと紐18bとを介した錘18の絞りギア12への取り付けを示す図である。図中で同符号のものは同機能を有する。
【0042】
図3(a)に示す絞りギア12には、スプール12aが設けられている。スプール12aは絞りギア12と同軸上に固定されている。スプール12aの上端と下端を除く任意の位置(絞りギア12に回転力を発生させる位置)に紐18bが巻回され、紐18bの先端には錘18が取り付けられている。例えば回動中心の右側に錘18を取り付けると、錘18による回転力は図中の矢印29の向きに発生する。
【0043】
図3(b)に示す絞りギア12には、ギア18cが噛合する。スプール18dは、ギア18cと同軸上に固定されている。スプール18dには、紐18bを介して錘18が吊り下げられており、錘18の自重によりギア18cは回転する。これにより、ギア18cは錘18に起因する回転力を絞りギア12に付与する。
【0044】
なお、絞り羽根9を回転させる回動部材としては、絞りギア12のほか、菊座7でもよい。
【0045】
なお、錘18は、絞りギア12のほか、回動範囲が180度未満のギアトレインの一部のギア(アイドラギア21など)に設置され、ギアトレインの一部のギアに対して回転力を付与してもよい。
【0046】
なお、上記では絞り機構5を水平面に対して垂直に設置する場合について説明したが、絞り機構5を水平面と平行に設置する場合(航空撮影等)には、錘18を取り付けたかさ歯車等を絞りギア12に噛合させることにより、回転力を絞りギア12に付与してもよい。
【0047】
<第二実施形態>
本実施形態では、錘18を用いることなくギアトレインのバックラッシュを低減する。絞りギア12は開口が形成されていることにより、回動中心に対して重心位置が偏倚している。図4は本実施形態に係わる絞りギア12を示す図である。
【0048】
絞りギア12の左側面は切り欠かれており、開口18eが形成されている。すなわち絞りギア12は左右の重量バランスに差があるため、矢印30の向きに重力に起因する回転力が発生している。また、回転力の大きさは、絞りギア12に噛合するアイドラギア21を回転させない程度である。したがって図2(b)において、歯面26と歯面28とは、接触しており、絞りギア12とアイドラギア21とはガタつき無く噛み合う。
【0049】
また、上記と同様に、アイドラギア21に噛合うポテンショメータ22は、バックラッシュが低減されているので、絞りギア12の回動位置を精度良く検出することができる。また、制御系は精度良く検出された回動角度に基づいて駆動ギア19を制御するので、絞りギア12を精度良く目標位置に位置させることができる。
【0050】
これにより、絞り機構5では、絞りギア12に常に一定の方向の回転力が発生しているため、アイドラギア21と絞りギア12との間のバックラッシュが低減される。そのため、絞りギア12は精度良く目標位置に位置することができ、絞りの開口部11の大きさを精度良く調整できる。さらに、回動開始時の歯打ち音の発生が防止される。また、絞りギア12は、制御系からの回動指示に対して追従性良く動作する。また、絞りギア12の側面の一部を切り欠くという単純な構造であり、バックラッシュ低減のために必要なコストは相対的に低い。
【0051】
なお、開口18eは、左側面のほか、右側面に形成されてもよい。このとき回転力は図4に示した矢印30と逆の方向に発生する。
【0052】
なお、開口18eは絞りギア12のほか、ギアトレインの一部のギアに形成されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】図1は、本発明に係る絞り機構を備えたレンズ装置の構成を示した側面断面図である。
【図2】図2(a)は、絞り機構の構造を示した分解斜視図である。図2(b)は、絞りギアとアイドラギアとの噛合部分の部分拡大図である。
【図3】図3は、紐を介して錘を絞りギアに取り付けた状態を示した図である。
【図4】図4は、第二実施形態に係わる絞りギアの構造を示した図である。
【符号の説明】
【0054】
1…レンズ装置、2…固定筒、5…絞り機構、7…菊座、8…カム溝、9…絞り羽根、10…ピン、11、13…開口部、12…絞りギア、14…円周部、15…ピン孔、18…錘、19…駆動ギア、20…モータ、21…アイドラギア、22…ポテンショメータ、31…フォーカスレンズ、41…変倍レンズ、44…補正レンズ、61…マスターレンズ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
絞り羽根と、
前記絞り羽根を回動させる回動部材と、
駆動源と、
前記駆動源から前記回動部材に駆動力を伝達するギアトレインと、
前記ギアトレインのバックラッシュをとる付勢手段であって、前記回動部材又は前記ギアトレインの一部のギアに対して重力によって一定方向の回転力を付与する付勢手段と、
を備えたことを特徴とする絞り機構。
【請求項2】
前記付勢手段によって回転力が付与される前記回動部材又は前記ギアトレインの一部のギアの回動範囲は、180度未満であり、前記付勢手段は、回動中心に対して重心位置が偏倚した前記回動部材又は前記ギアトレインの一部のギアであることを特徴とする請求項1に記載の絞り機構。
【請求項3】
前記回動部材又は前記ギアトレインの一部のギアは、錘が付加され、又は開口が形成されて重心位置が偏倚させられていることを特徴とする請求項2に記載の絞り機構。
【請求項4】
前記付勢手段は、前記回動部材又は前記ギアトレインの一部のギアと同軸上に固定されたスプールと、前記スプールに巻回された紐と、前記紐の先端に固定された錘とから構成されていることを特徴とする請求項1に記載の絞り機構。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2007−52192(P2007−52192A)
【公開日】平成19年3月1日(2007.3.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−236634(P2005−236634)
【出願日】平成17年8月17日(2005.8.17)
【出願人】(000005430)フジノン株式会社 (2,231)
【Fターム(参考)】