説明

緊急通報装置

【課題】 本発明は、サブ電源の消費を最小限に抑えつつ、緊急時には確実に電源を確保することができる緊急通報装置の提供を目的とする。
【解決手段】 メインバッテリの電圧が所定値以下に低下した場合にメインバッテリからバックアップバッテリに電源を切り替えることにより、緊急通報処理を行うための電源を確実に確保する緊急通報装置において、バックアップバッテリへの切り替えが終わっても(ステップ8)、緊急通報処理を行うためのイベント情報が所定時間内に検出されない場合には(ステップ14,16)、電源をメインバッテリに復帰させる(ステップ18)ことを特徴とする緊急通報装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に搭載され、事故などの緊急事態において緊急事態を知らせる信号を車両から送信する緊急通報装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、エアバッグの起動信号や緊急通報発信ボタンの操作信号などの緊急通報を行うトリガーとなる信号が入力された場合に緊急無線信号を送信する緊急通報システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。この緊急通報システムは、緊急時に確実に緊急無線信号を送信することができるように、メインバッテリの電圧が所定の閾値電圧以下になった場合にはメインバッテリからサブ電源である補助一次電池に切り替えるものである。その所定の閾値電圧は緊急無線信号の生成回路が動作可能な最低電圧に設定されており、メインバッテリの電圧がその閾値電圧以下になった場合には、電源はメインバッテリから補助一次電池に常に切り替わるようになっている。
【特許文献1】再表01/081120号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上述の緊急通報システムでは、緊急通報を行うトリガーとなる信号が入力されなくても、メインバッテリの電圧が上記の閾値電圧以下になると電源が補助一次電池に切り替わるようになっている。しかしながら、実際の車両では緊急時以外でもメインバッテリの電圧は不安定になりやすく、メインバッテリの電圧が単に低下した場合であっても、上述の緊急通報システムでは、補助一次電池に切り替えられてしまうので、補助一次電池が多大に消費されるおそれがある。特に、メインバッテリが取り外されたりメインバッテリの電圧が閾値電圧以下のままであったりする場合には、補助一次電池に切り替わった状態が継続されてしまうため、補助一次電池がより一層多大に消費されるおそれがある。
【0004】
そこで、本発明は、サブ電源の消費を最小限に抑えつつ、緊急時には確実に電源を確保することができる緊急通報装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するため、本発明の一局面によれば、
緊急事態発生を表すイベント情報が検出された場合に緊急通報処理を実行する緊急通報装置において、メイン電源の電圧が所定値以下の場合にはメイン電源からサブ電源に切り替える電源切替手段を有し、前記電源切替手段は、サブ電源に切り替え後の所定時間内に前記イベント情報が検出されない場合にはサブ電源からメイン電源に切り替えることを特徴とする、緊急通報装置が提供される。
【0006】
本局面によると、緊急事態が発生しておらず電源の切り替えが本来必要ないときにメイン電源の電圧低下によってサブ電源に切り替わったとしても、緊急事態発生を表すイベント情報が切り替え後の所定時間内に無ければメイン電源に切り替わる(復帰する)ので、サブ電源の消費を最小限に抑えることができる。また、メイン電源の電圧が所定値以下になればサブ電源に切り替わるので、緊急通報処理を実行するための電源を確実に確保することができる。
【0007】
ここで、前記イベント情報として、車両の衝突を検知する装置による衝突検知情報や、乗員が緊急時に操作する緊急スイッチによる操作情報などが挙げられる。
【0008】
なお、本発明の他の局面によれば、
メイン電源の電圧が所定値以下に低下した場合には緊急通報処理を実行するための電源をメイン電源からサブ電源に切り替え、サブ電源に切り替え後の所定時間内に緊急通報処理を開始するために必要なイベント情報が検出されない場合には緊急通報処理を実行するための電源をサブ電源からメイン電源に切り替える、電源切替方法が提供され得る。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、サブ電源の消費を最小限に抑えつつ、緊急時には確実に電源を確保することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態の説明を行う。図1は、本発明の実施形態である緊急通報システムの一構成例を示すブロック図である。
【0011】
緊急通報機器1は、事故や急病や強盗などの緊急時に、通報先であるセンター30(警察、消防、病院、警備会社、緊急管理センター等)に緊急通報する機器である。緊急通報機器1は、現在の車両の位置情報、車両登録情報、音声情報、画像情報などの情報をセンター30に向けて通信アンテナ2を介して無線送信する。また、緊急通報機器1は、通信アンテナ2を介してセンター30からの音声情報、画像情報、遠隔操作制御信号などの情報を受信する。
【0012】
また、緊急通報機器1には、GPS(Global Positioning System)衛星からのデータを受信するGPSアンテナ4が接続され、GPSアンテナ4による受信データはGPS装置17に入力される。GPS装置17は、GPSアンテナ4を介してGPS衛星から受信したデータに基づいて、自車の位置を2次元若しくは3次元の座標データによって特定する装置である。また、ナビゲーションシステムなどが有する地図情報を利用することによって、地図上での自車の位置を特定することができる。
【0013】
さらに、緊急通報機器1には、乗員や周囲の音声を集音するマイク5や、乗員や周囲に向けて音声を出力するスピーカ6が接続されている。ハンズフリーシステム16は、マイク5やスピーカ6を使ってセンター30と乗員との間でハンズフリー通話を行うための装置である。
【0014】
緊急通報機器1の緊急通報連絡部11は、センター30と緊急通信機器1の間のデータ送受信機能や音声通話機能などを有している。データ送受信機能や音声通話機能によって、GPS装置17による自車の位置情報やハンズフリーシステム16による音声情報をはじめとする情報がセンター30に送信可能となり、センター30からの音声情報や画像情報をはじめとする情報が受信可能となる。
【0015】
緊急イベント信号3は、緊急通報機器1が緊急通報処理を開始するための信号であって、緊急通報機器1に入力される信号である。緊急イベント信号3は、例えば、事故や急病などの緊急時に乗員が操作する緊急通報スイッチからの操作信号や、衝突検知センサが衝撃を検知したときに出力する衝突検知信号や、衝突安全装置が起動したことを示す起動信号(例えば、エアバッグECUの起動(点火)信号)である。
【0016】
メインバッテリ7は、車両に搭載される各電気負荷に電力を供給するメイン電源であり、エンジン始動時にはスターターに電力を供給する電源として使用することも可能である。また、メインバッテリ7は、緊急通報機器1のメイン電源でもある。キースイッチ8がONのときにメインバッテリ7からの電力供給が可能な状態となる。キースイッチ8は、ドライバーがエンジンを始動させるときや停止させるときに作動するスイッチであって、エンジンを始動させるときONとなり、停止させるときOFFとなる。キースイッチ8のON/OFFのスイッチ情報は、緊急通報機器1に入力されている。
【0017】
バックアップバッテリ19は、交通事故などにより車両が衝突したときに、メインバッテリ7そのものが破損したり、メインバッテリ7からの電力供給ラインが断線したりすることによって、メインバッテリ7からの電力供給が不可能になった場合に、メインバッテリ7の代替電源として少なくとも緊急通報機器1に対し電力供給するサブ電源である。
【0018】
電源切替部18は、制御部12が出力する電源切替信号に従って、メインバッテリ7からバックアップバッテリ19に若しくはバックアップバッテリ19からメインバッテリ7に緊急通報機器1の電源を切り替える。例えば、電源切替部18は、電源切替信号がHiレベルのときにはバックアップバッテリ19からの電力供給を可能にするためにバックアップバッテリ19から緊急通報機器1に電力供給するための電源ラインを接続し、電源切替信号がLoレベルのときにはバックアップバッテリ19からの電力供給を不可能にするためにバックアップバッテリ19から緊急通報機器1に電力供給するための電源ラインを遮断する。
【0019】
スイッチインジケータ20は、メインバッテリ7からバックアップバッテリ19に電源が切り替わったことを点灯や点滅によって乗員やサービスマン等に知らせる装置である。これにより、電源が切り替わったことを外部から把握しやすくなる。
【0020】
記憶部15は、制御部12の制御結果、センター30との通信に必要な情報、車両の登録ナンバーなどの情報を格納する。
【0021】
制御部12は、GPS装置17、ハンズフリーシステム16、緊急通報連絡部11、電源切替部18、スイッチインジケータ20、記憶部15などと接続され、緊急通報機器1の全体を制御する。緊急イベント信号3を検知すると、制御部12は、自身に備える緊急通報フラグをONにするとともに、上述の緊急通報連絡部11などを用いて緊急通報機器1の全体の動作として緊急通報処理を開始する。また、制御部12は、詳細は後述するが、所定の条件が成立すると、メインバッテリ7からバックアップバッテリ19に若しくはバックアップバッテリ19からメインバッテリ7に緊急通報機器1の電源を切り替えさせる電源切替信号を電源切替部18に対し出力する。なお、制御部12は、例えば、マイクロコンピュータ、緊急通報処理プログラムなどを記憶するROM、データを一時的に記憶するRAM、入力インターフェース、出力インターフェースなどの複数の回路要素によって実現され得る。
【0022】
次に、本実施の形態における緊急通報機器1が実行する緊急通報処理について説明する。キースイッチ8がONして、メインバッテリ7から電力が供給されると緊急通報機器1は起動する。制御部12は、事故や急病や強盗などの緊急時に乗員が緊急通報スイッチを操作したり、衝突検知センサが衝突を検知したり、安全装置が起動したりしたときに出力される緊急イベント信号3を検知すると、緊急通報フラグをONにして、緊急通報処理を開始する。
【0023】
緊急イベント信号3を検知した制御部12は、GPS装置17に現在の位置情報を要求する信号を出力する。GPS装置17は、制御部12からの位置情報要求信号に対し、位置情報などのデータを制御部12に出力する。制御部12は、記憶部15からセンター30に通信に必要なデータを取得し、緊急通報連絡部11にセンター30との通信開始要求を行う。緊急通報連絡部11は、通信アンテナ2を用いて、センター30との通信を開始する。センター10との通信が成立すると、緊急通信連絡部11は、通信成立情報を制御部12に出力する。
【0024】
緊急通信連絡部11から通信成立情報を受信した制御部12は、GPS装置17から取得した車両の位置情報などのデータやハンズフリーシステム16による音声データをセンター30に送信するように緊急通信連絡部11に指示する。
【0025】
ところで、このような緊急通報システムでは、事故時の衝撃などによりメインバッテリ7の破損等が生じたとしても、緊急通報処理を継続して実行可能にする電源を確保することが重要なため、バックアップバッテリ19を採用している。バックアップバッテリ19は、寿命や性能面などの点で2次電池(充電可)より優れる1次電池(充電不可)を使用することが望ましく、できるだけ無駄な電力消費を抑えたいというニーズがある。
【0026】
本実施の形態における緊急通報機器1は、メインバッテリ7からバックアップバッテリ19への電源の切り替えを以下のように動作して、緊急通報処理を継続して実行できるようにしている。図2は、メインバッテリ7の電圧低下を検知したときの電源の切替動作の制御フローである。
【0027】
制御部12は、キースイッチ8のONを検知すると、メインバッテリ7の電圧が所定閾値電圧(例えば、9V)未満であるか否かを判定する(ステップ2)。メインバッテリ7の電圧が9V未満でなければ、制御部12は、電源切替部18に対しメインバッテリ7を緊急通報機器1の電源として継続使用させる電源切替信号を出力する(ステップ4)。このとき、バックアップバッテリ19から緊急通報機器1に電力供給するための電源ラインは遮断されたままとなっている。
【0028】
一方、メインバッテリ7の電圧が9V未満の場合、制御部12は、バックアップバッテリ19が接続されているか否かをバックアップバッテリ19の電圧をモニター等することによって確認する(ステップ6)。バックアップバッテリ19が接続されていることが確認された場合には、制御部12は、メインバッテリ7からバックアップバッテリ19に緊急通報機器1の電源を切り替えさせる電源切替信号を電源切替部18に対し出力する(ステップ8)。電源切替部18は、ステップ8の電源切替信号に従ってメインバッテリ7からバックアップバッテリ19に緊急通報機器1の電源を切り替えるため、バックアップバッテリ19から緊急通報機器1に電力供給するための電源ラインを接続する。
【0029】
なお、エンジン始動時による一時的な電圧低下の場合にバックアップバッテリ19に電源が切り替わってバックアップバッテリ19が消費されるのを防止するために、ACC(アクセサリー)電源がOFFからONして一定時間が経過するまではバックアップバッテリ19への電源切り替えを禁止する制御を行うことが望ましい(例えば、特開2000−278885号公報参照)。
【0030】
次に、制御部12は、緊急通報フラグを参照して緊急通報中であるか否か(緊急通報処理がすでに開始されているか否か)を確認する(ステップ10)。緊急通報フラグがONしていれば、すでに緊急通報中であるとして、制御部12は、メインバッテリ7を緊急通報機器1の電源として継続使用させる電源切替信号を電源切替部18に対し出力する(ステップ12)。その結果、バックアップバッテリ19は緊急通報機器1の電源として使用され続けることになる。
【0031】
一方、緊急通報フラグがOFFしていれば未だ緊急通報処理が開始されていないとして、制御部12は、緊急通報フラグを介して緊急イベント信号3の入力をモニターする(ステップ14)。ステップ8においてメインバッテリ7からバックアップバッテリ19に緊急通報機器1の電源が切り替わった後、所定時間(例えば、800ms)経過しても緊急イベント信号3が検知されなければ(ステップ16;Yes)、制御部12は、バックアップバッテリ19からメインバッテリ7に緊急通報機器1の電源を切り替えさせる電源切替信号を電源切替部18に対し出力する(ステップ18)。電源切替部18は、ステップ18の電源切替信号に従ってバックアップバッテリ19からメインバッテリ7に緊急通報機器1の電源を切り替えるため、バックアップバッテリ19から緊急通報機器1に電力供給するための電源ラインを遮断する。
【0032】
すなわち、図2の制御フローでは、メインバッテリ7の電圧が低下することによりバックアップバッテリ19に電源が切り替わっても、緊急イベント信号3が検知されなければ、電源をバックアップバッテリ19からメインバッテリ7に切り替える(復帰する)ようにしている。これにより、バックアップバッテリ19の消費を最小限に抑えつつ、緊急通報機器1の電源を確実に確保することができる。
【0033】
例えば、メインテナンス中や不本意な操作によってキースイッチ8がONのままメインバッテリ7が急に取り外された場合、取り外しによる電圧降下によってバックアップバッテリ19に電源が切り替わったとしても(ステップ8)、そのような場合には緊急イベント信号3は出力されないので(ステップ16;Yes)、バックアップバッテリ19から緊急通報機器1に電力供給するための電源ラインは遮断されることになり(ステップ18)、バックアップバッテリ19の消費を抑えることができる。
【0034】
また、事故などで衝突した場合、通常、本発明の実施形態である緊急通報機器1は、衝突検知センサからの衝突検知信号や衝突安全装置の起動信号(すなわち、緊急イベント信号3)を検知して、上述の緊急通報処理を開始し、さらにその衝突によってメインバッテリ7からの電力供給ラインが断線したりメインバッテリ7が破損したりして電力供給が不可能になった場合には、バックアップバッテリ19に電源を切り替えている。ところが、稀に、緊急イベント信号3の入力が遅れ、緊急イベント信号3が緊急通報機器1に入力される前にメインバッテリ7からの電力供給ラインの断線等によって、メインバッテリ7からの電力供給が不可能になる場合がある。しかし、そのような場合であっても、バックアップバッテリ19に電源が切り替わって電源を確保しつつ(ステップ8)、緊急イベント信号3の遅れを事前に考慮した時間をステップ16の所定時間に設定しておくことによって(本実施例の場合は800msに設定)、バックアップバッテリ19に電源が切り替えられたままにはならないため、バックアップバッテリ19の消費を抑えることができる。
【0035】
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
【0036】
例えば、キースイッチ8がON状態のみで図2の制御フローを処理するのではなく、キースイッチ8がON状態からOFF状態に切り替わった後も図2の制御フローを処理してもよい。すなわち、制御部12は、キースイッチ8がON状態からOFF状態に切り替わったことを検知しても、すぐに図2の制御フローの処理をやめず、OFF状態検知後の所定期間(例えば、500ms)、図2の制御フローの処理を継続する。衝突時に、キースイッチ8の信号ラインが断線したり、ドライバーの身体がキースイッチ8の車室内の操作部に不意にぶつかったりすることによって、キースイッチ8が強制的にOFF側になる場合があるからである。なお、OFF状態検知後の所定期間は、衝突検知センサからの衝突検知信号や衝突安全装置の起動信号(すなわち、緊急イベント信号3)が出力されてから緊急通報機器1に到達するまでの時間に応じて決めればよい。すなわち、OFF状態検知後の所定期間は、緊急イベント信号3が出力されていたならば、必ず緊急通報機器1がそれを検知できるような時間に設定すればよい。
【0037】
また、上述の実施例では、メイン電源としてバッテリを使用していたが、発電機を使用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明の実施形態である緊急通報システムの一構成例を示すブロック図である。
【図2】メインバッテリ7の電圧低下を検知したときの電源の切替動作の制御フローである。
【符号の説明】
【0039】
1 緊急通報機器
7 メインバッテリ
12 制御部
18 電源切替部
19 バックアップバッテリ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
緊急事態発生を表すイベント情報が検出された場合に緊急通報処理を実行する緊急通報装置において、
メイン電源の電圧が所定値以下の場合にはメイン電源からサブ電源に切り替える電源切替手段を有し、
前記電源切替手段は、サブ電源に切り替え後の所定時間内に前記イベント情報が検出されない場合にはサブ電源からメイン電源に切り替えることを特徴とする、緊急通報装置。
【請求項2】
前記イベント情報は、車両の衝突を検知する装置による衝突検知情報である、請求項1記載の緊急通報装置。
【請求項3】
前記イベント情報は、乗員が緊急時に操作する緊急スイッチによる操作情報である、請求項1記載の緊急通報装置。
【請求項4】
メイン電源の電圧が所定値以下に低下した場合には緊急通報処理を実行するための電源をメイン電源からサブ電源に切り替え、サブ電源に切り替え後の所定時間内に緊急通報処理を開始するために必要なイベント情報が検出されない場合には緊急通報処理を実行するための電源をサブ電源からメイン電源に切り替える、電源切替方法。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2007−79950(P2007−79950A)
【公開日】平成19年3月29日(2007.3.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−267106(P2005−267106)
【出願日】平成17年9月14日(2005.9.14)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【Fターム(参考)】