説明

継合ベルト

【課題】ベルトの継手強度を向上させる。
【解決手段】長尺ベルト10の一方の端部11に、複数の山部12を設けて、フィンガー状にする。他方の端部21は、端部11に相補的なフィンガー状にする。山部12は、略二等辺三角形状であって、その両側部13A、13Bの先端部分14が中途部分16に対して鈍角を成すように切断された形状を呈する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、長尺ベルトの端部同士が継ぎ合わされて、例えば無端状にされて使用される産業用ベルトに関する。
【背景技術】
【0002】
長尺ベルトは、フィンガー状に加工された両端部を突き合わせた上で、熱融着や接着剤による接着によって、無端ベルトに成形されることがある(例えば、特許文献1、2参照)。この場合、フィンガーの各山部は、例えば二等辺三角形に成形されるとともに、その長さは要求される継手強度に応じて適宜設定される。山部の長さは通常、高い強度が必要な用途ほど長く設定されるが、山部の長さが長すぎると、山部先端部が細く剛性のないものになるため、山部を長くしただけでは、継手強度を十分に向上させることはできない。
【0003】
また、フィンガー形状は通常、トムソン刃を有する打ち抜き型を用いた切断加工によって成形されるが、山部が長くなって山部先端の角度が小さくなると、切断時のベルトと刃のずれによって、切断形状のばらつきが大きくなる。さらに、打ち抜き時にベルトに生じる歪みやトムソン刃の曲げにより、ベルトの表裏で山部の長さが異なることもある。このような切断形状のばらつきや表裏面での長さの不一致は、突き合わせ時の山部先端の折れ曲がりや、継手部分における隙間(すなわち、ピンホール)の発生を引き起こし、継手強度を低下させる原因になる。
【0004】
従来、山部先端の剛性を確保するために、例えば特許文献2に開示されるように先端を曲面で構成したり、幅方向に平行な平面で構成したりすることがある。しかしこれらの形状は、突き合わせが不十分な場合、山部の先端と谷部の底部との間に大きなピンホールを生じさせることとなり、継手強度を十分に向上させることができず、またピンホールにより継手の見栄えを悪くすることもある。さらに、先端を幅方向に平行な平面で構成すると、継手を起点にベルトが屈曲しやすくなり、ベルトの早期破損の一因になることもある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2008−221630号公報
【特許文献2】特許第4296222号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そこで本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであり、簡単な構成で良好な継手強度を有する継合ベルト及びその製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る継合ベルトは、長尺ベルトの山部が設けられた端部と谷部が設けられた端部を、谷部に山部を嵌合するように突き合わせ、それら端部を継ぎ合わせた継合ベルトにおいて、山部はベルトの厚さ方向に見たとき略三角形状を呈し、山部の両側部の少なくとも一方は、山部の幅がさらに狭くなるように、その先端部分が他の部分に対して鈍角を成すように切断された形状を呈することを特徴とする。
【0008】
山部の両側部は共に、山部の幅がさらに狭くなるように、その先端部分が他の部分に対して鈍角を成すように切断された形状を呈することが好ましい。山部は、略二等辺三角形状を有していたほうが良く、この場合、両側部は共に、その先端部分が他の部分に対して同一の角度の鈍角を成すように切断された形状を呈することが好ましい。
【0009】
両側部の少なくとも一方は、山部の幅がさらに広くなるように、その基端部分が他の部分に対して鈍角を成すように切断された形状を呈することが好ましい。この場合、両側部が共に、山部の幅がさらに広くなるように、その基端部分が他の部分に対して鈍角を成すように切断された形状を呈することが好ましい。
【0010】
一方の端部は、例えば複数の山部によってフィンガー状に形成される。この場合、山部の側部の基端部分が、隣接する山部の側部の基端部分に接続して、それら山部の間に略三角形状の谷部が形成されることが好ましい。
【0011】
本発明に係る継合ベルトの製造方法は、長尺ベルトの山部が設けられた端部と谷部が設けられた端部を、谷部に山部が嵌合するように突き合わせ、それら端部を継ぎ合わせて継合ベルトを得る継合ベルトの製造方法おいて、山部はベルトの厚さ方向に見たとき略三角形状を有し、山部の両側部の少なくとも一方は、打ち抜き刃によって打ち抜かれて成形されており、打ち抜き刃の一方の端部が鈍角に曲げられた形状を有することにより、両側部の少なくとも一方は、山部の幅がさらに狭くなるように、その先端部分が他の部分に対して鈍角を成すように切断されて成形されることを特徴とする。
【0012】
一方の端部が、複数の山部が設けられてフィンガー状に形成される場合、ベースと、そのベースに支持され、ハの字に配置された一対の打ち抜き刃とを備える打ち抜き型が使用されることが好ましい。この場合、一対の打ち抜き刃それぞれが、山部の1つの側部と、他の山部の1つの側部それぞれを打ち抜く。
【0013】
打ち抜き刃の他方の端部は、一方の端部とは反対側に、鈍角に曲げられた形状を有することが好ましい。この場合、上記両側部の少なくとも一方は、山部の幅がさらに広くなるように、その基端部分が他の部分に対して鈍角を成すように切断されて成形される。
【0014】
本発明に係る長尺ベルトは、一方の端部に山部が設けられるともに、他方の端部が一方の端部に相補的に成形され、山部はベルトの厚さ方向に見たとき略三角形状を呈し、山部の両側部の少なくとも一方は、山部の幅がさらに狭くなるように、その先端部分が他の部分に対して鈍角を成すように切断された形状を呈することを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明においては、山部先端の形状を改良することにより、簡単な構成で良好な継手強度を有する継合ベルトを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】突き合わされる前のベルト両端を示した上面図である。
【図2】山部を拡大して示す上面図である。
【図3】突き合わせた後のベルト両端を示した上面図である。
【図4】打ち抜き型の下面図である。
【図5】打ち抜き型の側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の実施形態について図面を参照に説明する。
まず、長尺ベルト10の長手方向における両端部11、21を継ぎ合わせて、無端状の継合ベルトを得る工程を説明する。
【0018】
図1、2は、長尺ベルト10の構造を示す上面図である。長尺ベルト10は、平ベルトであって、例えば搬送用に使用される。長尺ベルト10の一方の端部11には、ベルトの長手方向に突出する2つの山部12、12が設けられる。各山部12、12は、ベルトの厚さ方向に見たとき、山部先端に向かうに従って幅が狭くなる略三角形状を呈する。
【0019】
各山部12、12の両側部13A、13Bそれぞれは、ベルト厚さ方向に見ると、その全体がベルト長手方向に対して傾斜するが、後述するように、各側部13A、13Bの先端部分14及び基端部分15は、それらの間の中途部分16よりもさらに傾斜した態様となっている。中途部分16の長さは、先端部分14、基端部分15の長さそれぞれよりも十分に大きく、中途部分16が側部13A、13Bの大部分を占め、山部12の形状は、ほぼ中途部分16の形状によって決められる。そして、各山部12は、中途部分16、16がベルトの長手方向に対して、互いに同一の傾斜角度R1で傾斜することにより、略二等辺三角形に形成される。傾斜角度R1は、例えば1〜3°である。
【0020】
各山部12の両側部13A、13Bは、山部12の先端の幅がさらに狭くなるように、先端部分14、14が中途部分(他の部分)16、16に対して鈍角R2、R2を成すように切断された形状を呈する。また、各山部12の両側部13A、13Bは、山部12の基端の幅がさらに広がるように、基端部分15、15が中途部分(他の部分)16、16に対して鈍角R2、R2を成すように切断された形状を呈する。すなわち、山部12の形状は、上記したように略二等辺三角形ではあるが、さらに詳述すると、二等辺三角形が、頂点側の幅がさらに狭められ、かつ底辺側の幅がさらに広げられるように変形されたものである。
【0021】
上記鈍角R2は、互いに同一の角度であって、例えば164〜176°である。また、各側部13A、13Bにおいて、先端部分14、基端部分15、及び中途部分16は、直線状である。
【0022】
上記構成により、各先端部分14は、中途部分16よりもさらに傾斜し、ベルト長手方向に対する傾斜角度R3が傾斜角度R1より大きくなる。先端部分14、14同士は、各山部12において、接続されて山部12の頂点を構成する。各基端部分15は、中途部分16よりもさらに傾斜し、ベルト長手方向に対する傾斜角度R3が傾斜角度R1より大きくなる。基端部分15は、隣接する山部12の基端部分15、又はベルトの側部10Sに接続する。傾斜角度R3は互いに同一であって、例えば6〜11°である。
【0023】
一方の山部12の側部13Bが、隣接する他方の山部12の側部13Aに接続することにより、これら山部12、12の間に、略二等辺三角形状を有し、山部12と同一形状の谷部18が、側部13B、13Aによって形成される。谷部18は、側部13B、13Aの基端部分15、15によって底部(二等辺三角形の頂点)が形成されるとともに、側部13B、13Aの先端部分14、14によって開口部(二等辺三角形の底辺)が形成される。山部12、12、谷部18により、一方の端部11は、フィンガー状に形成される。
【0024】
長尺ベルトの他方の端部21は、一方の端部11に対して相補的な形状を有し、2つの谷部22、22と、谷部22、22の間に設けられた山部28によってフィンガー状に形成される。谷部22、22それぞれは、両側部23A、23Bにより構成されるとともに、一方の谷部22の側部23Bは、他方の谷部22の側部23Aに接続して、これら側部23B、23Aによって山部28が形成される。また、一方の谷部22の側部23A及び他方の谷部22の側部23Bは、ベルト10の両側部10S、10Sそれぞれに接続される。なお、谷部22、山部28、及び側部23A、23Bの形状は、山部12、谷部13、及び側部13A、13Bの形状と同一であるため、その説明は省略する。
【0025】
図3に示すように、両端部11、21は、各谷部22、18に山部12、28が嵌合されて突き合わされる。このとき、突き合わせ部分29において、ベルト10の両面それぞれは、同一平面上に配置されるとともに、ベルト側面10S、10S同士も接続されて、同一平面上に配置されることになる。
【0026】
突き合わされた両端部11、21は例えば、その端面に塗布された接着剤によって接着されて継ぎ合わされる。また、長尺ベルト10が熱可塑性樹脂層を有する場合には、両端部11、21は、突き合わされた後に、突き合わせ部分29が厚さ方向に加圧されつつ加熱されて、熱融着により継ぎ合わされても良い。さらに、突き合わせ部分29に熱可塑性樹脂シート(不図示)が重ねられた後、突き合わせ部分29が厚さ方向に加圧されつつ加熱されて、溶融された熱可塑性樹脂シートの樹脂によって両端部11、21が熱融着されても良い。
【0027】
次に、両端部11、12をフィンガー形状に加工する方法を説明する。本実施形態において、両端部11、12は、図4、5に示す打ち抜き型30によって切断されてフィンガー形状にされる。打ち抜き型30は、一対のトムソン刃(打ち抜き刃)31、31と、トムソン刃31を支持するベース32とを備える。トムソン刃31、31は、帯状の金属板から構成され、一方の側端31Aが刃先を成し、他方の側端31B側がベース32の下面に固定される。
【0028】
トムソン刃31、31は、下方から見ると、各側部13A、13B、23A、23B(図1、2参照)を打ち抜きによって成形できるように、側部13A、13B、23A、23Bに一致した形状を呈する。すなわち、各トムソン刃31、31は、一方の端部31C、31Cがその一面側に鈍角R2で曲げられ、他方の端部31D、31Dがその反対面側に鈍角R2で折り曲げられた形状を呈する。その曲げられた両端部31C、31Dや、両端部31C、31D間の中途部分31Eは、下方から見ると直線状である。
【0029】
一対のトムソン刃31、31は、下方から見ると、一方の端部31C、31C側が近接し、他方の端部31D、31D側が離間するように、ハの字状に配置される。また、一方の端部31C、31Cは曲げられることによりさらに近づくように配置され、他方の端部32D、32Dは曲げられることによりさらに遠ざかるように配置される。
【0030】
ベルトの端部11は、打ち抜き型30によって厚さ方向に打ち抜かれることにより切断される。具体的には、図5に示すように、打ち抜き型30の下方に、加工前のベルトの端部が配置され、打ち抜き型30が下方に移動させられることによりベルトの端部が打ち抜かれ、その打ち抜き動作が複数回繰り返されることにより、図1に示すフィンガー状の端部11が得られる。
【0031】
このとき、トムソン刃31、31がハの字状に配置されるため、ハの字状に配置される一方の山部12(図1における上側の山部)の側部13Aと、他方の山部12(下側の山部)の側部13Bとが、一回の打ち抜き動作によって打ち抜き成形される。一方、その他の側部13A、13B(谷部18を形成する側部)は、1回の打ち抜き動作で同時に打ち抜くことができず、それぞれ別の打ち抜き動作によって成形される。
【0032】
ベルトの端部21を加工する場合も同様の打ち抜き加工によって成形される。端部21においては、ハの字に配置される一方の谷部22(図1における上側の谷部)の側部23Aと、他方の谷部22(図1における下側の谷部)の側部23Bが1回の打ち抜き動作で打ち抜かれ、その他の側部23A、23B(山部28を形成する側部)に関しては、それぞれ別の打ち抜き動作によって打ち抜かれる。
【0033】
なお、複数の長尺ベルト10の継ぎ合わせを同時に行う場合には、複数のベルト10の端部11又は端部21をベルト幅方向に並べて、一回の打ち抜き動作で隣接する2つのベルトの側部13A、13B(又は、側部23A、23B)を同時に打ち抜き成形しても良い。
【0034】
本実施形態では、各山部12、28の先端を構成する両側部の先端部分14が、中途部分16に対して、鈍角を成すように切断された形状を呈している。そのため、山部先端の角度を大きくすることができ、山部12、28の先端部における切断形状のばらつきを少なくできる。また山部12、28は、その先端部においてもある程度の幅を持たせることができるので、山部の長さを長くしても、山部12、28の先端の剛性を確保することができる。さらに、山部12、28の先端が、直線的であるがベルト幅方向に対して傾斜する先端部分14によって構成されるので、山部12、28の先端と谷部22、18の底部の間にピンホールができにくくなり、また継手部分を起点にベルトが屈曲されるのも防止される。
【0035】
さらに、本実施形態では、端部が曲げられたトムソン刃が使用されるので、先端部分14(又は基端部分15)における、ベルトと刃のずれや、刃の曲がり等を低減させることができる。したがって、切断形状のばらつきや、ベルト表裏の長さのばらつきをより有効に抑えることができる。
【0036】
なお、本実施形態では、端部12、21に設けられる山部12、谷部18の数は、1以上であればいくつあっても良い。但し、山部12及び谷部18の数が多いほうが、1回の打ち抜き動作によって、2つの側部を成形しやすいので、効率的な加工が実現できる。
【符号の説明】
【0037】
11、21 端部
12、28 山部
13A、13B、23A、23B 側部
14 先端部分
15 基端部分
16 中途部分
18、22 谷部
30 打ち抜き型
31 トムソン刃(打ち抜き刃)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
長尺ベルトの山部が設けられた端部と谷部が設けられた端部を、前記谷部に山部を嵌合するように突き合わせ、それら端部を継ぎ合わせた継合ベルトにおいて、
前記山部はベルトの厚さ方向に見たとき略三角形状を呈し、
前記山部の両側部の少なくとも一方は、前記山部の幅がさらに狭くなるように、その先端部分が他の部分に対して鈍角を成すように切断された形状を呈することを特徴とする継合ベルト。
【請求項2】
前記両側部は、前記山部の幅がさらに狭くなるように、その先端部分が他の部分に対して鈍角を成すように切断された形状を呈することを特徴とする請求項1に記載の継合ベルト。
【請求項3】
前記山部は、略二等辺三角形状を有することを特徴とする請求項1に記載の継ぎ合わせベルト。
【請求項4】
前記両側部は、前記山部の幅がさらに狭くなるように、その先端部分が他の部分に対して互いに同一の角度の鈍角を成すように切断された形状を呈することを特徴とする請求項3に記載の継合ベルト。
【請求項5】
前記両側部の少なくとも一方は、前記山部の幅がさらに広くなるように、その基端部分が他の部分に対して鈍角を成すように切断された形状を呈することを特徴とする請求項1に記載の継合ベルト。
【請求項6】
前記両側部は、前記山部の幅がさらに広くなるように、その基端部分が他の部分に対して鈍角を成すように切断された形状を呈することを特徴とする請求項1に記載の継合ベルト。
【請求項7】
前記一方の端部は、複数の前記山部が設けられてフィンガー状に形成され、
前記山部の前記側部の基端部分が、隣接する前記山部の前記側部の基端部分に接続して、それら山部の間に略三角形状の谷部が形成されることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の継合ベルト。
【請求項8】
長尺ベルトの山部が設けられた端部と谷部が設けられた端部を、前記谷部に山部を嵌合するように突き合わせ、それら端部を継ぎ合わせて継合ベルトを得る継合ベルトの製造方法おいて、
前記山部はベルトの厚さ方向に見たとき略三角形状を有し、
前記山部の両側部の少なくとも一方は、打ち抜き刃によって打ち抜かれて成形されており、
前記打ち抜き刃の一方の端部が鈍角に曲げられた形状を有することにより、前記両側部の少なくとも一方は、前記山部の幅がさらに狭くなるように、その先端部分が他の部分に対して鈍角を成すように切断されて成形されることを特徴とする継合ベルトの製造方法。
【請求項9】
前記一方の端部は複数の前記山部が設けられてフィンガー状に形成され、
ベースと、そのベースに支持され、ハの字に配置された一対の打ち抜き刃とを備える打ち抜き型によって、前記山部の1つの側部と、他の前記山部の1つの側部とを打ち抜くことを特徴とする請求項8に記載の継合ベルトの製造方法。
【請求項10】
前記打ち抜き刃の他方の端部は、一方の端部とは反対側に、鈍角に曲げられた形状を有することにより、前記両側部の少なくとも一方は、前記山部の幅がさらに広くなるように、その基端部分が他の部分に対して鈍角を成すように切断されて成形されることを特徴とする請求項8に記載の継合ベルトの製造方法。
【請求項11】
一方の端部に山部が設けられるともに、他方の端部が前記一方の端部に相補的に成形され、
前記山部はベルトの厚さ方向に見たとき略三角形状を呈し、
前記山部の両側部の少なくとも一方は、前記山部の幅がさらに狭くなるように、その先端部分が他の部分に対して鈍角を成すように切断された形状を呈することを特徴とする長尺ベルト。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−7670(P2012−7670A)
【公開日】平成24年1月12日(2012.1.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−143928(P2010−143928)
【出願日】平成22年6月24日(2010.6.24)
【出願人】(000111085)ニッタ株式会社 (588)
【Fターム(参考)】