説明

緊急脱出用工具

【課題】 シートベルトが故障などによってロックされても容易に手が届く場所に保管
でき、急発進時や急制動時に工具が外れないようにした緊急脱出用工具を提供する。
【解決手段】 グリップ(11)の先端部(12)に打撃によって自動車のガラス(4
0)を破壊するための超硬合金製の尖頭状金具(13)が横向きに突設された工具(10
)と、該工具を自動車のドアポケット(30)内面又は底面に縦向きにして又はセンター
コンソールボックス(31)内に取付け可能な大きさを有し、上記工具のグリップの軸線
方向に差し込まれたときに上記グリップの先端部を受ける受け部(24,25)が形成さ
れ、上記工具の姿勢を保持するホルダー(20)と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は緊急脱出用工具に関し、特にシートベルトが故障などによってロックされて
も容易に手が届く場所に保管でき、しかも急発進時や急制動時に工具が外れないようにし
た緊急脱出用工具に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、交通事故の発生時、衝突の衝撃によって、乗員が前部座席、天井やドア等に激
しくたたきつけられ、あるいは車外に放り出されて堅いアスファルトにたたきつけられ、
後続車両にひかれ、最悪の場合は死亡事故につながるおそれがあることから、運手席だけ
でなく、助手席や後部座席についてもシートベルトの着用が義務づけられている。
【0003】
他方、自動車の水没事故や車輛火災の発生時には、シートベルトのロック機構が衝撃に
よって故障してシートベルトが外れなくなったり、水圧や車体の損傷に起因してドアの開
放が困難になったりすることがあり、乗員が車内に閉じ込められて脱出できなくなるおそ
れがある。
【0004】
そこで、緊急時に車両から迅速に脱出できるように、ドアガラスなどを破壊しシートベルトを切断する緊急脱出用工具を車室内に常備することが推奨されている。
【0005】
例えば、グリップ先端部に重錘を横向きに固定し、重錘の先端部を尖らせる一方、グリ
ップにハサミを抜差し可能に内蔵するようにした緊急脱出用工具が提案されている(特許
文献1、特許文献2、特許文献3)。
【0006】
また、グリップ先端部に重錘を横向きに固定し、重錘の先端部を尖らせる一方、グリッ
プの途中に切欠き溝を形成し、切欠き溝内にカッター刃を埋め込むようにした緊急脱出用
工具が提案されている(特許文献4、特許文献5)。
【0007】
従来の緊急脱出用工具は重錘の先端を尖らせ、重錘の重さを利用した衝撃力によってドアガラスを割るようにしていたが、ドアガラスには強化ガラスが用いられ、尖った重錘を激しく叩きつけても割れにくく、重錘を重くして衝撃力を増大させることによってドアガラスを破壊することが行われている。
【0008】
ところで、緊急脱出用工具は自動車に予め装備される標準品ではなく、オプションとし
て後付けされるものであるので、車室内に保管場所を確保しなければならない。例えば、
底面の周囲に縦壁面を形成して工具を脱着可能に嵌め込む構造のホルダーを用い、足元の
フロアマット上にホルダーを両面粘着テープなどによって横置きに貼り付け、工具を嵌め
込んで保管するようにした方法(横置き保管方法)が提案されている。
【0009】
また、車室内インストルメントパネルの収納ボックス内の作業穴を塞ぐカバーに、緊急
脱出用ハンマーを形成し、緊急脱出用ハンマーを保管するようにした方法も提案されてい
る(特許文献6)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】特開平07−251383号公報
【特許文献2】特開平06−179179号公報
【特許文献3】実開平05−12083号公報
【特許文献4】実用新案登録第3084792号公報
【特許文献5】実用新案登録第3045780号公報
【特許文献6】特開2000−38093号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
しかし、上述の横置き保管方法では急制動時や急発進時に工具がホルダーから外れて乗
員の足に衝突し、怪我をさせるおそれがあるばかりでなく、シートベルトが故障などによ
ってロックされてしまうと、足元の工具に手が届かないおそれがあった。
【0012】
また、特許文献6記載の保管方法では急制動時や急発進時にハンマーが外れて転がり出
るおそれはないものの、シートベルトが故障などによってロックされてしまうと、収納ボックス内に手が届かず、緊急脱出用ハンマーを取り出すことができないおそれがあった。
【0013】
本発明はかかる問題点に鑑み、シートベルトが故障などによってロックされても容易に
手が届く場所に保管でき、しかも急発進時や急制動時に工具が外れないようにした緊急脱
出用工具を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0014】
そこで、本発明に係る緊急脱出用工具は、グリップの先端部に打撃によって自動車のガ
ラスを破壊するための超硬合金製の尖頭状金具が横向きに突設された工具と、該工具を自
動車のドアポケット内面又は底面に縦向きにして又はセンターコンソールボックス内に取付け可能な大きさを有し、上記工具のグリップの軸線方向に差し込まれたときに上記グリップの先端部を受ける受け部が形成され、上記工具の姿勢を保持するホルダーと、を備
えたことを特徴とする。
【0015】
本発明の特徴の1つはホルダーを自動車のドアポケット内面に縦向きに、あるいセンタ
ーコンソールボックス内に(縦向き又は斜め向きに)両面粘着テープなどによって取り付
け、工具を差込み口からホルダー内に差し込み、工具グリップの後端部をドアポケットか
ら突設させ、あるいはセンターコンソールボックスを開いたときに工具を引き抜くことが
できるようにした点にある。
【0016】
これにより、ロック機構が故障してシートベルトがロックされても、ドアポケットやセ
ンターコンソールボックスは運転者や乗員の近くにあり、手を伸ばせば、ドアポケットか
ら突き出た工具のグリップに手が届くので、工具をホルダーから引き抜いて自動車のガラ
ス、例えばドアのガラスなどを打撃して破壊することができる。
【0017】
また、ホルダーをドアポケット内に縦向きにしてあるいはセンターコンソールボックス内に設けているので、急発進や急制動によって工具に大きな衝撃が加わっても工具がホルダーやセンターコンソールボックスから抜け出ることはなく、足に衝突して怪我をさせるおそれもない。
【0018】
ホルダーの形状はグリップ軸線方向に差し込まれた工具のグリップ先端部を受けて保持
できる形状であれば、各種の形状を採用できるが、スリットを適宜形成して強度を確保し
つつ軽量化を図るようにしてもよい。
【0019】
具体的には、工具のグリップの側縁には工具係止用の係止部を形成する一方、ホルダー
は、工具のグリップの後半部を突出させ得る大きさの矩形ボックス状をなし、その底部を
上記受け部となし、一端部に工具の差込み口が開口されるとともに、側面に長手方向に延
びる係止溝を差込み口に連続して形成され、工具をその先端側から差込み口に差し込んだ
ときに受け部で工具の先端部を受けるとともに、工具の係止部を係止溝に脱着可能に嵌入
させることによって工具の姿勢をホルダーに保持するように構成することができる。
【0020】
また、ホルダーは、工具のグリップの先端部を差込み得る側面凵字状の受け部を有する
形状となし、工具をその先端側から受け部内に差し込んだときに受け部で工具の先端部を
受けることによって工具の姿勢をホルダーに保持するように構成できる。
【0021】
さらに、ホルダーはベース上面に棒状の受け部を形成した形状となし、工具のグリップ
先端部には棒状の受け部が嵌入し得る係止穴を穿設し、工具がその先端側から棒状の受け
部に押し付けられたときに棒状の受け部を工具の先端部の係止穴に嵌入させることによっ
て工具の姿勢をホルダーに保持するように構成できる。
【0022】
また、ホルダーの材料は特に限定されず、例えばプラスチック材料を用いて製造するこ
とができる。さらに、グリップの途中に切欠き溝を形成し、切欠き溝内にカッター刃を設
け、緊急時にロックされたシートベルトを切断できるように構成するのがよい。
【0023】
また、本発明によれば、グリップの先端部に打撃によって自動車のガラスを破壊するた
めの超硬合金製の尖頭状金具が横向きに突設された工具と、該工具のグリップの軸線方向
に差し込まれたときに上記グリップの先端部を受ける受け部が形成され、上記工具の姿勢
を保持するホルダーとを備えた緊急脱出用工具を自動車に装備するようにした構造であっ
て、上記ホルダーが自動車のドアポケット内面又は底面に縦向きに取付けられ、上記ホル
ダーに保持された工具のグリップの後端部がドアポケットから突設されていることを特徴
とする緊急脱出用工具の取付け構造を提供することができる。
【0024】
また、本発明によれば、グリップの先端部に打撃によって自動車のガラスを破壊するた
めの超硬合金製の尖頭状金具が横向きに突設された工具と、該工具のグリップの軸線方向
に差し込まれたときに上記グリップの先端部を受ける受け部が形成され、上記工具の姿勢
を保持するホルダーと、から構成される緊急脱出用工具を自動車に装備するようにした構
造であって、上記ホルダーが自動車のセンターコンソールボックス内に縦向き又は斜め向
きに取付けられ、上記センターコンソールボックスを開いたときに上記ホルダーに保持さ
れた工具のグリップを引き抜き可能となっていることを特徴とする緊急脱出用工具の取付
け構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明に係る緊急脱出用工具の好ましい実施形態の全体構成を示す概略斜視図である。
【図2】上記実施形態を示す側面図である。
【図3】上記実施形態におけるドアポケットへの装着例を示す図である。
【図4】上記実施形態のシートベルト切断時の状態を示す図である。
【図5】上記実施形態のガラス破壊時の状態を示す図である。
【図6】第2の実施形態を示す図である。
【図7】上記実施形態におけるホルダーを示す断面構成図である。
【図8】第3の実施形態を示す図である。
【図9】上記実施形態におけるセンターコンソールボックスへの装着例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、本発明を図面に示す具体例に基づいて詳細に説明する。図1ないし図5は本発明
に係る緊急脱出用工具の好ましい実施形態を示す。図において、緊急脱出用工具は工具1
0とホルダー20とから構成される。工具10ではグリップ11の先端部12に円柱状の
重錘が横向きに内蔵され、重錘の先端には超硬合金製の尖頭状スタッド13が固定されて
グリップ11の先端部12から突設されている。
【0027】
また、グリップ11の側縁には切欠き溝14が斜め向きに形成され、切欠き溝14内に
はカッター刃15が内蔵され、又切欠き溝14の外側部分(係止部)17は長手方向に延
び、端部には突起(係止部)16が形成されている。
【0028】
ホルダー20はプラスチック材料を用いて矩形ボックス状に形成され、その底部は工具
10のグリップ11の先端部12を受けて挟持することによって保持する受け部を構成し
ており、又ホルダー20の一端部には工具10の差込み口23が形成され、ホルダー20
の両側面には係止溝21が差込み口23に連続して長手方向に延びて形成され、又ホルダ
ー20の背面には取付けプレート22が一定に形成されている。
【0029】
緊急脱出用工具を自動車に装備する場合、ホルダー20の取付けプレート22を両面粘
着テープや接着剤などで自動車のドアポケット30の内面に粘着又は接着して縦向きにし
て取り付け(ドアポケット30が浅い場合にはホルダー20の底面をドアポケットの底面
に取り付けるようにしてもよい)、ホルダー20の差込み口23からホルダー20内に工
具10のグリップ11の先端部12を差し込み、グリップ11の切欠き溝14の突起16
をホルダー20の外側面に接触させた状態で、外側部分17を係止溝21に嵌入させ、図
3の(a)又は(b)に示されるように、工具10のグリップ11の後端部をドアポケッ
ト30から突き出させる。
【0030】
ホルダー20には左右両側面に係止溝21を形成しているので、左側のドアポケットで
あっても、又右側のドアポケットであっても、ボルダー20をドアポケットの内面又は底
面に取り付けることができる。
【0031】
事故発生時にシートベルト41がロックされた場合、乗員又は運転者はドアポケット3
0から突き出た工具10を手で握り、ホルダー20から引き抜き、図4に示されるように
、シートベルト41を工具10の切欠き溝14に引っ掛け、シートベルト41を切欠き溝
14に沿ってスライドさせるように工具10を下方に引っ張ると、カッター刃15でシー
トベルト41を切断することができる。
【0032】
また、水没などによってドアが開かない場合、手に持った工具10の超硬合金製の尖頭
状スタッド13を例えばドアのガラス40に叩きつけると、図5に示されるように、ドアのガラス40に多数の細かなクラックが入り、破壊することができる。
【0033】
図6及び図7は第2の実施形態を示し、図において図1及び図2と同一符号は同一又は
相当部分を示す。本例ではホルダー20は、工具10のグリップ11の先端部12を差込
み得る側面凵字状の受け部24を有し、受け部24の一方の壁面を他方に比較して長くし
た形状に形成され、又受け部24には両側に段部が形成されている。
【0034】
緊急脱出用工具を自動車に装備する場合、ホルダー20の長尺の壁面を両面粘着テープ
や接着剤などで自動車のドアポケット内面に粘着又は接着して縦向きにして取り付け(ド
アポケット30が浅い場合にはホルダー20の底面をドアポケットの底面に取り付けるよ
うにしてもよい)、ホルダー20内に工具10のグリップ11の先端部12を差し込み、
受け部24に嵌め込むと、工具10をその縦向き姿勢に保持することができ、このように
ホルダー20は上記第1の実施形態の矩形ボックス形状と異なる形状を採用することがで
きる。
【0035】
図8は第3の実施形態を示し、図1及び図2と同一符号は同一又は相当部分を示す。本
例ではホルダー20をベース上に棒状の受け部25を形成した形状に形成する一方、工具
10のグリップ11の先端部12に受け部25が嵌入し得る係止穴12Aを穿設するよう
にしている。
【0036】
緊急脱出用工具を自動車に装備する場合、ホルダー20のベースを両面粘着テープや接
着剤などで自動車のセンターコンソールボックス31内面に粘着又は接着し、ホルダー2
0に工具10のグリップ11の先端部12を斜め向きに押し付け、その係止穴12Aを棒
状の受け部24に嵌入させると、工具10を斜め向き姿勢に保持することができ、このよ
うにホルダー20は上記第1の実施形態の矩形ボックス形状と異なる形状を採用すること
もできる。
【符号の説明】
【0037】
10 工具
11 グリップ
12 先端部
12A 係止穴
13 尖頭状スタッド
14 切欠き溝
15 カッター刃
16 突起(係止部)
17 外側部分(係止部)
20 ホルダー
21 係止溝
23 差込み口
30 ドアポケット
31 センターコンソールボックス
40 ドアガラス
41 シートベルト

【特許請求の範囲】
【請求項1】
グリップ(11)の先端部(12)に打撃によって自動車のガラス(40)を破壊する
ための超硬合金製の尖頭状金具(13)が横向きに突設された工具(10)と、
該工具(10)を自動車のドアポケット(30)内面又は底面に縦向きにして又はセン
ターコンソールボックス(31)内に取付け可能な大きさを有し、上記工具(10)のグ
リップ(11)の軸線方向に差し込まれたときに上記グリップ(11)の先端部(12)
を受ける受け部(24,25)が形成され、上記工具(10)の姿勢を保持するホルダー
(20)と、
を備えたことを特徴とする緊急脱出用工具。
【請求項2】
上記工具(10)のグリップ(11)の側縁には工具係止用の係止部(17)が形成さ
れる一方、
上記ホルダー(20)は、上記工具(10)のグリップ(11)の後半部を突出させ得
る大きさの矩形ボックス状をなし、その底部が上記受け部となっており、一端部に上記工
具(10)の差込み口(23)が開口されるとともに、側面に長手方向に延びる係止溝(
21)が上記差込み口(23)に連続して形成され、上記工具(10)がその先端側から
上記差込み口(23)に差し込まれたときに上記受け部で上記工具(10)の先端部(1
2)が受けられるとともに、上記工具(10)の係止部(17)が係止溝(21)に脱着
可能に嵌入することによって上記工具(10)の姿勢がホルダー(20)に保持されるよ
うになっている請求項1記載の緊急脱出用工具。
【請求項3】
上記ホルダー(20)は、上記工具(10)のグリップ(11)の先端部(12)を差
込み得る側面凵字状の上記受け部(24)を有する形状をなし、上記工具(10)がその
先端側から上記受け部(24)内に差し込まれたときに上記受け部(24)で上記工具(
10)の先端部(12)が受けられることによって上記工具(10)の姿勢がホルダー(
20)に保持されるようになっている請求項1記載の緊急脱出用工具。
【請求項4】
上記ホルダー(20)はベース上面に棒状の受け部(25)を形成した形状をなし、上
記工具(10)のグリップ(11)先端部(12)には上記棒状の受け部(25)が嵌入
し得る係止穴(12A)が穿設され、上記工具(10)がその先端側から上記棒状の受け
部(25)に押し付けられたときに上記棒状の受け部(25)が上記工具(10)の先端
部(12)の係止穴(12A)に嵌入することによって上記工具(10)の姿勢がホルダ
ー(20)に保持されるようになっている請求項1記載の緊急脱出用工具。
【請求項5】
上記グリップ(11)の途中に切欠き溝(14)が形成され、該切欠き溝(14)内に
シートベルト(41)を切断するためのカッター刃(15)が設けられた請求項1ないし
4のいずれかに記載の緊急脱出用工具。
【請求項6】
グリップ(11)の先端部(12)に打撃によって自動車のガラス(40)を破壊する
ための超硬合金製の尖頭状金具(13)が横向きに突設された工具(10)と、該工具(
10)のグリップ(11)の軸線方向に差し込まれたときに上記グリップ(11)の先端
部(12)を受ける受け部(24、25)が形成され、上記工具(10)の姿勢を保持す
るホルダー(20)とを備えた緊急脱出用工具を自動車に装備するようにした構造であっ
て、
上記ホルダー(20)が自動車のドアポケット(30)内面又は底面に縦向きに取付け
られ、上記ホルダー(20)に保持された工具(10)のグリップ(11)の後端部がド
アポケット(30)から突設されていることを特徴とする緊急脱出用工具の取付け構造。
【請求項7】
グリップ(11)の先端部(12)に打撃によって自動車のガラス(40)を破壊する
ための超硬合金製の尖頭状金具(13)が横向きに突設された工具(10)と、該工具(
10)のグリップ(11)の軸線方向に差し込まれたときに上記グリップ(11)の先端
部(12)を受ける受け部(25)が形成され、上記工具(10)の姿勢を保持するホル
ダー(20)と、から構成される緊急脱出用工具を自動車に装備するようにした構造であ
って、
上記ホルダー(20)が自動車のセンターコンソールボックス(31)内に取付けられ
、上記センターコンソールボックス(31)を開いたときに上記ホルダー(20)に保持
された工具(10)のグリップ(11)を引き抜き可能となっていることを特徴とする緊
急脱出用工具の取付け構造。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2013−6248(P2013−6248A)
【公開日】平成25年1月10日(2013.1.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−141375(P2011−141375)
【出願日】平成23年6月27日(2011.6.27)
【出願人】(591204012)
【出願人】(597147016)
【出願人】(596057789)
【Fターム(参考)】