説明

網戸に固定して用いる薬剤揮散体及びこれを用いた飛翔害虫防除方法。

【課題】
常温揮散性薬剤を含有する担体を扁平状の薬剤容器の内部に収納した網戸に固定して用い、網戸に固定しても窓や雨戸の邪魔にならず、かつ薬剤が効率的に揮散し、網戸全体広がり、蚊、ブユ等の飛翔害虫を駆除又は忌避することが可能な薬剤揮散体及びこれを用いた飛翔害虫防除方法の提供。
【解決手段】
常温揮散性薬剤を含有する担体を扁平状の薬剤容器の内部に収納した薬剤揮散体であって、前記薬剤容器の厚みが3mm〜10mmであり、かつ前記担体と前記薬剤容器内面との間に1mm以上の隙間を設けたことを特徴とする網戸に固定して用いる薬剤揮散体及びこれを用いた飛翔害虫防除方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、蚊、ブユ等の飛翔害虫を駆除又は忌避するために、網戸に固定して、常温揮散性薬剤を効率的に揮散させる薬剤揮散体及びこれを用いた飛翔害虫防除方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から常温揮散性薬剤を空気中に揮散させることによって、飛翔害虫の駆除や忌避を行う防除剤は知られており、例えば特許文献1(特開2001−200239号公報)に記載の防除剤が開示されている。また、使用期間中に薬剤を安定して揮散させるため、ポリエチレン等のポリオレフィン系樹脂に薬剤を練り込んだ担体を用いた薬剤揮散体が開発され、例えば特許文献2(特開2001−279033号公報)に記載の薬剤揮散体が開示されている。更に、常温揮散性薬剤を含有する担体をコンパクトな薬剤容器の内部に収納し、通常の室温で吊り下げ又は置いて使用する薬剤揮散体が開示されている(特開2008−194034号公報)。
【0003】
これらの文献によれば、常温揮散性薬剤を空気中に揮散させることによって、飛翔害虫の駆除や忌避を行うことができる。しかしながら、特許文献1に記載の薬剤揮散体は、薬剤を含浸したネット状物を複数枚層状に重ね、送風装置を用いて薬剤を揮散させる方法であり、また、特許文献2では、薬剤を樹脂に練り込んだタイプの薬剤揮散体において、構造上、薬剤を含浸させたタイプの薬剤揮散体に比べて揮散制御が可能であることが開示されているが、一部の形状が示されるのみであり、長期的にどのように安定した揮散性能を実現するかについては開示されていない。更に特許文献3には、吊るしたり置いたりする薬剤揮散体について開示されているが、本発明の網戸に固定して飛翔害虫を駆除又は忌避する方法は開示されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2001−200239号公報
【特許文献2】特開2001−279033号公報
【特許文献3】特開2008−194034号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、常温揮散性薬剤を含有する担体を扁平状の薬剤容器の内部に収納し、網戸に固定して用いる薬剤揮散体であって、網戸に固定しても窓や雨戸の邪魔にならず、かつ薬剤が効率的に揮散し、網戸全体に広がり、蚊、ブユ等の飛翔害虫を駆除又は忌避することが可能な薬剤揮散体及びこれを用いた飛翔害虫防除方法を提供する目的でなされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、以下の構成が上記目的を達成するために優れた効果を奏することを見出したものである。すなわち、
(1)常温揮散性薬剤を含有する担体を扁平状の薬剤容器の内部に収納した薬剤揮散体であって、前記薬剤容器の厚みが3mm〜10mmであり、かつ前記担体と前記薬剤容器内面との間に1mm以上の隙間を設けたことを特徴とする網戸に固定して用いる薬剤揮散体及びこれを用いた飛翔害虫防除方法。
(2)前記薬剤容器の屋外側の開口面積(A)と屋内側の開口面積(B)の比率(A)/(B)が2/1〜1/2であることを特徴とする(1)に記載の網戸に固定して用いる薬剤揮散体及びこれを用いた飛翔害虫防除方法。
(3)前記常温揮散性薬剤を含有する担体が、ポリオレフィン系樹脂からなる網状構造であり、その線径が0.1〜2mmであることを特徴とする(1)又は(2)に記載の網戸に固定して用いる薬剤揮散体及びこれを用いた飛翔害虫防除方法。
(4)前記常温揮散性薬剤を含有する網状の担体が、前記薬剤容器内に複数枚収納されることを特徴とする(1)〜(3)の何れかに記載の網戸に固定して用いる薬剤揮散体及びこれを用いた飛翔害虫防除方法。
(5)前記常温揮散性薬剤が、メトフルトリン、プロフルトリン、エンペントリン及びトランスフルトリンの1種又は2種以上であることを特徴とする(1)〜(4)の何れかにに記載の薬剤揮散体。
(6)前記薬剤揮散体を面ファスナーを用いて網戸に固定することを特徴とする(1)〜(5)の何れかにに記載の飛翔害虫防除方法。
【発明の効果】
【0007】
本発明の薬剤揮散体及びこれを用いた害虫防除方法により、窓や雨戸の邪魔にならず、かつ効率的に蚊、ブユ等の飛翔害虫を駆除又は忌避でき、その実用性は極めて高い。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の薬剤揮散体は網戸に固定して、蚊、ブユ等の飛翔害虫を駆除又は忌避する。薬剤揮散体を網戸に固定する場合、窓や雨戸を開閉する際に邪魔にならないよう薬剤容器は扁平形状にする必要がある。本発明の薬剤揮散体は容器内に収納された担体の表面を空気が流れることにより担体に含有された薬剤が徐々に揮散し効果を発揮する。上記のように扁平形状の場合、担体と容器内面との間に一定の隙間を持たせることにより、その隙間を空気が通過し、担体全体から薬剤が効率よく揮散する。
【0009】
本発明では、薬剤容器の厚みを3mm〜10mmとし、かつ担体と容器内面とのの隙間を1mm以上とすることにより、網戸に固定しても邪魔にならず、かつ、揮散した薬剤が網戸の網目全体に効率よく広がり、効果を発揮することを見出した。容器の厚みが3mm未満の場合、担体と容器内面との隙間が保たれず、担体表面を流れる空気が少なく、揮散効率が悪くなる。逆に10mmを超えても揮散効率にさほど有利とならないばかりか、窓や雨戸を開閉する際、容器が引っかかる可能性が生じる。また、担体と容器内面との隙間については、1mm未満の場合、容器内全体に空気が入り込まず、容器開口部分を空気が通り過ぎるのみとなるため、その部分の薬剤のみが揮散する結果、薬剤の揮散量低下を招き一定期間安定した効果を奏し得ない。従って、コンパクトな容器形状の場合、担体と容器には1mm以上の隙間を確保することが必須要件となる。
【0010】
本発明では、薬剤容器の屋外側の開口面積(A)と屋内側の開口面積(B)の比率(A)/(B)は2/1〜1/2であることが好ましい。
通常、空気の流れは一般的に、容器の屋外側の開口部から流入したのち、容器内を通過、もしくは屋内側の開口部から容器外に流出すると考えられるので、開口部の面積は常温揮散性薬剤の揮散量をコントロールするうえで重要である。容器厚みが小さい場合、空気量が少なく、屋外側と屋内側の開口面積に極端な差が生じると薬剤の揮散量が著しく減少する。
さらに、薬剤容器の屋外側の開口面積(A)と屋内側の開口面積(B)の比率(A)/(B)は1/1〜1/2であることがより好ましい。
【0011】
本発明で用いる薬剤容器の形状は網戸に貼る使用方法であるため、扁平状であることが望ましい。また、その形状は略直方体、略円柱状、略楕円状等が挙げられるがこれらに限定されず、嗜好性に合わせた形状にすることができる。
容器の構造としては、例えば平面シート状の樹脂部材を折り曲げたものが挙げられる。この場合、容器は上記折り曲げた部材の2つを一組として用い、それぞれの部材の折り曲げ面が重なりあうように組み立てられる。また、樹脂の一体成型品を使用することもできる。ここでいう樹脂の一体成型品とは、通常の射出成型又は真空成型で成型したもの等であれば成型方法は問わないが、屋外側と屋内側をヒンジを用いて一体としたり、嵌合したりすることによって一体とすれば、製造工程をより簡略化することができる。
【0012】
これら容器に用いる樹脂の材質としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ナイロン、ポリアミド等、種々の樹脂材料が使用可能であるが、強度やその性質を考慮すると、ポリエチレンテレフタレート(PET)やポリブチレンテレフタレート(PBT)を用いるのが好ましい。
【0013】
また、これら樹脂の厚みは種々のものが使用可能であるが、樹脂担体の形状やその揮散性能との関係、経済性等の点から、0.05mm〜2mmのものを使用するのが好ましい。
【0014】
本発明で用いられる担体は、含浸又は練り込みにより揮散性薬剤を保持させたものを用いる。材質としては、紙、繊維、樹脂などのいずれも使用可能であるが、有効成分を練り込んだ樹脂製のものを採用すると、使用期間中の薬剤の徐放性を制御でき安定した薬剤揮散量を実現できること、かつ雨など水分による薬剤の流れ落ちの心配がない点から好ましい。樹脂材質としてはポリエチレン、ポリプロピレン、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリブタジエン、ポリイソプレン、エチレンーメチルメタクリレート共重合体、スチレンーブタジエン共重合体等のポリオレフィン系樹脂が好ましい。
【0015】
本発明において使用される樹脂担体の形状は、薬剤の揮散効率を考慮し網状形状が好ましい。網の線径としては、同じく揮散効率の点から0.1〜2mmの範囲が好適であるが、薬剤の種類や使用期間に応じて上記範囲内から適宜設定すればよい。すなわち、蒸気圧の高い薬剤の場合には、線径を大きくすることにより揮散を抑制するように調整し、蒸気圧の低い薬剤の場合は、線径を小さくすることによって揮散を促すように調整する。
【0016】
本発明において使用される薬剤としては、常温において揮散する性質を持つものであり、空気中に揮散するものであれば特に限定されない。より強力な効果を発揮できる点でピレスロイド系薬剤を用いるのが好ましく、なかんずく揮散性能や飛翔害虫に対する基礎活性が高いメトフルトリン、プロフルトリン、エンペントリン及びトランスフルトリンの1種又は2種以上が好適である。
【0017】
本発明では、薬剤を含有した担体を薬剤容器に複数枚重ねて収納することができる。担体を複数枚にすることにより、薬剤揮散面積が増え、その分、薬剤の単位時間当たりの揮散量を増やすことが可能となる。また、複数枚の担体毎に薬剤の種類や濃度、網の線径を変え、各薬剤の特長を生かした製剤とすることもできる。
【0018】
担体に保持される常温揮散性の薬剤の配合量は使用する薬剤の種類により異なるが、効果を発揮する有効成分量の確保、樹脂に薬剤を練り込んだ後の成型性、更に、担体表面に薬剤がブリードしてべたつきを起こすことを防止する点から2〜12重量%の範囲とすることが好ましい。すなわち、薬剤の配合量が2重量%未満の場合には、効果を発揮する有効成分量が確保することが困難となる。一方、12重量%を超えると、網目状の成型が困難となり、更に、網表面に薬剤が多量にブリードしてべたつきを起こしやすくなる。
【0019】
なお、本発明で用いる薬剤には、共力剤、忌避剤、抗菌剤、防黴剤、芳香剤等も同時に使用可能であり、例えば、共力剤としては、オクタクロロジプロピルエーテル(商品名S−421)、イソボルニルチオシアノアセテート(商品名IBTA)、N−オクチルビシクロヘプテンカルボキシイミド(商品名サイネピリン222)、N−(2−エチルヘキシル)−1−イソプロピル−4−メチルビシクロ[2,2,2]オクト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド(商品名サイネピリン500)が挙げられる。忌避剤としては、N,N−ジエチル−m−トルアミド(商品名ディート)、ジメチルフタレート、ジブチルフタレート、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、1,4,4a,5a,6,9,9a,9b−オクタヒドロジベンゾフラン−4a−カルバイド、p−メンタン−3,8−ジオール等が挙げられる。
抗菌剤としては、ヒノキチオール、テトラヒドロリナロール、オイゲノール、シトロネラール、アリルイソチオシアネート等が挙げられる。
防黴剤としては、イソプロピルメチルフェノール、オルトフェニルフェノール等が挙げられる。
芳香剤としては、シトロネラ油、オレンジ油、レモン油、ライム油、ユズ油、ラベンダー油、ペパーミント油、ユーカリ油、ジャスミン油、ヒノキ油、緑茶精油、リモネン、α―ピネン、リナロール、ゲラニオール、フェニルエチルアルコール、アミルシンナミックアルデヒド、クミンアルデヒド、ベンジルアセテート等が挙げられる。
更に、香料、着色剤、帯電防止剤等を適宜配合してもよい。
また、本発明で用いる薬剤はいずれも十分な安定性を有しているが、更に安定性を高めるため、酸化防止剤等の安定剤を添加することも可能であり、例えば2,2’−メチレンビス(4−エチル−6−t−ブチルフェノール)、4,4’−メチレンビス(2−メチル−6−t−ブチルフェノール)、BHT、BHA、メルカプトベンズイミダゾール等を用いることができる。
更に、紫外線吸収阻害剤としてパラアミノ安息香酸類、桂皮酸類、サリチル酸類、ベンゾフェノン類及びベンゾトリアゾール類等の紫外線吸収剤を用いることにより、保管時や使用時の耐光性を一段と向上させることができる。
【0020】
本発明において薬剤容器を網戸に固定する方法としては、面ファスナーやフック、粘着テープ、粘着ゲル等が使用可能であるが、網戸の細かい網目に固定すること、また優れた耐雨性や耐光性が要求されることを考慮した場合、面ファスナーを用いて確実に固定することが好ましい。固定具の容器への設置位置については、複数箇所への設置が好ましいが、1箇所固定の場合でも製剤の外観を損なわない範囲でできる限り大きくすればよい。そして、網戸の屋外側に本発明の薬剤容器を取り付けたのち、網戸の屋内側から面ファスナーを用いて固定すると便利である。
【実施例】
【0021】
次に、本発明の試験例について説明するが、本発明はこれらの試験例のみに限定されるものではない。
【実施例1】
【0022】
透明のポリエチレンテレフタレート(PET)製の略直方体状の薬剤容器(長さ115mm、幅65mm、厚み5mm)に、メトフルトリン100mgを含有する樹脂製網状担体(長さ110mm、幅60mm)を収納した。担体と薬剤容器の内面との隙間は2mmであり、薬剤容器の屋外側と屋内側の開口比率は1/1であった。
【0023】
(効力試験)
100m3の部屋(室温25℃)の一角に18メッシュの網戸(長さ190cm、幅90cm)を設置した小部屋を作った。この小部屋内にボランティア1名が入り、網戸から5m離れた位置からアカイエカ50匹を放ち、網戸に止まったアカイエカの数を計数し、下記式により付着防止率を算出した。
付着防止率(%)
=(無処理区の付着数―処理区の付着数)/無処理区の付着数×100
<評価>
◎:付着防止率が80%以上
○:付着防止率が60%以上〜80%未満
△:付着防止率が40%以上〜60%未満
×:付着防止率が40%未満
【実施例2】
【0024】
実施例1に準じて表1に示す薬剤担体及び薬剤容器を用いて評価した。
【0025】
【表1】

【0026】
試験の結果、常温揮散性薬剤を含有する担体を扁平状の厚み3mm〜10mmの薬剤容器に収納した薬剤揮散体で、担体と容器内面との隙間を1mm以上とした場合、一定期間、飛翔害虫を寄せ付けない優れた効果が認められた。
これに対し、比較例1のように、薬剤容器の厚みが3mm未満で、担体と容器の隙間を1mm未満となして密着させた場合、容器内に空気が入りにくく忌避効果が低減した。また、比較例2では、薬剤容器の厚みを12mmとし、容器の屋外側と屋内側の開口比率を1/3としたころ、窓の開閉の際に邪魔となり、また、容器内の空気の流れが非効率で忌避効果が持続しない状況となった。更に比較例3、4では、容器厚みはそれぞれ8mm,5mmであり、空気が入りやすい状況であったが、担体を重ねて厚くしたため担体と容器内面の隙間が1mm未満となった。このため、容器内で空気の流れが生起せず、初期では効果が認められたものの、その後効力は低減した。
【産業上の利用可能性】
【0027】
本発明は、網戸に固定して蚊、ブユ等の飛翔害虫を駆除又は忌避するための薬剤揮散体及びこれを用いた防虫方法を提供するもので害虫を駆除又は忌避する分野に適している。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
常温揮散性薬剤を含有する担体を扁平状の薬剤容器の内部に収納した薬剤揮散体であって、前記薬剤容器の厚みが3mm〜10mmであり、かつ前記担体と前記薬剤容器内面との間に1mm以上の隙間を設けたことを特徴とする網戸に固定して用いる薬剤揮散体及びこれを用いた飛翔害虫防除方法。
【請求項2】
前記薬剤容器の屋外側の開口面積(A)と屋内側の開口面積(B)の比率(A)/(B)が2/1〜1/2であることを特徴とする網戸に固定して用いる薬剤揮散体及びこれを用いた飛翔害虫防除方法。
【請求項3】
前記常温揮散性薬剤を含有する担体がポリオレフィン系樹脂からなる網状構造であり、その線径が0.1〜2mmであることを特徴とする請求項1又は2に記載の網戸に固定して用いる薬剤揮散体及びこれを用いた飛翔害虫防除方法。
【請求項4】
前記常温揮散性薬剤を含有する網状の担体が、前記薬剤容器内に複数枚収納されることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の網戸に固定して用いる薬剤揮散体及びこれを用いた飛翔害虫防除方法。
【請求項5】
前記常温揮散性薬剤がメトフルトリン、プロフルトリン、エンペントリン及びトランスフルトリンの1種又は2種以上であることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の薬剤揮散体。
【請求項6】
前記薬剤揮散体を面ファスナーを用いて網戸に固定することを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の飛翔害虫防除方法。

【公開番号】特開2012−140384(P2012−140384A)
【公開日】平成24年7月26日(2012.7.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−910(P2011−910)
【出願日】平成23年1月6日(2011.1.6)
【出願人】(000207584)大日本除蟲菊株式会社 (184)
【Fターム(参考)】