説明

自動プリンタ登録

【課題】印刷装置の登録ステップを自動化し、クライアントマシンに識別情報を提供し、ネットワーク中の利用可能な印刷装置の正しい状態を維持する。
【解決手段】コンピュータにより実行される、印刷装置を自動登録する方法である。該方法は、通信ネットワークを介して前記印刷装置から、前記印刷装置が印刷データ処理に利用可能であることを示す通知データを受信する段階と、前記印刷装置から前記通知データを受信したのに応答して、属性データ要求を生成して前記印刷装置に送信する段階と、前記印刷装置から、前記印刷装置の1つ以上の属性の1つ以上の属性値を含む属性データを受信する段階と、前記印刷装置から前記属性データを受信したのに応答して、前記属性データに基づき前記印刷装置を登録する段階を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は印刷装置の自動登録に関する。
【背景技術】
【0002】
このセクションで説明するアプローチは、達成しようとすることができるものであるが、必ずしも以前に思いついたものや達成しようと試みたものではない。それゆえ、特に注意しない限り、このセクションに記載したアプローチはいずれもこのセクションに記載したことをもって先行技術であると考えるべきではない。
【0003】
印刷装置をネットワークに追加するとき、様々な非効率が現れる。第1に、印刷装置をネットワークに登録するには多数のマニュアルステップが必要である。第2に、特に、印刷装置とクライアントマシンが異なるオペレーティングシステムで動作している場合に、ネットワーク上のクライアントマシンがその印刷装置と通信できないことがある。よって、印刷装置を接続するために、ユーザはその印刷装置のネットワークアドレスを知っているか、プリンタマネージャによりすべての印刷装置がネットワークのどこに登録されているかサーチしなければならない。
【0004】
第3に、プリンタマネージャ上の情報は古くなっているかも知れない。例えば、プリンタマネージャは、印刷装置が印刷ジョブを処理できないとき(例えば、「用紙切れ」や「トナー無し」)、印刷装置を自動的に更新しない。このように、印刷装置が利用できないのに印刷ジョブを送信しようとしているクライアントアプリケーションはエラーを経験するが、このエラーをエンドユーザは即座に理解はできないであろう。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
それゆえ、印刷装置の登録ステップを自動化し、クライアントマシンに識別情報を提供し、ネットワーク中の利用可能な印刷装置の正しい状態を維持する必要がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施形態によると、印刷装置を自動登録するアプローチ(approach)が提供される。印刷装置は、少なくとも印刷データを処理して、その印刷データに反映された電子文書の印刷バージョンを生成するいかなる装置であってもよい。本アプローチによると、通信ネットワークを介して印刷装置から通知データを、例えばプリンタマネージャで受信する。その通知データは、印刷装置が印刷データの処理に利用可能であることを示している。印刷装置は、プリンタマネージャと同じネットワークに追加されたとき、通知データを送信する。あるいは、プリンタマネージャは、まだ登録されていない印刷装置を探して、ネットワークを調査(probe)してもよい。印刷装置から通知データを受信したのに応答して、プリンタマネージャは、属性データ要求を生成して印刷装置に送信する。属性データは、印刷装置の名称、印刷装置のモデル、印刷装置の場所、印刷装置のネットワークアドレスを含み得るがこれらに限定はされない。属性データは、印刷装置から受信され、印刷装置の1つ以上の属性の1つ以上の属性値を含んでいる。印刷装置から属性データを受信したのに応答して、印刷装置は、属性データに基づき登録される。
【0007】
一実施形態によると、プリンタマネージャは、(例えば、利用可能な印刷装置に対するクライアント要求に基づき)クライアントに印刷装置を識別する識別情報を送信し、クライアント装置が印刷データを印刷装置に送信できるようにする。印刷装置が利用不能になると、プリンタマネージャはその印刷装置の状態を「オフライン」に設定するか、またはその印刷装置を登録抹消する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下の詳細な説明では、説明を目的として、本発明を完全に理解してもらうために、具体的な詳細事項を開示した実施形態例を記載する。しかし、言うまでもなく、本発明はこれらの詳細がなくても実施することができる。他の場合では、ブロック図に周知の構造とデバイスを示すが、これは本発発明が不明瞭になることを避けるためである。
【0009】
機能概要
図1は、本発明の一実施形態による、印刷装置の自動登録ステップを示すフロー図である。ステップ102において、通信ネットワークを介して印刷装置から通知データを受信する。一実施形態によると、プリンタマネージャ上で実行されているエージェントプロセスがその通知データを受信する。その通知データは、印刷装置が印刷データの処理に利用可能であることを示している。ステップ104において、印刷装置からの通知データに応答して、エージェントプロセスは、例えば属性データに対する要求を生成してその印刷装置に送信する。ステップ106において、属性データを印刷装置から受信する。その属性データは印刷装置の1つ以上の属性の1つ以上の属性値を含んでいる。ステップ108において、印刷装置からの属性データの受信に応答して、その印刷装置はその属性データに基づき登録される。
【0010】
アーキテクチャの概要
図2を参照して、本発明の一実施形態を実施するシステム200を示す機能ブロック図を示している。図示したように、システム200は、印刷装置210、クライアント装置220、プリンタマネージャ230、及びネットワーク240を含む。簡単のため、印刷装置210とクライアント装置220は1つずつしか示していない。しかし、本発明は印刷装置210とクライアント装置220の数がいくつの場合でも適用可能である。
【0011】
印刷装置210は、その属性データ(例えばメタデータ)に対する要求を処理する属性要求ハンドラ212を実行する印刷装置を表している。印刷装置210は、クライアント装置220から受け取った印刷データを処理して、印刷データに反映された電子文書の印刷バージョンを生成できる任意タイプの装置により実施できる。印刷装置210は印刷プロセス214も含む。この印刷プロセス214は、印刷データに反映された電子文書の印刷バージョンを生成するために印刷データを受信して処理する。
【0012】
ここで、「印刷装置」との用語は、印刷サービスのみを提供する装置には限定されない。「印刷装置」は、印刷機能を実行できるものであればいかなる装置であってもよい。今日、多数の印刷装置が印刷に加えてコピーやスキャン等の機能を提供している。それゆえ、「印刷装置」はかかる装置も含むものである。
【0013】
クライアント装置220は、クライアントアプリケーション222とプリンタドライバ224とを実行するクライアントマシンである。クライアントアプリケーション222は、電子文書のハードコピーを印刷する要求を出すことができるものならいかなるアプリケーションであってもよい。クライアントアプリケーション222は、例えば、印刷装置210で印刷する電子文書を作成したり既存の電子文書をオープンしたりするワードプロセッサである。クライアントアプリケーション222の他の例としては、表計算プログラム、グラフィックスプログラム、ファイナンスアプリケーション等があるが、これらに限定はされない。
【0014】
プリンタドライバ224は、文書印刷要求を送信できるものであればいかなるプロセスであってもよい。プリンタドライバ224は、論理的にクライアントアプリケーション222の一部であってもよいし、図示したように別途実行されるプロセスであってもよい。プリンタドライバ224は、(ネットワーク240を介して)直接てきに、またはプリンタマネージャ230により間接的に、クライアント装置220と印刷装置210の間の通信を制御する。プリンタドライバ224は、他のコンピュータプログラムからの通信を印刷装置210が理解できる言語に変換する仲介者として使用される。プリンタドライバの使用により印刷装置の独立性が促進される。例えば、クライアントアプリケーション222がワードプロセッサプログラムである場合、(従来)そのワードプロセッサプログラムは電子文書からページをいかに印刷するか印刷装置210に直接命令しない。むしろ、クライアントアプリケーション222は、クライアント装置220のオペレーティングシステムに、印刷装置210に印刷するページを送信するように命令する。オペレーティングシステムがそのページをプリンタドライバ224に転送する。プリンタドライバ224は、印刷装置210が理解できるフォーマットにそのページを変換する。
【0015】
プリンタマネージャ230は印刷装置(例えば印刷装置210)の自動登録をする。プリンタマネージャ230は、クライアント装置220と印刷装置210の間の印刷要求やイベント情報等の転送要求もする。プリンタマネージャ230はエージェントプロセス232とプリンタレジストラ234を有する。エージェントプロセス232は、プリンタマネージャ230上で動作し、それ自体と1つ以上の印刷装置との間の通信を処理する。かかる通信は次を含む:1)印刷装置が印刷要求の処理に利用できることを示す印刷装置からのメッセージ(例えばHELLOメッセージ)、2)印刷装置の属性データの要求、3)印刷装置の属性値を示す応答、4)印刷装置が印刷要求の処理に利用できないことを示すその印刷装置からのメッセージ(例えば、BYEメッセージ)。エージェントプロセス232は、属性データを受信した印刷装置のドライバへのアクセスも処理する。
【0016】
エージェントプロセス232は印刷装置をプリンタレジストラ(printer registrar)234に登録する。プリンタレジストラ234は、属性(すなわち登録)データをプリンタマネージャ230に登録された各印刷装置に関連づける組織化された情報のデータベースである。属性データは印刷装置の次の属性のうちの少なくとも1つを含む:名称、モデル、場所(location)、ネットワークアドレス、機能、及びその印刷装置と関連するドライバのURL。プリンタレジストラ234は、登録抹消された印刷装置に関する属性データも維持する。
【0017】
エージェントプロセス232と属性要求ハンドラ212は、様々なプロトコルを用いて通信できる。通信は、ウェブサービスディスカバリ、ウェブサービスメタデータエクスチェンジ、及びウェブサービスイベンティング(Web Services Discovery、Web Services MetadataExchange、Web Services Security、及びWeb Services Eventing)を含むウェブサービスプロトコルを用いて送受信される。これらのプロトコルは、装置を発見し、装置・サービスメタデータを交換し、セキュアメッセージングを可能とし、イベント情報を処理するプラットフォームに依存しない方法を提供し、独立したベンダーの装置が互いに通信できるようにする。
【0018】
ネットワーク240は、そのネットワーク中のいろいろなノード間におけるデータの交換を提供する媒体またはメカニズムにより実装される。ネットワーク240の例としては、これに限定されないが、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、イーサネット(登録商標)、インターネット等のネットワークや、地上波、衛星波、または無線リンク等が含まれる。ネットワーク240は、ここに説明したようなネットワークを組み合わせたものを含んでいてもよい。ネットワーク240は、TCP(Transmission Control Protocol)とIP(Internet Protocol)によりデータを伝送してもよい。
【0019】
印刷装置の自動登録
図3は、本発明の一実施形態による、印刷装置210をプリンタマネージャ230に自動登録するための印刷装置210、エージェントプロセス232、及びプリンタレジストラ234の間の通信例を示すシーケンス図である。図3の印刷装置210とその説明を参照すると、印刷装置210は機能(例えば、送受信)を実行する属性要求ハンドラ212を含む。しかし、図3を不必要に分かりにくくしないために、印刷装置210はその機能を実行するものとして図示及び説明する。
【0020】
ステップ1において、印刷装置210は、その印刷装置210が印刷データの処理をできることを示す通知データ(例えばHELLOメッセージ)をエージェントプロセス232に送信する。この通知データはマルチキャストメッセージであり得る。印刷装置等の新しく追加された装置を発見するためにネットワーク240を通してエージェントプロセス232により送信される(例えば、WS−Discoveryを用いた)ディスカバリ要求に応答して、エージェントプロセス232に通知データが送信されてもよく、その場合、通知データはユニキャストメッセージである。
【0021】
通知データに応答して、エージェントプロセス232は、印刷装置210の属性データに対する要求(例えばユニキャストメッセージ)を生成して、属性要求ハンドラ212に送信する(ステップ2)。その要求は、具体的な実施形態に応じたいかなるフォーマットやプロトコルに準拠したものでもよい。ステップ3において、属性要求ハンドラ212は、印刷装置210の1つ以上の属性の1つ以上の属性値を含む回答メッセージを示すメッセージを生成して、エージェントプロセス232に送信する。
【0022】
その回答メッセージは、具体的な実施形態に応じて、印刷装置210のいかなるタイプの属性の値を含むものであってもよい。ステップ3におけるメッセージ中の属性値の1つは、印刷装置210のドライバにアクセスするために使用される場所(location)データを含む得る。場所データの一例はユニフォームリソースロケータURLである。
【0023】
それゆえ、その場所データを用いて、エージェントプロセス232は印刷装置210のドライバにアクセス(例えばダウンロード)し、クライアントアプリケーション222が電子文書の印刷要求を印刷装置210に送信できるようにする(ステップ4)。クライアント装置220は、(例えば、クライアント装置220がプリンタマネージャ230に利用可能な印刷装置を問い合わせた時、)ドライバを読み出す要求をプリンタマネージャ230に送信する。あるいは、エージェントプロセス232は、クライアント装置220にドライバを自動的に提供する。他の実施形態では、エージェントプロセス232は、クライアント装置220がドライバにアクセスできるように、そのクライアント装置220に場所データ(URL等)を転送する。
【0024】
ステップ5において、エージェントプロセス232は印刷装置210をプリンタレジストラ(printer registrar)234に登録する。プリンタレジストラ234は、上記のように登録データの単なるデータベースではなく、ステップ3において受信した属性データの記憶を命令するプロセスであってもよい。それゆえ、プリンタレジストラ234は、属性データを記憶する要求及び属性データを読み出す要求を受信してそれに応答することもできる。属性データはプリンタマネージャ230とは別の装置に格納されてもよい。
【0025】
ステップ6において、エージェントプロセス232は、印刷装置210を特定する識別情報をクライアント装置220に提供することもできる。あるいは、クライアント装置への要求されていないメッセージを続けて送信することをさけるために、エージェントプロセス232は、利用可能な(すなわち登録された)印刷装置に対するクライアントアプリケーション222からの要求を受信した時にだけそれに応答してクライアントアプリケーション222に識別情報を提供する。識別情報は、印刷装置210のネットワークアドレス等、ステップ3でエージェントプロセス232に印刷装置210により送信された属性値の一部または全部を含んでいてもよい。識別情報は印刷装置210のドライバを含み得る。印刷装置210がプリンタマネージャ230に登録され、クライアントアプリケーション222が印刷装置210を識別する情報を有すると、クライアントアプリケーション222は、データ印刷要求を、プリンタドライバ224等を介して印刷装置210に送信することができる。クライアントアプリケーション222は、これらの要求を印刷装置210に直接送信してもよい。あるいは、クライアントアプリケーション222は、エージェントプロセス232にこれらの要求を送信し(ステップ7)、エージェントプロセス232がその要求を印刷装置210に転送してもよい(ステップ8)。
【0026】
エージェントプロセス232が各ステップ6、7、8を実行しなくてもよい。それゆえ、一実施形態では、プリンタレジストラ234がステップ6、7、8の1つ以上を実行するように構成される。
【0027】
印刷装置210は、何らかの理由で印刷データ処理に利用できない場合、例えば、印刷装置210が修理のためオフラインになっている場合、ステップ9において、その印刷装置210が印刷データ処理に利用できない事を示すメッセージ(BYEメッセージ等)を送信するように構成されていてもよい。しかし、場合によっては、印刷装置210はエージェントプロセス232に何らかのメッセージを送信できずにオフラインになる可能性もある。例えば、印刷装置210の電源が切られた場合である。かかる場合には、エージェントプロセス232は、印刷装置210に定期的に調べる(probe)ことによってのみ、印刷装置210が印刷データ処理に利用できないことを決定する。
【0028】
印刷装置210がプローブの1つ(以上)に応答しないとき、または印刷装置210がBYEメッセージ等をエージェントプロセス232に送信したとき、それに応答して、エージェントプロセス232は、例えばプリンタレジストラ234に通知して、印刷装置210の状態を「オフライン」に更新する(または印刷装置210を登録抹消する)(ステップ10)。プリンタレジストラ234は、印刷装置210の属性データ等、その印刷装置210に関連するすべての情報を削除してもよい。エージェントプロセス232またはプリンタレジストラ234は、印刷データ処理要求をクライアント装置220から受信する前か後に、印刷装置210が利用できないことをクライアント装置220に通知する。エージェントプロセス232またはプリンタレジストラ234は、エージェントプロセス232が識別情報を送信したすべてのクライアント装置のすべて、または登録された印刷装置をプリンタマネージャ230に問い合わせたクライアント装置だけに、この通知をすることができる。
【0029】
図4は、本発明の一実施形態による、エージェントプロセス232がネットワーク中の印刷装置から受信したメッセージの処理を示すフロー図である。ステップ402において、エージェントプロセス232は、印刷装置が印刷データ処理に利用可能である事を示すマルチキャストメッセージを、例えば指定ポートで「聞き」始める。エージェントプロセス232は、印刷装置からマルチキャストメッセージを受信すると、そのメッセージがHELLOメッセージであるか判断する(ステップ404)。メッセージがHELLOメッセージであるとき、エージェントプロセス232は、そのHELLOメッセージを送信した印刷装置がすでに登録されているか判断する(ステップ406)。まだなら、エージェントプロセス232は、印刷装置から属性データを読み出し(ステップ408)、その印刷装置に関連するドライバにアクセスし(ステップ410)、プリンタレジストラ234にその印刷装置を登録する(ステップ412)。エージェントプロセス232がまだ実行中であれば(ステップ414)、ステップ402に進み、エージェントプロセス232はマルチキャストメッセージを「聞き」続ける。
【0030】
ステップ406において、印刷装置がすでに登録されていると判断したとき、ステップ416に進み、その印刷装置は「オフライン」であるか判断する。「オフライン」であるとき、HELLOメッセージは印刷装置が、再度、印刷データ処理に利用可能であることを示し、ステップ418において印刷装置の状態が(例えば「レディ(ready)」状態に)更新される。印刷装置が「オフライン」でなければ、ステップ414に進む。
【0031】
ステップ404において、メッセージがHELLOメッセージでないと判断されると、そのメッセージはBYEメッセージであるか判断される(ステップ420)。BYEメッセージでないとき、ステップ414に進む。エージェントプロセス232は印刷装置の登録と登録抹消に関するステップしか実行しないことを示している。それゆえ、プリンタマネージャ230が印刷データの印刷要求の経路指定のみをするとき、プリンタマネージャ230上で実行されている他のプロセスがかかる要求を処理する。
【0032】
ステップ420において、メッセージがBYEメッセージであるとき、そのBYEメッセージを送信した印刷装置はプリンタマネージャ230に登録されているか判断する(ステップ422)。登録されている場合、エージェントプロセス232は、プリンタレジストラ234に通知すること等により、印刷装置を「オフライン」に更新し(ステップ424)、ステップ414に進む。あるいは、エージェントプロセス232は、プリンタレジストラ234から印刷装置を登録抹消してもよい。BYEメッセージを送信した印刷装置がプリンタマネージャ230に登録されていないとき、直接ステップ414に進む。
【0033】
実施メカニズム
ここで説明した印刷装置の自動登録方法は任意タイプの計算プラットフォームまたはアーキテクチャ上で実施することができる。図5は、本発明の一実施形態を実装するコンピュータシステム500を示すブロック図である。コンピュータシステム500は、情報をやりとりする通信メカニズムすなわちバス502と、バス502に結合した情報を処理するプロセッサ504とを有する。コンピュータシステム500は、さらに、情報とプロセッサ504により実行される命令とを格納する、バス502に結合したランダムアクセスメモリ(RAM)またはその他のダイナミック記憶装置等のメインメモリ506を含む。メインメモリ506は、プロセッサ504による命令の実行中に、一時的変数やその他の中間情報を記憶するために使用されてもよい。コンピュータシステム500は、さらに、プロセッサ504のために静的な情報と命令とを記憶する、バス502に結合された読み出し専用メモリ(ROM)508その他の静的記憶デバイスを含む。磁気ディスクや光ディスク等である記憶装置510は、情報と命令を格納するために設けられ、バス502に結合される。
【0034】
コンピュータユーザに情報を表示するため、コンピュータシステム500は、バス502を介して、ディスプレイ512である陰極線管(CRT)等に結合されてもよい。プロセッサ504に情報とコマンド選択を送るために、英数字その他のキーを含む入力装置514がバス502に結合される。他のタイプのユーザ入力装置として、マウス、トラックボール、またはカーソル方向キー等であるカーソル制御部516がある。これらは、プロセッサ504に方向情報とコマンド選択を送り、ディスプレイ512上のカーソルの動きを制御する。この入力装置は、典型的には2つの軸、すなわち第1の軸(例えばx軸)と第2の軸(例えばy軸)で2自由度を有し、これにより平面内の点を特定することができる。
【0035】
本発明は、個々に説明した方法を実装するためのコンピュータシステム500の使用にも関する。本発明の一実施形態によると、これらの方法のコンピュータシステム500による実行は、メインメモリ506に含まれる1つ以上の命令の1つ以上のシーケンスをプロセッサ504が実行することにより行われる。かかる命令は、他の機械読み取り可能媒体である記憶装置510等から、メインメモリ506に読み込まれてもよい。メインメモリ506に含まれる命令シーケンスの実行により、プロセッサ504はここに説明したプロセスステップを実行する。他の実施形態では、本発明の実装には、ソフトウェア命令に替えて、またはこれと組み合わせて、ソフトウェアがハードウェアに組み込まれた回路を使用してもよい。このように、本発明の実施形態は、ハードウェア回路とソフトウェアの特定の組み合わせに限定はされない。
【0036】
ここで、「機械読み取り可能媒体」との用語は、機械に特定のやり方で動作させるデータを提供するいかなる媒体も指す。コンピュータシステム500を用いて実装した一実施形態では、例えば、プロセッサ504が実行する命令を提供するために、様々な機械読み取り可能媒体が使用される。かかる媒体は、不揮発性媒体、揮発性媒体、伝送媒体等の多数の形式をとることができるが、これらに限定はされない。不揮発媒体には、例えば、光ディスクまたは磁気ディスクが含まれ、記憶装置510等である。揮発性媒体には、ダイナミックメモリであるメインメモリ506等が含まれる。伝送媒体には、同軸ケーブル、銅ワイヤ、光ファイバが含まれ、バス502を含むワイヤも含まれる。伝送媒体は、音波や光波であって、無線通信や赤外線データ通信中に生成されるものの形態を取ることもできる。
【0037】
機械読み取り可能媒体の一般的な形態には次のものが含まれる。例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、その他の磁気媒体、CD−ROMその他の光媒体、パンチカード、紙テープ、その他の穴のパターンを有する物理媒体、RAM、PROM、EPROM、フラッシュEPROM、その他のメモリチップまたはカートリッジ、以下に説明する搬送波、コンピュータが読み取れるその他のいかなる媒体。
【0038】
プロセッサ504が実行する1つ以上の命令の1つ以上のシーケンスの搬送には、機械読み取り可能媒体の様々な形態が使用される。例えば、命令は最初にリモートのコンピュータの磁気ディスク上に担われていてもよい。リモートコンピュータは、その命令をそのダイナミックメモリにロードして、モデムを用いて電話回線を介してその命令を送信することができる。コンピュータシステム500にあるモデムが、電話回線上のデータを受信し、赤外トランスミッタを用いてそのデータを赤外信号に変換することができる。赤外検出器が赤外信号で搬送されたそのデータを受信して、適当な回路がそのデータをバス502に載せることができる。バス502はそのデータをメインメモリ506に送り、プロセッサ504はそのメインメモリ506から命令を読み出して実行する。メインメモリ506が受け取った命令は、プロセッサ504が実行する前か後に、任意的に、記憶装置510に記憶されてもよい。
【0039】
コンピュータシステム500は、バス502に結合した通信インターフェイス518も含む。通信インターフェイス518は、ローカルネットワーク522に接続されたネットワークリンク520に結合した双方向データ通信を提供する。例えば、通信インターフェイス518は、統合デジタルサービスネットワーク(ISDN)カードまたはモデムであって、対応するタイプの電話回線へのデータ通信接続を提供してもよい。他の例として、通信インターフェイス518は、ローカルエリアネットワーク(LAN)カードであって、互換性のあるLANへのデータ通信接続を提供してもよい。無線リンクで実装してもよい。かかる実装では、通信インターフェイス518は、いろいろなタイプの情報を表すデジタルデータストリームを搬送する電気的、電磁気的、または光学的信号を送受信する。
【0040】
ネットワークリンク520は、一般的には、1つ以上のネットワークを介して他のデータデバイスへのデータ通信を提供する。例えば、ネットワークリンク520は、ホストコンピュータ524またはインターネットサービスプロバイダ(ISP)526により運営されているデータ機器へのローカルネットワーク522を介した通信を提供する。ISP526は、これに対して、現在は一般的に「インターネット」528と呼ばれている、世界規模のパケットデータ通信ネットワークを介してデータ通信サービスを提供する。ローカルネットワーク522とインターネット528は、両方とも、デジタルデータストリームを担う電気的、電磁気的、または光学的信号を使用する。様々なネットワーク中の信号やネットワークリンク520と通信インターフェイス518上の信号は、コンピュータシステム500との間でデジタルデータを搬送し、情報を伝送する搬送波の形態例である。
【0041】
コンピュータシステム500は、ネットワーク、ネットワークリンク520、及び通信インターフェイス518を介して、メッセージを送信しプログラムコードを含むデータを受信することができる。インターネットの例では、サーバ530は、インターネット528、ISP526、ローカルネットワーク522、及び通信インターフェイス518を介して、要求されたアプリケーションプログラムのコードを送信してもよい。
【0042】
受信したコードは、受信しつつプロセッサ504により実行されてもよいし、後で実行するために記憶装置510またはその他の不揮発性記憶装置に記憶されてもよい。このように、コンピュータシステム500は、搬送波の形態でアプリケーションコードを取得してもよい。
【0043】
上記の通り明細書では、実施ごとに変わり得る多数の詳細を参照して本発明の実施形態を説明した。このように、本発明であり、出願人が本発明であると意図しているものを示すのは、願書に添付した特許請求の範囲であり、特許後の訂正も含め特許された請求項である。かかる請求項に含まれる用語についてここで明示的に記載した定義は、請求項で使用されるかかる用語の意味を司るものである。よって、請求項中に明示的に含まれていない限定、要素、特性、特徴、利益、または属性は、いかなる方法によっても、かかる請求項の範囲を限定するものではない。したがって、明細書と図面は例示であって限定ではないと考えるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0044】
本発明は、添付した図面において実施例によって示すが、本発明を限定するものではない。同じ参照数字は同じ要素を示す。
【図1】本発明の一実施形態による、印刷装置の自動登録ステップを示すフロー図である。
【図2】本発明の一実施形態を実施するシステムを示す機能ブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態による、印刷装置をプリンタマネージャに自動登録するための印刷装置とプリンタマネージャとの間の通信を示すシーケンス図である。
【図4】本発明の一実施形態による、プリンタマネージャと関連するエージェントプロセスがネットワーク中の印刷装置からのメッセージをいかに処理するか示すフロー図である。
【図5】本発明の一実施形態を実装するコンピュータシステムを示すブロック図である。
【符号の説明】
【0045】
200 システム
210 印刷装置
212 属性要求ハンドラ
214 印刷プロセス
220 クライアント装置
222 クライアントアプリケーション
224 プリンタドライバ
230 プリンタマネージャ
232 エージェントプロセス
234 プリンタレジストラ
502 バス
504 プロセッサ
506 メインメモリ
508 ROM
510 記憶装置
512 ディスプレイ
514 入力装置
516 カーソル制御部
518 通信インターフェイス
520 ネットワークリンク
522 ローカルネットワーク
524 ホスト
526 ISP
528 インターネット
530 サーバ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータにより実行される、印刷装置を自動登録する方法であって、
通信ネットワークを介して前記印刷装置から、前記印刷装置が印刷データ処理に利用可能であることを示す通知データを受信する段階と、
前記印刷装置から前記通知データを受信したのに応答して、属性データ要求を生成して前記印刷装置に送信する段階と、
前記印刷装置から、前記印刷装置の1つ以上の属性の1つ以上の属性値を含む属性データを受信する段階と、
前記印刷装置から前記属性データを受信したのに応答して、前記属性データに基づき前記印刷装置を登録する方法。
【請求項2】
前記1つ以上の属性は、前記印刷装置の名称、前記印刷装置のモデル、前記印刷装置の場所、前記印刷装置のネットワークアドレスのうちの1つ以上を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記属性データに基づいて、前記印刷装置の識別情報を生成する段階と、
クライアント装置のクライアントプロセスに、前記印刷装置を少なくとも特定する前記識別情報を送信する段階と、
前記クライアントプロセスから前記識別情報を含むデータ印刷要求を受信する段階と
前記識別情報に基づき、前記印刷装置に前記要求を転送する段階とをさらに有する、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
クライアント装置のクライアントプロセスへの前記識別情報の送信は、利用可能印刷装置に対する前記クライアント装置からの問い合わせの受信に応答して実行される、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記通知データを受信する段階はエージェントプロセスが前記通知データを受信する段階を含み、
前記属性データを受信する段階は前記エージェントプロセスが前記属性データを受信する段階を含み、
前記印刷装置を登録する段階は前記エージェントプロセスが前記印刷装置を登録する段階を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記エージェントプロセスと前記印刷装置との間の通信は、少なくともウェブサービスディスカバリ、ウェブサービスメタデータエクスチェンジ、ウェブサービスセキュリティ、及びウェブサービスイベンティングを含む複数のウェブサービスプロトコルに基づく、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
新しい印刷装置を発見するディスカバリ要求を生成し前記ネットワークを介して送信する段階をさらに有し、前記印刷装置は前記ディスカバリ要求の受信に応答して前記通知データを送信する、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記属性データは前記印刷装置と関連するドライバにアクセスするために使用する場所データを含み、
前記方法は前記場所データに基づき前記ドライバを読み出す段階をさらに有する、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記属性データは前記印刷装置と関連するドライバにアクセスするために使用する場所データを含み、
前記方法はクライアント装置に前記場所データを送信する段階をさらに有する、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記印刷装置を登録する段階は、印刷装置登録システムに前記印刷装置を識別する参照情報を追加する段階を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記印刷装置が印刷データ処理に利用できないことの表示を受信する段階と、
前記メッセージの受信に応答して、前記印刷装置登録システム中の前記印刷装置の状態を交信し前記印刷装置がオフラインであることを示す段階をさらに有する、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記通知データはマルチキャストメッセージフォーマットに従うメッセージで受信され、
前記属性データ要求はマルチキャストメッセージフォーマットに従う、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
印刷装置の自動登録のための機械読み取り可能媒体であって、1つ以上のプロセッサにより処理された時、
通信ネットワークを介して前記印刷装置から、前記印刷装置が印刷データ処理に利用可能であることを示す通知データを受信する段階と、
前記印刷装置から前記通知データを受信したのに応答して、属性データ要求を生成して前記印刷装置に送信する段階と、
前記印刷装置から、前記印刷装置の1つ以上の属性の1つ以上の属性値を含む属性データを受信する段階と、
前記印刷装置から前記属性データを受信したのに応答して、前記属性データに基づき前記印刷装置を登録する媒体。
【請求項14】
前記1つ以上の属性は、前記印刷装置の名称、前記印刷装置のモデル、前記印刷装置の場所、前記印刷装置のネットワークアドレスのうちの1つ以上を含む、請求項13に記載の機械読み取り可能媒体。
【請求項15】
前記1つ以上のプロセッサが処理したとき、
前記属性データに基づいて、前記印刷装置の識別情報を生成する段階と、
クライアント装置のクライアントプロセスに、前記印刷装置を少なくとも特定する前記識別情報を送信する段階と、
前記クライアントプロセスから前記識別情報を含むデータ印刷要求を受信する段階と
前記識別情報に基づき、前記印刷装置に前記要求を転送する段階とを実行させる1つ以上の追加命令をさらに有する、請求項13に記載の機械読み取り可能媒体。
【請求項16】
クライアント装置のクライアントプロセスへの前記識別情報の送信は、利用可能印刷装置に対する前記クライアント装置からの問い合わせの受信に応答して実行される、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記通知データを受信する段階はエージェントプロセスが前記通知データを受信する段階を含み、
前記属性データを受信する段階は前記エージェントプロセスが前記属性データを受信する段階を含み、
前記印刷装置を登録する段階は前記エージェントプロセスが前記印刷装置を登録する段階を含む、請求項13に記載の機械読み取り可能媒体。
【請求項18】
前記エージェントプロセスと前記印刷装置との間の通信は、少なくともウェブサービスディスカバリ、ウェブサービスメタデータエクスチェンジ、ウェブサービスセキュリティ、及びウェブサービスイベンティングを含む複数のウェブサービスプロトコルに基づく、請求項17に記載の機械読み取り可能媒体。
【請求項19】
前記1つ以上のプロセッサが処理したとき、
新しい印刷装置を発見するディスカバリ要求を生成し前記ネットワークを介して送信する段階をさらに有し、前記印刷装置は前記ディスカバリ要求の受信に応答して前記通知データを送信させる1つ以上の追加命令をさらに有する、請求項13に記載の機械読み取り可能媒体。
【請求項20】
前記属性データは前記印刷装置と関連するドライバにアクセスするために使用される場所データを含み、前記1つ以上のプロセッサにより実行されたとき、前記場所データに基づき前記ドライバを読み出させる1つ以上の追加命令をさらに有する、請求項12に記載の機械読み取り可能媒体。
【請求項21】
前記属性データは前記印刷装置と関連するドライバにアクセスするために使用される場所データを含み、前記1つ以上のプロセッサにより実行されたとき、前記クライアント装置に前記場所データを送信する1つ以上の追加命令をさらに有する、請求項12に記載の機械読み出し可能媒体。
【請求項22】
前記印刷装置を登録する段階は、印刷装置登録システムに前記印刷装置を識別する参照情報を追加する段階を含む、請求項13に記載の機械読み取り可能媒体。
【請求項23】
前記1つ以上のプロセッサが処理したとき、
前記印刷装置が印刷データ処理に利用できないことの表示を受信する段階と、
前記メッセージの受信に応答して、前記印刷装置登録システム中の前記印刷装置の状態を交信し前記印刷装置がオフラインであることを示す段階をさらに有する、請求項22に記載の機械読み取り可能媒体。
【請求項24】
前記通知データはマルチキャストメッセージフォーマットに従うメッセージで受信され、
前記属性データ要求はマルチキャストメッセージフォーマットに従う、請求項13に記載の機械読み取り可能媒体。
【請求項25】
印刷装置を自動登録するプリンタマネージャであって、
通信ネットワークを介して前記印刷装置から、前記印刷装置が印刷データ処理に利用可能であることを示す通知データを受信し、
前記印刷装置から前記通知データを受信したのに応答して、属性データ要求を生成して前記印刷装置に送信し、
前記印刷装置から、前記印刷装置の1つ以上の属性の1つ以上の属性値を含む属性データを受信し、
前記印刷装置から前記属性データを受信したのに応答して、前記属性データに基づき前記印刷装置を登録するように構成されたプリンタマネージャ。
【請求項26】
前記1つ以上の属性は、前記印刷装置の名称、前記印刷装置のモデル、前記印刷装置の場所、前記印刷装置のネットワークアドレスのうちの1つ以上を含む、請求項25に記載のプリンタマネージャ。
【請求項27】
前記属性データに基づいて、前記印刷装置の識別情報を生成し、
クライアント装置のクライアントプロセスに、前記印刷装置を少なくとも特定する前記識別情報を送信し、
前記クライアントプロセスから前記識別情報を含むデータ印刷要求を受信し、
前記識別情報に基づき、前記印刷装置に前記要求を転送するようにさらに構成された、請求項25に記載のプリンタマネージャ。
【請求項28】
クライアント装置のクライアントプロセスへの前記識別情報の送信は、利用可能印刷装置に対する前記クライアント装置からの問い合わせの受信に応答して実行される、請求項27に記載のプリンタマネージャ。
【請求項29】
前記プリンタマネージャはエージェントプロセスを有し、前記エージェントプロセスは、
前記通知データを受信し、
前記属性データを受信し、
前記印刷装置を登録するように構成された、請求項25に記載のプリンタマネージャ。
【請求項30】
前記エージェントプロセスと前記印刷装置との間の通信は、少なくともウェブサービスディスカバリ、ウェブサービスメタデータエクスチェンジ、ウェブサービスセキュリティ、及びウェブサービスイベンティングを含む複数のウェブサービスプロトコルに基づく、請求項29に記載のプリンタマネージャ。
【請求項31】
新しい印刷装置を発見するディスカバリ要求を生成し前記ネットワークを介して送信する段階をさらに有し、前記印刷装置は前記ディスカバリ要求の受信に応答して前記通知データを送信ようにさらに構成された、請求項25に記載のプリンタマネージャ。
【請求項32】
前記属性データは前記印刷装置に関連するドライバにアクセスするために使用される場所データを含み、前記プリンタマネージャは前記場所データに基づいて前記ドライバを読み出すようにさらに構成された、請求項25に記載のプリンタマネージャ。
【請求項33】
前記属性データは前記印刷装置に関連するドライバにアクセスするために使用される場所データを含み、前記プリンタマネージャはクライアント装置に前記場所データを送信するようにさらに構成された、請求項25に記載のプリンタマネージャ。
【請求項34】
前記印刷装置を登録する段階は、印刷装置登録システムに前記印刷装置を識別する参照情報を追加する段階を含む、請求項25に記載のプリンタマネージャ。
【請求項35】
前記印刷装置が印刷データ処理に利用できないことの表示を受信する段階と、
前記メッセージの受信に応答して、前記印刷装置登録システム中の前記印刷装置の状態を交信し前記印刷装置がオフラインであることを示す段階をさらに有する、請求項34に記載のプリンタマネージャ。
【請求項36】
前記通知データはマルチキャストメッセージフォーマットに従うメッセージで受信され、
前記属性データ要求はマルチキャストメッセージフォーマットに従う、請求項25に記載のプリンタマネージャ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2007−334890(P2007−334890A)
【公開日】平成19年12月27日(2007.12.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−153355(P2007−153355)
【出願日】平成19年6月8日(2007.6.8)
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】