説明

色選択グラフィカル・ユーザー・インタフェース

【課題】 グラフィックス描画プログラムの色選択において、色選択時に1つ又はそれ以上の色を固定するしかなく、ユーザ操作が煩わしい。
【解決手段】 本発明はグラフィカル・ユーザー・インタフェース(GUI)を開示する。GUIは、色空間で各色成分の独立した混合を行って色選択を可能にするカラーパレットを含んでいる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はグラフィックス・アプリケーション分野に関する。詳細には、本発明はグラフィックス・アプリケーションにおける色選択に関する。
【背景技術】
【0002】
ページレイアウトプログラム、グラフィカル描画プログラム、及びグラフィカル処理プログラム等のコンピュータソフトウェアプログラムにより、ユーザは色を含む電子文書を作成、編集、及び表示することが可能になる。典型的には、このようなプログラムにより、ユーザは文書を印刷することもできる。更に、多くのプログラムは文書を表示装置にプリンタで出力されることになる色に特定の関係を有する色彩で描画しようと試みる。
【0003】
従来の写真編集ソフトウェア等のグラフィックス描画プログラムは、描画のための色を選択できる。しかしながら、表示装置は2次元であり、一方で対象の色空間は3成分(RGB、Lab、HSV)、又は4成分(CMYK)である。従って、プログラム・グラフィカル・ユーザー・インタフェース(GUI)は、典型的には残りの色成分を固定して2つの色成分相互のプロットを表示する。色選択時に1つ又はそれ以上の色を固定するしかないので、ユーザ操作は煩わしいものになる。
【0004】
従って、色選択時に各々の色成分を表示するインタフェースが望まれる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
1つの実施形態において、グラフィカル・ユーザー・インタフェース(GUI)が開示される。GUIは、色空間内で各色成分の独立した混合を行うことで色選択を可能にするカラーパレットを備える。
【0006】
別の実施形態において、コンピュータ処理方法が開示される。この方法は、GUI経由で色選択を受信する段階と、色選択に対応する混合色を生成する段階と、GUIのカラーパレット内で混合色を取り囲むプロットを描画する段階と、混合色を生成するために使用される色空間の各々の成分を示すプロットからの矢印を描画する段階とを含む。
【0007】
更に別の実施形態において、印刷ソフトウェア製品を格納するメモリ、メモリに接続され印刷ソフトウェア製品を実行するプロセッサ、及びプロセッサが印刷ソフトウェア製品を実行すると同時にグラフィカル・ユーザー・インタフェース(GUI)を表示する表示装置を含むコンピュータシステムが開示される。GUIは、色空間内で各色成分の独立した混合を行うことで色選択を可能にするカラーパレットを含む。
本発明は、以下の図面と併せて詳細な説明を読むことでより理解することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】データ処理システム・ネットワークの1つの実施形態を示す。
【図2】従来の色選択GUIの画面ショットである。
【図3】色選択を行う1つの実施形態を示すフローチャートである。
【図4A】色選択GUIの1つの実施形態の画面ショットを示す。
【図4B】色選択GUIの1つの実施形態の画面ショットを示す。
【図4C】色選択GUIの1つの実施形態の画面ショットを示す。
【図5A】カラーパッチ選択の1つの実施形態の画面ショットを示す。
【図5B】カラーパッチ選択の1つの実施形態の画面ショットを示す。
【図6】コンピュータシステムの1つの実施形態を示す。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に色選択GUIを説明する。以下の説明では本発明を完全に理解するための複数の具体的な詳細を説明する。しかしながら、当業者であれば、本発明はこれらの具体的な詳細の一部が無くても実施できることが理解できるはずである。本発明の基本原理が曖昧になるのを避ける目的で、周知の構造及び装置がブロック図形式で示される場合もある。
【0010】
明細書で言及する「1つの実施形態」又は「実施形態」は、実施形態に関連して説明される特定の特徴、構造、又は特性が、本発明の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。明細書の様々な箇所に出現する語句「1つの実施形態」は、必ずしも同じ実施形態を参照するとは限らない。
【0011】
図1はデータ処理システム・ネットワーク100の1つの実施形態を示す。ネットワーク100は、卓上型又は携帯型データ処理システムとすることができ、通信リンク104を経由してネットワーク106に接続するデータ処理システム102を含む。1つの実施形態において、データ処理システム102は、全て公知のプロセッサ、ローカルメモリ、不揮発性記憶装置、及びキーボード、マウス、トラックボール等の入力/出力装置を含む従来型のデータ処理システムである。1つの実施形態において、データ処理システム102は、ウィンドウズ(登録商標)・オペレーティング・システム又は他のオペレーティング・システム、及び/又はデータ処理システム102がネットワーク106内のリソースを使用する目的でネットワーク106と通信することを可能にするネットワークドライバを備えて使用する。
【0012】
ネットワーク106は、印刷要求を遠隔プリンタ又はプリントサーバへ送ることができるローカルエリアネットワーク(LAN)又は任意の他のネットワークとすることができる。通信リンク104は、ネットワークアダプタ又はドッキングステーション等の形式とすること、及びイーサネット(登録商標)又はAS/400ネットワーク等のネットワーク通信プロトコルを使用したデータ処理システム102とネットワーク106との間の通信をサポートすることができる。
【0013】
1つの実施形態において、ネットワーク106は、プリントサーバ108とネットワーク106との間の通信リンク110を介して受信したネットワーク106上の印刷要求を処理するプリントサーバ108を含む。その後、プリントサーバ108は、通信リンク110を介して印刷要求をプリンタ109へ送信して印刷を行うが、プリンタ109は通信リンク111を介してネットワーク106に接続されている。
【0014】
別個の構成要素として説明したが、別の実施形態ではプリントサーバ108を1つ又はそれ以上のプリンタ109に組み込むことができる。更に別の実施形態では、プリントサーバ及びプリンタは、物理的に別個の構成要素とすることができる。従って、図1に示すデータ処理システム・ネットワークは本発明を説明及び例示する目的で選択されたものであり、構造的限定を暗示することを意図していない。当業者であれば、種々の追加的構成要素を本発明に関連して使用可能であることを理解できるはずである。
【0015】
1つの実施形態のデータ処理システム102はコンピュータソフトウェア製品を実行して、1つ又はそれ以上のプリンタ109で印刷することができる文書の色選択をカラー表示装置上で可能にする。データ処理システム102は色選択を容易にするGUI120を含む。前述のように、従来型のプログラム装置は、残りの色成分を固定して2つの色成分相互のプロット表示を実行する。例えば、図2は、第3の色成分(青色)を一定に保持した状態で2つの色成分(例えば、赤色対緑色)を表示する従来型カラーピッカーGUIの画面ショットである。更に、従来型のプログラムにはCMYK成分を相互に表示するオプションがない。
【0016】
1つの実施形態において、GUI120は、色空間内で各色成分の独立した混合を行うことで色選択を可能にする。つまり、GUI120のユーザは、1つの色成分を固定することなく表示色の混合を対話形式で調節できる。図3は、データ処理システム102で作動するコンピュータソフトウェア製品を用いて実行される、色選択の1つの実施形態を示すフローチャートである。
【0017】
処理ブロック310において、GUI120と対話するユーザからの最初の色選択を受信する。1つの実施形態において、色選択は、ユーザがカーソル制御装置(例えば、マウス)を操作することで行われる。例えば、ユーザは、マウスを使用してカラーパレット・ウインドウ内の一点でダブルクリックすることができる。もしくは、ユーザは、単純に色成分値をGUI120に入力して色選択を行うことができる。処理ブロック320において、コンピュータソフトウェア製品は、選択値(又は入力値)に対応する混合色を計算する。処理ブロック330において、計算された混合色を取り囲むようにプロット描画を行うが、混合色はプロット中心の色である。
【0018】
処理ブロック340において、プロット中心を始点とする色空間の各成分を表す矢印を描画する。例えば、CMYKに関しては4本の矢印、RGB又はLabに関しては3本の矢印を描画する。1つの実施形態において、各矢印の方向は特定の色成分が変化する方向を示すが、矢印の長さはどれくらい急激にその色成分が変化するかを示す。
【0019】
別の実施形態において、ユーザは、矢印を方々にドラッグすることで矢印を再配置して各成分の方向及び変化量を変更できる。従って、処理ブロック350において、矢印の移動が検出されたか否かの判定を行う。任意の色成分の矢印の移動が検出されると、処理ブロック360においてパレットに示される色が変更される。その後、制御は新しく選択された混合色を取り囲むようにプロット描画を行う処理ブロック330に戻る。
【0020】
矢印の移動が検出されない場合、判断ブロック370において、別の色選択が行われたか否かが判定される。別の色選択が行われた場合、制御は新しい混合色を計算する処理ブロック320へ戻る。そうでない場合、制御は、別の矢印移動が検出されたか否かを判定する処理ブロック350へ戻る。
【0021】
図4A及び4Bは、前述の図3で説明した処理過程を用いて実行される色選択GUI400の1つの実施形態の画面ショットを示す。図4Aは、CMYKを用いて色選択を行うGUI400の実施形態を示す。GUI400は、ユーザが色成分値を入力及び/又は変更できる色成分選択ボックスを有する。図4Aに示すように、現在選択されているCMYKカラーは色成分値C=127、M=64、Y=31、B=15である。
【0022】
また、GUI400は、シアン、マジェンタ、イエロー、及びブラックを表す矢印412、414、416、及び418を備えるカラープロット410の中心ピクセルにおいて現在選択されている色描画を有するカラーパレット405を含む。前述のように、色成分は矢印の長さで決まる。従って、色成分の増加は各々の矢印の長さに比例する。
【0023】
図4Aは、シアン成分412が垂直方向に変化すると共にマジェンタ成分414が水平方向に変化する色を示す。例えば、シアン成分412はプロット上で上方向に急激に変化すると共に下方向に急激に減少する。同様に、マジェンタ成分414は右方向に急激に増加すると共に左向きに急激に減少する。イエローの矢印416及びブラックの矢印418は短いので、これらの成分は左方向及び下方向にゆっくりと増加する。
【0024】
1つの実施形態において、各成分の矢印はベクトルと見なすことができる。例えば、シアンベクトルはC=(CX、CY)とすることができる。プロット上の任意の点に位置するベクトルP=(x、y)を考えると(ここで(0、0)は、プロット中心であり、カラープロットの範囲はX軸で−127から+127、Y軸で−127から+127である)、シアン成分の変化は、2つのベクトル:ΔC=C*P=CX*x+CY*yのドット積である。従って、開始値(0、0)を加えると点(x、y)でのシアン値がもたらされる。その後、この処理過程を全ての他の色空間成分に関して、プロット内の全ての点に対して独立に繰り返す。C、M、Y、及びKの各々の有効範囲は0から225であり、計算結果の値が0以下の場合は0に設定する。同様に、計算結果の値が255より大きい場合は255に設定する。
【0025】
図4Aにおいて、シアン矢印412はC=(0.0、1.0)で表すことができる。すなわち、矢印412はY方向の上方向にのみ向いている。例えば、ユーザが矢印を僅かに右方向にドラッグすると、シアン矢印412はC=(0.2、1.0)となる。結果として、プロットは新しい色でもって再計算される。任意の点(例えば、P=(15、10))を検討すると、これは中心点から15ピクセルだけ右方向で中心点から10ピクセルだけ上方向であり、この特定のピクセルでのシアン成分の値は、C=127+0.2*15+1.0*10=140である。マジェンタ矢印は依然としてM=(1.0、0.0)を向いているので、同じ点での新しいマジェンタ成分はM=63+1.0*15+0.0*10=78である。この処理は4色成分の各々に関して全てのプロット内の全ての点に対して行われるので、プロット内の全てのピクセルに対してカラー値がもたらされる。
【0026】
矢印はマウスを使用して任意の方向に縮めるか又は伸ばすことができる。図4Bは、プロットが主としてシアン対イエローを示すように、イエロー矢印416及びマジェンタ矢印414をドラッグした後のGUI400の実施形態を示す。図4Bに示すように、選択色(例えば、プロット中心)は、矢印をドラッグしても変わらない。1つの実施形態において、新しい中心色は、パレット405上のどこかでマウスをダブルクリックすることで選択できる。この選択により、GUI400は新しく選択された色を取り囲む新しいプロットを表示することになる。
【0027】
図4Cは新しい色が選択された後のGUI400を示す。図4Cに示すように、プロット420の新しい中心はC=98、M=107、Y=135、B=11の成分値を有するように描画され、色成分選択ボックス内で自動的に更新される。この処理過程は、所望の色が見つかるまで繰り返すことができる。色選択が完了すると、ユーザはOKボタンを選択できる。
【0028】
別の実施形態において、色選択コンピュータソフトウェア製品は、印刷ソフトウェア製品に含めることができ、プリンタ109で印刷されることになるカラーパッチの選択が可能になる。従来、カラーパッチは、該カラーパッチがシアン対マジェンタ、又はマジェンタ対イエローとして配置される、複数のページ上に印刷されている。本発明の色選択メカニズムにより、カラーパッチは変更できる。図5Aは、色選択を実行するパッチ選択メカニズムの1つの実施形態を示し、シアン、マジェンタ、イエロー、及びブラックをそれぞれ表す矢印512、514、516、及び518を有するカラープロット510を含んでおり、矢印512、514、516、及び518はプロット510から描画される。
【0029】
1つの実施形態において、1つ又はそれ以上の矢印が長さゼロに縮められると、対応する色成分の値は全てのパッチに関して同じになる。図5Bはシアン成分412及びブラック成分518の矢印をゼロに縮めた場合の1つの実施形態を示す。このような実施形態において、縮小された色成分は矢印をもたない小さなカラードットによって示され、ユーザが何かを掴みドラッグして色成分にアクセスできるようになっている。別の実施形態において、スライダ550がパッチの右側に配置されており、各々のパッチに関して色成分を全体的に変更できるようになっている。
【0030】
図6は、データ処理システム102及び/又はサーバ108を組み込むことができるコンピュータシステム600を示す。コンピュータシステム600は、情報通信のためのシステムバス620、及びバスに620に接続され情報を処理するためのプロセッサ610を含む。更に、コンピュータシステム600は、バス620に接続され、情報及びプロセッサ610が実行する命令を格納するランダムアクセスメモリ(RAM)又は他の動的格納装置625(本明細書ではメインメモリと呼ぶ)を備える。
【0031】
また、メインメモリ625は、プロセッサ610による命令実行の間に一時的な変数又は他の中間情報を格納するために使用できる。また、コンピュータシステム600は、バス620に接続され、プロセッサ610が使用する情報及び命令を格納するリードオンリーメモリ(ROM)及び他の静的格納装置626を備える。磁気ディスク又は光ディスク、及び対応するドライブ等のデータ格納装置625は、コンピュータシステム600に接続することができ、情報及び命令を格納するようになっている。
【0032】
また、コンピュータシステム600は、I/Oインタフェース630経由で第2のI/Oバス650に接続することができる。表示装置624、入力装置(例えば、英数字入力装置623及び/又はカーソル制御装置622)を含む複数のI/O装置は、I/Oバス650に接続することができる。通信装置621は他のコンピュータ(サーバ又はクライアント)へのアクセスを目的としたものである。通信装置621は、イーサネット、トークンリング、又は他の形式のネットワークに使用する、モデム、ネットワークインタフェースカード、又は他の公知のインタフェース装置を含むことができる。
【0033】
本発明の実施形態は、前述の種々のステップを含むことができる。これらのステップは、機械実行可能命令に組み込むことが可能である。命令は汎用又は専用プロセッサに特定のステップを実行させるように使用できる。もしくは、これらのステップは、ステップを実行するハードワイヤードロジックを含む特定のハードウェア・コンポーネントでもって、又はプログラムコンピュータ構成部品と専用素と特定用途向けハードウェア構成部品との任意の組み合わせでもって実行することができる。
【0034】
また、本発明の構成要素は、機械実行可能命令を格納するための機械可読媒体として提供できる。機械可読媒体は、限定されるものではないが、フロッピー(登録商標)ディスク、光ディスク、CD−ROM、及び光磁気ディスク、ROM、RAM、EPROM、EEPROM、磁気カード、光カード、伝搬媒体、又は電子的命令を格納するために適した媒体/機械可読媒体とすることができる。例えば、本発明は、通信リンク(例えば、モデム又はネットワーク接続)経由で搬送波又は他の伝搬媒体に統合されたデータ信号として遠隔コンピュータ(例えば、サーバ)から要求側コンピュータ(例えば、クライアント)へ伝送できる、コンピュータプログラムとしてダウンロードできる。
【0035】
本発明の多数の変更例及び変形例は、前述の説明を読めば当業者にはもちろん明白になるが、任意の特定の実施形態は例示的に示されて説明されており、本発明を限定するものではないことを理解されたい。従って、種々の実施形態に詳細に言及しているが、本発明の本質として見なされる特徴のみを列挙する請求の範囲を限定することは意図されていない。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータ処理方法であって、
グラフィカル・ユーザー・インタフェース(GUI)を介して色選択を受信する段階と;
前記色選択に対応した混合色を生成する段階と;
前記GUIのカラーパレット内に混合色を取り囲むプロットを描画する段階と;
前記混合色を生成するために使用される色空間の各成分を表す矢印を前記プロットから描画する段階と;
を含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記矢印の各々の方向は、特定の成分が変化する方向を示すことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記矢印の長さは、対応する成分が移動する場合にどれだけ急激に変化するかを示すことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
各々の矢印は、各成分の方向及び量を変更するために前記GUIを使用して再配置可能であることを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項5】
1つ又はそれ以上の前記矢印の移動を検出する段階と;
1つ又はそれ以上の前記矢印が移動された後に前記矢印で表される前記色成分に対応するように前記カラーパレット内で色を変更する段階と;
を更に含むことを特徴とする請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記矢印で示される前記色成分に対応する第2の色選択が行われたか否かを判定する段階と;
前記矢印で示される前記色成分に対応する第2の混合色を生成する段階と;
を更に含むことを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記矢印は4本の矢印を含み、各々がシアン、マジェンタ、イエロー、及びブラック(CMYK)色空間の色に対応することを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記矢印は3本の矢印を含み、各々がレッド、グリーン、及びブルー(RGB)色空間の色に対応することを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項9】
コンピュータソフトウェア製品を格納するためのメモリと;
前記メモリに接続され、印刷ソフトウェア製品を実行するためのプロセッサと;
前記プロセッサは前記コンピュータソフトウェア製品を実行すると、グラフィカル・ユーザー・インタフェース(GUI)を表示する表示装置と、
を備え、
前記GUIは、色空間の各色成分の独立した混合を行うことで色選択を可能にするカラーパレットを備えることを特徴とするコンピュータシステム。
【請求項10】
前記カラーパレットは、
パレット内の選択された色に対応する混合色を中心とするプロットと、
前記混合色を生成するために使用される、前記プロットを取り囲み色空間の各々の成分を表す複数の矢印と、
を備えることを特徴とする請求項9に記載のコンピュータシステム。
【請求項11】
前記矢印の各々の方向は、特定の成分が変化する方向を示すことを特徴とする請求項10に記載のコンピュータシステム。
【請求項12】
前記矢印の長さは、対応する成分が移動する場合にどれだけ急激に変化するかを示すことを特徴とする請求項11に記載のコンピュータシステム。
【請求項13】
前記矢印を再配置するためのカーソル制御装置を更に備えることを特徴とする請求項10に記載のコンピュータシステム。
【請求項14】
各々の矢印は、各成分の方向及び量を変更するために再配置可能であることを特徴とする請求項13に記載のコンピュータシステム。
【請求項15】
矢印の再配置は、再配置後に矢印で示される色成分に対応するようにパレット内の色を変更することを特徴とする請求項14に記載のコンピュータシステム。
【請求項16】
色成分値の編集を可能にする1つ又はそれ以上色成分選択ボックスを更に備えることを特徴とする請求項10に記載のコンピュータシステム。
【請求項17】
前記矢印は4本の矢印を含み、各々がシアン、マジェンタ、イエロー、及びブラック(CMYK)色空間の色に対応することを特徴とする請求項10に記載のコンピュータシステム。
【請求項18】
前記矢印は3本の矢印を含み、各々がレッド、グリーン、及びブルー(RGB)色空間の色に対応することを特徴とする請求項10に記載のコンピュータシステム。
【請求項19】
データを含む機械可読媒体を備える製品であって、該データは機械がアクセスすると該機械に、
グラフィカル・ユーザー・インタフェース(GUI)を介して色選択を受信し;
前記色選択に対応した混合色を生成し;
前記GUIのカラーパレット内に混合色を取り囲むプロットを描画し、;
前記混合色を生成するために使用される色空間の各成分を表す矢印を前記プロットから描画する;
操作を行わせるようになっていることを特徴とする製品。
【請求項20】
前記矢印の方向は、特定の成分が変化する方向を示すことを特徴とする請求項19に記載の製品。
【請求項21】
前記矢印の長さは、対応する成分が移動する場合にどれだけ急激に変化するかを示すことを特徴とする請求項20に記載の製品。
【請求項22】
各々の矢印は、各成分の方向及び量を変更するために前記GUIを使用して再配置可能であることを特徴とする請求項21に記載の製品。
【請求項23】
前記機械がアクセスすると該機械に、
1つ又はそれ以上の前記矢印の移動を検出し;
1つ又はそれ以上の前記矢印が移動された後に前記矢印で表される前記色成分に対応するように前記カラーパレット内で色を変更する;
操作を更に行わせることを特徴とする請求項22に記載の製品。
【請求項24】
前記機械がアクセスすると該機械に、
前記矢印で示される前記色成分に対応する第2の色選択が行われたか否かを判定し;
前記矢印で示される前記色成分に対応する第2の混合色を生成する;
操作を更に行わせることを特徴とする請求項23に記載の製品。
【請求項25】
前記矢印は4本の矢印を含み、各々がシアン、マジェンタ、イエロー、及びブラック(CMYK)色空間の色に対応することを特徴とする請求項19に記載の製品。
【請求項26】
前記矢印は3本の矢印を含み、各々がレッド、グリーン、及びブルー(RGB)色空間の色に対応することを特徴とする請求項19に記載の製品。
【請求項27】
色空間の各々の色成分の独立した混合をもたらすことで色選択を可能にするカラーパレットを備えるグラフィカル・ユーザー・インタフェース(GUI)。
【請求項28】
前記カラーパレットは、
パレット内の選択された色に対応する混合色を中心とするプロットと、
前記混合色を生成するために使用される、前記プロットを取り囲み色空間の各々の成分を表す複数の矢印と、
を備えることを特徴とする請求項27に記載のGUI。
【請求項29】
前記矢印の各々の方向は、特定の成分が変化する方向を示すことを特徴とする請求項28に記載のGUI。
【請求項30】
前記矢印の長さは、対応する成分が移動する場合にどれだけ急激に変化するかを示すことを特徴とする請求項29に記載のGUI。
【請求項31】
各々の矢印は、各成分の方向及び量を変更するために再配置可能であることを特徴とする請求項30に記載のGUI。
【請求項32】
矢印の再配置は、再配置後に矢印で示される色成分に対応するようにパレット内の色を変更することを特徴とする請求項31に記載のGUI。
【請求項33】
前記矢印は4本の矢印を含み、各々がシアン、マジェンタ、イエロー、及びブラック(CMYK)色空間の色に対応することを特徴とする請求項27に記載のGUI。
【請求項34】
前記矢印は3本の矢印を含み、各々がレッド、グリーン、及びブルー(RGB)色空間の色に対応することを特徴とする請求項27に記載のGUI。

【図1】
image rotate

【図3】
image rotate

【図6】
image rotate

【図2】
image rotate

【図4A】
image rotate

【図4B】
image rotate

【図4C】
image rotate

【図5A】
image rotate

【図5B】
image rotate


【公開番号】特開2012−85300(P2012−85300A)
【公開日】平成24年4月26日(2012.4.26)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2011−225578(P2011−225578)
【出願日】平成23年10月13日(2011.10.13)
【出願人】(509129277)インフォプリント・ソリューションズ・カンパニー・エルエルシイ (26)
【Fターム(参考)】