説明

脊柱インプラント

【課題】取り扱いが簡単な脊柱インプラントを提供する。
【解決手段】剛性を有する第1接続要素2は第1骨ネジ3の第1受け入れ手段5に挿入可能であり、弾性を有する第2接続要素9は第2骨ネジ10の第2受け入れ手段13に挿入可能である。第1接続要素2と第2接続要素9を結合する結合手段16は、別の骨ネジ18上に設けられ、かつ第1接続要素2をしっかりと保持するための第1クランプ装置20と第2接続要素9をしっかりと保持するための第2クランプ装置21とを備えている。第1クランプ装置20は、第1接続要素2の球状に設計された端領域14のためのU状受け入れ部22を有し、クランプ手段が、当該U状受け入れ部22上に配置可能であり、当該クランプ手段によって当該球状の端領域14が当該U状受け入れ部22の底面23に対してクランプされることが可能である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、脊柱の堆体の安定化及び固定のための脊柱インプラントに関し、堆体にねじ込むことが可能なねじ込み部と第1受け入れ手段とを有する少なくとも一つの第1骨ネジと、堆体にねじ込むことが可能なねじ込み部と第2受け入れ手段とを有する少なくとも一つの第2骨ネジと、剛性を有し、第1骨ネジの第1受け入れ手段に挿入可能であり、そこに固定可能な少なくとも一つの第1接続要素と、弾性を有し、第2骨ネジの第2受け入れ手段に挿入可能であり、そこに固定可能な少なくとも一つの第2接続要素と、第1接続要素と第2接続要素を結合可能な結合手段とを備える。
【背景技術】
【0002】
脊柱の堆体の安定化及び固定のためのこのような脊柱インプラントは、様々な設計において知られている。脊柱インプラントの固定部分によって、このように固定された複数の堆体の間で骨の成長が一緒に生じて、脊柱の望ましい安定化が導かれる一方で、脊柱インプラントの弾性領域によって、堆体が支持されるように安定化される。個々の堆体の間での所定の可動性が期待され許容される。
【0003】
脊柱の堆体の安定化及び固定のためのこのような脊柱インプラントは、例えば特許文献1により知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】欧州特許出願公開第1961392号明細書
【特許文献2】欧州特許出願公開第2074957号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
これらの既知の脊柱インプラントに関して、個々の堆体での骨ネジの配置、特に弾性を有する接続要素から剛性を有する接続要素への変わり目の領域での骨ネジの配置は、とても正確に行われなければならない。不正確な場合には、剛性を有する接続要素を適切に曲げることによって修正され、これは、脊柱に脊柱インプラントが挿入されている間、行われるべきであり、処置をより難しくしている。
【0006】
本発明の目的は、簡単な構成から成る、脊柱の堆体の安定化及び固定のための脊柱インプラントを創作することにあり、それによって、剛性を有する接続要素と弾性を有する接続要素の挿入及び結合が簡素化され、特に、剛性を有する第1接続要素を、弾性を有する第2接続要素に対して、ある角度範囲の至る所で位置合わせすることが可能である。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この目的は、結合手段が、別の骨ネジ上に設けられ、かつ第1接続要素をしっかりと保持するための第1クランプ装置及び第2接続要素をしっかりと保持するための第2クランプ装置を備え、当該第1クランプ装置は、第1接続要素の球状に設計された端領域のためのU状受け入れ部を有し、クランプ手段が、当該U状受け入れ部上に配置可能であり、当該クランプ手段によって当該球状の端領域が当該U状受け入れ部の底面に対してクランプされることが可能である、という本発明によって達成される。
【0008】
この設計によって、剛性を有する第1接続要素を、第1クランプ装置、さらには弾性を有する第2接続要素に対して、ある角度範囲の至る所で位置合わせすることが可能であり、また当該第1接続要素を堆体に挿入された骨ネジに最適な方法で適合することが可能であり、それゆえに、処理の間において、剛性を有する接続要素の複雑かつ困難な曲げによってではなく、第1接続要素の多軸的な位置合わせの実現によって、堆体での骨ネジの不正確な配置を補うことができる。
【0009】
望ましくは、U状受け入れ部の底面は、第1接続要素の球状の端領域に応じた凹球形状を有し、これにより、第1クランプ装置において、第1接続要素の球状の端領域についての最適な押し付けとその結果として最適な固定が得られる。
【0010】
望ましくは、第1接続要素の球状の端領域の方に向く、クランプ手段の表面は凹球形状の凹部を有し、これにより、第1クランプ装置において、当該球状の端領域のしっかりとした保持及び固定がさらに改善される。
【0011】
望ましくは、クランプ手段は、U状受け入れ部に形成されたネジ山にねじ込むことが可能なクランプネジを備え、これにより、クランプ手段を簡単に設計できる。
【0012】
望ましくは、クランプ手段は、押し付け要素を備え、当該押し付け要素は、クランプネジと第1接続要素の球状の端領域との間に挿入可能である。これにより、クランプネジが第1接続要素の球状の端領域に直接接触せず、その結果、クランプ処理の間、この球状の端領域が損傷することを防止でき、さらには破片や削りくずが発生しなくなる。
【0013】
望ましくは、クランプネジは、押し付け要素に回転可能に接続され、これにより、クランプネジと押し付け要素を一つのユニットとしてU状受け入れ部に挿入することが可能であり、その結果、この挿入処理を簡素化できる。
【0014】
本発明の他の有利な態様では、第2クランプ装置は、第2接続要素の端領域のための別のU状受け入れ部を備え、当該別のU状受け入れ部上には、別のクランプ手段が配置可能であって、当該別のクランプ手段によって、第2接続要素の端領域が当該別のU状受け入れ部において保持される。これにより、2つの接続要素が結合手段に挿入され、互いに独立してクランプされる。
【0015】
望ましくは、第2接続要素の端領域の方に向く、別のクランプ手段の表面及び/または別の凹状受け入れ部には構造が設けられている。これにより、弾性を有する第2接続要素と、別のクランプ手段及び/または別のU状受け入れ部の底面との間の接続が改善される。
【0016】
望ましくは、第2接続要素の少なくとも端領域には、別のU状受け入れ部の構造と補完関係となるように設計された別の構造が設けられ、これにより、第2接続要素と別のU状受け入れ部との間において、ぴったりと合った接続が実現される。
【0017】
望ましくは、構造及び別の構造は、第2接続要素の長軸に対して実質的に横切るように位置合わせされたリブ及び溝で構成されており、リブ及び溝は簡単に作製される。
【0018】
以下に、本発明の実施態様を、添付図面を参照しつつ例を挙げてより詳しく説明する。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】剛性を有する第1接続要素と、弾性を有する第2接続要素と、これらの接続要素が挿入されて保持される骨ネジと、当該2つの接続要素の端領域が挿入されて固定される別の骨ネジとを備える脊柱インプラントを立体的に示す図である。
【図2】第2接続要素をしっかりと保持するための、別の骨ネジ上に設けられた第2クランプ装置を立体的に示す図である。
【図3】別の骨ネジのU状受け入れ部に設けられた、押し付け要素を有するクランプ手段の拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
図1において立体的に示された脊柱インプラント1は、剛性を有する第1接続要素2を備えている。この第1接続要素2は第1骨ネジ3で保持されており、当該第1骨ネジ3は、既知のように、ねじ込み部4を備えており、当該ねじ込み部4は、同様に既知の方法で一つの堆体にねじ込まれることが可能である(図示せず)。この第1骨ネジ3には、第1接続要素2を保持するための第1受け入れ手段5が設けられており、当該受け入れ手段5は、第1骨ネジ3の頭部6においてU状受け入れ部7として設けられている。第1接続要素2は、棒材として設計されており、U状受け入れ部7に配置される。U状受け入れ部7は、内側にネジ山8を有しており、当該ネジ山8には、既知の方法でクランプネジがねじ込まれ(図示せず)、当該クランプネジによって第1接続要素2がU状受け入れ部7にクランプされる。
【0021】
ここで示される脊柱インプラント1は、さらに、弾性を有し、かつ第2骨ネジ10で保持される第2接続要素9を備えている。この第2骨ネジ10は、同様に、既知の方法で一つの堆体にねじ込まれる(図示せず)ねじ込み部11を備えている。第2骨ネジ10の頭部12には、第2受け入れ手段13が設けられており、当該第2受け入れ手段13において、第2接続要素9は第2骨ネジ10に固定されて保持される。このような、第2接続要素を受け入れるための第2受け入れ手段を有する第2骨ネジは、上記の特許文献2で詳細に述べられている。
【0022】
図1から理解できるように、第1接続要素2の端領域14と第2接続要素9の端領域15とは、結合手段16において結合されるように保持されている。この結合手段16は、別の骨ネジ18の頭部17に設けられており、当該別の骨ネジ18には、同様に別のねじ込み部19が設けられており、当該ねじ込み部19によって、この別の骨ネジ18もまた既知の方法で堆体にねじ込まれる(図示せず)。
【0023】
図1からさらに理解できるように、別の骨ネジ18の頭部17に設けられた結合手段16は、第1接続要素2をしっかりと保持するための第1クランプ装置20と、第2接続要素9をしっかりと保持するための第2クランプ装置21とを備えており、これらについては後で詳細に説明する。第1クランプ装置20にはU状受け入れ部22が設けられており、当該U状受け入れ部22には、第1接続要素2の端領域14が挿入される。第1接続要素2の端領域14は球状に設計されている。U状受け入れ部22の底面23は、第1接続要素2の球状の端領域14に対応する凹球形状24を有している。
【0024】
U状受け入れ部22にはネジ山25が設けられており、当該ネジ山25にはクランプネジ26がねじ込まれる。ここで示す実施形態例では、クランプネジ26と、U状受け入れ部22に挿入される第1接続要素2の球状の端領域14との間に、押し付け要素27が配置される。既知のように、押し付け要素27の一つの面はそれ自身をクランプネジ26で支持する。この押し付け要素27における、第1接続要素2の球状の端領域14の方へ向く面は、当該第1接続要素2の球状の端領域14に対応した凹球形状の凹部28を有している。
【0025】
クランプネジ26がネジ山25にねじ込まれて締め付けられた状態では、このクランプネジ26は押し付け要素27を押し付け、凹球形状の凹部28は、第1接続要素2の球状の端領域14に押し付けられる。これにより、次には、第1接続要素2のこの球状の端領域14は、U状受け入れ部22の底面23の凹球形状24に押し付けられる。その結果、第1接続要素2は、別の骨ネジ18の結合手段16において、最適な方法で保持される。第1接続要素2の端領域14の球状設計及び第1クランプ装置20での対応する凹球形状の受け入れ領域24,28によって、第1接続要素2は、クランプネジ26の締め付けの前において、角度をつけて位置合わせされて、その結果、当該第1接続要素2は最適な方法で第1骨ネジ3に対して多軸的に位置合わせされる。これにより、設けられた脊柱インプラントでの第1接続要素2の挿入が非常に簡素化される。よって、安定化のために脊柱に脊柱インプラントを挿入している間において、第1接続要素2を曲げることによって位置合わせすることが不要となる。
【0026】
図2から理解できるように、別の骨ネジ18の頭部17に配置される第2クランプ装置21は、別のU状受け入れ部29を備えている。第2接続要素9の端領域15は、別のU状受け入れ部29に挿入される。少なくとも第2接続要素9のこの端領域14には、複数の構造30が設けられており、当該複数の構造30は、ここに示される実施形態例では、第2接続要素9の長軸に対して実質的に横切るように位置合わせされた複数のリブ31及び複数の溝32として設計されている。図2から理解できるように、別のU状受け入れ部29には、別の複数の構造33が設けられており、当該複数の構造33は、同様に、第2接続要素9の複数のリブ31及び複数の溝32に対応する複数のリブ34及び複数の溝35として設計されている。この設計により、第2クランプ装置21と第2接続要素9の端領域15との間において、ぴったりと合った接続が得られる。もちろん他の構造形態を定めることも考えられる。例えば、これらを別のU状受け入れ部29だけに設け、第2接続要素9の端領域15がU状受け入れ部29に挿入された際にその構造形態が第2接続要素9の端領域15の表面に入り込み、これにより、同様に、実質的にぴったりと合った接続が得られる。
【0027】
別のU状受け入れ部29は別のクランプ手段36によって塞がれ、ここで示される実施形態例では、当該別のクランプ手段36は、既知のように挿入部37で構成されており、当該挿入部37は弾性材料から成り、当該挿入部37にはスナップ要素38が設けられ、当該スナップ要素38は、挿入された状態において、別のU状受け入れ部29に設けられた窓部39にスナップして(パチンとはまって)、この位置で挿入部37を保持する。挿入部37には、複数の構造40も設けられており、当該複数の構造40は、第2接続要素9の端領域15の複数の構造30及び別のU状受け入れ部29での別の複数の構造33と協働することが可能である。
【0028】
この別のクランプ手段36は、別のU状受け入れ部29にそれに応じて設けられたネジ山にねじ込まれるクランプネジで構成されることも可能である。もちろん他の既知の適切なクランプ装置も考えられる。
【0029】
図3に係る拡大図から理解できるように、第1クランプ装置20(図1)にねじ込まれるクランプネジ26と、挿入された押し付け要素27とは、回転可能に互いに接続される。この目的のために、押し付け要素27は突出部41を有し、当該突出部41はクランプネジ26の穴42内に突出し、当該突出部41には突起43が設けられている。穴42には溝44が設けられており、突起43は当該溝44に入り込む。突出部41には複数の開口45が設けられており、この突出部41は穴42内へ押し付けられる。突起43が溝44に達すると、弾性張力の解放が発生する。これにより、押し付け要素27は、回転可能にクランプネジ26に接続され、その結果、脊柱インプラントの挿入の間での取り扱いが簡素化される。突起43及び溝44には遊びが設けられており、クランプネジ26の締め付け及び押し付け要素27の押し付けの間、ここには力がかからない。
【0030】
この種の脊柱インプラントで使用される、弾性を有する第2接続要素は、望ましくは、ベースがポリウレタンで他の部分がチタン合金で形成された、生体適合性を有する合成材料で形成されている。もちろん、他の適切な材料もまた使用されても良い。
【0031】
上記においては、第1ネジ及び中間ネジが剛性を有する接続要素を介して互いに接続され、中間ネジ及び第2ネジが弾性を有する接続要素を介して互いに接続された、合計3つのネジから成る実施形態について説明した。もちろん、例えば、剛性を有する接続要素及び弾性を有する接続要素が2つよりも多いネジにわたって存在するような、より多くのネジを有する多くの他の実施形態例が考えられる。また、例えば、剛性を有する接続要素が弾性を有する2つの接続要素の間に挿入され、これらの接続要素の接続領域にすでに述べた別の骨ネジが挿入されるなどして、2つよりも多い接続要素が使用されることも考えられる。望ましい方法で組み立てられたこのような脊柱インプラントは、必要に応じて使用される。
【0032】
この発明により、最適な方法で状況に適合された、脊柱の複数の堆体の安定化及び固定のための脊柱インプラントが得られ、これにより、最適な方法で、弾性を有する接続要素に対する、剛性を有する接続要素の多軸的な適合が達成可能である。
【符号の説明】
【0033】
1 脊柱インプラント
2 第1接続要素
3 第1骨ネジ
4,11 ねじ込み部
5 第1受け入れ手段
9 第2接続要素
10 第2骨ネジ
13 第2受け入れ手段
14,15 端領域
16 結合手段
18 別の骨ネジ
20 第1クランプ装置
21 第2クランプ装置
22,29 U状受け入れ部
23 底面
24 凹球形状
26 クランプネジ
27 押し付け要素
28 凹部
30,33,40 構造
36 クランプ手段
31,34 リブ
32,35 溝

【特許請求の範囲】
【請求項1】
脊柱の堆体の安定化及び固定のための脊柱インプラントであって、
堆体にねじ込み可能なねじ込み部(4)と第1受け入れ手段(5)とを有する少なくとも一つの第1骨ネジ(3)と、
堆体にねじ込み可能なねじ込み部(11)と第2受け入れ手段(13)とを有する少なくとも一つの第2骨ネジ(10)と、
剛性を有し、前記第1骨ネジ(3)の前記第1受け入れ手段(5)に挿入可能であり、そこに固定可能な少なくとも一つの第1接続要素(2)と、
弾性を有し、前記第2骨ネジ(10)の前記第2受け入れ手段(13)に挿入可能であり、そこに固定可能な少なくとも一つの第2接続要素(9)と、
前記第1接続要素(2)と前記第2接続要素(9)を結合可能な結合手段(16)と
を備え、
前記結合手段(16)は、別の骨ネジ(18)上に設けられ、かつ前記第1接続要素(2)をしっかりと保持するための第1クランプ装置(20)及び前記第2接続要素(9)をしっかりと保持するための第2クランプ装置(21)を備え、当該第1クランプ装置(20)は、前記第1接続要素(2)の球状に設計された端領域(14)のためのU状受け入れ部(22)を有し、クランプ手段(26,27)が、当該U状受け入れ部(22)上に配置可能であり、当該クランプ手段によって当該球状の端領域(14)が当該U状受け入れ部(22)の底面(23)に対してクランプされることが可能である、脊柱インプラント。
【請求項2】
請求項1に記載の脊柱インプラントであって、
前記U状受け入れ部(22)の前記底面(23)は、前記第1接続要素(2)の球状の前記端領域(14)に応じた凹球形状(24)を有する、脊柱インプラント。
【請求項3】
請求項1及び請求項2のいずれか一つに記載の脊柱インプラントであって、
前記第1接続要素(2)の球状の前記端領域(14)の方に向く、前記クランプ手段(26,27)の表面は、凹球形状の凹部(28)を有する、脊柱インプラント。
【請求項4】
請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の脊柱インプラントであって、
前記クランプ手段は、前記U状受け入れ部(22)に形成されたネジ山(25)にねじ込むことが可能なクランプネジ(26)を備える、脊柱インプラント。
【請求項5】
請求項4に記載の脊柱インプラントであって、
前記クランプ手段は、押し付け要素(27)を備え、当該押し付け要素は、前記クランプネジ(26)と前記第1接続要素(2)の球状の前記端領域(14)との間に挿入可能である、脊柱インプラント。
【請求項6】
請求項5に記載の脊柱インプラントであって、
前記クランプネジ(26)は、前記押し付け要素(27)に回転可能に接続される、脊柱インプラント。
【請求項7】
請求項1乃至請求項6のいずれか一つに記載の脊柱インプラントであって、
前記第2クランプ装置(21)は、前記第2接続要素(9)の端領域(15)のための別のU状受け入れ部(29)を備え、当該別のU状受け入れ部(29)上には、別のクランプ手段(36)が配置可能であって、当該別のクランプ手段(36)によって、前記第2接続要素(9)の前記端領域(15)が当該別のU状受け入れ部(29)において保持される、脊柱インプラント。
【請求項8】
請求項7に記載の脊柱インプラントであって、
前記第2接続要素(9)の前記端領域(15)の方に向く、前記別のクランプ手段(36)の表面及び/または前記別の凹状受け入れ部(29)には構造(33,40)が設けられている、脊柱インプラント。
【請求項9】
請求項8に記載の脊柱インプラントであって、
前記第2接続要素(9)の少なくとも前記端領域(15)には、前記別のU状受け入れ部(29)の前記構造(33)と補完関係となるように設計された別の構造(30)が設けられている、脊柱インプラント。
【請求項10】
請求項9に記載の脊柱インプラントであって、
前記構造(33)及び前記別の構造(30)は、前記第2接続要素(9)の長軸に対して実質的に横切るように位置合わせされたリブ(31,34)及び溝(32,35)で構成されている、脊柱インプラント。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−213625(P2012−213625A)
【公開日】平成24年11月8日(2012.11.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−73941(P2012−73941)
【出願日】平成24年3月28日(2012.3.28)
【出願人】(503181059)シュピネラープ アクチエンゲゼルシャフト (8)
【Fターム(参考)】