説明

自動車用の前照灯ブロック及び対応する自動車

本発明は、下面を有する前照灯(4)と前照灯サポート(6)からなる、自動車用の前照灯ブロック(2)であって、上記自動車は、概ね垂直な壁(12)に連結された概ね水平な上縁(10)を有するストーンシールド(8)を特に有する、自動車用の前照灯ブロックにおいて、前照灯サポート(6)は、前照灯の下面の少なくとも一部分を受けて支持するように適合化された本体(30)を有し、上記本体は、前照灯の下面の下に、上記下面から概ね垂直な方向に概ね一定の距離(d)離して上記ストーンシールドの上縁(10)を少なくとも部分的に支持するように適合化された、ストーンシールド支持手段を備え、上記前照灯ブロック(2)は、自動車への固定手段を有することを特徴とする、自動車用の前照灯ブロックに関する。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、前照灯と前照灯サポートからなる自動車用の前照灯ブロックに関し、この自動車は、ストーンシールドを特に有する。また本発明は、このような前照灯ブロックが装備された自動車にも関する。本発明による前照灯ブロックは、特に自動車の前部用のものである。
【背景技術】
【0002】
様々な前照灯の固定装置が実在している。
【0003】
第1の装置は、その上に前照灯の下面の前部が取り付けられる複雑な形状の部品を、自動車の前部横桁に取り付けることからなる。前照灯の後部は、自動車の上部固定構造に取り付けられる。しかしながら、この装置は、前照灯の固定と正確な方向決めのための、デリケートな多くの調整を必要とするという問題を呈する。他方、自動車のストーンシールドが、自動車の中央部と側方部に取り付けられるが、前照灯の高さには支持されない。この支持の不在は、衝突の際のストーンシールドと前照灯の抵抗に関する妨げとなることがあり、また前照灯とストーンシールドとの間に、不整で美的でない隙間を生じる。
【0004】
他の1つの装置は、例えば文献FR−2 783 797に記載されているような、1つの参照部品に連結されたストーンシールドと前照灯を含んで仮組み立てされて一体化され、自動車の前部構造に取り付けるための、前面を製作することからなる。文献FR−2 827 251にもこの種の装置が記載されており、この文献においては、参照部品がストーンシールドを前照灯の下面に対して隙間なしに押し付ける。この装置は、迅速で簡単な組み立てを可能にするが、このように構想された自動車にしか使用することはできず、仮組み立ての前面を有しない自動車に適合化させることはできない。
【特許文献1】FR−2 783 797
【特許文献2】FR−2 827 251
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、自動車に容易に固定することができ、しかし一体化された前部構造は作らず、ストーンシールドを前照灯から概ね一定の距離に維持するストーンシールドの支持ももたらす、前照灯ブロックを提供することによって、上記の問題点を緩和することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の第1の対象は、下面を有する前照灯と前照灯サポートからなる自動車用の前照灯ブロックであって、上記自動車は、概ね垂直な壁に連結された概ね水平な上縁を有するストーンシールドを特に有する、自動車用の前照灯ブロックにおいて、上記前照灯サポートは、上記前照灯の下面の少なくとも一部分を受けて支持するように適合化された本体を有し、上記本体は、上記前照灯の下面の下に、上記下面から概ね垂直な方向に概ね一定の距離だけ離して上記ストーンシールドの上縁を少なくとも部分的に支持するように適合化されたストーンシールド支持手段を備え、上記前照灯ブロックは、上記自動車への固定手段を有することを特徴とする、自動車用の前照灯ブロックに関する。
【0007】
実施の1形態においては、上記ストーンシールド支持手段は、上記本体の周囲の少なくとも一部の上を連続して延びる。他の実施の形態においては、上記ストーンシールド支持手段は、上記本体の周囲の一部の上に規則的に配分される。この後者の形態は、噴霧管またはその他の自動車部品のような前照灯の装備品を、ストーンシールド支持手段の間を通過させることを可能にする。これらの実施の形態は、前照灯の高さにおけるストーンシールドの有効な支持を得ることを可能にする。
【0008】
有利に、上記ストーンシールド支持手段は、上記前照灯の下面の縁の可視部に沿って、上記可視部の下を伸びる。ストーンシールドと前照灯の間の一定の間隔が前照灯の可視部の高さに確保され、全体の美観を改善する。
【0009】
特有の実施の1形態においては、上記ストーンシールド支持手段は、上記前照灯の下面の下を上記下面に概ね平行に伸びる、その上に上記ストーンシールドが載る、少なくとも1つの支持面を有する。
【0010】
1変形においては、上記ストーンシールド支持手段は、上記前照灯サポートの本体に剛に連結され、その上部が上記少なくとも1つの支持面を形成する、少なくとも1つの支持用の脚部を有する。
【0011】
特に、上記支持用の脚部の上記少なくとも1つの支持面は、その長辺が上記前照灯サポートの本体の周囲に沿って伸びる概ね平らな面でありえる。この場合、ストーンシールドの極めて安定な支持が得られる。
【0012】
他の変形においては、上記ストーンシールド支持手段は、その各支持面は、その長辺が上記前照灯サポートの本体の周囲に概ね直交して伸びる、概ね平らな面である、複数の支持用の脚部を有する。
【0013】
1変形においては、所要空間に応じて支持面の2つのタイプを組み合わせることができる。
【0014】
有利に、上記前照灯サポートの本体に、上記前照灯の位置決め及び固定手段、及び自動車への固定手段が設けられる。位置決め及び固定手段は、前照灯の前照灯サポートの上への配置を容易にし、このことは、組み立て時間を減少し、調整を最小限にすることを可能にする。
【0015】
特に、上記位置決め及び固定手段は、上記前照灯の下面の対応する部分の中へ挿入されるように適合化された位置決め用の舌状片と、上記前照灯の後部の高さにおいて上記前照灯の下面に剛に取り付けられるように適合化された固定用の脚を有する。従って、前照灯を前照灯サポートに対して移動させ、次いで前照灯を前照灯サポートから完全に取り出すためには、固定用の脚を取り外すだけで充分である。この移動は、前照灯を前照灯サポートから完全に取り外さないで前照灯へアクセスすることを容易にするので、前照灯の電球を交換するときに有利に利用することができる。
【0016】
本発明の他の1つの対象は、概ね垂直な壁に連結された概ね水平な上縁を有するストーンシールドと、本発明による前照灯ブロックを有する自動車に関する。
【0017】
有利に、上記前照灯サポートの自動車への固定手段は、上記自動車の上部固定構造への少なくとも1つの固定用の脚と、上記自動車の下部固定構造への少なくとも1つの固定用の脚を有する。この、構造の2点への固定は、前照灯サポートの良好な安定を確保する。
【0018】
有利に、上記自動車は、上記下部固定構造を形成する縦桁を有し、上記少なくとも1つの固定用の脚は、逆L字上の部品を介して上記縦桁へ取り付けられ、上記逆L字の短辺が上記少なくとも1つの固定用の脚へ連結され、上記逆L字の長辺が上記縦桁へ連結される。
【0019】
1変形においては、自動車の前部の美観を改良するために、上記ストーンシールドと上記前照灯の間の垂直方向の間隔を塞ぐように、装飾部品が、上記ストーンシールドの上縁の上に取り付けられる。
【0020】
有利に、上記ストーンシールド支持手段は、概ね水平な面における上記前照灯サポートの本体の周囲に概ね直交する方向に沿って、上記ストーンシールドの前部の壁から所定の距離にあり、同じ方向に沿って、上記ストーンシールドの先端が上記前照灯から離れるように、上記前照灯から所定の距離にあるように形成される。この形態は、幾つかの利点を有する。一方ではストーンシールドの前部の壁と前照灯との間の間隔が、他方ではストーンシールドの先端と前照灯との間の間隔が、弱い衝撃を受けた際に、ストーンシールドが、前照灯サポートと前照灯との少なくとも一方に損傷を及ぼすことなく移動することを可能にする。ストーンシールドの先端と前照灯との間の間隔は、前照灯が移動するストロークのスペースとして機能し、従って前照灯は、ストーンシールド支持手段まで前進させることができ、このようにして、例えば電球またはその他の部品を交換するための前照灯の後面に面した空間を開放することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
さて、非限定的な添付図面を参照して本発明を説明する。これらの図において:
−図1は、本発明による自動車用の前照灯ブロックとストーンシールドの分解組立斜視図であり;
−図2は、前照灯サポートの上面斜視図であり;
−図3は、ストーンシールドを除く、搭載位置における、図1の部品のA−A線に沿って切断した断面図であり;
−図4は、装着位置における、図1の部品のB−B線に沿って切断した断面図であり;
−図5は、前照灯サポートの他の1つの実施の形態を表す図2に類似の図である。
【0022】
図1は、前照灯4と前照灯サポート6からなる前照灯ブロック2を表す。この前照灯ブロック2は、自動車の前部用のものであり、1つのストーンシールド8のみが示されている。ストーンシールド8は、例えば、周知の方法で、側方端部が自動車の車体に、中央部が前部横桁に固定される。
【0023】
ストーンシールド8は、図4に見られるように、概ね垂直な壁12に連結された概ね水平な上縁10を有する。
【0024】
前照灯4は、前面壁16と装着位置において概ね水平な下縁18を有する外面ガラス14を有する(図4)。外面ガラス14は、後奥底面22及び概ね水平な底面24を有するボックス20と、密封状態に連結される。前照灯4の下縁18は、ボックス20の底面24の上に位置する面内に位置決めされる。
【0025】
以下の文面において、外面ガラス14の下縁18及びボックス20の底面24を、「前照灯の下面」と呼ぶ。図示しない変形において、例えば外面ガラス14が下縁18を有さないときには、前照灯の下面は、ボックスの底面24のみから形成することができる。
【0026】
前照灯4は、自動車の固定部に対する、少なくとも2つの固定用の脚26を有する。図示された実施の形態においては、ボックス20に連結された3つの固定用の脚26が設けられている。同様に、ボックス20は、底面24に近接して位置する、前照灯サポート6に対する少なくとも2つの固定用の脚27を有する(図3)。これらの固定用の脚26、27は、ボルトまたは類似のものによって、自動車または前照灯サポートへの取り付けを可能にする穴を有する。固定用の脚26は、例えば前部の上横桁と自動車の車体(図示しない)へ取り付けられる。
【0027】
また、底面24は、前照灯サポート6に対する位置決め手段を有する。この位置決め手段は、少なくとも2つのくぼみ28からなり、そのうちの1つが図4に示されている。これらのくぼみ28は、同一方向、例えば自動車の縦方向に向けられており、前照灯サポート6に設けられた対応する舌状片が差し込まれるように形成される。
【0028】
図2を参照して、前照灯サポート6について説明する。前照灯サポート6は、前照灯の下面の少なくとも一部を受けて支持するように適応化された本体30を有する。この例においては、本体30は、前照灯の底面24を支持する。従って、本体30の形状は、底面24の形状と、概ね相補的である。本体30から切り抜かれ、表面上に突出した2つの舌状片32が、前照灯の位置決め手段を形成する。舌状片32は、前照灯の底面24のくぼみ28の中へ差し込まれるように形成されている(図3)。望ましくは、舌状片32は、自動車の縦方向に沿って、自動車の前へ向けて、くぼみ28の中に差し込まれる。
【0029】
本体30は、ストーンシールドの上縁10を少なくとも部分的に支持するための、ストーンシールド支持手段34を有する。
【0030】
図2〜4に示す実施の形態においては、ストーンシールド支持手段34は、本体30の周囲に剛に連結され、それぞれ概ね平らな上の支持面38を有する脚部36を有する。脚部36は、前照灯が前照灯サポート6の上に置かれる時に、脚部36の支持面38が、前照灯の下面の下に、概ね垂直方向に、概ね一定の距離dを有して伸びるように、適合化される(図3)。これらの支持面38は、図4に示すように、ストーンシールドの上縁10の支持の役割を果たす。この実施の形態においては、支持面38の長辺が本体30の周囲に沿って伸びる。
【0031】
ストーンシールドの正確な支持を確保するために、脚部36は、前照灯4の下面の縁の可視部40に沿って、該可視部の下を、伸びることが望ましい。脚部36は、可視部40に沿って規則的に配分されることが望ましいが、可視部40に沿って連続する1つの脚部を形成することもできる。
【0032】
また、本体30は、例えば、本体30の後部に配置され、穴が設けられた固定用の脚42のような、前照灯の固定手段も有する(図2)。これらの固定用の脚42は、ボルト止めまたは類似の手段によって、前照灯の固定用の脚27に固定される(図3)。
【0033】
最後に、本体30は、自動車の固定部への固定手段も有する。これらの固定手段は、例えば、穴が設けられ、概ね水平または垂直で、自動車の車体の上側部(図示しない)に固定される、少なくとも1つの脚44を有する。また、固定手段は、本体30の下に位置づけられた、本体30に平行で、脚44から離れた、少なくとも1つの脚46も有する(図4)。
【0034】
この脚46は、自動車の下固定部に取り付けられる。図示された例においては、脚46は、逆L字状の部品50を介して、自動車の縦桁48に取り付けられる。このようなL字の短辺は、脚46と本体30の間に挿入されて、ボルトまたは類似のものによって、本体30へ固定され、一方、L字の長辺は、ボルトまたは類似のものによって、縦桁48へ固定される。
【0035】
脚44、46は、このようにして、前照灯サポート6の自動車に対する良好な固定を確保し、前照灯への力の伝達を制限する。
【0036】
図5に示す実施の形態においては、ストーンシールド支持手段34は、図2を参照して説明したような脚部36と、概ね垂直方向に伸びる脚部36’を有する。ストーンシールドの支持面38’は、脚部36’の上の部分によって形成され、大部分が本体の周囲に対して直交して延びる、概ね平らな面である。剛性を改善するために、幾つかの脚部36’は、場合によっては連結部材(図示しない)によって互いに連結することができる。
【0037】
間隔をおいて設けられた脚部36または36’は、自動車の装備品を通過させるための空間を設けることを可能にする。
【0038】
例えば、装飾部品56をストーンシールドの上縁10の上に取り付けることができる(図1、4)。この場合、この装飾部品をストーンシールドへ垂直方向に固定するためのボルトまたはクリップが、脚部36または36’の間に設けられる。このような装飾部品は、美観上の目的で、ストーンシールドと前照灯の間の距離dを、少なくとも部分的に塞ぐことを可能にする。
【0039】
ストーンシールド支持手段34は、前照灯が前照灯サポートの上に取り付けられ、ストーンシールド8が脚部36、36’の上に置かれたときに、ストーンシールドの前の壁12と脚部36、36’の最前部との間と、ストーンシールドの上縁の先端58と前照灯との間に、前照灯サポートの本体の周囲に概ね直交する方向に、間隔d1、d2がそれぞれ生じるように形成される(図4)。これらの間隔は、弱い衝撃を受けた際に、ストーンシールドが、前照灯サポート及び前照灯に損傷を及ぼすことを回避することを可能にする。これらの間隔は、例えば、4km/hのオーダの衝撃に耐えるように選定され、例えば約15mmである。
【0040】
他方、間隔d2の存在は、前照灯の固定用の脚27、26が切り離されたときに、図3に矢印Fで示されているように、前照灯4を自動車の前方へ向けて、舌状片32の向きに沿って距離d2だけ移動することを可能にする。図に鎖線で示された前照灯4の新しい位置は、前照灯の後奥底面22の側面の空間を開放し、前照灯や、前照灯の後に配置された自動車のその他の部品にアクセスすることを可能にする。
【0041】
前照灯ブロックとストーンシールドの組み立ては、次のように実行される。
【0042】
最初に、前照灯サポート6を、固定用の脚44、46によって、自動車に固定する。固定用の脚44、46の間の間隔は、前照灯サポートの極めて安定した固定を可能にする。次いで、ストーンシールド8の上縁10を、前照灯サポート6のストーンシールド支持手段34の上に載せて、ストーンシールド8を配置する。場合によっては、装飾部品56を、ストーンシールドの上縁10の上に取り付けることができる。次いで、前照灯の底面のくぼみ28が、前照灯サポート6の舌状片32と一直線になるように、前照灯4を前照灯サポート6の上に置く。そこで、舌状片32をくぼみ28の中に差し込む。最後に、前照灯4を、固定用の脚27によって前照灯サポートへ、また固定用の脚26によって自動車へ固定する。
【0043】
従って、位置決め手段と、固定用の脚の数が少ないこととによって、前照灯の取り外しと再組み立ては、容易かつ迅速である。前照灯サポートが所定の位置に配置されるので、前照灯の各操作作業ごとの調整を実行する必要はない。
【0044】
勿論、前照灯に対するサポートの位置決め手段の他の実施の形態を構想することが可能である。例えば、脚を前照灯に設けることが可能である。様々な固定用の脚の数と位置は、各自動車の構造に応じて変更することができる。
【図1】

【図2】

【図3】

【図4】

【図5】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
下面を有する前照灯(4)と前照灯サポート(6)からなる、自動車用の前照灯ブロック(2)であって、上記自動車は、概ね垂直な壁(12)に連結された概ね水平な上縁(10)を有するストーンシールド(8)を特に有する、自動車用の前照灯ブロックにおいて、
上記前照灯サポート(6)は、上記前照灯の下面の少なくとも一部分を受けて支持するように適合化された本体(30)を有し、上記本体は、上記前照灯の下面の下に、上記下面から概ね垂直な方向に概ね一定の距離(d)だけ離して上記ストーンシールドの上縁(10)を少なくとも部分的に支持するように適合化された、ストーンシールド支持手段(34)を備え、上記前照灯ブロック(2)は、上記自動車への固定手段(44、46、26)を有することを特徴とする、自動車用の前照灯ブロック。
【請求項2】
上記ストーンシールド支持手段(34)は、上記本体(30)の周囲の少なくとも一部の上を連続して延びることを特徴とする、請求項1に記載の自動車用の前照灯ブロック。
【請求項3】
上記ストーンシールド支持手段(34)は、上記本体(30)の周囲の一部の上に規則的に配分されることを特徴とする、請求項1に記載の自動車用の前照灯ブロック。
【請求項4】
上記ストーンシールド支持手段(34)は、上記前照灯の下面の縁の可視部(40)に沿って、上記可視部(40)の下を伸びることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1つに記載の自動車用の前照灯ブロック。
【請求項5】
上記ストーンシールド支持手段(34)は、上記前照灯の下面の下を上記下面に概ね平行に伸びる、その上に上記ストーンシールドが載る、少なくとも1つの支持面(38、38’)を有することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1つに記載の自動車用の前照灯ブロック。
【請求項6】
上記ストーンシールド支持手段(34)は、上記前照灯サポートの本体に剛に連結され、その上部が上記少なくとも1つの支持面(38、38’)を形成する、少なくとも1つの支持用の脚部(36、36’)を有することを特徴とする、請求項5に記載の自動車用の前照灯ブロック。
【請求項7】
上記支持用の脚部(36)の上記少なくとも1つの支持面(38)は、その長辺が上記前照灯サポートの本体の周囲に沿って伸びる概ね平らな面であることを特徴とする、請求項6に記載の自動車用の前照灯ブロック。
【請求項8】
上記ストーンシールド支持手段(34)は、その各支持面(38’)は、その長辺が上記前照灯サポートの本体の周囲に概ね直交して伸びる、概ね平らな面である、複数の支持用の脚部(36’)を有することを特徴とする、請求項6に記載の自動車用の前照灯ブロック。
【請求項9】
上記前照灯サポートの本体(30)に、上記前照灯の位置決め及び固定手段(32、42)、及び自動車への固定手段(44、46)が設けられることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1つに記載の自動車用の前照灯ブロック。
【請求項10】
上記位置決め及び固定手段は、上記前照灯の下面の対応する部分(28)の中へ挿入されるように適合化された位置決め用の舌状片(32)と、上記前照灯の後部の高さにおいて上記前照灯の下面に剛に取り付けられるように適合化された固定用の脚(42)を有することを特徴とする、請求項9に記載の自動車用の前照灯ブロック。
【請求項11】
概ね垂直な壁(12)に連結された概ね水平な上縁(10)を有するストーンシールド(8)と、請求項1〜10のいずれか1つに記載の自動車用の前照灯ブロック(2)を有することを特徴とする自動車。
【請求項12】
上記前照灯サポートの自動車への固定手段は、上記自動車の上部固定構造への少なくとも1つの固定用の脚(44)と、上記自動車の下部固定構造への少なくとも1つの固定用の脚(46)を有することを特徴とする、請求項9または10に従属する、請求項11に記載の自動車。
【請求項13】
上記自動車は、上記下部固定構造を形成する縦桁(48)を有し、上記少なくとも1つの固定用の脚(46)は、逆L字上の部品(50)を介して上記縦桁(48)へ取り付けられ、上記逆L字の短辺が上記少なくとも1つの固定用の脚(46)へ連結され、上記逆L字の長辺が上記縦桁(48)へ連結されることを特徴とする、請求項12に記載の自動車。
【請求項14】
上記ストーンシールドと上記前照灯の間の垂直方向の間隔を塞ぐように、装飾部品(56)が、上記ストーンシールドの上縁(10)の上に取り付けられることを特徴とする、請求項11〜13のいずれか1つに記載の自動車。
【請求項15】
上記ストーンシールド支持手段(34)は、概ね水平な面における上記前照灯サポートの本体(30)の周囲に概ね直交する方向に沿って、上記ストーンシールドの前部の壁(12)から所定の距離(d1)にあり、同じ方向に沿って、上記ストーンシールドの先端が上記前照灯(4)から離れるように、上記前照灯から所定の距離(d2)にあるように形成されることを特徴とする、請求項11〜14のいずれか1つに記載の自動車。

【公表番号】特表2007−516119(P2007−516119A)
【公表日】平成19年6月21日(2007.6.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−519950(P2006−519950)
【出願日】平成16年7月5日(2004.7.5)
【国際出願番号】PCT/FR2004/001741
【国際公開番号】WO2005/007449
【国際公開日】平成17年1月27日(2005.1.27)
【出願人】(503041797)ルノー・エス・アー・エス (286)
【Fターム(参考)】