説明

腫瘍治療のための組成物と方法

【課題】腫瘍細胞のゲノムにおいて増幅するADAM8遺伝子の同定に基づき、遺伝子増幅は、同型組織の正常細胞と比較して遺伝子産物の過剰発現に関連し、腫瘍形成に貢献しているので、増幅遺伝子によってコードされているADAM8タンパク質の発現を検出する。
【解決手段】(a)試験試料中のADAM8ポリペプチドの発現をインビトロで検出すること、及び(b)該試験試料中の発現レベルをコントロールと比較することを含み、このときコントロール試料と比較して該試験試料中の該ポリペプチドレベルの発現が高い場合に、試験試料を採取した該哺乳動物に腫瘍があることを示す、新生物性疾患のインビトロ検出方法。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a) 試験試料中のADAM8ポリペプチドの発現をインビトロで検出すること、及び(b) 該試験試料中の発現レベルをコントロールと比較することを含み、このときコントロール試料と比較して該試験試料中の該ポリペプチドレベルの発現が高い場合に、試験試料を採取した該哺乳動物に腫瘍があることを示す、新生物性疾患のインビトロ検出方法。
【請求項2】
(a) 抗ADAM8抗体に結合させることによって試験試料中のADAM8ポリペプチドをインビトロで検出すること、及び(b) 該試験試料中の抗体とポリペプチドの複合体レベルをコントロールのものと比較することを含み、このときコントロールと比較して該試験試料中の複合体レベルが高い場合に、試験試料を採取した該哺乳動物に腫瘍があることを示す、新生物性疾患のインビトロ検出方法。
【請求項3】
前記抗体が検出可能に標識されている、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記の組織細胞の試験試料が、腫瘍を有すると思われる個体から得たものである、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
請求項2に記載の方法に従って用いる場合に、抗ADAM8抗体と担体を適切にパッケージ化して具備する診断用キット。
【請求項6】
さらに、腫瘍細胞を含有すると思われる試料中のADAM8ポリペプチドの存在を検出するための前記抗体の使用についての指示書を具備する、請求項5に記載のキット。
【請求項7】
(a) 全RNA試料中のADAM8 mRNAをインビトロで検出すること、及び
(b) 該試験試料中のmRNAレベルをコントロールのものと比較することを含み、このときコントロールと比較して該試験試料中のmRNAレベルが高い場合に、試験試料を採取した該哺乳動物に腫瘍があることを示す、新生物性疾患のインビトロ検出方法。
【請求項8】
腫瘍が乳、大腸又は肺の腫瘍である、請求項1から4及び7の何れか一に記載の方法。

【公開番号】特開2012−68254(P2012−68254A)
【公開日】平成24年4月5日(2012.4.5)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2011−231764(P2011−231764)
【出願日】平成23年10月21日(2011.10.21)
【分割の表示】特願2001−513995(P2001−513995)の分割
【原出願日】平成12年7月27日(2000.7.27)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.サランラップ
【出願人】(509012625)ジェネンテック, インコーポレイテッド (357)
【Fターム(参考)】