説明

自動販売機の金銭授受装置

【課題】紙幣とICカードとを共に受け付け可能で、かつ、ICカードへ積み増し可能な自動販売機の金銭授受装置を提供する。
【解決手段】紙幣処理装置2とICカードリーダライタ3とを一体化し、双方を電気的に接続する。これにより、自動販売機における商品購入時に、紙幣とICカードとを共に受け付けることができる。さらに、紙幣処理装置2とICカードリーダライタ3とを自動販売機の制御部を介して電気的に接続することにより、自動販売機で、ICカードが有する金額情報を、投入された紙幣の金額分だけ積み増しすることを、積み増し処理用の別の装置を設けることなく行うことが可能になる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は自動販売機の金銭授受装置に関し、特に商品購入時に、金銭の授受、および、ICカードに記録された金額情報の記録再生処理を行う自動販売機の金銭授受装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の自動販売機には、商品購入の際に金銭の授受を行う装置として、硬貨を扱う硬貨処理装置と、紙幣を扱う紙幣処理装置とが搭載されている。さらに、この紙幣処理装置に替えて、利用者の利用可能な金額情報が記録されているICカードによって支払いを行うICカードリーダライタが搭載されている自動販売機も出てきている。
そして、近年では、顧客側での利便性、店舗側での販売チャンス獲得という点から、ひとつの自動販売機に紙幣処理装置とICカードリーダライタとを共に搭載することが要求されてきている。しかし、自動販売機の内部には空きスペースがほとんどなく、硬貨処理装置、紙幣処理装置に加え、ICカードリーダライタを搭載しようとすると、商品収容スペースが狭くなってしまう。
【0003】
これについて特開平11−328319号公報(特許文献1)では、従来の自動販売機に搭載されている紙幣処理装置の紙幣投入口の配置面側に、ICカードに対して情報を記録再生処理するカードリーダライタ手段の設けられた着脱可能なカバーを装着する方法が提案されている。この提案によれば、自動販売機の内部にICカードリーダライタを搭載することなく、カードリーダライタ手段の設けられたカバーを自動販売機の外部に装着することにより、従来の自動販売機に、ICカードに対する情報の記録再生処理機能が付加されるようになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平11−328319号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、このように従来の自動販売機にICカードの記録再生処理機能を付加する場合には、商品収容スペース確保の点から、自動販売機の外部に、ICカードへの記録再生処理機能を有する装置、すなわちICカードリーダライタを新たに配置するため、自動販売機自体の寸法が大きくなり、特に商品購入時に紙幣やICカードを挿入する部分が、紙幣処理装置および硬貨処理装置のみが搭載されている場合に比べて、自動販売機本体から突出するという問題点があった。
【0006】
この自動販売機からの突出部分は、商品補充作業時に邪魔になったり、あるいは、ICカードリーダライタの破損や盗難に遭いやすくなったりする可能性がある。
また、近年では、ICカードに記録されている金額情報を積み増しして、1枚のICカードを繰り返し使用することが行われている。従来の自動販売機では、もともと紙幣を扱う紙幣処理装置が搭載されている自動販売機に、あとからICカードを扱うICカードリーダライタを付加するため、ICカードの積み増しを行うために、さらに別の装置を自動販売機に設けなければならず、さらに装置の大型化や商品収容スペースの減少などが生じる。
【0007】
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、紙幣処理装置とICカードリーダライタとが一体化されて、小型で、かつ、ICカードへ積み増し可能な自動販売機の金銭授受装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記問題を解決するために、請求項1に係る発明は、紙幣および金額情報が記録されたICカードによる金銭の授受を行う自動販売機の金銭授受装置であって、紙幣を鑑別して収納する紙幣処理装置と、ICカードに記録されている金額情報を記録再生処理するICカードリーダライタとが一体化されていて、かつ、自動販売機の制御部を介して電気的に接続されるようにしたものである。
【0009】
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の自動販売機の金銭授受装置において、前記紙幣処理装置により前記紙幣を鑑別して収納する紙幣処理モードと、前記ICカードリーダライタにより前記金額情報を記録再生処理するICカード処理モードと、前記紙幣処理装置と前記ICカードリーダライタとにより前記金額情報を積み増し処理するICカード積み増し処理モードと、を切り替え可能なスイッチを有するものである。
【0010】
このような自動販売機の金銭授受装置によれば、紙幣処理装置とICカードリーダライタとが、一体化されているので、自動販売機における商品購入時に、その商品の金額を受け取る手段として、紙幣とICカードとを両方受け付けることができるようになる。
【0011】
また、紙幣処理装置とICカードリーダライタとが、一体化され、さらに自動販売機の制御部を介して電気的に接続されることにより、双方が協働して動作することが可能になり、自動販売機で、ICカードが有する金額情報を、投入された紙幣の金額分だけ積み増しすることを、積み増し処理用の別の装置を設けることなく行うことができる。
【発明の効果】
【0012】
以上説明したように、本発明では、紙幣処理装置とICカードリーダライタとが一体化されているので、自動販売機における商品購入時に、その商品の金額を受け取る手段として、紙幣とICカードとを両方受け付けることができるから、顧客側での利便性、店舗側での販売チャンス獲得という点を向上させることができる。
また、自動販売機で、ICカードが有する金額情報を、投入された紙幣の金額分だけ積み増しすることを、積み増し処理用の別の装置を設けることなく行うことができるから、小型で、かつ、ICカードへ積み増し可能な自動販売機の金銭授受装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】金銭授受装置の側断面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る金銭授受装置を搭載した自動販売機の外観斜視図である。
【図3】金銭授受装置の正面図である。
【図4】金銭授受装置の基板類固定状態の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図2は本発明の実施の形態に係る金銭授受装置を搭載した自動販売機の外観斜視図である。
【0015】
自動販売機30は、その正面側に、商品選択ボタン31を備える自動販売機扉32を有し、この自動販売機扉32に金銭授受装置1が取り付けられている。また、自動販売機扉32には、硬貨投入口33が設けられていて、この奥に図示しない硬貨処理装置が配置される。
【0016】
金銭授受装置1は、紙幣が投入される紙幣投入口9および近づけられたICカードと通信して情報を記録再生処理するアンテナ部14を有しており、自動販売機30は、硬貨、紙幣、ICカードを受け付け可能に構成されている。
【0017】
この金銭授受装置1が取り付けられるスペースは、従来の自動販売機の紙幣処理装置が配置されるスペースであって、本形態の金銭授受装置1は、これに置き換えて取り付けられるようになっている。
【0018】
図1は金銭授受装置の側断面図、図3は正面図である。ただし、図3では、金銭授受装置内部の基板類も示している。
金銭授受装置1は、投入された紙幣の鑑別および収納を行う紙幣処理装置2と、ICカードに対して情報を記録再生処理するICカードリーダライタ3とから構成されている。この金銭授受装置1には自動販売機取付部4が設けられていて、図2に示した自動販売機扉32に取り付けられるようになっている。自動販売機扉32に取り付けられる金銭授受装置1の一方の側、すなわち、自動販売機取付部4から図中右側は、図2に示した自動販売機30の内部に収納され、他方の側、すなわち自動販売機取付部4から図中左側は、自動販売機30の外部に露出する。
【0019】
この自動販売機30の外部に露出する部分には、金銭授受装置1を操作する操作部が設けられていて、操作部は、紙幣処理装置2についての操作が行われる紙幣処理装置操作部5と、ICカードリーダライタ3についての操作が行われるICカードリーダライタ操作部6とから成る。
【0020】
紙幣処理装置操作部5、ICカードリーダライタ操作部6には、それぞれ紙幣処理装置操作部ケース7、ICカードリーダライタ操作部ケース8が設けられていて、紙幣処理装置2およびICカードリーダライタ3が外部から保護されるようになっている。このうち、紙幣処理装置操作部ケース7は、紙幣処理装置2が紙幣を取り扱うことから、防犯のために金属で形成される。また、ICカードリーダライタ操作部ケース8は、ICカードの記録再生処理時に発生する信号に影響を与えないようにプラスチックで形成される。なお、この紙幣処理装置操作部ケース7とICカードリーダライタ操作部ケース8とは、それぞれの材料で形成された後、組み合わされて、一体で形成された構成としてもよい。
【0021】
金銭授受装置1の紙幣処理装置2は、紙幣が投入される紙幣投入口9、投入された紙幣が整列収納される紙幣収納庫10を有しており、この紙幣投入口9と紙幣収納庫10との間には、図示しない搬送ローラによって紙幣を搬送する紙幣搬送路11が設けられている。紙幣搬送路11は、紙幣投入口9から、金銭授受装置1が自動販売機30に設置された状態での水平方向に伸びた後、さらに下方に伸びて配置されている。そして、紙幣搬送路11の終端に紙幣収納庫10が配置される。この紙幣搬送路11では、駆動モータ12が搬送ローラを回転駆動することにより紙幣を搬送するようになっている。さらに、紙幣搬送路11の途中には、紙幣投入口9から投入された紙幣の真贋を判定する鑑別センサ13が配置されている。
【0022】
金銭授受装置1のICカードリーダライタ3は、アンテナ部14に、ICカードと通信することによりICカードに対して情報を記録再生処理するアンテナ基板14aを有している。アンテナ部14は、紙幣投入口9の金銭授受装置1が自動販売機30に設置された状態での下方に配置されており、アンテナ基板14aは、ICカードリーダライタ操作部ケース8の内面近傍に配置されている。また、アンテナ基板14aには、これを貫通する穴が設けられている。
【0023】
アンテナ基板14aの金銭授受装置1の収納側には、スイッチ15aと、金額などの情報をLED(Light Emitting Diode)によって点灯表示する表示部15bとを備えるスイッチLED基板15が、アンテナ基板14aに対向して配置されている。このスイッチ15aにより、金銭授受装置1を、投入された紙幣を鑑別して収納する紙幣処理モード、ICカードに記録されている金額情報を記録再生処理するICカード処理モード、ICカードの金額情報を積み増し処理するICカード積み増し処理モードが切り替えられるようになっている。また、スイッチ15aは、スイッチLED基板15上において、アンテナ基板14aを貫通する穴に対応する位置に配置されていて、その穴を貫通して、ICカードリーダライタ操作部ケース8まで到達するようになっている。
【0024】
表示部15bの金銭授受装置1の外部露出側には、表示部15bの保護および金銭授受装置1の内部隠蔽のため、有色透明の表示部カバー16が設けられている。
また、ICカードリーダライタ操作部ケース8の表面には、ICカードリーダライタ操作部6を保護するとともに、スイッチ表示の情報を提供する銘板17が貼り付けられている。
【0025】
スイッチLED基板15のさらに金銭授受装置1の収納側には、遮蔽板18が設けられていて、遮蔽板18とアンテナ基板14aとの間に電磁気的な閉空間が形成されるようになっている。この遮蔽板18は、金銭授受装置1が自動販売機取付部4を介して、図2に示した自動販売機扉32に取り付けられた際に、自動販売機30の内部にまで収納されない位置に配置されていて、周りの金属がアンテナ信号に影響を与えないようにしている。
【0026】
スイッチLED基板15、遮蔽板18は、ICカードリーダライタ操作部ケース8に設けられた上ボス22、下ボス23によってそれぞれ固定されており、さらに、スイッチLED基板15と遮蔽板18とは、接合ボス24によって接合されている。
【0027】
金銭授受装置1の外部露出側の内部には、紙幣処理装置2の紙幣収納庫10に対向して制御基板19が配置されていて、ICカードとの間で送受信される信号を処理する制御部が構成されており、制御基板19には、アンテナ基板14aおよびスイッチLED基板15が電気的に接続されている。さらに、制御基板19はケーブル20を備え、このケーブル20を介して自動販売機30の図示しない制御部と接続されるようになっている。この制御基板19の金銭授受装置1の収納側には、制御基板19を覆って基板カバー21が設けられていて、制御基板19が保護されている。
【0028】
また、自動販売機30の制御部には、紙幣処理装置2の図示しない制御部も電気的に接続されており、したがって、紙幣処理装置2とICカードリーダライタ3とが、自動販売機30の制御部を介して電気的に接続されている。
【0029】
図4は金銭授受装置の基板類固定状態の説明図である。
図4では金銭授受装置1のICカードリーダライタ操作部6のみ示しており、したがって、図中上方に図1および図3に示した紙幣処理装置操作部5が配置される。
【0030】
ICカードリーダライタ操作部ケース8の内面近傍には、アンテナ基板14aが配置され、このアンテナ基板14aから金銭授受装置1の収納側に向かって、スイッチLED基板15、遮蔽板18が順に配置されている。
【0031】
スイッチLED基板15は、アンテナ基板14aから紙幣処理装置操作部5方向に外れた位置でICカードリーダライタ操作部ケース8に突設された上ボス22により、ICカードリーダライタ操作部ケース8に固定されている。また、遮蔽板18は、アンテナ基板14aから金銭授受装置1の収納側に外れた位置でICカードリーダライタ操作部ケース8に突設された下ボス23により、ICカードリーダライタ操作部ケース8に固定されている。そして、スイッチLED基板15と遮蔽板18とは、接合ボス24により固定されている。
【0032】
上記構成の金銭授受装置1によれば、紙幣処理装置2とICカードリーダライタ3とが一体化されているので、商品購入時、金銭授受装置1が、紙幣およびICカードを両方受け付けることができる。
【0033】
さらに、金銭授受装置1の紙幣処理装置2が、自動販売機30の制御部およびICカードリーダライタ3の制御基板19を介して、ICカードリーダライタ3と電気的に接続され、紙幣処理装置2とICカードリーダライタ3とが協働して動作することが可能になり、ICカードに記録されている金額を、投入された紙幣の金額分だけ積み増しする積み増し処理を、積み増し処理用の別の装置を設けることなく行うことができる。
【0034】
また、本形態の金銭授受装置1において、紙幣処理装置2の構成部品の配置を従来と変え、新たにできた空間を活用してICカードリーダライタ3の構成部品を配置することにより、金銭授受装置1が、従来の紙幣処理装置と同等の寸法で構成される。したがって、すでに自動販売機に搭載されている紙幣処理装置に、本形態の金銭授受装置1を置き換えて組み込むことができる。
【0035】
次に、上記構成の金銭授受装置1における商品購入時の動作処理について説明する。
まず、紙幣による商品購入時の動作処理について説明する。
金銭授受装置1は、通常、紙幣処理モードに設定されている。紙幣投入口9から紙幣が投入されると、金銭授受装置1は、駆動モータ12によって搬送ローラを回転させ、紙幣は、紙幣搬送路11を搬送される。この紙幣は、紙幣搬送路11の途中に配置された鑑別センサ13により、その真贋が判定され、真札と判定されなかった場合には、金銭授受装置1は、駆動モータ12を逆転動作し、その紙幣を紙幣投入口9に戻して排出する。金銭授受装置1が、鑑別センサ13により、投入された紙幣を真札と判定すると、投入された紙幣をさらに搬送して紙幣収納庫10に整列収納する。そして、自動販売機30は、商品選択ボタン31を点灯し、商品選択ボタン31が押されると、押された商品選択ボタン31に対応する商品を搬出し、必要に応じて釣銭を出金して売買を終了する。
【0036】
次に、ICカードによる商品購入時の動作処理について説明する。
最初に、所定のスイッチ15aが押されることにより、金銭授受装置1がICカード処理モードに変更される。すると、自動販売機30は、商品選択ボタン31をすべて点灯する。次いで、商品選択ボタン31が押された後、ICカードが、アンテナ部14のアンテナ基板14aに、ICカードリーダライタ操作部ケース8を隔てて近づけられると、金銭授受装置1は、制御基板19から成る制御部によって、受信した信号と商品金額とから、そのICカードに記録されている金額情報の減算を行う。自動販売機30は、押された商品選択ボタン31に対応する商品を搬出して売買を終了する。
【0037】
ここで、商品選択ボタン31が押される動作、および商品選択ボタン31が押された後ICカードがアンテナ部14に近づけられる動作が、それぞれ一定時間内に行われない場合には、金銭授受装置1は初期状態に戻るようになっている。
【0038】
また、本形態の金銭授受装置1は、ICカードの金額情報を積み増し処理することができる。
この場合、まず、所定のスイッチ15aが押されることにより、金銭授受装置1がICカード積み増し処理モードに変更される。そして、積み増しされる金額分の紙幣が紙幣投入口9から投入され、ICカードが、アンテナ部14のアンテナ基板14aに、ICカードリーダライタ操作部ケース8を隔てて近づけられると、金銭授受装置1は、そのICカードに、投入された紙幣の金額を、そのICカードにもともと記録されていた金額に積み増し、ICカードの金額情報を更新する。
【0039】
ここで、紙幣が紙幣投入口9に投入された後、ICカードがアンテナ部14に近づけられる動作が行われなかった場合、あるいはアンテナ部14に近づけられる動作が一定時間内に行われなかった場合には、金銭授受装置1は投入された紙幣を紙幣投入口9に戻す。
【0040】
また、紙幣が紙幣投入口9に投入された後、ICカードがアンテナ部14に近づけられる動作が行われなかった場合、あるいはアンテナ部14に近づけられる動作が一定時間内に行われなかった場合に、紙幣を紙幣投入口9に戻さず、投入後、そのまま紙幣収納庫10に収納してしまう構成としてもよい。この場合には、金額情報のほか、ICカードの利用者を識別する個人情報も記録されたICカードが用いられ、動作手順としては、紙幣の投入前に、ICカードをアンテナ部14に近づけるようにすればよい。これにより、ICカードの積み増し処理に失敗した利用者の記録が残るため、紙幣収納庫10に収納した紙幣を返金する際のトラブルの発生が防止される。
【符号の説明】
【0041】
1 金銭授受装置
2 紙幣処理装置
3 ICカードリーダライタ
4 自動販売機取付部
5 紙幣処理装置操作部
6 ICカードリーダライタ操作部
7 紙幣処理装置操作部ケース
8 ICカードリーダライタ操作部ケース
9 紙幣投入口
10 紙幣収納庫
11 紙幣搬送路
12 駆動モータ
13 鑑別センサ
14 アンテナ部
14a アンテナ基板
15 スイッチLED基板
15a スイッチ
15b 表示部
16 表示部カバー
17 銘板
18 遮蔽板
19 制御基板
20 ケーブル
21 基板カバー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
紙幣および金額情報が記録されたICカードによる金銭の授受を行う自動販売機の金銭授受装置であって、前記紙幣を鑑別して収納する紙幣処理装置と、前記ICカードに記録されている前記金額情報を記録再生処理するICカードリーダライタとが一体化されていて、かつ、自動販売機の制御部を介して電気的に接続されるようにしたことを特徴とする自動販売機の金銭授受装置。
【請求項2】
前記紙幣処理装置により前記紙幣を鑑別して収納する紙幣処理モードと、前記ICカードリーダライタにより前記金額情報を記録再生処理するICカード処理モードと、前記紙幣処理装置と前記ICカードリーダライタとにより前記金額情報を積み増し処理するICカード積み増し処理モードと、を切り替え可能なスイッチを有することを特徴とする請求項1記載の自動販売機の金銭授受装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2011−44176(P2011−44176A)
【公開日】平成23年3月3日(2011.3.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−248224(P2010−248224)
【出願日】平成22年11月5日(2010.11.5)
【分割の表示】特願2001−240954(P2001−240954)の分割
【原出願日】平成13年8月8日(2001.8.8)
【出願人】(000237710)富士電機リテイルシステムズ株式会社 (1,851)
【Fターム(参考)】