説明

茶葉ならびに茎の固まりで作られた茶香

【課題】お茶を作るうえで不良品ならび生産時にでる粉茶ならび茎を糊剤と混ぜ練り込むことによって出来上がった茶香を焚く為の商品として生産することが出来ることを提供する。
【解決手段】不良のお茶ならび生産時にでた粉茶ならび茎を粉砕し、糊剤と混ぜ練り合わせ型枠に入れ成型する。成型されたものは乾燥し商品となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、お茶を作る時に出る粉茶ならびに茎また、自然災害等に起因する事由により商品価値を逸した茶葉ならびに茎を固めて作りだされた塊(以下を茶香と呼ぶ)に関するものである。
【背景技術】
【0002】
これまで、お茶の葉の製造段階において、粉になった葉ならびに茎の部分は多くの場合処分されていました。しかし、近年には茶葉を使用した技術が提案され又は実施されている。例えば、特開平11−139955号ならび特開2003−321324号に開示された物は取り出したエキスを構成要素としている。また、特開2005−218438号に開示された物は芳香を着香させている。すなわち、茶葉ならびに茎そのものではなく化学処理が必要とされたものである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
今までお茶の葉の製造段階で多くの場合捨てられていた粉になった葉ならびに茎の部分を利用することができまた、自然災害等に起因する事由により商品価値を逸した茶葉ならびに茎を固めて焚く事で芳香を発散する物として使用することができる。また、茶葉から化学処理されて抽出されたエキスのみを用いる物とは異なり、茶葉ならび茎そのものを使用することが可能である。
【0004】
そこで、本発明は従来多くの場合廃棄処分されていた、茶葉ならびに茎を固め茶香炉ようの焚く為の物ならびに人体をパックする為に作り出された茶香を提供することを目的とするものである。
【問題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、上記目的を達成するために提案された物であって、第1の発明(請求項1記載の発明)は、茶葉ならびに茎を糊剤で練り合わせ、乾燥させ固めたものである。
【0006】
また、第2の発明は(請求項2記載の発明)は、茶葉ならびに茎を粉末状に粉砕し、糊剤で練り合わせ型枠(例えば木型)に入れ乾燥後できあがった塊の物を示す。
【0007】
また、第3の発明は(請求項3記載の発明)は、茶葉ならびに茎を粉末状に粉砕し、粘土(カオリンならびモンモリオナイトを主成分とするもの)と調合しペースト状にした物を示す。
【0008】
上記第1の発明(請求項1記載の発明)を構成する茶香は、茶葉ならびに茎を糊剤で練り合わせ、乾燥させ固めたもので、糊剤には蜂蜜、でん粉、樹液などの天然自然材のものを使用し、焚いた時に人体に害のないものである。リラクゼーション、消臭ならび殺菌効果を有する為に使用する事のできる茶香全ての物を指し示す。
【0009】
上記第2の発明(請求項2記載の発明)は、茶葉ならびに茎を粉末状に粉砕し、糊剤と混ぜ練り合わせた素材を型枠(例えば木型)に入れ形を整え、乾燥して出来上がった茶香である。リラクゼーション、消臭ならび殺菌効果を有する為に使用する事のできる茶香全ての物を指し示す。
【0010】
上記第3の発明(請求項3記載の発明)は、粘土と茶葉を調合したパックは吸収ならび吸着力に優れ、皮膚の老廃物ならび余分な皮脂の除去に効果がある物を指し示す。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
今まで、お茶を作るうえで出ていたお茶の葉の粉ならび茎の部分また、自然災害等に起因する事由により商品価値を逸した茶葉を多くの場合はごみとして処分していましたが味などに関係のない、芳香のため焚くものとして製品とすることが可能になります。
【実施例】
【0012】
今までお茶の葉の製造段階で多くの場合捨てられていた粉になった葉ならびに茎の部分を利用することや、自然災害等に起因する事由により商品価値を逸した茶葉ならびに茎を固めて焚く事で芳香を発散する物として使用することにより、商品価値の再生およびゴミの減量による処理コストの削減に貢献できる。
【発明の効果】
【0013】
茶香を供するため、茶葉ならびに茎を固める事により、茶香炉(茶葉を芳香のため焚く香炉)を使用し焚いた時に散らばったりしなく、使用前には塊を置き、使用後は塊のまま捨てることができ利便性が向上する。
【0014】
本発明(請求項1記載の発明及び請求項2記載の発明)によれば、茶香を作る事によって今まで産業廃棄物として捨てていた不良品ならびお茶を生産する時に出ていた粉茶ならび茎を商品として生産することが可能となる。お茶の生産地の経済効果に寄与することとなる。
【0015】
茶香を焚くことにより、お茶の芳香を簡便に楽しむことが出来るとともにリラクゼーション、消臭ならびに殺菌効果が期待できる。
【0016】
粘土と茶葉を調合しペースト状にした物をパックに使用することで茶葉の効用により、人体の皮膚より不要な物を効率良く吸収ならび吸着力し、皮膚の老廃物ならび余分な皮脂の除去する効果が期待できる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
茶葉ならびに茎を固め芳香の為に焚くもの。
【請求項2】
茶葉ならびに茎を粉にして固め芳香の為に焚くもの。
【請求項3】
茶葉ならびに茎を粉にして粘土と調合しペースト状したもの。

【公開番号】特開2008−120779(P2008−120779A)
【公開日】平成20年5月29日(2008.5.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−335094(P2006−335094)
【出願日】平成18年11月14日(2006.11.14)
【出願人】(598042987)有限会社シーム (3)
【Fターム(参考)】