繊維質材料のカップ包装体およびそれを製造するための方法
本発明は、繊維系材料で作成したカップ包装体、およびそれを製造するための方法に関する。包装体は、包装する製品（９）のためのカップ（１）と、カップの口を閉鎖するための蓋（２）とを備える。本発明によると、蓋はカップ内に部分的に入れ子になり、カップの内面と蓋との付着が、蓋を所定の位置に保持する。カップの口および蓋の縁部に、口ロール（５，８）などの隣接するビーズが形成されており、ビーズは、使用者の指のために／包装体の開放時に結合基部として作用する。蓋は、円板状中心（６）と周囲の枠（７）を接続し、底部（４）およびそれに接続する外被（３）で形成されたカップの製造に対応する技術によって、枠に口ロールを備えることによって形成することができる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、繊維系材料で作成され、包装する製品のためのカップおよびカップ口を閉鎖するための蓋を備えるカップ包装体に関する。本発明は、また、このようなカップ包装体を製造するための方法に関する。
【背景技術】
【０００２】
繊維系材料、すなわちプラスチック被覆した包装用厚紙が、使い捨て飲料カップの大規模生産に使用される。円錐形カップが、使用するために入れ子になった関係で積み重ねて送出され、したがってカップを閉鎖するための蓋を必要としない。
【０００３】
厚紙カップは、また例えば、牛乳、ヨーグルト、ジュースおよびデザート用の使い捨て包装体にも使用され、ヒートシール性を有する切り離し蓋を備える。蓋の材料は、アルミまたはプラスチックで適切に被覆した紙または厚紙である。開封すると、このような包装体は閉鎖することができない。
【０００４】
アイスクリームは、厚紙カップで構成され、これも厚紙で作成されたその蓋が蓋とアイスクリームの間の付着によって所定の位置に保持される単一の包装体に入れて送出される。これらの包装体は、新たに閉鎖するようにも意図されていない。
【０００５】
厚紙で作成した開閉可能なカップまたは容器包装体が、ジャム、マーマレード、または少量で配量される類似の食材に使用される。一般的に、このような消費者用厚紙包装体の蓋は、プラスチックで作成される。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
本発明の目的は、容易に開閉可能な蓋があり、カップと蓋の両方が包装用厚紙のような繊維系材料で作成されたカップ包装体を提供することである。本発明の解決方法は、蓋が、カップ内に部分的に入れ子状にされ、カップの内面と蓋との間の付着が蓋を所定の位置に保持し、カップ口および蓋の縁部に設けた隣接するビーズが、蓋の開放時に把持ベースとして働くことを特徴とする包装体で構成される。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
蓋の縁部に配置され、蓋材料の折り曲げまたは巻き付けによる機械的成形によって生産可能なビーズの目的は、蓋を剛化し、使用者が蓋を把持して持ち上げるか、蓋をカップ口から引き離す、またはカップ口を密封するためにそれを所定の位置に押し戻す場合に、わずかな圧縮に対する抵抗を蓋に与えることである。それと同時に、剛性ビーズは、使用者の指の止め部として作用し、堅固な把持部の基部を提供し、したがって対応するビーズと共に包装体の簡単な開閉を確保する。
【０００８】
カップ口に形成される口ロールなどのビーズは、使い捨て厚紙カップに関してそれ自身周知の技術に属する。口ロールは、熱および任意の補助的手段を使用し、厚紙に加湿する成形ツールによって、カップ口にて厚紙の折り曲げおよび／または加圧を実行して、カップ生産の最終段階で製造される。口ロールはカップを剛化するために必要であり、またカップから飲む場合に、使用者の口に望ましい感覚を与える。これに関して、本発明は、対応する口ロール、またはカップ口を閉鎖する蓋にも形成された類似のビーズという中心的特徴を有する。カップおよび蓋は、プラスチック被覆、撥水性、または防湿性包装用厚紙などの同じ繊維系材料から作成することができ、これに形成される口ロールなどのビーズは、同じ技術によって生産でき、相互に対応する設計を有することができる。
【０００９】
カップの外被および蓋は、上方向に円錐状に延びることができ、蓋が所定の位置にある場合、その円錐形表面は対向する関係で相互に付着する。円錐形カップは、厚紙で作成した従来通りの飲料用カップに対応し、本発明に関連して、円錐形の設計は、蓋を外すことが特に簡単であり、特に蓋をカップの口に戻すという追加の利点を有する。
【００１０】
蓋を取り付け、それをカップの口に保持することは、単にカップの内面と蓋との摩擦および圧縮に基づくものでもよい。多くの場合、これは十分な密封を提供する。しかし、必要に応じて、蓋の取り付けは、カップと蓋との対向する付着表面に形成されたビーズによって、または場合によって連結ビーズおよび係合によって強化することができる。
【００１１】
本発明の好ましい実施形態では、包装体の蓋は、基本的に円板状の中心と、カップの内面を圧迫する周囲の枠との組合せによって形成され、枠はその縁部に口ロールまたは任意の類似のビーズを有する。すなわち、カップと蓋とは、相互に対応する基本設計を有することができる。蓋の中心は、カップの底部と一致し、蓋の枠はカップの外被と一致し、唯一の違いは、部品の寸法決定である。何故なら、包装体が容積を獲得するためには、カップ外被は十分な高さを有さなければならず、一方、蓋の枠は低い高さを有することが適切だからである。
【００１２】
本発明の包装体は、さらに、包装体が少なくとも３つの部品を有し、最も下にあって比較的大きいサイズのカップ、この中に部分的に入れ子になってこれより小さいサイズのカップ、および最も上にある蓋を備え、前記部品のそれぞれが口ロールまたは類似のビーズを備え、部品を相互から引き離す場合に、垂直に隣接するビーズが把持用基部として働くような方法で適用することができる。このような包装体では、様々な容積で相互に重ねたカップは、様々な容量を有することもできる。例えば、大きい方のサイズの下部カップが主要製品を含み、小さい方のサイズの上部カップが、調味料またはドレッシングのようなこれに使用する添え物を含む食品包装体を形成することができる。上部カップは、包装体区間の１つを形成する機能を有するばかりでなく、下部カップの蓋としても作用する。包装体側の口ロールまたは類似のビーズは、使用者の選択によって区画ごとに包装体を開放可能にする。上部カップが蓋で閉鎖したままの状態で、下部カップは、そこから上部カップを引き離して開放することができる。上部カップは、その蓋を解放し、閉鎖したままの下部カップから上部カップを分離することによって開放することもできる。もちろん、全てのカップは、包装体の全部品を分離した場合に開放される。したがって、分離した包装体は、部品を所望の順序で接続することによって組み立てることができる。
【００１３】
蓋があるカップ包装体を生産する本発明の方法は、特にカップと蓋とが同じ２部品の基本設計を有する包装体用途に関する。方法は、基本的に円板状の底部を、カップ側部を形成する外被と接続し、カップ口に周囲のビーズを備え、基本的に円板状の中心をカップ外被に部分的に入れ子にした枠と接続することによって、カップ口を閉鎖する蓋を形成し、枠の縁部にこれを囲むビーズを備えることによってカップを形成することを特徴とし、カップと蓋は、相互に対応する動作によってほぼ製造され、ビーズは、密封した包装体内で隣接する関係でカップおよび蓋に形成され、包装体の開放時に把持用基部として働く。
【００１４】
本発明を、例示により、添付の図面を参照しながら以下にさらに詳細に説明する。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１５】
図１および図２は、例えばポリエチレンで被覆した包装用厚紙などの繊維系材料で全体を作成したカップ包装体を示し、カップ包装体は、カップ１およびその口を閉鎖する蓋２を備える。カップ１は、厚紙で作成した従来通りの使い捨て飲料カップに対応し、円錐台形として成形され、密封された外被３、外被と共に密封された底部４、およびカップ口の周囲で外被に形成されたビーズを備え、これは熱および水分の助けにより機械的に成形された口ロール５である。蓋２も、円板状中心６および密封された周囲の枠７を備える。枠７は、カップの外被３に対応して上方向へと円錐状に拡張する形状を有し、カップと蓋は、図２で示すように、部分的に入れ子の関係で挿入可能である。カップ１と同様に、蓋２も、枠の縁部に形成された口ロール８を備えている。
【００１６】
図２の閉鎖した包装体では、蓋２の枠７の外側がカップ１の外被３の内面を圧迫し、相互の圧縮および摩擦が蓋をカップの口にて所定の位置に保持する。カップおよび蓋の口ロール５、８は、包装体を囲んで隣接する輪として、包装体の外側に配置される。口ロール５、８は、カップおよび蓋の補剛材として作用し、特に口ロール８は止め部として作用し、使用者は、蓋の開放時にこれを指で把持することができる。同様に、使用者は包装体を閉鎖しながら口ロール８を押下することによって、蓋２を所定の位置に容易に押し込む。
【００１７】
上記包装体は、消費者用に販売されている製品包装体を構成することができ、カップは包装した製品９を含み、蓋２によって閉鎖される。包装体は、スウィーツおよびドライスナック製品に特に適切であるが、例えば、出来合いの食品、ジャム、マーマレードおよび十分に固い粘稠度を有するデザートにも適切である。また、本発明の包装体は、例えば、飲用カップ、またはスウィーツまたは類似のドライスナック製品の容器として使用することができ、これは、飲料が注がれた後、または製品が配量された後に蓋で一時的に閉鎖する必要がある。
【００１８】
図３および図４で示す３部品のカップ包装体は、下部カップ１、それに部分的に入れ子にされ、下部カップの蓋として働く上部カップ１０、および上部カップを閉鎖し、それに部分的に入れ子にされる蓋２で形成される。部品１、１０、２の入れ子にされた外被または枠部品３、１１、７には、円錐状で上方向に拡張した形状が与えられ、各部品が円板状底部４、１２、または外被３、１１または枠７で囲まれた中心６を備える。部品１、１０、２は、基本的に同じ技術で製造することができ、それぞれに、部品の口または縁部を囲む口ロール５、１３、８を設けられる。
【００１９】
図４のように閉鎖した３部品包装体は、製品包装体を形成することができ、ここで下部カップ１に含まれる製品９、およびこれより低い上部カップ１０に含まれる製品１４は、量および品質が相互に異なる。量が多い方で存在する主要製品１４は、例えば、出来合いの食品、スナックまたはデザートでよく、上部カップ１０に含まれる製品１４は、例えば、調味料またはドレッシングのような、主要製品と組み合わせる添え物で構成することができる。包装体の側部で相互に隣接して配置された口ロール５、１３、８は、３つの部品１、１０、２全部を相互から分離可能にするか、必要に応じて、上部カップ１０を下部カップ１から切り離すことによって、上部カップを蓋２で閉鎖したまま下部カップ１を開放可能にするか、上部カップ１０を下部カップ１から切り離さずに、それ故密封したまま上部カップ１０を開放可能にする。
【００２０】
図５および図６は、部品間の取り付けを強化するために、必要に応じて包装体の入れ子部品１、１０に形成されたビーズおよび窪みの例を与える。上縁部を形成する口ロール５の近傍で、下部カップ１の外被３に環状ビーズが成形されており、ビーズは外被の内面の環状窪み１５として見られる。突出する小塊１６が同様に低い方の上部カップ１０の外被１１の外面に成形されており、これら小塊は、カップを入れ子になった関係に押し込むと、前記環状窪み１５と係合する。図６参照。部品間の取り付けを強化するこのような設計の詳細な実施形態は変えることもでき、上部カップ１０とそれを閉鎖する蓋（図５および図６には図示せず）の間、または２部品の包装体内に設けることもできる。
【００２１】
図７は、本発明のカップ包装体を製造するプロセスをステップ毎に示す。図は、包装する製品または主要製品を収容するカップ１の製造に関するが、包装体の他の部品、すなわち蓋および任意の下部カップの製造は、基本的に同じ方法で実行される。
【００２２】
包装体材料は、片面または両面を、例えば、ポリエチレンで押出被覆した包装用厚紙を使用することもできる。底部素材２０および外被素材２１を、厚紙ウェブ１７、１８からパンチ１９によって切断する。底部４を囲む境界２３が、圧縮成形プレス２２で各底部素材２０に成形される。外被素材２１を、円錐形の成形ツール２４に巻き付け、コーティング・プラスチックによって密封して、円錐台形の形状を有する外被部品３を形成する。厚紙が片側のみプラスチック被覆されている場合、被覆は成形した底部４の上面および継ぎ合わせた外被３の内面を形成する。次に、底部４と外被３を相互に嵌合させ、外被の下縁２５を折り曲げ、ヒートシール性を有するコーティング・プラスチックで、底部に成形した境界２３に対して密封する。密封部は液体が漏れないカップを提供する。最後に、カップを静止基板２６上に配置し、往復する打撃ツール２７で垂直に成形することによって、カップ内に口ロールを形成する。加熱可能なツール２７は、環状溝２８を備え、これはカップ外被３の上縁を打撃し、これを外方向および下方向に強制的に折り曲げ、外被の口に突出するビーズを形成するように丸める。この作業ステップは、永久ビーズ、すなわち口ロール５を達成するために、例えば、加湿によって厚紙の成形可能な位置を軟化させる必要がある。
【００２３】
図３および図４で示す３部品包装体の低い方の上部カップ１０の製造は、図７に関して上述したように実行することができる。図７との唯一の違いは、外被素材２１の設計であり、その結果、カップが低くなる。包装体の蓋２の製造は、類似の動作で実行することができるが、カップ外被に対応する蓋の枠７は、上記より狭い。
【００２４】
本発明の実施形態は、上述した例に制限されず、以下の例の範囲内で変化することができることが当業者には明白である。それ故、押出被覆した厚紙の代わりに、包装体材料は分散被覆した厚紙を使用することができ、厚紙の液体耐性を提供する化学物質は、例えば、スチレン・アクリレート、ポリ酢酸ビニル（ＰＶＡＣ）または任意のフッ素化学物質を使用することができる。包装体は、プラスチック被覆していない厚紙から上述の通りに製造することもでき、カップおよび蓋の内面を、その後に、パラフィンまたはワックスのような、液体耐性を提供する適用可能な被覆を噴霧することによって処理することができる。スウィーツまたは類似の乾燥製品の包装体では、全くプラスチック被覆がない材料を使用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【００２５】
【図１】カップと蓋を有し、部品が分離された状態の本発明のカップ包装体である。
【図２】蓋で閉鎖した製品包装体の形態である図１の包装体の部分断面図である。
【図３】図１および図２と同様に、３部品の包装体を備え、蓋が上部カップを閉鎖し、上部カップが下部カップの蓋として作用する本発明の第２の用途を示すカップ包装体である。
【図４】図１および図２と同様に、３部品の包装体を備え、蓋が上部カップを閉鎖し、上部カップが下部カップの蓋として作用する本発明の第２の用途を示す図３のカップ包装体の部分断面図である。
【図５】下部カップと、その蓋として作用する上部カップの部品を備え、カップを連結するビーズを有する本発明の用途の断面図である。
【図６】入れ子になった関係に押し込んだ図５のカップ部品である。
【図７】本発明の包装体の部品の製造の略図である。
【技術分野】
【０００１】
本発明は、繊維系材料で作成され、包装する製品のためのカップおよびカップ口を閉鎖するための蓋を備えるカップ包装体に関する。本発明は、また、このようなカップ包装体を製造するための方法に関する。
【背景技術】
【０００２】
繊維系材料、すなわちプラスチック被覆した包装用厚紙が、使い捨て飲料カップの大規模生産に使用される。円錐形カップが、使用するために入れ子になった関係で積み重ねて送出され、したがってカップを閉鎖するための蓋を必要としない。
【０００３】
厚紙カップは、また例えば、牛乳、ヨーグルト、ジュースおよびデザート用の使い捨て包装体にも使用され、ヒートシール性を有する切り離し蓋を備える。蓋の材料は、アルミまたはプラスチックで適切に被覆した紙または厚紙である。開封すると、このような包装体は閉鎖することができない。
【０００４】
アイスクリームは、厚紙カップで構成され、これも厚紙で作成されたその蓋が蓋とアイスクリームの間の付着によって所定の位置に保持される単一の包装体に入れて送出される。これらの包装体は、新たに閉鎖するようにも意図されていない。
【０００５】
厚紙で作成した開閉可能なカップまたは容器包装体が、ジャム、マーマレード、または少量で配量される類似の食材に使用される。一般的に、このような消費者用厚紙包装体の蓋は、プラスチックで作成される。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
本発明の目的は、容易に開閉可能な蓋があり、カップと蓋の両方が包装用厚紙のような繊維系材料で作成されたカップ包装体を提供することである。本発明の解決方法は、蓋が、カップ内に部分的に入れ子状にされ、カップの内面と蓋との間の付着が蓋を所定の位置に保持し、カップ口および蓋の縁部に設けた隣接するビーズが、蓋の開放時に把持ベースとして働くことを特徴とする包装体で構成される。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
蓋の縁部に配置され、蓋材料の折り曲げまたは巻き付けによる機械的成形によって生産可能なビーズの目的は、蓋を剛化し、使用者が蓋を把持して持ち上げるか、蓋をカップ口から引き離す、またはカップ口を密封するためにそれを所定の位置に押し戻す場合に、わずかな圧縮に対する抵抗を蓋に与えることである。それと同時に、剛性ビーズは、使用者の指の止め部として作用し、堅固な把持部の基部を提供し、したがって対応するビーズと共に包装体の簡単な開閉を確保する。
【０００８】
カップ口に形成される口ロールなどのビーズは、使い捨て厚紙カップに関してそれ自身周知の技術に属する。口ロールは、熱および任意の補助的手段を使用し、厚紙に加湿する成形ツールによって、カップ口にて厚紙の折り曲げおよび／または加圧を実行して、カップ生産の最終段階で製造される。口ロールはカップを剛化するために必要であり、またカップから飲む場合に、使用者の口に望ましい感覚を与える。これに関して、本発明は、対応する口ロール、またはカップ口を閉鎖する蓋にも形成された類似のビーズという中心的特徴を有する。カップおよび蓋は、プラスチック被覆、撥水性、または防湿性包装用厚紙などの同じ繊維系材料から作成することができ、これに形成される口ロールなどのビーズは、同じ技術によって生産でき、相互に対応する設計を有することができる。
【０００９】
カップの外被および蓋は、上方向に円錐状に延びることができ、蓋が所定の位置にある場合、その円錐形表面は対向する関係で相互に付着する。円錐形カップは、厚紙で作成した従来通りの飲料用カップに対応し、本発明に関連して、円錐形の設計は、蓋を外すことが特に簡単であり、特に蓋をカップの口に戻すという追加の利点を有する。
【００１０】
蓋を取り付け、それをカップの口に保持することは、単にカップの内面と蓋との摩擦および圧縮に基づくものでもよい。多くの場合、これは十分な密封を提供する。しかし、必要に応じて、蓋の取り付けは、カップと蓋との対向する付着表面に形成されたビーズによって、または場合によって連結ビーズおよび係合によって強化することができる。
【００１１】
本発明の好ましい実施形態では、包装体の蓋は、基本的に円板状の中心と、カップの内面を圧迫する周囲の枠との組合せによって形成され、枠はその縁部に口ロールまたは任意の類似のビーズを有する。すなわち、カップと蓋とは、相互に対応する基本設計を有することができる。蓋の中心は、カップの底部と一致し、蓋の枠はカップの外被と一致し、唯一の違いは、部品の寸法決定である。何故なら、包装体が容積を獲得するためには、カップ外被は十分な高さを有さなければならず、一方、蓋の枠は低い高さを有することが適切だからである。
【００１２】
本発明の包装体は、さらに、包装体が少なくとも３つの部品を有し、最も下にあって比較的大きいサイズのカップ、この中に部分的に入れ子になってこれより小さいサイズのカップ、および最も上にある蓋を備え、前記部品のそれぞれが口ロールまたは類似のビーズを備え、部品を相互から引き離す場合に、垂直に隣接するビーズが把持用基部として働くような方法で適用することができる。このような包装体では、様々な容積で相互に重ねたカップは、様々な容量を有することもできる。例えば、大きい方のサイズの下部カップが主要製品を含み、小さい方のサイズの上部カップが、調味料またはドレッシングのようなこれに使用する添え物を含む食品包装体を形成することができる。上部カップは、包装体区間の１つを形成する機能を有するばかりでなく、下部カップの蓋としても作用する。包装体側の口ロールまたは類似のビーズは、使用者の選択によって区画ごとに包装体を開放可能にする。上部カップが蓋で閉鎖したままの状態で、下部カップは、そこから上部カップを引き離して開放することができる。上部カップは、その蓋を解放し、閉鎖したままの下部カップから上部カップを分離することによって開放することもできる。もちろん、全てのカップは、包装体の全部品を分離した場合に開放される。したがって、分離した包装体は、部品を所望の順序で接続することによって組み立てることができる。
【００１３】
蓋があるカップ包装体を生産する本発明の方法は、特にカップと蓋とが同じ２部品の基本設計を有する包装体用途に関する。方法は、基本的に円板状の底部を、カップ側部を形成する外被と接続し、カップ口に周囲のビーズを備え、基本的に円板状の中心をカップ外被に部分的に入れ子にした枠と接続することによって、カップ口を閉鎖する蓋を形成し、枠の縁部にこれを囲むビーズを備えることによってカップを形成することを特徴とし、カップと蓋は、相互に対応する動作によってほぼ製造され、ビーズは、密封した包装体内で隣接する関係でカップおよび蓋に形成され、包装体の開放時に把持用基部として働く。
【００１４】
本発明を、例示により、添付の図面を参照しながら以下にさらに詳細に説明する。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１５】
図１および図２は、例えばポリエチレンで被覆した包装用厚紙などの繊維系材料で全体を作成したカップ包装体を示し、カップ包装体は、カップ１およびその口を閉鎖する蓋２を備える。カップ１は、厚紙で作成した従来通りの使い捨て飲料カップに対応し、円錐台形として成形され、密封された外被３、外被と共に密封された底部４、およびカップ口の周囲で外被に形成されたビーズを備え、これは熱および水分の助けにより機械的に成形された口ロール５である。蓋２も、円板状中心６および密封された周囲の枠７を備える。枠７は、カップの外被３に対応して上方向へと円錐状に拡張する形状を有し、カップと蓋は、図２で示すように、部分的に入れ子の関係で挿入可能である。カップ１と同様に、蓋２も、枠の縁部に形成された口ロール８を備えている。
【００１６】
図２の閉鎖した包装体では、蓋２の枠７の外側がカップ１の外被３の内面を圧迫し、相互の圧縮および摩擦が蓋をカップの口にて所定の位置に保持する。カップおよび蓋の口ロール５、８は、包装体を囲んで隣接する輪として、包装体の外側に配置される。口ロール５、８は、カップおよび蓋の補剛材として作用し、特に口ロール８は止め部として作用し、使用者は、蓋の開放時にこれを指で把持することができる。同様に、使用者は包装体を閉鎖しながら口ロール８を押下することによって、蓋２を所定の位置に容易に押し込む。
【００１７】
上記包装体は、消費者用に販売されている製品包装体を構成することができ、カップは包装した製品９を含み、蓋２によって閉鎖される。包装体は、スウィーツおよびドライスナック製品に特に適切であるが、例えば、出来合いの食品、ジャム、マーマレードおよび十分に固い粘稠度を有するデザートにも適切である。また、本発明の包装体は、例えば、飲用カップ、またはスウィーツまたは類似のドライスナック製品の容器として使用することができ、これは、飲料が注がれた後、または製品が配量された後に蓋で一時的に閉鎖する必要がある。
【００１８】
図３および図４で示す３部品のカップ包装体は、下部カップ１、それに部分的に入れ子にされ、下部カップの蓋として働く上部カップ１０、および上部カップを閉鎖し、それに部分的に入れ子にされる蓋２で形成される。部品１、１０、２の入れ子にされた外被または枠部品３、１１、７には、円錐状で上方向に拡張した形状が与えられ、各部品が円板状底部４、１２、または外被３、１１または枠７で囲まれた中心６を備える。部品１、１０、２は、基本的に同じ技術で製造することができ、それぞれに、部品の口または縁部を囲む口ロール５、１３、８を設けられる。
【００１９】
図４のように閉鎖した３部品包装体は、製品包装体を形成することができ、ここで下部カップ１に含まれる製品９、およびこれより低い上部カップ１０に含まれる製品１４は、量および品質が相互に異なる。量が多い方で存在する主要製品１４は、例えば、出来合いの食品、スナックまたはデザートでよく、上部カップ１０に含まれる製品１４は、例えば、調味料またはドレッシングのような、主要製品と組み合わせる添え物で構成することができる。包装体の側部で相互に隣接して配置された口ロール５、１３、８は、３つの部品１、１０、２全部を相互から分離可能にするか、必要に応じて、上部カップ１０を下部カップ１から切り離すことによって、上部カップを蓋２で閉鎖したまま下部カップ１を開放可能にするか、上部カップ１０を下部カップ１から切り離さずに、それ故密封したまま上部カップ１０を開放可能にする。
【００２０】
図５および図６は、部品間の取り付けを強化するために、必要に応じて包装体の入れ子部品１、１０に形成されたビーズおよび窪みの例を与える。上縁部を形成する口ロール５の近傍で、下部カップ１の外被３に環状ビーズが成形されており、ビーズは外被の内面の環状窪み１５として見られる。突出する小塊１６が同様に低い方の上部カップ１０の外被１１の外面に成形されており、これら小塊は、カップを入れ子になった関係に押し込むと、前記環状窪み１５と係合する。図６参照。部品間の取り付けを強化するこのような設計の詳細な実施形態は変えることもでき、上部カップ１０とそれを閉鎖する蓋（図５および図６には図示せず）の間、または２部品の包装体内に設けることもできる。
【００２１】
図７は、本発明のカップ包装体を製造するプロセスをステップ毎に示す。図は、包装する製品または主要製品を収容するカップ１の製造に関するが、包装体の他の部品、すなわち蓋および任意の下部カップの製造は、基本的に同じ方法で実行される。
【００２２】
包装体材料は、片面または両面を、例えば、ポリエチレンで押出被覆した包装用厚紙を使用することもできる。底部素材２０および外被素材２１を、厚紙ウェブ１７、１８からパンチ１９によって切断する。底部４を囲む境界２３が、圧縮成形プレス２２で各底部素材２０に成形される。外被素材２１を、円錐形の成形ツール２４に巻き付け、コーティング・プラスチックによって密封して、円錐台形の形状を有する外被部品３を形成する。厚紙が片側のみプラスチック被覆されている場合、被覆は成形した底部４の上面および継ぎ合わせた外被３の内面を形成する。次に、底部４と外被３を相互に嵌合させ、外被の下縁２５を折り曲げ、ヒートシール性を有するコーティング・プラスチックで、底部に成形した境界２３に対して密封する。密封部は液体が漏れないカップを提供する。最後に、カップを静止基板２６上に配置し、往復する打撃ツール２７で垂直に成形することによって、カップ内に口ロールを形成する。加熱可能なツール２７は、環状溝２８を備え、これはカップ外被３の上縁を打撃し、これを外方向および下方向に強制的に折り曲げ、外被の口に突出するビーズを形成するように丸める。この作業ステップは、永久ビーズ、すなわち口ロール５を達成するために、例えば、加湿によって厚紙の成形可能な位置を軟化させる必要がある。
【００２３】
図３および図４で示す３部品包装体の低い方の上部カップ１０の製造は、図７に関して上述したように実行することができる。図７との唯一の違いは、外被素材２１の設計であり、その結果、カップが低くなる。包装体の蓋２の製造は、類似の動作で実行することができるが、カップ外被に対応する蓋の枠７は、上記より狭い。
【００２４】
本発明の実施形態は、上述した例に制限されず、以下の例の範囲内で変化することができることが当業者には明白である。それ故、押出被覆した厚紙の代わりに、包装体材料は分散被覆した厚紙を使用することができ、厚紙の液体耐性を提供する化学物質は、例えば、スチレン・アクリレート、ポリ酢酸ビニル（ＰＶＡＣ）または任意のフッ素化学物質を使用することができる。包装体は、プラスチック被覆していない厚紙から上述の通りに製造することもでき、カップおよび蓋の内面を、その後に、パラフィンまたはワックスのような、液体耐性を提供する適用可能な被覆を噴霧することによって処理することができる。スウィーツまたは類似の乾燥製品の包装体では、全くプラスチック被覆がない材料を使用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【００２５】
【図１】カップと蓋を有し、部品が分離された状態の本発明のカップ包装体である。
【図２】蓋で閉鎖した製品包装体の形態である図１の包装体の部分断面図である。
【図３】図１および図２と同様に、３部品の包装体を備え、蓋が上部カップを閉鎖し、上部カップが下部カップの蓋として作用する本発明の第２の用途を示すカップ包装体である。
【図４】図１および図２と同様に、３部品の包装体を備え、蓋が上部カップを閉鎖し、上部カップが下部カップの蓋として作用する本発明の第２の用途を示す図３のカップ包装体の部分断面図である。
【図５】下部カップと、その蓋として作用する上部カップの部品を備え、カップを連結するビーズを有する本発明の用途の断面図である。
【図６】入れ子になった関係に押し込んだ図５のカップ部品である。
【図７】本発明の包装体の部品の製造の略図である。
【特許請求の範囲】
【請求項１】
繊維系材料で作成され、包装する製品（９）のためのカップ（１）と、前記カップの口を閉鎖するための蓋（２）とを備えるカップ包装体であって、前記蓋（２）がカップ（１）に部分的に入れ子になった関係であり、前記カップの内面と前記蓋との付着が前記蓋を所定の位置に保持し、前記カップの口と前記蓋の縁部に隣接するビーズ（５，８）を設け、前記ビーズが前記蓋の開放時に把持用基部として作用することを特徴とするカップ包装体。
【請求項２】
前記カップ（１）の外被（３）および前記蓋（２）が円錐状に上方向に拡張し、その円錐面が対向し、相互に取り付けられることを特徴とする、請求項１に記載のカップ包装体。
【請求項３】
前記カップ（１）の内面と前記蓋（２）の間の摩擦および／または圧縮が、前記蓋を所定の位置に保持することを特徴とする、請求項１または２に記載のカップ包装体。
【請求項４】
前記カップおよび前記蓋の対向する表面の少なくとも一方が、前記表面間に取り付け部を提供するために、１つまたは複数の突起（１６）を備えることを特徴とする、請求項１または２に記載のカップ包装体。
【請求項５】
前記カップおよび前記蓋の対向する表面の一方が、１つまたは複数の突起（１６）を備え、他方が、前記表面間に取り付け部を提供するために前記突起を受け取る１つまたは複数の窪み（１５）を備えることを特徴とする、請求項４に記載のカップ包装体。
【請求項６】
前記カップ（１）の口および前記蓋（２）の縁部にあるビーズが口ロール（５，８）であることを特徴とする、前記請求項のいずれかに記載のカップ包装体。
【請求項７】
前記蓋（２）が、基本的に円板状の中心（６）と前記カップ（１）の内面を圧迫する周囲の枠（７）を接続することによって形成されており、前記枠がその縁部に口ロール（８）または類似のビーズを有することを特徴とする、前記請求項のいずれかに記載のカップ包装体。
【請求項８】
前記包装体が少なくとも３つの部品を有し、最も下にあって比較的大きいサイズのカップ（１）と、これに部分的に入れ子になった関係であるこれより小さいサイズのカップ（１０）と、最も上にある蓋（２）とを備え、前記部品のそれぞれが口ロール（５，１３，８）または類似のビーズを備え、部品を分離する場合に、垂直に隣接するビーズが把持用基部として作用することを特徴とする、前記請求項のいずれかに記載のカップ包装体。
【請求項９】
食品包装体であり、前記大きい方のサイズのカップ（１）が主要製品（５）を含み、前記小さい方のサイズのカップ（１０）が、調味料またはドレッシングのような添え物（１４）を含むことを特徴とする、請求項８に記載のカップ包装体。
【請求項１０】
前記カップ（１）および前記蓋（２）がポリマー被覆した厚紙で作成され、前記ポリマー被覆が前記カップおよび前記蓋の少なくとも内面に提供されることを特徴とする、前記請求項のいずれかに記載のカップ包装体。
【請求項１１】
前記請求項のいずれかに記載の蓋付きカップ包装体を製造するための方法であって、基本的に円板状の底部（４）を、前記カップの側部を形成する外被（３）と接続し、前記カップの口に周囲のビーズ（５）を備えることによってカップ（１）が形成されることと、基本的に円板状の中心（６）を前記カップ外被に部分的に入れ子にしたスリーブ状枠（７）と接続し、前記枠の縁部に周囲のビーズ（８）を備えることによって、前記カップの口を閉鎖する蓋（２）が形成され、前記カップおよび前記蓋は、相互に対応する動作によってほぼ製造され、前記ビーズが、前記閉鎖した包装体内で相互に隣接する前記カップおよび前記蓋内に形成され、前記包装体の開放時に把持用基部として働くこととを特徴とする方法。
【請求項１２】
繊維系包装材料の機械的成形によって、前記カップ（１）および前記蓋（２）に口ロール（５，８）を形成することを特徴とする、請求項１１に記載の方法。
【請求項１３】
少なくとも３部品の製品包装体が、少なくとも２つの部分的に入れ子にされたカップ（１，１０）、および最も上にあるカップ（１０）の口を閉鎖する蓋（２）を形成し、相互に異なる量および／または品質の製品（５，１４）を前記カップ内に包装することによって製造されることを特徴とする、請求項１１または１２に記載の方法。
【請求項１】
繊維系材料で作成され、包装する製品（９）のためのカップ（１）と、前記カップの口を閉鎖するための蓋（２）とを備えるカップ包装体であって、前記蓋（２）がカップ（１）に部分的に入れ子になった関係であり、前記カップの内面と前記蓋との付着が前記蓋を所定の位置に保持し、前記カップの口と前記蓋の縁部に隣接するビーズ（５，８）を設け、前記ビーズが前記蓋の開放時に把持用基部として作用することを特徴とするカップ包装体。
【請求項２】
前記カップ（１）の外被（３）および前記蓋（２）が円錐状に上方向に拡張し、その円錐面が対向し、相互に取り付けられることを特徴とする、請求項１に記載のカップ包装体。
【請求項３】
前記カップ（１）の内面と前記蓋（２）の間の摩擦および／または圧縮が、前記蓋を所定の位置に保持することを特徴とする、請求項１または２に記載のカップ包装体。
【請求項４】
前記カップおよび前記蓋の対向する表面の少なくとも一方が、前記表面間に取り付け部を提供するために、１つまたは複数の突起（１６）を備えることを特徴とする、請求項１または２に記載のカップ包装体。
【請求項５】
前記カップおよび前記蓋の対向する表面の一方が、１つまたは複数の突起（１６）を備え、他方が、前記表面間に取り付け部を提供するために前記突起を受け取る１つまたは複数の窪み（１５）を備えることを特徴とする、請求項４に記載のカップ包装体。
【請求項６】
前記カップ（１）の口および前記蓋（２）の縁部にあるビーズが口ロール（５，８）であることを特徴とする、前記請求項のいずれかに記載のカップ包装体。
【請求項７】
前記蓋（２）が、基本的に円板状の中心（６）と前記カップ（１）の内面を圧迫する周囲の枠（７）を接続することによって形成されており、前記枠がその縁部に口ロール（８）または類似のビーズを有することを特徴とする、前記請求項のいずれかに記載のカップ包装体。
【請求項８】
前記包装体が少なくとも３つの部品を有し、最も下にあって比較的大きいサイズのカップ（１）と、これに部分的に入れ子になった関係であるこれより小さいサイズのカップ（１０）と、最も上にある蓋（２）とを備え、前記部品のそれぞれが口ロール（５，１３，８）または類似のビーズを備え、部品を分離する場合に、垂直に隣接するビーズが把持用基部として作用することを特徴とする、前記請求項のいずれかに記載のカップ包装体。
【請求項９】
食品包装体であり、前記大きい方のサイズのカップ（１）が主要製品（５）を含み、前記小さい方のサイズのカップ（１０）が、調味料またはドレッシングのような添え物（１４）を含むことを特徴とする、請求項８に記載のカップ包装体。
【請求項１０】
前記カップ（１）および前記蓋（２）がポリマー被覆した厚紙で作成され、前記ポリマー被覆が前記カップおよび前記蓋の少なくとも内面に提供されることを特徴とする、前記請求項のいずれかに記載のカップ包装体。
【請求項１１】
前記請求項のいずれかに記載の蓋付きカップ包装体を製造するための方法であって、基本的に円板状の底部（４）を、前記カップの側部を形成する外被（３）と接続し、前記カップの口に周囲のビーズ（５）を備えることによってカップ（１）が形成されることと、基本的に円板状の中心（６）を前記カップ外被に部分的に入れ子にしたスリーブ状枠（７）と接続し、前記枠の縁部に周囲のビーズ（８）を備えることによって、前記カップの口を閉鎖する蓋（２）が形成され、前記カップおよび前記蓋は、相互に対応する動作によってほぼ製造され、前記ビーズが、前記閉鎖した包装体内で相互に隣接する前記カップおよび前記蓋内に形成され、前記包装体の開放時に把持用基部として働くこととを特徴とする方法。
【請求項１２】
繊維系包装材料の機械的成形によって、前記カップ（１）および前記蓋（２）に口ロール（５，８）を形成することを特徴とする、請求項１１に記載の方法。
【請求項１３】
少なくとも３部品の製品包装体が、少なくとも２つの部分的に入れ子にされたカップ（１，１０）、および最も上にあるカップ（１０）の口を閉鎖する蓋（２）を形成し、相互に異なる量および／または品質の製品（５，１４）を前記カップ内に包装することによって製造されることを特徴とする、請求項１１または１２に記載の方法。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【公表番号】特表２００７−５２２０４５（Ｐ２００７−５２２０４５Ａ）
【公表日】平成１９年８月９日（２００７．８．９）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００６−５５２６４４（Ｐ２００６−５５２６４４）
【出願日】平成１７年２月１５日（２００５．２．１５）
【国際出願番号】ＰＣＴ／ＦＩ２００５／００００９９
【国際公開番号】ＷＯ２００５／０７７７６８
【国際公開日】平成１７年８月２５日（２００５．８．２５）
【出願人】（５０１１７６３６９）
【Ｆターム（参考）】
【公表日】平成１９年８月９日（２００７．８．９）
【国際特許分類】
【出願日】平成１７年２月１５日（２００５．２．１５）
【国際出願番号】ＰＣＴ／ＦＩ２００５／００００９９
【国際公開番号】ＷＯ２００５／０７７７６８
【国際公開日】平成１７年８月２５日（２００５．８．２５）
【出願人】（５０１１７６３６９）
【Ｆターム（参考）】
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