説明

自動接続可能なレーザープロジェクション装置及び方法

【課題】時間を節約し並びに接続の正確性を高めることができる、自動接続可能なレーザープロジェクション装置及び方法の提供。
【解決手段】自動接続可能なレーザープロジェクション装置は、投射延伸制御システムを通して相互に接続された複数組の二次元レーザープロジェクションアセンブリを具え、各アセンブリはレーザー光源と、レーザー光線検出器と、ミラーと、該ミラーに接続された駆動システムを包含する。該方法は上述の装置の実施を通して、複数組の二次元レーザープロジェクションアセンブリがそれぞれフル画像を形成し、重畳領域を形成するのを確認し、二組の二次元レーザープロジェクションアセンブリ中の一組をレーザー光線発射器となし、並びにもう一組をレーザー光線検出器となし、二組のアセンブリを重畳領域内で同一点を指向していることを確認し、並びにもう一組のアセンブリをもう一つのレーザー光線発射器となす。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はプロジェクション装置及びその方法に係り、特に、一種の自動接続可能なレーザープロジェクション装置及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
伝統的な映像の投射延伸の方法は、二組以上のプロジェクターを左右或いは上下に接続する、というものである。接続調整の方式はハードエッジを簡単に重畳させるか或いはエッジ融合の方式でまず特定の図形を打ち出してさらに人工の方式でプロジェクターの投射方向を微調整して接続の精度と咬み合い度を校正する。
【0003】
接続を校正する時、人工的に肉眼で接続の精度を観察する必要があり、且つ長時間の操作、環境の振動或いは温度の変化の後、接続された部分に差異が発生し得て、そのためさらに手作業で校正しなければならなくなり、時間と手間がかかり、非常に不便である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の主要な目的は、一種の自動接続可能なレーザープロジェクション装置及び方法を提供し、現在ある技術に存在する問題を解決することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の自動接続可能なレーザープロジェクション装置は、投射延伸制御システムを通して相互に接続されると共に、それぞれがレーザー光源を具えてレーザー光線を発射できる複数組の二次元レーザープロジェクションアセンブリと、入射レーザー光線を受信並びに検出可能なレーザー光線検出器と、可動で方位調整可能であり、その方位によりレーザー光線を投射するか、或いは入射レーザー光線を受信並びに導入するできるミラーと、該ミラーに接続されてミラーを駆動して方位調整する駆動システムと、を包含する。
【0006】
該二次元レーザープロジェクションアセンブリはこのほかに、偏極分光鏡を具え、該偏極分光鏡は該ミラーに対応するように設置され、入射レーザー光線を該レーザー光線検出器に案内する。
【0007】
該二次元レーザープロジェクションアセンブリはこのほかに、制御システムを具え、該制御システムは該レーザー光源、該レーザー光線検出器及び該駆動システムに接続され、これにより、そのうち一組の二次元レーザープロジェクションアセンブリの制御システムは、レーザー光源のレーザー光線投射を制御し、並びに駆動システムを制御してミラーを駆動し該レーザー光線を画像フレーム上に投射して、レーザー光線発射器とされる。もう一組の二次元レーザープロジェクションアセンブリの制御システムは、該駆動システムを制御してミラーを駆動し、投射レーザー光線の画像フレームで反射されてもう一組の二次元レーザープロジェクションアセンブリ内に入射された入射レーザー光線を検出し、レーザー光線検出器とされる。
【0008】
該二次元レーザープロジェクションアセンブリは二次元MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)レーザープロジェクションアセンブリとされる。
【0009】
本発明の自動接続可能なレーザープロジェクション方法は、自動接続可能なレーザープロジェクション装置を通して実施され、該レーザープロジェクション装置は、投射延伸制御システムを通して相互に接続されると共に、それぞれがレーザー光源を具えてレーザー光線を発射できる複数組の二次元レーザープロジェクションアセンブリと、入射レーザー光線を受信並びに検出可能なレーザー光線検出器と、可動で方位調整可能であり、その方位によりレーザー光線を投射するか、或いは入射レーザー光線を受信並びに導入するできるミラーと、該ミラーに接続されてミラーを駆動して方位調整する駆動システムと、を包含し、
該自動接続可能なレーザープロジェクション方法は、
(1)該複数組の二次元レーザープロジェクションアセンブリ中の二組の二次元レーザープロジェクションアセンブリにそれぞれレーザー光線を投射させてフル画像を形成し、各フル画像はエッジフレームを具えたものとするステップ、
(2)二組の二次元レーザープロジェクションアセンブリのフル画像のエッジフレームが相互に重畳して重畳領域を形成することを確認するステップ、
(3)投射延伸制御システムを通して揺動命令を発し、そのうち一組の二次元レーザープロジェクションアセンブリのレーザー光源に投射レーザー光源を射出させ、並びに該駆動システムを駆動してミラーを駆動し走査を実行してレーザー光源を画像フレーム上に投射し、レーザー光線発射器となし、並びにもう一組の二次元レーザープロジェクションアセンブリの駆動システムに該ミラーを駆動させて、走査を実行し、投射レーザー光線の画像フレームに反射されて該もう一組の二次元レーザープロジェクションアセンブリに入射する入射レーザー光源を検出し、レーザー光線検出器となすステップ、
(4)これら二組の二次元レーザープロジェクションアセンブリが該重畳領域内で同一点を指向することを確認するステップ、
(5)該投射延伸制御システムを通してもう一組の二次元レーザープロジェクションアセンブリをもう一つのレーザー光線発射器となすステップ、
を包含する。
【0010】
上記(3)のステップにおいて、該レーザー光線発射器と該レーザー光線検出器は同一水平面に置かれ、両者の揺動命令は垂直方向にあって同方向とされ、水平方向にあって互いに反対方向である。
【0011】
上記(3)のステップにおいて、該レーザー光線発射器と該レーザー光線検出器は上下に置かれ、両者の揺動命令は垂直方向にあって互いに反対方向であり、水平方向にあって同じ方向である。
【0012】
上記(3)のステップにおいて、該レーザー光線発射器と該レーザー光線検出器の走査は異なる揺動周期で実行される。
【0013】
上記(5)のステップの後に、別のレーザー光線発射器に、該レーザー光線発射器の投射した画像フレームと接続されるレーザー光フレームを投射させる。
【0014】
上記(3)のステップにおいて、該ミラーの走査は走査線式走査である。
【0015】
上記(3)のステップにおいて、該ミラーの走査はリサージュ図形式走査である。
【発明の効果】
【0016】
本発明は人工の接続調整時間を減らし接続の正確性を高め、大幅に作業効率を高める。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の二次元MEMSレーザープロジェクションアセンブリの内部構造表示図である。
【図2】本発明の二次元MEMSミラーの走査線式走査の表示図である。
【図3】本発明の二次元MEMSミラーのリサージュ図形式走査の表示図である。
【図4】本発明の投射映像エッジ融合方式の延伸表示図である。
【図5】本発明の二組の二次元MEMSレーザープロジェクターの重畳領域におけるサーチ同期の表示図である。
【図6】本発明の単線接続表示図である。
【図7】本発明のフレーム接続表示図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本発明は一種の自動接続可能なレーザープロジェクション装置を提供する。以下に添付の図面を組み合わせて本発明の一例についてさらに説明を行う。そのうち、二組の二次元レーザープロジェクションアセンブリを具えたレーザープロジェクション装置の例で説明をしており、該二次元レーザープロジェクションアセンブリはレーザー光線を発射でき、並びにレーザー光線を検出或いは受けとることができ、これによりこの二組の二次元レーザープロジェクションアセンブリは制御を受けてレーザー光線発射器或いはレーザー光線検出器とされる。該二次元レーザープロジェクションアセンブリは二次元レーザープロジェクターとされるか、或いはその他の類似の装置とされ得る。
【0019】
続いて、二組の二次元レーザープロジェクションアセンブリを具えたものを例として本発明の自動接続可能なレーザープロジェクション装置を説明する。説明に便利なように、以下の説明中、本発明の自動接続可能なレーザープロジェクション装置は、簡単に「プロジェクション装置」と称され得る。図5、図6、或いは図7に示されるように、本発明によると、自動接続可能なレーザープロジェクション装置は、二組の二次元レーザープロジェクションアセンブリを包含し、それらはそれぞれ203及び204の符号で表示され、両者は一組の投射延伸制御システム202により相互に接続される。該二次元レーザープロジェクションアセンブリは二次元レーザープロジェクターとされるのがよい。
【0020】
図1を組み合わせて本発明のプロジェクション装置中に用いられる二次元レーザープロジェクションアセンブリ(すなわち、図5、図6及び図7中の二次元レーザープロジェクションアセンブリ203或いは204)の構造を説明する。図1中、該二次元レーザープロジェクションアセンブリは符号100で表示され、それは、ミラー(たとえば二次元MEMSミラー)101、レーザー光源102、レーザー光線検出器103、駆動システム104、ミラー101に対応するように設置された偏極分光鏡105、及び制御システム106で構成される。
【0021】
そのうち、該レーザー光源102、レーザー光線検出器103、駆動システム104は制御システム106に接続され、並びに制御システム106によりその動作が制御される。
【0022】
二次元MEMSミラー101はその角度方位を可動調整でき、駆動システム104は該二次元MEMSミラー101に接続されて、二次元MEMSミラー101を回転させ必要な位置及び角度に移動させる。
【0023】
レーザー光線の発射上、レーザー光源102は制御システム106のスイッチ制御により投射するレーザー光線を出力する。投射されたレーザー光線は出力された後に、偏極分光鏡105を透過して二次元MEMSミラー101に向けて投射され、二次元MEMSミラー101の鏡面に反射された後に、さらに投射される。
【0024】
また、レーザー光線の受信上、入射されたレーザー光線は入射される時、制御システム106がまず駆動システム104を制御して二次元MEMSミラー101を駆動させ、二次元MEMSミラー101を対応する角度となし、正確にレーザー光線を該偏極分光鏡105に入射するように反射させ、偏極分光鏡105はさらに入射レーザー光線を反射してレーザー光線検出器103に至らせる。
【0025】
レーザー光線検出器103に入射したレーザー光線はレーザー光線検出器103により電子信号に変換された後に、制御システム106にレーザー光線がすでに入力されたことを通知する。制御システム106は駆動システム104の駆動パラメータを参考にしてこのときの二次元MEMSミラー101の揺動方向を知ることができる。
【0026】
二次元MEMSミラー101の走査経路は走査線式走査(図2のとおり)及びリサージュ図形式(Lissajous Figure)走査(図3のとおり)の二種類がある。この二種類は画像フレームエッジがいずれもエッジフレームを形成し得る。投射画像延伸技術を利用する時、二組のレーザープロジェクターは図2の走査線式走査或いは図3のリサージュ図形式走査或いはその他の走査方式を通して相互に接続が必要な二組の映像を投影し、並びにエッジフレームの一部重畳により映像の接続を実行する。
【0027】
本発明では一つのプロジェクション装置中に二組の二次元レーザープロジェクションアセンブリを設置してそれぞれ相互に接続が必要である二組の映像を投射する。当然本発明の構造はまた、三組或いはそれ以上の二次元レーザープロジェクションアセンブリに拡充可能であり、それぞれ三組或いはそれ以上の映像を投射するものとできる。
【0028】
これにより、本発明の好ましい実施例によると、投射映像延伸の実施方式は図4のように、投射映像延伸の実施方式は図4に示されるように、二組の二次元MEMSレーザープロジェクションアセンブリ203、204により実施される。
【0029】
図4に示されるように、本発明の映像接続技術の実施において、本発明のプロジェクション装置中の二組の二次元レーザープロジェクションアセンブリ203、204はそれぞれ二次元MEMSレーザー光線発射器203と二次元MEMSレーザー光線検出器204とされる。前述したように、両者の構造はいずれも図1中の二次元MEMSレーザープロジェクションアセンブリ100と同じである。まず、二組の二次元MEMSレーザープロジェクションアセンブリが各自のフル画像(Full Image)200、201を投射させる。続いて、さらに人工調整の方式で、この二組の二次元MEMSレーザープロジェクションアセンブリ203、204或いはそのうちの少なくとも一方を移動させて、二組のフル画像200、201の接合させたいエッジを相互に重畳させて重畳領域205を形成する。
【0030】
図5に示されるように、本発明のプロジェクション装置中の二組の二次元MEMSレーザープロジェクションアセンブリが映像接続を実施する時、一組は二次元MEMSレーザー光線発射器203とされ、もう一組は二次元MEMSレーザー光線検出器204とされる。二組の二次元MEMSレーザープロジェクションアセンブリは投射延伸制御システム202により相互に接続される。
【0031】
本発明によると、映像接続を実施する時、投射延伸制御システム202はレーザー光線発射器203及びレーザー光線検出器204に対して揺動の命令を発し、レーザー光線発射器203とレーザー光線検出器204の制御システムを通してミラー101を駆動して揺動走査を実行する。
【0032】
本発明の実施例によると、投射延伸制御システムの発する揺動命令は接続方向上、互いに反対方向である。すなわち、レーザー光線発射器203及びレーザー光線検出器204を左右に置いて接続する時、上下揺動方向は同じ方向である(いずれも上或いは同じく下)が、左右揺動方向は反対方向(一方が左でもう一方が右)である。また、レーザー光線発射器203とレーザー光線検出器204が上下に置かれて接続する時、上下揺動方向は反対方向であり(一方が上で一方が下)、左右揺動方向は同方向(いずれも左或いはいずれも右)である。しかし、二組の逆方向の走査揺動周期時間は一致しなければならない。同方向の揺動周期時間は一方が速く、もう一方が遅くなければならず、これによって、有限時間内に二組の二次元MEMSレーザープロジェクターが同一点を指向する。このとき、レーザー光線検出器204はレーザー光線発射器203が射出したレーザー光線を検出する。同方向の揺動周期時間はこのとき同期化されて、レーザー光線検出器204が一つの完全な走査フレーム中にあって、重畳領域205内で各1本の走査線がいずれもレーザー光線発射器203からのレーザー光線を受信できたものとされる。
【0033】
投射延伸制御システム202が一つの完全な走査フレーム中で、二組の二次元MEMSレーザープロジェクションアセンブリが毎回走査して重畳領域205に至る時、相互に同一点を指向した後、レーザー光線検出器204に対して命令を下し、それにレーザー光線発射をさせ、これによりレーザー光線発射器203のレーザー光パターンを接続させ、図6及び図7に示されるようである。
【0034】
図6は単線接続、図7はフレーム接続とされる。単線接続の応用は、レーザー水準器のレーザー光線自動接続とされ得る。フレーム接続の応用は画像投影の自動接続とされ得る。
【0035】
レーザー光線が環境変化により接続不良を形成する時は、投射延伸制御システム202に対して再検出接続の命令を下すことができる。再度校正プロセスを完成した後、二つのレーザー光線投影は再度接続される。
【0036】
本発明の好ましい実施例は上に記載されたが、以上述べたことは、本発明の実施の範囲を限定するものではなく、本発明の特許請求の範囲に基づきなし得る同等の変化と修飾は、いずれも本発明の権利のカバーする範囲内に属するものとする。
【符号の説明】
【0037】
100 二次元MEMSレーザープロジェクションアセンブリ
101 二次元MEMSミラー
102 レーザー光源
103 レーザー光線検出器
104 駆動システム
105 偏極分光鏡
106 制御システム
200、201 フル画像
202 投射延伸制御システム
203 二次元MEMSレーザー光線発射器
204 二次元MEMSレーザー光線検出器
205 重畳領域

【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動接続可能なレーザープロジェクション装置において、
投射延伸制御システムを通して相互に接続されると共に、それぞれがレーザー光源を具えて投射レーザー光線を発射できる複数組の二次元レーザープロジェクションアセンブリと、
入射レーザー光線を受信並びに検出可能なレーザー光線検出器と、
可動で方位調整可能であり、その方位により該投射レーザー光線を投射するか、或いは該入射レーザー光線を受信並びに導入できるミラーと、
該ミラーに接続されてミラーを駆動して方位調整する駆動システムと、
を包含することを特徴とする、自動接続可能なレーザープロジェクション装置。
【請求項2】
請求項1記載の自動接続可能なレーザープロジェクション装置において、該二次元レーザープロジェクションアセンブリはこのほかに、偏極分光鏡を具え、該偏極分光鏡は該ミラーに対応するように設置され、入射レーザー光線を該レーザー光線検出器に案内することを特徴とする、自動接続可能なレーザープロジェクション装置。
【請求項3】
請求項1記載の自動接続可能なレーザープロジェクション装置において、該二次元レーザープロジェクションアセンブリはこのほかに制御システムを具え、該制御システムは該レーザー光源、該レーザー光線検出器及び該駆動システムに接続され、これにより、これら二次元レーザープロジェクションアセンブリのうち一組の二次元レーザープロジェクションアセンブリの制御システムは、該レーザー光源の投射レーザー光線の発射を制御し、並びに該駆動システムを制御して該ミラーを駆動し該レーザー光線を画像フレーム上に投射して、レーザー光線発射器とされ、これら二次元レーザープロジェクションアセンブリのうち、もう一組の二次元レーザープロジェクションアセンブリの制御システムは、該駆動システムを制御して該ミラーを駆動し、該投射レーザー光線の画像フレームで反射されて該もう一組の二次元レーザープロジェクションアセンブリ内に入射された入射レーザー光線を検出し、レーザー光線検出器とされることを特徴とする、自動接続可能なレーザープロジェクション装置。
【請求項4】
請求項1記載の自動接続可能なレーザープロジェクション装置において、該二次元レーザープロジェクションアセンブリは二次元MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)レーザープロジェクションアセンブリとされることを特徴とする、自動接続可能なレーザープロジェクション装置。
【請求項5】
自動接続可能なレーザープロジェクション方法において、該方法は自動接続可能なレーザープロジェクション装置を通して実施され、該レーザープロジェクション装置は、投射延伸制御システムを通して相互に接続されると共に、それぞれがレーザー光源を具えて投射レーザー光線を発射できる複数組の二次元レーザープロジェクションアセンブリと、
入射レーザー光線を受信並びに検出可能なレーザー光線検出器と、
可動で方位調整可能であり、その方位により該投射レーザー光線を投射するか、或いは該入射レーザー光線を受信並びに導入できるミラーと、
該ミラーに接続されてミラーを駆動して方位調整する駆動システムと、
を包含し、該自動接続可能なレーザープロジェクション方法は、
(1)該複数組の二次元レーザープロジェクションアセンブリ中の二組の二次元レーザープロジェクションアセンブリにそれぞれ該投射レーザー光線を投射させてフル画像を形成し、各フル画像はエッジフレームを具えたものとするステップ、
(2)該二組の二次元レーザープロジェクションアセンブリのフル画像のエッジフレームが相互に重畳して重畳領域を形成することを確認するステップ、
(3)投射延伸制御システムを通して揺動命令を発し、そのうち一組の二次元レーザープロジェクションアセンブリのレーザー光源に該投射レーザー光源を射出させ、並びに該駆動システムを駆動して該ミラーを駆動し走査を実行してレーザー光源を画像フレーム上に投射し、レーザー光線発射器となし、並びにもう一組の二次元レーザープロジェクションアセンブリの駆動システムに該ミラーを駆動させて、走査を実行し、該投射レーザー光線が該画像フレームに反射されて該もう一組の二次元レーザープロジェクションアセンブリに入射する入射レーザー光源を検出し、レーザー光線検出器となすステップ、
(4)これら二組の二次元レーザープロジェクションアセンブリが該重畳領域内で同一点を指向することを確認するステップ、
(5)該投射延伸制御システムを通してもう一組の二次元レーザープロジェクションアセンブリをもう一つのレーザー光線発射器となすステップ、
を包含することを特徴とする、自動接続可能なレーザープロジェクション方法。
【請求項6】
請求項5記載の自動接続可能なレーザープロジェクション方法において、前記(3)のステップにおいて、該レーザー光線発射器と該レーザー光線検出器は同一水平面に置かれ、両者の揺動命令は垂直方向にあって同じ方向とされ、水平方向にあって互いに反対方向であることを特徴とする、自動接続可能なレーザープロジェクション方法。
【請求項7】
請求項5記載の自動接続可能なレーザープロジェクション方法において、前記(3)のステップにおいて、該レーザー光線発射器と該レーザー光線検出器は上下に置かれ、両者の揺動命令は垂直方向にあって反対方向とされ、水平方向にあって同じ方向であることを特徴とする、自動接続可能なレーザープロジェクション方法。
【請求項8】
請求項5記載の自動接続可能なレーザープロジェクション方法において、前記(3)のステップにおいて、該レーザー光線発射器と該レーザー光線検出器の走査は異なる揺動周期で実行されることを特徴とする、自動接続可能なレーザープロジェクション方法。
【請求項9】
請求項5記載の自動接続可能なレーザープロジェクション方法において、前記(5)のステップの後に、該もう一つの別のレーザー光線発射器に、該レーザー光線発射器の投射した画像フレームと接続されるレーザー光フレームを投射させることを特徴とする、自動接続可能なレーザープロジェクション方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2013−24976(P2013−24976A)
【公開日】平成25年2月4日(2013.2.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−157959(P2011−157959)
【出願日】平成23年7月19日(2011.7.19)
【出願人】(503386056)正▲うえ▼精密工業股▲ふん▼有限公司 (14)
【Fターム(参考)】